Amazon Echoは、Amazonが提供するスマートスピーカーで、内蔵された人工知能「Alexa」が、音声操作で音楽の再生、天気やニュースの読み上げ、スマートホームの操作、アラームのセットなどを行ってくれる機器になります。
AmazonEchoにはスピーカーの機能が内蔵されていることから、テレビ用のスピーカーとして使用できないの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、AmazonEchoの種類ごとに音質などの違いと、スピーカーとして使用する際の設定方法について説明していきます。
Amazon Echoデバイスの種類と特徴
AmazonEchoにはさまざまな種類のデバイスが発売されています。
それぞれのデバイスごとに強みや特徴が違うため、生活環境や求めるスペックに合った機種を選ぶことで、より快適に使用することができます。
この記事では、「Echo Studio」「Echo Dot」「Echo Show」の3種類のデバイスについて、音質やメリットの特徴について解説していきます。
Echo Studioとその高音質特性
Echo Studioは、Dolby Atmos技術を採用したスマートスピーカーで、リスナーを包み込む没入感のあるサウンドを提供します。5つのスピーカーが、より明瞭な低音、ダイナミックな中音、そして歯切れの良い高音をくりだし、リスナーを包み込みます。
また、空間、明瞭性、奥行きを音に追加するDolby Atmos技術が、臨場感豊かな音楽体験を提供します。
Echo Dotのコンパクトさと利便性
Echo Dotは、Amazon Echoシリーズで最もコンパクトなスマートスピーカーです。
価格も手頃で、音声AIアシスタントを使用する分には十分な機能を備えています。また、音声AIアシスタントを使用することで、テレビ用のスピーカーとして使用することもできます。
ただし、他のEchoデバイスと比べて音質が劣ってしまうことが難点といえます。
一般的なEchoデバイスの機能とスピーカーとして使用できるのであれば十分という方には、おすすめの機種になります。
Echo Showの画面付きデバイスとしての利点
Echo Showは、画面付きのスマートスピーカーで、音声AIアシスタントに加えて、ビデオ通話や映像の再生など、画面を活用した様々な機能を備えています。
例えば、ビデオ通話をする際には、相手の顔を見ながら会話ができるため、よりリアルなコミュニケーションが可能です。
また、画面を活用して、レシピの表示や、天気予報の確認など、より多様な情報を提供することができます。
最新の機種であるEcho Show15であれば、Showシリーズの中で唯一FireTV機能が搭載されているため、さまざまな動画配信サービスも楽しむことができます。
以上が3種類のEchoデバイスの特徴になります。
それぞれが持つスペックに大きな違いがあるため、どの機能や性能を1番に求めるかによってスピーカーとしてだけでなく、従来の使い方でもより快適に使用することができます。
Echoデバイスをテレビのスピーカーとして設定する方法
Echoデバイスをテレビのスピーカーとして設定する方法 Echoデバイスをテレビのスピーカーとして使用するには、BluetoothまたはWi-Fi接続を使用してEchoデバイスとテレビをペアリングする必要があります。
以下に、BluetoothとWi-Fiを使用したペアリング手順を記載します。
Bluetoothを利用したテレビとのペアリング手順
Amazon Echoには全ての機種にBluetooth接続の機能が備わっています。そのため、テレビ側にBluetoothを利用できる環境が備わってさえれば、Echoデバイスとテレビ間で迅速かつ簡単にペアリングすることが可能です。
Bluetooth接続の手順については下記を参考にしてください。
- 「設定」メニューから「Bluetooth」オプションを選択し、Echoデバイスを検出可能モードに設定します。
- テレビのBluetooth設定からEchoデバイスを選び、ペアリングします。
以上がBluetoothを使用した、ペアリング手順になります。
Wi-Fiを通じた接続設定の方法
Bluetooth接続と同じく、テレビ側にWi-Fiを接続できる環境が整っている場合はWi-Fiを通じて簡単に、テレビとEchoデバイスを繋げることができます。
ただし、Echoデバイスとテレビが同じWi-Fiネットワークに接続されている必要がありますので注意が必要です。
Wi-Fiを使用して接続する方法は下記のとおりです。
- 「設定」メニューから「ネットワーク」オプションを選択し、Wi-Fiネットワークに接続します。
- テレビの設定メニューから、同じWi-Fiネットワークに接続します。
これにより、Echoデバイスからテレビの音声を楽しむことができます。
以上がBluetoothとWi-Fiの設定方法になりますが、接続がうまくいかない場合は下記のような原因がある場合があります。
- ペアリングできていない
- Wi-Fiやデバイスの電源が入っていない
- プロファイルが一致していない
- 電波干渉がある
これらが原因だった場合は、要因を解消することで接続される可能性があります。
接続が上手くいかない場合は使用環境や設定を今一度確認してみましょう。
◆さらに一歩進んで、家電のスマート化に興味がある方は以下の記事を参考にしてみてください。
音質を最大限に活かすための設定とヒント
Echoデバイスは、その性能を最大限に引き出すための多くの設定オプションとカスタマイズ機能を提供しています。例えば、Echoデバイスの音量やバランスを調整することで、部屋のサイズや形状に合わせて最適な音響効果を得ることができます。
また、Echoデバイスのイコライザー機能を使用することで、低域・中域・高域を微調整し、音楽ジャンルやコンテンツタイプごとに異なるプリセットも利用可能です。
Echoデバイスの音質調整設定
Echoデバイスでは音質の設定を細かく設定することができるため、自分の好みに合わせてカスタマイズすることが可能です。
音質調整の設定手順は下記のとおりです。
- Amazon Alexaアプリを開きます。
- メニューから「設定」を選択します。
- 「デバイスの設定」を選択します。
- 音質を調整したいデバイスを選択します。
- 「サウンド」を選択します。
- 「イコライザー」を選択します。
- 「ベース」「MID」「トレブル」の強弱を選択し、好みの音質に調整します。
例えば、イコライザー機能で低域・中域・高域を微調整し、音楽ジャンルやコンテンツタイプごとに異なるプリセットも利用可能です。
最適な配置と環境設定のアドバイス
Echoデバイスの音質を最大限に引き出すためには、適切な配置と環境設定が必要です。
配置する場所によって音の広がり方が変わってくるため、音響をこだわりたいという方はデバイスの設置場所を抑えて置くことが重要です。
Echoデバイスを「壁際に置いた場合」と「部屋の中央に置いた場合」の音の広がり具合について下記にまとめたので参考にしてみてください。
壁際に置いた場合
Echoデバイスを壁際に設置することで壁面からの反射音を利用し、より広がりのある音響効果を得ることができます。
部屋の中央に置いた場合
Echoデバイスを部屋の中央に設置することで、音の拡散性を高めることができます。さらに、Echoデバイスを使用する際には、周囲の音量を調整することで、よりクリアな音質を得ることができます。
外部スピーカーとの併用方法
Echoデバイスは、外部スピーカーとの併用が可能です。外部スピーカーを使用することで、より高品質な音質体験を得ることができます。Echoデバイスと外部スピーカーを接続するには、BluetoothまたはAUXケーブルを使用することができます。
外部スピーカーとの接続方法については下記のとおりです。
- 外部スピーカーをBluetooth接続またはAUXケーブルでAmazon Echoに接続します。
- Amazon Alexaアプリを開きます。
- メニューから「設定」を選択します。
- 「デバイスの設定」を選択します。
- 音声を外部スピーカーに出力したいデバイスを選択します。
- 「サウンド」を選択します。
- 「Bluetoothデバイス」または「AUX」を選択します。
おすすめの外部スピーカーは下記のとおりです。
JBL Pebbles バスパワードスピーカー
JBL PebblesはUSBをデバイスに挿すだけで簡単に接続することができます。
また、JBLならではの自然で明瞭な音質と豊かな低音に定評があり、コンパクトでスタイリッシュなデザインが大きな特徴となっています。
商品モデル番号 | PEBBLESBLKJN |
カラー | ブラック |
インターフェース | USB 2.0 |
スピーカー形式 | アクティブ |
スピーカー数 | 2 |
電源 | 電源コード |
Bose SoundLink
Bose SoundLinkはBluetoothでデバイスと接続することが可能なため、好きな場所に自由に配置することができます。
また、リチウムイオンバッテリーが搭載されており、1回の充電で最大12時間の連続再生が可能となっています。
コンパクトな形ではありますが、パワフルなサウンドと重低音な音質が大きな特徴です。
商品モデル番号 | SL mini II SE BLK |
カラー | トリプルブラック |
電源 | バッテリー, 電源コード |
まとめ
AmazonEchoは、テレビのスピーカーとして代用することが可能です。Echoデバイスには「Echo Studio」「Echo Dot」「Echo Show」の3種類を始めとした、さまざまな機種が発売されています。どの機種にするかによって特徴も変わってくるため、必要なスペックやお部屋の環境によって最適な機種を選ぶことで、快適にAmazonEchoを使用することに繋がります。
また、BluetoothやWi-Fiを使用することによって簡単にテレビと繋ぐことができるため、複雑な手間や時間をかけずに設定できます。
音響設定やデバイスの置き方を変更するだけで、自分の好みの音響を作り出すことができる点も大きなメリットです。