窓に取り付けて使用する窓用エアコン。
比較的安く購入でき、賃貸で壁に穴を開けられない場合にも工事不要で設置できる便利な家電です。
しかしながら窓用エアコンの内部は特殊な構造をしているので、自分で掃除をするのは難しいというデメリットもあります。
カビが発生したまま使用してしまうと、カビ菌を部屋中にばら撒いてしまうことになります。
そこで今回は、窓用エアコンのカビの発生対策方法や自分でおこなえる掃除方法をご紹介。
また業者に洗浄依頼する際の費用相場も解説します。
窓用エアコンを使用している人はぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 窓用エアコンは、高い湿度とホコリなどの蓄積された汚れが原因となってカビが発生する
- カビを防ぐためには、定期的なフィルターの掃除と内部を乾燥させる使い方が重要
- エアコンの内部掃除は、基本的にクリーニング業者に依頼することがオススメ
窓用エアコンにカビが発生する原因

そもそもなぜ窓用エアコンにカビが発生するのでしょうか。
窓用エアコンにカビが発生する原因は主に3つあります。
- カビにとって快適な温度
- 高い湿度
- ホコリなどの汚れ
カビの繁殖は25℃〜30℃が特に活発です。
私たちが過ごしやすいと感じる温度は、カビが発生しやすい温度でもあります。
また窓用エアコンを使用すると、内部に結露が発生して濡れた状態になります。
湿度80%を超えるとカビの繁殖スピードは急激に上がるため、湿度の高いエアコン内部はカビが発生しやすいです。
そしてホコリなどの汚れはカビにとっては栄養素。
フィルターに付いているホコリは溜まっていればいるほどカビの栄養となり、カビが繁殖していきます。

溜まったホコリを放置しておくとカビがどんどん増えてしまうんだね。
窓用エアコンは自分で掃除できる?

窓用エアコンは通常のエアコンとは構造が異なります。
壁掛けタイプのエアコンと異なり、室外機と室内機が一体になっているためです。
自分で解体すると元に戻せなくなってしまう恐れもあるので、内部の掃除は業者に依頼するのが一般的。
しかしながらフィルターの掃除は自分でおこなうことが可能です。
ここではフィルターの掃除方法や、業者に内部洗浄を依頼する際の費用相場をご紹介します。
2週間に1度はフィルター掃除をしよう
通常のエアコンと同様、窓用エアコンにもフィルターがあります。
フィルターの汚れを放置しておくと、カビの原因になるだけではなく、冷房能力が低下してしまいます。
定期的に掃除をすることが大切なので、2週間に1回を目安に掃除をしましょう。
基本的にはフィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取るだけでも十分です。
もしも汚れがひどい場合や丸洗いできるフィルターを使用している場合は、以下の手順で水洗いをしましょう。
- フィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取る
- ぬるま湯に中性洗剤を加えてフィルターを浸ける
- 水で洗い流す
- 風通しの良い日陰で乾かす
- 元の位置に取り付ける
水洗いをしたあとはしっかり乾かすことが大切です。
濡れたまま取り付けてしまうと、せっかく洗ったのにカビが発生しやすくなってしまうので、注意しましょう。

掃除をする前に、水洗いできるかどうか確認してね!
内部の洗浄は業者に依頼するのがおすすめ
窓用エアコンの内部は特殊な構造をしているので、自分で解体して掃除をするのは難しいです。
解体できても元に戻せなくなってしまう可能性があります。
また自分で解体をして部品を壊してしまった場合、保証を受けることはできません。
内部の汚れが気になる際は自分で掃除をせずに、業者に内部洗浄の依頼をしましょう。
とはいえ窓用エアコンの内部洗浄を行っている業者は多くありません。
「窓用エアコン 掃除 (住んでいる地域)」と検索して、自分の住んでいる街の専門業者を見つけてみてください。
また作業にかかる時間はおよそ60分〜90分ほど。時間に余裕のある日に来てもらうのが良いでしょう。
業者依頼の費用相場
窓用エアコンの内部洗浄を業者に依頼する際の費用相場は10,000円〜15,000円。
決して安くはないですが、窓用エアコンの内部が汚れたまま使用してしまうとカビやホコリを部屋に撒き散らしてしまうことになってしまいます。
変なニオイがする、エアコンの効きが悪いと感じたらエアコンの内部が汚れているサインです。
すぐに専門業者に内部洗浄の依頼をしましょう。
また壁掛けタイプのエアコンと一緒に掃除を依頼した方がお得な場合もあります。
家に複数台エアコンがある場合は、まとめて掃除を依頼してみてもいいかもしれません。
以下に、編集部からおすすめしたいエアコンクリーニング業者をピックアックしました。参考にしてみてください。
窓用エアコンを掃除する際の注意点

窓用エアコンを自分で掃除する際は、いくつか注意点があります。
間違ったやり方で掃除をしてしまうと、故障の原因に繋がってしまいます。
間違った掃除による故障や破損はメーカーの保証を受けるのが難しいため、注意が必要です。
自分で掃除をする際は、まずは注意点を確認しておきましょう。
取扱説明書をよく読む
当たり前のことですが、まずは取扱説明書をよく読むことが大切です。
フィルターの取り外し方や水洗い可能かどうか、掃除をする前に取扱説明書を読んで確認しておきましょう。
特にフィルターは水洗いできるものとできないものがあるので、注意が必要です。
掃除方法以外にも、窓に取り付ける方法や取り外す方法、注意事項など記載しています。
取扱説明書は捨てないように大事に保管しておきましょう。
無理に解体して掃除しない
窓用エアコンは室外機と室内機が一体になっています。
そのため壁掛けタイプのエアコンに比べて、特殊な構造をしています。
故障の原因になってしまうので、無理に解体して掃除をおこなうことは避けましょう。
また解体することができても、元に戻せなくなってしまう可能性があります。
そのような場合、基本的にメーカーの保証は受けることができません。
汚れが気になった際は自分で掃除をおこなわず、業者に洗浄依頼をしましょう。
エアコン洗浄スプレーは使用しない
ホームセンターなどでは、エアコン洗浄スプレーというものが販売されています。
エアコンの内部にスプレーをすると除菌や消臭ができるといったものです。
簡単に掃除ができる魅力的なものですが、窓用エアコンに使用するのはおすすめできません。
おすすめできないのには主に2つの理由があります。
- 発火のリスク
- 故障のリスク
窓用エアコンは壁掛けタイプのエアコンとは異なり、室外機が一体化しているため、複雑な構造になっています。
そのため万が一電装部分にスプレーがかかってしまうと、発火してしまう可能性があります。
また洗浄スプレーをしたあとは、洗浄剤を拭き取らなければなりません。
複雑な構造をしている窓用エアコンは、どうしても拭き残しができてしまうでしょう。
故障の原因につながったり、拭き残しがカピの原因になってしまう恐れがあります。
このような危険性があるので、洗浄スプレーは使用しないようにしましょう。
窓用エアコンのカビ対策

窓用エアコンの内部の掃除は業者に依頼する必要があります。
カビが発生すると身体に悪影響を与えるだけではなく、余計な出費がかかってしまいます。
窓用エアコンのカビの発生を予防することができれば、空気の汚れも気にならず、余計な出費もかかりません。
窓用エアコンの内部を乾燥させることで、カビの発生を少なくすることができます。
日頃からカビ対策を行って、窓用エアコンの清潔を保ちましょう。
内部をよく乾燥させる
先述の「カビが発生する原因」でも解説しましたが、カビは湿度が高い場所に発生します。
窓用エアコンは吸い込んだ空気を冷やして室内に送り出します。
空気が急に冷やされることで結露が発生。
その時の水分が熱交換器に残ってしまうこともあるため、放置しておくと湿度が高くなってしまいます。
窓用エアコンの内部をしっかり乾燥させて、カビの発生率を下げましょう。
内部を乾燥させるには、送風機能を使用しましょう。
換気をしながら送風運転するだけで、内部を乾燥させることができます。
冷房を使用したあとに毎回送風運転をおこなえば、カビの繁殖を防ぐことができるでしょう。
内部乾燥機能を活用する
「内部乾燥機能」とは、その名の通り内部を乾燥させる機能です。
内部乾燥機能を定期的に使用すれば、エアコンの内部が乾いた状態を保つことができます。
湿度が高いとカビは発生しやすいので、内部を乾かすことでカビの発生を抑制することができます。
室内の温度が上昇するので、換気をしながらおこないましょう。
ただし内部乾燥機能を使用する際は、他の機能が使用できません。
日中に内部乾燥機能を使用してしまうと、冷房運転が使用できないという事態になってしまいます。
内部乾燥機能を使用する場合は、時間帯を考慮する必要があります。
またすでに発生しているカビを除菌する効果はありません。
内部乾燥機能でカビの発生を抑制しつつ、定期的に掃除をすることで清潔を保つことができます。
フィルターはよく乾かしてから戻す
フィルターに溜まっているホコリはカビの栄養となります。
そのため定期的にフィルターを掃除することで、カビの発生を抑制することが可能です。
しかしながら水洗いをしたあとにしっかり乾かさなければ、逆にカビの発生率を上げてしまいます。
生乾きのままフィルターを取り付けてしまうとエアコン内部の湿度が高くなってしまい、カビが繁殖しやすくなってしまうからです。
フィルターを水洗いした際は、風通しのいい場所でしっかり乾かしてから取り付けましょう。
ただし直射日光が当たる場所に置いておくと形が変形してしまう恐れがあります。
風通しの良い日陰に干すようにしましょう。
窓用エアコンは日頃からしっかりカビ対策をしよう

窓用エアコンのカビの発生対策方法や掃除方法をご紹介しました。
ポイントは以下の通りです。
- 快適な温度、高い湿度、ホコリなどの汚れは窓用エアコンのカビの原因になる
- フィルター掃除は2週間に1回する
- 内部の掃除は自分でおこなわずに業者に依頼するのが一般的
工事不要で気軽に設置できる窓用エアコン。
しかしながら日頃からカビ対策をおこなっていないと、部屋にカビをまき散らすのと同じことになってしまいます。
内部を乾燥させる、フィルターの掃除を定期的におこなうことで、カビの発生率を下げることができます。
カビが繁殖してしまわないように、日頃からカビ対策をしましょう。
また内部の掃除は自分でおこなわずに、専門業者に依頼してくださいね。
窓用エアコンの清潔を保ちながら、暑い夏を乗り越えましょう。