電子レンジでWi-Fiが切れる対策|アルミホイルは効く?電磁波カットの効果も解説

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電子レンジの影響でWi-Fiが切れやすい!アルミホイルで対策は可能?

電子レンジを使ったら突然Wi-Fiが切れたという経験をしたことはありますか?これは、電子レンジとWi-Fiが同じ2.4GHz帯の電波を使うために起こる「電波干渉」です。対策の答えを先にまとめると、次の3つです。

  1. 5GHz帯のWi-Fiにつなぎ替える(ルーターのSSIDの末尾が「-5G」「-A」などのもの)
  2. ルーターを電子レンジから離す(キッチンの家電の近くや金属製の棚の中を避ける)
  3. 切れると困る機器はLANケーブルで有線接続にする(テレビ・ゲーム機・デスクトップパソコンなど)

アルミホイルでルーターや電子レンジを覆う方法は、電波を遮って逆効果になることがあるのでおすすめしません。また、電子レンジ用の電磁波カットフィルムやシートは、Wi-Fiが切れる問題への効果をメーカー公式では確認できませんでした。

この記事では、電子レンジがWi-Fiに与える影響と対策の手順、電子レンジ以外の家電による干渉、電子レンジの電波は身体に悪いのか、電磁波カットグッズとアルミホイルの実際について解説します。Wi-Fiが切れやすいとお悩みの方は参考にしてください。

電子レンジの電磁波でWi-Fiが切れやすくなる

電子レンジの電磁波でWi-Fiが切れやすくなる

Wi-Fiが切れる時があるんだけど、電子レンジの電磁波が影響しているって本当かな?

私たちの生活に欠かせない電子レンジですが、その便利さの裏で、Wi-Fi接続に意外な影響を与えていることをご存知でしょうか。電子レンジが作動すると、その電磁波がWi-Fiの信号を妨害し、インターネット接続が不安定になることがあります。

キッチンで電子レンジを使いながらリビングでネットを使っている場合、突然接続が切れたり、速度低下に悩まされたりすることがありませんか。この現象は、電子レンジとWi-Fiが使用する周波数帯が近いために起こります。この問題の原因となる電磁波の性質、そして日常生活でのWi-Fiの使用にどのような影響を及ぼすのかを詳しく解説します。

電子レンジが影響してWi-Fiが切れる理由

電子レンジがWi-Fi接続に影響を与える主な理由は、電子レンジが使う電波とWi-Fiの周波数帯が重なることにあります。家庭用電子レンジは2.45GHz付近の電波で食品を温めており、これはWi-Fiの2.4GHz帯の範囲に入っています。バッファローも、Wi-Fiと同じ周波数を使う機器として「電子レンジ(加熱調理中のみ)」を挙げています(参照:バッファロー公式FAQ)。

電子レンジが稼働すると、その電波がWi-Fiの信号に干渉し、データの送受信が不安定になります。干渉が起きるのは加熱している間だけなので、「レンジを使っているときだけ切れて、止めると戻る」のが典型的な症状です。特に、Wi-Fiルーターや通信中のスマホが電子レンジに近い場所にある場合に起こりやすくなります。

電子レンジのドアや壁が電磁波をある程度遮断するものの、完全には防げず、微量の電磁波が漏れ出してWi-Fiの信号に影響を及ぼすのです。このため、電子レンジを使用している間はWi-Fi接続が不安定になり、インターネットの速度が低下したり、最悪の場合は接続が完全に途切れることもあります。

電子レンジ以外の機器で電波干渉はある?

電子レンジだけでなく、他の家庭用電化製品もWi-Fiの電波干渉を引き起こす可能性があります。例えば、無線電話・Bluetoothデバイス・ベビーモニターなどは、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の周波数を使用しているため、Wi-Fiの信号に干渉することがあります。

これらの機器が同時に稼働すると、電波が混み合い、インターネット接続の速度低下や切断が起こることがあります。特に、家の中で多くの無線機器を使用している場合には注意が必要です。テレビだけネットが切れる場合は、テレビだけネットに繋がらないときの対処法もあわせて確認してください。

電子レンジの電波は身体に悪い?

電子レンジが発する電波について、人体への悪影響が心配されることがあります。電子レンジは扉や本体で電波を庫内に閉じ込める構造になっており、外に漏れる量には規格で上限が設けられています。たとえばカナダ保健省は、本体表面から5cmの位置での漏えいの上限を1mW/cm²(庫内に負荷を入れた状態)としており、この上限は健康への悪影響が生じるとされる水準より少なくとも10倍低く、正しく手入れされた電子レンジなら既知の健康リスクはないと説明しています(参照:カナダ保健省「Microwave ovens」)。

また総務省は、電波の強さについて国際的なガイドラインと同等の安全基準を定めており、これまでの研究では基準を下回るレベルの電波と健康への影響との因果関係は確認されていないとしています(参照:総務省 令和3年版 情報通信白書「生体電磁環境対策の推進」)。

ただし、扉がきちんと閉まらない、扉やパッキンが破損しているといった状態では電波が漏れやすくなる可能性があります。そのような場合は使用をやめ、メーカーに点検・修理を相談しましょう。

電子レンジとWi-Fiの電波干渉を改善する方法

電子レンジとWi-Fiの電波干渉を改善する方法

多くの人が家庭で経験している、電子レンジの使用時にWi-Fiが不安定になる現象。実は、いくつかのシンプルな工夫でこの問題を解決できます。ここからは、電子レンジの使用中にWi-Fiの信号が干渉されるのを防ぐための方法をご紹介します。これらの対策は、特別な技術的なスキルを必要とせずに実施ができ、Wi-Fi接続の安定性を高めることが可能です。

電子レンジからWi-Fiルーターを離して設置する

家庭内でWi-Fiの接続が不安定になる一因として、電子レンジとWi-Fiルーターの近さが挙げられます。電子レンジから発せられる電波がWi-Fiの信号に干渉し、通信の品質を低下させるのです。バッファローは、ルーターの設置場所として「電子レンジなどの家電の近くは避ける」「床から1〜2mの高さに設置する」「できるだけ家の中心に設置する」「金属製の棚や棚の中などの見えない場所は避ける」ことを案内しています(参照:バッファロー公式FAQ)。

2.4GHz帯を使い続ける場合は、ルーターの無線チャンネルを変えるのも方法です。バッファローは、ほかの無線機器と1mほど離れている場合、チャンネルを5chほど離すと影響が小さくなるとしています(参照:バッファロー公式FAQ)。置き場所のNG例は、Wi-Fiルーターの置き場所の正解とNGな場所で詳しく解説しています。

Wi-Fiの周波数を変えて5GHzを使う

電子レンジの電磁波によるWi-Fiの干渉を避ける効果的な方法の一つに、Wi-Fiの周波数帯を2.4GHzから5GHzに変更することがあります。多くのルーターは、2.4GHzと5GHzの両方の帯域をサポートしており、帯域を選択して使用が可能です。5GHz帯は2.4GHz帯よりも干渉が少なく、より高速でデータ転送ができます。

スマホやパソコンのWi-Fi設定で、SSIDの末尾が「-5G」「-A」などになっているものが5GHz帯です(表記はメーカーによって異なります)。例えば、オンラインゲームや高解像度の動画ストリーミングなど、大量のデータ転送を必要とする使い方には5GHz帯が適しています。ただし、5GHz帯の信号は2.4GHz帯よりも壁や障害物に弱いため、ルーターから離れた部屋では信号が弱くなることがあります。その場合はルーターの位置を調整するか、必要に応じてWi-Fiの中継器やメッシュWi-Fiを使うといいでしょう。方法はWi-Fiの電波が弱いときに電波を強くする7つの方法でまとめています。

有線接続に切り替える

Wi-Fiの電波干渉を避けるには、有線接続に切り替えるのもおすすめです。特に、インターネット速度が重要なオンラインゲームや大容量のデータ転送を行う場合、有線接続は安定した高速通信が可能です。LANケーブルでルーターに直接つなげば、電子レンジの電波の影響を受けません。ルーターから離れた部屋まで配線したい場合は、LANケーブルを壁に這わせる方法も参考にしてください。中継器と有線の関係は中継器は有線接続だと意味がない?で解説しています。

また、有線接続はWi-Fiよりもセキュリティ面で優れているというメリットもあります。状況に応じてWi-Fiと有線のどちらを使用するかを選択し、最適なインターネット環境を構築しましょう。

電子レンジの電磁波カットグッズとWi-Fi対策に役立つ製品

電子レンジによるWi-Fiの電波干渉を対策できる製品

電子レンジの電磁波カットフィルムやシートは、「電子レンジ 電磁波カット」で探す人が多い商品です。ただし、Wi-Fiが切れる問題を解決したいなら、まず見直すべきはルーターと使う周波数帯です。目的別に整理すると次のとおりです。

目的向いている製品Wi-Fiが切れる問題への効果
Wi-Fiの切断を減らしたい5GHz帯に対応したWi-Fiルーターメーカーが「電子レンジの干渉を受けにくい」と案内
電子レンジの近くの電磁波が気になる電磁波カットフィルム・シートメーカー公式で確認できず

干渉を自動で避けるWi-Fiルーター(バッファロー WSR-1500AX2L/N)

今のルーターが古く、2.4GHz帯しか使えない機種なら、5GHz帯に対応したルーターへの買い替えがいちばん確実な対策です。バッファローのWSR-1500AX2L/Nは、Wi-Fi 6に対応したルーターで、2.4GHz帯と5GHz帯の両方を使えます。

メーカーによると、メッシュ機能(EasyMesh)を使っているときに電子レンジのノイズで通信が途切れると、ノイズの少ない帯域へ自動で切り替える「干渉波自動回避機能」を備えています。また、電波の強さに応じて2.4GHz帯と5GHz帯を自動で振り分ける「バンドステアリングLite」にも対応しています(参照:バッファロー WSR-1500AX2L/N 製品ページ)。ルーターの買い替え時期の目安はWi-Fiルーターの寿命と買い替えタイミングで解説しています。

項目内容
規格Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)
最大速度5GHz帯:1201Mbps/2.4GHz帯:300Mbps
電子レンジ対策の機能干渉波自動回避機能(EasyMesh使用時)

電子レンジ用電磁波カットフィルム レンジバリア

「レンジバリア」は、電子レンジの扉の窓部分に貼る透明な電磁波カットフィルムです。ハサミで電子レンジの窓のサイズに合わせて切り、ガラス部分に貼り付けて使います。透明なので、貼ったあとも庫内の様子を見られます。窓の大きさは機種によって違うので、買う前に自宅の電子レンジの窓の縦横を測っておくと安心です。電子レンジの近くに立つときの電磁波が気になる人向けの商品です。一方で、Wi-Fiが切れる問題への効果はメーカー公式では確認できませんでした。Wi-Fiの対策としては、先に紹介したルーターの置き場所や5GHz帯への切り替えを優先しましょう。

項目内容
貼る場所電子レンジの扉の窓部分
向いている人電子レンジの近くの電磁波が気になる人
Wi-Fiが切れる問題への効果メーカー公式で確認できず

ROOM SMARTER

ROOM SMARTERは、家電製品の表面に直接貼って使う電磁波対策のシートです。パソコン・電子レンジ・IHクッキングヒーター・冷蔵庫・テレビ・エアコンなど、さまざまな家電に使えるとされています。ハサミで切ってサイズを調整でき、カラーバリエーションもあるので、家電の色に合わせて選べます。

使い方は、粘着部分をはがして家電に貼り付けるだけです。レンジバリアと同じく、Wi-Fiが切れる問題への効果はメーカー公式では確認できませんでした。電子レンジ以外の家電の電磁波もまとめて気になる人向けの商品です。

項目内容
貼る場所家電製品の表面(切って使える)
向いている人電子レンジ以外の家電の電磁波も気になる人
Wi-Fiが切れる問題への効果メーカー公式で確認できず
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アルミホイルを使ってWi-Fiの電波を改善できる?

アルミホイルを使ってWi-Fiの電波を改善できる?

結論からいうと、電子レンジによるWi-Fiの切断を、アルミホイルで解決するのはおすすめしません。アルミホイルは金属なので、電波を反射したり遮ったりします。ルーターの後ろに反射板のように置くと、特定の方向の電波が強まることはありえますが、そのぶん他の方向が弱くなり、置き方によっては逆に電波が届かなくなります。

実際、バッファローはルーターの設置場所について「金属製の棚や棚の中などの見えない場所は避ける」と案内しています(参照:バッファロー公式FAQ)。電子レンジとの干渉対策としてアルミホイルを使う方法は、ルーターメーカーの公式情報では確認できませんでした。

  • ルーターをアルミホイルで包む・囲む … 電波が遮られるうえ、熱がこもる原因になります
  • 電子レンジ本体をアルミホイルで覆う … 吸気口・排気口をふさぐおそれがあり、取扱説明書の設置条件を守れなくなります
  • ルーターの後ろに反射板として置く … 試すなら、つながりにくくなった方向がないか必ず確認しましょう

このように、アルミホイルは手軽に見えても効果が読みにくい方法です。ルーターの置き場所の見直しや5GHz帯への切り替えのほうが、確実で安全です。

電子レンジによるWi-Fi接続の障害は少しの工夫で解消できる

電子レンジによるWi-Fi接続の障害は少しの工夫で解消できる

Wi-Fiの接続がうまくいかなかったり、切断してしまう場合には、電子レンジの電波が干渉していることも一つの原因と考えられます。多くの場合、Wi-Fiルーターの設置場所を調節したり、5GHz帯に切り替えたりすることで解決できます。

電磁波カットフィルムやシートは、電子レンジの近くの電磁波が気になる人向けの商品で、Wi-Fiの切断対策としての効果はメーカー公式では確認できませんでした。アルミホイルも置き方次第で逆効果になるため、ルーターの設置場所や周波数を変えることのほうが効果的です。

また可能であればより安定した接続が見込める有線を使うことも検討してみるとよいでしょう。このように電子レンジ等の電子機器によるWi-Fiの干渉は、ちょっとした工夫で改善できることが多いです。接続が不安定な場合には、まず「電子レンジを使っているときだけ切れるのか」を確認の上、本記事で解説した改善方法を一つひとつ試してみるとよいでしょう。電子レンジを使っていないときも切れる場合は、Wi-Fiルーターが繋がらないときの対処法を確認してください。

◆それでもWi-Fiルーターが繋がらない場合には、以下の記事もご参考ください。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

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