タブレットをちゃんと使えるか心配になっていませんか?新しい機器は使い方が分からない場合も多いですよね。この記事ではタブレットの使い方を基礎から解説します。
電源を入れるところからWi-Fi接続、アプリのインストールまでしっかりサポートするので、安心してタブレットを使いはじめられますよ。すでに手元にタブレットがある方はタブレットを操作しながら読んでみてください。
タブレットの基本操作
電源のオン/オフ、スリープなどの基本操作はタブレットを使いこなす1歩目です。どれもタブレットを使うのに欠かせない操作なので軽く確認してみてください。とはいえ、ボタン1つで簡単に操作できるものばかりなので覚えやすいですよ。ここからはタブレットの基本操作を解説します。
電源のオン/オフ
電源のオン/オフは電源ボタンを数秒長押しすると切り替えられます。電源がオフの状態だと、画面が真っ暗で操作できませんが、電源をオンにすると画面が明るくなり操作できるようになります。
電源ボタンの位置は機種によって異なりますが、多くの場合は右側面か上側面にあるので確認してみてください。電源ボタンを押しても電源がオンにならない場合は、タブレットの充電が切れている場合があります。しばらく充電してから電源ボタンを押してみてください。
◆タブレットが充電できない場合は以下の記事で紹介している対処法を参考にしてみてください。
スリープと画面のロック
タブレットを使わないときは電源ボタンを軽く押すとスリープモードになり画面がロックされます。スリープモードを解除するときには、同様に電源ボタンを軽く押します。スリープモードのメリットは以下の通りです。
- バッテリーの消費を抑えられる
- タブレットに触れても誤作動が起きない
- 電源をオフにするより復帰が早い
タブレットを使い終わって数時間後や翌日にまた使うのであれば、電源をオフにするのではなくスリープモードにした方がすぐに使えるので便利です。バッテリーの消耗や誤作動を防ぐためにも使い終わったらスリープモードにしましょう。
また、一定時間タブレットを操作していないと自動でスリープになります。
タブレットのタッチ操作
タブレットの電源がオンになったら、タブレットをタッチして操作してみましょう。タブレットはタッチの仕方によって操作内容が変わります。直感的な操作が多いので、解説を読みながら実際に操作すると覚えやすいですよ。ここからは代表的なタッチ操作を紹介します。
タップ
タップは1本の指で「ポン」と画面に軽く触れて離す動作です。パソコンを使った経験がある人は「クリック」と同じはたらきをする操作だと思うとイメージがしやすいでしょう。決まった場所をタップすると以下の操作ができます。
- アプリをタップするとアプリが開く
- 電子書籍の表紙をタップすると電子書籍が開く
- リンクをタップすると記事が開く
- 動画の再生ボタンをタップすると動画が再生される
タップはもっとも基本的な動作です。長く触れていると「ロングタップ」の動作になってしまうので、短く触れるのを意識しましょう。
ダブルタップ
ダブルタップは「ポンポン」と画面を素早く2回触れる動作です。ダブルタップをすると、表示されている画面が拡大します。電子書籍の文字や画像が小さいと感じたらダブルタップをしてみましょう。また、画面を拡大した状態でダブルタップすると元の大きさに縮小します。
ロングタップ
ロングタップは指で画面を長押しする動作です。ロングタップは以下の操作に使います。
- メニュー画面の表示
- アプリアイコンの移動
タップやダブルタップだけだと思い通りに操作できないときは、ロングタップをすると解決する場合があります。困ったらロングタップをしてみましょう。
フリック・スワイプ
フリックは画面を素早くなぞる動作で、スワイプはややゆっくりなぞる動作です。フリックやスワイプは以下の操作に使います。
- 電子書籍のページをめくる
- ウェブサイトやPDFなどをスクロールする
スワイプよりもフリックの方が速く操作できるので、本を読み飛ばしたいときや、一気に下までスクロールしたいときはフリックしましょう。
ピンチアウト/イン
ピンチアウトは2本の指で画面に触れ、指の間隔を広げる動作で、ピンチインは反対に指の間隔を狭める動作です。ピンチアウトをすると表示画面が拡大され、ピンチインをすると表示画面が縮小されます。地図や画像を拡大・縮小したいときに便利に使えます。
Wi-Fiに接続してタブレットを使う方法
タブレットを買ったら、動画を観たり電子書籍を読んだりするためにインターネットに接続したいですよね。タブレットでインターネットを使うなら、タブレットとWi-Fiを接続するのが便利です。しかし、Wi-Fiとどう接続したらいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
ここからはタブレットとWi-Fiを接続する方法を基礎から分かりやすく解説します。
Wi-Fi環境を準備する
まずWi-Fi環境を準備する必要があります。自宅でWi-Fi環境を整えるには、Wi-Fi(無線LAN)ルーターを使います。インターネット回線を契約しているなら、多くの場合は自宅にインターネット回線と接続するための「モデム」があるはずです。
Wi-Fiルーターに同梱されている説明書を見ながらモデムとWi-FiルーターをLANケーブルで繋げば、Wi-Fiが使えるようになります。自宅にWi-Fiルーターがない場合は、Wi-Fiルーターを購入しましょう。
◆Wi-Fiルーターがまだない人は下記の記事で紹介しているおすすめのWi-Fiルーターをチェックしてみてください。
タブレットをWi-Fiと接続する
Wi-Fi環境が準備できたら、タブレットをWi-Fiと接続します。まずはWi-FiルーターのSSID(ネットワーク名)とパスワード(暗号化キー)を確認しましょう。SSIDとパスワードは多くの場合Wi-Fiルーター本体に記載してあります。
AndoroidのタブレットをWi-Fiに接続する手順は以下の通りです。製品によって多少メニュー名は異なるので、必要があればタブレットの説明書も参照してください。
- ホーム画面から[設定]をタップする
- [無線とネットワーク]([ネットワークとインターネット])をタップする
- [Wi-Fi]をタップする
- [Wi-Fi]ボタンがオフになっているならオンにする
- 表示される利用可能なネットワーク一覧からWi-Fiルーターと同じSSIDを探してタップする
- Wi-Fiルーターのパスワードを入力して[接続]をタップする
- 「接続済み」や「接続されました」と表示され、画面の上の方に扇形のWi-Fiアイコンが表示されれば接続完了
iPad OSのタブレットをWi-Fiに接続する手順は以下の通りです。
- ホーム画面から[設定]をタップする
- [Wi-Fi]をタップする
- [Wi-Fi]ボタンがオフになっているならオンにする
- 表示される利用可能なネットワーク一覧からWi-Fiルーターと同じSSIDを探してタップする
- Wi-Fiルーターのパスワードを入力して[接続]をタップする
- SSIDの横にチェックマークが付き、画面の上の方に扇形のWi-Fiアイコンが表示されれば接続完了
アプリの使い方
タブレットで動画を観たり電子書籍を読んだりするためには「アプリ」を使います。アプリは特定の用途のために作られたソフトウェアです。タブレットでは使いたいアプリをインストールして、タブレットを自分好みにカスタマイズしていきます。ここからはアプリの使い方を解説します。
ストアでアプリをインストール
まずは使いたいアプリをストアからインストールしましょう。Andoroidのタブレットでは「Google Play ストア」が、iPad OSのタブレットでは「App Store」が最初から利用できるようになっています。ホーム画面からそれぞれのストアのアイコンを探してみましょう。
ストアのアイコンを見つけたら以下の手順でアプリをインストールします。
- ストアのアイコンをタップしてストアを開く
- ストアを開いたら検索窓で入手したいアプリを検索する
- アプリを見つけたらインストールする
インストールしたアプリはホーム画面にアイコンが追加され、ホーム画面でタップすれば簡単に開けるようになります。
不要なアプリをアンインストール
インストールしたアプリが不便だったり期待と違ったりして不要になったらアンインストール(削除)しましょう。不要なアプリをアンインストールすると、タブレットの容量を無駄に使わずに済みます。
Andoroidのタブレットではアプリのアイコンをロングタップ(長押し)するとアンインストールできるメニューが表示されます。iPad OSのタブレットは以下の手順でアプリをアンインストールできます。
- アプリアイコンを長押しする
- 「アプリを削除」をタップする
- 「削除」をタップする
タブレットの便利な使い方
タブレットには便利な使い方がいくつもあります。タブレットを使う目的は人それぞれでしょうが、他の使い方も知ると日頃の楽しみの幅が広がりますよ。ここからはタブレットの便利な使い方を紹介します。
電子書籍を読む
タブレットは電子書籍を読むのに便利です。電子書籍はスマホやパソコンでも読めますが、読みやすさではタブレットが優れています。スマホよりも画面が大きく、パソコンよりも画面が近いので視認性は抜群です。
特に漫画や雑誌など画像が多い電子書籍は、タブレットだと細部まで見られるので楽しみが深まります。電子書籍の閲覧ならタブレットのスペックはあまり関係ないので、どのタブレットでもおすすめの使い方です。
あらかじめ電子書籍をダウンロードしておけば、外出先や電車などのWi-Fi環境がないところでも本が読めますよ。
Webサイトの閲覧
Webサイトの閲覧もおすすめの使い方です。スマホよりも画面が大きいので読みやすいと感じる人も多いでしょう。パソコンと違い、楽な姿勢で読めるのも魅力です。パソコンも持っているなら、タブレットで調べ物をして、パソコンで作業をすると作業しやすくておすすめですよ。
動画の視聴
動画配信サービスやYouTubeの動画も画面の大きなタブレットで観れば、迫力や臨場感が味わえます。動画によってはダウンロードできるものもあるので、Wi-Fi環境がないところで楽しみたい場合はあらかじめダウンロードしておきましょう。
イラストを描く
タブレットはスタンドなどを使えば好きな角度に調整して置けるので、イラストを描くのにうってつけです。タブレットに直接書き込みができるスタイラスペンを買えば、紙にイラストを描くのに近い感覚でデジタル作画ができます。
イラストを描く人に人気のアプリである「CLIP STUDIO PAINT」や「Photoshop」などは、ほとんどのタブレットでインストールできるので本格的なイラスト制作も始めやすいでしょう。
タブレットはイラストを描く人に人気の液晶タブレットに比べると画面が小さい製品が多いですが、あまり画面の大きさを求めないのであればタブレットでも十分イラストを描けます。とはいえ、できれば画面がきれいでスペックの高いタブレットを使うのがおすすめです。
◆イラストを描くためのスタイラスペンを探している人は下記の記事も参考にしてみてください。
◆本格的にタブレットでイラストを描きたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
ゲームをプレイ
タブレットではゲームも遊べます。OSがAndroidやiPad OSならスマホと同じゲームが遊べます。アプリストアからゲームをダウンロードして遊んでみましょう。特にグラフィックが美麗なゲームをタブレットで遊べば、グラフィックの美しさを存分に楽しめるでしょう。
OSがWindowsなら、パソコン用のゲームで遊べます。パソコン用のゲームはマウスやキーボードがあった方が遊びやすい場合があるので、必要であればマウス・キーボードの購入も検討しましょう。
◆マウスを探している人は下記の記事で紹介しているおすすめのワイヤレスマウスもチェックしてみてください。
◆キーボードを探している人は下記の記事で紹介しているおすすめのワイヤレスキーボードもチェックしてみてください。
ビデオ通話
タブレットはビデオ通話にも向いています。画面が大きいので、ビデオ通話に参加している人の顔も見やすく会話しやすいでしょう。ほとんどのタブレットにはカメラがついているので、タブレットさえあればすぐにビデオ通話を始められます。
パソコンを持っている人なら、タブレットでビデオ通話に参加しつつ、パソコンで議事録を取る使い方もできますよ。
まとめ
今回はタブレットの使い方を基礎から解説してきました。タブレットの使い方は直感的なものが多いので、多少分からないところがあっても使っていくと慣れます。まずはアプリストアから気になるアプリをダウンロードして使ってみましょう。
タブレットには便利な使い方がいくつもあるので、慣れてきたら新しい使い方にもチャレンジしてみてくださいね。タブレットに段々慣れて、日常生活の楽しみを広げてみてください。