iPhoneは、変換アダプタとHDMIケーブルを使えば、テレビや車のカーナビに画面を映せます。でも、つないでも映らない、音だけ出て映像が真っ暗、ということもありますよね。結論から言うと、車のカーナビで映らないときは「走行中は映像が出ない仕様」「ナビ側の専用ケーブル・解像度」「動画配信アプリの著作権保護(HDCP)」の3つが主な原因です。テレビでも、アダプタとアプリの対応を確認すれば多くは解決します。
※本記事の情報は2026年9月時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
| 症状 | 考えられる原因 | まず確認すること |
|---|---|---|
| 車で映像が出ない | 走行中は映像を表示しないナビの仕様 | 停車してパーキングブレーキをかけた状態で確認 |
| カーナビに何も映らない | ナビ側の専用ケーブル・解像度が合っていない | ナビの取扱説明書で対応ケーブルと解像度を確認 |
| 動画アプリだけ映らない | 著作権保護(HDCP)に対応していない | Apple純正アダプタか、アプリがテレビ出力に対応しているか |
| 映像は出るが音が出ない | ナビがアダプタ経由の音声に対応していない | Bluetoothオーディオに切り替える |
| 何をつないでも映らない | iPhoneの機種が映像出力に非対応 | iPhone 16e・17e・iPhone Airは映像出力に対応していない |
iPhoneをHDMIでつなぐのに必要なもの

iPhoneをHDMIでつなぐには、iPhoneの端子に合った変換アダプタが必要です。iPhone 14までの機種とiPhone SE(第2・第3世代)はLightning端子、iPhone 15以降はUSB-C端子です。
| iPhoneの端子 | 必要なもの(Apple純正) | 最大の映像 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Lightning | Lightning - Digital AVアダプタ(8,780円)+HDMIケーブル | 1080p | アダプタのLightningポートに充電ケーブルをつなげば充電しながら使える |
| USB-C(iPhone 15以降) | USB-C Digital AV Multiportアダプタ(10,800円)またはHDMI 2.0対応のUSB-C to HDMIケーブル | 4K/60Hz | iPhone 16e・17e・iPhone AirはUSB-Cでも映像出力(DisplayPort)に非対応 |
Appleによると、USB-CのiPhoneはDisplayPortという方式で映像を出力し、HDMI 2.0に対応したアダプタやケーブルを使えば最大4K/60Hzで表示できます。一方、iPhone 16e・17e・iPhone Airは技術仕様のUSB-Cの項目に「DisplayPort」がなく、Pioneerのカーナビ適合表でも映像出力は「−」(不可)となっています。
Lightning端子のiPhoneで使うApple純正アダプタは次の商品です。USB-CのiPhoneで使う変換ケーブルは、Type-CからHDMIに変換できるケーブルで紹介しています。
車・カーナビでiPhoneのHDMIが映らない原因と対処
車のカーナビやディスプレイオーディオにiPhoneをHDMIでつないで映らないときは、ナビ側の条件を確認しましょう。カーナビメーカー各社が取扱説明書やFAQで案内している主な注意点は次のとおりです。
| 確認すること | メーカーの案内 |
|---|---|
| 走行中ではないか | パナソニック「走行中は映像を見ることができません」、ケンウッドも同様 |
| ナビ側のHDMI入力とケーブル | トヨタは販売店装着オプションのHDMI入力端子が必要。ケンウッドは専用ケーブル(KNA-20HC)、パナソニックは中継ケーブル(CA-LND200D)が必要 |
| 解像度 | ケンウッドは「解像度が480pまたは720pになっていない」と映らない。トヨタ(シエンタ)の対応は480p・720p・1080i・VGA |
| 著作権保護(HDCP) | ケンウッド「HDMI機器を接続している場合は、HDCPにも対応している必要があります」 |
| アダプタ | パナソニック・アルパインはApple純正アダプタが必要と案内。Pioneerの適合表もApple製アダプタで調査 |
走行中は映像が映らない
カーナビは、安全のため走行中は映像を表示しない仕様になっています。パナソニックのストラーダは「安全のため、走行中は音声のみで、映像は表示されません」と案内しています。車でiPhoneの映像が映らないときは、まず安全な場所に停車し、パーキングブレーキをかけた状態で映るか確認しましょう。
ナビ側の接続ケーブルと解像度を確認する
カーナビのHDMI入力は、ナビ本体に直接HDMIケーブルを挿すのではなく、専用の中継ケーブルが必要な機種があります。ケンウッドの彩速ナビは「KNA-20HC(別売品)が必要です。上記以外のHDMI接続ケーブルでは接続できません」としています。トヨタ車は、販売店装着オプションのHDMI入力端子を付けたときに使え、「接続機器、ケーブルによっては…再生できない場合があります」とされています。
解像度にも注意しましょう。iPhoneの映像がナビの対応していない解像度で送られると映りません。トヨタの一部のディスプレイオーディオの対応解像度は480p・720p・1080i・VGAで、1080pは記載されていません。ナビの取扱説明書で対応する解像度を確認してください。
動画配信アプリだけ映らない(HDCP)
ホーム画面や写真は映るのに、動画配信アプリだけ真っ暗になる場合は、著作権保護の仕組み(HDCP)が原因です。Appleは「映画、テレビ番組、特定のストリーミングビデオアプリを視聴するには、HDCP…に対応している必要があります」としています。
| サービス | 公式ヘルプの案内 |
|---|---|
| Netflix | Lightning端子のiPhoneはApple純正のLightning - Digital AVアダプタで出力できる。広告つきプランでは、テレビに映して見る機能は使えない |
| U-NEXT | Apple純正アダプタとHDCP2.2以上に対応したテレビが必要。「Lightning端子からの変換はHDCP2.2に対応していないため…映像が表示できません」 |
| カーナビ(Pioneer) | 機種とサービスによって「映像を出力させることはできません」との注記あり |
動画配信アプリを車で見たい場合は、ナビの適合表やアプリのヘルプで対応しているかを先に確認しましょう。車でブルーレイやDVDを見る方法は、車でブルーレイを見る方法で紹介しています。
映像は出るのに音が出ない
ナビによっては、HDMIでつないでも音声がHDMIから出ない場合があります。ケンウッドは「Lightning - Digital AVアダプタを使用して…接続しているときは、iPhoneソースでは音声が出力されません」として、Bluetoothオーディオへの切り替えを案内しています。アルパインも「Bluetoothオーディオ接続しているスマートフォンでHDMI再生するとBluetoothオーディオ音声が出力されません」としています。音が出ないときは、ナビの取扱説明書で音声の出し方を確認しましょう。
iPhoneを充電しながら使う
動画を長く見るとiPhoneのバッテリーが減ります。AppleのLightning - Digital AVアダプタには追加のポートがあり、「充電ケーブルも接続してiPhoneを充電することができます」。アルパインも、充電にはiPhone付属の充電ケーブルが必要と案内しています。車内で充電するなら、カーナビや車のUSBポート、またはシガーソケットにつなぐカーチャージャーを使います。
カーチャージャーを選ぶときにいちばん多い失敗は、iPhoneの急速充電に対応していない、出力の小さいものを選んでしまうことです。USB-Cポートの出力が20W以上あるものなら、iPhoneの急速充電にも対応できます(Belkinは自社のカーチャージャーについて「iPhone 12の場合は最大20W」と記載)。トラックなど24V車で使うなら、入力電圧が24Vに対応しているかも確認しましょう。
| 商品 | USB-Cの最大出力 | ポート | 入力電圧 |
|---|---|---|---|
| エレコム MPA-CCPD10BK | 45W(合計最大57W) | USB-C×1、USB-A×1 | DC12V/24V |
| Belkin カーチャージャー | 18W×2(合計36W・商品名の表記) | USB-C×2 | 商品ページで確認 |
| エレコム MPA-CCPD06BK | 18W(合計最大36W) | USB-C×1、USB-A×2 | DC12V/24V |
USB-CのiPhoneでUSB-C Digital AV Multiportアダプタを使う場合は、アダプタのUSB-Cポートに充電ケーブルをつなぎます。カーチャージャーのUSB-Aポートを使うなら、USB-AとUSB-Cのケーブルを用意しましょう。
- USB-Aポートから充電する:USB-A to USB-Cケーブル
- USB-Cポートから充電する:USB-C to USB-Cケーブル(iPhone 15以降に付属)
iOS16・iOS17などiOSのバージョンで映らないとき
「iOS16にしたら映らない」「iOS17で映らない」という声がありますが、HDMIケーブルにiOSのバージョンはありません。ケーブルやアダプタに合わせてiOSを古いバージョンに戻す(ダウングレードする)こともできません。Appleは既知の脆弱性を持つ古いiOSへの署名を停止していて、Appleが署名したバージョンしかインストールできないためです。
Appleは、アダプタでつないで映らないときの対処として「最新バージョンのiOS…がインストールされていることを確認します」と案内しています。まずはiOSを最新にして、アダプタとケーブルを挿し直しましょう。なお、U-NEXTは「出力がLightning端子のiPhone/iPad」かつ「iOS/iPadOS 18以降」でエラーになる場合があると告知しています。アプリごとの告知も確認してください。
音だけ出て映像が映らないとき
テレビやナビにつないで、音は出るのに映像が真っ暗なときは、再生しているアプリの著作権保護(HDCP)が原因のことが多いです。Appleは、アプリで映像が表示されない場合は「そのアプリがアダプタに対応していない可能性」があるとしています。
- Apple純正アダプタを使っているか
- テレビやナビがHDCPに対応しているか
- アプリがテレビ出力に対応しているか(アプリのヘルプで確認)
Netflixでは、設定>一般>情報>「Apple HDMIアダプタ」でアダプタのモデル番号を確認でき、A1438またはA1621と表示されていれば対応しています。非純正のアダプタを使っている場合は、Apple純正に替えると映ることがあります。
映らないときの対策【HDMIケーブルと接続先】

HDMIケーブルとiPhoneを接続しても、動画や画像がデバイスに映らないとき、どのような対策を取れば良いのでしょうか?HDMIケーブルと接続先の問題の対処法を、以下にまとめました。
HDMIケーブルや変換アダプタの選び方
HDMIケーブルとiPhoneを接続しても、動画や画像がデバイスに映らないときは、HDMIケーブルや変換アダプタを見直してみましょう。HDMIケーブルも変換アダプタも、Apple純正を使用するのがおすすめですが、特に変換アダプタの選び方には気をつけましょう。HDMI変換アダプタを選ぶ時のポイントを以下にまとめました。
純正品・MFi認証品を選ぶ
HDMI変換アダプタを選ぶ際には、Apple純正品を選ぶのが確実です。NetflixはLightning端子のiPhoneにApple純正のLightning - Digital AVアダプタを推奨し、U-NEXTは「Apple純正のHDMI変換アダプタ」が必要としています。カーナビメーカーも、Apple純正アダプタで動作を確認しています。
純正以外のアダプタでも映ることはありますが、動画配信アプリが映らない場合があります。U-NEXTは映らない原因として「非純正の変換アダプタが繋がっている」可能性を挙げています。
対応機種やOSの互換性を確認する
純正以外のHDMIアダプタを購入する場合は、対応するiPhoneの機種を必ず確認しましょう。USB-CのiPhoneで使うケーブルは、DisplayPortの映像出力(DisplayPort Alternate Mode)に対応している必要があります。iPhone 16e・17e・iPhone Airは、アダプタを替えても映像は出ません。
解像度はフルHD対応のものを選ぶ
Lightning端子のiPhoneの映像出力は、Apple純正アダプタで最大1080p(フルHD)です。そのため、Lightning端子のiPhoneでは4Kや8K対応のアダプタを選んでもフルHD以上にはなりません。USB-CのiPhoneは最大4K/60Hzで出力でき、HDMI 2.0に対応したアダプタやケーブルが必要です。ただし、車のカーナビは対応解像度が低いものがあるので、ナビで使う場合は解像度の上限にこだわる必要はありません。
耐久性の高いものを選ぶ
HDMI変換アダプタを選ぶ際には、耐久性の高いものを選びましょう。耐久性を確認するためには、接続部分が保護されているかを確認してください。また、折り曲げテストを行ったものであれば、より信頼できます。ケーブルの素材に何が使用されているのかを確認するのもおすすめ。純銅などを素材として使用しているケーブルなら、耐久性も高くて安心です。
テレビやモニターの設定変更での対策方法
ケーブルの接続が間違っていないのにテレビやモニターにiPhoneの映像や画像が映らない場合は、設定を変えることで映るようになることがあります。トラブルがあったときは、以下の設定を確認してみましょう。
入力ソースがHDMIになっているか確認
iPhoneの映像や画像がテレビやモニターに映らないときは、入力ソースがHDMIになっているかを確認してみてください。テレビやモニターによっては、最初に入力ソースを設定する必要がある場合があります。iPhoneをHDMIケーブルでテレビやモニターに接続するだけでミラーリングできる製品もありますが、そうでない場合は、製品の取扱説明書を確認してみてください。
画像の解像度を確認する
テレビは多くの場合、つないだ機器に合わせて自動で表示します。カーナビやディスプレイオーディオは、対応する解像度が限られることがあります。ケンウッドは映らない原因として「解像度が480pまたは720pになっていない」ことを挙げています。映らないときは、ナビ側の映像設定や取扱説明書を確認しましょう。
iPhoneのロックを解除してからつなぐ
Appleは、USBなどのアクセサリに接続するには「まずiPhoneやiPadのロックを解除する必要があります」としています(設定>プライバシーとセキュリティ>有線アクセサリ)。アダプタをつなぐときは、iPhoneのロックを解除してから挿しましょう。
「このアクセサリは使用できない可能性があります」と表示される場合は、アクセサリの破損、Apple認定品でない、ポートの汚れなどが考えられます。iOSを最新にし、端子の異物を取り除いてから挿し直してください。
その他のトラブルシューティング方法
iPhoneをHDMIケーブルで接続しても、映像や画像が映らなかったり、音だけが出たりするなどのトラブルが発生した場合は、以下の方法を試してみてください。
ケーブルを挿し直してみる
iPhoneをHDMIケーブルで接続してもきちんと映像が映らない場合は、ケーブルを挿し直してみましょう。単に接続が悪かったという場合は、ケーブルを挿し直すだけで、映るようになることもあります。ケーブルを挿し直してみて直らなかった場合は、他の方法も試してみてください。
HDMI端子が複数ある場合は、別の端子に接続してみる
テレビやモニターにHDMI端子が複数ある場合は、別の端子に接続してみることで、トラブルが解決することもあります。端子に埃がたまっていたり、差し込んだ端子の調子が悪かったりした場合、別の端子なら問題がないことも多いです。もし端子に問題があった場合は、エアダスターなどを使って綺麗に掃除をしてみてください。その後にもう一度差し込んでみれば、映像が映るようになるかもしれません。
テレビやモニターの音量がミュートや小音になっていないか確認する
テレビやモニターにiPhoneをHDMIケーブルで接続しても、音が出ないというトラブルが起こることもあります。この場合、まずテレビやモニターの音量がミュートや小音になっていないかを確認してみましょう。意外とテレビやモニターがミュートになっていたために音が出なかったということも多いです。テレビやモニターの音量を確認しても問題がない場合は、デバイスなどの問題である可能性もあるでしょう。
オーディオ端子にイヤホンなどが接続されていないか確認する
テレビやモニターのオーディオ端子に、イヤホンやヘッドホンなどが接続されている場合も、映像が映っても音が出ない状態になります。iPhoneをHDMIケーブルで接続し、映像が映っているのに音が出ない場合は、オーディオ端子を確認してみましょう。
テレビやモニターを別の機器に接続してみる
iPhoneをHDMIケーブルで接続しても映像や画像が映らなかったり、音が出ないなどのトラブルの際は、テレビやモニターを別の機器に接続してみましょう。iPhone以外の機器でテレビやモニターにきちんと接続されれば、問題はiPhoneの側にあることになります。その場合は、iPhoneとテレビやモニターを接続しているケーブルや変換アダプタ、iPhone自身のトラブルを確認してみましょう。
HDMI端子に別のApple製品を接続してみる
iPhoneとHDMIの接続が上手くいかない場合は、HDMI端子に別のアップル製品を接続してみましょう。たとえばiPadやMacなどです。別のアップル製品でHDMIでの接続ができた場合は、iPhoneに問題がある可能性があります。iPhoneの設定などを見直し、もう一度、接続し直してみましょう。
映らないときの対策【iPhone本体】

iPhoneとHDMIを接続しても、iPhoneの映像や画像などが映らない場合は、テレビやモニターに問題がないか確認した後、Phone本体のトラブルも考えてみましょう。iPhone本体に問題がある場合、以下の対応でトラブルが解決することがあります。
iPhoneを再起動する
iPhone側に問題があってHDMIとの接続が上手くいかない場合、iPhoneを再起動することでトラブルが解決することもあるので試してみてください。iPhoneを再起動する際には、まずモニターやテレビ本体とiPhone本体からHDMIアダプターを取り外しましょう。
iPhoneは、機種によって再起動の方法が異なります。iPhoneの機種ごとの再起動の方法は、以下の通りです。
iPhone X・11・12・13以降を再起動する方法
iPhone X・11・12・13以降のiPhoneを再起動するには、以下の手順で行いましょう。
- 音量調節ボタンとサイドボタンを長押しし、電源オフスライダが表示されたら離します。
- 電源オフスライダをドラッグし、iPhoneの電源が切れるまで 30 秒ほど待ちます。
- iPhoneの電源を再び入れるには、右側のサイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しします。
上記の手順でiPhoneを再起動できますが、フリーズした場合は、強制的に再起動させましょう。
iPhone 6・7・8・SE (第2または第3世代) を再起動する方法
iPhone 6・7・8・SE (第2または第3世代) の再起動は、以下の手順で行ってください。
- iPhoneのサイドボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しします。
- スライダをドラッグし、iPhoneの電源が切れるまで 30 秒ほど待ちます。
- iPhoneの電源を再び入れるには、サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しします。
上記の手順で、iPhone 6・7・8・SE (第2または第3世代) の再起動が完了します。
iPhone SE (第1世代)・5以前を再起動する方法
iPhone SE (第1世代)・5以前を再起動するには、以下の手順で行いましょう。
- iPhoneの右上のトップボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しします。
- 電源オフスライダをドラッグし、iPhoneの電源が切れるまで 30 秒ほど待ちます。
- iPhoneの電源を再び入れるには、iPhone右上のトップボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しします。
以上の手順で、iPhone SE (第1世代)・5以前の機種の再起動が完了します。
ケーブルの差込口をきれいに掃除する
iPhoneとHDMIの接続が上手くいかない場合は、ケーブルの差し込み口を掃除してみましょう。Appleも「このアクセサリは使用できない可能性があります」と表示される原因として、ポートが汚れていることを挙げています。差し込み口にほこりがたまっていたら、電源を切ってからエアダスターで吹き飛ばすか、綿棒などで取り除きます。
エアダスターを選ぶときにいちばん多い失敗は、缶を傾けたときに中の液が噴き出してしまうことです。細かい端子に向けて斜めに吹きかけることが多いので、「逆さ使用OK」と書かれたものを選びましょう。ガスは可燃性のものが多いので、火のそばでは使わないようにします。
端子の掃除に使いやすい、逆さでも使えるエアダスターです。いずれもフロンガスを使わないノンフロンタイプです(商品名の表記)。
| 商品 | 特徴(商品名の表記) |
|---|---|
| サンワダイレクト エアダスター | 逆さOK・ノンフロン・2本セット |
| サンワサプライ CD-31ECO | 逆さ使用OK・エコタイプ |
| エレコム ダストブロワー ECO | 逆さ使用OK・350ml・フロンガス不使用 |
ノズルの付け替えなどで使い方を変えられる2WAYタイプや、まとめ買いできる2本入りのエアダスターもあります。パソコンのキーボードなど、ほかの機器の掃除にも使うなら検討してみましょう。
| 商品 | 特徴(商品名の表記) |
|---|---|
| Digio2 エアダスター 2WAYタイプ | ノンフロン・逆さ使用OK |
| プラス エアダスター OC-802-2P | 超強力・2本入 |
iOSを最新バージョンにアップデートする
iPhoneのiOSを最新バージョンにアップデートすることでも、トラブルを解決することが可能です。iOSが旧バージョンのままだと、HDMIケーブルで適切に接続していても、画面に何も映らないことがあります。iOSのアップデートは、以下の手順で行ってください。
- iPhoneのホーム画面の「設定」をタップする
- 「一般」をタップする
- 「ソフトウェアアップデート」をタップする
- 「新しいアップデート」の表示があれば「ダウンロードしてインストール」をタップする
- パスワードを入力する
- 「今すぐインストール」をタップする
インストールが完了するとiPhoneは自動的に再起動し、iOSは最新バージョンにアップデートされます。アップデートの直後に映らなくなった場合は、アプリ側の対応を待つ必要があることもあります。U-NEXTのように、アプリの公式サイトで不具合を告知している場合があるので確認しましょう。
映したい対象のアプリをアップデートする
iOSのバージョンをアップデートしても、HDMI接続したiPhoneの映像や画面が映らない場合は、映したい対象のアプリのバージョンに問題がある可能性があります。その場合は、対象のアプリのアップデートを試してみましょう。アプリのアップデートは、アプリから通知されることもありますが、以下の方法で行うこともできます。
- iPhoneのホーム画面にある「App Store」をタップする
- 画面下もしくは画面右上にあるプロフィールアイコンをタップする
- 「もうすぐ行われる自動アップデート」から対象のアプリを選択する
- アップデートをタップする
アップデートが終わったら、もう一度HDMIケーブルとテレビやモニターに繋いで、画面に映像や画像が映るかどうかを確認してみましょう。
AirPlayに自動接続する機能をオフにする
iPhoneには、よく使うテレビに自動でAirPlay(Wi-Fiで画面や音を送る機能)する設定があります。HDMIでつないでいるのに別のテレビに映ってしまう場合は、この設定を確認しましょう。
- 「設定」を開く
- 「一般」をタップする
- 「AirPlayと連係」をタップする
- 「自動的にAirPlay」で「しない」または「確認」を選ぶ
この設定は「しない」「確認」「自動」から選べます(Appleのユーザガイドより)。
HDMI接続時の注意点とよくある誤解

HDMI接続時の注意点とよくある誤解を解説しましょう。HDMIを接続する際には、いくつかの注意点があります。またiPhoneをHDMIに接続する際によくある誤解についてもご紹介するので、参考にしてください。
100均のHDMIケーブルの使用についての注意
iPhoneをHDMIに接続する際には、HDMIケーブルを使用します。このHDMIを100均ケーブルにする場合は、以下の点に注意が必要です。
変換ケーブルは純正がおすすめ
100均にはHDMIケーブルは売っていますが、iPhone用のHDMI変換ケーブルは売っていません。iPhone用の変換ケーブルは純正のものの他、家電量販店などで安価なものも販売されていますが、純正がおすすめです。動画配信アプリによっては、HDMI変換アダプタが純正でない場合、画面に映像が映らないことがあります(U-NEXTは非純正アダプタを映らない原因のひとつに挙げています)。安価なアダプタを購入しても、映像が映らなければ意味がありません。
Appleの純正変換ケーブル・Apple Lightning - Digital AVアダプタの概要は、以下の通りです。
| 価格 | 8,780円(税込・Apple Store) |
| サイズ | 6.7 x 1.7 x 15.5 cm |
| 対応デバイス | タブレット・スマホ |
| コネクタタイプ | Lightning |
Appleの純正変換ケーブル・Apple Lightning - Digital AVアダプタは、iPhoneなど接続した機器の映像や画像を、テレビやモニターなどに最大1080pのHD画質でミラーリングすることができます。HDMI搭載のテレビ、ディスプレイ、プロジェクタで使用可能です。
100均でも100円ではない
100均でHDMIケーブルは販売されていますが、100円ではなく、300円や400円の価格帯で売られているものがほとんどです。ただ100均で販売されているHDMIケーブルは、家電量販店などで売られているものよりはかなり価格がリーズナブル。
iPhoneのアダプタとテレビのあいだをつなぐHDMIケーブルなら、100均のケーブルでも使えます。ただし、4K出力するUSB-CのiPhoneで使う場合は、4K/60Hzに対応したものを選びましょう。
おすすめの100均HDMIケーブル
ダイソーのネットストアで販売されているHDMIケーブルは次のとおりです(2026年9月時点)。
| 商品 | 価格(税込) | 商品サイズ | 対応 |
|---|---|---|---|
| 4K対応 プレミアムHDMIケーブル | 330円 | 161.5cm | 4K/60Hz・ハイスピード |
| 4K対応 プレミアムHDMIケーブル | 550円 | 255cm | 4K/60Hz |
| 8K対応 ウルトラハイスピードHDMI スリムケーブル | 770円 | 201cm | 8K(商品名) |
| USB Type-C to HDMIケーブル | 1,100円 | 約1m | 最大3840×2160 30Hz、HDCP1.4 |
ダイソーのUSB Type-C to HDMIケーブルは、USB-CのiPhoneを直接テレビにつなげるケーブルです。ただし、著作権保護はHDCP1.4対応で、U-NEXTのようにHDCP2.2以上を求める動画配信アプリは映らない可能性があります。ダイソーは「使用する機器のすべてが『DisplayPort Alternate Mode』に対応している必要があります」としています。
HDMI接続時のアプリ制限や制約について
HDMI接続しても、著作権保護のためにテレビ出力できないアプリもあります。iPhoneからアプリの映像をテレビに出力する際には、アプリがテレビ出力に対応しているかどうかを確認しましょう。たとえばNetflixは、広告つきプランではモバイル端末の画面をテレビに映して見る機能が使えません。
また動きの速い映像などの場合、iPhoneをHDMIでテレビに接続するとラグが生じることがあります。特にiPhoneのゲームをテレビ画面に映す場合は、ラグでプレイしにくい場合があるので気をつけましょう。テレビでネット動画を見るだけなら、テレビのアプリやストリーミング端末を使う方法もあります。詳しくはネット対応テレビの魅力と選び方で紹介しています。
まとめ

iPhoneとHDMIの接続がうまくいかない場合の対策や注意点などについてご紹介してきました。iPhoneをHDMIでつなぐには、Lightning端子ならLightning - Digital AVアダプタ、USB-C端子ならUSB-C Digital AV Multiportアダプタなどが必要です。車のカーナビで映らないときは、走行中でないか、ナビ側の専用ケーブルと解像度、動画配信アプリの著作権保護(HDCP)を確認しましょう。
変換アダプタは純正のもの以外に安価なものも販売されていますが、動画配信アプリが映らない可能性があるので、Apple純正を使用するのがおすすめです。iPhoneとHDMIの接続が上手くいかない場合は、まずiPhoneの再起動やアップデートの確認をしてみましょう。さらにテレビやモニターを再起動してみるのもおすすめ。
再起動すると上手くいくこともありますが、もし上手くいかなかった場合は、この記事で紹介したさまざまな方法を試してみてくださいね。
参照:iPhoneやiPadのアダプタでディスプレイに映らない場合|Apple、iPhoneをディスプレイに接続する(USB-C)|Apple、iPhoneをテレビに接続する|Netflix、iPhone/iPadの画面をテレビに出力する|U-NEXT、HDMI入力について|トヨタ、故障かなと思ったら|ケンウッド、エンターテインメント|パナソニック ストラーダ、HDMI接続適合表|パイオニア


















