iPhoneを急いで充電したいときに便利な急速充電。
iPhoneを急速充電することに、問題はあるのでしょうか?
この記事では、iPhoneの急速充電のデメリットや安全に使うためのポイントを解説します。
急速充電に適したiPhoneアクセサリーやおすすめの急速充電器についても紹介するので、最後まで記事をチェックしてくださいね!
iPhoneの急速充電とは?
まずは、iPhoneの急速充電がどのようなものかについて解説しましょう。iPhoneの急速充電の仕組みについて、以下にまとめました。
急速充電の仕組みと原理
急速充電というのは、高い電圧(V)と高い電流(A)によって高い電力を生み出し、iPhoneを急速に充電することをいいます。この高い電圧と高い電流は、充電器と充電ケーブルによって生み出すことが可能です。
急速充電に対応できる充電器と充電ケーブルがあれば急速充電が可能かというと、必ずしもそうではありません。iPhone自体も、急速充電に対応できる機種である必要があります。
また急速充電できるのは80%までで、残りの20%は1時間ほどかけてゆっくりと充電されることも覚えておきましょう。
急速充電に対応するiPhoneモデル
iPhoneを急速充電するためには、急速充電に対応するiPhoneが必要です。急速充電対応のiPhoneは、iPhone8以降になります。iPhone8以前のモデルでは、充電器と充電ケーブルをそろえても、急速充電はできません。
実はiPhoneを購入したときに付属しているコンセント付きの充電器は、急速充電に対応しておらず、充電速度は非常に遅いものです。フル充電までに4時間ほどかかってしまいます。
そのため、iPhone付属の充電器しか持っていない場合は、急速充電したければ充電器の購入が必要です。
急速充電に必要なワット数
急速充電機のワット数は12ワット以上となっており、12ワット、18ワット、20ワットの3種類が主流となっています。iPhoneに付属の充電器が5ワットだということを考えると、倍以上のワット数が必要だということになりますね。
ただ複数ポートのある充電器の場合、合計のワット数を分け合う形になります。たとえばポートが2つで20ワット対応の場合、2つのポートを使うと最大10ワットになり、急速充電に必要なワット数に届きません。
急速充電に必要な機器とその選び方
急速充電に必要な機器は、以下の通りです。
- USB PD対応の12ワット以上の充電器
- USB PD対応のUSB Type-Cケーブル
USB PDというのは、USB Power Deliveryの略で、高速充電が可能な機器の表記。充電器やケーブルを購入する際には、ワット数だけではなく「USB PD」の表記も確認しましょう。
またiPhoneと同時にiPadなども充電したい場合に複数ポートのある充電器を購入する場合は、合計のワット数が大きい物を選ぶことが必要です。
急速充電のデメリットとは?
急速充電にはメリットだけではなく、デメリットもあります。急速充電のデメリットは、以下の通りです。
バッテリーの劣化リスク
急速充電は通常の充電に比べ、大きな電力を流すので、iPhoneが熱くなることがあります。それだけ負荷がかかっているということなので、バッテリーが劣化しやすくなる可能性も。特にUSB PD対応ではない安価な充電器やケーブルを使っている場合は要注意です。
また急速充電で少なからずバッテリーに負荷がかかっているので、普段からバッテリーへの負担を軽減しながら使用する必要があります。たとえば高温環境での使用を控えたり、充電しながらアプリを使わないようにすることなどです。
発熱による故障のリスク
急速充電には、発熱による故障のリスクもあります。急速充電はバッテリーに少なからず負荷がかかってしまうので、充電中に熱くなることも。バッテリーが熱くなりすぎると、iPhoneが故障してしまう可能性もあります。
発熱によるiPhoneの故障のリスクを避けるためには、以下の点に気をつけましょう。
- USB PD対応の充電器&ケーブルを使用する
- 充電しながらアプリなどを使用しない
- 充電を0%まで使い切らない
- 100%になっているのにさらに充電しない
- 極端な高温や低温の場所での使用を控える
USB PD非対応の充電器&ケーブルを使用して充電すると、iPhoneのバッテリーに大きな負荷がかかってしまうことがあります。また充電しながらアプリを使用すると、充電と消費の両方でバッテリーを使用し、負荷が大きくなるのでやめましょう。
充電を0%まで使い切って充電することは、過放電でバッテリーに負荷がかかります。充電は20%程残っている時点でするのがおすすめ。逆に100%になっているのにさらに充電する過充電も、バッテリーに負担がかかります。
また極端に温度が高い場所・低い場所でもバッテリーは負荷がかかってしまい、発熱する可能性があるので気をつけましょう。
急速充電中の使用による影響
急速充電中にiPhoneを使用することによる影響には、以下のものが考えられます。
- バッテリーが劣化する可能性がある
- 充電が遅くなる可能性がある
急速充電中にiPhoneを使用すると、スマホの動作時の発熱に加えて充電による発熱が起こるので、バッテリーに負担がかかってしまうことに。また、発熱が大きくなれば過熱防止機能が働き、充電が遅くなる可能性があります。
急速充電が適さないシチュエーション
急速充電が適さないシチュエーションには、以下のものがあります。
- 極端に高温の場所・低温の場所
- 充電が0%になっている場合
極端に高温や低温の場所では、バッテリーに大きな負担がかかってしまうので、絶対に充電は行わないようにしましょう。充電に適した温度は、5~45度の間とされています。
また充電が0%になってい場合は急速充電せず、低速充電でなるべくバッテリーに負担をかけないようにするのがおすすめ。充電が0%のまま長く放置されたiPhoneは、急速充電を行うと故障してしまうこともあるので気をつけましょう。
急速充電と通常充電の違い
急速充電と通常充電の違いについて見ていきましょう。急速充電と通常充電には、どのような違いがあるのでしょうか?
充電速度の違いとその影響
まずは急速充電と通常充電の充電速度の違いから見ていきましょう。急速充電と通常充電では、充電速度は以下のように異なります。
充電の種類 | 充電速度(50%まで) |
---|---|
5ワット | 82分 |
12ワット | 46分 |
18ワット | 28分 |
上記の表で分かるように、通常充電と比べると、高速充電の場合は2倍や3倍の速度で充電可能です。ただ高速充電は80%ぐらいまでしかできず、その後は低速になってしまうことは覚えておきましょう。
バッテリー寿命に対する影響
バッテリー寿命に対する影響は、高速充電と通常充電とでは異なるのでしょうか?高速充電はバッテリーに負荷がかかりやすくはありますが、USB PD対応の充電器&ケーブルを使用するなど、適切に行っていればバッテリー寿命に対する影響はほぼないと言われています。
ただし、USB PD対応の充電器&ケーブルでない安価なものを使用している場合は、高速充電がバッテリー寿命に影響する可能性もあるので気をつけましょう。
使用シーンに応じた充電方法の選び方
急速充電をするか通常充電をするかは、使用シーンに応じて選ぶのがおすすめです。急速充電・通常充電がおすすめなシーンを、以下で解説します。
急速充電がおすすめのシーン
急速充電がおすすめのシーンは、以下の通りです。
- 充電が20〜50%の状態の時
- 急いで充電しなければいけないとき
充電が20%〜50%程度の時は、急速充電の恩恵が受けられやすいのでおすすめ。また急いで充電しなければならない時も、通常充電よりは早く充電できるので活用しましょう。
ただし、充電が50%以上だったり0%の時で時間に余裕がある場合は、高速充電の恩恵が少なくなるので通常充電でバッテリーをいたわって上げるのがおすすめです。
通常充電がおすすめのシーン
通常充電がおすすめのシーンは、以下の場合です。
- 充電が0%の時
- 充電が50%以上の時で時間に余裕がある場合
- iPhoneが発熱しているとき
通常充電は、急速充電に比べるとややバッテリーをいたわることができるので、バッテリーに負担のかかる充電0%の時には、通常充電がおすすめ。
また充電が50%以上で時間がある場合も、急速充電の恩恵が薄いので、バッテリーをいたわるためにも通常充電にすると良いでしょう。さらにiPhoneが発熱しているような状態の場合も、急速充電ではバッテリーに負担がかかるので、通常充電がおすすめです。
急速充電のための最適な設定
iPhoneで急速充電する場合には、以下の設定を行っておくのがおすすめです。
- 電源をオフにしておく
- 機内モードにする
- プッシュ通知を切っておく
- 「視差効果を減らす」をオフにする
- 「Appのバックグラウンド更新」をオフにする
- 「位置情報サービス」をオフにする
iPhoneを急速充電する際には、電源をオフにしておくのが効率良く充電できるコツ。もし電源を切っておくのが難しい場合は、機内モードにすることでもiPhoneへの充電中の負担が減らせます。
またプッシュ通知を切ったり、上記の不要な設定をオフにしておくだけでも、急速充電の際のバッテリーへの負担を減らし、スムーズな充電ができますよ。
安全に急速充電を行うためのポイント
急速充電を行うなら、できるだけバッテリーに負担をかけず、安全に行いたいですよね。安全に急速充電を行うためには、以下のポイントに注目しましょう。
適切な充電器とケーブルの選び方
安全に急速充電を行うには、充電器とケーブルの選び方が大事です。充電器とケーブルを選ぶ際には、以下の点を踏まえておきましょう。
- USB PD対応の充電器&ケーブルを選ぶ
- 最低でも18ワットの充電器を選ぶ
- iPhone12以降の場合は、20W以上のUSB-C充電器を選ぶ
- ポートが複数ある場合は、ワット数も大きいものを選ぶ
まず安全な急速充電のためにもっとも大切なのは、USB PD対応の充電器&ケーブルを選ぶことです。充電器とケーブルは100均などでも販売されていますが、100均の充電器やケーブルは急USB PD対応ではない上、MFi認証もないものが多くあります。
充電器やケーブルは、USB PD対応かやMFi認証があるかを確認して購入するようにしましょう。
急速充電中の注意点
急速充電中に注意しなければならないのは、以下の点です。
- 急速充電したまま放置しない
- 急速充電中はアプリなどを使用しない
- 極度な高温や低温にならないようにする
通常充電の場合は充電に時間がかかるので、充電したまま放置している方も多いかもしれません。ただし急速充電の場合は、充電したまま放置しないようにしましょう。急速充電は通常充電よりも負荷がかかるので、長時間放置しているとバッテリーの劣化に繋がります。
また急速充電中は、iPhoneの使用を控えましょう。特にアプリは使用しないのがおすすめです。急速充電による負荷に加えてアプリを使用すると、iPhoneが発熱し、充電中止となってしまうこともあります。
急速充電中は、極度な高温や低温にならないようにすることも大切です。極度な高温や低温状態になった場合、充電が中止してしまうこともあります。
発熱を抑える方法
iPhoneの急速充電中の発熱を抑えるには、以下の方法を試してみてください。
- 充電中はiPhoneの操作を行わない
- 充電器にホコリや水分が付着しないようにする
- 充電中は直射日光が当たる場所にiPhoneを置かない
- 充電器やケーブルは急速充電対応のものを使用する
iPhoneの急速充電中に発熱させないためには、充電中のiPhoneの操作を控えましょう。一番良いのは、電源オフにしておくか機内モードに設定しておくことです。
また充電器にホコリや水分が付着すると、iPhoneが発熱する原因になってしまうことがあります。さらに充電中にiPhoneを直射日光にたる場所に置くことで発熱してしまうことも。充電中は、充電器もiPhoneも日の当たらない場所に置きましょう。
iPhoneが急速充電で発熱してしまう原因の一つとして、急速充電に対応していない充電器やケーブルを使用していることがあげられます。充電器やケーブルは、USB PD対応のものを選びましょう。
バッテリー劣化を防ぐための設定
急速充電でのバッテリー劣化を防ぐためには、iPhoneの設定を以下のようにしておくのがおすすめです。
- 機内モードに設定する
- 「位置情報」をオフにしておく
- 最適化されたバッテリー充電をオンにする
- 明るさの自動調整をオフにする
- 画面をダークモードに変更する
- 「視差効果を減らす」をオンにする
- 不要な音はオフにしておく
- Appのバックグラウンド更新をオフにする
- 不要なプッシュ通知はオフにしておく
上記の設定は、充電中だけではなく、充電を節約したい場合にも有効です。iPhoneには便利な通知機能がありますが、常にアプリが動いている状態になってしまいます。不要な通知機能や更新設定などはオフにしておくことで、スムーズな充電が可能です。
また、明るさの自動調整や画面の設定によっても、バッテリーを消費している場合があるので、不要と思ったものは変更しておきましょう。
iPhoneの便利な機能の多くは、バッテリーを消費するものなので、必要最小限だけ使用するようにすればバッテリーの劣化を防ぐことができます。
急速充電に関するFAQ
急速充電に関するFAQについても見ていきましょう。急速充電でよくある疑問には、以下のようなものがあります。その解決法についても紹介していますので、確認してみてくださいね。
急速充電の設定方法
iPhoneには、80%以上の充電をする際に、バッテリーを守るために充電速度を遅らせる「バッテリー充電の最適化」機能がついています。これはデフォルトで設定されているため、改めて設定する必要はありません。
ただ急いでいる時に急速充電をする時には、手動で設定をし直す必要があります。その際には、以下の手順で行いましょう。
【iPhone 14 モデル以前の場合】
- 「設定」をタップ
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」をタップ
- 「バッテリー充電の最適化」をオフにする
【iPhone 15 モデルの場合】
- 「設定」をタップ
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」をタップ
- 「充電の最適化」をタップ
- 「バッテリー充電の最適化」「上限 80%」「なし」から選択する
上記はあくまでも急いでいる場合の設定で、普段はデフォルトの「バッテリー充電の最適化」のままにしておくのがおすすめです。
急速充電ができない場合の対策
何らかのトラブルでiPhoneの急速充電ができない場合は、以下のことを試してみましょう。
- iPhoneの電源をオフにする
- iPhoneを再起動する
- 充電器やケーブルを変えてみる
- コンセントから直接充電する
- ソフトをアップデートする
iPhone8以降の機種で上記の方法を試しても急速充電ができない場合は、バッテリーの故障や充電口の不具合の可能性があります。Appleのサポートに連絡をし、修理などの手配を行ってもらうようにしましょう。
急速充電と最適化されたバッテリー充電の違い
急速充電と最適化されたバッテリー充電の違いは、以下の通りです。
充電方法 | 特徴 |
---|---|
急速充電 | ・通常の充電よりも電力供給を多くすることで、短時間で充電を行う ・急速充電対応の充電器とケーブルが必要 ・バッテリーに負担がかかることがある |
最適化されたバッテリー充電 | ・80%充電されると、その後の充電が遅くなる ・バッテリーの負担を軽減する ・通常充電の充電器とケーブルでOK |
上記の表でも分かるように、急速充電と最適化されたバッテリー充電は、バッテリーへの負担が異なります。また、専用のアクセサリが必要か不要かという違いも。急速充電と最適化されたバッテリー充電は、その時の状況に合わせて使い分けると良いでしょう。
急速充電によるバッテリー寿命の実際
急速充電はバッテリーに負荷がかかり、寿命を縮めてしまうという情報もあります。実際には、本当に急速充電でバッテリー寿命は縮まってしまうのでしょうか?
結論から言うと、適切に急速充電を行えば、それほどバッテリーへの影響はありません。急速充電の際に以下の点に気をつけることで、バッテリーへの負担は最大限減らすことができます。
- 急速充電に対応した充電器・ケーブルを使用する
- 「最適化されたバッテリー充電」をオンにしておく
- バッテリー残量が0%の時は急速充電を行わない
- 極端な高温・低温状態で急速充電を行わない
- 急速充電中にアプリの使用など、iPhoneの操作を行わない
- 充電が終わったらすぐに充電器からiPhoneを外す
以上の点に気をつけることで、急速充電を行っても、バッテリーの劣化を防ぐことが可能です。
各急速充電規格の比較
急速充電の充電器やケーブルには規格があります。各急速充電のアクセサリの規格について以下で解説します。
USB-PD規格の特徴
iPhoneの急速充電を行う際には、USB-PD規格の充電器とケーブルを使用する必要があります。USB-PD規格の特徴は、以下の通りです。
- 「USB Power Delivery」の略称
- 1本のUSBケーブルで最大240W(48V/5A)の電力供給が可能
- 接続すれば、自動的に急速充電を行う
USB-PD規格の充電器やケーブルは、iPhoneだけではなくMacでも共有できます。購入の際には、利用したい端末に使用できる規格かどうかを確認してから購入しましょう。
Quick Charge規格との違い
急速充電の規格には、Quick Charge規格もあります。Quick Charge規格の特徴は、以下の通りです。
- 米国QUALCOMM社が開発した急速充電の規格
- 6V~20Vまで200mV刻みで電圧値を変動させられる
- 接続機器の充電に最適な電圧値、電流値を調節する
- 充電器が自動でスマートフォンの対応・非対応を判別する
- iPhoneなどApple社製品には非対応
Quick Charge規格は、Androidなどのスマホには使用できますが、iPhoneなどApple社のデバイスには対応していません。
各規格のメリットとデメリット
USB-PD規格、Quick Charge規格のそれぞれのメリット・デメリットについても見ていきましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
USB-PD規格 | ・iPhoneを急速充電可能 ・最大240Wまでの高電力を伝送可能 ・複数の機器に給電可能 | ・デバイスが急速充電に対応している必要がある ・バッテリーに負荷がかかり劣化する可能性もある |
Quick Charge規格 | ・規格に対応するスマホの急速充電が可能 ・自動的に最適な電圧を選択する ・デバイスが対応していない場合は、通常充電を行う | ・iPhoneなどApple社製品は非対応 ・バッテリーに負荷がかかることで、劣化の可能性がある |
iPhoneはQuick Charge規格には対応していませんので、急速充電を行いたい場合は、USB-PD規格の充電器やケーブルを選ぶようにしましょう。
急速充電対応充電器の選び方
iPhoneの急速充電対応の充電器を選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。
- USB-PD規格かどうか
- 最大出力は20W以上のものを選ぶ
- 「MFI認証」のものを選ぶ
- USB-Cポートを備えたものを選ぶ
iPhone8以降のモデルは急速充電に対応していますが、急速充電を行うには、上記の急速充電に対応した充電器とケーブルが必要です。
急速充電に適したiPhoneアクセサリー
iPhoneの急速充電を行うなら、適したiPhoneアクセサリーを選ぶことが大切。iPhoneの急速充電に適したアクセサリーについてもご紹介しましょう。
おすすめの急速充電器
iPhoneの急速充電に必要な急速充電器。iPhoneのおすすめ急速充電器を集めてみました。
Anker Nano II 65W
参考価格 | 4,490円(税込) |
対応デバイス | iPhone、Androidスマートフォン、Mac、iPad、Apple watchなど |
最大出力 | 65W |
アンペア数 | 3.0A |
ポートの形状 | USB Type-C×1 |
iPhoneの急速充電におすすめの充電器には、Anker Nano II 65Wがあります。Anker Nano II 65Wは、65W出力まで対応しているので、iPhoneだけではなく、MacやiPadなどの急速充電も可能です。
Viviber 急速充電器
参考価格 | 899円(税込) |
対応デバイス | iPhne、iPhone12、Androidスマートフォン、Androidタブレット、iPad |
最大出力 | 20W |
アンペア数 | 1.5~3A |
ポートの形状 | USB Type-A、USB Type-C |
iPhoneの急速充電におすすめの充電器には、Viviber 急速充電器があります。Type-A・Type-C搭載なので、iPhoneだけではなくAndroidのスマホやタブレットの充電も可能です。
UGREEN Nexode Mini 45W
参考価格 | 2,985円(税込) |
対応デバイス | iPhone、Androidスマートフォン、iPad、Androidタブレット |
最大出力 | 45W |
アンペア数 | 不明 |
ポートの形状 | USB Type-C×2 |
iPhoneの急速充電におすすめの充電器には、UGREEN Nexode Mini 45Wもあります。接続したデバイスに合わせ、自動的に出力を調整してくれるのが特徴です。
AISEA 65W GaN Type C 急速充電器
参考価格 | 2,467円(税込) |
対応デバイス | Phone、Androidスマートフォン、Mac、iPad、Androidタブレット |
最大出力 | 65W |
アンペア数 | 不明 |
ポートの形状 | USB Type-A×1、USB Type-C×2 |
AISEA 65W GaN Type C 急速充電器も、iPhoneの急速充電におすすめの充電器です。USB-CポートとUSB-Aポートを搭載しているので、iPhoneやMac、iPadの他、Androidのスマホやタブレットの急速充電も行えます。
Anker 313 Charger (Ace, 45W)
参考価格 | 3,490円(税込) |
対応デバイス | Phone、Androidスマートフォン、Mac、iPad、Apple watch、USB Power Delivery対応のノートPC |
最大出力 | 45W |
アンペア数 | 2.25A、3.0A、5A |
ポートの形状 | USB Type-C |
iPhoneの急速充電におすすめの充電器としては、Anker 313 Charger (Ace, 45W) もあげられます。Programmable Power Supply規格にも対応しているので、GalaxyのスマホやUSB Power Delivery対応のノートPCへの急速充電も可能です。
高速充電ケーブルの選び方
急速充電を行うなら、充電器だけではなくケーブルも対応したものを選ぶ必要があります。iPhoneの急速充電対応の高速充電ケーブルの選び方のポイントは、以下の通りです。
- USB-PD規格のものを選ぶ
- 長さは使い勝手の良い長さのものを選ぶ
- アラミド繊維やナイロンなどを使用した耐久性の高いものを選ぶ
- 持ち運ぶことが多い場合は、巻き取り式などのコンパクトにまとまるものを選ぶ
- 信頼性の高いメーカーのものを選ぶ
iPhoneで急速充電を行うためのケーブルは、必ずUSB-PD規格対応のものを選びましょう。USB-PD規格対応でないケーブルでは、iPhoneの急速充電が行えません。
またケーブルの長さはさまざまなものが販売されているので、普段どれぐらいの長さが必要かを確認し、適切な長さのケーブルを選びましょう。
高速充電ケーブルは長く使用できるものが良いので、耐久性の高いアラミド繊維やナイロンなどを使用したものを選ぶのがおすすめです。屈曲に強い・ひっぱりに強い・断線に強いなどの表記があると安心できます。
さらに外出時にケーブルを持ち歩くことが多い場合は、コンパクトにまとめられる巻き取り式などがおすすめ。メーカーは、できるだけ信頼性の高いところを選ぶと安心でしょう。
発熱対策アクセサリーの紹介
急速充電を行うなら、発熱対策のアクセサリーがあると安心です。iPhoneの急速充電の際の発熱対策アクセサリーを以下で紹介します。
JoySky スマホクーラー
参考価格 | 2,980円(税込) |
対応サイズ | 幅66~87mmのスマホ |
重さ | 80g |
保証 | 6ヶ月 |
急速充電を行う際の発熱対策アクセサリーとしては、JoySky スマホクーラーがあります。ペルチェ素子を利用した冷却システムで、熱くなったスマホを急速冷却。スマホのサイズの3分の1で大きな音もしないので、快適に使用できます。
貼って剥がせるスマートフォン冷却シート シンプリズム
参考価格 | 1,980円(税込) |
サイズ | 4.5 x 7.5 x 0.09 cm |
重さ | 20 g |
メーカー | トリニティ |
急速充電を行う際の発熱対策アクセサリーとしては、貼って剥がせるスマートフォン冷却シート シンプリズムも人気です。熱を吸収して-4.3℃冷やすシートを貼るだけなので、手軽に冷却が可能。再剥離できるシリコン吸着性なので、何度も貼って剥がせます。
3APLUS X6 スマホ 冷却ファン
参考価格 | 2,580円(税込) |
サイズ | 13.5 x 9.6 x 3.6 cm |
重さ | 140 g |
冷却方法 | ファン |
対応デバイス | ipad/iPhone/Huawei/Sony/Samsung/Xperiaなど |
急速充電を行う際の発熱対策アクセサリーのおすすめには、3APLUS X6 スマホ 冷却ファンもあります。発熱したiPhoneなどのスマホを瞬間冷却するマグネット式のスマートフォンクーラーです。26デシベル未満の騒音なので、周りに気遣うことなく使用できます。
八番屋 スマホ冷却ファン
参考価格 | 1,980円(税込) |
サイズ | 5.8 x 5.8 x 2.4 cm |
重さ | 65 g |
冷却方法 | ファン |
対応デバイス | iPhone、Android、タブレット |
急速充電を行う際の発熱対策アクセサリーは、八番屋 スマホ冷却ファンもおすすめです。冷却シートとファンを搭載し、3秒程度でスマホを冷却します。強力な吸着力なので、iPhoneなどの背面に簡単に取り付け可能です。
サンワサプライ 折りたたみ式 スマートフォンスタンド
参考価格 | 1,580円(税込) |
サイズ | 約W73×D91×H104mm(スタンド時) 約W73×D103×H24mm(折りたたみ時) |
重さ | 約126g |
素材 | アルミ、シリコーンゴム |
対応デバイス | iPhone、Android、タブレット |
急速充電を行う際の発熱対策アクセサリーとしては、サンワサプライの折りたたみ式 スマートフォンスタンドもおすすめです。熱伝導率の高いアルミ素材のスマホスタンドなので、充電中に発熱しにくいのがポイント。折りたたみ式なので、持ち運びにも便利です。
車載用急速充電器の選び方
日頃から車で移動する機会の多い方なら、車載用の急速充電器があると便利です。iPhoneの車載用急速充電器の選び方は、以下のポイントに注目してください。
- USB Power Delivery規格のものを選ぶ
- 20W以上の出力のものを選ぶ
- 車の対応電圧を確認する
- 充電したいデバイスの数に合わせてUSB端子の数を選ぶ
車載用の急速充電器を選ぶ際も、iPhoneを急速充電するならUSB PD対応品を選ぶ必要があります。また、ワット数は20W以上の出力のものなら急速充電が可能です。
車の対応電圧に合ったものを選びましょう。乗用車用は乗用車は12Vですが、トラックで使用する場合は24Vになります。さらに、複数のデバイスを同時に充電する予定があるなら、USB端子の数も確認しておきましょう。
以下にiPhone用のおすすめの車載用急速充電器を紹介します。
IMDEN CHARGE 車載ワイヤレス充電器 15W
参考価格 | 2,895円(税込) |
対応デバイス | iPhone8以降のモデル |
取り付け場所 | ダッシュボード |
重さ | 330 g |
対応サイズ | 4.0-7.0インチに対応 |
iPhone用のおすすめの車載用急速充電器には、IMDEN CHARGE 車載ワイヤレス充電器 15Wがあります。ワイヤレス充電器なので、コードの長さや配置などを気にせずスムーズに充電可能です。360度回転できるので、充電器としてだけではなく、車載ホルダーとしても使用できます。
GAEF 車載充電器 Lightningケーブル付き 1.8m
参考価格 | 999円(税込) |
対応デバイス | iPhone、Android、iPad Air |
サイズ | 20.4 x 10.4 x 2.2 cm |
重さ | 20 g |
ポート数 | USB-A 2ポート |
iPhone用のおすすめの車載用急速充電器には、GAEF 車載充電器 Lightningケーブル付き 1.8mもあります。小型で軽量なので、持ち運びに便利。4.8AのUSB-A 2ポート搭載なので、2台のデバイスを同時に充電できます。車のシガーソケットにぴったりはまるので、運転中も安定して充電可能です。
AINOPE シガーソケット
参考価格 | 1,199円(税込) |
対応デバイス | iPhone、Galaxy、MacBook、iPadなど |
サイズ | 4.5 x 2.5 x 2.5 cm |
重さ | 30g |
コネクタタイプ | USB Type C |
iPhone用の車載用急速充電器としては、AINOPE シガーソケットもおすすめです。合計36Wを出力するので、車の中で高速充電が可能。逆さまのLEDライトが装備されているので、夜の暗い車内でもUSBポートの確認ができます。
GLILAVOX シガーソケット USB-C 巻き取り
参考価格 | 3,399円(税込) |
対応デバイス | iPhone、Galaxyなど |
サイズ | 17.6 x 6.6 x 5.7 cm |
重さ | 200 g |
ワット数 | 60 W |
iPhone用の車載用急速充電器としては、GLILAVOX シガーソケット USB-C 巻き取りもおすすめできます。iPhone用のLightning(5V/2.4A)とAndroid用のType-C(9V/2A)の2種のケーブルとUSB-Aポート、USB-Cポートの2種の急速充電ポートが付属しているので安心です。
LISEN Magsafe 車載ホルダー [15W PROチャージング]
参考価格 | 2,277円(税込) |
対応デバイス | iPhone |
サイズ | 10.3 x 7.9 x 3.9 cm |
重さ | 130 g |
取り付け場所 | ダッシュボード |
iPhone用の車載用急速充電器としては、LISEN Magsafe 車載ホルダー [15W PROチャージング]もおすすめです。耐熱性と放熱性に優れたナノ粘着パッドでしっかり固定できるので、揺れる車の中でも安心して充電できます。ワイヤレスなので、コードの長さや位置を気にしなくて良いのもポイントです。
急速充電とモバイルバッテリーの使用
外出先で充電をするなら、モバイルバッテリーが便利ですよね。モバイルバッテリーで急速充電は可能なのでしょうか?モバイルバッテリーの急速充電対応などについて調べてみました。
モバイルバッテリーの急速充電対応状況
モバイルバッテリーも、急速充電に対応しているものは販売されています。モバイルバッテリーで急速充電したい場合は、「USB-PD」の表記があるものを選びましょう。
現在は多くのモバイルバッテリーが急速充電に対応しており、USB-Cポートが搭載されているものなら、ほぼ急速充電に対応しているとみて良いです。
モバイルバッテリーの中には最大27Wの急速充電に対応するものもありますが、実際には20Wと27Wの差はほとんどないので、どちらを選んでもかまいません。
モバイルバッテリー使用時の注意点
モバイルバッテリーでiPhoneを急速充電する際の注意点は、以下の通りです。
- 充電済みのモバイルバッテリーを長期間放置しない
- バッテリー残量が0%になる前に充電する
- 温度の高いものがある傍では充電しない
- iPhoneを操作しながら充電しない
- 充電が終わっているのに放置しない
モバイルバッテリーは充電中に熱くなりやすいので、極度に熱くなったと感じた場合は充電をやめるようにしましょう。また充電が終わったら、速やかにiPhoneとモバイルバッテリーの接続を解除してください。
急速充電対応モバイルバッテリーの選び方
急速充電対応モバイルバッテリーの選び方は、以下のポイントに注目しましょう。
- 「USB Power Delivery」対応のものを選ぶ
- 長持ちさせたい場合は容量の大きいものを選ぶ
- 使用するバッグなどのサイズに合うものを選ぶ
- なるべく軽量のものを選ぶ
- 一度に複数のデバイスの充電をする場合は、ポートが複数あるものを選ぶ
iPhoneで急速充電をするためには、USB-PD規格のものを選ばなくてはなりません。また、モバイルバッテリーは使用回数がおおよそ決まっているので、長く使用したい場合は容量の大きなものを選ぶようにしましょう。
モバイルバッテリーは持ち歩くことが前提になっているので、サイズや重量にも注目です。さらに、iPhoneとiPadなど、複数のデバイスを充電する予定があるなら、ポートが複数あるものを選びましょう。
実際の使用レビュー
実際にモバイルバッテリーで急速充電した方のレビューを集めてみました。
急速充電モバイルバッテリー買ってんけど充電したら低速充電って出てんのなんやねん(イラ)
X(Twitter)
で銃ですることが大切です。
Appleストアの純正品やっぱり高い🍎💦モバイルバッテリーと充電ケーブル、急速充電アダプタで13000円😇
でも、充電スピードハンパない📱🔌笑
今までそこら辺のコンビニとかドンキで充電ケーブル買ってたけど、全然違う〜😍
マジでストレスたまらない😼❣️
\( •̀ω•́ )/スゴーイ‼️
X(Twitter)
Apple純正のアクセサリでも、急速充電対応のモバイルバッテリーが販売されています。純正なので安心・安全・クオリティも高いですが、値段が高めなのが玉に瑕です。
急速充電を避けるべきケース
急速充電は、急いで充電したいときに大変便利なものですが、避けるべき場合もあります。急速充電を避けるべきケースについて、以下にまとめました。
高温環境での充電
急速充電を行う場合は、高温環境での充電は避けるようにしましょう。バッテリーは、発熱すると負荷がかかり、劣化に繋がります。特に高温環境の場合、バッテリーは熱くなりやすいです。
高温環境で充電したまま放置していると、最悪の場合、故障に繋がることもあります。急速充電を行う際には、高温の場所、近くに高温のものがある場所、直射日光の当たる場所などは避けるようにしましょう。
バッテリー残量が少ない場合
iPhoneのバッテリー残量が極端に少ない場合も、急速充電を行うことでバッテリーに負荷がかかってしまいます。特にバッテリー残量が0%の場合は急速充電は行わず、時間がかかっても通常充電を行ってください。
バッテリー残量が0%の状態で急速充電を行った場合、最悪は故障の可能性もあります。バッテリー残量が20%以上ある場合は急速充電でも大丈夫です。
長時間使用しない場合の充電方法
バッテリーはiPhoneを使用していない場合でも自然放電しており、バッテリーが0%など少ない状態が長く続くと、iPhoneが故障してしまう可能性があります。
そのため、iPhoneを長時間使用しないことが分かっている場合は、iPhoneをフル充電してバッテリー残量が少ない時間が長期間に及ばないようにしましょう。また、使用していなくても、バッテリー残量が20%未満になる前に充電を行うようにしてください。
バッテリー保護モードの活用
スマホにはバッテリー保護モードが搭載されているものがあり、iPhoneの場合は「バッテリー充電の最適化」機能がそれに当たります。「バッテリー充電の最適化」機能は、デフォルトで設定されているので、設定し直す必要はありません。
急いでフル充電したい場合などは、以下の手順で「バッテリー充電の最適化」機能の設定の解除が可能です。
iPhoneの機種 | バッテリー充電の最適化のやり方 |
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iPhone 14 モデル以前 | 1.「設定」をタップ「バッテリー」をタップ 2.「バッテリーの状態と充電」をタップ 3.「バッテリー充電の最適化」をオフにする |
iPhone 15 モデルの場合 | 1.「設定」をタップ「バッテリー」をタップ 2.「バッテリーの状態と充電」をタップ 2.「充電の最適化」をタップ 4.「バッテリー充電の最適化」「上限 80%」「なし」から選択する |
「バッテリー充電の最適化」をしておけば、バッテリーに負荷をかけることなく充電できるので安心。ただし、バッテリー残量が少なくなりすぎることには気をつけましょう。
まとめ
iPhoneの急速充電についてご紹介してきました。
iPhone8以降の機種は、「USB Power Delivery」対応の充電器とケーブルを使用することで、自動的に急速充電が可能です。
iPhoneはデフォルトで「バッテリー充電の最適化」機能がオンになっているので、急速充電を行っても、バッテリーにかかる負担は少なくて済みます。
また急速充電を行う際には、バッテリーへの負担を極力減らすため、以下のポイントに気をつけることがおすすめです。
- USB PD対応の充電器&ケーブルを使用する
- 充電しながらアプリなどを使用しない
- 充電を0%まで使い切らない
- 100%になっているのにさらに充電しない
- 極端な高温や低温の場所での使用を控える
iPhoneの急速充電は、急いでいる場合などにとても便利。正しい急速充電の方法を知って、バッテリーに優しい急速充電を行ってくださいね!