テレビアンテナを自分で設置できれば便利ですよね。
でも、テレビアンテナは自分で設置しても大丈夫なのでしょうか?
実はテレビアンテナが自分で設置できるかどうかは、アンテナの種類によっても異なります。
この記事では、テレビアンテナの種類や設置方法などについて詳しく解説。
テレビアンテナを自分で設置する際の注意点についてもお伝えするので、最後まで記事をチェックしてくださいね!
自分で設置できるテレビアンテナの種類について
まずは自分で設置できるテレビアンテナの種類について見ていきましょう。自分で設置できるテレビアンテナには、以下のような種類があります。それぞれのアンテナについて解説していくので、参考にして下さいね。
室内アンテナ
自分で設置するのに一番簡単なテレビアンテナは、室内アンテナです。室内アンテナは室内に設置するものでコンパクトなタイプが多く、自分で簡単に設置できます。付属の端子を接続すれば、アンテナ端子がなくてもテレビの視聴が可能です。
また台風などでアンテナが折れたり飛ばされたりすることがないのもメリット。ただ室内アンテナには、以下のようなデメリットもあります。
- 屋外アンテナよりも受信感度が低く電波が不安定になることがある
- エリアによっては視聴できないことも
- なるべく窓際に設置する必要がある
- 1台で複数の部屋でのテレビ視聴は難しい
安定した通信でテレビを視聴したいなら屋外アンテナがおすすめですが、屋外アンテナの設置が難しい場合は、以下のような室内アンテナを選びましょう。
日本アンテナ UDF85B
室内アンテナを選ぶなら、日本アンテナのUDF85Bがおすすめです。日本アンテナのUDF85Bがどのような製品なのかについて、詳しく見ていきましょう。
参考価格 | 7,540円(税込) |
ブースター内蔵 | 内蔵 |
サイズ | 27 x 6.1 x 43.1 cm |
日本アンテナのUDF85Bは、室内・屋外兼用になっているので、室内で映りづらい場合、屋外に移してみるのも良いでしょう。強・中・弱電界地区向けなので、電波があまり強くない地域でも使用できます。
スタンドとマルチ金具の両方が付属しているので、ベランダの手すりや壁面等に付けたいときにも便利。ブースター内蔵タイプなので、受信した電波を大きくし、テレビの映像が映りやすくなります。
スタンド使用時は水平偏波受信専用となりますが、水平・垂直偏波受信用のアンテナです。市販のステンレスバンドを使用すれば、鋼管柱にも設置できます。
DXアンテナ US120AW
室内アンテナとしては、DXアンテナのUS120AWもおすすめです。DXアンテナのUS120AWがどのような製品なのかについて、以下で詳しくまとめました。
参考価格 | 4,778円(税込) |
ブースター内蔵 | 内蔵 |
サイズ | 8.5L x 8.5W x 20.5H cm |
DXアンテナのUS120AWはブースター内蔵の室内テレビアンテナで、丸みのあるオシャレなデザインがポイントです。シンプルな見た目なので設置場所を選ばず、家の中でももっとも電波の届きやすいところに設置できます。
地デジのオールチャンネル対応なので、室内に設置するだけで観たい番組が視聴可能です。強電界地域地域受信レベルに最適なアンテナなので、中電界地域・弱電界地域では映りにくい可能性もあります。
屋外に設置する地デジアンテナ
屋外に設置する地デジアンテナは、業者に依頼しなければ設置できないと思っている方も多いかもしれません。地デジアンテナの種類によっては、屋外でも自分で設置することが可能です。屋外に設置する地デジアンテナには、以下のものがあります。
- 八木式アンテナ
- デザインアンテナ
- ユニコーンアンテナ
上記のうち、八木式アンテナとユニコーンアンテナは、自分で設置するのが難しい可能性が高いです。デザインアンテナは、自分で簡単に設置できるものもあります。
DXアンテナ UAH201V
屋外に自分で設置する地デジアンテナのおすすめとしては、DXアンテナのUAH201Vがあります。DXアンテナのUAH201Vがどのような製品なのかについて、以下にまとめました。
参考価格 | 9,200円(税込) |
電界強度 | 強・中電界地域 |
サイズ | 3 x 4 x 1.27 cm |
重量 | 3.82 kg |
DXアンテナのUAH201Vは、強・中電界地域用の地デジアンテナです。八木式アンテナのように独特の形をしておらずシンプルな見た目なので、お住まいの外観を損ねることなく設置できます。
本体を取付金具に装着することで、ワンタッチで取り付け可能なので、業者に依頼しなくても自分で設置可能です。耐風速を40m/s(従来品)から50m/sに強度アップしているので、万が一の台風や暴風などでも安心感がアップ。
受信チャンネルは13~52ch、垂直偏波専用のアンテナとなっています。平面アンテナの背面にブースターが取付けできる新構造なので、ブースターを設置することでより感度の良い受診が可能です。
サン電子 SDA-20-1
自分で設置する屋外用の地デジアンテナのおすすめには、サン電子 SDA-20-1もあります。サン電子 SDA-20-1がどのような製品なのかについて、以下にまとめました。
参考価格 | 7,267円(税込) |
受信偏浪 | 水平偏波用 |
サイズ | 5.5 x 22.3 x 60 cm |
重量 | 320 g |
サン電子 SDA-20-1は水平偏波用の地デジアンテナで、高性能なのに小型なのが魅力。重さも320gなので、取り付けの際に負担がかかりません。もちろん、業者に頼まなくても、独自の取付金具で自分でベランダや壁面などに簡単に取り付け可能です。
新型防水キャップを採用しているので、屋外の過酷な環境でも安心。取り付け位置の調整を来ない対場合も、簡単に行えます。
日本アンテナ UDF90C
屋外用の地デジアンテナで自分で取り付け可能なおすすめ製品としては、日本アンテナ UDF90Cもあります。日本アンテナ UDF90Cにどのような特徴があるのか、以下にまとえっました。
参考価格 | 8,897円(税込) |
電界強度 | 強電界・中電界地区向け |
サイズ | 10.5 x 23 x 55 cm |
重量 | 2.2kg |
放送機器、情報通信機器のアンテナ総合メーカー・日本アンテナのUDF90Cは、水平偏波専用の地デジアンテナです。ベージュ色でオシャレな薄型仕様となっているので、お住まいのベランダや外壁に違和感なく取り付けできます。
八木式アンテナのように雪が積もりやすい形ではないため、雪による電波障害も起こりにくいです。マルチ金具採用なので、壁面を始め、マスト・ベランダなどさまざまな場所に自分で取り付けできます。
屋外に設置するBSアンテナ
屋外に設置するBSアンテナも、自分で取り付け可能なものがあります。BSアンテナを取り付けるには特に資格などは必要なく、家電量販店やネットで購入したものを自分で取り付ける人も多いです。
BSアンテナはBS放送を視聴するために必要なアンテナで、直径45cmの45形か直径50cmの50形サイズとなっています。4K・8K対応のものを選べば、4K8K放送の受信が可能です。自分で取り付け可能なBSアンテナでおすすめの製品をご紹介しましょう。
マスプロ BC45RL
屋外に自分で設置できるBSアンテナのおすすめには、マスプロ BC45RLがあります。マスプロ BC45RLがどのような製品なのかについて、以下にまとめました。
参考価格 | 8,160円(税込) |
アンテナタイプ | BS/110度CSアンテナ |
4K・8K対応 | 対応 |
サイズ | 460x565x483 mm |
重量 | 1.7kg |
マスプロ BC45RLはBS/110度CSアンテナで、4K8K放送にも対応しています。地域別仰角目盛に合わせやすい調整用目盛がある取り付け金具を採用しているので、取り付けの際に方向に迷わなくて済むのが便利。
ARIB(一般社団法人 電波産業会)標準規格に準拠しているので、安心して利用できます。金具は錆に強い溶融亜鉛めっきを採用しており、耐候性もアップ。従来の右旋円偏波信号だけではなく左旋円偏波信号も同時に受信可能。1本のケーブルで複数の部屋に配信への配信も可能です。
DXアンテナ BC45AS
自分で取り付け可能なBSアンテナとしては、DXアンテナ BC45ASもあります。DXアンテナ BC45ASがどのような製品なのかについて、以下にまとめました。
参考価格 | 8,300円(税込) |
アンテナタイプ | BS/110度CSアンテナ |
4K・8K対応 | 対応 |
アンテナ有効径 | 45 cm |
重量 | 1.4kg |
DXアンテナ BC45ASは、4K8K衛星放送(3224MHz)対応でBS/110度CS放送の受信が可能なアンテナです。マウント金具の表面処理は、耐候性にも優れているので安心。1本のみのボルト締めで組み立てできるので、業者に依頼せず自分で簡単に設置できます。
アンテナの反射鏡の表面が高粒子・光沢塗装になっているので、汚れた際のお手入れが簡単なのも嬉しいポイント。アンテナの上下の方向(仰角)調整は日本地図で表示されているので、角度がすぐに合わせられます。
新型の防水キャップはキャップの加工は不要なので、取り付けの手間もかかりません。返しがついていてキャップが外れにくい工夫もされています。
DXアンテナ BC453SK
自分で屋外に設置するBSアンテナのおすすめとしては、DXアンテナ BC453SKもあります。DXアンテナ BC453SKがどのような製品なのかについて、以下にまとめました。
参考価格 | 10,200円(税込) |
アンテナタイプ | BS/110度CSアンテナ |
4K・8K対応 | 対応 |
サイズ | 467x559x496 mm |
アンテナ有効径 | 45 cm |
DXアンテナ BC453SKは、4K8K放送にも対応したBS/110度CSアンテナです。ベランダ用取付金具と設置用スパナが同梱されているので、自分で簡単に設置できます。本体の組み立ても、反射鏡へコンバーターアームをボルト1本で取り付ければOK。
設置する方向もマニュアルが同梱されているので、その通りにすれば大丈夫です。JEITA SHマーク認証済みなのも安心ポイント。新型の防水キャップで加工不要なので、接栓付同軸ケーブルもそのまま通せるのでお手軽に設置できます。
日本アンテナ 45SRLB
屋外に設置するBSアンテナで、自分で設置可能な製品には日本アンテナ 45SRLBもあります。日本アンテナ 45SRLBがどのような製品なのかについて、詳しく見ていきましょう。
参考価格 | 9,200円(税込) |
アンテナタイプ | BS/110度CSアンテナ |
4K・8K対応 | 対応 |
サイズ | 463x529x584 mm |
重量 | 1.3kg |
日本アンテナの45SRLBは、4K・8Kにも対応しており、BS/110度CSタイプのアンテナです。色はブラックなので、引き締まった雰囲気が似合うお住まいにぴったり。白に比べると汚れが気になりにくいのも嬉しいポイントです。
アンテナマストへの設置・ベランダへの設置のどちらも可能で、自分で簡単に取り付けられます。組み立てやすいワンタッチコンバーターアームを採用しているので、組み立てに苦労する心配もありません。
自分で設置するのが難しいテレビアンテナの種類について
テレビアンテナには、自分で設置するのが難しいタイプもあります。テレビアンテナの設置を考えるなら、自分で取り付けられない種類も把握しておきましょう。自分で設置が難しいテレビアンテナについて、以下にまとめました。
屋根上・外壁に取り付ける場合
屋根上や外壁に取り付けるテレビアンテナは、自分で設置するのが難しい場合があります。特に屋根上の場合、高所作業が必要になるので、高所作業に慣れていない人が取り付けようと思うとかなり危険です。
また外壁に取り付ける場合も、外壁に穴を空ける必要があるため、少し技術が必要になります。取り付けに失敗すれば、外壁の穴が大きくなってしまったり、途中で外れてしまうといったリスクも。外壁への取り付けを考えるなら、業者に任せたほうが安心な場合もあります。
屋根上・外壁に取り付ける場合のそれぞれのメリットとデメリットについて、以下にまとめました。
アンテナの設置場所 | メリット | デメリット |
---|---|---|
屋根上 | ・障害物が少ないので電波が安定しやすい ・昔からの取り付け場所なので、設置工法が安定している | ・高所作業になるので、設置工事に危険が伴う ・屋根の形状によっては設置できない場合もある ・屋根の外観に影響するため、見た目が悪くなることも ・鳥の糞などの害がある |
壁面 | ・屋根上に比べると、取り付けや固定作業が簡単 ・設置に必要な部品が少なくて済む ・屋根の外観を損なわなくて済む | ・屋根に比べると電波が届きづらい可能性もある ・壁面に穴を空ける必要がある ・壁面への取り付け経験がないと難しい |
屋根上に取り付けるアンテナとして多いものは、八木式アンテナです。八木式アンテナは、昔からあるアンテナで、電波を受信しやすいのがメリット。見た目は魚の骨のような形をしているので、屋根の外観に影響が出るのがデメリットです。
壁面に取り付けるアンテナとして多いのは、デザインアンテナやユニコーンアンテナ。壁面に取り付けるアンテナは、見た目がすっきりとしていてお住まいの外観に影響しないのがメリットになります。デメリットは、八木式アンテナに比べると電波受信の感度が低くなりがちなことです。
配線をきれいにしたい場合
配線をきれいにしたいという場合も、自分で設置するのは難しいかもしれません。配線になれた人なら問題ないかもしれませんが、配線に慣れていない人の場合は、綺麗にしようと思うとかなりの労力が必要になってしまいます。テレビアンテナを配線する際のコツは、以下の通りです。
テレビアンテナのケーブルの種類を確認しよう
テレビアンテナの配線を自分で行う場合、まずテレビアンテナのケーブルの種類を確認しましょう。テレビアンテナのケーブルは2C、4C、5Cと種類があり、ケーブルの太さが違います。2Cケーブルはテレビ周りに使用する配線、4Cケーブルは室内の配線、5Cケーブルは屋外に使用する配線です。
またテレビアンテナケーブルの先端はプラグになっていて、これもS型、F型、L型、複合型と種類が分かれます。それぞれのプラグの差し込み口が合っているかどうかについても、事前に確認しておきましょう。
壁面のテレビ端子の種類を確認しよう
テレビとテレビアンテナケーブルを繋ぐには、壁面の端子に接続する必要があります。壁面の端子を確認してから、テレビアンテナケーブルを選ぶようにしましょう。古い家の場合は直付端子やフィーダー端子が使われていることがありますが、最近ではネジ式のF型またはネジ式でないプッシュ式であることも多いです。
ネジ式のF型またはネジ式でないプッシュ式なら問題ありませんが、直付端子やフィーダー端子の場合は、テレビアンテナケーブルを接続するにはケーブルの加工か壁の端子の交換が必要になります。
端子を間違えないように接続しよう
それぞれの接続先を確認し、テレビアンテナケーブルを用意したら、端子を間違えないように接続しましょう。端子を間違えてしまうと、テレビが映りません。F型の端子はネジのような形状になっているので、外れないようにしっかり取り付けて下さい。
テレビ画面にE202エラーというメッセージが表示された場合は、テレビアンテナケーブルが適切に配線されていないことになります。配線がきちんとしているのにテレビが映らない場合は、アンテナや周辺機器のトラブルも考えられるので専門の業者に依頼するのがおすすめです。
配線カバーをかぶせてケーブルを隠そう
配線はむき出しになったままだと、見た目が悪いのはもちろん、紫外線や雨風に直接晒されることもあるので、配線カバーをするのがおすすめです。また塩ビパイプを配線カバーとしてい使用するのも良いでしょう。
配線カバーをすれば、配線がゴチャゴチャしてしまう問題も解決します。見た目もすっきりとなるので、設置箇所に合う配線カバーを利用しましょう。
電波が弱い地域に住んでいる
電波に弱い地域に住んでいる場合、自分でアンテナを取り付けるのが難しい場合があります。テレビの電波は、以下のように電波の強さに合わせて3つに分類されているので、自分の住んでいる地域の電波状況も確認しておきましょう。
電界地域の種類 | 特徴 |
---|---|
強電界地域 | 受信できる地デジ電波のレベルが高い地域。電波塔から近いところが多い。障害物が少ないことも条件の一つ。 |
中電界地域 | 強電界地域と弱電界地域の間ぐらいの電波の強さ。強電界地域に比べると、使用できるテレビアンテナの種類が限られる。 |
弱電界地域 | 地デジ中継局から距離が遠い・遮蔽物があるなどして、電波が弱い地域。使用できるアンテナは限られ、ブースターの設置が必要なこともある。 |
住んでいる地域が強電界地域であっても、遮蔽物の影響で電波が弱い場合もあります。まずは自分の住んでいる地域がどの電界地域になるのかを確認してみて下さい。電界地域を確認するには、以下の方法で行えます。
アンテナ工事業者に測定を依頼する
住んでいる地域の電波の強さを確認するには、プロの業者に依頼するのが一番確実です。アンテナ設置を業者に依頼する場合は、測定を無料で行ってもらえることがあります。電波の調査だけを依頼する場合は、料金が必要なことも。
アンテナ設置時に業者に依頼する場合には、電波の状況に応じたアンテナを提案してもらえるのもメリットです。事前に測定にどれぐらいの料金がかかるかなどを調べて依頼するようにしましょう。
アンテナレベルチェッカー(電波測定器)で確認する
電波の強さを確認する方法としては、業者に依頼しなくてもアンテナレベルチェッカー(電波測定器)で確認することもできます。アンテナレベルチェッカー(電波測定器)は市販されており、数千円で購入可能です。
ただ素人ではただしい測定が難しいこともあり、業者に依頼したほうが安心な場合もあります。自分の住んでいる地域が強か中かなど、微妙な電波状況の地域だなという場合は、プロに依頼したほうが良いかもしれません。
テレビアンテナを設置するときの注意点
テレビアンテナを設置する際には、いくつかの注意点があります。以下でテレビアンテナを自分で設置する場合の注意点を解説するので、参考にしてくださいね。
自宅に合ったテレビアンテナを選ぶ
テレビアンテナは種類によって設置場所や対応する電界地域が異なります。まずは自宅にあったテレビアンテナを選ぶことが大切です。自宅にあったテレビアンテナを選ぶ際には、以下の項目に注目しましょう。
電波の強さはどの電界地域に属するか
テレビアンテナは、住んでいる場所の電波の強さによって設置できるかどうかが決まってきます。強電界地域なら全てのテレビアンテナの設置可能ですが、中や弱の場合は、設置できないタイプのテレビアンテナも。
また同じレベルの電界地域であっても、電波レベルに誤差が生じる場合があります。誤差の状況によっては、中でも弱に近い場所なども。中電界地域なのに、弱電界地域よりも電波レベルが低い場合もあり、ベランダや壁面に設置できない可能性も出てきます。
屋根への設置が可能か
テレビアンテナは、できれば屋根に設置するのが一番電波が届きやすくて確実です。ただ屋根の形状によって、選べるテレビアンテナが異なります。屋根の形状と適したテレビアンテナの種類は、以下の通りです。
屋根の形状 | 適したテレビアンテナの種類 |
---|---|
切妻屋根 | 八木式アンテナなど、どのアンテナでも設置可能 |
寄棟屋根 | 八木式アンテナなど、どのアンテナでも設置可能 |
片流れ屋根 | デザインアンテナやユニコーンアンテナを壁面や破風に取り付けるのがおすすめ |
段違い屋根 | 破風板や壁面にデザインアンテナやユニコーンアンテナを設置するのがおすすめ |
陸屋根 | 八木式アンテナなど、どのアンテナでも設置可能 |
越屋根 | 屋根の形状によっては、壁面に取り付けたほうが良い場合もある |
腰折れ屋根 | 八木式アンテナなど、どのアンテナでも設置可能 |
屋根の形状によっては、屋根の上に設置が難しい場合もあります。また取り付け金具などを工夫すれば屋根の上に設置可能な場合も。屋根の形状が屋根上へのテレビアンテナ設置に向いていない場合は、業者に相談してみるのもおすすめです。
お住まいの外観に影響があるか
八木式アンテナは電波を拾いやすく、幅広い電界地域に対応可能ですが、見た目が独特でお住まいの外観に影響してしまうデメリットがあります。お住まいの外観を損ねたくない場合は、見た目がシンプルなデザインアンテナやユニコーンアンテナがおすすめ。
デザインアンテナやユニコーンアンテナは、色が選べるものも多いので、自分のお住まいにぴったりの製品を選ぶと良いでしょう。
最適な設置位置に設置する
テレビアンテナは、種類によって設置場所も異なってきます。テレビアンテナは、主に以下の場所に設置されることが多いです。
屋根上
テレビアンテナの設置場所で、一番電波を拾いやすいのが屋根上です。屋根上は遮蔽物なども少なく、電波を妨げるものが少ないので、電界地域レベルが低いところであっても電波を拾ってくれます。電界地域レベルが低いところでは、屋根でしか電波が拾えないという場合もあります。
外壁または壁面
屋根の形状などによって屋根上に取り付けるのが難しい場合・屋根の外観を損ねたくない場合は、外壁または側面に取り付ける場合があります。外壁または壁面に取り付ける場合は、壁に穴を空けなければいけないのがデメリット。また電波も屋根上に比べると届きにくいという点にも注意が必要です。
破風板
屋根の側面の板に破風板というものがありますが、ここにテレビアンテナを取り付けることもあります。屋根上以外で高い場所に設置したいという場合、破風板がおすすめです。屋根に太陽光パネルが取り付けられている場合なども、破風板にテレビアンテナを設置することがあります。
ベランダ
ベランダは、BSCSアンテナを取り付ける場所として最適です。また、デザインアンテナやユニコーンアンテナも、取り付け金具があればベランダへの設置ができます。ベランダは設置も取り外しも簡単なので、初心者にもおすすめの設置場所です。
屋根裏
お住まいに屋根裏がある場合は、屋根裏もテレビアンテナの設置場所としておすすめです。屋根裏はテレビアンテナを設置しても外から見えないので、お住まいの外観に影響する心配がありません。
ただ屋根上など屋外に設置するテレビアンテナと比べると、電波が弱いというデメリットがあります。屋根裏にテレビアンテナを設置する際には、屋内まで電波が届いていることが条件です。またBSCSアンテナは屋根裏には設置できません。
自分での設置が不安な場合は?
テレビアンテナを自分で設置するのはやっぱり不安という方もいるでしょう。自分でテレビアンテナを設置するには、技術が必要なこともあります。また、自分で設置してちゃんと映るか心配という方も多いはずです。そこで、自分での設置が不安な方の対策をまとめました。
アンテナ設置業者に相談する
テレビアンテナを自分で設置するのが不安な場合は、アンテナ設置業者に依頼するのがおすすめです。アンテナ設置業者なら、電波の強さの調査から行ってもらえ、お住まいにあったテレビアンテナを選んでもらうことができます。
また面倒な配線や高所での作業も、プロなので安心して任せることが可能です。アンテナ設置業者に依頼するメリットを、以下にまとめました。
高所作業も安心して任せられる
テレビアンテナの設置といえば、高所作業が難しいと考える方も多いでしょう。プロに任せれば、高所作業に慣れたスタッフが作業を行うので、安心して任せられます。テレビアンテナは高所に設置するほど映りも良くなるのが特徴。屋根の中でももっとも映りが良く安全な場所に設置してもらえます。
配線も綺麗にしてもらえる
テレビアンテナを自分で設置しようとすると、配線がゴチャゴチャしてしまったり、断線する可能性があるようなつなぎ方をしてしまう場合も。プロの場合はさまざまな場面を想定して配線してくれ、見た目もすっきりと仕上げてくれるので安心です。
施工保証がある
業者にテレビアンテナの設置を依頼すると、施工保証があるのもポイントです。施工保証は、テレビアンテナが自然故障した場合や施工不良があった場合に無料で対応してもらえるもの。自然災害は補償対象外ですが、この場合は保険で対応できることがあります。
確実にテレビを視聴できる
業者にテレビアンテナ設置を依頼した場合、確実にテレビが視聴できるように取り付けてもらえます。テレビアンテナは、アンテナの設置の仕方によっては映りが悪かったり映らないことも。業者ならその道のプロが設置してくれるので、設置したのにテレビが映らないなどという心配はありません。
アンテナ設置業者選びのポイント
テレビアンテナの設置業者を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。テレビアンテナ設置業者の選び方のポイントを、以下にまとめました。
完全自社施工の工事を行っている
テレビアンテナの設置業者を選ぶ際には、完全自社施工の工事かどうかを確認しましょう。完全自社施工でない場合は、下請けの職人・業者に依頼している可能性が高く、中間マージンを取られてしまうことも。完全自社施工なら中間マージンがないので、その分安く質の良い工事が期待できます。
工事に使用するアンテナや機材を明確にしている
テレビアンテナの設置業者を選ぶ際には、工事に使用するアンテナや使用する機材、ブースターなどの型番などを明らかにしているかを確認しましょう。同時にそれぞれの料金についても明確に提示されていることが大切です。
質の悪い業者の場合、テレビアンテナ設置費用を低価格で提示していても、実際に使用するアンテナや機材を品質の低い安いものを使用することも。また、追加追加で料金が膨らみ、施工前に提示していた金額より高額になることもあります。
調査・見積もりが完全無料
多くのテレビアンテナ設置業者は、調査・見積もりを無料で行っています。ただこの無料の中身をしっかり確認しておきましょう。調査・見積もりの結果、契約をしなかった場合、キャンセル量が発生する場合があります。
また、対応地域が決まっていて、それ以外の地域では調査・見積もりに出張料が加算されることも。調査・見積もりはあくまでも依頼するかどうかを検討するためのものなので、その時点で料金が発生する可能性がある業者は避けたほうが良いでしょう。
アンテナ設置業者に依頼した場合にかかる費用
アンテナ設置を業者に依頼した場合の費用は、それぞれの業者によって異なります。設置費用の目安料金について、以下にまとめました。
アンテナ設置技術料 | 8,000円~12,000円 |
アンテナ本体の料金 | 2,000円~12,000円 |
分配器・分波器などの料金 | 500~2,000円 |
ブースター設置料金 | 12,000円~15,000円 |
テレビアンテナの設置を業者に依頼した場合、20,000円〜50,000円程度になることが多いでしょう。業者によってはアンテナの持ち込みが可能な場合があるので、少しでも安く抑えたい場合は見積もり時に確認してみるのがおすすめです。
また地デジアンテナとBSCSアンテナを同時設置の場合には、それぞれの別で設置するよりも安くなることが多いので、これも見積もり時に確認しておきましょう。
まとめ
テレビアンテナを自分で設置する方法などについてご紹介してきました。
テレビアンテナは、業者に依頼しなくても自分で設置可能です。
特に室内アンテナの場合は、設置する際にほとんど技術は必要ありません。
またベランダ設置のテレビアンテナも、取り付け金具などが付いているので、マニュアル通りに設置すればOKです。
壁面や屋根の上に設置するタイプのテレビアンテナは、高所での作業が必要な上に技術も必要なので、自分では難しい場合があります。
自分でテレビアンテナを設置するのが難しい場合は、業者に依頼することも検討してみましょう。