灯油ストーブ(石油ストーブ・石油ファンヒーター)とエアコン、同じ暖かさで比べると安いのはエアコンです。6畳用エアコンは、性能が安定した状態(定格)なら1時間約12.7円。石油ファンヒーターは火力によって1時間約10.8円〜36.6円、電源のいらない対流形の石油ストーブは1時間約70.0円です(灯油1リットル140円で計算)。
- 1時間の費用:エアコン6畳用 約12.7円(定格)/石油ファンヒーター7畳用 約10.8〜36.6円/対流形石油ストーブ13畳用 約70.0円
- 暖かさ1kW分あたり:エアコン 約5.8円、灯油の暖房器具 約14〜16円。暖める量が同じならエアコンの電気代は灯油代の半分以下
- 灯油が向く場面:停電時にも使いたい(電源不要の石油ストーブ)、寒冷地で外気温が低い、エアコンを付けられない部屋。使用中は換気が必須
灯油の価格は時期や地域で大きく変わるため、計算式も示します。お住まいの地域の灯油価格に置き換えて確認してください。
※本記事の情報は2026年10月時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
灯油ストーブとエアコンの温まり方の特徴

寒い冬に冷えた体を暖めてくれる暖房器具。最も身近な暖房器具といえばエアコンです。風量の調節や温度設定ができるエアコンは、運転時に強めの運転をかけることで、暖めるまでの時間を早められます。対して、静かにじんわりと室内を暖めてくれる灯油ストーブも魅力的ですよね。
まずは、灯油ストーブとエアコンについて、温まり方の特徴や仕組みから知っていきましょう。
灯油ストーブによる温まり方の特徴
灯油ストーブは、燃料である灯油の原料が石油なので、「石油ストーブ」と呼ばれることもあります。主な灯油ストーブは、本体の中心にある燃焼筒を、灯油を使って燃焼させることで熱を発生させます。この暖め方を「芯式」と呼び、一般的な灯油ストーブのほとんどはこの方法が採用されています。
部屋が暖まるまでが早く、広範囲を暖められるのが特徴です。灯油を燃やした際の蒸気が、室内の乾燥防止にもなります。芯で灯油を燃やすタイプの石油ストーブは、点火に乾電池を使うだけで、コンセントにつなぐ電気は不要なものが多くあります。コンセントの差し込み口がない部屋や、停電時の備えにも向いています。一方、温風をファンで送る石油ファンヒーターは電気(コンセント)が必要で、停電時は使えません。
どちらも部屋の空気を使って灯油を燃やすため、換気が不十分だと不完全燃焼で一酸化炭素が発生し、中毒のおそれがあります。使用中は定期的に換気しましょう(参照:NITE(製品評価技術基盤機構)「一酸化炭素中毒事故の防止」注意喚起資料)。
エアコンによる温まり方の特徴
今や一家に一台以上は設置されているエアコン。冷房や暖房、除湿機能が付いている、便利な空調家電です。エアコンは、冷媒ガスを使ったヒートポンプ技術によって、暖気や冷気を作り出しています。電源をつけたばかりだとなかなか温風が出てきませんが、暖まり方は速いほうです。風速を強めたり風向きを変えたりして、広範囲を暖められます。
灯油ストーブとエアコンの1時間・1か月の費用

灯油ストーブは灯油を燃やし、エアコンは電気で外の熱を室内に運んで暖めます。動力源が違うので、灯油代と電気代をそれぞれ計算して比べます。
灯油ストーブの灯油代
灯油代は「燃料消費量(L/h)×灯油の単価(円/L)」で計算します。石油ファンヒーターは、ファンなどを動かす電気代も少しかかります。灯油の価格は地域や時期で大きく変わり、店頭価格は資源エネルギー庁の「石油製品価格調査」で毎週公表されています。本記事では計算しやすいように灯油1リットル=140円(18リットル=2,520円)と仮定しています。お住まいの地域の価格に置き換えて計算してください。
| 機種(メーカー公表値) | 燃料消費量・電気 | 1時間の費用 |
|---|---|---|
| 石油ファンヒーター ダイニチ FW-25S7(木造7畳・コンクリート9畳まで) | 灯油0.243L/h(最大)+電気82W | 約36.6円(34.0円+2.5円) |
| 同 小火力 | 灯油0.066L/h+電気49W | 約10.8円(9.2円+1.5円) |
| 対流形石油ストーブ コロナ SL-F510A(木造13畳・コンクリート18畳まで) | 灯油0.500L/h(電源不要) | 約70.0円 |
参照:ダイニチ工業「家庭用石油ファンヒーター Sタイプ」、コロナ ニュースリリース(2024年9月3日・SL-F510A仕様表)
石油ファンヒーターは部屋が暖まると火力を自動で下げるため、つけている間ずっと最大の灯油を使うわけではありません。対流形の石油ストーブは暖房のめやすが13畳と大きく、6畳の部屋で使うと火力を絞っても暑くなりすぎることがあります。部屋の広さに合った大きさを選ぶことが、灯油代を抑えるいちばんの近道です。
エアコンの電気代
電気代(円)=消費電力(kW)×使った時間(h)×31円/kWh ※1,000W=1kW。31円/kWhは全国家電公取協が定める電気代の目安単価(税込)です。
6畳用のシャープ AY-U22RS(2026年モデル)は、暖房の消費電力が定格410W(運転状態により80〜1,310W)です。定格なら1時間約12.7円、最小〜最大では約2.5〜40.6円になります。電源を入れた直後や部屋が冷えきっているときは最大に近い電力を使い、部屋が暖まると消費電力が下がります。定格は、性能が安定した状態でメーカーが測った値です。
参照:シャープ「エアコン Rシリーズ 仕様/寸法」、全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」(電力料金の目安単価)
灯油ストーブとエアコンの費用の比較【早見表】
同じ単価・同じ使い方(1日8時間×30日)で、灯油ストーブ・エアコンと電気ヒーターの費用を並べました。
| 暖房器具(例にした機種) | 消費電力・燃料 | 1時間 | 1日8時間×30日 | 暖かさ1kW分あたり |
|---|---|---|---|---|
| エアコン 6畳用(シャープ AY-U22RS) | 定格410W(80〜1,310W) | 約12.7円(約2.5〜40.6円) | 約3,050円 | 約5.8円 |
| ダイソン Purifier Hot+Cool Gen1(温風) | 1,400W | 約43.4円 | 約10,416円 | 約31円 |
| セラミックファンヒーター(シャープ HX-TS1) | 強1,200W/弱550W | 約37.2円/約17.1円 | 約8,928円/約4,092円 | 約31円 |
| 石油ファンヒーター(ダイニチ FW-25S7) | 灯油0.243〜0.066L+電気82〜49W | 約36.6円〜約10.8円 | 約8,774円〜約2,582円 | 約14.6〜15.8円 |
| 石油ストーブ・対流形(コロナ SL-F510A) | 灯油0.500L(電源不要) | 約70.0円 | 約16,800円 | 約13.6円 |
※電気は31円/kWh、灯油は1リットル140円で計算。エアコンの「約3,050円」は、性能が安定した状態でメーカーが測った値(定格410W)で8時間運転した場合です。立ち上がりや外気温が低い日は消費電力が上がります。「暖かさ1kW分あたり」は、1時間の費用をその機器が出せる暖房の強さ(kW)で割った値で、同じ暖かさを得るのにいくらかかるかの目安です。
参照:シャープ「エアコン Rシリーズ 仕様/寸法」、ダイソン株式会社 プレスリリース(2024年4月10日)、シャープ「HX-TS1 仕様/寸法」、ダイニチ工業「家庭用石油ファンヒーター Sタイプ」、コロナ ニュースリリース(2024年9月3日・SL-F510A仕様表)、全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」(電力料金の目安単価)
1か月の金額だけを見ると、石油ファンヒーターの小火力(約2,582円)がエアコンの定格(約3,050円)より安く見えます。しかし小火力の暖房の強さは0.68kWで、エアコンの2.2kWの3分の1以下です。同じ暖かさあたりで比べると、エアコンは約5.8円、灯油の暖房器具は約14〜16円で、エアコンのほうが安くなります。ただしエアコンは外気温が低いほど効率が下がるため、寒冷地では差が縮まります。
電気ヒーターとの比較は電気ストーブと灯油ストーブはどっちが安いか、セラミックファンヒーターとエアコンの比較はセラミックファンヒーターとエアコンの電気代で、同じ単価で計算しています。
電気代を抑えやすいエアコンの選び方とおすすめ機種

エアコンの電気代を抑える基本は、部屋の広さに合った畳数を選ぶことです。大きすぎる機種は最大消費電力が大きく、小さすぎる機種は能力いっぱいで運転する時間が長くなります。次に、カタログの「期間消費電力量(kWh)」を見比べると、1年間の電気代の差がわかります。ここでは主要メーカーの上位シリーズを紹介します。数値はメーカー公式の情報です。
三菱電機 霧ヶ峰FZシリーズ
三菱電機の霧ヶ峰FZシリーズは、同社が「次世代プレミアムモデル」と位置づけるシリーズです。2024年度モデルについて三菱電機は、国内の家庭用エアコン5.6kWクラス(2019〜2024年度)で省エネ性能が日本一と公表しています(期間消費電力量 MSZ-FZ5624S:1,605kWh、2023年9月22日時点)。センサーとAIで体感温度や室温の変化を予測し、暖めすぎを抑えて運転します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紹介する機種 | MSZ-FZV5624S(2024年度モデル・主に18畳・単相200V) |
| 期間消費電力量 | 1,605kWh(同クラスのMSZ-FZ5624S) |
| 主な機能 | AI自動運転・赤外線センサー・フィルター自動お掃除 |
参照:三菱電機「霧ヶ峰 FZシリーズ(2024年度モデル)」
パナソニック エオリアLXシリーズ
パナソニックのエオリアLXシリーズ(2024年度モデル)です。パナソニックは品番ごとに1時間あたりの電気代の目安を公開しており、14畳用のCS-LX404D2は暖房の消費電力が110〜4,000W、1時間あたり約3.4〜124.0円(31円/kWhで計算)です。14畳用は最大消費電力が大きいので、6畳の部屋なら6畳用を選んだほうが立ち上がりの電気代を抑えられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紹介する機種 | CS-LX404D2(2024年度モデル・主に14畳・単相200V) |
| 暖房の消費電力 | 110〜4,000W |
| 暖房の電気代(1時間) | 約3.4〜124.0円 |
参照:パナソニック「【エアコン】1時間あたりの電気代の目安(品番別)CS-LX404D2」
ダイキン うるさらX(Rシリーズ)
ダイキンのうるさらXは、給水の手間なしで暖房しながら加湿できる「無給水加湿(うるる加湿)」が特長です。外の空気から水分を取り込んで加湿するため、タンクに水を入れる必要がありません。換気(給気/排気)にも対応しています。ダイキンの公表値では、2.2kWクラスの加湿単独運転時の最大消費電力は0.90kWhで、加湿を使うとそのぶん電気代が上乗せされる点は覚えておきましょう。紹介するS224ATRSは、おもに6畳用のサイズです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紹介する機種 | S224ATRS(2024年モデル・おもに6畳) |
| 主な機能 | 無給水加湿(うるる加湿)・換気(給気/排気) |
| 加湿の注意 | 加湿運転の分の電力がかかる |
シャープ Rシリーズ
シャープのRシリーズは、同社が「清潔と省エネにこだわったフラッグシップモデル」とするシリーズです。プラズマクラスター25000を搭載し、ファンを早く乾かしてカビを抑える「防カビカラッとファン」を採用しています。6畳用のAY-U22RSは、暖房能力2.2kWに対して定格の消費電力が410Wで、本記事の電気代の計算にもこの機種の値を使っています。6畳ほどのワンルームで暖房のメインにしたい人に合う大きさです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紹介する機種 | AY-U22RS(2026年モデル・主に6畳・単相100V) |
| 暖房 | 能力2.2kW(0.4〜4.4kW)/消費電力410W(80〜1,310W) |
| 期間消費電力量 | 630kWh(APF 6.6) |
日立 白くまくんXシリーズ
日立の白くまくんXシリーズは、お手入れの手間を減らしたい人に向くシリーズです。熱交換器と排水トレーを凍らせてから一気に溶かし、汚れを洗い流す[凍結洗浄]と、ファンの汚れをブラシで落とす[ファンお掃除ロボ]を搭載しています。内部が汚れると効率が落ちやすいので、掃除の手間を減らせる機能は電気代の面でも意味があります。自動お掃除があっても、取扱説明書に沿って定期的に点検・手入れをしましょう。14畳用なので、リビングなど広めの部屋向けです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紹介する機種 | RAS-X40R2(2024年モデル・主に14畳・単相200V) |
| 主な機能 | 凍結洗浄・ファンお掃除ロボ |
| 向いている人 | エアコン内部の掃除の手間を減らしたい人 |
本体価格が安い!灯油ストーブ・石油ファンヒーター
エアコンは本体と取り付け工事の費用がかかり、賃貸では設置できない部屋もあります。そんなときは、本体価格が比較的安く、置き場所を選びにくい灯油ストーブも候補です。選ぶときは、①部屋の広さに合った暖房のめやす(畳数)、②停電時にも使いたいなら電源不要のタイプ、③給油やにおい・換気の手間を受け入れられるか、の3点を確認しましょう。
灯油の暖房器具は、NITE(製品評価技術基盤機構)が、使い始めにほこりの除去・対震自動消火装置の作動確認・昨シーズンの灯油を使わないこと・カートリッジタンクのふたの確認をするよう呼びかけています。洗濯物を上で乾かしたり、カーテンなど燃えやすい物の近くに置いたりするのも避けてください(参照:NITE(製品評価技術基盤機構)「ストーブとの程よい距離感が大切です」(2025年10月30日))。
ダイニチ 石油ファンヒーター FW-25S7
本記事の灯油代の計算に使った石油ファンヒーターです。暖房のめやすは木造7畳・コンクリート9畳までで、一人暮らしの部屋に合う大きさです。暖房出力は最大2.50kW〜最小0.68kWで、部屋が暖まると火力を下げて灯油の消費を抑えます。点火時は最大370Wの電気を使い、燃焼中は82〜49Wです。給油口の汚れを抑えるキャップ付きのスタンダードモデルで、ダイニチは保温なしでの着火時間を35秒としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 燃料消費量 | 0.243〜0.066L/h |
| 消費電力 | 大火力82W・小火力49W・点火時最大370W |
| 1時間の費用(計算値) | 約36.6円〜約10.8円 |
ALPACA TS-77NC
アウトドアでも使われる小型の石油ストーブです。点火に電池を使い、コンセントにつなぐ電気がいらないので、停電時の備えやコンセントのない場所でも使えます。持ち運びやすい大きさのため、部屋から部屋へ移動させたい人に向いています。テントや車内など閉めきった場所での使用は、一酸化炭素中毒の危険があるため避けてください。暖房のめやすや燃料消費量は、購入前に販売ページや取扱説明書で確認しましょう。燃料消費量がわかれば、「燃料消費量×灯油の単価」で1時間の灯油代を計算できます。小型でもタンクの灯油は重いので、給油のしやすさも確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | 小型の石油ストーブ |
| 電源 | コンセント不要 |
| 向いている人 | 停電対策やアウトドアでも使いたい人 |
CORONA SLシリーズ SL-6626
コロナのSLシリーズは、遠赤外線炎筒を採用した対流形のポータブル石油ストーブで、コロナが「広いスペースをまるごと暖房」と紹介しているシリーズです。現行の17畳用がSL-6626、13畳用がSL-5126です。電源(100V)が不要なので停電時の備えにもなります。同じシリーズの13畳クラス(SL-F510A)の燃料消費量は0.500L/hで、灯油140円なら1時間約70円です。広いリビング向けで、6畳の部屋には大きすぎます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紹介する機種 | SL-6626(17畳用) |
| 電源 | 電源(100V)不要 |
| 参考:13畳クラスの灯油代 | 1時間 約70.0円(0.500L/h) |
参照:コロナ ニュースリリース(2024年9月3日・SL-F510A仕様表)
トヨトミ RSX-230
トヨトミの反射形石油ストーブです。反射形は、背面の反射板で前方に熱を送るタイプで、正面にいる人を効率よく暖めます。壁際に置けるので、部屋の中央に置く対流形より場所を取りにくいのが特長です。そのぶん部屋全体を暖める力は対流形に劣るので、狭めの部屋や足元を暖めたい場面に向いています。前面は高温になるため、燃えやすい物との距離をしっかり取りましょう。購入前に燃料消費量を確認し、「燃料消費量×灯油の単価」で1時間の灯油代を計算しておくと、冬の灯油代の見通しが立てやすくなります。反射形は前方を暖める仕組みなので、人のいる方向に向けて置きましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | 反射形石油ストーブ |
| 暖まり方 | 正面の人や物を効率よく暖める |
| 向いている人 | 狭めの部屋で壁際に置きたい人 |
トヨトミ RB-25M
トヨトミのレインボーストーブは、炎をガラス越しに見せる対流形の石油ストーブで、点火するとガラスを通して炎が7色に見えるデザインが特長です。照明のように部屋の雰囲気を演出できるので、インテリアにこだわりたい人に向いています。対流形は部屋の中央付近に置き、周囲の空気を暖めて循環させる暖め方です。使用中は定期的な換気を忘れずに行いましょう。デザイン重視のモデルでも灯油代の計算方法は同じで、燃料消費量(L/h)に灯油の単価をかければ1時間あたりの費用がわかります。7色の炎は見た目の演出で、暖房の強さとは関係ありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | 対流形石油ストーブ |
| 特長 | ガラス越しの炎が7色に見えるデザイン |
| 向いている人 | インテリア性を重視する人 |
CORONA RX-22YA
コロナのRXシリーズは、電源(100V)不要の石油ストーブで、コロナは停電・防災時の備えとしても紹介しています。停電で電気が止まっても、灯油と点火用の乾電池があれば暖房を確保できます。小さめの部屋向けのサイズなので、6畳前後のワンルームで、エアコンと併用しながら足元を暖める使い方にも合います。給油は必ず火を消してから行い、カートリッジタンクのふたが確実に閉まっているかを確かめてから本体に戻しましょう。灯油は昨シーズンの古いものを使わず、ガソリンと取り違えないよう別の場所で保管することもNITEが呼びかけています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | 電源(100V)不要の石油ストーブ |
| 向いている人 | 停電対策をしたい人・初めて石油ストーブを使う人 |
| 給油時の注意 | 必ず消火してから給油する |
その他の暖房器具

昔はエアコンの電気代というと高いものでしたが、近年ではエアコンメーカーの技術向上や省エネ化の成功によって、かなり安く電気代を抑えられるようになりました。続いては、エアコンと灯油ストーブ以外の暖房器具にも目を向けてみましょう。
ご紹介するのは、電気ストーブ・ガスファンヒーター・セラミックファンヒーターの3種類です。それぞれの家電ごとに電気代の目安も解説していきます。
電気ストーブ
電気ストーブは、ヒーター部分を通電して発熱させ、熱を放出する暖房器具です。この熱の出し方やヒーター素材によって、電気ストーブの種類が細分化されます。セラミック製であればセラミックヒーター、オイル式ならばオイルヒーターと呼ばれます。
電気ストーブの電気代は「消費電力×31円/kWh」で決まり、1,000Wなら1時間31円、1,200Wなら約37.2円です。電気ヒーターは使った電力とほぼ同じ量の熱しか出せないため、暖かさ1kW分あたり約31円と、エアコン(約5.8円)や灯油(約14〜16円)より高くなります。暖まるまでがとても早いので、足元や手元を暖める短時間の使用にとどめると、電気代を抑えられます。
◆こちらの記事ではエアコンと電気ストーブの電気代を比較しているので、ぜひ参考にしてください。
◆こちらの記事ではエアコンとオイルヒーターの電気代を比較しているので、ぜひ参考にしてください。
ガスファンヒーター
ガスを燃料源にするガスファンヒーターは、ガス管と繋いで使用する暖房器具です。ガスで発生させた熱をファンで送り出します。使用にはガス管との設置工事が必要ですが、直接燃料を供給するためタンクスペースがありません。本体サイズがコンパクトに収まるのはメリットです。
ガスファンヒーターの燃料代は「ガスの消費量(㎥/h)×契約しているガスの単価(円/㎥)」で決まり、ほかにファンを回す電気代が少しかかります。都市ガスかLPガスか、どのガス会社と契約しているかで単価が大きく違うため、本記事では金額を断定しません。お使いの機種のガス消費量と検針票の単価で計算してください。ガスファンヒーターも燃焼させる暖房器具なので、使用中の換気が必要です。
セラミックファンヒーター
セラミックファンヒーターは、セラミックヒーターにファンを加えることで、より暖まる効率を上げた暖房器具です。セラミックに電気を流して暖めながらファンで空気を取り込み、内部で空気を温めてから送風します。ガスや灯油といった燃料は不要で、電力のみで運転できる暖房器具です。ただし、使用はピンポイントや近距離向きなので、部屋全体の暖房器具としては不向きです。
セラミックファンヒーターは消費電力が大きく、1,200Wの「強」で1時間約37.2円です(シャープ HX-TS1は「強」約37円・「弱」約17円と公表)。長時間の利用は電気代がかさむので、短時間の使用に抑えましょう。
エアコンは灯油ストーブよりも電気代が安い!

大型家電であるエアコンは、電気ストーブやセラミックファンヒーターなどの小型暖房器具と比べると一見電気代がいちばんかかりそうに思えます。しかしトータルで見れば、最も安く電気料金を抑えられる暖房器具がエアコンでした。灯油ストーブと比べても、同じ暖かさあたりの費用はエアコンが約5.8円、灯油の暖房器具が約14〜16円(灯油1リットル140円の場合)で、エアコンのほうが安いという結果です。灯油の暖房器具は、停電時に使える・寒冷地でも暖房能力が落ちにくいといった強みがあるので、使う場面で選び分けましょう。ダイソンのヒーターとの比較はダイソンとエアコンの電気代で解説しています。
電気代を安く抑えるためには、省エネ対策に優れているエアコンモデルを選ぶことも重要です。暖房の運転を控えめにしなくても、省エネ基準が高いモデルを使えば、冬の寒さを我慢せずにエアコンを使用できますね。毎日使う電気代を年間を通して抑えて、節約上手を目指しましょう。
◆こちらの記事ではエアコンが安い時期について紹介しています。おすすめのエアコンの消費電力も記載されているので、ぜひ参考にしてください。















