冷蔵庫の側面や横が熱い!原因・対策方法や火事になるのかも解説!

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冷蔵庫の側面や横が熱い!原因・対策方法や火事になるのかも解説!

冷蔵庫の側面や横が熱くなっているときには、どのように対応すればよいのでしょうか。

この現象は冷蔵庫の正常な動作の一部であることが多いですが、場合によっては潜在的な問題を指摘している可能性もあります。

本記事では、冷蔵庫の側面や横が熱くなる原因を詳しく探り、適切な対策方法とその安全性、さらには火事につながるリスクがあるのかどうかについて解説していきます。

冷蔵庫の側面や横が熱い場合は発火や火事を恐れてしまいますが、正しい知識と対策を知っておくことで、焦らずに対処して安全に冷蔵庫を使用できるでしょう。

この記事でわかること

  • 冷蔵庫は、庫内を冷やすために放熱をおこなっているため、適度な熱さは正常な運転の証拠である
  • 放熱が適切におこなわれていていないと、熱が蓄積してしまい、過剰に熱くなることがあり、故障の原因にもなる
  • 放熱がきちんとおこなわれるためには、適切な冷蔵庫の設置と使用、こまめな掃除が重要である

冷蔵庫の横が熱いのは故障?

冷蔵庫の横が熱いのは故障?

冷蔵庫の側面に触ってみたらすごく熱く感じたんだけど、これって故障?このまま使い続けても大丈夫かな?

冷蔵庫の横が熱いことに気付いた場合はまず故障を疑いますが、必ずしも故障の兆候というわけではありません。

冷蔵庫の側面が熱くなる主な理由は、冷蔵庫の冷却システムにあります。

冷蔵庫は内部の熱を外に排出するためにコンデンサーコイルを使用しており、これが一部外側に露出している場合があります。

多くのモデルではコンデンサーコイルが側面近くに配置されており、運転中には自然と熱を発散するので、横が暖かく感じるのは正常な動作の一部と考えられます。

冷蔵庫の側面や横が熱い原因

冷蔵庫の側面や横が熱い原因

冷蔵庫の側面や横が異常に熱いと感じる場合、その原因が何かを理解すれば、故障だと焦ることもなく適切な対応や処置を行なえるでしょう。

ここからは、冷蔵庫の側面が熱くなる主な原因を解説して、それに伴う問題点を特定していきます。

冷蔵庫の側面や横が熱くなる現象は、一見すると異常に思えるかもしれませんが、これは冷蔵庫が内部の温度を効率よく下げるための正常な動作であることが多いです。

すぐに故障を疑わず、なぜ熱を持っているのかその原因を知ってから対処方法を探してみましょう。

放熱が効率的にできていない

冷蔵庫は内部で生成された熱を外部に放出することで冷却を行ないますが、これがきちんと機能していない場合、熱が冷蔵庫の側面に蓄積してしまいます。

冷蔵庫が熱を持つ理由のほとんどは、設置環境に問題があるケースが多く、冷蔵庫が壁にぴったりと設置されていると、冷蔵庫からの熱が壁に反射して戻ってきてしまい、側面温度の上昇を招きます。

冷蔵庫の放熱効率を悪化させる別の要因として、冷蔵庫のコイルや放熱フィンが汚れていることもあります。

これらの部分にホコリが蓄積すると、熱交換能力が低下して側面に熱が集まりやすくなるのです。

放熱がうまくできていないと本体が熱くなるだけでなく、庫内が十分に冷えない原因にもなり得ます。

庫内の温度が下がっている

冷蔵庫の冷却システムは、コンプレッサーが冷媒ガスを圧縮し、その熱を放出しながら冷媒が液化し、生成された熱を外部に排出することで庫内の温度を下げています。

熱は冷蔵庫のコンデンサーを通じて外へ逃がされるため、冷蔵庫の側面や背面が熱くなるのです。

特に、冷蔵庫のコンデンサーコイルが側面に近いモデルでは、熱が側面に直接触れることで外部が触ると熱く感じられます。

庫内の温度を下げようと動いている正常な動作なので、過剰に熱すぎない場合には心配は要りません。

冷蔵庫を設置したばかり

冷蔵庫を新しく設置した直後には、冷却システムが冷蔵庫内の温度を設定値に下げるためにフル稼働します。

コンプレッサーとコンデンサーが大量の熱を発生させ、その熱が冷蔵庫の外壁、特に側面や横に伝わるため、触ると熱く感じられるのです。

通常この熱は、冷蔵庫が目標温度に達して内部温度が安定するまでに徐々に減少していきます。

冷蔵庫を買い替えたばかりであったり、転居後に設置したばかりで冷蔵庫を熱く感じる場合には、これも正常な動作のうちなので安心してください。

あまりに熱が異常に感じられる場合には、設置後の温度設定を見直してみましょう。

過度な温度設定がされていると、コンプレッサーが過剰に作動し続けて側面が熱くなることも考えられます。

冷蔵庫が熱くならないための対策

冷蔵庫が熱くならないための対策

冷蔵庫があまりに熱くなっている状態は、冷却運転に負荷がかかっている状態ともいえるため、あまり好ましいものではありません。

負荷をかけすぎるとエネルギー効率の低下や故障のリスクも高まってしまうため、できるだけ負担の少ない状態で稼働させるのが望ましいでしょう。

続いては、冷蔵庫の発熱を抑制して冷却効率を助けるための対策方法を解説していきます。

放熱スペースを十分に空ける

冷蔵庫が熱くならないようにする主要な対策のひとつは、冷蔵庫の周囲に十分な放熱スペースを空けて設置することです。

この空間は冷蔵庫からの熱が周囲に逃げるのを助けて冷却効率を向上させます。

製品によって異なりますが、放熱スペースの目安として冷蔵庫の背面・側面は10cm程度空けることが推奨されます。

特に壁際や他の家具と隣接して設置する場合には、この点を十分に考慮してください。

放熱スペースが不足していると、冷蔵庫は内部の熱を外に逃がせずコンプレッサーに過剰な負荷がかかります。

これが続くと消費電力が増加して電気代が高くなるだけでなく、冷蔵庫自体の故障や寿命の短縮にもつながりかねません。

冷蔵庫を設置する際には、使用している製品の取り扱い説明書を確認して、推奨されている放熱スペースを守って設置しましょう。

直射日光が当たらない場所に設置する

直射日光が当たる場所に冷蔵庫を設置すると、外部からの熱が冷蔵庫の表面を温めて、内部の冷却システムに余計な負担をかけてしまいます。

冷蔵庫は本来の冷却能力を発揮できず、消費電力が増加して電気代が高くなると共に、故障のリスクも高まるのです。

冷蔵庫の設置場所は、室内の涼しい場所、家の北向きの壁際や、窓から距離を置いた場所など特に日陰となるエリアが望ましいです。

どうしても直射日光を避けられない場所である場合には、窓の外に日よけなどを設置するのもおすすめです。

また、耐熱仕様の天板製品であるモデルを除いて、冷蔵庫の上部に物を置かないようにしましょう。

冷蔵庫の上に物を置くと熱が逃げ場を失い、冷蔵庫内部の温度が上がりやすくなります。

これも冷蔵庫の効率を低下させる一因なので、冷蔵庫の上は空けておきましょう。

食品を詰め込みすぎない

冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎると、冷蔵庫内の冷気の流れが悪くなり、冷蔵庫のコンプレッサーに過度の負担がかかります。

これが原因で、冷蔵庫が本来の機能を果たせず、外壁が熱くなる場合があります。

まず庫内の食品は、冷気が自由に流れるように配置する必要があります。

理想としては、各棚の内容物を棚面積の7〜8割程度に、残りの2〜3割は空気の循環を確保するためのスペースとして空けておくことを目安にしてみてください。

特に冷却口近くには、流れを阻害する大きな食品を配意するのは避けます。

ドアの開けっ放しに注意する

冷蔵庫が熱くならないようにするための重要な対策のひとつは、ドアを開けっ放しにしないことです。

冷蔵庫のドアが長時間開いていると、内部の温度が上昇して冷却効率が低下します。

庫内の空気が外部の暖かい空気と入れ替わり、再び冷やすのに多くのエネルギーが必要になるためです。

食材を取り出す際には必要なものを一度にまとめて取り出し、ドアをできるだけ早く閉めるよう心がけ、常日頃から冷蔵庫の中を整理しておき一目で探しやすくしましょう。

ドアをきちんと閉まらない場合はゴムパッキンが劣化している可能性がありますので、交換するか修理を行なう必要があります。

子供やペットがいる家庭では、いたずらによるドアの開けっ放しにも注意する必要があるでしょう。

◆ドアの開けっ放しによる冷蔵庫の影響や対策方法については、以下の記事にて詳しく解説しています。

冷蔵庫が熱くなると火事になる?

冷蔵庫が熱くなると火事になる?

冷蔵庫が熱くなる主な原因は内部の冷却システムによるものであり、これが外部に熱を発散するために熱を持ちます。

冷蔵庫が熱くなっていると、どうしても火災のリスクを心配してしまいますが、一般的には冷蔵庫の熱が直接火災の原因になることはまれです。

しかし、それでも完全に可能性がゼロとは言い切れません。

続いては、冷蔵庫が熱くなった場合に火災につながる可能性について、対処方法や予防策などについて解説していきます。

冷蔵庫のオーバーヒート

冷蔵庫の表面が熱を持つことは、一般的には一時的な現象であり心配する必要はありませんが、熱さが持続する場合、冷蔵庫がオーバーヒートしている可能性があり注意が必要です。

冷蔵庫のオーバーヒートは、自動車などでも起こるオーバーヒート状態と同じく、内部で生成される熱がその冷却機能を超えた時に発生する問題です。

特に、冷蔵庫が常に熱い状態にある場合や、触ると明らかに高温であるならオーバーヒートが疑われます。

オーバーヒートが続くと予期せずに運転停止するリスクや、最悪の場合には内部故障につながる恐れがあります。

冷蔵庫の表面が熱すぎる場合には、まずは周囲の換気を改善する、冷蔵庫の背面に十分な空間を確保するなど、簡単な対策から始めてみてください。

それでも状態が改善されなければ、修理業者への点検依頼をおすすめします。

冷蔵庫周りで火事が起こる原因

冷蔵庫から火災が発生しやすい状況として、主に2つの可能性が挙げられます。

まずは、冷蔵庫と壁の間や、電源プラグやコンセント周辺に堆積蓄積したホコリです。

ホコリに含まれる湿気と結合することでショートを引き起こし、トラッキング火災と呼ばれる火災に至る危険が考えられます。

たこ足配線も問題です。大型の電気製品を電源タップで複数接続していると、タップの許容電力を超えていることに気が付かず、これが原因で発火して重大な火災に繋がることも考えられます。

対策として、冷蔵庫や洗濯機といった大型家電は、たこ足配線に挿し込まずに直接壁のコンセントへ挿すことを推奨します。

冷蔵庫を長く使っていることで発火に繋がらないか心配だという声も聞かれますが、冷蔵庫の外壁温度は50~60度程度に保たれているので発火はまずありません。

ただし異常が発生した場合には、予想外の高温になることも考えられるため、火災を未然に防ぐためには設置環境を清潔に保つこと、適切な配線を心がけることが必要です。

冷蔵庫が熱いのは放熱の問題がほとんど!

冷蔵庫が熱いのは放熱の問題がほとんど!

本記事では、冷蔵庫の側面や横部分が熱くなる理由や原因、その対策方法などについて解説してきました。

冷蔵庫の基本的な役割は内部を冷やすことですが、その過程で発生した熱を外に放出する必要があります。

そのため、冷蔵庫の側面などを熱く感じるのは正常な働きによる熱である場合が多いです。

この放熱が適切に行われていない場合には、熱を帯びやすくなり、異常な熱さに感じられることもあります。

推奨されている冷蔵庫の放熱スペースが十分に確保されていないと熱がこもりやすく、冷却効率も下がって消費電力が増加してしまいます。

熱交換器の周辺がホコリで覆われていたり、清掃が行き届いていなかったりしても熱が外部に逃れにくいことがあります。

冷蔵庫の過剰な熱問題を放置していると、トラッキング火災やたこ足配線による火災の発生リスクも高まります。

大きな事故を避けるためにも、取り扱い説明書に従って適した場所に冷蔵庫を設置し、周辺の掃除をこまめに行ないましょう。

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