「Wi-Fiを使えるようにしたいけどなんだか難しそう」と思っていませんか?1人でWi-Fi環境を作るなんて大変そうですよね。しかし、Wi-Fiルーターの接続に必要なものや手順を理解すれば、作業自体はあまり難しくありません。
この記事ではWi-Fiルーターのつなぎ方を分かりやすく解説します。必要なものを準備するところからスマホやタブレットでWi-Fiを使えるようにするところまでしっかりサポートするので参考にしてくださいね。
Wi-Fiルーターをつなぐのに必要なもの
Wi-Fiルーターをつないで、Wi-Fiを使えるようにするためにはいくつか必要なものがあります。多いと感じるかもしれませんが、中には回線事業者からレンタルするものや他の物品に同梱されているものもあります。そのため、自分で一から準備するものは案外少ないですよ。
ここからはWi-Fiを使えるようにするために必要なものを解説します。以下を参考に準備を進めてみてください。
インターネット回線
回線の種類にはADSL回線と光回線があります。主流は通信速度が速い光回線です。回線によって通信速度や料金などが違うので、契約する回線はできれば吟味して選びたいところです。マンションやアパートは、自分で契約しなくてもインターネット回線がすでに用意されている物件もありますよ。
インターネット回線はウェブでも簡単に契約できます。インターネット回線は申し込んですぐに使えるわけではなく、開通までしばらく時間がかかります。引っ越しが決まったら、新居でもインターネットが使えるよう早めに申し込んでくださいね。
◆おすすめの光回線については下記の記事で解説しているので参考にしてみてください。
モデムやONU
モデムやONUは契約したインターネット回線を自宅で接続するための中継器の役割を果たす機器です。ADSL回線ではモデム、光回線ではONUを使用します。多くの場合、回線事業者からレンタルするので自分で用意する必要はありません。
マンションの場合はモデムやONUが必要なく、マンションの壁のLAN端子からインターネットに接続できる場合もあります。物件によって状況が異なるので、物件探しの段階で聞いておきましょう。
◆モデムやルーター、ONUなどの機器ついては、こちらの記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
LANケーブル
LANケーブルはモデム/ONUとWi-Fiルーターをつなぐために使用します。通常はWi-Fiルーターに同梱されているので、自分で用意する必要はありません。しかし、同梱されているLANケーブルは性能が低い場合もあるので、不便さを感じたら自分で性能の良いLANケーブルを用意するのもおすすめです。
Wi-Fiルーター
Wi-Fiルーターは無線でインターネットを使えるようにする機器です。Wi-Fiルーターをつなぐと、有線接続しなくてもスマホやタブレット、パソコンでインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターには規格があり、規格が新しいほど通信速度が速くなります。しかし、使っているスマホやタブレットなどが新しい規格に対応していないと、通信速度は速くなりません。自分が使っているスマホ・タブレットに丁度いい規格のWi-Fiルーターを選びましょう。
◆おすすめのWi-Fiルーターについては下記の記事で解説しているので参考にしてみてください。
スマホやタブレット端末
インターネットを使うスマホやタブレット端末、パソコンも準備しましょう。Wi-Fiにつなげば、家の中で通信料もかからなくなりますし、快適にインターネットを使えますよ。無線接続をするなら他に準備物は必要なく、簡単な設定で使えるようになるので楽しみにしていてくださいね。
Wi-Fiルーターのつなぎ方
ここからはWi-Fiルーターのつなぎ方を解説します。いくつか配線が必要ですが、あまり複雑ではないので安心してください。具体的なつなぎ方は製品によって異なる場合もあるので、モデム/ONUやWi-Fiルーターの説明書も準備しながら読んでみてくださいね。
ネット回線を契約し、モデム/ONUを設置
まずはネット回線を契約し、モデムやONUを家の中に設置します。モデムは電話線との接続が、ONUは光コンセントとの接続が必要です。家に光コンセントがない場合は、工事をしてよいか確認の上で回線事業者に工事を依頼しましょう。
モデム/ONUの接続方法は、製品によって異なります。一緒に送られてきた説明書に接続の手順が書いてあるので手順に従いながら接続してください。
Wi-Fiルーターをモデム/ONUにつなぐ
次にWi-FiルーターをLANケーブルでモデム/ONUにつなぎます。Wi-FiルーターにはいくつものLAN端子があり、適切な端子に接続する必要があります。具体的な接続方法は製品によって異なるので、Wi-Fiルーターの説明書を参照しましょう。
スマホやタブレットなどのデバイスを接続する
最後にスマホやタブレット、パソコンをWi-Fiに接続します。無線で接続する方法は、スマホ、タブレット、パソコンでほとんど変わりません。以下のパートで詳しく解説するので、続けて読んでみてください。
Wi-Fiルーターをスマホやタブレットにつなぐ方法
せっかくWi-Fi環境を作れたなら、スマホやタブレット。パソコンなどでインターネットを使いたいですよね。ここからは、スマホなどをWi-Fiに接続する方法を解説します。手動と自動の2種類の接続方法があるので、好きな方を試してください。
パスワードを手動で入力する方法
まず、Wi-Fiルーターに接続されたパスワードを手動で入力して接続する方法があります。Wi-Fiルーターの側面にSSID(Wi-Fiの名前)と暗号化キー(パスワード)が記載されているのでメモしておきましょう。
その後スマホなどのWi-Fi設定画面を開き、メモしたSSIDと同じ文字列のWi-Fiを選択して、暗号化キーを入力すれば接続完了です。
自動接続機能を使って設定する方法
パスワードを入力せずに自動接続機能を使って設定する方法もあります。Wi-Fiルーターの特定のボタンを押したり、バーコードを読み取ったりすれば、すぐに接続できます。最近のWi-Fiルーターは自動接続機能に対応している製品も多いので、パスワードの入力が面倒な人は説明書を読んでみましょう。
Wi-Fiルーターを有線LANでパソコンとつなぐ方法
通信の安定性が欲しいときにはパソコンとWi-Fiルーターを有線でつなぎたい場合もありますよね。パソコンとWi-Fiルーターを有線でつなぐには、Wi-FiルーターのLANポートとパソコンをLANケーブルでつなぎます。
それだけでパソコンとWi-Fiルーターの有線接続が完了する製品もありますが、製品によってはモードの変更や各機器の電源切り替えが必要です。詳しい手順はWi-Fiルーターによって異なるので説明書を確認してください。
Wi-Fiルーターをつなぐときのポイント
Wi-Fiルーターをつなぐときにはいくつか知っておきたいポイントがあります。ポイントを押さえれば、さらに便利にWi-Fiが使えますよ。ここからは押さえておきたいポイントを2つ解説します。
電波を邪魔しない場所にルーターを置く
Wi-FiルーターはWi-Fiの電波を邪魔しない場所に置きましょう。Wi-Fiの電波は遮蔽物があると弱まってしまいます。Wi-Fiルーターが邪魔だからといって、収納したり棚に置いたりすると、インターネットに接続しにくくなる場合もありますよ。
Wi-Fiルーターは部屋の中央付近のできるだけ見通しのよい場所に置くのが理想です。床に置くのは避けて、1~2mほどの高さに置いてくださいね。
LANケーブルのカテゴリをチェック
通信速度が遅いと感じたらLANケーブルのカテゴリをチェックしましょう。LANケーブルはカテゴリによって最大通信速度が異なります。特にWi-Fiルーターに同梱されていたLANケーブルは性能が低い場合もあるので、自分が使っている製品のカテゴリを1度確認してみてくださいね。
◆LANケーブルのカテゴリを確認する方法は下記の記事で解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
今回はWi-Fiルーターのつなぎ方を解説してきました。Wi-Fiルーターを初めて接続する人は不安に感じるかもしれませんが、この記事や説明書を読みながら手順通りに作業すれば、難しい作業ではありません。1つ1つの段階を焦らずに進めていってください。
また、効果的なWi-Fiルーターの置き方やLANケーブルのカテゴリ確認の方法など快適にWi-Fiを使う上で知っておきたいポイントもあります。Wi-Fiルーターを上手に使いながら快適なネット生活を手に入れてくださいね。