USB Type-C(タイプC)からHDMIに変換するケーブルを使えば、スマホやノートPCの画面をテレビやモニターに映せます。ただし、どの機器でも映るわけではありません。買う前に次の3点を確認してください。
- ①端子が映像出力に対応しているか:スマホ・PCのUSB Type-C端子が映像出力(DisplayPort Alternate Mode)に対応している必要があります。非対応の端子では、変換ケーブルをつないでも映りません。対応の有無はメーカーの仕様表で確認できます
- ②iPhoneは機種で決まる:USB-Cを搭載したiPhone 15以降のモデルは、USB-C→HDMIの変換でテレビやモニターに映せます。Lightning端子のiPhoneはUSB-Cの変換ケーブルは使えません(参照:Apple サポート「iPhoneのUSB-Cコネクタで充電/接続する」)
- ③充電しながら使うか:長時間映すなら、PD充電ポート付きの変換アダプターを選ぶ
※本記事の情報は2026年10月時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
最新のスマホやノートPCなどに数多く採用されている端子として、USBType-Cが挙げられます。従来Lightningケーブルを使用していたiPhoneも、iPhone 15からはUSB Type-Cが採用されています。そんなUSBType-Cですが、HDMI変換ケーブルを使ってPCモニターなどと接続したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Type-CからHDMIに変換ができるおすすめケーブルを紹介します。どれを買えばいいか迷っている方も、USB Type-Cとはどんな端子を指すのか分からないという方もぜひチェックしてみてください。
USB Type-Cに対応しているHDMI変換ケーブルとは?

USB Type-Cに対応しているHDMI変換ケーブルについて、基本的な知識から解説します。本項での解説内容は以下の2点です。
- HDMIの変換ケーブルの種類について
- USB Type-Cに対応している機種は?
HDMIの変換ケーブルにはどんな種類があるのか、またUSB Type-Cはどのような機種に利用されるのかも合わせて解説します。接続端子が合わないと変換ケーブルを買っても意味がないため、「変換ケーブルとは何かよく分からない」という方は必ずチェックしておきましょう。
HDMIの変換ケーブルの種類について
HDMI変換ケーブルには様々な種類があり、HDMI端子と異なる端子を接続するために利用します。PCやスマホをはじめ、現代のデジタル機器は様々な端子が採用されています。その中でもHDMIは最も普及している接続方法のひとつですが、異なる端子を持つデバイスを接続する際には、適切な変換ケーブルの選択が必要です。
例えば、以下のような接続端子とHDMI端子を接続する変換ケーブルがあります
- USB Type-A/B/C
- DVI
- VGA
- DisplayPort/Mini DisplayPort
上記はそれぞれ、PC本体、モニター、プロジェクター、テレビなどの異なる機器を接続する際に使用されます。例えば、HDMI端子しかない古いモニターを、USB Type-Cしかない最新のノートパソコンにつなぐ場合は、USB Type-C→HDMIの変換ケーブルが必要になります。USBの種類ごとの変換方法はUSBからHDMIに変換する方法で解説しています。
それぞれの端子に合った種類のケーブルを選択することが重要です。
USB Type-Cに対応している機種は?
USB Type-Cは、端子が楕円形をしたタイプの端子が特徴です。コネクタ部分に上下左右の区別がなく、使用しやすいのが特徴で高速データ転送に向いた規格です。近年目にする機会が増えており、様々なデバイスに使用されています。主な使用例は以下の通りです。
| デバイス | 概要 |
|---|---|
| スマートフォンやタブレット | Android端末の多くと、iPhone 15以降のiPhoneに採用されており、充電やデータ転送に使用。映像出力に対応しているかは機種ごとに異なる |
| ノートパソコン | 薄型のノートパソコンに採用され、充電、データ転送、外部ディスプレイへの接続などに使用 |
| モバイルバッテリー | USB Type-Cポートを持つパワーバンクは、急速充電に対応している製品が多いのが特徴 |
| ゲーム機 | ニンテンドースイッチなどの携帯型ゲーム機やアクセサリーに採用されており、充電やデータ転送に使用 |
| 外部HDDやSSD | 高速なデータ転送が可能なので、バックアップや大容量データの転送に向いている |
USB Type-Cの普及により、多くのデバイスで統一した一つのケーブルを利用できるのが利点となっています。ユーザーは複数の異なるケーブルを持ち歩く機会が減り、機能性だけでなく利便性も向上しています。
USB Type-C対応!HDMI変換ケーブルを選ぶ際の3つのポイント

USB Type-Cに対応したHDMI変換ケーブルを選ぶ際の3つのポイントについて解説します。主に以下のポイントを意識して選ぶと良いでしょう。
- 映像の解像度をチェック
- ケーブルの長さをチェック
- マルチポート対応かチェック
また、大前提として各端末の端子がUSB Type-Cに対応しているかは必ずチェックしてください。端子の規格が違うと変換ケーブルも使えないので重要なポイントです。
映像の解像度をチェック
USB Type-C対応のHDMI変換ケーブルを選ぶ際は、「映像の解像度」について確認してください。主なチェックポイントを以下で紹介します。
| チェックポイント | 概要 |
|---|---|
| 対応解像度 | ・使用予定のデバイスやディスプレイの最大解像度に対応しているかを確認。 ※例えば、4K解像度のモニターを使用する場合、ケーブルが4K解像度に対応している必要があります。 |
| リフレッシュレート | ・特にPCでのゲームなど高画質の映像が出力される場合、高リフレッシュレートへの対応が必要。 60Hz以上のリフレッシュレートに対応しているか確認しましょう。 |
| HDR対応 | HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しているかも重要なポイント。 HDR対応の映像を楽しむためには、ケーブルもHDRに対応している必要があります。 |
| 帯域幅 | ケーブルの帯域幅が高いほど、より高い解像度とリフレッシュレートのデータを伝送できます。 そのため、高解像度の映像をスムーズに伝送するためには、十分な帯域幅が確保されているかをチェックします。 |
上記のポイントを押さえ、使用する環境やデバイスに最適なHDMI変換ケーブルを選ぶことが重要です。
ケーブルの長さをチェック
USB Type-Cに対応したHDMI変換ケーブルを選ぶ際に、ケーブルの長さは重要なポイントです。まずは自身の使用環境を考えてみてください。例えば、デスク周りでPCモニターなどと接続して使う場合は、短めのケーブルが便利です。
取り回しが容易なので余分なケーブルが邪魔にならず、スッキリとした印象を保てるでしょう。また、リビングのテレビやプロジェクターなどに接続する場合は、長めのケーブルが適しています。機器同士で距離がある場合には長いケーブルでないと、自由な配置が難しくなります。
しかし、ケーブルが長すぎると信号が弱まり、映像が途切れたり映らなかったりするリスクがあります。変換ケーブルは数mまでの製品が中心なので、テレビまで距離がある場合は、変換アダプターと長めのHDMIケーブルを組み合わせる方法もあります。HDMIケーブルの選び方はおすすめのHDMIケーブルの記事を参考にしてください。基本的には必要最小限の長さを選ぶようにしましょう。
さらに、ケーブルの品質もチェックしてください。高品質なケーブルは、長さがあっても信号の劣化を最小限に抑えることができます。
マルチポート対応かチェック
USB Type-Cに対応したHDMI変換ケーブルを選ぶ際は、マルチポート対応かどうかも確認しておくと良いでしょう。マルチポート対応のケーブルは、HDMI以外にもUSBやSDカードリーダーなど、複数のポートを備えています。
同時に複数のデバイスを接続し、効率的なデータ転送が作業が可能になるため、必要に応じて搭載されたものを選んでみてください。特に、ビジネスシーンでは、マルチポート対応ケーブルがあると、プロジェクターへの映像出力、USBデバイスの接続などが一度に可能になるため、作業効率が格段に上がるはずです。
通常のケーブルよりは価格が高くなる場合があるので、デバイスとの互換性や、作業上の必要性に応じて選ぶのがおすすめです。
おすすめUSB Type-C に対応しているHDMIケーブル一覧

USB Type-C に対応しているおすすめHDMIケーブルを4商品紹介します。ラインナップは以下の通りです。
- Anker:高耐久ナイロン USB-C&HDMIケーブル
- ELECOM:USB-C HDMI 映像変換ケーブル
- GOPPA:USB Type-C-HDMI変換アダプタ
- ロジテック:USB4 ドッキングステーション 6in1
迷ったときは上記の商品の中から選択してみてはいかがでしょうか。
Anker:高耐久ナイロン USB-C&HDMIケーブル
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | Anker |
| 種類 | USB Type-C→HDMI変換ケーブル(4K/60Hz) |
| 長さ | 1.8m |
Anker製のUSB-C & HDMI ケーブルで、高耐久性ナイロンを素材に使用した耐久性にも優れた製品です。4K(60Hz)の映像出力に対応しており、高画質な映像を楽しめます。大手メーカー製なので安心感もあり、ケーブルの選択に迷ったときの候補になる製品です。
購入前に、次の3点を確認しておくと「つないだのに映らない」失敗を防げます。
- パソコン・スマホ側のUSB-Cが映像出力(DisplayPort Alt Mode)に対応しているか。非対応のUSB-C端子では、ケーブルを替えても映りません
- 4K/60Hzで映したいときは、テレビ・モニター側も4K/60Hzの入力に対応しているか
- 1.8mの長さが、机やテレビまでの距離・持ち運びに合っているか
ELECOM:USB-C HDMI 映像変換ケーブル
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | ELECOM |
| 型番 | MPA-CHDMIY20BK |
| 種類 | USBTypeC-HDMI変換ケーブル |
| 長さ | 2.0m |
こちらも大手メーカーELECOM製のUSBTypeC-HDMI変換ケーブルです。比較的柔らかめな素材で取り回しがしやすいのが特徴で、2.0mと長めのケーブルでデバイス同士の距離が離れている場合にも使いやすい製品となっています。
4K2K(60HZ)の映像出力に対応しており、高画質での動画視聴などを行いたい方におすすめです。こちらも購入前に、次の3点を確認しておきましょう。
- 接続する機器のUSB-Cが映像出力(DisplayPort Alt Mode)に対応しているか
- 4K2K(60Hz)で映したいときは、テレビ・モニター側も4K/60Hzの入力に対応しているか
- 2.0mの長さが、機器同士の距離に合っているか(離れた場所のテレビやプロジェクターにつなぐときに便利です)
GOPPA:USB Type-C-HDMI変換アダプタ
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | GOPPA |
| 型番 | GP-CHDH/W |
| 種類 | USBTypeC-HDMI変換アダプタ+PD充電対応 |
| 長さ | - |
GOPPA製のUSBTypeC-HDMI変換アダプタです。変換ケーブルではなくアダプタなので、別途HDMIケーブルが必要となります。また、PD(Power Delivery)充電にも対応しており、PC充電対応のアダプタを差し込めば急速で充電できるのが利点。
アダプタはケーブルよりも持ち運びがしやすいため、ノートPCなどと一緒にビジネスシーンでも使いやすいのでおすすめです。
- 向いている使い方:ノートPCやスマホを充電しながら、テレビやモニターに映したいとき
- 確認しておきたい点:アダプターなので、テレビやモニターとつなぐHDMIケーブルが別に必要です。充電しながら使うには、PD対応の充電器を用意してください
- スマホやPC側のUSB Type-Cが映像出力に対応していることが前提です
ロジテック:USB4 ドッキングステーション 6in1(LHB-PMP6U4)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | ロジテック |
| 型番 | LHB-PMP6U4 |
| 種類 | USB4 ドッキングステーション(6in1) |
| 主な端子 | HDMI×1(8K/60Hz出力対応)、USB PD Type-C×1(最大85W)、USB Type-C×1、USB Type-A×2、有線LAN×1 |
HDMI出力に加えて、充電用のUSB PDポートやUSBポート、有線LANをまとめたマルチポート対応タイプです。ノートPCにつなげば、モニターへの映像出力と充電、USB機器や有線LANの接続を1台でまとめられるので、在宅ワークや会議室でプロジェクターにつなぐ場面で便利です。
- 向いている使い方:USB Type-Cの少ないノートPCで、モニター・充電・USB機器を同時に使いたいとき
- 確認しておきたい点:USB4対応のドッキングステーションです。PC側のUSB Type-C端子の対応規格によっては、8K出力などの性能を活かせないことがあるので、対応機種をメーカーサイトで確認してください
参照:ロジテック「LHB-PMP6U4」製品発表(GDM掲載のプレスリリース)
USB Type-C to HDMIケーブルの接続について

USB Type-C to HDMIケーブルの接続について、以下の3点を解説します。
- 映像出力が映らない時のチェックリスト
- 充電しながら映像を出力する方法
- 映像出力対応スマホと接続設定のコツ
USB Type-CやHDMIがうまく出力されないときに確認してみてください。
映像出力が映らない時のチェックリスト
映像出力が映らない時は、一旦再接続をしたうえで以下をチェックしてみましょう。
- 接続端子が映像出力(DisplayPort Alternate Mode)に対応しているか
- 使用デバイスに対応した製品か
- テレビの入力切替が、つないだHDMI端子になっているか
- 使用デバイスに対応した製品か
上記でも映らない場合は、製品自体に不具合がある可能性があります。テレビ側の原因も含めた確認手順はノートパソコンにモニターを接続する方法も参考にしてください。また、別のHDMIケーブルや変換ケーブルを持っている場合は、差し替えて試してみましょう。
別のケーブルで映像が映る場合は、ケーブルや接続端子が故障しているかもしれません。
充電しながら映像を出力する方法
端子が一つしかないスマホなどの機器の場合、変換ケーブルでHDMI端子と接続すると充電するための端子が埋まってしまいます。デバイスを充電しながら映像を出力したい場合は、変換アダプタを使うことで可能です。本記事で紹介した「GOPPA:USB Type-C-HDMI変換アダプタ」なら、アダプタにUSB Type-C端子とHDMI端子の2つが付いているため、充電しながら映像出力もできます。
映像出力対応スマホと接続設定のコツ
映像出力に対応したスマホを接続設定した場合、一部動画配信サービスの映像が映らない場合があります。著作権保護などの観点から仕様上映らないので、その場合はミラーリングなどの無線接続を行うことで出力しましょう。また、ケーブルはスマホやPCのメーカーが動作を案内している製品や、映像出力対応を明記した製品を選ぶのがおすすめです。
サードパーティ製のケーブルなど、相性によっては映像がうまく出力されないことがあるため注意が必要です。
まとめ

この記事では、Type-CからHDMIに変換ができるおすすめケーブルについて解説しました。まとめると以下の通りです。
- USBType-Cは大容量や高速通信に向いた近年普及が進んでいる規格
- 各種デバイスが出力に対応しているか要チェック
- 用途に応じて長さやマルチポートを選ぼう
近年スマホやノートパソコンなどにType-Cが採用されることが多いため、HDMI変換ケーブルの需要も高まっています。テレビをPCのモニター代わりに使う方法はテレビをPCモニター代わりにする方法で解説しています。対応していれば基本的には端子に差し込むだけで利用できるので、各種デバイス同士を接続したい場合は利用しましょう。
どの製品を購入すればいいか迷う場合は、本記事で紹介したケーブルをチェックしてみてください。











