長年使う家電のひとつである洗濯機。ほとんど毎日使う必須家電なので、故障すると大変困ってしまいます。高価な家電ですから、故障が少なくて長持ちしてくれる製品を選びたいですよね。
各家電メーカーから販売されている洗濯機ですが、長持ちしやすいと言われているのはどこのメーカーなのでしょうか。この記事では、故障が少なく寿命が長い洗濯機メーカーについて、各メーカーの特長や強みも詳しく解説していきます。
それぞれのおすすめモデルも紹介するので、洗濯機の買い替えや新しく購入する際の参考にしてみてください。
長持ちすると言われている洗濯機メーカー
洗濯機メーカーで長持ちすると言われているのは、やはり大手メーカーです。一般的には、パナソニック・日立・シャープ・東芝・AQUAの5社が挙げられています。
ここでは、5社それぞれの独自機能や技術面に注目して、各メーカーの代表的な洗濯機機能を解説していきます。
パナソニック
パナソニックの洗濯機には、縦型にもドラム式にも乾燥機能を搭載したモデルが多く販売されています。デザインも上質で、インテリアにマッチしやすいおしゃれな製品が多いです。
洗浄機能面では、先述した大手メーカーの中で「温水泡洗浄」技術を最も早く取り入れ、最新技術を搭載してきました。乾燥運転には「ヒートポンプ式」を採用することで、電気代を抑えつつ衣類をしっかり乾燥させます。
洗剤の自動投入機能も積極的に取り入れており、忙しい家庭に寄り添ったアプローチが魅力です。独自のイオン技術「ナノイー」を搭載し、衣類の除菌や消臭をはじめ、洗濯槽の除菌にも配慮しています。
日立
モーターメーカーである日立は、モーターにおける高い技術力を活かした、パワフルな運転が強みです。消費電力が少なくコストパフォーマンスに優れている点や、静音性が高いのも魅力です。洗浄機能では、ナイアガラの滝をイメージした大流量のシャワーで洗う「ナイアガラビート洗浄」が特長です。
乾燥機能では、時速300kmにも及ぶ高速の風で乾燥させる「風アイロン」を搭載し、乾燥させても衣類のシワが少ない高品質な仕上がりを実現しています。
シャープ
シャープといえば、CMのキャッチコピーでおなじみの「プラズマクラスター」です。空気清浄機に採用される独自のイオン技術が、洗濯機にも搭載されています。衣類の除菌・消臭ができる上に、洗濯槽のカビ発生を抑える効果もあります。
洗濯機が故障する理由に、お手入れ不足によるカビの発生が原因に挙げられます。つまり、カビの発生を抑えることによって、洗濯機の寿命が延びるのです。日頃のお手入れやクリーニングも欠かせませんが、除菌機能があればお手入れの頻度も減り、負担が楽になりますね。
洗濯機に付属している「超音波ウォッシャー」を使えば、しつこい汚れをピンポイントで予洗いできます。洗濯前の簡単なワンステップで、お気に入りの服の汚れをきれいに落とせます。
◆シャープの洗濯機の特徴や注意点については、下記の記事で紹介しているので参考にしてください。
東芝
東芝の洗濯機は、ナノサイズの泡で繊維隙間に入り込み、汚れをしっかり落とす特許技術の「ウルトラファインバブル洗浄」が特長です。この独自の洗浄技術によって、少量の水でも汚れをしっかり落とせる省エネ仕様になっています。
脱水運転時には、衣類同士を絡まりにくくする「からみまセンサー」で取り出しやすい仕上がりになるのも人気の機能です。
DDモーターが搭載されているモデルは、高い静音性を持っており、早朝や深夜の運転でも気兼ねなく使えます。制汗剤などにも使われている銀イオンの「AG+」を採用することで、衣類の嫌なニオイを抑え、洗濯槽のカビを軽減させる効果があります。
AQUA
AQUAは中国に本社を置くハイアールの家電ブランドです。コストパフォーマンスが良い家電製品を販売しているハイアールは、近年で人気が高まっているブランドですね。
AQUAはもともと、三洋電機という家電メーカーでしたが、パナソニックの子会社化となった後、2012年にハイアールが買収しています。海外メーカーですがアフターサポートもしっかりしていますし、かつて三洋電機であった日本の技術を引き継いでいます。
そんなAQUAの洗濯機は、コインランドリーでの業務用シェアNo.1の実力から培われた、強力な「3Dパワフル洗浄」が特長です。また、衣類同士の絡まりや擦れを軽減させて毛羽立ちを抑える、やさしい仕上がりも特長のひとつです。蓋部分にはガラストップを採用して、運転の様子が見えるようになっています。
◆AQUAの洗濯機の評判や口コミは、下記の記事でも紹介しているので参考にしてください。
洗濯機の選び方
人気の大手メーカーでは独自の技術や機能を搭載していて、各社に魅力がありましたね。自分の欲しい機能やライフスタイルに合う特長は見つかりそうでしょうか。実際に洗濯機を選ぶとなると、縦型・ドラム式のどちらにするべきか迷ってしまいますね。
続いては、洗濯機の選び方について、洗濯機のタイプや適した容量、乾燥機能などの、抑えておきたい基本的なポイントを解説していきます。
洗濯機のタイプ
洗濯機のタイプには、縦型・ドラム式・二層式の3種類があります。縦型はオーソドックスなおなじみのスタイル、ドラム式はコインランドリーでよく見かけるスタイルですね。二層式はなじみが薄く、イメージしにくい方が多いかもしれません。
縦型
縦型のメリットは、高い洗浄力とリーズナブルな価格、コンパクトなサイズ感です。
洗浄時に大量の水を使用してもみ洗いをするので、がんこな汚れも落とせる強い洗浄力を持っています。容量や搭載機能にもよりますが、安いものでは3万円台からとかなり低価格で購入できるので、一人暮らしの準備にもおすすめです。
デメリット面は、使用水量が多いので長期的なランニングコストが高くなってしまうことや、衣類を擦り合わせるもみ洗いで服が傷みやすくなることが挙げられます。また、縦型モデルのほとんどは乾燥機能が付いておらず、もし搭載されていても簡易的な乾燥機能しか使えません。
ドラム式
ドラム式のメリットは、乾燥機能と優れた省エネ性、衣類が傷みにくいことです。縦型にはほとんど乾燥機能がありませんが、ドラム式には乾燥機能付きのモデルが充実しています。乾燥機能が欲しい方は、ドラム式製品から選びましょう。
また、ドラム式では洗濯槽の回転によって、衣類を上から下へと落下させるエネルギーを使った、たたき洗いで洗浄を行います。縦型より洗浄力が劣るものの、使用水量がはるかに少なく済むので、環境に配慮しつつ家計にも優しいエコな洗濯機です。各メーカーでは洗浄力をカバーする技術が盛り込まれているので、日常的な汚れには問題ない洗浄力と言えます。
デメリット面は、本体価格の高さです。リーズナブルに購入できる縦型と比較すると、ドラム式はかなり高価です。ただし長期的に見たランニングコスト面ではお得なので、初期費用として予算に余裕がある方はぜひ検討してみてください。
他にも、縦型よりサイズが大きいことから、場所によっては設置が難しいことや、泥汚れなどのがんこな汚れが落ちにくい点などがデメリットです。
◆ドラム式洗濯機を選ぶ際のポイントについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
二槽式
二層式とは洗濯槽と脱水槽が分かれているタイプです。現在の日本で家庭用として普及しているのは全自動タイプですが、美容院やクリーニング店など、業務用としては普及しています。
二層式洗濯機のメリットは、縦型よりも強い洗浄力を持っている点です。仕事柄、制服などが汚れやすい方や、飲食店で油汚れなどが気になる方は、汚れ落ちに特化した二層式洗濯機がおすすめですよ。デメリット面としては、洗濯槽と脱水槽が分かれているため、洗浄運転後に洗濯物を脱水槽へ移さなければならない手間が挙げられます。
◆二層式洗濯機のメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
洗濯容量
洗濯機の容量は、何人分の洗濯物を、どのくらいの頻度で洗濯するのかによって適したサイズが決まります。家族の人数や洗濯機を回す頻度に応じて、目安量を算出してみましょう。
一般的な目安としては、1人あたりの洗濯物の目安は1.5kgだと言われています。2人暮らしの家庭では1日に3kg、4人暮らしでは6kgが1日分の洗濯量ということですね。2日分をまとめ洗いする場合は、この目安量を2倍にします。
算出した目安量からワンサイズ上くらいの容量を選ぶと、快適に洗濯できるでしょう。小さなお子さまがいるご家庭や、運動部に所属しているお子さまがいる場合は、目安量にプラスしたゆとりを持ったサイズを選んでみてください。
◆こちらの記事では、家族の人数別に洗濯機のおすすめ容量をご紹介しています。具体的な容量や容量に応じたおすすめの洗濯機もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
乾燥機能の有無
「洗濯物を干す手間をなくしたい」「家事を少しでも時短したい」という方は、乾燥機能付きの洗濯機を選びましょう。1人暮らしで、外に洗濯物を干しにくい女性にもおすすめです。洗浄から乾燥まで済むので、面倒な干す作業をカットして、からりと乾いた衣類を気持ちよく着られますよ。
ちなみに乾燥運転時の容量は、洗浄時の約半分となっています。洗濯容量が10kgだと、乾燥容量は5kgくらいということですね。毎日乾燥機能を使いたい方は、洗濯量に合った乾燥容量の製品を購入しましょう。
◆洗濯機の乾燥方式にはヒーター式とヒートポンプ式があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
メーカーごとの特性
先ほど解説したように、洗濯機を販売している各メーカーでは、独自の機能や技術で差別化を図り、それぞれに個性があります。除菌や消臭に注力しているもの、洗浄力の高さを誇るもの、デザイン性が高いもの、お手入れの負担を軽減するものなど、自分の求める機能やスペックと合致した製品を選びましょう。
スマホとの連携
エアコンやテレビなど、スマートフォンと連携できる便利な家電が続々と販売されています。洗濯機もそのひとつで、専用アプリを使って連携させることにより、外出先からでも遠隔操作を行えたり、洗濯状況を把握できたりする便利な機能が搭載されています。
スマホと連携させて、帰宅時間や起床時間に合わせて運転が終わるよう設定すれば、無駄な時間がなくスピーディーに家事が完了しますね。共働きや子育て中の家庭にはありがたい機能です。
また、スマートリモコンと連携させることでより快適なスマートホームを実現することも可能です。
◆以下の記事で、スマートリモコンについて解説しています。参考にしてみてください。
縦型｜長持ちするおすすめ洗濯機
まずは、本体サイズがコンパクトで洗浄力が高く、低コストで買い求めやすい縦型洗濯機のおすすめ製品からご紹介します。
先ほどご紹介した、長持ちすると言われている洗濯機メーカー5社から、1台ずつおすすめのモデルを紹介しているので、ぜひ購入の参考にしてください。
パナソニック NA-FA10K1
パナソニックの特長である「スゴ落ち泡洗浄」と「パワフル立体水流」を取り入れた縦型モデルです。洗浄時に専用の錠剤を投入して洗浄運転する「次亜除菌」コースを使うと、汗をたっぷり吸収したスポーツ着やタオルなどの嫌なニオイを徹底的に除菌できます。
| 洗濯／乾燥容量 | 10kg／ー |
| 乾燥機能 | 簡易乾燥機能付 |
| 標準使用水量 | 110L |
| 運転音 | 32〜39dB |
| 幅×高さ×奥行き | 599×1071×635mm |
| 質量 | 45kg |
日立 ビートウォッシュ BW-V80H
洗剤液を高濃度にしてすばやく衣類に浸透させ、日立の強みであるナイアガラシャワーによる「ナイアガラビート洗浄」で、がんこな汚れでもしっかりと落とします。
「シワ低減洗濯」は、柔軟剤のレノアリセットと共同開発した独自コースです。ファイバーケア成分が配合されたレノアリセットは、シャツなどの洗い上がりのシワを低減させる効果のある柔軟剤です。
この柔軟剤効果を最大限に活かして、アイロンをかけなくてもシャキッとした洗い上がりになります。
| 洗濯／乾燥容量 | 8kg／ー |
| 乾燥機能 | 簡易乾燥機能付 |
| 標準使用水量 | 92L |
| 運転音 | 32〜38dB |
| 幅×高さ×奥行き | 608×1,000×610mm |
| 質量 | 40kg |
シャープ ES-TX8H
シャープの特長であるステンレス穴なし槽では、大幅な節水をしながら洗浄ができます。洗濯槽の外側に水がいかないので、黒カビの発生が軽減される上に、洗濯槽内ではいつでも清潔な水道水で衣類を洗えるのが魅力です。
独自イオン技術のプラズマクラスターを採用した「プラズマクラスター槽クリーンコース」では、洗濯槽をイオンで洗浄して、カビの発生を抑制します。カビを抑えることは洗濯機の長持ちにも繋がるので、活用したい機能ですね。
縦型モデルですが、ヒーターセンサーによる乾燥機能も搭載されています。梅雨の時期や花粉の季節など、外に洗濯物を干しにくい時期に活躍してくれますよ。
| 洗濯／乾燥容量 | 8kg／4.5kg |
| 乾燥機能 | |
| 標準使用水量 | 83L |
| 運転音 | 35〜46dB |
| 幅×高さ×奥行き | 600×1,025×650mm |
| 質量 | 44kg |
東芝 ZABOON AW-8DH2
東芝独自の「抗菌ウルトラファインバブル洗浄」や、「Ag+抗菌水」「ほぐせる脱水」などの機能を搭載した、省スペースでも設置できるスリムモデルです。
運転中の振動を抑制する「DDモーター」を採用しているので、洗浄時の運転音は約26dB、脱水時も約37dBと低騒音設計です。夜間や早朝などの時間帯に洗濯する方や、音の響きやすい集合住宅でも気がねなく運転できます。
柔軟剤の香りを最大限に高める「フレグランスコース」では、ゆっくりと時間をかけて、丁寧に柔軟剤を浸透させていきます。洗い上がりの香りにこだわる方にはうれしい機能です。
| 洗濯／乾燥容量 | 8kg／ー |
| 乾燥機能 | 簡易乾燥機能付 |
| 標準使用水量 | 99L |
| 運転音 | 26〜37dB |
| 幅×高さ×奥行き | 600×980×569mm |
| 質量 | 41kg |
AQUA AQW-S7P
洗浄面では、衣類の傷みを軽減させながらやさしく洗う「3Dアクティブ洗浄」や、高濃度の洗剤を浸透させる技術が採用されています。
脱水運転後の「ほぐし仕上げ」では、洗濯物が絡まりにくく、取り出しやすい仕上がりです。ほぐしてあることで、やや放置してしていてもシワになりにくいのが嬉しいですね。
クリアガラストップ設計なので、スタイリッシュなデザイン性でありながら、運転中の洗濯槽の様子を確認できるのもポイントです。
| 洗濯／乾燥容量 | 7kg／ー |
| 乾燥機能 | 簡易乾燥機能付 |
| 標準使用水量 | 113L |
| 運転音 | 42〜49dB |
| 幅×高さ×奥行き | 520×980×540mm |
| 質量 | 35kg |
ドラム式｜長持ちするおすすめ洗濯機
続いては、ドラム式洗濯機から長持ちしやすい製品をご紹介します。一般的にドラム式は、運転構造の違いにより縦型よりも寿命が短いと言われていますが、日頃からカビのお手入れなどに気を配っていれば。長く使うことができますよ。乾燥まで済ませたい方は、乾燥機能が充実しているドラム式を検討してみましょう。
パナソニック NA-LX127CR
ドラム式では洗剤・柔軟剤の自動投入が搭載されているものが多いですが、この製品ではおしゃれ着用の洗剤タンクが備わっており、洗剤・柔軟剤・おしゃれ着用洗剤の「トリプル自動投入」が可能です。普段からおしゃれ着をこまめに洗う方には嬉しい機能ですね。
12kgの大容量ながらも、本体幅は約60cm、奥行きは約72cmと、コンパクトな設計を実現しているので、ドラム式は大型だからと諦めずに導入しやすいサイズです。
| 洗濯／乾燥容量 | 12kg／6kg |
| 乾燥機能 | |
| 標準使用水量 | 83L |
| 運転音 | 32〜46dB |
| 幅×高さ×奥行き | 639×1,060×722mm |
| 質量 | 82kg |
日立 ビッグドラム BD-STX120HL
温水ヒーターで高濃度の洗剤液を適温にして、洗剤が持つ酵素力を引き出し、さらにナイアガラ洗浄と組み合わせることで、皮脂汚れや黄ばみ、嫌なニオイをすっきり落とします。乾燥フィルターをなくした設計で、フィルター掃除の手間がないのもうれしい点です。
モーターメーカーの強みを活かし、時速約300kmの風で衣類のシワをのばして乾燥させる「風アイロン」や、洗剤を残さない丁寧な「ナイアガラすすぎ」機能も搭載されています。スマートフォンとの連携アプリ「洗濯コンシェルジュ」にも対応した便利な製品です。
| 洗濯／乾燥容量 | 12kg／6kg |
| 乾燥機能 | 風アイロン（低温ヒート式） |
| 標準使用水量 | 88L |
| 運転音 | 34〜48dB |
| 幅×高さ×奥行き | 630×1,065×716mm |
| 質量 | 82kg |
シャープ ES-V11B-NL
ヒートポンプとサポートヒーターを掛け合わせた、ハイブリッドな乾燥方式「ハイブリッド乾燥NEXT」を採用したモデルです。搭載された湿度センサーとAIによる制御で、省エネ性を上げながらも、乾燥ムラのない気持ちの良い仕上がりです。
乾燥時には独自のプラズマクラスターで除菌を行います。頻繁に洗えない制服やスーツなどの衣類も、プラズマクラスターを使った除菌運転で、清潔に保てますよ。専用アプリ「COCORO WASH」との連携も可能です。
| 洗濯／乾燥容量 | 11kg／6kg |
| 乾燥機能 | ヒートポンプ・サポートヒーター（ハイブリッド乾燥NEXT） |
| 標準使用水量 | 81L |
| 運転音 | 26〜40dB |
| 幅×高さ×奥行き | 640×1115×739mm |
| 質量 | 80kg |
東芝 ZABOON TW-127XP2L
本体カラーは、高級感のある赤みがかったボルドーブラウンと、すっきりしたシンプルデザインのグランホワイトから選べます。独自の「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」機能が採用された最上位モデルです。
ナノサイズのウルトラファインバブルは繊維の隙間に入り込んで洗浄し、マイクロバブルで汚れ戻りを防ぎながら仕上げます。温水と組み合わせることで、衣類の除菌・消臭効果がより高まります。
乾燥運転には「UV温風除菌」を採用しているので、衣類を清潔に保ち、洗いにくい衣類の除菌運転もできます。
| 洗濯／乾燥容量 | 12kg／7kg |
| 乾燥機能 | ヒートポンプ除湿乾燥 |
| 標準使用水量 | 80L |
| 運転音 | 32〜48dB |
| 幅×高さ×奥行き | 645×1,060×720mm |
| 質量 | 89kg |
AQUA まっ直ぐドラム AQW-DX12P-L
コインランドリー用の洗濯機としてシェア率No.1の実績を持つAQUA。まっ直ぐドラムシリーズには、そのノウハウが活かされています。⼤容量の12kgサイズですが、本体幅は59.5cmと60cmを切るスリムさです。
ドラム式は縦型に比べて洗浄力が落ちるのが難点ですが、まっ直ぐ形状のドラムで衣類を高く持ち上げ、落下エネルギーでたたき洗いすることで洗浄力がアップしました。⾐類同士の絡みも少なく、洗剤液が全体に行き渡りやすいのもメリットです。
| 洗濯／乾燥容量 | 12kg／6kg |
| 乾燥機能 | ヒートポンプ乾燥 |
| 標準使用水量 | 84L |
| 運転音 | 34〜47dB |
| 幅×高さ×奥行き | 595×943×685mm |
| 質量 | 94kg |
二層式｜長持ちするおすすめ洗濯機
最後に、汚れ落ちに特化した二層式洗濯機の紹介です。全自動が主流になる以前は、二層式が家庭に浸透していました。洗浄力の高さから、美容院や飲食店などの業務用として普及している他にも、二層式のほうが便利だと使い続けるユーザーもいます。
ここでは、日立・パナソニック・AQUAの3メーカーから、おすすめモデルをご紹介します。
日立 青空 PS-55AS2
日立の二層式洗濯機「青空」シリーズには、つけおき洗いに便利な「つけおきタイマー」や「お知らせブザー」が搭載されています。
全自動洗濯機と同じく、お手入れに便利なステンレス脱水槽や抗菌パルセーターも採用されており、お手入れ面も安心です。洗浄時の水流は、標準・ソフトの2段階で選択できます。
| 洗濯容量 | 5.5kg |
| 運転音 | 47〜48dB |
| 幅×高さ×奥行き | 760×930×449mm |
| 質量 | 25kg |
パナソニック NA-W50B1
シンプルに操作できるダイヤル式で、扱いやすいデザインです。水流は標準・弱の2段階で切り替えられ、洗い物に応じて4段階の水量を選べます。質量1.4kg以下の毛布や、1.2kg以下の肌掛け布団も洗える、使いやすい設計です。
| 洗濯容量 | 5kg |
| 運転音 | 44〜47dB |
| 幅×高さ×奥行き | 830×938×482mm |
| 質量 | 25kg |
AQUA AQW-N501
AQUAの二層式洗濯機も、シンプルなダイヤル式操作が採用されています。脱水槽はステンレス製で、ビッグパルセーターは抗菌仕様です。
お風呂の水を再利用できる吸水ホースは、専用の給水口に固定できるので便利です。水流は標準・ソフトの2段階から、水量は3段階から選べます。
| 洗濯容量 | 5kg |
| 運転音 | 43〜48dB |
| 幅×高さ×奥行き | 785×918×435mm |
| 質量 | 25kg |
長期的なコスパを考えて長持ちする洗濯機メーカーを選ぼう
今回は、長持ちすると言われている洗濯機メーカーについて、各社の強みや独自機能を解説し、洗濯機選びのコツもご紹介しました。もともと洗濯機は長く使える家電ですが、中でも大手メーカーの製品は寿命が長い傾向にあります。
- パナソニック：ナノイー除菌・消臭、家庭目線の時短仕様
- 日立：モーターメーカーの強みを活かした洗浄・乾燥の高い技術力
- シャープ：プラズマクラスターや穴なし槽で衛生面と省エネに特化
- 東芝：特許技術のウルトラファインバブル洗浄や静音モーター
- AQUA：コインランドリーシェアNo.1のノウハウを活かした洗浄力
洗濯機を長持ちさせるコツは、壊れにくいメーカーや製品を選ぶことも大切ですが、日頃の手入れや掃除を怠らないことです。特にカビを放置していると故障に繋がりやすいので、カビが発生しにくい構造や、除菌・掃除機能が搭載された製品を選びましょう。
購入時の初期費用が高くても、すぐに壊れる安価なものを選ぶよりは長期的に見ればお得です。長く使う家電だからこそ、長い目で見て考えた製品選びができるとベストですね。
