引っ越し時のインターネット回線の手続き方法は?新規と移転はどっちがお得?

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引っ越し時のインターネット回線の手続き方法は?新規と移転はどっちがお得?

引っ越しの際に手配しておくべき作業の一つがインターネット回線の手続きです。

テレビで動画配信サービスを楽しんだり、パソコンで仕事をしたり、スマホでゲームをしたりと、家の中でも必需品と言えるインターネット。

引っ越し先でもスムーズに使えるよう、余裕を持って手配しておきたいところです。

本記事では、引っ越し時のインターネットの手続きについて、移転する方法と新規で契約する方法を解説。また手配時の注意点などについて詳しく紹介していきます。

インターネットの引っ越し手続き完了までのスケジュール

インターネットの引っ越し手続き完了までのスケジュール

インターネットの引っ越し手配をおこなうとき、完了までにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。

サービスや手配の内容によっても異なりますが、引っ越し先でスムーズにインターネットの使用を開始できるようにするためには、スケジュールを理解しておく必要があります。

「引っ越し先でインターネットが使えない!」といった不便な事態にならないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

最短で2週間ほどかかる

回線の手配をおこなう場合には、以下の流れを踏む必要があります。

  1. 既存の契約内容や契約事業者を確認
  2. 「新規契約」か「移転」を決める
  3. 回線事業者やプロバイダーに手続き
  4. 開通工事をおこなう
  5. インターネットが使えるようになる

回線事業者やプロバイダーとの手続き自体には、そこまで時間はかかりませんが、工事の日程が先になることで、使用開始までに時間がかかることがあります。

最短でも2週間程度かかるため、引っ越しが決まったら時間には余裕を持って、手続きを進めるとよいでしょう。引っ越し日の1か月程度前から、手配を進められると理想的です。

引っ越し当日までに、工事完了できるよう手配できないと、Wi-Fiを使用できない期間が生じてしまうため、十分に確認しながら余裕を持って手配をしたいところです。

長いと2か月かかることもある

工事日程の空き状況は、引っ越し時期によっても異なります。

世間的に引っ越しが多いとされる3月や、12月の年末などは、回線の申し込みが集中する時期でもあり、工事日程がかなり先になってしまうことがあります。

このような繁忙期には、工事までに2か月程度待たされることもあるため、注意が必要です。

逆に空いている時期であれば、1週間程で工事してもらえることもあります。

工事は、回線事業会社やプロバイダーとの契約を申し込んでから、日程を決めることになるため、工事の空き状況を確認した上で契約を決めることはできません。

利用者側では、工事日程をコントロールすることはできないため、十分に時間があるうちに手配を進めることがポイントです。

【移転】既存で契約しているプロバイダーとネット回線の確認方法

【移転】既存で契約しているプロバイダーとネット回線の確認方法

現住所で利用している回線業者やプロバイダーのサービスや契約内容に満足しているのであれば、同じ内容を引っ越し先でも引き継ぐ、移転の依頼が可能です。

ただし、移転の依頼は、どの地域に引っ越すかによってできるかできないかが変わってきます。

手続きの流れや注意点を理解しておきましょう。

インターネット回線の移転手続きの流れ

既存の契約を移転する場合には、回線業者とプロバイダーに移転の申し出をおこなう必要があります。移転時の流れは以下の通りです。

  1. 加入している回線事業者やプロバイダーに移転の依頼をする
  2. 引っ越し先での工事日程を決める
  3. 引っ越し先で工事をおこなう
  4. インターネットの利用開始

移転の依頼方法としては、回線会社やプロバイダーのホームページからおこなうか、電話にて連絡をするかの2つの方法があります。

契約内容などについて不明な点があり、直接スタッフに相談したい場合には電話での依頼が良いでしょう。

しかし多くの場合、電話では受付時間が決まっています。この受付時間内に時間を取れない場合には、Webサイトからの依頼がスムーズです。

また既存の住居と引っ越し先の住居がエリアをまたぐ場合には、電話でのみ対応しているなど、会社によって対応の決まりや条件も異なるため、依頼手配前に加入している会社の対応について確認しておきましょう。

プロバイダーってなに?

プロバイダーってなに?

プロバイダーとは、インターネットを使えるようにしてくれるサービス業者です。

引っ越し時には、インターネット回線とプロバイダーの両方を移転する必要があり、プロバイダーの手続きが完了していないと、回線を契約していてもインターネットを利用できません。

最近では、回線事業者とプロバイダーが統合されたサービスも多くなっています。

自身の契約は、回線事業者とプロバイダーが同じなのか、または違うのかによって、手配すべき会社の数も異なります。

移転手続きをおこなう場合も、新規契約手続きをおこなう場合も、まずは自身の契約内容や契約会社がどのようになっているのか明らかにしておく必要があるでしょう。

契約中のプロバイダーを確認する方法

引っ越し時に契約した覚えはあるけど、どのプロバイダーだっけ?

自身が利用しているプロバイダーをよくわかっていないという人も少なくありません。

契約している会社がはっきりとわからない場合には、以下を用いて確認することが可能です。

  • 契約時の契約書
  • 請求書
  • 通帳や請求明細の請求元
  • 通信速度計測サイト
  • IPアドレス

契約当初の契約書や毎月の請求書があれば、それらを見れば、すぐに確認が可能です。

もしこれらの書類がない場合には、通信速度を計測するサイトやIPアドレスからも会社を判別することが可能です。

ネット回線事業者を確認する方法

同じくネット回線事業者がわからない場合には、以下を用いて確認することが可能です。

  • 契約時の契約書
  • 月々の請求書
  • 通帳や請求明細から請求元
  • 通信速度計測サイト
  • IPアドレス

通信速度計測サイトや、IPアドレスを確認するサイトには、以下のようなサイトがあります。

アクセスするだけ、またはワンクリックで、情報を確認できるため、万が一回線事業者やプロバイダーを把握できない場合には、利用してみましょう。

回線事業者・プロバイダーへ引越しの連絡

回線事業者・プロバイダーへ引越しの連絡

回線事業者やプロバイダーに連絡する場合の具体的な手続きについて解説します。

実際の手続きをおこなう前に、確認しておくべき情報をチェックしておくとスムーズです。

二度手間にならないように、必要な情報をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

回線事業者・プロバイダーへ伝える内容

回線事業者やプロバイダーに移転を依頼する場合には、下記の内容を申し出る必要があります。

  • 引っ越し先の住所
  • マンションや戸建てなど引っ越し先の住居の種類
  • 引っ越し予定日
  • 契約者名
  • 契約者の電話番号
  • 連絡できる曜日や時間帯

引っ越し前は、引っ越し先の住所を明確に覚えていない場合もあるため、あらかじめ用意しておくとよいでしょう。

また契約者でなければ手続きができない場合も多いです。複数名で住んでいる場合には、契約者を確認し、本人が連絡することが一番スムーズです。

契約者本人でなくても手続きをおこなうことは可能ですが、委任していることを確認するやりとりが必要となり、手続きに時間がかかるでしょう。

引越し先へ契約を移転できない場合もある

既存の業者のサービスや契約内容を気に入っていても、契約会社によっては移転手続きをおこなえない場合があります。

対象の回線事業者プロバイダーが、引っ越し先のエリアにおいてサービス提供をしていない場合には、この移転の手続きができません。

特に地域密着型のサービスや、新電力系の光回線などは、対象地域が限られていることが多く、移転できないことが考えられます。

まずは既存で契約している会社のサービスが引っ越し先でも対象になっているか確認することが重要です。

もしエリア外であれば、既存の契約を移転できないため、必然的に新規で別の会社のサービスを契約する必要が生じます。

【新規】引っ越し先で利用できるネット回線を確認する方法

【新規】引っ越し先で利用できるネット回線を確認する方法

引っ越しを機に新しいインターネット会社に乗り換えたい場合や、引っ越し先が既存契約会社のサービス対象外エリアだった場合などは、新規での契約が必要です。

新規で契約をおこなう場合の手順や注意点を解説します。

インターネット回線の新規契約の流れ

新規で契約をおこなう場合には、以下の流れになります。

  1. 引っ越し先での新しいサービス会社を新規で申し込む
  2. 既存の契約会社の解約手続きをする
  3. 引っ越し先で開通工事をおこなう
  4. インターネットの利用開始

引っ越し先での工事日程が込み合っている場合もあるため、なるべく早めに新しい会社の契約を手配するのがよいでしょう。

新規契約ができたら、既存の契約会社の解約手続きをおこないます。

また既存の契約会社を更新期間以外で解約するとなると、解約解除料の支払いが必要になることがあります。

新規解約に伴う解約を考える場合には、更新期間もあらかじめチェックしておき、可能であればこの期間内に手配できるとよいでしょう。

回線事業者へ直接確認する

引っ越し先で利用できる回線事業者を探す際、ある程度希望の会社が絞れているのであれば、直接その会社に利用できるか確認してみましょう。

引っ越し先の地域にて、回線事業者やプロバイダーがサービスをしていなければ、希望しても契約自体ができません。

各回線事業者やプロバイダーでは、電話受付窓口を設置しているので、直接聞いてみるのが早いでしょう。不明な点などがあれば、あわせてその場で解決できます。

回線事業者のホームページで検索する

回線事業者に電話で確認する以外にも、対象事業者のホームページでも対象エリアを確認することが可能です。

ホームページでは、サービスを利用できるかどうかだけでなく、プラン内容や料金、キャンペーンの情報などを一緒に確認できます。

公式ホームページでは、Web申込限定でキャンペーンをおこなっていることもあり、新規契約を考える際は、特にお得なケースが多いでしょう。

引っ越し先地域から、利用できるサービスの一覧を確認したい場合には、「価格.com プロバイダ」などの比較サイトやまとめサイトで確認することも可能です。

管理会社へ確認する

マンション等に引っ越す際は、引っ越し先の建物に希望する回線のケーブルが引き込まれているかどうかも確認が必要です。

導入状況は、管理会社か大家さんに確認することでわかります。

回線が導入されている場合には、開通工事は不要となり、引っ越し後にインターネットの接続設定をおこなえば、利用できるようになります。

回線が導入されていない場合には、工事が必要となり、管理会社や大家さんに許可をとらなくてはなりません。

電柱から物件があまりにも離れており、回線の引き込みができないケースや、大家さんや管理会社が特定の回線事業しか認めていない場合などは、工事ができない可能性もあるため、事前に確認しておくのがよいでしょう。

大家さんや管理会社に連絡できる機会もそう多くはないので、あらかじめ準備をして、新居の状況をしっかりと確認しましょう。

ネット無料物件かどうかは必ず確認しよう!

マンションやアパートタイプの住居の場合、住人は無料でインターネットを利用できる場合があります。

大家さんがインターネットの契約をまとめておこなっており、使用料を負担してくれているケースです。

面倒なインターネットの契約を手配しなくてよく、料金もかからないので、とても便利。工事も不要で、引っ越してすぐにインターネットの使用を開始できるのがメリットです。

しかし、マンションやアパート全体で1つの回線を共有しているので、通信速度はあまり期待できない可能性があります。

また「インターネット対応」とされている物件では、各部屋への配線までは完了されているものの、借主による契約をおこなってから、利用開始できるケースもあります。

さらに料金が家賃に含まれているのかいないのか、別途回線事業者と借主が契約した上、借主が料金を支払うのか、など支払いの取り扱いもまちまち。

「インターネット完備」「インターネット対応」とされている物件でも、その利用条件は異なるため、あらかじめ十分に確認しておきましょう。

また通信速度が遅く、不満がある場合には、別途の費用はかかるものの、個人で別の回線事業者やプロバイダーを契約したり、ポケットWi-Fiルーターを契約したりすることも可能です。

移転か新規契約か?どっちがおトク?

【インターネット】新規と移転のメリットとデメリットの比較

特に会社にこだわりはないけど、とにかく安くインターネット環境を整えたいな!

工事費用や契約解除費用など、なにかとお金がかかるケースが多いインターネット契約ですから、少しでも初期費用をおさえたいと考える人も多いでしょう。

移転するか、新規契約するか、どちらにおいてもメリット・デメリットがあります。

金銭面だけでなく、自身の手間や時間なども考慮しながら、どちらがお得か、自分の状況に合っているのか検討してみましょう。

移転する場合のメリットとデメリット

移転する場合のメリットは、以下の点が挙げられます。

  • 気に入っているサービス内容を使い続けられる
  • 契約解除料がかからない
  • 新しいサービスを検討する手間がない

これまで利用していたサービス内容や回線速度などに満足している場合には、そのまま同じような環境を維持しながら利用できる点が大きなメリットです。

また更新期間外に引っ越しをすることになっても、解除料がかからないので、費用を削減できるでしょう。

逆にデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 移転工事をおこなう必要がある
  • 移転工事の費用がかかる
  • 違約金より工事費用が高い場合がある

移転の場合にも工事が必要で、その手配をおこなったり、工事費用を支払う必要があります。場合によっては、契約の解除料より移転工事費用の方が高い場合もあるでしょう。

利用するサービス会社によって、契約解除料や工事費用は異なり、キャンペーンなどによっては工事費が無料になることもあります。

少しでも費用を安くおさえたい場合には、費用面の条件を十分にチェックしておきましょう。

新規で契約する場合のメリットとデメリット

新規で新しい契約をする場合には、以下のような点がメリットになりえます。

  • 加入キャンペーン等を利用できる
  • よりお得な内容で契約できる可能性がある
  • 通信速度を見直せる

各社では、新規加入者が対象となるキャンペーンをおこなっていることもあり、割引やキャッシュバックを受けられる可能性が高いです。

またこれまでの契約内容や通信状況に不満があった場合には、これらを改善できる良い機会になります。

なんとなくで入ったものの、自分のライフスタイルやニーズに合わないまま使い続けている人などは、契約内容を見直すチャンスにもなり、毎月の費用も落とせるかもしれません。

しかしながら、新規契約には以下のようなデメリットも考えられます。

  • 新規の会社を選ぶ手間がかかる
  • 既存サービス会社の契約解除料を支払わなければならないことがある

いざ新しい契約先を考えるとなっても、いろいろな会社やサービスがあり、吟味しながらより良い契約先を探すのに手間がかかるかもしれません。

また既存の契約についても、更新期間が設定されており、その期間外に解約する場合には、解除料を支払わなければなりません。

移転であれば、この費用はかからないため、更新期間外で引っ越す場合にはデメリットと言えるでしょう。

新規で契約する方がおトクになるケースが多い

【インターネット契約】新規契約と移転の費用比較

とはいえ、費用面だけで考えると、新規契約の方がお得になるケースが多いでしょう。

多くの回線事業者やプロバイダーでは、新規加入キャンペーンを頻繁におこなっており、移転に比べると初期費用をおさえられることが多いからです。

また使用しているスマホの通信会社や、ケーブルテレビとそろえると、費用が安くなるケースもあります。

インターネットサービスだけでなく、その他の通信機器をどこの会社と契約しているかも、毎月の費用を落とせる要因です。

初期費用はもちろん、毎月のコストも考慮しながら、新規契約か移転かを検討してみるとよいでしょう。

開通工事が必要な場合もある

開通工事が必要な場合もある

インターネットの利用にあたっては、多くの場合、開通工事が必要です。

開通工事は、インターネットの利用を申し込んでから、日程を決めることとなり、費用もかかります。

工事日程や工事にかかる時間・費用は、契約している会社や住居の状況によって大きく異なるため、十分な確認が必要です。

最長2ヶ月〜3ヶ月かかる場合もある

開通工事までは、早ければ1週間程度、長いと2か月〜3ヶ月程度待たなければなりません。これは、工事日程の空き状況によるため、希望が通りにくく、注意が必要です。

特に引っ越しが多いシーズンは、申し込みが多くなり、工事日程も詰まりがちなので、長い時間待たなければならない事が多いでしょう。

あらかじめ確認することもできないため、引っ越し先が決まったら、なるべく早い段階で手配することをおすすめします。

会社によっては、工事までの期間にWi-Fiルーターを貸し出してくれる場合もあります。

自宅で仕事することが多い人や、インターネットを使えない時間を極力減らしたいと考える人も多いでしょう。

工事まで長い期間がかかってしまう場合は、Wi-Fiルーターの手配したり、スマホの容量を一次的に上げたりといった対応が必要になるかもしれません。

工事費用はどれくらいかかる?

インターネットの工事費用はどれくらい?

インターネット回線の工事は、サービス提供会社によって異なりますが、マンションやアパートなどの集合住宅で15,000円~20,000円、戸建ての住居で20,000円~30,000円程度が相場です。

住居タイプだけでなく、契約しているプランや移転の際にエリアをまたぐか、などの条件によっても料金は異なります。

また、回線事業者を乗り換える場合、更新時期以外に解約する場合、解除料がかかることがありますが、この解除料よりも工事費の方が高くなることもあります。

逆にキャンペーン対象であったり、特定の条件下であれば、工事費が無料になる場合も。

工事費用は一概に「高い」「安い」とは断言できないものなので、そのときの自身の状況に合わせて判断するのがよいでしょう。

引っ越し先でのインターネット回線の設定方法

引っ越し先でのインターネット回線の設定方法

回線の開通工事が終わったら、住まいにおいて接続設定をおこなわなければ、利用を開始できません。

ここでは接続設定の手順を説明します。スムーズに設定を済ませ、引っ越し先で快適なインターネット環境を整えましょう。

Wi-Fi利用に必要なもの

Wi-Fi利用の設定にあたっては、以下のものが必要です。

  • モデムやONU
  • Wi-Fiパスワード
  • ルーター
  • LANケーブル

モデムやONUは、回線の中継をする機器で、回線業者やプロバイダーからレンタルとして配布されます。

モデムやONUには、利用できるWi-FiのIDやパスワードが記載されており、スマホやパソコン等の機器設定で、対象のWi-Fiを選び、パスワードを入力すれば利用を開始できます。

Wi-Fi利用をするにあたっては、このモデムまたはONUさえあれば利用は開始できると言えます。

複数台の端末をインターネットにつなげる場合にはルーターを用意しましょう。ルーターは自身で購入するか、または回線事業者からレンタルできる場合もあります。

Wi-Fiでは接続が不安定だと感じる場合には、LANケーブルを使えば、有線での接続ができるようになり、より安定した通信環境を整えることが可能です。

自宅で仕事をすることが多い人は、通信環境が非常に重要となるため、LANケーブルを用意しておくとよいでしょう。

ルーターってなに?

ルーターとは、複数の端末をインターネットにつなげる際に必要となる機器で、自宅に据え置きで使うホームルーターと、外出先に持ち出せる小型のモバイルルーターがあります。

モデムやONUでは、1台の端末しかインターネットにつなげられません。

最近ではスマホだけでなく、パソコンやテレビ、スマートスピーカー、プリンターなど多様な機器を一度にインターネットにつなぐことが多いため、基本的にはどの家庭でもルーターが必要となるでしょう。

ルーターは、回線事業者からレンタルするか、自身で購入するかの2つの方法があり、購入する場合には、5,000円~10,000円程度で買うことができます。

最大接続数や性能などが製品によって異なるため、家庭のニーズに合わせて製品を選びましょう。選び方のポイントには、以下のような点が挙げられます。

機能詳細
Wi-Fiの規格(Wi-Fi6など)通信速度。数字が大きくなるほど、通信速度が速い。
同時接続台数同時に接続できる端末の台数。
ビームフォーミング機能特定の通信機器に向けて電波を飛ばす機能。対象の機器では通信速度が落ちにくくなる。
MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)複数の端末を接続していても、通信速度が落ちにくい機能。
バンデステアリング電波状況に応じて周波数を切り替える機能。通信状況が不安定になりにくい。

またモデムやONUにルーター機能が内臓されているものもあります。回線事業者からモデム等を配布されたら、機能が内臓されているか一度確認してみましょう。

引っ越しが決まったら一番にインターネット契約を始めよう

引っ越しが決まったら一番にインターネット契約を始めよう

インターネットの契約は、新規契約か移転かによって手続きも異なります。

また工事にかかる期間が読めないため、引っ越しが決まったら、なるべく早めに検討・手配することがおすすめです。

最低でも1か月前くらいには、手配を始められるとよいでしょう。

比較検討にあたっては、手間や初期費用、ランニングコストを考慮しながら選ぶ必要があります。

新規契約でも移転申込でも、既存の契約を理解していないことには、検討できないため、あらかじめ既存の契約会社や契約内容を明らかにしておきましょう。

また引っ越し先においても、インターネット無料物件なのか、希望の回線が引き込まれているのかなど、状況によって対応も異なります。

契約や作業自体は難しくはないものの、それぞれの状況に合わせた対応が必要となるため、入念に準備して手配しておくことが大切です。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

株式会社ClassLab.は新しい引越し先のライフラインお申込み手続きやインターネット回線、その他引越しの際のご面倒ごとを一括で承っている会社です。年間6万人以上のお手続きを代行、そこからニーズを汲み取り新生活者様に特化した情報を、独自の記事制作チームによって作成しております。

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