ブルーレイディスクを買おうとすると、BD-R・BD-RE・DL・XLと種類が多く、どれを選べばいいか迷いますよね。先に結論をまとめると、1回だけ保存して残すならBD-R、何度も消して使うならBD-REです。それぞれの弱点も押さえておくと失敗しません。
- ①BD-REのデメリット … 書き換えられる分、上書きや誤消去で大事な番組を失いやすい。市販品は1~2倍速が中心で、6倍速の製品が多いBD-Rより書き込みに時間がかかる
- ②2層(DL・50GB)のデメリット … 1枚に多く入る分、そのディスクが読めなくなったときに失う量も大きい
- ③3層・4層(XL・100GB/128GB)のデメリット … BDXLに対応した機器でないと使えない
※本記事の情報は2026年10月時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
この記事では、ブルーレイディスクの種類と容量、DVDとの違い、BD-RE・2層ディスクのデメリット、失敗しない選び方を解説します。ブルーレイをテレビやパソコンで見る方法はブルーレイを見る方法|テレビ・パソコン・PS5で見るのに必要なもので紹介しています。
ブルーレイディスクとは?
ブルーレイディスクとは、DVDの後継として2002年に開発された光ディスクです。「BD」または省略して「ブルーレイ」と呼ばれることもあります。DVDと同様、パッケージには「データ用(for DATA)」と「録画用(for VIDEO)」の表示があります。テレビ番組の録画・ダビングに使うなら、「録画用」と書かれたディスクを選ぶのが確実です。
ここからは、ブルーレイディスクの特徴、種類、容量や、DVDとの違いについてまとめていきます。
ブルーレイディスクの特徴
ブルーレイディスクはDVDと同じサイズ(12㎝)の記録ディスクですが、データ容量が約5倍の大容量となっています。テレビやゲームなどの品質が向上するにつれ、容量の大きいディスクでないと品質を維持した状態で保存することができなくなってしまいました。
このため、DVDに取って代わるようにブルーレイディスクが普及してきています。ブルーレイディスクはDVDと比べて録画容量・転送速度に優れています。一方で、傷や汚れで読み込めなくなることがあるので、記録面には触れないように扱いましょう。
ブルーレイディスクの種類や容量について
ブルーレイディスクの種類や容量について、分かりやすいように表でまとめました。
| 種類 | 書き込み | 層 | 容量 | 地デジの録画時間(DRモード目安) | BSデジタルの録画時間(DRモード目安) |
|---|---|---|---|---|---|
| BD-R | 1回のみ | 1層 | 25GB | 約3時間 | 約2時間10分 |
| BD-RE | 繰り返し | 1層 | 25GB | 約3時間 | 約2時間10分 |
| BD-R DL | 1回のみ | 2層 | 50GB | 約6時間 | 約4時間20分 |
| BD-RE DL | 繰り返し | 2層 | 50GB | 約6時間 | 約4時間20分 |
| BD-R XL | 1回のみ | 3層/4層 | 100GB/128GB | 約12時間/約15時間20分 | 約8時間40分/約11時間 |
| BD-RE XL | 繰り返し | 3層 | 100GB | 約12時間 | 約8時間40分 |
※録画時間は、放送をそのままの画質で録画するDRモードの目安です。レコーダーの録画モードを長時間モードにすると、より長く録画できます。
書き込み速度は製品ごとに異なり、市販品ではBD-Rが1~6倍速、BD-REが1~2倍速のものが中心です。購入前にパッケージの対応倍速を確認しましょう。名前によって、明確に記憶容量や書き込みできる回数が違います。
ブルーレイとDVDの違いってなに?
ブルーレイディスクとDVDの主な違いは、以下の4つです。
- 価格
- 記憶容量
- 録画・再生できる機器
- 録画品質
それぞれ、詳しく解説していきます。
価格
1枚当たりの単価でいうとDVDの方が安くなりますが、単価当たりの記憶容量で考えるとブルーレイディスクの方が圧倒的に安くなります。価格は時期や枚数で変わるので、比べるときは「1枚あたり」ではなく「1GBあたり」の値段で比べるのがおすすめです。
用途が限られていて少しだけ使いたい場合はDVDの方が良い事もありますが、基本的にはブルーレイディスクを選んだ方がお得です。
記憶容量
ブルーレイディスクは、DVDと比較して一層あたりのデータ容量が約5倍です。DVDの場合、最大容量は片面1層4.7GB、片面2層8.5GBですが、ブルーレイディスクの場合は片面1層25GB、片面2層50GBになります。さらにブルーレイディスクの場合はさらに容量の大きい3層・4層のものも存在します。
ちなみにディスクの「層」とは、ディスクの表面にある記録する面のことです。
録画・再生できる機器
ブルーレイディスクは、ブルーレイ対応の機器でないと読み取り・書き込みができません。逆にDVDは、ほとんどのブルーレイ機器で使用することができます。◆ブルーレイとDVDが両方見れるプレイヤーは、ブルーレイとDVD両方見れるプレイヤーおすすめでご紹介しています。DVDとブルーレイのどちらのソフトを買うか迷っている方はDVDとブルーレイ、どっちを買うべき?も参考にしてください。
録画品質
DVDの録画時の最大画素数は35万画素です。これに対し、ブルーレイディスクは207万画素と、圧倒的な品質の差が分かります。最近のテレビ番組、ゲームの映像などは、この画素数でないと対応できなくなってきており、DVDの頃の映像と比較すると画質は一目瞭然です。
ブルーレイディスクの失敗しない選び方
ブルーレイディスクの失敗しない選び方のコツは、以下の3つです。
- 書き込める回数で選ぶ
- 容量で選ぶ
- 書き込む速度で選ぶ
それぞれのコツについて、詳しく解説していきます。
書き込める回数で選ぶ
ブルーレイディスクは、「BD-R」なら一回のみ、「BD-RE」なら繰り返し記録できます。BD-Rも、空き容量があれば後から追記できます。BD-Rは、上書きの必要がない重要データを保存する際や、人にデータを渡す際などに最適です。
対してBD-REは、データのバックアップ・番組の録画などに使うのに最適です。価格はBD-Rの方が比較的安価なため、用途をしっかり理解して購入しないと損をしてしまいます。
BD-REのデメリットと向いている使い方
何度も使えるBD-REは便利ですが、BD-Rと比べると次のようなデメリットがあります。
| 項目 | BD-R | BD-RE |
|---|---|---|
| 書き込み | 1回のみ(空きがあれば追記可) | 繰り返し書き換えできる |
| 書き込み速度(市販品の中心) | 1~6倍速 | 1~2倍速 |
| 上書き・誤消去のリスク | 書き換えできないので消えにくい | フォーマットや上書きで消してしまうおそれがある |
| 向いている使い方 | 残しておきたい番組・人に渡すデータ | 見たら消す番組の一時保存・繰り返し使うバックアップ |
- ずっと残したい番組や写真 → BD-R(書き換えできないので誤って消しにくい)
- 見終わったら消す番組・持ち出し用 → BD-RE
- 急いでダビングしたい → 書き込み速度の速いBD-R
BD-REを使う場合も、大事なデータはBD-Rにもう1枚残しておくと安心です。
容量で選ぶ
ブルーレイディスクの容量は、25GB、50GB、100GB、128GBの4種類に分かれています(128GBはBD-R XLのみ)。テレビの録画で言うと、地デジをDRモードで録画した場合、25GBで約3時間が目安です。これを参考に、必要な容量を選択しましょう。
また、ブルーレイディスクは容量別に名前が違うので、わかりやすいよう表でまとめました。
| 記憶容量 | 一回のみ記録可能 | 繰り返し記録可能 |
|---|---|---|
| 25GB(1層) | BD-R | BD-RE |
| 50GB(2層) | BD-R DL | BD-RE DL |
| 100GB(3層)/128GB(4層) | BD-R XL | BD-RE XL(100GBのみ) |
ブルーレイディスクを選ぶ際の参考にしてください。
2層・3層ディスクのデメリット
容量の大きいディスクは便利ですが、選ぶ前に次の点を確認しましょう。
- 1枚が読めなくなったときに失う量が大きい … 50GBや100GBのディスクに長時間の番組をまとめると、傷や汚れで読めなくなったときの損失も大きくなります
- XL(3層・4層)は対応機器が限られる … BDXLに対応したレコーダーやドライブでないと使えません。ソニーはBD-R XL 128GBについて「対応する機器が限定される場合があります」と案内していました
- 1層より書き込みに時間がかかる … 容量が大きい分、ダビングにかかる時間も長くなります
録画したい時間が3時間以内なら、まずは扱いやすい1層の25GBで十分です。長時間の番組をまとめたいときだけ、手持ちの機器の対応を確認してから2層・3層を選びましょう。
参照:ソニー BD-R XL 128GB(生産完了)製品ページ/アイ・オー・データ機器 Verbatim 録画用ブルーレイ
書き込む速度で選ぶ
ブルーレイディスクの書き込み速度は「倍速」といわれており、数値が大きいほど書き込みが早く終わります。ブルーレイディスクの通常の書き込み速度(等速)は、4.5MB/s(1秒当たり4.5MBのデータを書き込める)です。例として、等速で25GB(=25,000MB)書き込んだ場合は、25,000÷4.5=5555秒=92分=約1時間30分 かかります。
これが例えば6倍速になると、1時間30分÷6 でたったの15分で書き込みが終わります。ただし、この「倍速」には注意点があります。それは、ブルーレイディスクの対応倍速がいくら早くても、機器の対応倍速よりは大きくならないということです。
ブルーレイディスクが6倍速対応でも、機器が4倍速までしか対応していなければ、そのブルーレイディスクには4倍速でしか書き込みできません。基本的にブルーレイディスクは、倍速が早いほど値段が上がります。損をしないように、使う機器の対応倍速は確認しておきましょう。
録画時に注意!メディアの制限について
テレビの録画・ダビングをする際、メディアの制限がかかっている場合があり、注意が必要です。デジタルデータは複製により品質が落ちることがないため、著作権を守るために制限がかけられています。メディアの制限には、主に以下の2種類があります。
- ダビング10
- コピーワンス
それぞれ、詳しく解説していきます。
ダビング10とは
「ダビング10」は、2008年7月4日から運用が始まったデジタル放送のコピー制御です(参照:シャープ「ダビング10について」)。すべてのデジタル放送がダビング10になるわけではありません。ダビング10とは、「9回コピーできるけど、10回目コピーしようとしたときには元データが消えてしまう」という制限です。
9回目まではコピーだけど、10回目にはコピーではなく移動をしたことになります。ブルーレイディスクから録画機器に録画データを戻すことはできないため、録画機器からは完全に消えてしまいます。移動してきたデータはPCなどでコピーすることもできないため、注意が必要です。
コピーワンスとは
文字通り、一回しかコピーができない制限です。ダビング10が始まる前のデジタル放送や、現在でも一部の有料放送などには、この「コピーワンス」の制限がかけられています。コピーワンスの制限がかけられた番組は、コピーすると元の録画機器からはデータが消えてしまいます。
実質、「コピー」ではなく「移動」をしたような動きになるわけですね。ちなみに、「ダビング10」の場合と同様、移動してきたデータをPCなどで再度コピーすることはできません。録画機器によりコピーワンス制限の有無が確認できる場合もあるので、ダビングなどの際は確認することをおすすめします。
なお、市販・レンタルのブルーレイやDVDのコピーガードを解除してダビングすることは、私的に使う目的でも著作権法で認められていません。ブルーレイからDVDへのダビングでできること・できないことはブルーレイをDVDに焼く方法で解説しています。
おすすめのブルーレイディスクを紹介
ここからは、BD-RとBD-REそれぞれの使い道と、おすすめのディスクを紹介します。
BD-Rタイプ
BD-Rタイプは1回のみ書き込みが可能なタイプです。データの読み出しと書き込みが可能ですが、一度書き込んだデータを書き換えることはできません。ただし、空き容量がある場合は、後からデータを追記することができます。
- 残しておきたい番組のダビング
- 写真や動画の長期保存用のバックアップ
- 人に渡すデータ
まとめ買いするなら、録画用かデータ用か、対応倍速、プリンタで印刷できるレーベルかどうかをパッケージで確認しましょう。50枚などのスピンドルケースは1枚あたりが割安になりやすい一方、ケースは別に用意する必要があります。録画用のBD-Rなら、テレビ番組のダビングにそのまま使えます。手持ちのレコーダーが対応している倍速も、あわせて確認しておきましょう。
BD-REタイプ
BD-RE(ブルーレイディスクリライタブル)は、繰り返し書き換えが可能なブルーレイディスクの一種です。データの読み出し、書き込み、そして書き換えが可能です。
- 見たら消すドラマ・アニメの一時保存
- レコーダーのHDDがいっぱいになったときの逃がし先
- 定期的に上書きするバックアップ
前述のとおり、書き換えられる分だけ上書きや誤消去のリスクがあります。ずっと残したい番組はBD-Rに移すなど、BD-Rと使い分けると失敗しにくくなります。書き込みは1~2倍速の製品が中心なので、時間に余裕をもってダビングしましょう。枚数の多いスピンドルケースを選ぶ場合は、ディスクを保管するケースや不織布ケースも一緒に用意しておくと、傷や汚れを防げます。
ブルーレイディスクの種類や容量についてまとめ
ブルーレイディスクにはさまざまな種類があり、それぞれ容量や転送速度、書き込み回数が異なります。特に書き込み回数は用途によってもっとも重要な部分となるので、一回だけ書き込みができる「BD-R」と、何度でも書き込める「BD-RE」は間違えないように注意しましょう。
ブルーレイディスクやレコーダーのドライブを長く使うためのポイントはブルーレイレコーダーの寿命と故障しにくいメーカー、パソコンでブルーレイに書き込みたい方は外付けブルーレイドライブを選ぶポイントもあわせてご覧ください。ぜひこの記事を参考に、ブルーレイディスクを失敗しないように選んでみてくださいね。
◆今回はブルーレイディスクの選び方についてご紹介しましたが、こちらの記事ではブルーレイレコーダーの選び方についてご紹介しています。あわせてご覧ください。












