車でブルーレイを見る方法は、ブルーレイ再生に対応したカーナビを使うか、ポータブルブルーレイプレーヤーを持ち込むかの2つです。ただし、ブルーレイを再生できる市販カーナビはパナソニック ストラーダの一部の機種に限られ、2024年モデルからはディスクではなくネット動画が中心になっています。多くの人にとって現実的なのは、ポータブルプレーヤーを使う方法です。
この記事では、それぞれの方法に必要なものと、カーナビでブルーレイが再生できないときの対処法を、メーカーの公式情報をもとに解説します。なお、走行中に運転者が画面を注視することは道路交通法で禁止されています。映像を見るのは停車中か、同乗者だけにしましょう。
※本記事の情報は2026年9月時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
車でブルーレイを見る方法は2つ
車でブルーレイを見たい人がいちばんつまずくのは、「今のカーナビにディスクを入れれば見られる」と思ってしまうことです。カーナビに付いているディスクプレーヤーはDVDまでの対応がほとんどなので、次のどちらかを選びます。
| 方法 | 必要なもの | 向いている人 |
|---|---|---|
| ブルーレイ対応のカーナビを使う | パナソニック ストラーダ F1X PREMIUM10のブルーレイ搭載モデル(2019〜2022年モデル) | カーナビの買い替えを考えている人 |
| ポータブルブルーレイプレーヤーを使う | プレーヤー本体(12V車用のシガーソケット電源)。カーナビに映すならカーナビ側のHDMI入力 | 今のカーナビのまま見たい人、車以外でも使いたい人 |
ブルーレイに対応しているカーナビを使う
ブルーレイを再生できるカーナビは、パナソニックのストラーダ F1X PREMIUM10シリーズの最上位機に限られます。パナソニックは、2019年モデルのCN-F1X10BDに「耐振・耐熱性に優れた車載専用光ピックアップを採用した自社開発の薄型ブルーレイプレーヤー」を搭載したと発表しています。2022年モデルでは、10V型有機ELディスプレイのCN-F1X10BGDだけがブルーレイプレーヤーを搭載しています。
一方、2024年11月発売のモデルでは、パナソニックは「ディスクメディアの市場は縮小傾向」として、YouTubeやPrime Videoなどをブラウザーで見られる「ネット動画」機能を新たに搭載しました。これからブルーレイ対応のカーナビを選ぶなら、在庫のある2022年モデルまでが対象になると考えておきましょう。
ポータブルブルーレイプレーヤーを使う
今のカーナビのままブルーレイを見たいなら、ポータブルブルーレイプレーヤーを使う方法がおすすめです。プレーヤー自体に画面があるので、そのまま後部座席などで見られます。持ち運べるので、自宅や旅先でも使えます。カーナビの大きな画面に映したい場合は、カーナビ側にHDMI入力端子があるかを確認しましょう。たとえばCN-F1X10BGDはHDMI入力を1系統備えています。プレーヤー側にもHDMI出力が必要です。電源は、12V車用のシガーソケットアダプターが付属する製品を選ぶと車内で使いやすいです。ただし、12V車専用で24V車(トラックなど)には使えない製品もあるので、仕様を確認しましょう。
ブルーレイをDVDにコピー・mp4に変換してもいい?
市販のブルーレイには、AACSという暗号方式のコピーガードがかかっています。文化庁によると、2012年の著作権法改正で、こうした暗号方式のコピーガードを外して複製することは、自分で見るための私的使用であっても民事上違法になりました(刑事罰はありません)。また、コピーガードを外すソフトを人に譲ったり配布したりすると、刑事罰の対象になります。
そのため、市販やレンタルのブルーレイをDVDやmp4に変換して車で見る方法はおすすめできません。コピーガードのかかっていない、自分で撮影した映像のディスクであれば、DVDや動画ファイルにして車で見ても問題ありません。
ブルーレイが再生できないときの対処方法
ここでは、ブルーレイが再生できない場合の対処方法を解説します。
ブルーレイ対応のカーナビか確認する
まず、カーナビ本体のみでブルーレイを再生しようと思ったら、そのカーナビがブルーレイ対応でなければ再生できません。実際カーナビの車載型プレイヤーは、DVDが主流となっています。そのため車内のカーナビでは、CDやDVDは再生できますが、ブルーレイは見られないことが多いです。まずは、使っているカーナビがブルーレイ対応かを確認してみましょう。
ブルーレイディスクに傷や破損がないか確認する
ブルーレイディスクに汚れや傷があるとそれが原因で正しく読み込めません。読み込み面の表面はコーティングされているので、多少の傷であれば、普通に使ったり読み込みはできます。しかし、コーティングよりも擦り傷が入ってしまうと読み込みができなくなってしまうため、注意が必要。ドライブが回転する音はするけれど、ディスクを読み込めないという場合は、ディスク側に問題があることが多いです。
万一、ディスクに傷や汚れが確認できた場合には、研磨をすれば消すことができ状況が改善することもあります。ディスクは非常に繊細ですので、研磨する際は自己責任で行ってください。
ブルーレイ対応のカーナビ
ここからは、ブルーレイを再生できるパナソニック ストラーダの機種を紹介します。どちらも生産時期が古いため、購入するときは販売店の在庫と、取り付けられる車種を確認しましょう。
パナソニック ストラーダ F1X PREMIUM10 CN-F1X10BGD(2022年モデル)
2022年12月初旬に発売された、ストラーダの2022年モデルです。10V型の有機ELディスプレイ(1280×720)を搭載し、発売時点で490車種以上に取り付けられるとされています。シリーズの中でブルーレイプレーヤーを搭載しているのはこの機種だけで、HDMIの入力・出力を1系統ずつ備えているので、スマートフォンなどの映像も映せます。ブルーレイ対応のカーナビの中では最も新しいモデルなので、これから選ぶならまず候補になります。販売ページが2つあるので、価格や保証を比べて選びましょう。
| 項目 | CN-F1X10BGD |
|---|---|
| 発売 | 2022年12月初旬 |
| 画面 | 10V型有機EL(1280×720) |
| 対応車種 | 490車種以上(発売時) |
| ブルーレイ再生 | 対応 |
| HDMI | 入力1系統・出力1系統 |
パナソニック ストラーダ F1X PREMIUM10 CN-F1X10BD(2019年モデル)
2019年11月中旬に発売された、ストラーダで初めてブルーレイプレーヤーを搭載したモデルです。10V型のHD液晶ディスプレイで、発売時点で400車種以上に取り付けられるとされています。ブルーレイプレーヤーには、耐振・耐熱性に優れた車載専用の光ピックアップが使われています。CN-F1X10BGDより前のモデルなので、有機ELではなく液晶である点や、取り付けできる車種の違いを確認したうえで選びましょう。発売から年数がたっているため、購入前に販売店で保証の内容と、自分の車に取り付けられるかを必ず確認しておきましょう。
| 項目 | CN-F1X10BD |
|---|---|
| 発売 | 2019年11月中旬 |
| 画面 | 10V型HD液晶 |
| 対応車種 | 400車種以上(発売時) |
| ブルーレイ再生 | 対応(車載専用光ピックアップ) |
カーナビに接続できるポータブルブルーレイプレイヤー
ここからは、カーナビに接続できるおすすめのポータブルブルーレイプレイヤーをご紹介します。持ち運びが可能なので、車内だけでなく自宅や旅先でも利用できるプレイヤーは、1家に1台あると暮らしに彩りがプラスされます。バッテリーの持続時間や画面サイズ、機能性などに注目してお気に入りの製品を見つけてください。
アグレクション ポータブルブルーレイプレーヤー superbe SU-101PB
10インチワイドの画面を備えたポータブルブルーレイプレーヤーです。解像度は1024×600で、バッテリーでの連続再生時間は約3.5時間(取扱説明書)。HDMI出力端子を備えているので、HDMI入力のあるカーナビやテレビにも映せます。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 画面サイズ | 10インチワイド |
| 重量 | 約1.23kg(バッテリーを含む) |
| 接続端子 | HDMI出力・3.5mmイヤホンジャック・USB・SDカード・AV入力 |
| 解像度 | 1024×600 |
| 連続再生時間 | 約3.5時間 |
| カーアダプター | DC12V(24V車不可) |
カーナビに映したい人は、HDMI出力がある点を、後部座席で子どもに見せたい人は、バッテリーで約3.5時間見られる点を確認しておきましょう。電源は付属のACアダプターのほか、12V車用のカーアダプターでも使えます。
グリーンハウス ポータブルブルーレイディスクプレーヤー GH-PBD11BT-BK
ブルーレイだけでなく、地デジやワンセグに切り替えてテレビも見られるグリーンハウスのポータブルプレーヤーです。180度回転する11.6型のワイド液晶(1366×768)で、専用のシガーソケットアダプタが付属しています。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 画面サイズ | 11.6インチ |
| 重量 | 約1190g |
| 接続端子 | HDMI出力(1080pまで)・映像入力・SD・USB |
| 解像度 | 1366×768 |
| バッテリーでの再生 | ブルーレイ約3時間 |
| 付属品 | 専用シガーソケットアダプタ・B-CASカードほか |
テレビも見たい人や、車でも家でも使いたい人に向いています。バッテリーでのブルーレイ再生は約3時間、テレビ視聴は約4時間とされているので、長距離の移動ではシガーソケットから給電しながら使いましょう。
車でブルーレイを見る方法についてまとめ
車でブルーレイを見るには、ブルーレイ対応のカーナビ(パナソニック ストラーダの2019〜2022年モデル)を使うか、ポータブルブルーレイプレーヤーを持ち込むかの2つです。ブルーレイ対応のカーナビは新しいモデルが出ていないため、多くの人にはポータブルプレーヤーがおすすめです。
市販のブルーレイのコピーガードを外してDVDやmp4に変換することは、私的使用でも違法になるのでやめましょう。また、運転中は画面を見ず、停車中や同乗者が楽しむようにしてください。ブルーレイの基本的な見方はブルーレイの見方と必要な機器、プレーヤーの選び方はブルーレイプレーヤーの選び方で解説しています。
参照:パナソニック ニュースルーム「ストラーダ F1X PREMIUM10」2019年・2022年・2024年モデル発表/文化庁「平成24年通常国会 著作権法改正について」/著作権法 第30条(e-Gov法令検索)/グリーンハウス「GH-PBD11BT」製品情報/アグレクション「SU-101PB」取扱説明書












