エアコン修理の悪徳業者の見分け方!業者の選び方や確認ポイントを解説

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エアコン修理の悪徳業者の見分け方!業者の選び方や確認ポイントを解説

エアコン修理業者の中には、いわゆる悪徳業者も存在します。

知らずに悪徳業者に修理を依頼してしまうと、法外な追加料金を請求されたり、きちんと修理されていなかったりすることがあり、注意が必要です。

被害に遭わないように、悪徳業者は避けて優良な業者に依頼するようにしましょう。

とはいえ、「どうやって見極めればいいの?」と思う方もいるでしょう。

そこで、この記事では悪徳業者を見抜く方法や依頼先の選び方、修理のおよその相場などについて解説します。

この記事でわかること

  • 十分な説明がなかったり、追加料金で法外な料金を請求してきたりするのは悪徳業者である
  • 複数社から見積もりを取ったり、エアコン修理の専門業者を選んだりすることが重要
  • エアコンの修理業者選びは、料金や作業の説明が明瞭で、アフターサービスや保証が充実している会社を選ぼう

エアコンの悪徳業者とは?

エアコンの悪徳業者とは?

エアコン工事や修理を行う業者の中には、いわゆる悪徳業者が存在します。

うっかり契約してしまわないように、悪徳業者かどうかを見極めるポイントを知っておくことが大切です。

ここでは、業者に相談したときに特に注意すべきポイントについて解説します。

明らかに他と提案内容が異なる

エアコンの修理と一口に言っても、業者によって提案内容が違うことはしばしばあります。

とはいえ、エアコンの不具合内容や症状から故障箇所や原因を特定することが可能で、作業内容も自ずと絞られます。

そのため、複数の業者に見積もりを取ったとしても、価格は違えど大体は同じような作業内容になると言えるでしょう。

一方、悪徳業者は、ほかとは違う作業を提案してきたり、作業に制限を設けてくることも珍しくありません。

これは、十分な知識がなくて正確な原因特定ができなかったり、料金の上乗せを狙って不要な作業を提案したりするためです。

見積もりをしてもらうときには、料金だけでなく、作業内容やオプション内容などもしっかりとチェックしましょう。

提案内容がほかの業者とあまりに違う場合や不要なオプションがたくさんつけられている場合は、悪徳業者の可能性があるため注意が必要です。

追加工事料金を説明しない業者に注意

見積もりの段階では相場よりも安い料金を提示し、作業完了後に高額な追加料金を請求するのは、悪徳業者の常套手段です。

そのため、事前におおまかな料金だけを示し、追加費用が発生する可能性やその場合の費用について説明しない工事業者は注意する必要があります。

エアコンは精密機器であるため、不具合を修理する過程で当初の想定とは別の作業が必要になることよくあることで、優良業者が担当していても起こることです。

ただし、まともな業者であれば、先に起こり得る追加作業や料金について説明があります。

事前に何の説明もないまま、修理が終わった後に一方的に追加料金を請求されるのは、納得がいかないでしょう。

見積もりを取ったときに業者から説明がなければ、こちらから追加料金が発生する可能性はあるかどうかをしっかり確かめておきましょう。

確認してもごまかす業者には要注意です。

買い替えを勧めてくる業者に注意

修理やクリーニングなどの提案を一切せずに、むやみに高額な新品への買い替えを勧めてくる業者には注意が必要です。

一般に、エアコンの耐用年数は10年程度とされています。

耐用年数を超えている場合、数万円払って修理をしてもすぐに不具合が発生する可能性があるため、買い替えを勧めるアドバイス自体はおかしくありません。

エアコンの所有者が、アドバイスを受けたうえでそれでも修理を希望しているのであれば、まともな業者であればできる作業を提案するのが普通です。

また耐用年数まで経過していないのにもかかわらず、買い替えを進めてくる業者もあります。

ろくに修理の提案をせずに「耐用年数を超えている」「この壊れ方では直せない」などと言って、新品への買い替えばかり勧める業者には注意しましょう。

アフターフォローのない業者に注意

修理後のアフターフォローや保証が一切ない業者は避けたほうが無難です。

エアコンを修理しても、業者の不注意や技術不足、劣化が進みすぎているなどが原因で、再び不具合が発生することは珍しくありません。

保証がついていない業者に修理してもらった場合、再び不具合が出たときはまたお金を払って修理をしてもらう必要があります。

何度もお金を払って直してもらう羽目になると、大損です。

一方、保証のある業者なら、無償で対応してもらえるため出費は発生しません。

またアフターフォローが充実しているということは、その分作業にも自信や実績があるということの現れでもあると言えるでしょう。

万が一に備え、アフターフォローや保証のある業者に依頼するようにしましょう。

エアコン修理の業者の選び方

エアコン修理の業者の選び方

エアコン修理で信頼できる業者を選ぶためには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。

ここでは、特にチェックしたいポイントについて解説します。

優良な業者に修理してもらえるように、選び方を覚えておくといいね。

保証期間内は購入店舗やメーカーに相談

エアコンの不具合が発生したら、まずは保証期間内かどうかを確認しましょう。

保証には、メーカー保証と家電量販店が独自に設定している延長保証の2種類があります。

保証の種類保証の内容
メーカー保証・加入しなくても最初からついている
・国内メーカーの保証期間は本体が1年、冷媒回路は5年が一般的
・保証期間内に不具合が起きたらメーカーが対応・修理を行う
家電量販店の延長保証・購入時に加入するかどうかを選べる
・加入時にはいくらか料金が発生することが一般的
・5年保証や10年保証など長期保証が多い

故障したエアコンを購入してから1年以上が経過してメーカー保証が切れているとしても、家電量販店の延長保証はまだ期間内の可能性があります。

保証書などで確認し、期間内であればメーカー窓口や販売店で相談しましょう。

故障の内容によりますが、無償や低価格で修理を受けられる可能性があります。

エアコン工事の専門会社を選ぶ

エアコンの修理を請け負う業者の中には、エアコンを専門にする業者と、幅広くさまざまな家電を対象としている業者があります。

修理を依頼するときは、エアコン工事を専門にしている業者を選びましょう

エアコンは構造が複雑で、的確に不具合の原因を突き止めて対応するためには専門知識とスキルが必要です。

エアコン専門業者であれば、必要な知識やスキルを有しているでしょう。

一方、さまざまな家電の修理を請け負う業者は、エアコンに対する知識やスキルが不足している恐れがあります。

専門業者のなかでも、エアコンの修理実績が豊富なところを選ぶとより安心です。

工事後に保証やアフターサービスがあるか

修理後の保証やアフターサービスが充実してる業者を選ぶのも重要なポイントです。

家電は一度修理をしても、同じ個所に不具合が起きるケースは珍しくありません。同じ不具合の修理にまた費用を支払うのは釈然としないでしょう。

保証がついていれば、同じ不具合が起きたときは無償で対応してもらえます。保証を付けているのは、業者が自らの技術に自信を持っている証です。

ただし、保証の期間や内容は業者によって異なります。

契約する前に、保証期間や無償修理の対象範囲を十分に確かめておきましょう。

工事について丁寧に説明してくれるか

エアコンの不具合の修理をする場合、工事の内容について丁寧な説明があるかどうかも大切なポイントです。

通常、修理業者は費用の見積もりを取るために現地調査に赴き、エアコンの状態を確認します。

故障個所や状況を把握したあとに、必要な修理の内容や金額の説明があることが一般的です。

優良な業者であれば、故障の内容や必要な工事について素人でも分かるように説明します

疑問点があれば、質問すれば丁寧に回答してもらえるでしょう。

もし、まともな説明もなく質問してもはぐらかし、契約を急かしたり無理矢理修理しようとしたりする場合は、断ったほうが無難です。

あまり信頼できる相手とは言えないでしょう。

悪徳業者に引っかからないためには

悪徳業者に引っかからないためには

エアコンが壊れると、使えるようになるまで厳しい暑さや寒さに耐えなければいけません。

しかし、一刻も早く修理してほしいからといって業者選びを適当にすると、悪徳業者に引っかかるリスクが上がります。

修理業者は落ち着いて選ぶことが大切です。ここでは、悪徳業者に引っかからないために、業者選びで注意すべきポイントを紹介します。

見積もりを複数社取る

修理をお願いするときは、まずは見積もりを依頼して工事の内容と費用を知り、納得してから契約することが大切です。

見積もりの依頼は、1社だけではなく必ず複数の業者にお願いしましょう。

1社だけに頼むと、提案された修理工事の内容や費用が適切なのか判断ができません

複数の業者に見積もりを依頼することで、必要な工事や費用の相場がつかめます。

悪徳業者に不要な工事を提案されたり、見積額が相場より高額になっていたりしても、概要を理解していれば見抜けるでしょう。

なお、見積もりを依頼しても、現地まで来ないで電話やメールで故障の内容を聞いて概算で出すところは避けたほうが無難です。

エアコンの故障の原因を特定するためには、実際に目で見て確認することが欠かせません。

現地調査なしでは不正確な費用しか算出できず、工事後にさまざまな追加費用が発生する恐れがあります。

きちんと現地調査を実施する業者を選びましょう。

以下のような複数見積もりができるサイトを利用するのもおすすめです。

安易に検索や広告で選ばない

インターネット検索を利用すると、修理業者は簡単に見つけられます。

家のポストに修理業者のチラシが入っていることもあるでしょう。

ただし、検索や広告でたまたま目に入ったからと、よく考えずに修理を依頼してはいけません。

インターネット検索の場合、料金を払えば目立つ位置にある広告スペースにサイトを表示できます。

目のつく位置に表示されているからといって、必ずしも優良な会社とは限りません。広告を入れる業者も同様です。

まずは評判や実績を確認し、まともな業者だと思ったら見積もりを依頼しましょう。

見積もり時の提案内容や費用、対応を冷静に判断し、信頼できそうだと感じた業者に依頼することが大切です。

口コミや評判をチェックすることも大切です。

安い値段表示だけで選ばない

修理料金が安いと喜んで頼みたくなりますが、安さだけで安易に業者を選ばないようにしましょう。

特に、悪徳業者は契約前は安い料金を提示しながら、修理が終了してから何かと理由をつけて高額な追加料金を請求するケースが少なくありません

複数の業者に相見積もりを取れば相場感がつかめます。

相場より極端に安い料金を提示する業者がいた場合、理由をしっかり確かめましょう。

納得のいく理由がない場合、選ばないほうが無難です。

口コミを調べるなど、評判や修理実績についてもしっかり確かめ、判断してください。料金の安さだけで飛びつかないようにしましょう。

料金が安いと頼みたくなるけど、あとで追加請求されたら意味がないものね。気をつけないと。

おかしいと思ったら他社にも確認してもらう

業者から工事内容や料金の説明を受けた際、何かおかしいと思う部分があったときは、契約を保留してほかの業者に相談するのがおすすめです。

素人の無知に付け込み、不要な工事を必要だと言い張って料金を請求する事例は少なくありません

複数の業者に相談して説明を受ければ、故障の内容や本当に必要な作業が理解できます。

悪徳業者に騙されて本来かからなかったはずの料金を取られることもありません。

修理業者に相談したときは、相手が強引に契約を迫っても、その場で決めるのは避けたほうがよいです。

複数の業者に相談したうえで提案内容や費用を比較検討し、慎重に選びましょう。

工事内容別エアコンの修理費用の相場

工事内容別エアコンの修理費用の相場

悪徳業者に高額な費用を請求されてもすぐ気付けるように、エアコンの修理費用の相場について知っておきましょう。

ただし、修理費用はメーカーや業者、不具合の種類などによってさまざまです。

ここでは、三菱や日立を参考に、おおよその費用について解説します。

なお、紹介している料金は室内機・室外機が通常設置されている場合の金額です。

室内機の高所設置や室外機の壁掛け設置などの状況では、料金が上がることがあります。

参照:三菱電機「修理料金の目安」、日立「ルームエアコン

◆エアコン室外機の修理・買い替え費用の目安は以下の記事でも詳しく解説しています。

電源が入らない

電源が入らない場合、リモコンを操作しても反応がないケースと本体の応急運転スイッチを押しても作動しないケースがあります。

リモコンで操作できない場合、原因として考えられるのは室内メイン基板や受光基盤、リモコンなどの故障です。

リモコン操作だけでなく、本体の応急運転スイッチを押しても反応がない場合、室内メイン基盤や室外基盤の故障が疑われます。

それぞれの修理費用の目安は以下のとおりです。

故障の種類修理費用の目安
リモコン操作ができない1万4,000~4万2,000円前後
まったく作動しない1万4,000~5万2,000円前後

冷房・暖房の効きが悪い

冷暖房の効きが低下した場合、室外機が動くかどうかで修理が必要な箇所が異なります

室外機は動くなら、室外基盤や電動弁コイル、コンプレッサーなどに不具合が生じた可能性があるでしょう。

室外機が動かない場合、それらに加えて室外機のファンモーターが壊れている可能性も考えられます。

故障個所別の修理費用の目安は以下のとおりです。

故障個所修理費用の目安
室外基盤3万7,000~5万2,000円前後
電動弁コイル2万1,000~2万6,000円前後
コンプレッサー11万~14万円前後
室外ファンモーター3万7,000~4万2,000円前後

室内機の水漏れ

室内機の水漏れは、本体内部やドレンホースがホコリや汚れで詰まっているケースやガス漏れ、冷媒回路に不具合が起きたケースなどが原因と考えられます。

故障の種類別費用の目安は以下のとおりです。

故障の種類修理費用の目安
本体内部やドレンホースの詰まり9,000~2万7,000円前後
冷媒回路2万7,000~7万8,000円前後

◆エアコンが水漏れする場合の原因や対処法は以下の記事にて解説しています。

室内機・室外機の異音

室内機・室外機からなにかおかしな音がする場合、音の種類によって故障箇所も異なります。

異音がする場所や異音の種類によって、ある程度不具合箇所の見当がつきます。

音の種類故障個所修理費用の目安
電子音室内メイン基盤3万7,000~4万2,000円前後
室内受光基盤2万5,000~2万9,000円前後
ポコポコ消音弁8,800~1万4,000円前後
ブーン掃除ユニット3万7,000~5万2,000円前後
室内ファンモーター3万8,000~4万3,000円前後
カラカラまたはガラガラ室内ファンモーター3万8,000~4万3,000円前後

その他

エアコンは上記以外の不具合が出ることもあります。主な不具合別におよその料金を以下のまとめました。

法外な請求をされないよう、おおよその修理料金の目安を理解しておきましょう。

故障の種類修理費用の目安
フィルターの自動清掃ができない1万4,000~5万5,000円前後
ルーバーが動かない1万4,000~4万2,000円前後
冷房運転の風が暖かい/暖房運転の風が冷たい2万~11万円前後

悪徳業者に惑わされずエアコン修理業者はしっかり吟味!

悪徳業者に惑わされずエアコン修理業者はしっかり吟味!

エアコンの修理業者の中には、悪徳業者も存在します。

悪徳業者に作業を依頼すると本来はしなくてよい作業をして高額な追加料金を請求したり、何も修理できていなかったりするため、注意が必要です。

悪徳業者に引っかからないためには、複数の業者に相談して見積もりを依頼し、内容や費用をよく比較検討することが大事です。

複数の業者から説明を受ければ、故障の原因や必要な作業、費用の相場なども把握できます。

1社だけまったく異なる提案をしていたり、極端に安い料金を提示していたりする場合は避けたほうがよいでしょう。

エアコン修理の費用は故障の原因によって異なり、1万円以下で済む場合もあれば10万円以上かかる場合もあります。

高額な料金をだましとられないよう、依頼先は慎重に選びましょう。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

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