パソコンを操作するうえで欠かせないマウス。マウスにはさまざまな種類があり、用途によって使いやすいものが違います。
種類で大きく違うのは、接続の仕方と読み取り方式、マウスの形状です。他にも、ゲームをするのに特化したもの、仕事で長時間使っても疲れない形状のものなど多くの種類から選ぶことができます。
在宅ワークも増えてきた現状、自宅、会社以外の外で仕事をする場合も、自分に合うマウスがあれば仕事の効率アップに繋がります。たくさんの種類の中から用途に合ったもの、自分に合ったマウスを探して作業環境の効率化を図ってみましょう。
今回の記事では、マウスの選び方や、接続方式別のおすすめマウスを紹介していきますので、自分に合ったマウスを見つけてください。
マウスの選び方
マウスを選ぶ時は、主に接続方法、マウスの形、静音性、ボタンの数などを基準にします。まずはどのようなマウスがあるか知ることで、自分に合った製品を見つける事ができるでしょう。
接続方法:有線かワイヤレス、使いやすいタイプを選ぶ
マウスの接続方法として、有線かワイヤレスがあります。断然ワイヤレスが主流で使い勝手が良いように感じますが、有線も充電の必要がないなどメリットがあります。
有線、ワイヤレスのメリットを紹介するので、自分に合うのはどちらか見極めてください。
デスク回りがスッキリする「ワイヤレス(無線)」
ワイヤレスマウスは無線で操作できるタイプです。ケーブルがないのでデスク回りがスッキリします。持ち運びやすさもメリットで、カバンに入れて持ち歩き、立ち寄り先ですぐ使える利便性があります。
ワイヤレスマウスの中には、USBレシーバータイプとBluetoothタイプの2つの接続パターンがあります。パソコンにBluetoothが搭載されているか、USBポートが空いているかなどで選ぶとよいでしょう。
また、ワイヤレスマウスは電池を使用するのですが、内臓電池にUSBで充電するタイプか乾電池を交換するタイプかは製品によって違います。自分が利用する時にどちらが便利かを考慮して、選ぶ製品が交換タイプか充電タイプか必ず確認してから購入しましょう。
◆おすすめのワイヤレスマウスについては、こちらの記事でも紹介しているのでチェックしてみてください。
充電の必要がなく接続も安定する「有線」
有線タイプのマウスは、無線タイプのように充電が必要ありません。ケーブルを通して使うので通信が安定しているのがメリットです。
有線マウスは、初期設定や電池交換も必要なく、シンプルにパソコンに繋げるだけですぐに利用できます。製品によってケーブルの長さが違うので、使用用途により好みの長さを選んで購入しましょう。
また、有線タイプのマウスはワイヤレスタイプのマウスより軽量なものが多いので、手の負担が少ないことも特徴です。
形状:用途や使い心地で選ぶ
マウスにはいくつかの形状があり、用途や使い心地で選択できます。大きく分けると標準型、薄型、エルゴノミクス、トラックボールの4つに分けられます。
4つの型にはそれぞれ特徴があるので、どれが自分に合っているかを考えてみましょう。併せて、形状に関しては感触の好みもあるため、できれば触り心地を店頭で試すことをおすすめします。
種類が豊富な「標準型」
標準型のマウスは最も種類が豊富です。シンプルなマウスで使いやすくお値段も手ごろなのが魅力です。
主に、必要最低限の機能のみなので初心者でも使いやすく、機能がない分、軽量に作られているので操作の疲労が軽減できます。特に変わった使用用途もなく、仕事の事務作業であれば、すっきりしたデザインで、シンプルな機能の標準型をおすすめします。
コンパクトで持ち運びやすい「薄型」
薄型タイプは、コンパクトで持ち運びしやすいことがメリットです。厚みがないので鞄に入れても嵩張らず、出張や移動、外出先での仕事が多い方におすすめです。
デスク周りに置いても場所を取らず、収納にも便利です。また、手のサイズが小さめの方は、薄型が使いやすいと言われています。
握りやすいデザインで手首が疲れない「エルゴノミクス」
エルゴノミクス型のマウスは、人間工学に基づき快適に使えるデザインです。
手首の負担を軽減するように作られているのが特徴で、手のサイズにフィットします。しかし、さまざまな形状の製品があるため、一度試しに店頭などで使ってみて、合うものを探すのが良いでしょう。
右利き用、左利き用のモデルがあり、手のひら全体で包むように持って使います。手の負担が少ないので、長時間操作する方に向いているマウスです。
◆おすすめのエルゴノミクスマウスについては、こちらの記事でも紹介しているのでチェックしてみてください。
マウス本体を動かさない「トラックボール」
トラックボールマウスは、マウス本体は動かさず上部のボールを回転させながら操作するタイプです。手首を使用しないためマウス操作の負担が少なく、デスク上にマウスを動かすスペースも必要ありません。
ただし、微細な操作をするには慣れが必要です。慣れてしまえば全く不都合はありません。ゲームをプレイする時に利用するなら、DPIの調節可能なゲーミングマウスを選ぶと良いでしょう。
◆おすすめのキーボードについては、こちらの記事でも紹介しているのでチェックしてみてください。
ボタンの数:多ボタンタイプはゲームやクリエイティブな作業に便利
マウスの選び方として、ボタンの数、位置で選択することも可能です。通常のマウスは左右にクリックボタンが2つ、中央にマウスホイールがある3ボタンです。
多ボタンタイプは、5ボタン、7ボタンなどがあり、ブラウザ操作をボタン一つでできるように割り当てが可能です。例えば「進む」と「戻る」がボタン一つでできるため、作業効率が上がります。
多ボタンのマウスは、ゲームをする人に向いています。ゲーミング仕様のものは、10ボタン搭載モデルがあります。ゲームのほかにもクリエイティブ作業、動画の編集などにも多ボタンマウスは向いているでしょう。
静音性:オフィスやカフェなど、音が目立つ場所で使うなら静かなものを
静音設計のマウスは、マウス特有の「カチ」という、いわゆるクリック音が静かです。仕事でマウスを使用している時は、周囲も同じように使用しているので気になりませんが、静かな図書館などで使用すると、意外と音が響きます。
音が目立つ場所でマウスを使うなら、静音設計のマウスを使うと良いでしょう。
【無線】おすすめのマウスランキング
1位:バッファロー BSMBW315BK
バッファローBSMBW315BKは、シンプルなワイヤレスマウスで高感度LEDが搭載されています。クリック機能に加え、操作に便利な「進む」と「戻る」のボタンが搭載されています。小型で軽量モデルなので、操作も持ち運びにも負担がなく、鞄に入れても嵩張らないのも利点です。外仕事や出張先でパソコンを使用する機会が多い人におすすめです。
接続方式 | USB |
センサー方式 | BlueLED光学式 |
寸法 | 61×40×100mm |
電源 | 電池単3×1本 |
2位:ロジクール M220サイレント ワイヤレスマウス
ロジクールM220サイレントワイヤレスマウスの最大の特徴は、「静か」であること。ノイズが無いので作業に集中でき、図書館など静かな場所でも安心して使用できます。ロジクール独自のSilentTouchテクノロジーによってクリック音が90%以上削減され、クリックの感触はあっても、音はほとんど聞こえません。
静かな場所で作業をする人や作業音が日ごろから気になっている人におすすめです。
接続方式 | USB |
センサー方式 | 赤色LED光学式 |
寸法 | 66 x 39 x 99mm |
電源 | 電池単3×1本 |
3位:エレコム 5ボタン無線静音マウス M-FBL01DBXSBK
エレコム5ボタン無線静音マウスの特徴は、サイレントスイッチが採用されているため、クリックのカチカチ音が気になることなく使えます。また5ボタン搭載で、よく使う機能に割り当てを変更できます。
カチカチ音が鳴らないながらも押し心地はしっかりしていて、ボタンを押した感覚は手に伝わります。静かな場所や在宅で深夜に仕事をする方などにおすすめです。
接続方式 | 無線 2.4Ghz(レシーバー付属) |
センサー方式 | 光学センサー方式 |
寸法 | 65.5×39.6×98.4mm |
電源 | 単3形アルカリ乾電池、単3形マンガン乾電池、単3形ニッケル水素電池のいずれか1本 |
4位:HP 280 静音ワイヤレスマウス
HP280静音ワイヤレスマウスの特徴は、静音性がある他に、省電力であることです。単三電池1本で最長1年半の長期寿命を実現。電池なのに交換する手間が少ないという点がストレスフリーです。
マウスパッド無しでも快適に動作するHPBlue Optical Technology採用で、机を選ばないため、出先やカフェなどの店内でパソコン作業する人におすすめです。
接続方式 | USB-Aレシーバー接続(2.4GHz)※接続用USBドングルを本体内に収納可能 |
センサー方式 | 不明 |
寸法 | 70 x40×110mm |
電源 | 単三乾電池1本 |
5位:ロジクール M750 SIGNATUREワイヤレスマウス
ロジクールM750SIGNATUREワイヤレスマウスの特徴は、独自のSmartWheelを搭載したフィット感です。長時間の作業も疲れないよう手に馴染む形と素材を使用しています。ラバーサイドグリップが採用されていて、親指は柔らかい素材で心地よさを感じます。
SmartWheelは、スクロールで長い文章やWebページを素早く移動できるので、作業効率が大幅にUPします。
接続方式 | Bluetoothまたはロジクール独自の「Logi Bolt」 |
センサー方式 | 不明 |
寸法 | 61 x 10.9 x 38 mm |
電源 | 単三形電池1本 |
【Bluetooth】おすすめのマウスランキング
Bluetoothマウスは対応しているパソコンであれば、コードもレシーバーも必要なく接続可能です。
最初に使う時にはペアリング作業が必要ですが、最も大きなメリットは、レシーバーに依存しないので複数台のパソコンで使用できるという点です。
Bluetoothマウスのおすすめ製品を紹介します。
1位:エレコム 薄型Bluetoothマウス“Slint”4ボタン M-TM10BBBK/EC
エレコム薄型Bluetoothマウス“Slint”の特徴は「プレゼンテーションモード」が搭載されていることです。プレゼンモードを使うと、スライド操作用のマウスとして使用でき、スクロールやカーソル移動の無効なども設定ができます。
カバンに入れても邪魔にならない厚み28mmの薄型マウスなので、取引先へのプレゼンなど外回り営業の仕事がある人に最適です。
寸法 | 63×130×35mm |
重量 | 66g |
バッテリー寿命 | 19ヶ月 |
2位:ロジクール MX MASTER3s
ロジクールM MASTER3sは、超高速スクロールホイールを搭載したMXシリーズの高機能ワイヤレスマウスです。トラッキング精度が8000dpiと高く、仕事の生産性向上に役立ちます。
BluetoothかLogi Boltで接続するのですが、接続の安定性とセキュリティー精度の高さにも評判があります。仕事内容の多くがパソコン作業である人におすすめです。
寸法 | 84×124×51mm |
重量 | 141g |
バッテリー寿命 | フル充電で70日間使用可能 |
3位:ロジクール MX ERGO
ロジクールMXERGOの特徴は、手や腕が疲れにくいトラックボールマウスであることです。ロングセラーの人気製品で、長時間使用しても疲れず、操作がスムーズで仕事の効率UPを図れます。
自然に近い手のポジションでマウスを使用し、通常のマウスに比べ筋緊張を20%削減しているため、触れたら手放せない使い心地です。限られたスペースでの仕事、長時間のパソコン作業をする方などに向いています。
寸法 | 132x99x51mm |
重量 | 259g |
バッテリー寿命 | 4ヶ月 |
4位:ロジクール M575S
ロジクールM575Sはロングセラーモデルです。スクロールホイールに適度な傾斜角度がついているため指のホールド感が自然で心地良い作り。そのため、クリックやスクロールなどの操作がより自然にできます。
オプティカルセンサーの精度が高く、自分の感覚に合う設定をして、思い通りにコントロールができるため快適な使い心地です。
寸法 | 100x134x48mm |
重量 | 140g |
バッテリー寿命 | 24ヶ月 |
5位:ロジクール PEBBLE M350
ロジクールPEBBLE M350は、丸みのあるデザインが個性的でスタイリッシュです。薄型かつ静音ワイヤレスマウスで、手のひらに自然にフィットする使い心地の良いマウス。スリムで薄型なので、鞄の中に入れても嵩張らず持ち運びしやすいタイプです。
何よりの特徴は、机が狭くても使いやすいコンパクトさで、利き手を選ばない左右対称型になっているのも嬉しいポイントです。
寸法 | 107x 59x26mm |
重量 | 100g |
バッテリー寿命 | 18ケ月 |
【有線】おすすめのマウスランキング
有線マウスは、パソコン本体と繋げて使用するタイプです。パソコンと繋がっているため、電波障害や電池切れの心配がないことが最大のメリットです。また、パソコン本体からの電力供給があるため、電池の必要も充電の必要もないのがノンストレスです。
ワイヤレスマウスの人気が上昇していますが、有線タイプはオフィスの事務作業では主流で、手間も余計なコストもかからないため、根強い人気です。
有線マウスのおすすめを紹介します。
1位:バッファロー BSMBU19BK
バッファローBSMBU19BKは、ボタンの感触が軽く静かなのが特徴です。高感度BlueLED方式センサー搭載で、透明なガラステーブルやシートの上でも操作が可能なので場所を選びません。
マウス左右のボタンには静音スイッチが搭載されていて、クリック感はあるけどカチカチ音は気にならない静かなマウスです。高感度高いバッファローBSMBU19BKは、カフェや外出先での仕事が多く机を選べない人におすすめのマウスと言えます。
寸法 | 76×40×106mm |
重量 | 100 g |
機能 | サウンドレス、LEDライト |
2位:HP マウス 有線 HP 1000
HPマウス有線HP1000は、シンプルでお手頃価格の有線マウスです。1.5mのコードが備わっているため、広い机のどこでも届く可動域の広さが特徴。USBを挿すだけですばやく起動します。
ボタンは標準の3ボタン、サイズ感も標準的なので誰にでも使いやすいマウスと言えるでしょう。パソコン初心者にピッタリなタイプです。
寸法 | 58x100x39.5mm |
重量 | 70g |
機能 | 「戻る」「進む」ボタン |
3位:エレコム USB光学式マウス (Mサイズ) M-K6URBK/RS
エレコムUSB光学式マウスは、コスパが良いマウスとして人気です。サイズも形も標準で使いやすい光学式のマウスです。EUの「RoHS指令(電気・電子機器に対する特定有害物質の使用制限)」に準拠している環境に優しい製品としても注目を浴びています。
Certified for Windowsロゴの取得、USB-IF認証の取得、CE規格に適合している製品なので安心して使えるでしょう。
寸法 | 60×105×40㎜ |
重量 | 77g |
機能 | サウンドレス、LEDライト |
4位:ロジクール G ゲーミングマウス G403 HERO
ロジクールG403HEROゲーミング マウスの最大の特徴は、次世代ゲームプレイを可能にする高度なセンサーを搭載していることです。ゲーミングに特化したデザイン、6個のボタン、取り外しができるウェイトなど特徴的で、標準マウスの最高8倍のスピードを実現しています。
エルゴノミクスデザインでゲームがしやすいように人の手にフィットする設計です。ゲームへの没入感やゲームのプレイ技術も向上すると評判のマウスです。
寸法 | 124x68x43㎜ |
重量 | 87g |
機能 | 軽量、LEDライト、エルゴノミックデザイン |
5位:レイザ― RAZER BASILISK V3
レイザ― RAZERBASILISKV3は、Razer 史上最も高度なゲーミングマウスと言われています。ハイスペック機能、業界をリードする先進テクノロジーを装備してゲームプレイヤーの潜在能力を解き放つほどの進化したマウスです。
1,680万色のカラーオプションと無限のライティング効果が搭載されており、究極のRGBライティングを楽しめます。ゲームに対して最高の没入感を感じ、マウスを意のままに操ることができるでしょう。
寸法 | 130x75x42㎜ |
重量 | 111g |
機能 | 軽量、 プログラム可能なボタン、ワイヤレス、LEDライト、エルゴノミックデザイン |
マウスと一緒に揃えたいアイテム
パソコンで仕事や作業、ゲームをする際にはマウス以外にもあると便利な機器があります。
例えば、ワイヤレスのキーボードがあると外出先での作業が便利かつ、作業スペースも広く使えます。マウスパッドは無くても作業ができるマウスも開発されていますが、あるとストレスなく思い通りに操作ができるのでノンストレスです。
パソコン周辺機器製品を取り入れて、今以上に快適なパソコン作業空間を構築しましょう。
ワイヤレスキーボード
ワイヤレスキーボードはその名の通り、ケーブル不要のキーボードです。配線が無くパソコン周りがスッキリし、広い作業スペースを確保できます。
Bluetoothや専用のUSBアダプターを利用しパソコンと接続できるので、使用環境に合うスタイルを選択しましょう。最初にワイヤレスキーボードを選ぶ時は、必ず稼働時間をチェックし、なるべく長いものを選ぶと良いです。
ワイヤレスキーボードは多種多様で、接続方法の他にもデザイン、キーの構造、重量が製品によって違います。また折り畳み式もあるので、外出先での仕事が多い方などには便利です。
パソコンの作業場所、環境、用途により自分に合ったワイヤレスキーボードを選びましょう。
マウスパッド
マウスパッドの役割は、マウス操作をスムーズにすることです。
昨今は、マウス自体の読み込み性能が上がり、マウスパッドが無くても作業ができるようになってきました。しかし、ガラステーブルなどテーブルの素材によっては思い通りに操作できない場合があります。その時にマウスパッドがあれば、操作も楽になる上に、テーブルも保護してくれます。
マウスパッドは大きさ、デザインなど様々な種類があります。人気な製品は大きくシンプルなもので、マウス操作の距離が長いものがストレスなく使えます。
特にゲームをする際はマウスパッドが重要で、いかにマウスを動かしやすいパッドを選ぶかによりゲームの質が変わります。
仕事で長時間マウス操作をする際は、アームレストが付いているタイプのマウスパッドがおすすめ。アームレストがあると手首の負担が軽減されるのでノンストレスな作業が可能です。
まとめ
マウスは、使い方、形状、使い心地、デザインなど多種多様なものが開発され、仕事、作業、ゲームなど様々な用途で活躍します。
パソコンの操作をするためだけの機器と捉えるのではなく、自分に合ったマウスを選ぶことで各段に作業効率がUPしたり、パソコン周辺の作業環境が良くなります。
マウスはあくまでも自分の手で使うものなので、できればネット購入より、自身の手で感触を確かめて購入することをおすすめします。自分に合ったマウスを見つけて、今以上に作業効率をUPさせましょう。