引っ越し時の家具はどう処分する?それぞれの方法のメリット・デメリットも解説

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引っ越しのイメージ

引っ越しは新しい環境でのスタートに向けての大きなイベントですが、準備には多くの時間と労力が必要です。中でも特に悩ましいのが、家具の処分方法ではないでしょうか。

引っ越しに伴って手放す家具を処分する方法にはいくつかありますが、それぞれにメリットやデメリットがあります。この記事では、引っ越し時の家具の処分方法について、さまざまな方法を解説していきます。

引っ越し時の家具の処分方法①粗大ゴミに出す

粗大ゴミ回収のイメージ

引っ越し時の家具の処分方法には、まず市区町村の粗大ゴミとして処分する方法が挙げられます。粗大ゴミは自治体によって異なるルールがあるので、まずは住んでいる地域の自治体ホームページやお問い合わせ窓口などで、処分方法や申し込みの流れを確認しておきましょう。

処分する家具を準備したら、外に出しやすいよう、分解できるものは分解しておきます。ゴミ袋に入る小さな家具やパーツなどは袋に入れて、あらかじめ運び出しやすくしておきます。指定された収集日になったら、処分する家具を指定された時間内に回収場所に出しておきましょう。

メリット:手っ取り早く処分できる

引っ越し時の家具処分で最も手っ取り早い方法が、市区町村が指定する粗大ゴミ収集日に出すことです。市区町村によっては予約不要で、収集日に出せばすぐに回収してもらえる場合もあります。

一般的に収集は有料ですが、大型ごみの場合でも1点当たり数千円程度で処分できます。回収業者に依頼するともっと高くなることがあるので、安く済むのもメリットです。自分で持っていく手間がなく、自宅前などに出しておけば回収してもらえるので、手間がかからないのも利点です。

また、粗大ゴミは市区町村が回収し、リサイクルセンターなどで処理されるため、環境にも配慮されたエコな方法で、社会的な責任も果たせて安心です。

メリット:自己搬入でまとめて処分できる場所もある

車などの搬入手段を使える人に限られますが、自己搬入でまとめて処分するという方法もあります。処分する家具などが複数ある場合には、まとめて持ち込むことによって、処分にかかる時間と手間を削減できるので便利です。

引っ越し前にまとめて処分しておけば、当日に余計な物を運ぶ手間がなく、必要な荷物だけを運んでスムーズに引っ越しを進められます。

また、自己搬入では処分費用を抑えられる他にも、不用品回収業者などに頼んで回収後の処分を業者に任せないので、確実にリサイクルやリユースへと繋げられます。近くに処分場所があれば、ぜひ検討してみてください。

デメリット:処分費用がかかる

粗大ゴミに出す処分方法のデメリットとしては、処分費用がかかってしまう点です。自治体によって異なりますが、だいたい数千円の費用はかかり、家具の種類や大きさによって費用は増減します。

他にも、粗大ゴミの受付は自治体によって受付日時が異なるので、引っ越しのスケジュールと上手く調整しなければなりません。引っ越しの混雑期には、回収まで数日から数週間程度かかることも考えられます。

ただし、不用品の回収業者に頼むよりも安く済むことや、環境へ配慮したリサイクルに貢献できること、社会的な義務を果たせるなどのメリットがあることも覚えておきましょう。

引っ越し時の家具の処分方法②リサイクルショップ

リサイクルのイメージ

引っ越し時に不要となった家具を処分する方法には、リサイクルショップで売るという選択肢もあります。自宅周辺にあるリサイクルショップを調べて、処分予定の家具が買い取り品目に含まれていれば、買い取りを依頼しましょう。

家具の汚れやキズ、破損などがある状態だと、買取りを断られることもあります。できるだけ良い状態で査定してもらえるよう、あらかじめ掃除や修繕を行なってから持ち込むのがポイントです。

リサイクルショップに家具を持ち込み、家具の状態を確認したら、買取り価格が提示されます。価格に納得ができない場合は、断ることもできます。買取りが成立した場合、リサイクルショップから現金などの買取り金額が支払われます。

メリット:売れればお金になる

リサイクルショップで不要な家具を売れば、不用品がいくらかのお金になるメリットがあります。不要品を売って、他の物の処分費用や引っ越し費用の補填、新しい家具の購入資金として使うことができます。

また、リサイクルショップを利用した処分では、宅配買い取りサービスを使えば自分で家具を運び出す手間や費用を節約できます。買い取られた家具は必要な人の手に渡って使ってもらえるので、リサイクルに貢献できるのも気持ちが良いですね。

家具を捨てるよりも環境にやさしく、自分のお金にもなるメリットがありますが、ショップによって買い取り基準があるので事前に確認しましょう。

デメリット:持っていく手間がかかる

リサイクルショップに家具を持ち込むには、時間と労力が必要です。家具が大きければ車を持っていても一度に運びきれませんし、梱包や運搬の労力もかかります。

また、ショップが求めている商品と合致しない場合、買い取ってもらえずに持ち帰らなければならないケースもあり、再度別の処分方法を探さなけらばならず大変です。

リサイクルショップに家具を持ち込む場合は、手間や費用がかかること、買い取り不可の品があることに注意しましょう。ショップによっては、自宅まで出張買取を行なっているところもあるので、買い取り点数などの条件を確認して、上手に利用するのもおすすめです。

デメリット:たいしてお金にならないこともある

リサイクルショップで家具を処分すれば、不要品をお金に換えられます。ただし、家具の種類や状態によっては、あまりお金にならないこともあります。汚れや傷があるものや古い型のもの、需要が少ない家具などの場合、買取価格が大幅に下がることもあるのです。

査定の段階で買取価格を確認してから、売却を決めましょう。しかし、粗大ゴミとして有料で処分することを考慮すれば、ただ同然の価格でも処分の手間がないことや、処分の出費がないというメリットが上回るケースもあるため、十分に検討する価値があります。

引っ越し時の家具の処分方法③不用品回収業者

不用品回収業社のイメージ

不用品の回収業者を使って、不要な家具を処分する方法もあります。まずは、処分予定の家具をリストアップして、回収業者に相談しましょう。業者によって処分可能な家具や料金が異なるため、必ず事前に確認しておきます。

打ち合わせが済んだら、回収日程を決定し、指定時間に家具を回収してもらいます。最後に回収料金を支払えば、家具の処分は完了です。自分ひとりでは扱いが難しい大型の家具などを、専門の回収業者に依頼して、スムーズに処分できますよ。

メリット:まとめて回収してもらえる

不用品の回収業者に頼めば、大型のトラックやバンなどで、不要な家具を一括でまとめて回収してもらえます。自分で家具を運び出す手間がないのがメリットです。回収費用については不用品の量や種類で異なりますが、一般的な業者では比較的リーズナブルな価格で回収してくれます。

業者によっては、再利用可能なものはリサイクルショップや寄付先に提供するといった、環境に配慮した処分方法も選べます。引っ越し時に大量の不用品がある場合には、まとめて処分できる便利な方法です。

デメリット:業者の選定が難しい

不用品の回収業者を利用する際には、業者の選定が難しいというデメリットもあります。業者によって、回収可能な品目やエリアに制限があり、回収料金が高額になるケースもあるためです。

回収業者の利用を検討している場合は、事前に業者へ問い合わせ、サービス内容をきちんと確認することが肝心です。回収可能品目や料金、エリアなどを確認し、適切な業者を選びましょう。

引っ越し時の家具の処分方法④引っ越し業者の引取

引っ越し業社の画像

引っ越し業者の中には、不要品の引き取りサービスを提供しているところがあります。あらかじめ家具の処分を引っ越し業者に頼みたい場合には、見積もりの前に不要品の引き取りサービスを提供しているかを確認しておきましょう。

引っ越しの当日に引き取ってもらう場合と、余裕を持って数日前に引き取ってもらえる場合があるので、事前に業者と調整しておきましょう。

家具によっては、引き取り時に別途料金がかかるケースもありますが、不用品の回収業者と同様に、自分で搬出や移動をする手間がなく、スムーズに処分できるおすすめの方法です。

メリット:引っ越しついでに任せられるので楽

引っ越し業者に引き取ってもらう処分方法のメリットは、引っ越しの際に一緒に引き取ってもらえるので手間が省けるという点です。引っ越し業者はあらかじめ運搬トラックやスタッフを用意していますから、自分で運び出す手間やトラックを借りるレンタカー費用を省けます。

また、引っ越しのついでに回収してもらえるので、ある程度は費用も抑えられます。ただし家具の種類によっては回収できない場合があるので、利用したい場合には事前の確認が大切です。

デメリット:引き取ってくれる引っ越し業者が限られる

引っ越し業者の引き取りを使うデメリットは、引き取り対応している業者が限られる点です。引っ越しの荷物運搬がメインなので、家具回収までは対応していない業者が多いです。

また、引っ越しのスケジュールと調整しておく必要も生じます。時間的な制約がある場合や、利用したい引っ越し業者が引き取りサービスを行なっていない場合には、この方法は使えません。

家具の引取サービスをおこなっている引っ越し業者

家具の引取サービスを実施している引っ越し業者から、全国的に展開されている大手会社からピックアップしてご紹介します。

【不用品の回収をしている主な引越し業者】

【不用品の買取をしている主な引越し業者】

業者によっては、引き取り対応外の地域や引き取りが難しい家具もあるので、必ず事前に確認しておきましょう。

引っ越し時の家具の処分方法⑤家具店の下取り

家具ショップのイメージ

不要になった家具の処分には、家具店の下取りを利用する方法があります。新しい家具を購入する際に、古い家具をお店が買い取ってくれれば、買取金額を充当できるので便利です。不要な家具を下取り対象としている店舗では、だいたい同じ種類の家具が下取り対象となっています。

事前に店舗へ連絡して、家具の情報や写真などから見積もりを依頼することもできます。店舗へ家具を持ち込んだら、状態を確認して買取金額が提示されます。買取金額に納得がいかなければ断ることもできます。買取金額の同意後、現金などで代金が支払われます。

メリット:安く新品の家具を購入できる

家具店の下取りでは、買い取り金額を利用して新品の家具を安く購入できるのがメリットです。下取り希望の家具を持ち込み、種類や状態、使用期間などから下取り価格が提示されます。

価格に納得したら買い取り手続きを進めましょう。下取り金額分の割引を受けられるので、新品の家具を通常よりも安く購入できる上に、新しい家具の搬入時に引き取りをお願いできれば、持ち込みの手間もかからないのがメリットです。

デメリット:目当ての店で下取りをおこなっていない可能性がある

家具店の下取りを利用した処分方法は便利ですが、場合によっては目当ての店舗で下取りサービスを提供していない可能性もありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

また、下取り価格が予想より低いケースもあります。自分の希望に近い金額で、なるべく高値で引き取ってもらいたい場合は、複数の店舗で比較検討する一手間も大切です。

引っ越し時の家具の処分方法⑥フリマアプリで売る

フリマアプリのイメージ

不要になった家具は、誰でも手軽に不要品を売れるフリマアプリを利用して売却処分するのもおすすめです。フリマアプリは、メルカリやラクマなどさまざまな種類がありますが、いずれも無料でダウンロードできます。

まずは、不要な家具の外観や特徴などが分かるよう、複数枚の写真を撮影して、分かりやすい商品名、説明文などを記載します。家具の場合は計測したサイズやだいたいの重さ、素材などを細かく記入しておくと売れやすいです。

取引が成立したら、商品を発送します。相手が無事に受け取って連絡をもらったら、取引は完了です。直接受け渡す場合には、相手との打ち合わせや時間がかかるので、事前に双方で確認しておきましょう。

メリット:比較的高値で売れる可能性がある

フリマアプリを利用するメリットは、リサイクルショップよりも高値で売れる可能性があることです。リサイクルショップでは、古い家具や傷ついた家具なども買い取ってはくれるものの、人件費などの手数料面を含めて、買い取り価格は安くなってしまいます。

フリマアプリでは、自分で価格を設定できるので、買取業者よりも高値で売却できる可能性があります。事前に家具を持ち込んで買取査定を受ける必要もなく、手間や時間を削減できるのもメリットです。家具を欲しい人のニーズも満たせて、売り手と買い手の双方にメリットがあります。

デメリット:売れるまでに時間がかかる可能性がある

フリマアプリでは不用品が高値で売れる可能性がある一方で、売れるまでに時間がかかるというデメリットもあります。出品してから購入されるまでは、一般的に数日から数週間かかり、出品物によってはそれ以上の期間がかかることもあります。

大型の家具の場合は梱包資材の準備や集荷日の指定などの手間があるので、急ぎで不用品を処分したいときには不向きです。時間がかかってもいいから、なるべく高値で売りたいという場合にだけ、フリマアプリを上手に活用していきましょう。

引っ越し時の家具の処分方法⑥知人・友達にあげる

不用品をゆずるイメージ

処分予定の不要な家具は、必要としている知人や友達にあげるという処分方法もあります。処分したい家具を整理したら、まだ使えるもの、汚れや傷みが少ないもの、修理すれば使えるものなどを選びます。

知人や友達、親戚、同僚などに声をかけて、選別した家具の中で必要なものはないかを聞いてみましょう。返信があれば、家具を届ける日程を調整して、家具を受け渡します。遠くに住んでいる人には宅配便を利用して届けるのもおすすめです。

メリット:費用をかけずに処分できる

知人や友達に不要な家具を譲れば、費用をかけずに家具を処分できます。処分業者に依頼するよりも気が楽ですし、面倒な手続きもありません。相手にとっても、欲しかったものを譲り受けられるので喜んでもらえるでしょう。

捨てるのではなく、不要な家具が新しい場所や人の元で活躍して、再利用されるエコロジカルな面があります。廃棄物の量を減らすことに貢献できるメリットもあります。

デメリット:もらい手がいないこともある

家具の種類や大きさによっては、残念ながらもらい手が見つかりにくいというデメリットもあります。周りにもらい手がいなかった場合、ジモティーなどのSNSサービスを利用して、無料で出品してみましょう。

処分費用を節約できるとともに、必要としている人に家具を渡せて貢献できるという満足感も得られます。それでも見つかりそうにない場合は、最後の手段として、リサイクルショップや粗大ごみ回収などを検討しましょう。

引っ越し時の状況に合わせて家具の処分方法を検討しよう

引っ越し準備の様子

この記事では、引っ越し時に生じる不要な家具について、どんな処分方法があるのかメリットやデメリットを解説してきました。

  • 不要な家具の処分では、リサイクルショップや業者に回収してもらうと搬入の手間がかからず便利
  • フリマアプリや家具の下取りを利用すれば、いくらか売却金を得られる
  • 知人・友達など必要とする人に譲渡する手段もエコロジカルでおすすめ

リサイクルショップや回収業者を使えば手軽に処分できますが、費用がかかります。一方、フリマアプリや知人・友達へ譲る場合には、時間や手間が必要です。引っ越し時の状況に合わせて、最適な処分方法を検討しましょう。

また、家具を処分する前に、まだ使えるものは使い続けたり、工夫して別の使い道を考えたりすることもできます。費用や手間を考慮するだけでなく、地球環境にも配慮した選択ができるといいですね。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

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