テレビアンテナのトラブル解決！修理の費用と自分でできる対処法を解説！

テレビアンテナ修理の基本知識

テレビアンテナは、テレビを視聴する上で欠かせない機器です。

不具合が起きるとテレビが見られなくなってしまうため、必要に応じて修理しなければなりません。

しかし、「そもそもテレビアンテナの不具合ってどんなものがあるの？」「テレビアンテナを修理する場合の費用ってどのくらいなんだろう？」といった疑問がある方もいるのではないでしょうか？

ここでは、テレビアンテナの修理に関する基本知識をおさらいしていきます。

アンテナのトラブルと原因、修理の必要性を判断するポイント、修理の費用相場と見積もりの重要性の3つをテーマに解説していくので、修理について悩んでいる場合はぜひ参考にしてくださいね。

アンテナのトラブルとその原因

アンテナの不具合には、アンテナ本体の異常、周辺環境の変化、ケーブルの破損などの原因が考えられます。

アンテナのトラブルに関する理解を深めるためにも、以下ではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

アンテナ本体の異常

テレビアンテナ本体に問題が起きている場合、テレビの映りが悪くなります。

屋外に設置しているテレビアンテナは、日常的にダメージが蓄積されている状態です。

雨風による経年劣化、自然災害、鳥などの外的要因により、電波の受信機能である素子が損傷を受けやすいということを覚えておきましょう。

破損やサビが原因でアンテナが上手く機能しないパターンも多いので、特に長期的に使用している場合は注意が必要です。

また、テレビアンテナの角度も、テレビの映りを左右する大きな要因です。

地デジアンテナ、BS・CSアンテナのどちらも、電波を受信するための方角が決められています。

台風や野生動物などの影響でアンテナの向きが変わった場合は、電波の受信不可によりテレビが映らなくなってしまいます。

周辺環境の変化

テレビアンテナのトラブルが起こる原因のひとつに、周辺環境の変化が挙げられます。

テレビアンテナは、設置場所付近の状況によって受信に影響が出るデリケートな機器です。

地デジアンテナは電波塔から、BS・CSアンテナでは衛星から電波をキャッチしてテレビを映します。

障害物があると電波が上手く受信できないため、周辺環境は非常に重要です。

急にテレビアンテナの不具合が発生したときは、周辺環境に変化がなかったかどうかを確認しましょう。

通常、高層ビルや大型施設などが建設される際、テレビの電波に影響がないように対策が取られています。

しかし、住宅の立地によっては、「テレビの映りが前よりも悪くなった」「部屋によってテレビが映らない」といったトラブルを経験する世帯もいるのが実情です。

ケーブルの破損

テレビアンテナを設置するにあたって、テレビとケーブルを繋ぐ必要があります。

もしケーブルが破損している場合、テレビアンテナは正しく機能しません。

経年劣化はもちろん、害獣による被害を受けるケースも多いので、「アンテナ本体は問題なさそうなのにテレビが映らない」「周辺環境にも心当たりがない」という場合はケーブルの状態をチェックするのがおすすめです。

尚、テレビアンテナのケーブルにはさまざまな種類があり、スリムタイプのものも販売されています。

取り回しが利きやすい、かさばらない、屋内での使用にも適しているといったメリットを持つスリムタイプですが、太いタイプよりも断線が起こりやすい点に注意が必要です。

スリムタイプは衝撃や曲げに弱く、ダメージが蓄積されることで断線してしまいます。

太いタイプと比べてノイズも発生しやすいので、特にスリムタイプを使っている方は気を付けましょう。

修理の必要性を判断するポイント

テレビアンテナのトラブルに対して、「どういう状況だったら修理すべきなの？」「アンテナに詳しくなくても分かる修理の判断基準を知りたい」といった疑問や悩みも浮かびがちです。

アンテナの修理が必要か否かは、アンテナの転倒、古いアンテナの使用、アンテナレベルの低下、エラーコードの表示、天候によるテレビの映りのムラなどが判断の目安となります。

すぐに修理を依頼しなければならないシチュエーションもあれば、自身で検証した後に修理を検討するパターンもあるのが特徴です。

以下では、修理の必要性を判断する5つのポイントについて深堀します。

修理の緊急性が高いアンテナの状況もご紹介しているので、自宅のアンテナの状態と照らし合わせて考えてくださいね。

アンテナが転倒している

修理の必要性を見極める最も簡単なポイントが、アンテナの転倒です。

強風や野生動物などの影響により、アンテナが屋根上で倒れることがあります。

アンテナが転倒する際に破損することも多いため、アンテナの修理や交換を検討しなければなりません。

ただし、状況によっては、アンテナが転倒したにもかかわらずテレビの視聴に問題がないケースもあります。

「テレビが映っているなら別にアンテナを立て直さなくてもいいのでは？」「手間やお金がかかるからそのままにしておきたい」と考えがちですが、アンテナが倒れている状態で放置すると思わぬトラブルや事故に繋がるので注意が必要です。

一般的に、テレビアンテナの重量は5kg前後です。

屋根上に設置している場合、アンテナの先端が瓦やスレートなどの屋根材を傷つける可能性も高くなっています。

アンテナが屋根から地面に落ちて通行人にケガを負わせる恐れもあるため、アンテナが転倒しているときは迅速に修理を行いましょう。

古いアンテナを使用している

アンテナを長期間にわたって使用している場合、経年劣化によるダメージの蓄積が考えられます。

設置場所やメンテナンス状況によって異なるものの、アンテナの寿命は10年が目安です。

もしテレビの映りが悪いと感じたら、アンテナの使用年数を基準に修理の必要性を判断しましょう。

設置から10年以上経過しているのであれば、単に寿命を迎えている可能性が高いです。

交換が必須となるので、業者への修理依頼を行う必要があります。

尚、曲がっている、折れている、サビている、内部が露出しているアンテナは、電波を受信することが難しくなります。

例え使用期間が10年以下でも、アンテナ本体を目視でチェックして傷みや損傷がある場合は修理しましょう。

アンテナレベルが低下している

テレビの視聴中にノイズや映りの悪さを感じたら、アンテナレベルをチェックするのがおすすめです。

アンテナレベルとは、テレビが受信する電波の量を表した数値のことです。

地デジで44以上、BS・CSでは50以上が目安とされており、極端にアンテナレベルが低い場合はテレビに不具合が発生します。

アンテナレベルは、リモコンの「ホーム」を押して、メニューの「設定」→「視聴準備」→「テレビ放送設定」→「アンテナ設定」→「受信強度表示」の順に進むと確認できます。

もしアンテナレベルの低下が認められる場合は、テレビのコンセントの抜き差しやチャンネルの再読み込みを行ってみましょう。

改善しないようであれば、アンテナ自体に問題がある恐れがあるので修理業者への問い合わせが必須です。

エラーコードが表示されている

エラーコードのE201が出る場合は、修理を検討しなければならない可能性があります。

アンテナの電波受信強度が不十分になると、エラーコードE201が表示されてテレビが映らなくなります。

エラーコードE201の原因は、周辺の電波障害、ケーブルの不具合、アンテナの故障などさまざまです。

周辺の電波障害やケーブルの不具合の場合、電波状況の改善やケーブルの接続を見直すことで状況が良くなるケースもあります。

しかし、アンテナの故障が原因であれば、アンテナ自体を修理・交換しなければなりません。

例えアンテナに傷みがないように見えても、内部に異常が起きている恐れもあります。

電波障害やケーブルに問題がないのにエラーコードE201が表示される場合は、アンテナの故障を疑いましょう。

天候によって映りが悪い

「普段は良いけど雨の日だけテレビの映りが悪くなる」「天候によってテレビの映りにムラがある」といったトラブルを抱えているときは、修理の前にブースターの設置を視野に入れてみましょう。

悪天候の日のみテレビが見られない場合、電波受信が低下している可能性があります。

アンテナ本体の状態が正常でも起きることがあるので、ブースターによる電波増幅にトライするのがおすすめです。

電波をキャッチしやすくなり、悪天候でも安定したテレビの映りを実現できます。

尚、ブースターの設置場所によっては、自身で取り付けるのが難しいケースもあります。

もしブースターを導入したい場合は、業者への相談も検討してみましょう。

修理の費用相場と見積もりの重要性

アンテナの修理は、作業の内容によって細かい料金設定があります。

具体的な作業内容と修理費用の相場は、以下のようになっています。

作業内容	修理費用の相場
アンテナの方向調整	8,000〜25,000円
アンテナの立て直し	12,000〜32,000円
アンテナの交換	26,000円～44,000円
アンテナの撤去・処分費	8,000円〜20,000円
ブースターの設置	10,000〜30,000円
分配器の交換	5,000〜10,000円

作業内容によって、5,000〜44,000円ほどの費用の差が見られます。

尚、アンテナの交換が必要な場合、アンテナの撤去や処分もセットで行うのが一般的です。

アンテナの撤去・処分費が追加でかかるので、金額の差はより大きくなります。

修理にかかる具体的な費用を把握するためにも、事前に見積もりを取っておくことが重要です。

屋根上や壁面などに設置されているアンテナの不具合は、素人では確認するのが困難です。

不具合の原因や修理内容はプロが判断すべきなので、必ず現地調査と見積もりを依頼しましょう。

見積もりを取っておくと、総合的な費用に納得した上で修理をスタートできます。

修理開始後や終了後に費用関連のトラブルが起こるリスクを抑えられるため、精神的なストレス軽減にも繋がります。

自分でできるアンテナのトラブルシューティング

テレビアンテナのトラブルが起きた場合、状況によっては自分で解決できる可能性があります。

主な例が、アンテナの角度調整、ケーブルの再接続、ブースターの状況確認などです。

特にテレビとのケーブル接続のような室内で行う作業においては、安全を確保しながら作業を行えます。

また、アンテナやブースターをベランダに設置している場合も、比較的スムーズに対応できる点が特徴です。

一方で、屋根上や壁面にアンテナやブースターがある世帯に関しては、自分でできる範囲に限界があるということを覚えておきましょう。

屋根材の破損や落下事故などを引き起こすリスクが高く、作業に手間と時間がかかる恐れもあります。

あくまで簡単な作業のみ自分自身で対応可能ということを理解し、安全性に十分に気を付けることが大切です。

以下では、自分でできるトラブルシューティングについて詳しくお話してきます。

シンプルなアンテナの調整方法

「強風のせいでアンテナの向きが少しズレてしまった」「方向調整のためだけに業者に依頼したくない」といった理由から、自分でアンテナを調整したいと考える方も多くなっています。

アンテナの調整は、地デジアンテナかBS・CSアンテナでやり方が異なる点に注意が必要です。

地デジアンテナの場合は、長方形のデザインアンテナと魚の骨のような形状をした八木式アンテナの2種類があります。

電波塔の位置をアプリや地図情報で確認し、デザインアンテナなら本体、八木式アンテナでは一の字型の部分を電波塔の方角に合わせればOKです。

また、BS・CSアンテナでは、アンテナの先を南西方面に合わせる必要があります。

BS・CSアンテナは的確な角度調整が必須となっており、少しでもズレるとテレビの視聴はできなくなります。

テレビの状態を常に確認しながら、1ミリ単位で細かく角度を動かしていきましょう。

尚、テレビアンテナは、屋外に設置されているのが一般的です。

調整中に落下事故などを起こさないためにも、安全性を確保した上で作業してくださいね。

ケーブル接続のチェックポイント

テレビが映らなくなった場合、ケーブルの接続が原因となっている恐れがあります。

ケーブルが上手く繋がっているかを調べるためにも、まずはテレビの電源をオフにしましょう。

接続されているケーブルを一旦抜いて、再度挿入します。

その後、テレビの電源をオンにして、受信状況のページをチェックします。

もし正しく接続されているのに受信に不具合が起きる場合は、ケーブル自体に問題がある可能性も考えられます。

テレビアンテナのケーブルは、10年前後が交換の目安です。

長期的に使っていると、経年劣化による断線やノイズの発生が起こりやすくなります。

特に細いケーブルは断線しがちなので、ケーブルの状態をよく確認することが重要です。

ケーブルが古くなっているようであれば、ケーブルの型や端子のタイプを確認して新しい製品を購入します。

尚、もしケーブルの延長を行っている場合は、接栓とケーブルの固定が上手くできているかも確認しましょう。

接続が緩くなっているようであれば、ペンチなどで固定し直すことで受信状況が安定するケースもあります。

ブースターの不具合と対処法

ブースターに不具合が生じている場合は、自分で交換できます。

ブースターとは、電波塔や衛星からの電波を増幅させるためのツールのことです。

増幅器と呼ばれることもあり、ブースターを導入することでテレビの映りを良くできるというメリットがあります。

電波をキャッチしにくい立地においては、ブースターの故障によりテレビが視聴できなくなる可能性が高くなっています。

ブースターを屋内に設置している場合は、テレビに接続しているアンテナケーブルと新しいブースターの出力端子を繋ぎましょう。

さらにもう1本のアンテナケーブルを使って、ブースターの入力端子とアンテナ端子を接続します。

ブースターのACアダプターをコンセントに差し込んだら、ブースターの交換作業は完了です。

もし屋外にブースターを置いている場合は、支柱にブースターを固定します。

ブースターの電源部をテレビの裏に付けて、ブースターの入力端子とアンテナ、出力端子と入線用のケーブルをそれぞれ繋ぎます。

ブースターの利得を調節して、テレビが無事に映れば作業は終了です。

尚、ブースターの寿命は、10年前後が目安となっています。

製品の金額によってスペックも変わるため、自身でブースターを取り付ける場合は製品選びを徹底することが大切です。

プロに依頼するアンテナ修理

効率良くテレビアンテナのトラブルを解決したいなら、プロに修理を依頼しましょう。

以下では、修理業者の選び方、依頼の流れ、賃貸物件と持家での修理の違い、業者の口コミ評判の活用法に焦点を当てていきます。

修理業者の選び方と依頼の流れ

アンテナの修理を業者に依頼する場合、まずは修理業者を探す必要があります。

修理業者を選んだら、不具合に関する問い合わせを行いましょう。

メール、チャット、電話、専用フォームなど、業者によって問い合わせ方法はさまざまです。

おおまかな状況やトラブルの詳細を伝えて、現地調査をスケジューリングします。

業者の現地調査が完了したら、実際に修理でかかる費用をまとめた見積もりが発行されます。

見積もりの内容でOKであれば、業者と契約を結び工事の具体的な日程を設定しましょう。

設定した日に業者が修理を行い、終了のタイミングで費用を支払えば完了です。

もし火災保険を利用する場合は、会計後に書類作成などの手続きが追加されます。

尚、修理業者を選ぶにあたって、ポイントを押さえておくことが大切です。

以下では、修理業者の選び方について6つのポイントに分けて解説していきます。

相場と同程度の修理費用であるか

信頼できる業者を見つけるためにも、相場と同程度の料金で対応している業者を見つけましょう。

低価格を理由に修理業者を決めてしまいがちですが、極端に修理費用が低すぎる場合は注意しなければなりません。

安いが故に、さまざまな追加料金が発生したり、スキルのないスタッフが修理を行ったりというケースも頻繁に見られます。

特にスタッフの質が低い場合は、満足のいく対応を受けられない可能性も高いということを覚えておきましょう。

「修理費用を払って直したのにすぐにまた壊れてしまった」「修理後にさらに別の業者に再修理を依頼しなければならなくなった」といった事態に発展することもあるため、結果として費用が高額になりがちです。

リーズナブルな価格帯の修理業者を探すことは大切ですが、あくまで相場の範囲内で安い業者を選ぶのがおすすめです。

対照的に、修理費用が高すぎる業者に関しては、詐欺や犯罪に巻き込まれる恐れもあるので気を付けてくださいね。

尚、テレビアンテナの修理費用は、作業の内容によって異なります。

単なるアンテナの方向調整や分配器の交換程度であれば、1万円以下で済むパターンも多い傾向にあります。

しかし、アンテナ本体の破損や故障が見られる場合は、アンテナの交換が必須です。

古いアンテナの撤去・処分費も依頼者側の負担となるので、工事費用も高くなります。

工事費用の相場を把握しておくことは、悪徳業者か否かを判断する上で非常に重要です。

相場よりも異常に安い・高い見積もりを出す業者には依頼せず、適正価格の業者を選ぶように意識してくださいね。

料金設定の分かりやすさ

修理業者を選ぶにあたって、明朗会計であるかどうかを確認しましょう。

テレビアンテナの修理は、価格の範囲が広いと言われています。

状況や必要な作業の内容によって金額が変わるため、見積もりを取る時点で正確な料金を提示してくれる業者を選ばなければなりません。

テレビアンテナを修理する際、業者への問い合わせの後に現地調査と見積もりの提出が行われます。

トラブルの原因はもちろん、修理なのか交換かといった点も現地調査で分かるため、工事を依頼する前に具体的な料金が確定します。

もし見積もり内で曖昧な点が多すぎる場合、工事開始後に別途料金が発生する可能性が高いです。

業者の中には、不必要な工事を追加して高額な工事費用を請求する悪徳業者も存在します。

「最初に言われていた費用の倍以上を請求された」「ほかの業者に相談したら余計な作業を追加していたことが分かった」といった体験をしている方もいるので、料金設定の明確さに注目することが大切です。

複数の業者に現地調査と見積もりを依頼して、信頼度の高い業者の見極めを徹底しましょう。

保証の詳細

修理業者を選ぶ判断基準のひとつが、保証の充実度です。

アンテナの設置後に経年劣化や自然故障が起きた場合、保証が付いていれば再度修理などのサービスを受けられます。

一方で、保証が全く付いていない修理業者に依頼したケースにおいては、自費で修理依頼をしなければなりません。

長期的な満足度と安心を確保したいなら、できるだけアフターケアに関する保証が充実している修理業者を選びましょう。

中には、有料で保証を付帯するプランを提供している修理業者もあります。

保証費用を追加で払うのを防ぐためにも、事前に修理費用に含まれているサービス範囲をチェックしておくことが大切です。

アンテナの一般的な平均寿命は10年とされていますが、環境や状態によっては最大で30年近く使える場合もあります。

使用期間が延びれば延びるほど修理の頻度も高くなるので、将来的なアフターケアまで視野に入れて業者を選んでくださいね。

高いスキルがあるか

アンテナを修理するなら、修理業者のスキルにも着目する必要があります。

例え修理費用や保証内容に問題のない業者であっても、スキルが伴っていなければ意味がありません。

納得のいく仕上がりを実現するためにも、アンテナ専門業者を選ぶのがおすすめです。

アンテナに特化した知識と技術を兼ね備えており、適切な対応を受けられる可能性も高くなります。

また、修理業者の中には、実績などを自社のwebサイトで公開しているケースも多くなっています。

実績が多い修理業者は経験も豊富な傾向にあるため、スキルの有無をチェックする際の判断材料として役立てましょう。

尚、ホームセンターや家電量販店などで依頼すると、電気工事業者が修理を行うケースがあります。

確実にアンテナ専門のスタッフに依頼するためにも、専門業者に絞ってリサーチすることが大切です。

工事日

修理業者を選ぶ際は、工事の日取りもチェックしましょう。

アンテナ修理の着工までの期間は、業者によってさまざまです。

即日対応可能な業者もあれば、最短日が数週間後という業者も存在します。

また、新生活をスタートする世帯が多い3～4月は業者の繁忙期とされており、通常よりも時間がかかる恐れがあります。

台風などの災害後も修理の需要が高まるため、1か月以上の待ち時間が発生することもある点に注意が必要です。

「テレビが見られなくて困るから早く修理してほしい」「すぐに対応してもらわないと困る」という方は、工事日が早い業者を選ぶのがおすすめです。

尚、業者の中には、依頼者の在宅日にのみ作業を行うという条件を設けているケースもあります。

必ず自宅に誰か滞在しなければならないので、工事日の選択肢の豊富さにも着目しましょう。

選択肢が多い業者は自身にとってスケジュールしやすく、利便性の高さを実感できます。

ただし、予約が取りやすい業者＝評判が悪いというパターンもあります。

スキルや対応に問題がある可能性も考えられるので、事前にレビューなどに目を通しておきましょう。

工事日を基準にすることは大切ですが、そのほかの条件も併せて検討してくださいね。

カスタマーサポートの対応

カスタマーサポートの対応も、修理業者を選ぶ上で重要なポイントです。

問い合わせや手続きの際、カスタマーサポートのスタッフとやり取りを行うケースが多くなっています。

カスタマーサポートは、会社の顔とも言える存在です。

応対時の様子や対処方法に着目することで、修理業者の会社としての質を見極められます。

優れたカスタマーサポートを設置している修理業者の場合、依頼者の疑問点などにもスムーズに回答してくれる点が特徴です。

一方、質の悪いカスタマーサポートにおいては、スタッフによって回答が異なる、webサイトなどの情報と違う回答をする、回答に必要以上に長い時間を要する傾向にあります。

言葉の選び方や態度などでもカスタマーサポートの質は判断できるので、多方面から対応の良し悪しについて考えましょう。

カスタマーサポートに問題がある場合、万が一アンテナの修理でトラブルが発生しても迅速にクレームに応じてもらえない可能性が高くなります。

精神的・金銭的な負担が大きくなるので、各業者のカスタマーサポートの質をチェックしてくださいね。

事前に火災保険への加入で対策も可能

免責といった落とし穴や補償されるケースや補償されないケースもありますが

テレビアンテナも火災保険の補償範囲に含まれている場合がほとんどです。

テレビアンテナの修理は火災保険を活用をしましょう。まだ入られていない場合は万が一に備えて加入してみるのも一つの方法かもしれません。

賃貸物件と持家での修理の違い

アンテナ修理の内容自体は、賃貸物件と持ち家で違いはありません。

ただし、依頼先や修理までの流れなどが変わるため、自身の状況に応じた正しい対処法を知っておく必要があります。

賃貸物件でアンテナに不具合が生じた場合は、不動産会社や管理会社に連絡しましょう。

賃貸物件は、あくまでほかの所有者から借りている家です。

管理費が修理費用に充てられたり、不動産会社や管理会社が修理依頼を行ったりするケースもあるので、自身で勝手に手配しないように気をつけてくださいね。

例外として、賃貸物件のアンテナを取り付けたのが借主である場合は、費用や対応の責任も借主が負うことになります。

尚、持ち家に関しては、業者選び、問い合わせ、現地調査依頼、契約、支払いを全て自身で行います。

修理業者の評判と口コミの活用

修理業者のリアルな評判を把握するためにも、口コミを上手く活用しましょう。

インターネットで検索すれば、さまざまな修理業者のレビューをチェックできます。

実際に利用したユーザーの体験や感想に目を通し、評判の良い修理業者をピックアップすることが大切です。

ただし、修理業者が運営しているwebサイトのレビューページは、やや信頼性に欠ける可能性があります。

修理業者と関連のないサードパーティーのレビューサイトを調べて、より信憑性の高い情報を集めるようにしましょう。

複数のレビューサイトを閲覧することで、あらゆる視点からの評価を確認できます。

また、身近にアンテナの修理を行った知り合いがいる場合は、利用した修理業者の評判を直接聞くのもおすすめです。

在住エリアによっては、地元密着型の修理業者がいるケースも考えられます。

インターネットで見つけられないほど小規模の修理業者でも、高いスキル、保証の充実、リーズナブルな料金設定を実現している業者はたくさんいます。

知り合いからの紹介ならスムーズに依頼できるので、安心感を得たい方は積極的に周囲に尋ねてみましょう。

まとめ

テレビアンテナのトラブルは、アンテナ本体、ケーブル、周辺環境などが主な原因となります。

状況をよく確認して、修理の必要性を判断することが大切です。

自身でトラブルを解決できる可能性もありますが、思わぬ事故やさらなる被害拡大を招く恐れもあります。

効率的かつ安全に修理したいなら、専門業者に依頼するのがおすすめです。

満足度が高い業者を見つけるためにも、修理費用、見積もりの分かりやすさ、保証内容、修理スキル、工事日、カスタマーサポートの対応に着目しましょう。

口コミなども参考になるので、リアルな評判をリサーチして各業者を比較検討することが大切です。

また、賃貸物件と持ち家における修理までの流れもおさらいし、自身の状況に応じた対応を行ってくださいね。