今の睡眠環境に納得のいかない人や、起床時の体の痛みに悩んでいる人におすすめしたいのが、マットレストッパーという寝具です。
今回の記事では、マットレストッパーの必要性、おすすめ製品、選び方について詳しく解説していきます。夜ふかし続きで疲れが取れない、腰や肩の痛みに悩まされている方、そして質の良い睡眠を求める全ての人にとって必見の内容です。
選び方のポイントは、厚さや素材、サイズの適合性を確認すること。体格や寝姿勢によっても異なるので、自分に合ったものを選びましょう。良質な睡眠は健康にも良い影響を与えます。マットレストッパーを上手に使って質の良い眠りを手に入れましょう。
マットレストッパーとは?
最近マットレスの寝心地が悪い気がする…でも買い替えは面倒だな。
それなら、マットレストッパーで調整してみたらどうかな?
マットレストッパーは、マットレスの上に敷くことで快適性を向上させるアイテムで、古くなったマットレスの寝心地対策としても適しています。今使っているマットレスの上に敷くだけで手軽に快適な睡眠を得られるようになる優れものです。
マットレストッパーには、羊毛や綿などの天然素材や、低反発や高反発などの合成素材が使われています。それぞれの素材には、保温性や通気性、吸湿性などの特徴があります。マットレストッパーを選ぶときは、自分の好みや体型、季節などに合わせて素材や厚さを考慮すると良いでしょう。
寝心地を改善・調整する
マットレストッパーには、寝心地を調整するという重要な役割があります。マットレストッパーによって、寝心地の柔らかさや硬さ、温度や湿度などを自分好みに変えられえるのです。
素材には、低反発や高反発などの機能性素材のマットレストッパーは、体圧分散や姿勢保持に優れており、腰痛や肩こりなどの体の不調を改善する効果が期待できます。マットレストッパーは、好みや体格、体重などに合わせて選ぶことで、より快適な睡眠を得られる便利なアイテムです。
マットレスがへたってきて寝心地が合わなくなってきた場合や、人から譲り受けたマットレスで自分好みの寝心地ではない場合なども、マットレストッパーを重ねることで自身の体に合った状態にある程度整えることが可能です。
マットレスの劣化を防止する
マットレストッパーには、マットレスの劣化を防止する役割もあります。マットレスの上へ敷くことでマットレスへの摩擦や汚れを防ぎ、寿命を延ばす役割を果たすのです。マットレストッパーが汗や皮脂などの汚れや湿気を吸収して、マットレスへ直接染み込むのを防ぐことで清潔さや衛生面が保たれます。
マットレスは毎日使うと寝返りや体重でへたっていきますが、マットレストッパーを使うことでマットレスに直接触れる圧力が軽減され、マットレスの品質を長持ちさせる効果も期待できるのです。取り外して丸洗いできるタイプのマットレストッパーを選べば、洗濯や取り替えが簡単でいつも清潔な状態で眠れます。
マットレスパッド・敷きパッドとの違い
マットレストッパーは、マットレスパッドや敷きパッドとは異なります。マットレスパッドは、マットレスを保護するために使われる薄い布製のカバーで、敷きパッドは、マットレスの表面に少しの厚みや柔らかさを加えるために使われる、中綿や羊毛などの素材でできたカバーのことです。これらパッド類はあくまで、カバーであり、マットレストッパーのように寝心地を調整する役割はありません。
マットレスパッドや敷きパッドはマットレスをカバーする目的で使用されますが、マットレストッパーは寝心地を調整するアイテムです。マットレストッパーを併用することで、マットレス自体の劣化を防ぐ効果も期待できますが、メインとする目的が異なるということを理解しておきましょう。マットレストッパーの素材には、低反発フォームやラテックスフォームなどの種類があります。
マットレスプロテクターとの違い
マットレストッパーの主な目的は寝心地を向上させることです。マットレスにかかる摩擦や汚れも軽減できるので、劣化を防げるメリットもあります。硬さや温度を調整して、快適な睡眠環境を作るためのアイテムです。
一方のマットレスプロテクターとは、マットレスの表面を覆う薄手の布製品のことです。マットレスプロテクターの主な目的は、マットレスを清潔に保つことで、マットレスに染み込む汗や皮脂、ダニや埃などを防ぐソファカバーのような役割を果たします。
マットレスプロテクターは洗濯ができるものが多く、こまめに洗えて衛生的です。綿やポリエステルなどさまざまな素材があるので、好みの肌触りやアレルギーの有無から選べます。
マットレストッパーの使い方
寝心地を向上させる寝具のマットレストッパーは、マットレス本体よりも価格が安いので、マットレスを買い替えるよりも手軽に導入できて、すぐに寝心地を改善できる優れものです。
マットレストッパーって布団にも使えるのかな?
マットレストッパーは、基本的には重ねて使用する寝具なので、マットレスか布団の上に設置するものだと考えてください。ここからは、具体的な使用方法や装着方法などについて解説していきます。
布団に重ねて使用する
マットレストッパーの使い方は簡単で、布団の上に重ねて敷くだけで布団の薄さや重さ、硬さや冷たさを和らげを補うことができます。マットレストッパーのサイズは布団と合わせるようにしましょう。サイズが合わないと寝ている間にマットレストッパーがずれて、寝心地が悪くなってしまいます。
場合によっては掛け布団の下にマットレストッパーを入れる方法も適しています。ただし湿気や汗でカビやダニが発生しやすいので、定期的に干して風通しを良くすることが大切です。素材によっては日光に当てると色あせや劣化が起こる場合があるので、陰干しするか日光を避けた場所で干しましょう。
マットレストッパーは、素材に応じて洗濯方法が異なります。洗濯機で洗えるものもありますが、手洗いやドライクリーニングが必要なものもあります。必ず洗濯表示を確認してから洗濯しましょう。
マットレスに重ねて使用する
マットレストッパーはサイズや厚みが合わないと寝心地が悪くなったり、マットレストッパーがずれたりする可能性があるので、ベッドにぴったり合わせる必要があります。
ベッドに敷く際は、マットレストッパーを固定するゴムバンドをマットレスの四隅に引っ掛けます。バンドがしっかり引っ掛かっていることを確認したら、シーツやカバーをかけましょう。中には固定バンドがなく、裏面に滑り止めが付いている製品もあります。
マットレストッパーは吸湿性が高いので、湿気や汗でカビやダニが発生する可能性があります。洗えるタイプの製品はこまめに洗い、月に1回は天日干しやクリーナーで掃除しましょう。
マットレストッパーの選び方
マットレストッパーの固さや柔らかさは、寝心地や体への負担に大きく影響します。自分の好みや体型に合わせて選ぶことが大切です。一般的には、背中や腰などの痛みがある方は固めのもの、肩こりや首こりがある方は柔らかめのものがおすすめです。
また、寝返りが多い方は固めのもの、寝返りが少ない方は柔らかめが合います。また、素材や厚み、自分のベッドサイズと合っているかどうかもチェックしておきましょう。
マットレストッパーはベッドより小さいと寝心地が悪くなりますし、ベッドより大きすぎても寝ている間にずれが生じて寝心地が悪くなってしまいます。それでは、マットレストッパーの選び方についてもう少し詳しく説明していきましょう。
固さ・やわらかさ
マットレストッパーの適した固さや柔らかさは、個人の好みや体型、体重などによって違ってきます。一般的なマットレストッパーに使われているウレタンフォームや低反発フォームなどの合成素材は、体圧分散やサポート力に優れています。
仰向けで寝る方は背中や腰に負担がかからないよう、あまり固すぎないマットレストッパーがおすすめです。横向きで寝る方は肩や腰に隙間ができないよう、ある程度厚みがあり柔らかいマットレストッパーが適しています。うつ伏せで寝る方には、首や背中に負担がかからない薄くて固めのものがおすすめです。
体重が重い方は沈み込みすぎないよう高密度で固めのマットレストッパーを選び、反対に体重が軽い方は、低密度で柔らかめのものを選びましょう。自分の寝姿勢や体重を踏まえると、最適なマットレストッパーを選びやすくなります。
素材
マットレストッパーにはさまざまな素材がありますが、それぞれに特徴やメリットがあります。ここでは代表的な素材であるウレタン、ラテックス、ファイバーについて解説します。
ウレタンフォームは弾力性や通気性に優れた素材で、低反発や高反発など硬さの種類から好みに合わせて選べて、体圧分散性が高く体をしっかりと支えます。使い始めの頃は発泡剤などの化学物質の臭いが気になる場合があったり、重量が重くて持ち運びが大変だったりするデメリットもあります。
天然ゴムから作られたラテックス素材は、抗菌性や耐久性に優れています。柔らかくて肌触りが良く、自然な寝姿勢を保てるおすすめの素材ですが、価格が高いのが難点です。また、ゴムアレルギー体質の人には使用できないというデメリットがあります。
ファイバーは綿やポリエステルなどの繊維から作られた軽量の素材で、吸湿性や通気性に優れており夏場でも快適に眠れます。やや厚みが薄いのでクッション性が低いことや、使用回数によってへたりやすいのがデメリットです。
厚み
マットレストッパーの寝心地を左右する重要なポイントのひとつが厚みです。厚みによってマットレスの硬さや凹みをカバーしてくれたり、体圧分散や保温性を高めたりする効果があります。厚みを選ぶ際には、自分の寝姿勢や好みから選びましょう。
仰向け寝の場合は約3~5cm程度の薄めのマットレストッパーがおすすめです。仰向け寝では背中や腰に負担がかかりやすいので、薄めのマットレストッパーで体の凹凸をサポートします。厚すぎると頭部が高くなりすぎて首に負担がかかる可能性があります。
横向き寝の場合には、約5~10cm程度のマットレストッパーがおすすめです。肩や腰に隙間ができやすい横向き寝では、やや厚めのもので隙間を埋めて体圧分散を促しましょう。薄すぎると頭部が低くなりすぎて首に負担がかかってしまいます。
うつ伏せ寝の場合には、約1~3cm程度のかなり薄型のマットレストッパーがおすすめです。うつ伏せ寝では背中や腰に反りができやすいため、極薄のマットレストッパーで体をフラットに保つ必要があります。
柔らかい寝心地が好きな人には約5~10cmの厚めの製品、硬い寝心地が好きな人には約3~5cmの薄めの製品がおすすめです。
お手入れのしやすさ
マットレストッパーにはカバーが付いているタイプと付いていないタイプがあります。カバーが付いているタイプは取り外して洗濯できて清潔に保てます。付いていないタイプはマットレストッパー自体を丸洗いしますが、素材によっては洗濯できないものもあります。
お手入れのしやすさを考えるとカバー付きタイプがおすすめです。厚みがあるマットレストッパーはカバーの着脱に手間がかかりますし、洗濯機に入りきらない場合もあります。
マットレストッパーは毎日使うものであり、就寝中は汗もかきやすいため、寝具は汚れがち。素材や厚み選びでは、お手入れのしやすさも考慮して選ぶとよいでしょう。
対応ベッドサイズ
マットレストッパーの購入では、必ず対応ベッドサイズをチェックしてから購入しましょう。まずは、自分が使っているベッドのサイズを確認します。一般的には、シングルサイズは幅97cm×長さ195cm、ダブルサイズは幅140cm×長さ195cmです。
使っているベッドのサイズは、タグや説明書、メーカーのウェブサイトなどから確認できます。マットレストッパーのサイズは、基本的にはベッドのサイズと同じか、少し小さいものを選びます。
シングルサイズのベッドにはシングルサイズかセミシングルサイズを選びましょう。マットレストッパーがベッドより大きいと、寝ている間にずれてしまい快適な睡眠が妨げられてしまいます。
保証期間
保証期間が長いということは、メーカーや販売店が商品に自信があるという証拠でもあります。保証期間はメーカーや商品によって異なりますが、一般的には1年から10年程度の範囲です。保証期間が短いものは、品質が低いか消耗品として扱われている可能性があります。
逆に保証期間が長いものは、高品質で耐久性や機能性に優れているため、安心して長期的に使用できる製品です。毎日使用するマットレストッパーは、長く使用するうちにへたりや汚れが発生してきます。保証期間が長いほど、長持ちして快適に使用できる製品だと言えるでしょう。
もちろんマットレストッパーのように毎日使用するものは、若干のへたりなどが生じてくるものですが、保証期間が長いものであれば、短期での著しい劣化は少ないと考えてよいはずです。
低反発|おすすめのマットレストッパー
低反発のマットレストッパーは体圧を適切に分散し、身体にフィットする特性があり、寝返りがしやすく、快適な寝姿勢をサポートします。優れた弾力性によってマットレスの硬さを調整し、固すぎるマットレスにも柔らかさをプラスできます。
ここでは、おすすめの低反発マットレストッパー製品をご紹介します。しっかりとしたサポート力と心地よいフィット感を提供する製品、抗菌・防臭加工によって清潔を保つことができる製品など、さまざまなバリエーションが揃っていますので、ぜひ検討してみてください。
アイリスオーヤマ 「低反発マットレスMATK4-S」
アイリスオーヤマの「低反発マットレスMATK4-S」は、身体にフィットする65Nという柔らかさの低反発素材を使用し、体圧を均等に分散して身体を包み込むようなもちもちのフィット感を実現しています。寝返りなどの揺れも優しく吸収して自然な寝姿勢を保つ、極上の寝心地です。
通常のマットレスよりも高密度な45Dで作られ、へたりにくさと耐久性に優れているので長期間にわたって快適に使えます。寝具と組み合わせて使うことで身体が心地よく沈み込み、寝心地をさらにアップさせられますよ。
リバーシブルカバーが付いており、カバーはいつでも洗濯可能です。着脱が簡単なL字型のファスナーで、ブラウンの柔らかなパイル生地と速乾性の高いベージュのニット生地のリバーシブルを楽しめます。
メディカルスリーパー「マットレス」
メディカルスリーパーの低反発マットレスは、起きると体が痛んだり寝ても疲れが抜けなかったり、起きた時の不快感に悩んでいたりする人にはぴったりのマットレストッパーです。
睡眠時の体への負担を軽減するために研究開発されたメディカルスリーパーは、高密度のウレタン素材であるメディカルメモリーを使用しています。細かい気泡が空いた構造が体の凹凸にフィットして自在に変形し、包み込まれるフィット感で快適な寝姿勢をキープします。
低反発マットレスの魅力は、高反発マットレスでは味わえない身体をやさしく包み込むフィット感です。体圧を均等に分散させることで、集中的にかかる負担を軽減します。
厚みが4cmなので既存の寝具の上に重ねるだけで、すぐに使い始められます。敷き布団の上でも使用可能です。使い慣れた寝具を買い替える必要がなく、寝心地をワンランクアップさせられます。
トゥルースリーパー「プレミアリッチ」
トゥルースリーパーの低反発マットレス「プレミアリッチ」は、衝撃吸収性と復元性に優れた独自の低反発素材「ウルトラヴィスコエラスティック」を使用しています。優れた体圧分散性があり、腰や肩の負担を軽くして目覚めも爽快です。
プレミアリッチは低反発素材の下に高反発素材を組み合わせた2層構造により、体全体をしっかりと支えます。背骨のS字ラインを保ったまま自然な寝姿勢をキープしながら、腰や肩にかかる圧力を効果的に分散してくれます。
なめらかなスムース素材で作られた洗えるインナーカバーが付属しており、抗菌・防カビ・防ダニ仕様なので安心です。国内で厳格な品質管理のもとで製造され、16万回の圧縮テストに合格した信頼の品質を誇っています。
テンピュール「テンピュール ワントッパー」
テンピュールのワントッパーは、寝具やマットレスの上に重ねるだけで、完璧なバランスの心地よさとサポート力を実現してくれます。
独自のテンピュール アダプト素材を採用しており、身体にフィットして圧迫感を軽減し、体圧分散や弾力性に優れた設計です。品質に自信のあるワントッパーは安心の10年保証付きで、長期間快適な睡眠をサポートしてもらえます。
抗菌防臭加工が施されたカバーは取り外して洗濯機で洗えるため、お手入れも簡単です。裏返しなどの定期的なローテーションも不要なので、力の弱い人や高齢の方でも手軽に扱えます。
ニトリ 「低反発マットレストッパー プレミアF3 S M2206」
ニトリの「低反発マットレストッパー プレミアF3 S M2206」は、植物由来の原料が25%含まれた低反発ウレタンフォームのフィット感が魅力です。体重を優しく受け止めて、ゆっくりと包み込んでくれます。
装着用ゴムひもが不要なので、使っているマットレスや敷布団に重ねるだけで使用できます。裏面には滑り止め用シリコン樹脂が付いているため、バンドがなくてもずれの心配がありません。
カバーの表生地は抗菌防臭加工が施されており、黄色ブドウ球菌などの発生しやすい菌の繁殖を抑制します。防ダニ加工も施されているので安心です。カバーのみ洗濯も可能なので、いつでも清潔に使えます。
ニトリ「低反発マットレス トッパー(ソフティNF S)」
ニトリの低反発マットレス トッパー(ソフティNF S)は、布団にもマットレスにも使えるマットレス トッパーです。敷布団がへたってきたり、マットレスが硬くて寝づらいと感じたりしていたら、ぜひ試してみてください。柔らかな低反発素材が体圧を分散して、寝姿勢に自然とフィットしてくれるので、体の疲れを癒します。
厚みは2.5cmと薄く、軽量なので持ち運びや移動を楽に行なえます。影干し時にも便利です。肌が直接触れるカバーは、取り外して洗濯機で洗えます。カバーは表・裏生地がポリエステル100%で、洗濯しても乾きやすい素材です。敷ふとんの上にも使えるマットレストッパーなので、家にひとつあると幅広いシーンで活躍するでしょう。
エムリリー「エコヘルス トッパータイプ」
エムリリーは、北欧デンマークのフォスコ社で誕生したメーカーで、世界各国の百貨店や家具・寝具メーカーなどで多く販売されているグローバルブランドです。
高い技術力と品質から世界中で愛用されるエムリリー製品の中でおすすめのマットレストッパーが、エコヘルス トッパータイプです。独自の2層構造によって体圧を効果的に分散し、睡眠時の身体への圧迫度を軽減しています。
自然に立っているような理想的な寝姿勢をサポートし、程良い弾力性や復元力が、肩や腰、寝返りの負担を和らげて眠りをサポートします。耐久性にも優れており、国内検査機関における8万回の圧縮試験で実証された、復元率98.8%の品質です。
製品は生産直後に真空パックされているので、輸送時や保管時に埃や雑菌が入る心配もありません。保証期間内であれば、へたりの発生時に新品と交換してもらえるので、長期間にわたって安心して使い続けられます。
GOKUMIN「プレミアム低反発マットレス」
GOKUMINのプレミアム低反発マットレスは、身体にフィットして、体圧を均一に分散・吸収する新開発のジェルメモリーフォームが使用され、包み込まれるような感覚で快適な眠りをサポートしてくれます。厚さは5cmなので横向き派の人でも自然な寝姿勢を保てます。
調湿効果と高い消臭効果を持つ竹炭が練り込まれているので、寝汗による臭いも気になりません。穴あけ加工が施され通気性の向上にも考慮されています。ニットカバーの裏地には、環境にやさしいシリコンで滑り止め加工も施されています。
通気性が優れているため、汗をかいても快適な寝心地をキープできて、洗濯機でいつでも洗えるのがポイントです。洗い替えに便利なスペアカバーも販売されているので、洗濯物が乾きにくい時期でも、いつでもカバーを洗濯できますよ。
ニッセン「厚みの選べる低反発マットレストッパー」
ニッセンの厚みの選べる低反発マットレストッパーは、厚みを2.5cm・4cm・7cmの3種類から好みに合わせて選べるのが特長です。素材には、体圧を効果的に分散してくれる低反発ウレタンを採用しています。
厚み2.5cmと4cmのタイプは、既存の布団やマットレスの上に置くだけで、優れたサポートと快適な寝心地を提供します。特にへたりが気になるマットレスには、厚み4cm・7cmタイプがおすすめです。
この2種類は、上段に低反発ウレタン、下段に硬質ウレタンを採用したハイブリッド構造なので、しっかりと体格を受け止めます。特に厚み7cmのタイプは、1枚だけでも使える厚さで便利です。
ウレタン素材は熱がこもりやすい特性がありますが、ませんが、ニッセンのマットレストッパーは高通気構造を採用しており、加えてカバーが吸汗速乾タイプなので湿気対策も万全です。
高反発|おすすめのマットレストッパー
高反発のマットレストッパーは、身体の圧力や重さに応じて適切な反発力を発揮し、身体の自然なカーブをサポートします。寝ている間も腰や背骨への負担を軽減し、快適な寝姿勢をキープされるのです。
高反発素材は通気性にも優れており、ムレを防いで湿気を逃がしやすくします。続いては数ある高反発のマットレストッパーから、おすすめの製品をご紹介します。
アイリスオーヤマ「リバーシブルマットレス」
アイリスオーヤマのリバーシブルマットレスは、高反発と低反発の両面を持ち、寝心地を選べるのが魅力の2層構造マットレスです。全部で4通りの寝心地から、好みに合わせて選ぶことができます。高反発と低反発の両面を持つため、2つのマットレスを組み合わせた利便性があります。
高反発面は凹凸状になった構造が体圧分散性と通気性を向上させ、しっかりと寝姿勢を支え、質の高い睡眠をサポートします。一方、低反発面は身体に柔らかくフィットする寝心地で、無理のない寝姿勢を保ち、身体の曲線に合わせて包み込まれる感触です。
リバーシブルカバーも魅力のひとつです。ニット生地のベージュ面と吸水速乾パイル生地のブラウン面の2カラーを楽しめます。L字型のファスナーを使って簡単に着脱でき、洗濯機で洗えるので常に清潔な状態を保てるのも嬉しいですね。
SOMRESTA「マットレストッパー」
SOMRESTA(ソムレスタ)は、ラテン語で眠りを意味する「SOMNUS(ソムヌス)」と回復する・良い状態に戻るという意味の「RESTAURO(レスタウロ)」から名付けられた、日本の寝具メーカーです。睡眠にこだわった高品質で高機能のプレミアムマットレストッパーです。
SOMRESTAのマットレストッパーは、座り過ぎや睡眠負債の多い日本人の生活スタイルにあわせて開発されました。独自開発の超高密度・高反発の「SOMRESTAフォーム」を採用しています。
ウレタンの反発弾性は一般的な高反発マットレスの約60%もあるので、スムーズな寝返りを自然にサポートして眠りを妨げません。体を均一に支える体圧分散性も優れており、肩や腰への負担を軽減してくれます。
厚さは約5cmで床に直敷きしても底つき感がありません。リバーシブル仕様なので、表と裏をローテーションすれば長く使うことができます。
トゥルースリーパー「エアフリー」
トゥルースリーパーは低反発マットレスブランドとして、長年にわたり多様化する眠りの悩みに応えてきたメーカーです。このエアフリーは、腰を支える硬めの寝心地タイプが人気の製品です。
しっかりした弾力性と程よいフィット感を併せ持つ独自の構造が特長で、優れた体圧分散性を実現して快眠に導きます。エアフリーの硬めの寝心地には、弾力性に富んだウレタンフォームを使用しており、独自のハニカムピラー加工によって、横向きで寝た際の肩の負担が軽減される構造です。
部位によって硬さを変えているので、腰の沈み込みも軽減されます。力を入れて押すと沈み込み、手を離せばすぐに戻る弾力感で、理想的な寝心地をキープできるのです。
IKEA イケア 「TUDDAL トゥダール」
IKEAのTUDDAL(トゥダール)は高反発フォームを使用しており、体の動きを吸収して快適な寝心地を実現します。独自の体圧分散性によって、必要な場所に的確なサポートをしてくれるため、寝返りを打つ際の不快感を最小限に抑えられるのです。
最大の特長は、表面に使用されているストレッチ素材です。体の動きに合わせて伸縮して身体にフィットするため、ワンランク上の寝心地を実現しています。
側地はポリエステルと綿を組み合わせ、柔らかさと耐久性を兼ね備えています。コンフォートマテリアルにはポリエステルわたが使用され、柔らかな触感です。裏地には不織布を採用して、清潔さや通気性を確保しています。
芯には30kg/m3密度の高反発ポリウレタンフォームが使用され、優れた体圧分散性を発揮して長期間の使用にも耐えられます。カバーは洗濯機で洗えるので、いつも清潔に保てる点もおすすめです。
GOKUMIN「プレミアム高反発マットレス」
GOKUMINのプレミアム高反発マットレスは、最高密度32Dの高反発素材と180Nの硬めの寝心地、さらに厚み4cmの設計で理想的な寝姿勢をサポートします。優れた調湿効果と高い消臭効果を持つ竹炭を組み合わせ、寝汗による臭いを消臭してくれます。
抗菌・防臭のラメ入りマットレスカバーは高級感を演出し、寝室のインテリアにもおすすめです。裏地にはシリコンで滑り止め加工が施され、睡眠中の横ずれを防止します。
ISO9001認証、OEKO-TEX認証などの多数の国際規格に適合した工場で丁寧に作られており、低ホルムアルデヒド仕様で国内検査機関の品質調査もクリアしています。1年間の品質保証付きで、万が一製品に初期不良があった場合やその後の不具合にも対応してもらえるので安心です。
エムリリー「優反発シリーズトッパータイプ」
エムリリーの優反発シリーズトッパータイプは、日本プロサッカーリーグで活躍する選手たちが愛用し、マンチェスター・ユナイテッドの公式寝具スポンサーとしても知られています。
エムリリーの優反発マットレストッパーは、5cm・8cm・11cmの3つの厚みが用意されています。8cmの三つ折り・敷き布団タイプは、ベッドフレームだけでなく畳やフローリングにも敷いて使用できます。11cmの平置き・マットレスタイプは、贅沢な厚みで理想的な寝心地です。
製品は耐久性にも優れており、国内検査機関の8万回のプレス実験において99.5%もの復元率を実証済みで、一般的な大人の寝返りは一晩に20回とすると8年以上にわたって高耐久性を維持できる仕様です。3年間の製品保証も付いていて、通常使用でへたりが発生したら新品と交換してもらえます。
昭和西川 「ムアツマットレスパッド」
MuAtsu(ムアツ)は、40年以上のロングヒット商品で、400万台以上の販売実績や全国の医療機関で納入されている実績を誇る、信頼性の高いブランドです。
ほどよいウレタンフォームの硬さは寝姿勢を自然なS字カーブに保ち、身体への負担を軽減します。体圧分散にも優れており、点で支える構造によって身体との接触面積を少なくするので、血行を妨げにくく身体が沈みすぎない自然な寝姿勢を保てます。
側地にはスウェーデン大手化学薬品メーカーによって開発された、天然の銀イオンによって微生物やバクテリアの成長を抑制し、高い抗菌効果を持つポリジン加工が施されています。家庭でいつでも洗える衛生面に配慮された設計で、常に清潔さを保てるのも魅力です。
西川「SUYARA マットレスパッド」
西川のSUYARAマットレスパッドは、体圧分散機能が秀逸で、どんな体型や性別でも快適に使用できるため体にやさしくフィットします。寝返りサポートも抜群で、20~30回もの寝返りをサポートして寝返りが楽です。
寝返りをするたびにウレタンフォームが空気を入れ替えて蒸れを防ぐ構造なので、快適な睡眠環境が整います。耐久性のあるウレタンフォームを使用し、3年間の安心保証がついているので品質面でも安心です。
側生地も取り外して洗濯可能で、吸水速乾生地を使用しているのですぐに乾くのも嬉しい点です。厚さは3.5cmで、使用中のベッドの上に重ねるだけで簡単に使用できます。配送時には圧縮梱包で届けられるので、室内への持ち運びや部屋への運び入れを女性でも楽に行なえますよ。
ニトリ「高反発マットレス トッパーHR S M2207」
ニトリの高反発マットレス トッパーHR S M2207は、ウレタンフォーム素材を使用した、約3.7kgの軽量設計で取り扱いも簡単です。トッパーのカラーはホワイトで、サイズは幅97×奥行197×高さ6cmです。
既存の寝具の上に重ねるだけで、寝心地を格段に向上させます。高反発の弾力性を持つトッパーは身体のラインにフィットし、快適な寝返りをサポートしてくれますよ。
カバーの表生地には抗菌防臭機能や防ダニ加工が採用され、清潔な状態を保ちやすい設計です。カバーは取り外して洗濯可能ですので、いつでも気持ちよく使えます。製品には1年間の保証付きで、万が一の不具合が起きても安心です。
通気性抜群|おすすめのマットレストッパー
暑い季節や多湿な地域では、マットレストッパーの通気性が重要です。通気性の優れたマットレストッパーは、ムレや蒸れを軽減し、爽やかな寝心地を提供してくれます。
通気性に優れている製品は、素材や構造に工夫が凝らされており、熱や湿気を逃がす効果を高めています。熱中症対策や快適な夏の夜を過ごしたい方、寝汗を多くかく人や、湿気のこもりやすい部屋に住んでいる方には特におすすめです。次は、通気性に優れたおすすめのマットレストッパー製品をご紹介しましょう。
DORMEO「エッセンシャル メモリー トッパー」
DORMEOのエッセンシャル メモリー トッパーは、特許取得済みのオクタスプリング技術を採用しており、多層構造にこだわって高い通気性と体圧分散性を実現しています。通気性の秘密は、素材に空いた無数の穴から空気が出入りする構造です。
従来のウレタンマットレスの約8倍もの通気性を備えているので、体感温度を下げて快適な睡眠環境を創り出します。体圧分散性では、さまざまな体型の方に適応し、重たい部位に集中する圧力を全身へ均等に分散するので体の痛みや不快感をなくしてくれます。
世界水準のエコテックススタンダード100を取得しており、家族全員が安心して使用できる信頼性も備えているマットレストッパーです。
ライザップ「低反発/高反発マットレス」
ライザップの低反発/高反発マットレスは、睡眠へ真摯にコミットするマットレストッパーです。1枚で低反発と高反発の2役をこなすリバーシブルマットレスで、中材の表裏の入れ替えと側生地の組み合わせにより、4つの寝心地を体感できます。
さまざまな体型にフィットするので、自分好みの快適な寝心地を見つけられるでしょう。中材はもっちりとしてフィット性の高い低反発面と、腰を支えるフラット部分の高反発面を備えたリバーシブル仕様です。頭・足部分には柔らかいスリット部分を配置して、横向き寝にも対応した快適なバランス設計です。
側生地にはニット生地とメッシュ生地を組み合わせており、好みに合わせて使い分けられます。スリット構造とメッシュ部分から湿気が逃げるため、通気性も抜群です。厚さは8cmとしっかりした寝心地で、フロアでもベッドでも利用可能です。収納時に便利なサイドベルト付きでコンパクトに畳めます。
篠原化学「PILOX'Sエコラテエリート 6cmトッパー」
篠原化学のPILOX'Sエコラテエリート 6cmトッパーは、上面のやさしいフィット層と下面のしっかりサポート層の2層構造が魅力のマットレストッパーです。125Nの硬さと反発弾性45%の適度な弾力性を持つオプティマフォームウレタンが、快適な寝姿勢をキープします。
オプティマフォームは耐久性も優れており、80,000回の圧縮テストで99%の復元率を達成しているため、約7年前後の耐用年数が見込まれている頑丈な製品です。
側生地には高級エコ繊維のテンセルを使用して肌触りがよく、蒸れにくく快適です。オープンファスナー構造なので、上半分の側生地だけを取り外して簡単に洗濯できます。エコテックス スタンダード100の認証を受けているので、敏感肌の人や小さな子どもでも安心して使えます。
LINENSPA「3インチジェルSwirlメモリーフォームトッパー」
LINENSPA 3インチジェルSwirlメモリーフォームトッパーは、革新的なジェル技術と高性能なメモリーフォームが融合したマットレストッパーです。ゲルフォームとメモリーフォームのそれぞれのメリットを最大限に活かしています。
ゲルフォームは体圧を分散させて寝姿勢を適切にサポートし、メモリーフォームは体の形にフィットして、心地よい包み込まれ感をもたらします。独自のジェルスワールデザインによって、体のカーブに合わせて適切なサポートがされるので、不快な圧力ポイントが軽減され、より深い睡眠を導きます。
通気性にも配慮された設計で、3インチのジェルは空気の流れを促進して蒸れや湿気を防ぎます。商品には3年間の保証が付いているので、長く安心して使えるマットレストッパーです。
水洗いOK|おすすめのマットレストッパー
快適な睡眠には、清潔な寝具が欠かせません。水洗い可能なマットレストッパーは、汚れやニオイが気になったときにすぐ洗えて便利です。寝汗を吸収して、皮脂汚れの付きやすい寝具だからこそ、こまめに洗って清潔に保ちましょう。
最後に、水洗い可能な製品からおすすめマットレストッパーをいくつかご紹介します。自宅で手軽に洗濯したいあなたにはぴったりの製品ばかりです。
エアウィーヴ「エアウィーヴスマート 01」
エアウィーヴのスマート 01は、エアウィーヴのエントリーモデルでありながら、手頃な価格で提供されているマットレストッパーです。
スマートシリーズの上位モデルには「エアウィーヴスマート 02」がありますが、両モデル共にエアウィーヴ独自の特長である復元性、通気性、体圧分散、清潔さを備えています。肩回りが柔らかく、高い復元性によって理想的な寝姿勢やスムーズな寝返りを可能にしました。
厚みは3.5cmで底つき感のない寝心地も魅力です。通気性抜群で夏は蒸れにくく冬は暖かさを保ちます。洗濯も可能で安心して使い続けられます。ホテルクオリティの睡眠環境を体感できるマットレストッパーなので、一流の寝心地を求めている人や、エアウィーヴを初めて試してみたい人にもぴったりの製品です。
ファイテン「星のやすらぎエアロクレイドル」
ファイテンの星のやすらぎエアロクレイドルは、空気層の上で眠っているような優しい寝ごこちのマットレストッパーです。特殊技術の「立体網状構造体」とメタックス素材の採用によって、通気性と保温性を確保しながら理想の寝姿勢をキープする構造です。
体圧を適切に分散させるため寝返りを打ちやすく、目覚めたときの体の疲れやコリを軽減します。立体網状構造体では、ほとんどが空気層で構成されており通気性が抜群です。湿気が溜まることなく、ダニやカビの発生も防ぎます。
夏は涼しく冬は暖かく、オールシーズン快適に寝られる理想的な構造です。カバーと中材が丸洗いできるので、汗をかいたり汚れたりしてもいつでも清潔に保てます。自宅で手軽にお手入れ可能なので衛生面も安心なマットレストッパーです。
エアーバランス「空気をレイヤード 洗える 高反発マットレストッパー」
エアーバランスの「空気をレイヤード 洗える 高反発マットレストッパー」は、程よい硬さと高い復元性が魅力のマットレストッパーです。手の形にしっかりフィットして、ぐっと押してもすぐ元の形に戻ります。
16ポンド(7.257kg)のボーリング玉でも、底つき感がなく転がるサポート力も特長です。マットレストッパーは1枚タイプなので、3つ折りマットレスの上に敷けば継ぎ目の違和感もなくカバーできます。
エアーバランスのカバーは季節に合わせて使い分けが可能です。薄手のニット地カバーはさらりとした手触りで、熱のこもりがちな冬でも快適に使用できて、通気性抜群のメッシュカバーは夏にぴったりです。リバーシブルなので季節に応じて好みの面を上にして使用できます。
ブレインスリープ「マットレスフロート」
ブレインスリープのマットレスフロートは、最高の睡眠を提供するため、スタンフォード式メソッドを集約した革新的なマットレスです。NASAが提唱している身体への負担が最も少ない「中立姿勢」を実現しており、脚・腰・肩を支えて究極のリラックス姿勢へ導きます。
脚部を胸元よりも高くすることで血流の循環を高めて、疲労回復を促進する設計です。こだわりの通気性は、深部体温を下げることで深い眠りを促してくれます。入眠からの「黄金の90分」と呼ばれる時間を、最適な温度と湿度で深い睡眠へとコントロールするマットレストッパーです。
腰部分は密度が濃く固めなので、スムーズな寝返りをサポートします。手持ちの寝具に重ねても床に直置きで敷いても十分な反発力があり、敷布団として兼用しても便利です。水洗いが可能なので、こまめなお手入れで埃やダニの蓄積も心配いりません。
マットレストッパーの注意点
素材や機能性などの観点からおすすめする、おすすめのマットレストッパー製品をご紹介してきました。市場には多くの製品が展開されているので、きっと自分に合う1枚が見つかるでしょう。
最後に、マットレストッパーを使用するにあたって注意しておきたいポイントをいくつかご説明します。マットレストッパーを使えば、より良い睡眠環境を整えられますが、正しく使用しなければ逆効果であったりお手入れを怠ると健康を損なったりする恐れもあります。
以下の注意点を抑えて安全にマットレストッパーを使い、理想の睡眠を手に入れましょう。
マットレストッパーは必ずしも必要ではない
マットレストッパーは、マットレスの硬さや厚さに不満がある場合や、マットレスの表面が傷んでいる場合などに有効です。しかしマットレス自体が快適であれば、無理にマットレストッパーを使う必要はありません。
むしろ良質なマットレスを使っている状態でマットレストッパーを上乗せすると、せっかくの通気性やサポート力が低下してしまう可能性があります。また、マットレストッパーはマットレスよりも薄手なので、体重や体型によっては沈み込みやすくなり、寝姿勢や血行に悪影響を及ぼすことも考えられるのです。
通気性が低下すれば、湿気がこもりやすくなってカビやダニが繁殖しやすくなります。洗濯や乾燥が難しいマットレストッパーの場合、衛生面で問題が生じてしまうでしょう。マットレストッパーの使用には、マットレスに合った製品を選び、こまめな清掃やお手入れが必要です。
マットレストッパーだけでは使用できない
マットレストッパーはマットレスの上に敷くもので、マットレストッパーだけで使用することはできません。中には厚みがあって、単体での使用も可能な製品がありますが、基本的な薄型のマットレストッパーを単体で使用すると、寝心地が悪く体の痛みが生じる可能性があります。
あくまで補助寝具として使うものなので、必ずしも必要ではないことも念頭に置いてください。マットレストッパーだけでは、床やベッドフレームとの間に隙間ができてしまい、安定感や快適さが損なわれます。また、十分なクッション性やサポート力が得られず、腰痛や肩こりなどの原因にもなってしまいます。
マットレストッパーを使用する場合は、必ずマットレスと併用して、適切なサイズを選ぶようにしてください。マットレストッパーは、あくまでも柔らかさや温度調節などの機能を提供するだけであり、体重を支えたり、体の形に合わせたりする能力は低いのです。
湿気ないよう定期的にお手入れが必要
マットレストッパーは寝ている間に発生する汗や皮脂などの湿気を吸収しやすく、カビやダニの温床になりやすいです。そのため湿気ないよう定期的に掃除やお手入れをしなければなりません。
布団用クリーナーなどがあれば、マットレストッパーの埃やダニを吸い取ります。吸引力が強すぎると形が崩れる可能性があるので注意してください。マットレストッパーにシミや汚れが見られたら、中性洗剤を水で薄めて拭き取ります。
拭き取った後は、乾いた布で水分をしっかりとふき取りましょう。マットレストッパーを直射日光に当てると色あせや変形の原因になるので、風通しの良い日陰で干し、湿気や熱が取れてからベッドに戻しましょう。
このような定期的なお手入れで、マットレストッパーの清潔さと快適さを保てます。お手入れ方法は素材やタイプに応じて異なるため、必ずメーカーの取扱説明書を確認してください。
マットレストッパーの寿命は1~3年程度
マットレストッパーは、毎日使用していると徐々にへたってきます。へたってくると、寝心地や保温性が低下し、体への負担がかかってきてしまうので、寝心地の悪さを感じた頃には寿命だと思って買い替えを検討しましょう。
一般的には、マットレストッパーの寿命は1~3年程度です。交換のタイミングは、マットレストッパーの厚みや硬さが変わったり、汚れや臭いが気になったりしたら、早めに行なうことをおすすめします。定期的に状態をチェックして、必要に応じて買い替えるようにしましょう。
なるべく寿命を延ばすためには、先ほど解説したようにお手入れに気を配ることが肝心です。衛生面を保つことで、より長く快適な状態でマットレストッパーを使い続けられます。
ローテーションさせて使用すればさらに長持ち
マットレストッパーは寝心地を向上させるだけでなく、マットレスの寿命を延ばす役割も果たしてくれます。ローテーションさせて使うことで、マットレスだけでなくマットレストッパーの寿命をさらに伸ばすことができます。
ローテーションとは、マットレストッパーを定期的に上下や左右にひっくり返したり、回転させたりすることです。これにより、かかる圧力や摩擦が均等に分散され、へたりや傷みを防げます。ローテーションすることでマットレストッパーの中の空気や湿気が循環しやすくなり、清潔で快適な状態を保てるのです。
ローテーションの頻度は、一般的には2週間から1ヶ月に1回程度を目安にすると良いでしょう。中にはローテーションが不要な製品や、リバーシブルで使える製品などもあるので、自分の使っているマットレストッパーに応じてローテーションを取り入れてください。マットレス本体も同様にローテーションさせることで長持ちさせられます。
マットレストッパーで寝心地を調整してみよう
今回の記事では、マットレストッパーの必要性やおすすめの製品、選び方について詳しく解説してきました。マットレストッパーは、既存のマットレスの劣化を防いだり、寝心地を改善してくれるものとして役立ちます。
- 硬すぎるマットレスには柔らかいタイプのマットレストッパーを選ぶ
- 柔らかすぎるマットレスには適度な支持力のあるタイプを選ぶ
- 洗濯が可能な製品も多く清潔な状態を保てる
- 仰向け寝には約3~5cmの厚みがおすすめ
- 横向き寝には約5~10cmの厚みがおすすめ
- うつ伏せ寝には約1~3cmの厚みがおすすめ
マットレストッパーを導入すれば、疲れが取れなかったり、腰や肩の痛みに悩まされていたりする人には解決策となるかもしれません。使っているマットレスに上乗せして使用するだけなので、手軽に取り入れやすい点もメリットです。
多くのメーカーやブランドがマットレストッパーを取り扱っているので、自分に合った最適な1枚を見つけられるでしょう。マットレストッパーを取り入れて、快適な睡眠環境で快眠の時間を増やし、朝からリフレッシュした気持ちで1日をスタートさせましょう。