乾燥した室内をうるおすには、加湿器が役立ちます。とくにオフィス環境では、AO機器が多数使用されている環境下で、空気が乾燥しがちですよね。
そこでおすすめしたいのが、デスク上にコンパクトに設置できるペットボトル加湿器です。ペットボトルさえあれば、スペースを取らずに自分の周囲を効果的に加湿できます。
今回は、ポータブルで使えるペットボトル加湿器に焦点を当てて、実際の加湿効果や選び方のコツとあわせて、おすすめの製品を紹介していきます。手軽に導入できるペットボトル加湿器で、乾燥しがちな時期も快適な環境をつくりましょう。
この記事でわかること
- ペットボトル加湿器は、小型なのでプライベートスペースの加湿に最適。
- ペットボトル加湿器の多くは、小型・軽量で持ち運びにも便利。
- 給電がいらないコードレスタイプや、パワフルなボトル設置型もある。
ペットボトル加湿器って本当に効果ある?

ペットボトル加湿器とは、水を入れたペットボトルの空き容器をタンク代わりにして、キャップ状もしくはスティック状の加湿器本体を設置して、加湿をおこなうものです。

かなり小型だけど、加湿効果はあるの?
結論からいうと、ペットボトル加湿器は部屋全体の加湿には向いていませんが、デスク周りなど限られた範囲の加湿には十分な効果があります。
一般的な据え置き型では1時間に300ml以上も加湿できるのに対し、ペットボトル加湿器は1時間あたりの加湿量が約10mlと少なめです。据え置き加湿器の1/30程度の能力しかありません。ただし、コンパクトさを活かして使用場所を工夫すれば、十分な加湿効果を得られます。
おすすめのシーン
- デスクワーク中の手元
- 就寝時のベッドサイド
- 旅行先のホテルの部屋
- 移動中の車内
乾燥が気になる冬場のオフィスワークでは、デスク周りに設置することで、直接顔や手元にうるおいを届けられます。就寝時も同様で、ベッドサイドに置けば呼吸時の乾燥を防ぐのに役立ちます。
大型の加湿器を置けない場所でも、手軽に加湿環境をととのえられるのがペットボトル加湿器のメリットです。
◆据え置きタイプのおすすめ加湿器は、以下の記事で詳しく紹介しています。
ペットボトル加湿器のメリット


どこにでも持ち運べて使えるなんて便利!ほかにもメリットはあるの?
加湿器のメリットは、乾燥からくるさまざまな不快な症状をやわらげられることです。乾燥した空気は、肌の乾燥・のどの痛み・鼻づまり・静電気の発生などを及ぼすだけでなく、風邪などのウイルスが繁殖する冬場には、ウイルスを抑制する効果も期待できます。
ペットボトル加湿器は、一般的な加湿器より能力は劣るものの、どこでも手軽に加湿をおこなえる点が魅力です。ここからは、ペットボトル加湿器の使用で得られるメリットについて詳しく見ていきましょう。
小型で持ち運びやすい
ペットボトル加湿器の最大のメリットは、小型で持ち運びやすい点です。通常の加湿器の場合は、タンクと一体型になっているので持ち運びには向いていません。タンクが空の状態で重さがないとしても、バッグなどに入れればどうしてもかさばって邪魔になってしまいます。
ペットボトル加湿器の場合は、タンク代わりとなるペットボトルを出先などでも簡単に調達できるため、持ち運びのストレスがありません。
本体はとても小型なのでバッグなどに入れて持ち運びやすく、勤務先のデスク上や宿泊先などでも、ペットボトルの空き容器さえ準備できればどこでも加湿をおこなえます。使用する場所を選ばないのがいちばんのメリットです。
お手入れしやすく衛生的
ペットボトル加湿器は、一般の加湿器で使われている水タンクの代わりにペットボトルを使います。一般的な加湿器だと、タンクのお手入れをしっかりしなければ汚れやカビが発生してしまいます。
定期的な吹き出し口の掃除やフィルター交換なども必要です。しかし、ペットボトル加湿器なら、ペットボトルを替えるだけでいつでも清潔な加湿ができます。
飲み終えたペットボトルを再利用するだけなのでコストもかかりません。また、こまめにペットボトルを交換すれば、掃除の手間もかからないので手軽に済みます。
外出先などでも使用しやすい
ペットボトル加湿器には、充電式やUSB給電式などの電源供給方法があるので、コンセントがなくても使えるメリットがあります。
パソコンやモバイルバッテリーなどから給電できるため、オフィスでの使用時にはパソコンにUSB接続しながら快適に使えますし、充電式であれば自宅で充電を済ませてコードレスのすっきりした状態で持ち歩くことも可能です。
USBケーブルさえ用意すれば、オフィスやカフェ、宿泊先などでも気軽に加湿できます。コンビニなどでペットボトル容器を入手できれば、いつでも加湿環境をととのえられる点が魅力です。
車内で使用できるタイプも
ペットボトル加湿器には、車内での使用に特化した製品も多く登場しています。車載用ペットボトル加湿器の特徴は、シガーソケットから給電できる点です。
12V/24V対応の製品が一般的で、普通車からトラックまで幅広い車種で使用できます。また、USBポート接続タイプなら、車載充電器を介して使用することも可能です。
カップホルダーにぴったり収まるサイズの製品や、安定性を考慮した滑り止め加工付きの製品も増えています。加湿量は控えめながら、車内という限られた空間では十分な効果です。
通勤で車を使う人や、移動時間が長いドライブなど、運転頻度の高い人などにおすすめです。アロマ対応した製品を選べば、車内の消臭や眠気防止の気分転換にも活用できます。
ペットボトル加湿器のデメリット

加湿器としての効果は実感できるものの、ペットボトル加湿器には気になる短所もあります。続いては、加湿範囲の制限や加湿方式による違いなど、購入前に知っておくべき注意点を説明します。
それぞれの短所について、具体的な対処方法もあわせて紹介するので、上手な使い方の参考にしてください。デメリットを理解したうえで使用すれば、快適な加湿環境をつくれます。
限られたスペースしか加湿できない
ペットボトル加湿器の最大の特徴は、その加湿可能範囲の狭さです。一般的な据え置き型加湿器が6〜8畳程度の空間を加湿できるのに対し、ペットボトル加湿器の加湿可能な範囲は、およそ半径50cm程度。これは一般的な据え置き型加湿器の5分の1ほどの範囲にすぎません。
そのため、リビングやダイニングといった6畳以上の部屋全体を加湿するには不向きです。空間全体の湿度を上げようとしても、十分な効果は期待できません。加湿器から離れた場所では、ほとんど湿度の変化を感じられないでしょう。
しかし、ピンポイントでの加湿には効果的です。オフィスのデスクや作業スペースなど、大きな加湿器を置けない場所での使用に適しています。就寝時にベッドサイドで使用すれば、呼吸器の乾燥を防ぐのに役立ちます。
見栄えがよくない
ペットボトル加湿器の最大の課題が、インテリア性の低さです。市販のペットボトルをそのまま使用するため、一般的な加湿器と比べると見た目の美しさに欠けるといえるでしょう。
透明なペットボトルがむき出しになり、中の水や機械部分が丸見えになってしまうため、せっかくのインテリアの雰囲気を損なう可能性があります。オフィスのデスクに置く場合も、少し気になる存在になりがちです。
ただし、ボトル部分をおおうペットボトルカバーを使用するなど、工夫次第でデザイン性の問題は解消できます。
また、本体のカラーバリエーションを増やしたり、LEDライトによる演出機能を付加したりすることで、インテリア性を高めた製品もあるので、見た目が気になる人は検討してみましょう。
加湿方式が限られる
ペットボトル加湿器のほとんどは超音波式を採用しており、水を超音波振動によって細かい霧状にして噴射します。一方、一般的な加湿器では、加熱式や気化式、ハイブリッド式などさまざまな方式が選べます。
加熱式は、水を熱して蒸気を発生させる方式です。確実な加湿が可能で雑菌繁殖も防止できますが、消費電力が大きく小型化が難しいため、デスク用としてはやや不向きです。
気化式は、フィルターなどに水を染み込ませて水を蒸発させる方式です。運転音のない静かな加湿が可能ですが、加湿量は少なく、オフィスなどの乾燥する環境下では少し物足りないこともあります。
超音波式は加湿量の調整が難しく、室温が低いと霧が床に落ちやすいという特徴もあります。しかし最近では、その欠点を補う機能として、霧の粒子サイズを細かくして床濡れを防ぐ製品や、加湿量を細かく制御できる製品も登場しています。
◆加湿方式による違いそれぞれの方式のメリット・デメリットは、以下の記事で詳しく解説しています。
ペットボトル加湿器の選び方


調べてみたら結構いろいろな種類があって迷っちゃう…選び方のポイントは?
ペットボトル加湿器を選ぶ際、種類や性能、機能などがさまざまで、どれを選べばいいのか迷うこともあるでしょう。
ペットボトル加湿器には数多くのオプションがあり、それぞれの特徴や性能が異なります。ここからは、ペットボトル加湿器を選ぶ際のポイントを詳しく解説していきます。
本体サイズや設置タイプ
ペットボトル加湿器の設置タイプには、大きく分けて3つの種類があります。
設置タイプ | 設置方法 |
---|---|
キャップタイプ | ペットボトルの口部分に取り付ける |
スティックタイプ | ボトルやコップに挿し込む |
台座タイプ | ペットボトルを逆さに挿し込む |
キャップタイプはペットボトルのキャップ口にぴったりと合うように設計されているので、もしボトルが転倒しても、水がこぼれてしまうリスクが軽減されます。
スティックタイプは、ペットボトル容器だけではなく、コップやグラスなどの容器に差すだけで加湿できるので便利です。台座タイプは、加湿器本体が板のような薄型の形状で、使用しないときは立てかけて収納し、場所を取らないメリットがあります。
電源供給の方法
ペットボトル加湿器の電源供給方式は、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解して、使用環境に合った製品を選びましょう。
給電方式 | メリット |
---|---|
充電式 | ・電源を気にせずにどこでも使える ・アウトドアシーンでも使用可能 |
USB給電式 | ・パソコンやモバイルバッテリーから給電可能 ・オフィスやデスク上での使用に便利 |
コンセント式 | ・加湿量が多い ・充電切れを心配する必要がない |
選び方のポイントは、主な使用場所と使用時間です。デスクでの使用が多い場合はUSB接続タイプ、移動が多い場合は充電式、車での使用が多い場合は車載用を選ぶといいでしょう。
また、最近は2WAYタイプも登場しています。USB接続と充電バッテリーの併用や、家庭用と車載用の切り替えが可能な製品もあり、より柔軟な使用方法に対応可能です。
電源供給方式によって連続稼働時間も変わってきます。USB接続タイプは電源が確保できる限り連続使用可能です。充電式は満充電から4〜8時間程度、車載用は車のエンジンがかかっている間は使用できます。
連続稼働時間
連続稼働時間とは、一度の補充で最大どれくらいの時間加湿ができるかということです。稼働時間が長いほど、水の補充回数が少なく済み、就寝中や外出中などにも安心して使えます。一般的なペットボトル加湿器の連続稼働時間は、およそ2時間から12時間程度です。
寝室で夜間に使う場合は、睡眠時間を考慮して8時間以上の連続稼働ができる製品がおすすめです。就寝前に水を入れておけば、朝まで加湿が続きます。リビングやデスク周りなどこまめに水の補充ができる場所では、連続稼働時間が4時間以上のものでも十分です。
連続稼働時間はペットボトルの容量や加湿量にも影響されます。自分の使用目的や使用場所に合わせて、連続稼働時間が長いものを選ぶとよいでしょう。
そのほかの便利な機能
最近のペットボトル加湿器には、使い勝手を向上させるさまざまな機能が搭載されています。主な便利機能とその特徴を紹介しましょう。
機能名 | 特徴とメリット | 使用シーン |
---|---|---|
タイマー機能 | ・2〜8時間の運転時間を設定可能 ・電源の切り忘れを防げる | 就寝時や外出時の使用に便利 |
オートオフ機能 | ・水切れ時に自動停止し、安全性を確保 ・過熱や故障を防ぐ | 長時間の連続運転時に便利 |
アロマ対応 | ・アロマオイルなどを使用可能 ・香りと加湿を同時に楽しめる | リラックスタイムや仕事中のリフレッシュに |
LEDライト | ・暗所での操作性が向上 | 夜間の使用時に便利 |
間欠運転モード | ・一定間隔で運転をオン/オフ ・節電と長時間使用が可能 | 電源の限られる場所での使用に便利 |
こうした便利機能は、使用環境や目的に応じて使い分けることで、より快適な加湿環境をつくれます。
就寝時や外出時には、タイマー機能とオートオフ機能の組み合わせが安全です。アロマ機能とLEDライトを活用すれば、加湿だけでなくリラックスできる演出効果も期待できます。
挿し込みタイプ|おすすめのペットボトル加湿器

挿し込みタイプのペットボトル加湿器は、ボトルに挿し込むだけで周辺の湿度を調整できる便利なアイテムです。ペットボトルのキャップ口部分に取り付けたり、コップなどに挿し込んだりして使用します。
タンク代わりにペットボトルを使うことで水の補充が簡単で、ボトルを定期的に交換すれば掃除の手間もかからないのがメリットです。まずは挿し込みタイプのペットボトル加湿器から、おすすめ製品を紹介します。
トップランド ムーブ SH-MV50
トップランドの「ムーブ SH-MV50」は、万が一ペットボトルが倒れても水がこぼれにくい、キャップ式タイプの加湿器です。コンパクトなデザインながらも最大50ml/hの加湿量で周囲をうるおします。
加湿量は3段階から調整可能で、蒸気の噴射部分は角度調節できるので、加湿したい向きに噴射できて効果的です。運転モードは連続モードと問欠モードに切り替えられるので、使用環境や好みに合わせて調整できます。
超音波の振動技術を採用することで、ミストは熱くならず安全です。USB電源に接続することで、自宅やオフィスのデスク、ホテルの部屋など、どんな場所でも利用できます。付属の有線リモコンを使えば手元での操作もできて便利です。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 50 ml |
連続加湿時間 | 8時間 |
機能 | オフタイマー(1・3・5時間) ミスト角度調整 有線リモコン付き |
電源 | USB接続 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 4.6cm × 6.2cm × 4.6cm |
重量 | 0.074 kg |
トップランド キューブ SH-CB35
5cm以下の手のひらサイズのキューブ型で、どこでも持ち運びが可能なトップランドの「キューブ SH-CB35」。ペットボトルに挿し込むだけで、すぐに加湿ができ、移動時も場所を取らない便利な加湿器です。
超音波式で、熱くならないので、ミストに触れても誤ってやけどをしてしまう心配もありません。USB電源から給電ができるので、コンセントはもちろん、モバイルバッテリーでも使用ができて、場所を選ばず使えます。
加湿器がペットボトルの蓋の役割も兼ねているため、倒しても水がこぼれず、オフィスのデスク周りでも安心して使用可能です。給水スティックをカットすれば、500mlだけでなく、280mlや350mlのペットボトルでも使えます。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 30 ml |
連続加湿時間 | 8時間 |
機能 | 自動オフ(8時間) 水漏れ防止設計 |
電源 | USB接続 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 4.6cm × 4.2cm × 5.2cm |
重さ | 0.046 kg |
トップランド チェリー SH-CHY30 MS
トップランドの「チェリー SH-CHY30 MS」は、高級感が漂うアルミヘッドの加湿器です。グラスやペットボトルに簡単に取り付けられ、超音波式でミストを生成します。
容器を倒しても水がこぼれにくく設計されており、書類やAO機器のあるオフィスデスクなどでも安心して使用可能です。製品には給水スティック5本が付属しており、スティック1本の交換目安は約1か月なので1シーズン使用できます。
オフタイマーも搭載されており、1・3・5・8時間のタイマー設定が可能です。おしゃれなビール瓶などを使っても加湿できるので、インテリアアイテムとしても魅力的です。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 30 ml |
連続加湿時間 | 8時間 |
機能 | オフタイマー(1・3・5時間) 自動オフ(8時間) 水漏れ防止設計 有線リモコン付き ビン取付用アダプター付き |
電源 | USB接続 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 3.3cm × 2.6cm × 3.3cm |
重さ | 0.052 kg |
スリーアップ NAGOMI PB-T1827
スリーアップの「NAGOMI PB-T1827」は、水を充填したペットボトルを取り付け、スイッチをオンにするだけで瞬時にミストが放出されます。ペットボトルへの固定設計なので、誤って転倒しても水漏れの心配がほとんどありません。
USB給電で動作し、デスク上やオフィスなど、限られたスペースでも気軽に設置できて便利です。オフタイマー機能を備えており、就寝中も適切な湿度を保つのに役立ちます。
コンパクトなサイズでバッグにも収納可能なので、出張や旅行先でも手軽に使用できます。付属のスタンドを使用すれば、ペットボトル以外にグラスやマグカップなどを使っても加湿運転できて便利です。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 40 ml |
連続加湿時間 | 8時間 |
機能 | オフタイマー(2・4時間) 自動オフ(8時間) |
電源 | USB接続 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 5.7cm × 5.9cm × 5.7cm |
重さ | 0.045 kg |
エレコム エクリア ミスト HCE-HU2001U
エレコムの「エクリア ミスト HCE-HU2001UPN」は、スティックタイプのUSBパーソナル加湿器です。ペットボトルやコップにセットして使用できて、どんな場所でも簡単に加湿できます。
乾燥したオフィス環境や、キャンプ場などのアウトドアシーンにも最適です。設置にはペットボトル用キャップを採用しているので、ボトルが転倒しても水がこぼれにくくなっており安心です。
パソコンのUSBポートやモバイルバッテリーから給電して使用できるため、どこにいても簡単に使えます。7色のグラデーションLEDライトも搭載されており、リラックス空間の演出にもぴったりです。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 30 ml |
連続加湿時間 | 4時間 |
機能 | 自動オフ(4時間) 水漏れ防止 ペットボトル用キャップ付き LEDライト 弱酸性次亜塩素酸水対応 |
電源 | USB接続 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 4.2cm × 25.5cm × 4.2cm |
重さ | 0.035 kg |
カシムラ TK-28
カシムラの「TK-28」は、ハローキティの顔がデザインされたキャップタイプのペットボトル加湿器です。かわいらしいデザインながら、実用性も兼ね備えた製品です。
USB電源を採用しており、パソコンのUSBポートやモバイルバッテリーから電源を取れるため、場所を選ばず使用できます。オフィスのデスクでも、自宅の寝室でも、旅行先のホテルでも手軽に加湿が可能です。
2種類のペットボトルの口径に対応したアダプターが付属しているので、手持ちのペットボトルをそのまま活用できます。専用の水タンクを用意する必要がないため、場所を取らず、給水も簡単におこなえます。
動作音がとても静かな超音波式なので、就寝時やオフィスでの使用でも、周囲の人の迷惑になる心配はありません。ハローキティファンの人にとっては、デスクまわりのアクセントアイテムとしても活用できます。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | - |
連続加湿時間 | 4時間 |
機能 | 大・小ペットボトル用アダプター付き 自動オフ(4時間) |
電源 | USB接続 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 6.8cm × 5.4cm × 5.5cm |
重さ | 0.042 kg |
ボトル設置タイプ|おすすめのペットボトル加湿器


ボトル設置タイプなら安定感があって、オフィスの机でも安心して使えそう!
加湿器を置く場所が不安定で、倒れないか心配という悩みを解決するのが、ボトル設置タイプの加湿器です。ボトル設置タイプのペットボトル加湿器は、水を入れたペットボトルの上部分に加湿器本体を載せて、ひっくり返して設置する形状です。
安定性にすぐれた台座設計と、使いやすい操作パネルを備えた製品が多いので、設置時の心配がなく加湿をおこなえます。続いては、ペットボトル設置タイプの加湿器から、おすすめのモデルを紹介します。設置シーンにあわせて、自分に合う製品を見つけてみましょう。
ライフオンプロダクツ plus more PEXHF003
ライフオンプロダクツの「plus more PEXHF003」は、コンパクトでありながら大容量の加湿器です。タンク容量はボトルサイズで自由に調節できるため、ライフスタイルに合わせて使えます。
ボトルキャップコネクターは2つのサイズ展開で、国内外のさまざまなボトルに適応可能です。湿度コントロール機能、1時間ごとに最大12時間まで設定できるオフタイマー、噴霧角度調整、ディスプレイの明るさ調整など、使い勝手のいい機能が満載です。
給水は上部からも可能で、手軽に補給できる点も魅力です。安全性が認められたSIAAマークを取得した信頼性の高い製品で、本体とタンクには銀系の抗菌剤が含まれ、抗菌率99.9%を実現しています。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 160 ml |
連続加湿時間 | 通常:9時間 2Lペットボトル使用時:21時間 |
機能 | オフタイマー(1~12時間) 99.9%抗菌ボディ 専用アロマウォーター対応 専用抗菌・除菌・消臭液対応 噴霧角度調節可能 ディスプレイ明度調節可能 国外ペットボトル対応コネクター付き |
電源 | 電源コード接続 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 26.5cm × 16.5cm × 26.5cm |
重さ | 1.278 kg |
コイズミ KHM-1092/K
コイズミの「KHM-1092/K」は、550mlの大容量タンクを備え、約100ml/hのパワフルな加湿量が魅力のボトル設置タイプ加湿器です。加湿レベルはダイヤルスイッチから無段階で調整できて、市販のペットボトルも利用が可能。
本体には抗菌カートリッジが採用され、加湿器内部の清潔さを確保して衛生的に使用可能です。イルミネーションLED機能も搭載されているので、美しい光の演出が楽しめます。
付属のアロマケースに好みのオイルを垂らせば、好きな香りでリラックス効果やリフレッシュ効果も得られます。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 100 ml |
連続加湿時間 | 強:5.5時間 |
機能 | アロマ対応 イルミネーションLED 抗菌カートリッジ 2Way対応(専用容器・ペットボトル) 加湿量ダイヤル調節 |
電源 | ACアダプター |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 11cm × 21cm × 13.5cm |
重さ | 0.5 kg |
充電式・コードレス|おすすめのペットボトル加湿器

コンセントの場所にとらわれず自由に設置できるのが、充電式・コードレスタイプの加湿器です。バッテリー内蔵で場所を選ばず使える製品のなかから、使いやすい製品を紹介します。
充電しながらの使用もできるため、長い時間の連続運転も可能です。外出先やデスク、寝室など、ライフスタイルや使用シーンに合わせて、最適な1台を選んでみてください。
◆充電式・コードレスタイプのおすすめ加湿器は、以下の記事でも紹介しています。
ライフオンプロダクツ plus more MO-HF017
ライフオンプロダクツの「plus more MO-HF017」は、持ち運びに便利なポータブルサイズの加湿器です。仕事や学校、旅行中などでも持ち歩いて、いつでも快適な湿度を保てます。
コップやペットボトル、または水を入れる容器があれば、どんな場面でも加湿器として利用可能です。専用の水タンクも用意されているため、手元に容器がなくても加湿できます。
3wayで使える多機能さが特徴で、専用タンクを使う以外にも、ペットボトルにも対応でき、水を入れるコップなどの容器にも対応可能です。
付属の専用コネクターがあれば、一般的なペットボトルから、やや口径の大きい海外製のペットボトルまで多彩に対応可能です。場所を選ばないコードレスの設計とスリムなボディで、どんなシチュエーションでも活躍します。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 100 ml |
連続加湿時間 | 3時間 |
機能 | 3Way対応(専用タンク・ペットボトル・容器) 国内外ペットボトル対応専用コネクター付き 誤作動防止ダブルクリック操作 自動オフ(3時間) 間欠運転 99.9%抗菌ボディ |
電源 | USB接続 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 4.8cm × 15.8cm × 4.8cm |
重さ | 0.132 kg |
ライフオンプロダクツ PRISMATE PR-HF042
ライフオンプロダクツの「PRISMATE PR-HF042」は、充電式設計によりコードが不要で、どこでもストレスフリーに使用できます。
市販のペットボトルを本体に挿し込むだけなので、タンクのお手入れも不要です。コンパクトで持ち運びやすく、デスク、ベッドサイド、旅行先など、あらゆるシーンで活躍します。
本体には銀系抗菌剤が樹脂に練りこまれ、99.9%の抗菌率を発揮。雑菌の繁殖を防ぎ、嫌なぬめりや赤カビの発生源をおさえてくれる衛生的な設計です。
高品質な抗菌製品であるSIAAマークも取得しています。加湿量を調節できる間欠運転モードや、約8時間で自動停止する安心のオートオフ機能付いており、機能も申し分ありません。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 20 ml |
連続加湿時間 | 6.5時間 |
機能 | 国内外ペットボトル対応キャップコネクター付き コードレス使用 間欠運転 自動オフ(8時間) 99.9%抗菌ボディ |
電源 | USB接続 充電(充電時間3.5時間) |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 12cm × 4.2cm × 7.4cm |
重さ | 0.144 kg |
パイン・クリエイト ポータブル加湿器 PePET
パイン・クリエイトの「PePET 20P 44000」は、手のひらサイズのかわいらしいアニマルデザインが魅力的なUSB充電式のコードレス仕様です。
本体デザインは、猫や犬、カワウソなどキュートな動物をモチーフとしており、ちょっとしたお気に入りにもなりそうです。自分好みのかわいい動物を卓上に置いて、癒されながら、超音波式のやさしい蒸気で加湿できます。
コンパクトで持ち運びが簡単なUSB充電式なので、オフィスやリモートワーク用のスペース、ベッドサイドにもぴったりです。ペットボトルさえ手配すれば、出張やホテル先のお供にもおすすめですよ。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | - |
連続加湿時間 | 連続:2時間半 リズム:3時間50分 |
機能 | コードレス使用可能 自動オフ(5時間) |
電源 | USB接続 充電(充電時間3時間) |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 9.85cm × 4.25cm × 9.85cm |
重さ | 0.104 kg |
スリーアップ 充電式どこでも加湿器 スティッキー HR-T2022
スリーアップの「スティッキー HR-T2022」は、どこでも手軽に使えるスティックタイプの加湿器です。コードレスの充電式なのでコンセントを気にせず、ペットボトルやコップなどにスティック部分を挿し込むだけで加湿をおこなえます。
場所を選ばずに使用できるため、出張や旅行などでも大活躍です。超音波の振動を利用して微細な水滴を生成するので、運転中の静音性が抜群で、仕事中や就寝時などの静かな環境下でも利用できます。
軽量設計とコンパクトなサイズ感でバッグなどに収納しやすく、持ち運びにも手間がありません。本体はシリコン製で、カラーはホワイトとミントグリーンの2色展開です。
加湿タイプ | 超音波式 |
加湿量 /h | 30 ml |
連続加湿時間 | 3時間 |
機能 | コードレス使用可能 自動オフ(3時間) |
電源 | USB接続 充電(充電時間3時間) |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 4.8cm × 20.5cm × 4.8cm |
重さ | 0.11 kg |
100均のダイソーでもペットボトル加湿器が買える!

ダイソーでは、USB接続のスティックタイプのペットボトル加湿器を購入できます。手軽に加湿器を試してみたい人や、予備として持っておきたい人におすすめの選択肢です。
価格帯は300円程度からとなっており、基本的な加湿機能のみを搭載した商品です。本体はコンパクトで、標準的なペットボトルに挿して使用できます。電源はUSB接続式で、パソコンやモバイルバッテリーから給電可能です。
商品の在庫状況は店舗によって異なり、季節性の商品として扱われることもあるため、必要な場合は早めの購入を検討するといいでしょう。とくに、乾燥しやすい秋冬シーズンは品薄になる傾向があります。
ペットボトル加湿器は性能や特徴を吟味して選ぶのがおすすめ!

今回は、使う場所の選択肢を広げてくれるペットボトル加湿器について、加湿器の特長や性能、選び方のポイントや、おすすめの製品を紹介してきました。
- ペットボトル加湿器にはキャップ・スティック・ボトル設置タイプがある
- ペットボトルをタンク代わりに使うので、定期的に交換すれば掃除が不要
- ペットボトルさえ入手できれば、出先、オフィス、車内でも使える
- キャップタイプはペットボトルの水漏れを防げて安全性が高い
- スティックタイプはコップやグラスを使っても加湿が可能
- ボトル設置タイプは台座上にボトルを設置するので安定性が高い
ポータブルサイズのペットボトル加湿器は、持ち運びやすく、どんな場所でも手軽に使えるので、外出先や旅行時に便利な相棒です。一般的なペットボトルだけでなく、口径の大きい海外のボトルまで利用可能なタイプなら、海外旅行先でも困らずに使用できます。
オートオフ機能が付いている製品は、水切れ時の運転を防ぐことで安全に使用できます。加湿量を調節できる間欠モードも便利な機能です。
軸の長さが変えられたり、オプションアクセサリーが付いていたりする製品もあります。自分のライフスタイルや使用シーンに合ったペットボトル加湿器を選んで、乾燥しがちな季節も快適に過ごしましょう。
◆卓上で使える加湿器や、どんな場所でも使えるコードレス加湿器は、以下の記事でさらに詳しく紹介しています。