円安に物価上昇など日々の支出は絶えません。毎月の固定費は安くしたいものですよね。毎月かかるスマホ代を少しでも抑えるために格安SIMを使う人が増えています。ただ、iPhoneや5G対応機種など人気のスマホが使えるかは気になりますよね。この記事では、2022年度最新版のiPhone(5G)格安SIMランキングを紹介します!
iPhoneで格安SIMを使うメリット
ここでは、iPhoneを格安SIMで使うメリットについて紹介します。
携帯電話料金が安くなる
格安SIMでiPhoneを使うと、毎月の携帯電話料金が安くなります。具体的には、例えばLINEMOの3GBプランなら、月に990円でiPhoneを使うことが可能です。格安SIMを使うとキャリアの数分の一の価格でiPhoneを運用できるため、毎月の支払いに余裕ができ生活にも余裕が出ます。
データ通信のみなどの料金プランが選べる
格安SIMの中には、データ通信のみのプランも用意されています。これはSNSをメインに使用したり、おサイフケータイ端末として格安SIMを利用したい場合などにおすすめのプランです。料金も音声通話+データプランよりも安く、複数の回線を持つこともできます。
◆データ通信のみ・音声通話のみのプランを選べる格安SIMは、それぞれ以下の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
料金プランがシンプルでわかりやすい
格安SIMでiPhoneを使用すると、キャリアよりもわかりやすい料金プランで運用することができます。だいたいは、2種類または3種類の料金プランの中から選ぶことが可能です。毎月、決められたデータ容量の中でやりくりすることになるので、使いすぎの心配もありません。
iPhoneで格安SIMを使うデメリット
ここでは、iPhoneで格安SIMを使うデメリットを紹介します。
ショップなど対面でのサポートが受けづらい
格安SIMは、大手キャリアのように対面式の店舗を持たない場合が多く(Y!mobileなどを除く)、対面サポートを受けづらいというデメリットがあります。そのため、万が一の故障に備えて各メーカーは故障サポートなどのサービスを提供中。それでも、現在は店舗を利用しない人も多いことを考えると通常に使う分には問題ないかもしれません。
データ通信が遅延したり不安定になることがある
一般的に格安SIMは、キャリアのデータ通信に比べて遅延や通信品質の低下が問題になることがあります。しかし、現在の格安SIMサービスではほとんど問題にはなりません。理由は、最新のiPhoneの処理速度アップや4G/5G回線の拡充が挙げられます。キャリアの5G回線を常に使用している場合と比べると、少し遅いと感じるかもしれませんが、端末側の進歩もあるので、現在ではキャリアとそれほど変わりなく使用することが可能です。
5Gに対応していない会社が多い
格安SIMは、5Gに対応していますがエリアが限定的です。実際に首都圏であれば、例えばLINEMOなどはアンテナの横にしっかりと「5G」と表示されます。現在でも、大手キャリアでさえ5Gは全てのエリアに対応していないので、格安SIMでもそういう状況はあるかもしれません。それぞれの格安SIMのホームページには、5Gのエリアマップが載っているので、気になる人は事前に確認しておくことをおすすめします。
◆5G対応の格安SIMは、こちらの記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。
iPhoneや5Gに対応している格安SIM人気ランキング
1位:LINEMO
LINEMOは、ソフトバンクが運営する格安SIMサービスです。料金プランは、「ミニプラン」と「スマホプラン」の二つから選ぶことができます。LINEが使い放題になる、「LINEギガフリー」などのLINEMOならではのサービスも魅力です。もちろん、最新の5G iPhoneにも対応。
データ量を超過した場合、ミニプランが300kbps、スマホプランが1Mbpsの通信速度になります。そのため、デザリングを使用してPC接続する人は、ミニプランだとかなりのストレスを感じることになるでしょう。この場合、スマホプランにしておけば、最低でも1Mbpsの通信速度を維持できるので安心です。
デザリングを使用して、PCやAmazon Fire TV Stickに接続してYouTubeなどを見ることもできます。その時、たとえ1Mbpsであっても最低限の動画は再生してくれるので驚きです。そのため、できればスマホプランを選択することをおすすめします。
LINEMO料金プラン
ミニプラン | スマホプラン |
3GB | 20GB |
税抜990円(税込990円) | 税抜2,480円(税込2,728) |
2位:mineo
mineoは、関西電力グループのオプテージが提供する格安SIMサービスで、ドコモ・au・ソフトバンクの回線が使えます。mineoは、人気の5G iPhoneシリーズも販売していて、現在は最新のiPhone13の人気が高いです。
それ以外にも、iPhone12mini・iPhone SE(第2世代)等も販売しています。mineoは、キャリアからのiPhoneをSIMロック解除なしでそのまま使用可能。mineoは、価格的にもLINEMOなどのライバルに近く、キャリアからそのままiPhoneを使って乗り換えたい人にとってはおすすめの格安SIMサービスです。
mineo料金プラン
基本データ容量 | 音声通話+データ通信 | データ通信のみ |
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
3位:Y!mobile
Y!mobileは、ソフトバンクが提供する格安SIMサービスです。ワイモバイルユーザーは、PayPayでの支払い時にポイントが返ってくるなどの特典もあります。端末は、iPhone11・12・12mini・iPhone SE(第3世代 5G)等をSIMとセットで購入可能。
Y!mobileは他の格安SIMサービスと比べると少々割高ですが、その分通話・通信品質が高く対面でのサポートを受けられる店舗もあり、キャリアからの乗り換えでも安心して使用できるのでおすすめです。
Y!mobile料金プラン
S | M | L |
税抜 1,980円 (税込2,178円) | 税抜 2,980円 (税込3,278円) | 税抜 3,780円 (税込4,158円) |
3GB | 5GB | 25GB |
iPhoneユーザーが格安SIMを使うときの注意点
ここでは、iPhoneユーザーが格安SIMを使うときの注意点を説明します。
Apple Watchセルラーモデルは格安SIMで使えない
Apple Watchセルラーモデルは、格安SIMでは使えません。Apple Watchセルラーモデルを使うには、ドコモ・au・ソフトバンク、そして新たに取り扱いを始めた楽天モバイルとモバイルデータ通信の契約が必要です。
◆セルラーモデルのAppleWatchをドコモ・au・ソフトバンクで使う場合の契約料金は、こちらの記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。
APN設定を自分でする必要がある
iPhoneを格安SIMで使うには、APN設定を自分で行う必要があります。各格安SIMサービスごとの、「プロファイル」のダウンロードをして、それをインストールすることで設定は完了。
iPhoneは、Androidに比べてAPN設定もプロファイルのダウンロード→インストールだけなので簡単です。それでも、今までキャリアのiPhoneしか使ったことのない人にとっては面倒な作業かもしれません。しかし、最近は各格安SIMサービスのホームページに丁寧に設定方法が書かれているので安心です。
最新型のiPhoneを購入できる会社が少ない
キャリアは大々的に最新のiPhone 13 Proなどの宣伝を行い、実際にそのようなハイエンドiPhoneを多くの人たちが購入しています。しかし、格安SIMサービスが展開するiPhoneのラインナップは、iPhone12・13・iPhone SEなどがほとんどです。理由はいろいろあると思いますが、格安SIMを使用したい人は月々の料金を安くしたいので、ハイエンドのiPhoneよりも価格的な意味で相性がいいと言えます。
しかし、キャリアからそのままiPhoneを使いたい人は、お手持ちの最新のiPhoneを使用することができますし、アップルストアでSIMフリーモデルの最新のiPhoneを購入して格安SIMで運用することもできるでしょう。
iPhoneで格安SIMについてまとめ
さて、ここまで格安SIMでiPhoneを使う方法について書いてきました。iPhoneは、Androidスマートフォンよりも人気があり、日本では最も使われているスマートフォンです。しかし、キャリアの携帯電話料金の支払いを安くしたいと思う人が増えています。そこで、おすすめしたいのが各キャリアの回線を使用しながら、低価格で今までのiPhone(新規購入も可能)が使える格安SIMです。
iPhoneは、面倒なAPN設定もプロファイルのインストールのみで行えるので簡単。そのため、届いたSIMカードをお手持ちのiPhoneに差せばすぐに使えるようになります。例えばmineoなら、どのキャリアのiPhoneであってもSIMロックなどの面倒な手続きなしですぐに格安SIMの利用が可能。月々の通話・通信料も実際に使用してみると、月々1,000円前後などの支払いは大変ありがたいです。
家にWi-Fi接続があれば、外ではSNSやメール等しかネットを使わないことが多いため、そのようなプランでも十分だと気づくでしょう。また、Wi-FiはiPhoneを格安SIMで運用するときにプロファイルのダウンロードでも使用するので、できれば家にWi-Fiはあった方が無難です。
そして、もしもWi-Fiは使用せずiPhoneのみでPCデザリングやスマートフォンの運用を考えている場合は、20GB以上のプランがおすすめ。動画やゲームを毎日のように見たりプレイする場合は容量が不足してしまいますが、通常のネットサーフィンや動画の視聴であればこれでも十分に足りるでしょう。
また、もしも容量がオーバーしてしまっても最低1Mbpsでの通信ができるので安心してiPhoneを使用できます。このように、iPhone一台でスマートフォンとしてもWi-Fiルーターとしても活用できるため、格安SIMと組み合わせるとその効果はさらにアップするのでおすすめです。