食洗機の一般的なサイズとは?大きさの目安や製品の選び方を解説

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食洗機のイメージ画像

家事を効率的にしてくれる便利な食洗機。どの家庭でもあったらいいなと思う家電の一つです。賃貸住宅に住まう人や、新しく家を建てる人、今のキッチンをリフォームしたい人、などあらゆるケースで食洗器の設置を考えるのではないでしょうか。そのときに悩む一つのポイントが、食洗機のサイズです。

ビルトインの場合は埋め込み式であるため、後から交換が難しく、家族構成などをよく考慮した上で決めないと、後で不便が発生してしまう可能性もあります。据え置きタイプであれば置き場所を工夫したりもできますが、安い買い物ではないので、事前に使う頻度や場所、家族の人数などを把握した上で製品を決めるのがおすすめです。

今回の記事では、食洗機の種類やビルトイン・据え置きタイプそれぞれのサイズの選び方などを紹介していきます。食洗機の一般的なサイズや、選び方について迷っている人はぜひ参考にしてください。

食洗機の種類

ドアの開いた食洗機

まず食洗機には「ビルトイン食洗機」と「据え置き食洗機」の2種類があります。ビルトインタイプはキッチン下に収納する食洗機で、据え置きはキッチンのシンク横などに後付けで配置するタイプのものです。どちらにもそれぞれにメリット、デメリットがあります。

ビルドインタイプ、据え置きタイプともに食洗機の大きさはだいたい限られていますので、選ぶ際は家庭のキッチンの大きさや設置場所さなどを確認して製品を選択しましょう。

ビルトイン食洗機

ビルトイン食洗機は、基本的にキッチン下に収納してしまう大型のものです。システムキッチンに収納してしまうため、場所を取らず料理や片付けの邪魔にならないことや、収納量が大きい点がメリットです。デメリットとしては、工事が必要であることや製品自体が高額であることなどが挙げられます。

現在では、新築の時にシステムキッチンを購入する際、初めから食洗機が埋め込まれているものを選ぶ家庭が多いでしょう。大人数の家庭になればこのビルトインタイプの食洗機が使いやすいとされます。ちなみにビルトインタイプの食洗機は扉の開け方も2種類あり、引き出しのように開けるスライドオープン型と、扉を前に倒して開けるタイプのフロントオープンタイプの二種類があります。

ビルトイン食洗機のサイズの目安

ビルドインタイプの食洗機のサイズは、基本的に横幅で45㎝と60㎝の2サイズ展開です。単純に60㎝は広いので人数の多い家族におすすめであり、フライパンなどの大きいものも収納できます。45㎝タイプでも、6人家族くらいまでが使えると言われているので、容量的には十分です。

ビルトイン食洗機を設置するのであればまず第一に、キッチンのキャビネットのサイズが条件となります。サイズの条件は海外のメーカーによっては少し違いはありますが、基本的に以下の通りです。

  • 幅450mmもしくは600mm
  • 奥行(キッチン奥行)650mm以上
  • 奥行(キャビネット奥行)600mm以上
  • 高さ(カウンターを除くキャビネット)750mm以上

キッチンが1,800mm以下の場合、シンクやコンロがキッチンの中央に寄っているデザインの場合は設置が難しいと言われています。

据え置き型食洗機

据え置き型の食洗機は、埋め込み収納式ではなく、キッチンの水回りに置くタイプの卓上のものです。後付けできるものなのでサイズも小さいタイプからファミリータイプの大容量まで幅広いラインナップがあり、機種も多いため、置く場所も検討の余地があります。

据え置き型食洗機は、給水方法の違いとして「分岐水栓式」と「タンク式」の2種類に分けられます。分岐水栓式は、自身でもできる水道の簡単な工事が必要ですが、給水は自動なので、手間がありません。タンク式は、洗浄の都度、水を吸水する必要がありますが、水道と繋ぐ必要がないので、置く場所を選びません。

一般的に、タンク式の方が小型であることが多く、5人以上の家族で使用できる容量は、分岐水栓式であるものが多いです。

据え置き型食洗機のサイズの目安

据え置き型の食洗機のサイズは、収納してしまうビルドインタイプより選択できる幅は多いです。数センチの違いは見られますが、大体の大きさはパターン化されています。

  • 幅550mm×奥行344mm×高さ598mm
  • 幅550mm×奥行367mm×高さ612mm
  • 幅470mmx奥行300mm×高さ460mm
  • 幅470mmx奥行300mm×高さ460mm
  • 幅410mm×奥行410mm×高さ440mm

以上のサイズはさまざまなメーカーの据え置き食洗機の実寸です。大きいものは幅が550㎜、少人数のサイズ感だと横幅が410㎜のものもあります。一般的に幅410㎜でコンパクトサイズ、奥行き300㎜以下でスリムサイズとされます。

ビルトイン食洗機のサイズの選び方

食洗機のイメージ画像

ビルトインタイプの食洗機を購入する場合、検討すべきポイントがいくつかあります。一度設置してしまうと、なかなか変更できないビルトインタイプは、設置前に十分な検討が必要です。

家庭のキッチンの状況と、家族の人数やライフスタイルによって、選択が違いますのでご自身の家庭と照らし合わせてチョイスしてください。

システムキッチンのサイズに合うかどうか

ビルトインタイプの食洗機を導入するには、まずなによりも家庭のシステムキッチンのサイズに合わせられるかどうかが最大のポイントです。一般的なシステムキッチンであればほどんど取り付けは可能です。しかし稀にシステムキッチンのサイズがそもそも合わない、デザイン的に食洗機を入れ込めないということがあるため、事前に確認をしておきましょう。

さらに、格納スペースの確保、排水管や給湯管の接続工事が必要になるため、一定の取り付け条件が生じます。後付けするビルトインであれば取り付け条件も確認しておかないと、合わない恐れもありますので気を付けてください。

設置条件としては、シンクキャビネットの扉幅が45cm以上、扉奥に41.5cm以上、扉内の奥行が60cm以上、高さが47cm以上というサイズが必須条件です。さらに いずれも食洗機を入れる空間に障害物がないことが条件となります。ビルトイン食洗機の後付けを検討している場合には、まずこれらの条件に該当するか確認しておきましょう。

幅45㎝か60㎝か

自宅システムキッチンのサイズに合って、ビルトインタイプの食洗機を設置できるとなったら、次は食洗機のサイズです。食洗機のサイズも格納するスペースのサイズがクリアできているかが必須条件となります。一般的には以下のサイズとなっています。

ビルトイン食洗機を導入する際には、格納スペースとなるキッチンのキャビネットが以下のサイズをクリアしていなければなりません。

  • 幅450mmもしくは600mm
  • 奥行(キッチン奥行)650mm以上
  • 奥行(キャビネット奥行)600mm以上
  • 高さ(カウンターを除くキャビネット)750mm以上

しかし、メーカーによってサイズ基準は異なることがありますので、製品を選ぶ際には必ず確認し不安であればメーカーに問い合わせしましょう。もしどちらも設置可能なのであれば、家族の人数や使い勝手に応じてどちらかを選択しましょう。

現時点で家族人数が多くない場合でも今後家族が増えることが見込まれる場合には、幅60㎝を選ぶのもおすすめです。

浅型か深型か

次に食洗機庫内の種類として「浅型タイプ」と「深型タイプ」があります。

深型は浅型よりも庫内が約9.5センチ深く、幅も約4センチほど広くなっているものです。深型だと食器の出し入れがラクであり、鍋やフライパンといった大型の調理器具が入れられるのが大きなメリットになります。

しかし浅型と深型では約10,000円前後の価格差で浅型が安くなっています。そして大きい深型だと水道代や電気代などランニングコストも浅型よりは大きくなってしまうという面もあります。

そしてなんといっても大きな違いとして、深型はシンクの下に設置できません。シンク下に設置する場合には、必然的に浅型を選ぶことなります。

家族構成としては、3人までなら浅型で十分対応できます。それ以上になるなら深型がおすすめですが、ある程度を手洗いにすることもできるので、浅型でも十分家事の時短が図れるでしょう。

据え置き型食洗機のサイズの選び方

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次に据え置きタイプの食洗機のご家庭にあったサイズの選び方を紹介していきます。据え置きタイプであれば、置き場所をどこにするかを考えることが一番重要です。その上で狭いキッチンであればコンパクトタイプ、スリムタイプを選択し、扉の開き方もスペースの邪魔にならないようチェックが必要です。

据え置き食洗機を導入する際の選び方とサイズの選び方を、あわせて解説していきます。

置き場所を考える

まずは今使っているキッチンを見渡して、据え置き食洗機をどこに置くのか考えてみましょう。シンク周りに置けないと判断した場合は、必然的にタンク式のものを選択することになります。タンク式とは、洗浄時に水を自分でタンクに入れて稼働させる食洗機です。もし水回りに置くことができるなら分岐水栓につなぐタイプも設置が可能です。

洗い物をもって移動するのは大変なので基本的にはシンクのそばを置き場所にして、その場所に合わせたサイズがあるか確認すると良いでしょう。

狭い場合はコンパクト・スリムタイプを

配置場所が決まっても、そこがどうしても狭いと言う場合があります。特にマンションやアパートなどの賃貸だと、どうしても狭くなりがちです。そんな住まいでも置きやすいのが、コンパクトタイプ、スリムタイプ。横幅や奥行が小さく作られており、狭いスペースでも置ける食洗機です。

容量が小さいとはいえ、毎日の食器洗浄や乾燥を自動でおこなってくれるため、家事は間違いなく効率化します。狭い場所しかない場合はコンパクトタイプ、スリムタイプの導入を検討してみてください。またシンクにスペースを作るための渡し台を置いたり、シンク付近にラックを設置することもおすすめです。

家族利用では、パナソニックの「NP-TSK1」や「NP-TSP1」、1~2名利用ではシロカの「SS-MU251」やサンコーの「ラクア」がコンパクトサイズでおすすめです。

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◆スリムタイプやコンパクトタイプの食洗機は、以下の記事でも詳しく紹介しています。

扉の開き方や開いた際のスペースも考慮する

据え置き食洗機の場合は、扉の開き方が、上開きのものと前開きのものがあります。吊戸棚の下などに置く場合は、前開きにであれば邪魔になりにくく、シンク横に置くなら上開きであれば、水道と接触しないのでおすすめです。

配置場所を決めた時に、周囲にあるものを確認して、扉の開き方や開いたときの寸法もチェックしておきましょう。接地面と本体サイズに問題がなくても、扉の開き方によって、スムーズに使えなくなってしまうこともあります。見落としがちな点なので、あらかじめ十分に確認しておきましょう。

キッチンや家族人数に合わせて食洗機のサイズを検討しよう

食洗機に並ぶ食器

一口に”食洗機”といっても、ビルトインタイプや据え置きタイプがあり、さらにその中でもサイズや給水方式、扉の開き方など、細かい観点があります。どちらを設置するにしても、まずがどこに設置するのか、十分なサイズがあるのかを確認しなくてはなりません。

食洗機の設置は、元の住まいの状態が大きく影響するため、必ずしも希望通りのものを設置できるとは限りません。むしろ、設置場所に合わせて製品を検討しなくてはならない場合が多いと言えるでしょう。

まずは一般的なサイズの種類を理解し、今の住まいに照らし合わせて考えてみましょう。現在は、省スペースで設置できる食洗機もあります。うまく設置方法を考え、食洗機を導入し、家事を効率化に役立てていきましょう。

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