パソコンでDVDを再生するには、DVDドライブにディスクを入れる必要がありますよね。
しかし、ノートパソコンやBTOパソコンなど、DVDドライブ自体が搭載されていない場合や、オプションで後付けしなければならない場合があります。
そんな時は、外付けのDVDドライブを選択するのを検討してみてはいかがでしょうか。
外付けのDVDドライブはUSBなどでパソコンに接続できるので、ノートパソコンを外で使う時などにも持ち運びしやすくておすすめです。
この記事では、外付けDVDドライブの選び方やおすすめ商品について解説します。
一口に外付けDVDドライブと言っても、対応している規格など用途に応じて選ぶ必要があります。
自身の所持しているパソコンにDVDドライブが無い方や、どの外付けDVDドライブを選べばいいか分からない方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
比較的リーズナブルな価格で購入できるので、BTOパソコンのオプションとして選ばず、あえて外付けを選択するのもよいでしょう。
外付けDVDドライブはパソコンで再生できる?
外付けのDVDドライブはパソコンでも再生できるのでしょうか。
結論としては可能です。
本項では外付けDVDドライブについて、以下の2点を解説します。
【外付けDVDドライブの基本情報】
- パソコンでDVDを再生する方法
- DVD再生ソフトとは
そもそも外付けDVDドライブとは何なのか、使い方が分からないという方はチェックしてみてください。
なお、前提として外付けDVDドライブは、持っているパソコンにDVDドライブが無い方や故障している方が利用します。
そのため、DVDドライブがはじめから搭載されている場合は外付けDVDを使う必要はありません。
一方で、「パソコンのドライブはBlu-ray(以下BD)に非対応だけど、パソコンでBDを見たい」という方は、外付けのBDドライブを利用するといった使い方もできます。
商品にもよりますが、プレイヤーを購入するよりは安いので検討してみてはいかがでしょうか。
パソコンでDVDを再生する方法
パソコンでDVDソフトを再生するには以下の2つが必要です。
【必要機器】
DVDドライブ
DVD再生ソフト
DVDドライブはパソコンに最初から搭載されている場合と、外付けで接続する2パターンに分かれます。
また、DVDを挿入するドライブだけでは再生はできません。
パソコン内でDVDの映像データを再生するためのソフトが必要となります。
Windows7までは標準搭載されていたWindows Media Playerで自動再生ができましたが、Windows8以降はDVDの再生機能が無くなってしまいました。
有料ソフトもありますが、DVDの再生程度ならフリーソフトでも十分です。
おすすめはVLCプレイヤーかGOMプレイヤーで、いずれも無料で利用できるので活用しましょう。
現在DVDドライブがパソコンに付いていないという方は、外付けDVDドライブの購入と併せて、再生ソフトのダウンロードも行うようにしてください。
DVD再生ソフトとは
DVD再生ソフトとは、その名の通りDVDを再生するためのソフト・アプリケーションを指します。
前述の通りWindows7まではMedia Playerで再生できたのですが、Windows8以降、DVDドライブ非搭載のパソコンが増えてきたことからMicrosoftはDVDを再生するためのコーデックを付属しなくなったようです。
フリーソフトのDVD再生ソフトとして有名なのは「VLCメディアプレイヤー」です。
DVDだけでなくさまざまなファイル形式の動画再生に対応しており、DVDを見るだけなら十分な機能を備えています。
有料ソフトを買いたくないという方は試してみてください。
外付けDVDドライブの選び方
外付けDVDドライブの選び方を解説します。
外付けDVDドライブを購入する際は、以下のようなポイントを意識して選んでみて下さい。
【外付けDVDドライブの選び方】
- 対応OSの確認
- 通信規格を確認
- 読み込み・書き込み速度の確認
外付けDVDドライブと一口に言ってもさまざまな製品が発売されています。
用途や使用デバイスに応じて選ぶべき製品も変わってくるので、購入前にぜひ一度チェックしておいてください。
対応OSの確認
まずは対応OSを確認してください。
WindowsとmacOSの両方に対応している場合と、どちらかにしか対応していない場合があるので、製品の仕様をよく読んで確認してください。
また、OSに対応していてもバージョンが古いと正しく動作しない場合もあるので、推奨環境までチェックしておきましょう。
通信規格を確認
USBのコネクタの規格についても要チェックです。
形状については一般的な四角い形状の「Type-A」か、スマホの充電器のような小さなサイズ感の「Type-C」があります。
タブレットパソコンなどはType-Cにしか対応していない場合もあるので要注意。
また、USB3.0以上の規格に対応しているタイプなら、2.0のタイプにも下位互換性があるうえ、通信速度も速くおすすめです。
欲しい外付けDVDドライブがType-Aの製品だったとしても、変換アダプタを利用すればType-Cの接続端子に差し込むことができます。
通信速度の速さは快適さに直結するので、できるだけ速度の速い製品を選びましょう。
読み込み・書き込み速度の確認
読み込み・書き込み速度の確認も行うようにしましょう。
読み込みとは、DVDのディスクを入れて映像を表示する速度で、読み込み速度が遅いと途中で映像が止まったりカクつく場合があります。
書き込み速度は、映像データなどを空のDVDディスクに書き込む速度のことです。
一般的には8倍程度が目安とされています。
読み込みでしか使わないという方であればそこまで違いを感じることはありませんが、書き込みの場合は大きな違いがあります。
外付けDVDドライブは電源コンセントのある据え置きタイプと、USBをPC本体に差し込んで電源を取るポータブルタイプがあり、ポータブルだと電力が足りずに上手くいかないこともあるので注意が必要です。
ただ、基本的に映像を作ったり動画編集を行うという方でなければ、ポータブルタイプの方が持ち運びがしやすくおすすめ。
おすすめの外付けDVDドライブ
おすすめの外付けDVDドライブを3点紹介します。
商品ラインナップは以下の通りです。
【おすすめのDVDドライブ】
- バッファロー(BUFFALO)外付けDVDドライブDVSM-PTV8U3
- エースースSDRW-08U9M-U/BLK/G/AS/P2G
- アイ・オー・データ(I-ODATA)外付けDVDドライブDVRP-UC8K
いずれも信頼性のあるメーカーの製品なので、好みや用途で選んでOKです。
バッファロー(BUFFALO)外付けDVDドライブDVSM-PTV8U3
バッファロー製の外付けDVDドライブです。
WindowsとMacで動作する、USB 3.1に対応した転送速度最大24倍のコスパの良い製品。
電力不足のときに利用できるブーストケーブルも付属しており、オプションで電源ケーブルも付属できるなど機能面でも優れています。
カラーは黒と白から選べるので、持っているパソコンに合わせて選びましょう。
エースースSDRW-08U9M-U
ASUS(エースース)製の外付けDVDドライブ。
WindowsとMacどちらにも対応しています。
USB2.0のインターフェースで、3.0には対応していませんが、TypeAとTypeCの2本のケーブルが付属しており、利用デバイスに応じて1台で対応できるのが魅力です。
書き込みソフトCyberLink Power2Go 8が付属しているので、映像ディスクを作成したい方にもおすすめ。
ただし転送速度や電力に関しては特別優れているわけではない点には注意が必要です。
アイ・オー・データ(I-ODATA)外付けDVDドライブDVRP-UC8K
IOデータ製の外付けDVDドライブで、こちらもWindows・Mac双方に対応。
転送速度は最大24倍と高速で、TypeA・C両方のケーブルが付属しています。
USB3.2に対応しているので読み込み・書き込み共に申し分ない速度で利用可能。
データライティングソフトとして「B’s Recorder 17」が付属していますが、Windows10ののみ対応しているので注意してください。
パソコン dvd 再生 外付けまとめ
この記事ではおすすめの外付けDVDドライブを解説しました。
記事の内容をまとめると以下のようになります。
【まとめ】
- パソコンでDVDを再生するにはドライブとソフトが必要
- DVDドライブは規格や速度、形状などで選ぶ
- 用途に応じて製品を選べばOK
昨今はDVDドライブがあらかじめ搭載されていないパソコンも多数販売されています。
知らずに買った方や、「最初はいらないと思っていたけどやっぱり必要になった」方は、本記事のおすすめ製品の中から選んでみてはいかがでしょうか。