東京都目黒区への引っ越しに伴う水道手続きガイド

引っ越しは新しい生活を始めるための大きなステップですが、スムーズに日常をスタートするためには水道の手続きをしっかりとおこなうことが重要です。水道が使えないと日常生活に大きな影響が出るため、引っ越し前に事前の準備をし、スムーズに開栓・閉栓手続きをおこなう必要があります。

この記事では、東京都目黒区への引っ越しを予定している人に向けて、水道手続きの流れや支払い方法・引っ越し後の確認事項などを詳しく解説します。

目黒区での水道手続きの概要

東京都目黒区で水道を利用するためには、以下の2つの手続きをおこなう必要があります。

• 開栓手続き：新居で水道を使用できるようにするための手続き
• 閉栓手続き：旧居での水道利用を停止するための手続き

これらの手続きを確実におこなうことで、引っ越し後に水道が使用できない・旧居で無駄な水道料金が発生するといったトラブルを回避することができます。次に、それぞれの手続き方法について詳しく説明します。

開栓手続き

新居で水道を使用するためには、開栓手続きを事前におこなう必要があります。引っ越し当日から水道が使えるよう、早めに準備しておきましょう。

手続きのタイミング

水道の開栓手続きは、引っ越し予定日の1週間前から4日前までにおこなうことが推奨されます。とくに、引っ越しシーズン（3月や4月）は手続きが集中するため、早めの準備が重要です。

必要な情報

開栓手続きをおこなう際に必要な情報は以下のとおりです。

• 新居の住所
• 使用者の氏名
• 水道の使用開始予定日
• 連絡先電話番号
• 口座振替を希望する場合の銀行口座情報

これらの情報を準備しておくことで、手続きをスムーズに進めることができます。

手続き方法

目黒区を含む東京都23区の水道業務は東京都水道局が担当しています。開栓手続きは以下の方法でおこなうことができます。

1. 電話での手続き
   東京都水道局のお客様センターに電話をして開栓手続きをおこないます。必要な情報を伝えることで、簡単に手続きが完了します。
   • 電話番号：0570-091-100（ナビダイヤル）
   • 03-5326-1101（IP電話や携帯電話のかけ放題プランの場合）
   • FAX番号：03-5790-0572
   • 受付時間：平日8:30〜20:00（日・祝日を除く）
2. インターネットでの手続き
   東京都水道局の公式サイトから、24時間インターネットで手続きをおこなうことも可能です。忙しい人・営業時間外に手続きをしたい人には、インターネットが便利です。
   • 公式サイト：東京都水道局

閉栓手続き

旧居での水道利用を停止するためには、閉栓手続きが必要です。引っ越し後も旧居で水道料金が発生しないように、事前に手続きを完了しておきましょう。

手続きのタイミング

閉栓手続きも、引っ越し日の1週間前から3日前までにおこなうのが理想的です。早めに手続きを済ませることで、無駄な料金が発生するのを防ぐことができます。

必要な情報

閉栓手続きをおこなう際に必要な情報は以下のとおりです。

• 旧居の住所
• 使用者の氏名
• 水道の使用終了予定日
• 連絡先電話番号
• 最終的な水道料金の支払い方法

これらの情報を準備しておくことで、スムーズに手続きを進められます。

手続き方法

閉栓手続きも東京都水道局が担当しています。手続き方法は開栓手続きと同様に、以下の方法でおこなうことが可能です。

1. 電話での手続き
   東京都水道局のお客様センターに電話をして閉栓手続きがおこなえます。必要な情報を伝えることで、簡単に手続きが完了します。
   • 電話番号：0570-091-100（ナビダイヤル）
   • 03-5326-1101（IP電話や携帯電話のかけ放題プランの場合）
   • FAX番号：03-5790-0572
   • 受付時間：平日8:30〜20:00（日・祝日を除く）
2. インターネットでの手続き
   東京都水道局の公式サイトから、24時間インターネットで手続きをおこなうことも可能です。忙しい人・営業時間外に手続きをしたい人には、インターネットが便利です。
   • 公式サイト：東京都水道局

目黒区の水道料金について

水道料金の比較（1か月当たり）

目黒区の上下水道料金は、全国平均よりかなり安く、東京都平均・あきる野市・小平市よりやや高めとなっています。

基本料金と従量料金

水道料金は、毎月の生活費としてかかるため、料金体系を理解しておくと安心です。東京都水道局が管理する目黒区の水道料金の体系についても確認しておきましょう。

東京都目黒区水道料金・下水道料金早見表【2か月用】

水量（m³）	水道料金			下水道料金（円）
	呼び径13㎜（円）	呼び径20㎜（円）	呼び径25㎜（円）
0～10	1,892(172)	2,574(234)	3,212(292)	1,232(112)
11	1,916(174)	2,598(236)	3,236(294)	1,232(112)
12	1,940(176)	2,622(238)	3,260(296)	1,232(112)
13	1,964(178)	2,646(240)	3,284(298)	1,232(112)
14	1,988(180)	2,670(242)	3,308(300)	1,232(112)
15	2,013(183)	2,695(245)	3,333(303)	1,232(112)
16	2,037(185)	2,719(247)	3,357(305)	1,232(112)
17	2,061(187)	2,743(249)	3,381(307)	1,353(123)
18	2,085(189)	2,767(251)	3,405(309)	1,474(134)
19	2,109(191)	2,791(253)	3,429(311)	1,595(145)
20	2,134(194)	2,816(256)	3,454(314)	1,716(156)
21	2,274(206)	2,956(268)	3,594(326)	1,837(167)
22	2,415(219)	3,097(281)	3,735(339)	1,958(178)
23	2,556(232)	3,238(294)	3,876(352)	2,079(189)
24	2,697(245)	3,379(307)	4,017(365)	2,200(200)
25	2,838(258)	3,520(320)	4,158(378)	2,321(211)
26	2,978(270)	3,660(332)	4,298(390)	2,442(222)
27	3,119(283)	3,801(345)	4,439(403)	2,563(233)
28	3,260(296)	3,942(358)	4,580(416)	2,684(244)
29	3,401(309)	4,083(371)	4,721(429)	2,805(255)
30	3,542(322)	4,224(384)	4,862(442)	2,926(266)
31	3,682(334)	4,364(396)	5,002(454)	3,047(277)
32	3,823(347)	4,505(409)	5,143(467)	3,168(288)
33	3,964(360)	4,646(422)	5,284(480)	3,289(299)
34	4,105(373)	4,787(435)	5,425(493)	3,410(310)
35	4,246(386)	4,928(448)	5,566(506)	3,531(321)
36	4,386(398)	5,068(460)	5,706(518)	3,652(332)
37	4,527(411)	5,209(473)	5,847(531)	3,773(343)
38	4,668(424)	5,350(486)	5,988(544)	3,894(354)
39	4,809(437)	5,491(499)	6,129(557)	4,015(365)
40	4,950(450)	5,632(512)	6,270(570)	4,136(376)

基本料金

目黒区の水道料金は、基本料金と従量料金で構成されています。基本料金は水道メーターの口径に基づいて設定され、標準的な家庭用の13mmメーターを使用する場合、月額の基本料金は約900円です。この料金には一定量の水道使用料が含まれています。

従量料金

従量料金は、実際に使用した水量に基づいて課される料金です。家庭での平均的な水道使用量は、月に約20〜30m3とされていますが、使用量が増えると従量料金も増加します。節水を心がけることで、料金を抑えることが可能です。

下水道料金

目黒区では、上水道料金に加えて下水道料金も請求されます。下水道料金は使用した水量に基づいて計算され、上水道料金と合わせて請求されるため、支払いの際にまとめておこなうことができます。

支払い方法

東京都水道局での水道料金の支払い方法は以下のとおりです。自分の生活スタイルに合った方法を選び、支払い忘れがないようにしましょう。

1. 口座振替
   銀行口座から自動的に水道料金が引き落とされる方法です。支払いの手続きを毎月おこなう手間がなくなり、支払い忘れを防止できるため、非常に便利です。
2. クレジットカード払い
   クレジットカードを使って水道料金を支払うことが可能です。ポイントが貯まるため、さらにお得に利用できる方法です。
3. 東京都水道局アプリによる支払い
   東京都水道局アプリを登録することで、専用アプリでの支払いが可能になります。専用アプリでは、クレジットカードのほかにスマートフォンアプリ（PayPay・LINEPay・auPAY・FamiPay・d払い・楽天ペイ）での支払いが可能です。
   • アプリの登録はこちら
4. 請求書払い
   請求書を検針時に水道使用場所で発行・または指定した請求先に郵送されます。請求書払いでは、取扱金融機関やコンビニでの支払いが可能です。
   
   また、スマートフォンアプリ（PayPay・LINE Pay・PayB・楽天銀行コンビニ支払サービス・au PAY・FamiPay・ｄ払い・楽天ペイ・AEON Pay）でバーコードを読み取って支払うこともできます。

引っ越し後の確認事項と注意点

水道の開栓確認

引っ越し後、新居で水道が正常に使用できるか確認することは非常に重要です。開栓手続きを済ませていても、実際に水が出るか、水圧が適切か確認する必要があります。とくに長期間使用されていなかった物件では、最初に出る水が濁っていることがあります。その場合は、しばらく水を流してから使用するようにしましょう。

もし水が出ない、水圧が低い、あるいは水漏れがある場合は、すみやかに東京都水道局に連絡し、対応を依頼することが大切です。新生活をスムーズにスタートするために、引っ越し後の早い段階で確認をおこないましょう。

最終検針と閉栓手続きの確認

旧居での水道利用を停止する際には、最終検針がおこなわれ、最終的な使用量が確定し、最後の水道料金が請求されます。請求書が届いたら、すみやかに支払いを済ませましょう。閉栓手続きが完了していないと、引っ越し後も旧居での水道料金が発生し続ける可能性があるため、手続きが確実に完了しているかを確認することが重要です。

支払いの確認と未払いに注意

水道料金の支払いが遅れると、督促状が届くほか、さらに遅れると水道供給が停止されるリスクがあります。引っ越し後は生活が忙しくなり、支払いを忘れがちです。口座振替やクレジットカード払いを利用して自動的に支払いをおこなうように設定すると、支払い忘れを防止でき、安心して生活が進められます。

水道設備の点検とトラブル対策

新居で水道を使い始める際には、水道設備が正常に動作しているか確認することも重要です。とくに古い物件や長期間使用されていなかった物件では、設備に問題がある場合もあります。次の点を確認して、必要に応じて対応をおこないましょう。

• 蛇口や配管の水漏れがないか確認する。
• 水圧が適切かどうか：シャワーや蛇口からの水の出が正常かチェックします。
• 排水の詰まり：キッチンや浴室の排水がスムーズに流れるかも確認しておきましょう。

もし問題が見つかった場合は、すみやかに管理会社や東京都水道局に連絡して修理を依頼することが推奨されます。

冬季の凍結対策

目黒区は比較的温暖な地域ですが、冬季に気温が氷点下に下がることもあり、水道管が凍結するリスクがあります。水道管が凍結すると破裂の恐れがあるため、以下の対策を講じてリスクを軽減しましょう。

凍結を防ぐための対策

• 断熱材を巻く：屋外に露出している水道管には断熱材を巻いて凍結を防ぎます。
• 少量の水を流し続ける：とくに寒い夜には、少量の水を流し続けることで水道管が凍結するのを防げます。
• 水抜き栓を利用する：長期間家を空ける際や寒冷な日は水道管の水を抜いて凍結予防をおこないましょう。

万が一水道管が凍結してしまった場合は、急激に温めると破裂する恐れがあるため、徐々に解凍することが大切です。温かいタオルやぬるま湯を使って少しずつ解凍するようにしましょう。自力で解決が難しい場合は、専門業者や東京都水道局に連絡して対応を依頼してください。

よくある質問（FAQ）

水道手続きはいつまでにおこなえばよいですか？

水道の開栓手続きや閉栓手続きは、引っ越し予定日の1週間前から4日前までにおこなうのが理想です。とくに、引っ越しシーズン（3月や4月）には手続きが集中するため、早めの準備が推奨されます。

支払い方法を途中で変更することは可能ですか？

支払い方法は途中で変更が可能です。たとえば、口座振替からクレジットカード払いに変更する場合は、東京都水道局に連絡して手続きをおこないましょう。

開栓手続きを忘れてしまった場合、水道はどうなりますか？

開栓手続きを忘れてしまうと、引っ越し当日に水道が使えない可能性があります。できるだけ早く東京都水道局に連絡して手続きをおこなうことで、早急に水道を使えるようにしてもらえます。

水道料金が急に高くなった場合、どうすればよいですか？

水道料金が急に高くなった場合、まず水漏れがないか自宅内で確認しましょう。トイレや蛇口で水が流れ続けている場合、料金が急増することがあります。異常が見当たらない場合は、東京都水道局に連絡し、調査を依頼することをお勧めします。

水道管が凍結してしまった場合、どうすればよいですか？

水道管が凍結してしまった場合、急激に温めると破裂のリスクがあるため、徐々に温めることが大切です。温かいタオルやぬるま湯を使って水道管をゆっくり解凍してください。自力で解決が難しい場合は、専門業者や東京都水道局に連絡して対応を依頼しましょう。

まとめ

東京都目黒区への引っ越しに伴う水道手続きは、快適な新生活を始めるための重要な手続きです。水道の開栓手続きや閉栓手続きを適切なタイミングでおこない、支払い方法も確認しておくことで、引っ越し後のトラブルを防ぎ、安心して新生活をスタートできます。

とくに引っ越しシーズンには手続きが混雑するため、早めに東京都水道局に連絡して準備を進めることが推奨されます。また、口座振替やクレジットカード払いなどの便利な支払い方法を設定し、毎月の支払いがスムーズに進むようにしましょう。冬季には水道管の凍結対策も講じて、安心して新生活を楽しむ準備を整えてください。

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