学生に必要なパソコンの容量はどれくらい?容量が足りなくなったときの対処法も解説

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パソコンに向かう複数の学生

大学生に必要なパソコン容量を知りたくありませんか?

この記事では、大学生活に適したパソコンを選べるように、パソコンに必要なストレージの容量を解説します。

結論、文系では100~256GB(ギガバイト)程度、理系では256~512GBがおすすめです。

パソコンを使用している間に容量が足りなくなった場合の対処法や、購入前に知っておきたい注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

講義や研究生活から就活、また交友や思い出づくりに集中できるように、ぴったりのパソコンを選びましょう。本記事で必要な知識をぜひ押さえてください。

学生に必要なパソコンの容量

パソコンを開いて微笑む男女

文系・理系別に必要なパソコンの容量を紹介します。

パソコンのデータを保存しておく装置はストレージと呼ばれています。
パソコンはストレージの容量が大きいほど多くのデータを保存できます。容量がいっぱいになってしまったパソコンは動作が重くなったり、フリーズするなどの不具合が発生することがあるため、必要な容量を見越してパソコンを選んでおく必要があります。

ストレージ容量の単位
KB(キロバイト)< MB(メガバイト)< GB(ギガバイト)<TB(テラバイト)

ストレージにはHDDとSSDの2種類がありますが、近年の主流はSSDでHDDは一般的ではありません。
SSDは「起動や処理速度が速い」「動作音が静か」「軽い」「耐衝撃性」といった点が優れています。

文系なら100~256GB程度

テキスト中心のレポート作成がメインの場合、256GB程度の容量があるストレージを搭載しているパソコンなら、データの保存に充分といえます。
テキストファイルはデータが軽いため、容量を圧迫しにくい特徴があります。

一般的に、パソコンの価格は容量に比例します。
そのため、レポート作成での使用が中心で、プライベート利用はあまりしない、という場合には、容量の小さい低価格帯のパソコンを選んでも大丈夫です。

ただ、パソコンのストレージ容量は、たとえば「容量128GB」と記載されている機種でも、実際使える容量は100GBを切っていることもよくあります。搭載済みのソフト(たとえばWindows)などですでに容量が使われているためです。この点は押さえて、想定している作業に必要な容量は確保できるように選んでいきましょう。

理系なら256~512GBがおすすめ

理系の学部で使用する場合、パソコンの容量の目安は256~512GBです。

理系の学部では、プログラミングや、高精細な動画や画像を使った解析や資料作成などで、パソコンを使用することが多くなります。専用のソフトをインストールして作業するなど、パソコンにとって比較的、負荷が高い作業が増えます。

データの大きさの目安は、高精細の画像なら1枚当たり50MG、動画なら1本あたり数十~数百MGも珍しくありません。

ただし、必ずしも特別にハイスペックなパソコンが必要なわけではありません。

たとえば、理系の研究室には、専用のデータ解析用のパソコンが設置されているのが一般的です。
学生は、データ解析用のパソコンから、資料作成に必要なデータのみを自分のパソコンに取り込んで資料を作成します。

そのため、学生が用意するパソコンの容量はそれほど大きくなくても対応できます。512GBあれば、よほど多くの動画を保存しない限り、困ることはないでしょう。

大学生のパソコン用途

スクリーンの前で研究発表をしている男性

大学生がパソコンを活用するシーンから、必要なスペックを紹介します。
大学生にとってパソコンは、講義の受講や研究、就活にも必要不可欠ですし、プライベートの楽しみとしても幅広く使えるツールです。イメージしやすいように、代表的な用途を3つピックアップします。

レポート

レポート作成には、テキスト中心のレポートの場合256GB、画像データを多用する場合には512GBあれば安心です。

大学の講義受講にあたっては、プレゼンテーションやレポート課題の提出が求められることが一般的です。WordやPowerPointなどのOfficeアプリを使ってパソコンで資料を作成する必要があり、手書きでの提出はむしろ稀でしょう。

また大学では、教授のみが講義するのではなく、学生にプレゼンテーションを求めるスタイルの授業も少なくありません。講義の理解度は、テストだけでなく提出する課題レポートで測られることもあります。必要なデータを集め、パソコンで資料を作成します。

主に理系など、データ処理が多く、専門的なソフトを使用する学部に進む場合は、ある程度スペックの高いパソコンを用意する必要があります。

研究

研究室で利用するパソコンは、512GBあると安心です。

研究室では講義で使う以上に、パソコンが活躍します。
研究のためには、専用ソフトをインストールしたり、さまざまなアプリを開いて閲覧しながらデータを分析し、資料を作成します。また同時にZoomなどを使ってWeb会議に参加することもあるでしょう。

さまざまなソフトをインストールしたり、マルチタスクをこなしたり、資料作成などに多くの画像データを使用する場合には、容量の大きいパソコンを選んでおきましょう。

音楽保存

音楽データや動画の編集や保存には大きな容量が必要になるため、512GBあるとよいでしょう。

CDからスマホやデジタルオーディオプレイヤーに音楽を取り込みたい場合にも、データの取り込みや転送のために容量を確保したパソコンが必要です。

プライベート利用でも、パソコンを活用して、貴重な大学生活を充実させたいところです。音楽保存のほか、スマホで撮影した写真や動画の編集や保存、ゲーム、動画視聴などでも512GBあれば安心です。

容量が足りなくなった場合

パソコンのメモリを持つ手とパソコン内部

購入後にパソコンの容量が足りなくなった場合は、あとで不足分を補うこともできます。

ストレージの空き容量が少なくなってしまうと処理速度が落ちるため、対処が必要です。

不要なファイルやアプリを削除したり、クラウドストレージサービス(Google Drive、One Drive、Drop Boxなど)を利用する以外にも2つの方法があります。

  • 外付けSSD(HDD)を使用する。
  • パソコンのメモリを増設する。

まず、外付けSSD(HDD)はUSBでパソコンに接続して使用します。
外付けSSDの価格帯は数千円~数万円です。パソコン本体のストレージを拡張するよりも一般的に低コストで済みます。120GB程度のものから1TB以上の製品まで幅広く販売されています。
用途によって適したモデルが変わるため、事前にメーカーマニュアルなどで確認しておきましょう。

次に、メモリ(RAM)を増設することで、パソコンの処理速度を回復させたり、不具合を改善できる場合があります。

パソコンの2つの記憶装置

  • ストレージ(HDD/SSD):長期的な記憶装置
  • メモリ(RAM):一時的な記憶装置

どちらも容量の単位は「GB」で同じですが、メモリとストレージは全く別のパーツです。

メモリの容量が足りないパソコンは、ストレージにデータを保管して、メモリの代わりをしようとします。ところが、ストレージは本来、長期のデータを保存するためのパーツのため、データが蓄積されていくと、パソコンの動作が遅くなったり不具合が発生することがあります。

そこで、メモリを増設すれば、パソコンの処理速度を回復させることができます。

メモリの増設にかかる費用はメモリの価格のみなので、16GB(8GB×2枚)なら2万円もあれば充分です。

メモリの増設方法は、パソコンのマニュアルにも記載されていることが多く、素人でも一人でできる作業です。

ただし、メモリの増設ができるかどうかは、機種によって異なります。
デスクトップパソコンでは増設できる場合が多いですが、小型のノートパソコンではできない場合が多くなっています。事前にメーカーサイトなどで確認してから購入を決めましょう。

メモリを増設するメリット

  • 起動時間や処理速度を高速化。
  • マルチタスク(複数ソフトを同時使用)でも高速処理。
  • フリーズなどの不具合の発生を防ぐ(パソコンの負荷を軽減)。

購入時にパソコンに搭載する容量は最小限に押さえておき、あとから外付けSSD(HDD)で補ったり、メモリを増設することで、パソコンのスペックを上げることができます。
価格を抑えてパソコンを購入したいときや、はじめは想定していなかった作業をするようになって容量が足りなくなってしまった場合にも使える方法です。

パソコンの機種を検討する際に、メーカーサイトなどで増設ができるかどうか確認したり、対応の外付けSSD(HDD)を確認することが必要ですので、注意してください。

メモリを増設できないWindowsノートパソコン

Windowsでは、ノートパソコンなど小型のパソコンでは増設できない機種が多くなっています。

各メーカーの小型のパソコンは、コンパクトなボディにパーツを複雑に組み込んでいます。そのため構造上、メモリ増設ができなくなっていますので注意が必要です。

購入前にメーカーマニュアルや販売店でよく確認しましょう。

Macのノートパソコンの場合

Macのノートパソコンは、購入時に増設してもらわない限り、あとでメモリ増設したり交換することができません。

近年発売のMacBookProやMacBookAirなどのモデルでは、本体の薄型化のために、メモリは独自の設計で搭載されていて、あとからメモリ増設をすることができなくなっています。

Macのノートパソコンを購入する場合は、必要なメモリ容量を事前によく検討し、間違えないよう注意して購入しましょう。

大学生に必要なパソコン容量まとめ

パソコンをんで笑顔の学生たち

大学生活に必要なパソコン容量は、一般的には以下の通りです。

  • 文系なら100~256GB
  • 理系なら256~512GB

パソコンの動作が重くなるなど、容量が足りなくなった場合には、クラウドストレージサービスを利用したり外付けHDD/SSD・USBメモリを活用するほか、パソコン自体にメモリ増設をすることもできます。

デスクトップパソコンではメモリ増設できる場合が多いですが、WindowsでもMacでも小型のノートパソコンはメモリ増設ができない機種が多くなっています。
パソコンを選ぶときは、メモリ増設ができるかどうか、メーカーサイトなどで事前によく確認しておくと、用意したパソコンを長く使うことができます。

講義や研究だけでなく大切な思い出の加工や保存先としてもパソコンは活躍します。就活や就職を見据えたインターンシップにも欠かすことができません。容量は余裕を持って選んでおくとよいですが、パソコンの価格はスペックに比例するので、想定している作業から必要な容量を見極めるのが大事です。

本記事を参考に、ご自身に合った容量のパソコンを選んで、充実した学生生活を送ってください。

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