録画したテレビ番組や、購入したブルーレイを車載のカーナビで見たいと考えたことはありませんか?
はじめからブルーレイを見られる純正ナビであれば特に問題はありませんが、一般的にブルーレイをカーナビで見るのは難しく、機器を後付けする必要があります。
そこで、この記事では車でブルーレイを見る方法について解説していきます。
「ブルーレイを後付けできないの?」と悩みを持っているなら、ぜひ本記事を参考に試してみてください。
子どもがいる家庭や、長時間のドライブなど、車内でブルーレイが見られればさらにドライブが快適なものになるはず。
また、車でブルーレイを見る際の注意点なども解説します。
後付けにはデメリットもあるため、車の購入を検討中で、ブルーレイを見られるようにするかどうか迷っている場合も要チェックです。
車でブルーレイを見るためには?
![車でブルーレイを見るためには?](https://classlab.co.jp/rirife/wp-content/uploads/2023/02/pixta_96089223_M.jpg)
車でブルーレイを見る方法を、以下の3点について解説していきます。
【車でブルーレイを見る方法】
- 車載用ブルーレイプレーヤーを使用する
- ポータブルプレーヤーを使用する
- カーナビにブルーレイプレーヤーを後付けする
そもそもブルーレイには「振動に弱い」という弱点があります。
そのため、車の中での視聴には向かないという点には留意が必要です。
そのうえで、車内でブルーレイを見たいという場合は、上記3点のいずれかの方法を試してみてください。
上記の内容をひとつずつ詳しく解説していきます。
車載用ブルーレイプレーヤーを使用する
一つ目の方法として、カーナビなどに搭載されているブルーレイプレーヤーを利用して視聴するという方法です。
ただし、ブルーレイが利用できるカーナビを購入するには、2023年現在でも以下のパナソニック製ナビのみとなっています。
サイズ | 価格目安 | |
ストラーダ CN-F1X10BLD | 10インチ | ¥180,000前後 |
ストラーダ CN-F1X10BLD | 9インチ | ¥130,000前後 |
ストラーダ CN-RX06D | 7インチ | ¥60,000前後 |
他にはTOYOTAなどの一部純正ナビにおいてもオプションで取り付けることが可能なようです。
カーナビで見られるのは現在もDVDが主流となっています。
車載ナビでブルーレイを見ることを目的にカーナビを選ぶよりは、後述するポータブルプレーヤーや、後付けで設置するほうがコスパという面では優れているかもしれません。
とは言え、カーナビでそのまま見られれば設置の手間は省けるうえ、配線や本体の置き場所にも困らないため、省スペース性という観点で見れば最もおすすめの方法。
ブルーレイが見られる純正ナビは限られているため、パナソニック製のナビを搭載するかどうかで検討してみてはいかがでしょうか。
ポータブルプレーヤーを使用する
二つ目の方法としては、ブルーレイのポータブルプレーヤーを使用するという方法です。
車載用のポータブルプレイヤーなら、ヘッドレストに直接取り付けられたり、シガーソケットから電源を取れたりするので、バッテリー容量をあまり気にしなくても利用できるようになります。
また、防水機能やヘッドホンの端子などがあると、飲み物をこぼしても安心で、音が気になる場合でも使いやすいのでおすすめ。
ポータブルプレーヤーを選ぶ際には、特に画質や音質に着目して選ぶとよいでしょう。
ポータブルだと性能面で不安と思うかもしれませんが、中にはハイビジョンやフルハイビジョンに対応している製品もあります。
音質についても、ドルビーサウンドなど高音質で視聴できるモデルが発売されているため、DVDではなくブルーレイを選ぶなら画質・音質にもこだわってみてはいかがでしょうか。
車だけでなく移動先でも使いたいという場合には、バッテリー容量も重要なポイントです。
映画など長めの作品なら3時間程度の動画時間になる場合もあるので、少なくともバッテリーもそれ以上持つ製品がよいでしょう。
ACアダプターのみの対応だと外出先などで電源を取るのに苦労することがあり、できれば充電や乾電池の対応ができる製品がおすすめです。
画面サイズは9インチから10インチあると、ブルーレイの高画質を存分に楽しむことができるはず。
あまりに画面サイズが大きすぎても車内では使いにくく、逆に小さすぎるとブルーレイの魅力を活かせません。
予算や車内のサイズ感を意識しながら、適切な大きさのプレーヤーを選ぶようにしてください。
カーナビにブルーレイプレーヤーを後付けする
最後に三つ目の方法として、カーナビにポータブルのプルーレイプレーヤーを後付けするという方法です。
カーナビにブルーレイプレーヤーを後付けするには、端子を接続できるかどうかや、電源がシガーソケットから取れるかどうかが重要になります。
最近のポータブルプレーヤーは車内で使用することも想定されており、はじめからシガーソケット用のケーブルが同梱されていることも多いです。
もしも、通常のコンセント用の電源しかないという場合でも、シガーソケットに繋いでコンセントが使えるインバーターが3,000円~4,000円前後から購入できるので安心してください。
端子については、赤白黄の三色のアナログ端子ではなく、HDMIケーブルを使うようにしましょう。
デジタル信号で繋げるため、ブルーレイの画質を保ったまま視聴することが可能です。
カーナビ自体にHDMI端子が無い製品もあるため、まずは一度カーナビに端子があるかどうかを確認してみてください。
なお、ポータブルプレーヤーを接続する方法として紹介していますが、一般的なブルーレイプレーヤーも、端子さえあれば接続自体は可能です。
ただし、ポータブルプレーヤーの10倍近い値段がすることもあるうえに、車内では置き場所に困ることでしょう。
あまりコスパの良い方法とはいえないので、カーナビにブルーレイプレーヤーを後付けする場合はポータブルタイプがおすすめとなります。
カーナビにブルーレイを後付けする方法
![カーナビにブルーレイを後付けする方法](https://classlab.co.jp/rirife/wp-content/uploads/2023/02/pixta_82339374_M.jpg)
カーナビにブルーレイを後付けする方法について解説していきます。
本項では以下の3つのポイントに分けて解説。
【ブルーレイの後付け方法】
- 用意するもの
- カーナビにブルーレイ後付けする方法
- ブルーレイを後付けするときの注意点
「カーナビにブルーレイプレーヤーを接続する」と聞くと、なんとなく難しそうに感じるかもしれません。
しかし、実はナビにプレーヤーをケーブルで接続するだけなので簡単に行うことが可能です。
自宅で使っていないブルーレイプレーヤーが眠っている場合や、これから旅行用などに車でブルーレイを見られるようにしたい場合にはぜひ試してみて下さい。
手順をひとつずつ解説するので、やり方が分からない場合も要チェックです。
用意するもの
カーナビにブルーレイプレーヤーを後付けするために、用意するものは以下の通りです。
【用意するもの】
- ポータブルブルーレイプレーヤー
- HDMIケーブル
- シガーソケット用の電源アダプタ
※無い場合は変換用のインバータ
上記の3点があれば、車内でブルーレイが見られるようになります。
特に電源をどのように取るかは重要なポイントです。
前述の通り、シガーソケットに差し込んで電源が取れない場合は、変換用のインバーターを別途購入する必要があります。
ポータブルプレーヤーの内蔵バッテリーだけでも賄うことはできますが、長時間の視聴には向かないので最終手段としておきましょう。
また、プレーヤーに関してはポータブルタイプではなく通常の据え置き型でも同様の方法で接続可能になります。
車載のために購入するには高額なので、自宅で使っていないプレーヤーがあるという場合に検討しましょう。
カーナビにブルーレイ後付けする方法
カーナビにブルーレイのプレーヤーを後付けする方法を解説します。
後付けの手順は下記の通りです。
【カーナビの後付け方法】
- ポータブルプレーヤーとカーナビをHDMIケーブルで接続する
- ポータブルプレーヤーの電源アダプタをシガーソケットに挿入する
- ポータブルプレーヤーの電源を入れ、エンジンをかけてカーナビを起動する
- カーナビのメニュー画面でHDMI接続に変更する
※表記はナビによって異なります
以上で車でブルーレイが見られるようになります。
あとは好きなディスクをプレーヤーに入れ、リモコンなどで操作をすればOK。
ポータブルプレーヤーの置き場所は車内の邪魔にならない位置やディスクを取り出しやすい位置に設置してください。
運転中の振動で落ちたりすることもあり、そうなるとブルーレイの再生が途中で止まる場合もあるので、できるだけ固定できるようなところに設置するのがおすすめです。
なお、くれぐれも運転中の操作は危険なので、同乗者が行うようにしましょう。
ブルーレイを後付けするときの注意点
ブルーレイを後付けする際の注意点について解説します。
内容については以下の通りです。
【カーナビにブルーレイを後付けする注意点】
- HDMIケーブル接続が必要
- 夏場の車内に本体の放置は危険
カーナビにブルーレイプレーヤーを接続するにはHDMIケーブルと端子が必要です。
非対応の場合はアナログのRCB(赤白黄の)ケーブルでも、変換アダプタなどを駆使して行うことは可能。
ただし、昨今のポータブルブルーレイプレーヤーは、そもそも出力端子がHDMIしか無い場合も多いです。
HDMIケーブルで接続しないと画質も落ちてしまうため、DVDプレーヤーとさほど変わらない画質になってしまうかもしれません。
そのため、ブルーレイを車で見たいと思ったら、まずは車載のカーナビにHDMI端子があるかどうかを確認するようにしましょう。
また、ポータブルのブルーレイプレーヤーは精密機械です。
真夏の炎天下では車内温度が70度以上に達することもあり、そのまま放置しておくと故障の原因にもなります。
ディスクに関しては直射日光で曲がったりすることもあるためより注意が必要です。
車内温度が高まることが想定されて作られているカーナビとは、少し取り扱いが異なるので覚えておきましょう。
特に真夏や真冬は、プレーヤー本体やディスクに関しては車に乗らない時は自宅に置いておくようにしてください。
ブルーレイを後付けするデメリット
![ブルーレイを後付けするデメリット](https://classlab.co.jp/rirife/wp-content/uploads/2023/02/pixta_96770465_M.jpg)
ブルーレイを後付けするデメリットについて解説します。
内容は以下の3点です。
【ブルーレイを後付けするデメリット】
- アイドリングストップで電源が落ちてしまうことがある
- レジューム機能が使えない
- 機械故障などの耐久性に不安
ブルーレイの後付けは多少の手間はかかります。
どうしても面倒ということであれば、ポータブルプレーヤーをそのまま利用してもよいでしょう。
また、上記のようなデメリットを押さえておくことで、急なトラブルなどでも対応しやすいのでチェックしておくのがおすすめ。
ひとつずつ詳しく解説します。
アイドリングストップで電源が落ちてしまうことがある
車のアイドリングストップで電源が落ちてしまうことがあるので注意が必要です。
アイドリングストップとは、ブレーキで車を停止した際に、エンジンが自動的にストップする機能のことです。
エンジンが自動でストップすると、電力の供給ガストップしてしまうため、エアコンなどが送風になることがあります。
また、それによってブルーレイプレーヤーの電源自体が落ちてしまうことがあるため覚えておきましょう。
アイドリングストップは燃費の向上に有効な機能ですが、車種によってはアイドリングストップ機能を停止できる場合があるので、詳しくは乗車中の車の説明書を確認してみてください。
レジューム機能が使えない
車でブルーレイを見る場合、レジューム機能が使えないと考えてください。
レジューム機能とは、ブルーレイディスクの動画を見終わったところから、再度スタートできる機能です。
電源を抜いてしまうとレジューム機能が無効になってしまうため、エンジンを切ると電源を抜いたことになる車での視聴時にはレジューム機能が使えないのです。
自宅などではプレーヤーは常時コンセントに差さっているため、そういった事態にはならないのですが、車の場合は常時電源だとバッテリーが上がってしまいます。
面倒ですが、一度エンジンを切ったら再度見たところまで早送りして再開するのがよいでしょう。
機械故障などの耐久性に不安
ブルーレイプレーヤーは前述の通り精密機器のため、真夏や真冬の車内に放置しておくと故障する可能性があります。
多少の炎天下では問題ありませんが、家庭内のある程度温度が保たれた環境と比べると寿命は短くなるはず。
また、ディスクに関しては温度が上がり過ぎると曲がって使い物にならなくなります。
カーナビ以外のブルーレイ関連機器は、できるだけ車内に放置せず、都度自宅に持って出るようにしましょう。
車でブルーレイを見る方法や後付けするデメリットについてまとめ
![車でブルーレイを見る方法や後付けするデメリットについてまとめ](https://classlab.co.jp/rirife/wp-content/uploads/2023/02/pixta_1366462_M.jpg)
この記事では、車のカーナビでブルーレイを見る方法について解説しました。
まとめると以下の通りです。
【まとめ】
- カーナビでブルーレイを見る方法は主に3種
- カーナビにプレーヤーを接続するにはHDMI端子とシガーソケット端子が必要
- 一部機能や故障の可能性がある点には注意が必要
ブルーレイプレーヤーをカーナビに接続することで、高画質の動画を車内で楽しむことができるようになります。
しかし、ブルーレイプレーヤーの利用にはコツや注意点があるので、利用を検討している場合は本記事の内容を参考に実行してみてください。
カーナビにブルーレイを接続して、ロングドライブや家族でのお出かけを快適に楽しみましょう。