冷蔵庫の冷却口はどこ?冷えないのは霜のせい!除去方法や予防法を解説

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冷蔵庫の冷却口はどこ?冷えないのは霜のせい!除去方法や予防法を解説

冷蔵庫がうまく冷えないときに原因として考えられる問題にはいくつかありますが、そのひとつが庫内の霜の蓄積です。

冷蔵庫内の冷気は冷却口から供給されます。この冷却口が霜で塞がれてしまうと、冷気の流れが悪くなったり霜が発生したりして、冷蔵庫全体の温度が不均一になってしまいます。

冷蔵庫の冷却効率を高めるには、冷却口の位置を知って霜の除去と予防に適切な注意を払うことが不可欠です。

冷蔵庫のメンテナンスを怠ると、食品の保存状態が悪化したり、電気代が無駄に増加したりすることにもつながります。

本記事では、冷蔵庫の冷却口がどこにあるのか、付着した霜が冷却性能にどのように影響するかにつてい詳しく解説していきます。

付着した霜の除去方法や、霜の付着の予防方法についてもあわせて解説するので、冷蔵庫を長持ちさせて常に最高の性能を発揮させるためにも、これらのポイントをチェックしましょう。

この記事でわかること

  • エアコンの冷却口は、冷凍室後部の上部や中断に位置していることが多い
  • 冷却口に霜が付着していると、庫内が冷えない原因になる
  • 冷却口に霜が付着しないように日頃から庫内の温度が上がらないようにしたり、薄くサラダ油を塗ったりといった対策を取ることがおすすめ

冷凍庫の冷却口の位置

冷却口は冷却の空気循環のキーポイントであり、この部分が何らかの理由で塞がれてしまうと全体の温度調整が不均等になって、食品の保存状態に影響を及ぼします。

冷凍庫の冷却口はモデルによって異なる場合が多いものの、多くの冷蔵庫では冷凍室の内部、特に後部に向かって上部や中段に位置しています。

冷却口周辺が霜や氷で覆われていると、これが原因で冷却効率が落ちる場合が多いです。

家で使っている冷蔵庫のどこに冷却口があるのか位置を把握しておき、食品やパッキングした食材などを保管する際には、冷却口を塞がないように注意しながら配置してください。

庫内には物を詰めすぎず、冷却口を塞がずにゆとりを持って食材を収納することが、冷蔵庫・冷凍庫の冷却効率を高めるために欠かせないポイントです。

冷凍庫や冷蔵庫が冷えてない!原因は?

冷凍庫や冷蔵庫が十分に冷えない問題は、家庭内でよく遭遇する厄介な事態です。

この冷却不足が生じる原因はさまざまですが、対処するにはそれぞれの原因の理解が必要です。

冷蔵庫の性能低下を引き起こす主な要因として、冷却システムの故障、不適切な設定、扉の密閉不良、霜の蓄積、または冷却器の汚れが挙げられます。

こうしたトラブルを解決するには、冷蔵庫のメンテナンス、特に冷却系統を常にクリーンに保ちましょう。

まずは冷凍庫や冷蔵庫がうまく冷えない具体的な原因を探り、それに対する有効な対策方法を詳しく解説していきます。

冷却口に霜が付着している

冷凍庫や冷蔵庫が適切に冷えないよくある原因の一つとして、冷却口に霜が付着していることが挙げられます。

霜が冷却口を塞ぐことで冷気の流れが阻害され、内部の温度が十分に下がらない状態に陥っている可能性が考えられるのです。

霜が付着した状態を放置すると食品の保存状態が悪化し、食品の痛みや腐敗にもつながります。

庫内に食材を詰め込み過ぎて冷気の循環が悪い場合にも、霜は形成されやすいです。

ほとんどの冷蔵庫には自動除霜機能がついていますが、小型の直冷式タイプの冷蔵庫には霜取り機能がないことが多く、その場合は手動で除霜を行なう必要があります。

霜や氷ができる原因

冷凍庫内部に霜ができてしまう原因は、主に冷蔵庫内の湿度と外気温の差による結露と、扉の開閉によって外から暖かい空気が入ることに起因しています。

冷蔵庫内の湿気が冷たい冷却コイルに触れると、その水分が凍って霜となり表面に付着します。

扉の頻繁な開閉では湿度の高い外気を取り込み、内部の温度バランスを崩すため結露や氷の形成を促進してしまうのです。

古いモデルや手動除霜タイプの場合は自動での霜取り機能がないので、冷却効率とエネルギー消費を抑えるためには、こまめに冷却口付近をチェックして定期的に霜を取り除く必要があります。

冷却口に霜が付いている場合

冷蔵庫の掃除を全然していなかったから、気がついたら分厚い霜が固まってた…。

冷凍庫の冷却口に霜が付着すると、冷凍庫の性能に大きな影響を及ぼします。

続いては、なぜ霜が冷却口に蓄積するのか原因に迫り、霜の取り除く方法とあわせて詳しく解説していきましょう。

霜の蓄積はエネルギー効率を低下させ、食品の保存状態を悪化させるため、この情報は冷凍庫を使用する全ての家庭にとって役立つ知識です。

また、あらかじめ霜がつかないように予防策を講じておくと、メンテナンスの手間を軽減できるのでおすすめです。

◆冷蔵庫の霜の取り方は、以下の記事でも詳しく解説しています。

薄い霜の除去方法

庫内の冷却口に薄い霜が付着している場合、まず庫内から食品を取り出して電源を切りましょう。

そして薄く霜が張っている部分に直接、お湯で濡らして絞った温かい布を当てる方法が効果的です。

直接温水をかけるのではなく布を使うことで、急激な温度変化による内部へのダメージを防ぎます。

数分間布を当てた後に、柔らかいブラシやスポンジなどを庫内を傷つけないように霜を掃除していきます。

霜を取り除いた後は、乾いた布などで水分をしっかりと拭き取ってください。

厚い霜の除去方法

冷却口付近に厚く霜が付着している場合、冷却効率を大幅に低下して消費電力が増加する原因となるため、なるべく早く対処しましょう。

まず冷凍庫からすべての食品を取り出し、食品が傷まないようクーラーボックスなどに保管して一時保存しておき、電源を切って扉を開けましょう。

厚い霜の除去には、自然に室温で霜が溶けるのを待つ方法と、よりすばやく霜取りを行なうためにドライヤーの温風を使って霜を溶かしていく方法があります。

ドライヤーを使う方法は推奨されていないため、プラスチック部分が溶けないように注意しながら、必ず自己責任で行なってください。

霜が溶けたら、乾いた布またはスポンジを使用して水分を拭き取ります。

ついでに内部を掃除して、冷却口周辺は特に丁寧に掃除しておき、霜の再付着をできるだけ防ぎます。

除霜作業が終わったら、冷凍庫の扉を閉めて電源を入れ、通常の温度設定に戻しましょう。

取り出した食材は、庫内が設定温度にきちんと冷えてから再び入れるようにしてください。

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無理やり除去しないよう注意

冷却口付近に頑固な霜が付着している場合、霜を無理やり取り除くと冷却口付近を破損させる可能性があります。

またアイスピックなどの固くてとがったもので、霜を崩すことも、庫内を損傷させる恐れがあります。

破損が起きると冷凍庫のパフォーマンスを著しく低下させ、修理費用がかさんでしまうことも考えられるので、上記の霜取り手順にのっとり確実に安全な方法で霜取り作業を行なってください。

霜を除去する際のいちばん安全な方法は、冷凍庫の電源を切って自然に溶かすことです。

季節によっては完全に溶けるまでに数時間以上かかる場合がありますが、自然に溶かすことで損傷リスクを最小限に抑えられます。

冷凍庫の霜の付着を防ぐ方法

冷凍庫内の霜の付着は、食品の保存品質を下げてエネルギー効率を悪化させる一因です。

ここからは、霜が冷蔵庫内に付着するのを防ぐために実践したい、霜の予防方法を解説していきます。

霜が一度しっかりついてしまうと、庫内の食材をすべて出して数時間溶けるまで待って…と霜取りの作業が面倒です。

霜がつきやすい行動やメカニズムを理解して、日頃から霜が発生しにくいように行動を意識することで、霜の付着を予防できます。

温かいものをそのまま冷凍しない

温かいものをそのまま冷凍すると霜の生成を促進させます。

温かい食品から発生する水蒸気が冷凍庫内の冷たい空気と接触する際に、空気中の水分が凝結して霜として降着するためです。

食品の表面温度が周囲の冷気よりも高い場合、特に顕著に発生します。

霜を防ぐには、温かい食品を冷凍する前に室温で自然冷却させるか、冷蔵庫で一時的に冷却することが推奨されます。

食品を真空パックにして空気に触れる表面積を減少させ、水蒸気発生を抑制することも有効です。

半ドア・開けっ放しに気を付ける

霜の付着の原因に、冷蔵庫の半ドアや開けっ放しが挙げられます。

外部からの暖かい空気が冷凍庫内に入り込むと内部の湿度が上昇して霜を形成するため、扉を開ける際は必要なものを取り出すための時間をできるだけ短くしましょう。

扉を開けている時間が長いほど暖かい空気が内部に流入し、霜の形成が促進されます。

また、半ドアの状態が続くと冷凍庫の温度が不安定になって霜が付きやすくなるので、扉をしっかりと閉めることも大事なポイントです。

頻繁な扉の開け閉めも庫内の温度を上昇させて結露を生じさせる原因となるので、一度に必要なものを取り出せるよう庫内の配置を意識して、扉の開閉回数を減らすことも効果的です。

扉のゴムパッキンが劣化していると冷気が漏れやすくなるばかりか、密封性が低下して外部の暖かい空気が簡単に内部に侵入しやすくなるので、パッキンが劣化していたら交換や修理を行なうこともお勧めします。

庫内に薄くサラダ油を塗る

冷凍庫内の霜の付着を防ぐ方法に、サラダ油を塗っておくという技があります。

サラダ油が庫内の壁に薄く膜を作ることで、湿気が直接触れるのを防いで霜の形成を抑制するのです。

適量のサラダ油をキッチンペーパーなどに染み込ませ、冷凍庫の内壁に均一に塗布しましょう。

塗布量は少なめにして、油膜が均一になるように軽く拭き広げ、内壁が光る程度に留めることがポイントです。

油が多過ぎると内壁がベタベタとして汚れが付きやすくなるため、薄く塗るよう心がけましょう。

まず、使うサラダ油は何でも良いのですが、無臭のものを選ぶとにおい移りなどの影響が出にくいです。

サラダ油を塗るのは、冷蔵庫を掃除したタイミングや霜取りを行なった後などの清潔な状態で塗布することをおすすめします。

サラダ油の膜は時間と共に薄れていくため、数ヶ月に一度はこの作業を繰り返すと効果的です。

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自動霜取り機能付の冷蔵庫に買い替える

忙しいと冷蔵庫の霜取りにまで気が回らず、後回しにしているうちに霜がどんどん厚く付着していってしまった…という失敗も多いのではないでしょうか。

霜の蓄積を防ぐ確実な解決策は、自動霜取り機能付きの冷蔵庫への買い替えです。

自動霜取り機能は、庫内に付着した霜を定期的に自動で除去してくれる機能です。

仕組みとしては、庫内にある温度センサーが霜の厚みや冷却室内の湿度を測定し、必要に応じて庫内の温度を上げて自動で霜取りが行なわれます。

つい霜取りを忘れてしまいがちな人は、自動の霜取り機能が付いた冷蔵庫への買い替えも前向きに検討してみてください。

◆霜取り機能付きの最新おすすめ冷蔵庫は、以下の記事にて紹介しています。

冷凍庫の冷却口をしっかり空けて冷凍効率を上げよう

冷凍庫の冷却効率を最大化するには、冷却口が適切に空いているかどうかが、庫内の温度の均一性や食品の保存状態に大きく影響します。

本記事では、冷却口をしっかりと空けて冷凍効率を上げる方法に焦点を当てて解説してきました。

まずは冷却口が冷凍庫内のどこに位置しているかを確認することが基本です。

多くの冷凍庫では、冷却口は後壁に向かって上部に位置していることが一般的です。

冷却口周辺に物を置かないようにすることで、空気の流れがスムーズになり、冷却効率が向上します。

自動の霜取り機能が搭載されていない冷蔵庫の場合、冷却口周辺に霜が積もると効率が落ちるため、定期的に庫内をチェックして除霜作業を怠らないことが望ましいです。

冷却口を空けておくことは食品を新鮮な状態で長持ちさせられるだけでなく、消費電力を節約して電気代の削減にもつなげられます。

食材をおいしく保存しながら効果的に節電するためにも、冷却口付近をしっかり空けておき冷凍効率を意識しましょう。

企画・制作:株式会社ClassLab.「RIRIFE編集部」

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