乾燥する時期に快適な湿度を保つには、加湿器は欠かせない存在です。ペーパー加湿器や自然気化式加湿器など、種類も豊富で迷ってしまいますよね。
なかでも気化式加湿器は、やけどの心配がなく電気代もおさえられるため人気があります。ただし、加湿スピードが遅いなどのデメリットもあり、選び方に注意が必要です。
本記事では、おすすめの気化式加湿器を、タイプ別の特徴や選び方のポイントとともに詳しく解説します。あなたの生活スタイルに合った最適な1台が必ず見つかるはずです。
この記事でわかること
- 気化式加湿器には、湿度が高いと加湿量が下がり、低いと加湿量が上がる機能が付帯していることが多いので、過剰な加湿を防げる。
- 自然気化を利用したペーパー式は、電力が不要なので動作音がなく、就寝時など静かな環境でも使いやすい。
- 据え置き型・コンパクト型・温風気化式・自然気化式別の、おすすめ気化式加湿器を紹介。
気化式加湿器とは

気化式とは、水を吸収したフィルターをファンで送風することで加湿する方式です。気化式は水を沸騰させる必要がないため、電気代が安く済むことや、過湿にならない点がメリットです。
水道水をそのまま使えるので、給水や洗浄が簡単です。気化式加湿器の欠点は、フィルターの交換が必要なことや、白い粉が飛び散る可能性があることです。気化式加湿器は、乾燥した部屋やオフィスに適しています。
気化式加湿器の仕組み
気化式加湿器は、水を含んだフィルターなどに空気を送り込むことで加湿する仕組みです。吸水性の高いフィルターが水を吸い上げ、そこにファンで空気を当てることで水分を蒸発させ、部屋全体に広げていきます。
室内の湿度に応じて自然に加湿量が調整されるのが特徴です。湿度が高いときは水分の蒸発量が減少し、低いときは蒸発量が増加するため、過剰な加湿を防げます。また、水を沸騰させる必要がないため、消費電力が少なく済むのも魅力です。
水道水をそのまま使用できるため、維持管理が比較的簡単です。さらに、フィルターが不純物を取り除く働きをするため、清潔な加湿が可能となっています。ただし、定期的なフィルターの洗浄や交換は必要で、これにより衛生的な状態を保てます。
温風気化式(ハイブリッド式)加湿器の仕組み
温風気化式加湿器は、従来の気化式にヒーター機能を組み合わせた方式です。フィルターに含まれた水を温めることで蒸発を促進し、より効率的に加湿をおこないます。気化式の自然な加湿と、温風による急速な加湿という2つの利点を活かした設計です。
湿度が低いときは温風で加湿して、設定湿度に近づくと自動的に気化式に切り替わる仕組みです。これにより、電力消費をおさえながら快適な湿度環境を保てます。温められた水分は雑菌が繁殖しにくく、衛生面でもすぐれています。
ヒーターを使用するため、一般的な気化式より消費電力は増えますが、加湿スピードが速いという利点があります。とくに冬場の乾燥時期や、すばやい加湿が必要な場面で力を発揮します。
自然気化式(ペーパー式)加湿器の仕組み
自然気化式加湿器は、電気を使わずに水分を空気中に放出する環境にやさしい加湿方式です。水を含んだフィルターやペーパーから自然に水分を蒸発させる仕組みです。
ペーパー式加湿器は、コップなどの容器に水を入れ、そこに専用の吸水紙を立てかけて使用します。紙の毛細管現象によって水が上部まで染み上がり、表面から徐々に蒸発していく仕組みです。手軽さと低コスト、電力を使わないエコな点が魅力です。
電気を使用しないため音も出ず、静かな環境を保てます。また、構造がシンプルなので機械と違って故障などの心配もほとんどなく、メンテナンスも簡単です。
加湿量は電気式と比べると少ないものの、寝室や小さな部屋での使用に適しています。とくに就寝時の使用や、電気を使いたくない場所での加湿におすすめです。
気化式加湿器の電気代目安
気化式加湿器の電気代は、種類や使用方法によって大きく異なります。一般的な気化式加湿器の場合、ファンの動力のみを使用するため消費電力は比較的低くおさえられており、1時間あたりの消費電力は20〜30W程度です。
1日8時間の使用を想定すると、月の電気代は115円程度で、一般的な超音波式加湿器とほぼ同水準の金額です。
種類 | 消費電力(1時間) | 月間電気代(8時間/日使用) | 月間使用電力量 |
---|---|---|---|
一般的な気化式 | 20〜30W | 約115円 | 3〜4kWh |
温風気化式(ハイブリッド式) | 140〜180W | 約290〜345円 | 21〜27kWh |
超音波式(参考) | 20〜30W | 約115円 | 3〜4kWh |
温風気化式(ハイブリッド式)加湿器の場合は、加熱用のヒーターも使用するため、消費電力は140〜180W程度まで上昇します。同じく1日8時間使用した場合、月の電気代は約290〜345円程度です。
ただし、温風気化式は加湿効率がいいため、一般的な気化式と比べて使用時間を短縮できる場合があります。
また、季節や室温、使用環境によっても消費電力は変動するため、実際の電気代は使用状況によって変わってきます。一般的には春や秋は短時間の使用で済み、冬場は比較的長時間の使用が必要です。
気化式加湿器のメリット

気化式加湿器は、水を沸騰させる必要がないため電気代が安く済みます。水の温度が上がらないので火傷の心配もありません。
水道水をそのまま使えるため、ミネラルやカルキなどの白い粉が出ないので部屋が汚れることもなく、省エネかつ清潔で快適な加湿ができます。
湿度センサーが付いている製品が多く、目標湿度に達すると自動的に停止するので、過湿や乾燥を防げます。運転音が静かなので、寝室や勉強部屋など、静かに過ごしたいシーンにも適している加湿方式です。
電気代が安い
気化式加湿器の最大のメリットの1つは、ランニングコストの安さです。一般的な気化式加湿器は、ファンの動力だけを使用するため、消費電力をおさえられます。
標準的な気化式加湿器の消費電力は20〜30W程度で、1日8時間使用した場合の月間電気代は約115円前後です。これは電気ポットやオイルヒーターなど、ヒーターを使用する家電と比べてかなり低い水準といえるでしょう。
自然気化式やペーパー式を選択すれば、電気代は完全にゼロとなります。これらは電気を一切使わない仕組みのため、長期間使用してもコストを気にする必要がありません。電気代の節約を重視する人や、省エネ性能を重視する人におすすめの選択肢です。
一方、温風気化式(ハイブリッド式)の場合は、消費電力が140〜180Wとやや高いものの、加湿効率がいいため使用時間を短縮できる利点があります。結果として、月々の電気代は通常の気化式とそれほど変わらないケースも多いでしょう。
やけどなどの危険がない
気化式加湿器は、熱を使わずに水を気化させる方式を採用しているため、安全性が高いのが特徴です。加熱式の加湿器と異なり、本体が熱くなることがないので、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して使えます。
吹き出す蒸気も常温であるため、手や顔を近づけてもやけどの心配がありません。スチーム式や温風気化式などの加熱タイプと比べて大きな利点といえるでしょう。
転倒時の安全性も高く、もし本体が倒れても熱湯が飛び散る心配がないため、安全に使用できます。多くの製品には転倒時自動停止機能も搭載されており、より安全性が高められています。
気化式加湿器は水の自然蒸発を利用するため、過加湿になりにくい点も安全面での大きな特徴です。室内の湿度が高くなると自然に加湿量が減少する仕組みとなっているため、結露や湿気による家具への悪影響も防げます。
湿度センサーが付いているモデルが多い
気化式加湿器の多くのモデルには、湿度センサーが標準装備されています。室内の湿度を常に監視し、最適な加湿量を自動で調整可能です。
湿度センサーは、デジタル表示で現在の湿度を確認できるものが一般的です。40~60%の快適な湿度を保つよう、自動で運転を制御します。湿度が設定値を超えると運転を停止し、下回ると運転を再開するため、過加湿や電気の無駄遣いを防げるのです。
最新のモデルには、スマートフォンと連携して湿度管理ができるものも登場しています。アプリを通じて現在の湿度を確認したり、外出先から運転を操作したりできます。タイマー機能と組み合わせれば、帰宅時に快適な湿度環境をととのえられます。
温度センサー搭載のモデルも多く、温度と湿度の両方を監視することで、結露の防止や快適な室内環境の維持に役立ちます。エアコンとの併用時にも、効率的な加湿運転が可能です。
気化式加湿器のデメリット

気化式では、水質によっては水道水に含まれるカルキやミネラルが空気中に飛散し、白い粉が付着することがあります。加湿運転時に消費する水の量が多いため、水の補充やタンクの洗浄が頻繁に必要です。
ほかの加湿方式と比較すると加湿能力が低く、部屋全体を加湿するのにはかなり時間がかかります。また、ファンやヒーターなどで蒸発させるタイプの製品は電力消費量が多くなる点も注意しましょう。
加湿スピードが遅い
気化式加湿器の大きな課題は、加湿スピードの遅さです。水を自然に気化させる仕組みのため、スチーム式や超音波式と比べると、室内の湿度が上がるまでに時間がかかります。
一般的な気化式加湿器の加湿能力は1時間あたり300~400ml程度で、これはほかの方式の半分以下です。就寝前から使用を開始しても、快適な湿度に達するまでに数時間を要することもあります。
加湿スピードを求めるなら、温風気化式(ハイブリッド式)がおすすめです。水を温めることで気化を促進し、加湿スピードを向上させています。ただし、消費電力が増加して電気代も高くなる点には注意しましょう。
フィルターの乾燥具合によっても加湿スピードは変動し、フィルターが十分に湿っていない状態では、さらに加湿効率が低下しがちです。とくに自然気化式やペーパー式はこの傾向が強いため、事前にフィルターを十分に湿らせておきましょう。
雑菌が繁殖しやすい
気化式加湿器では、フィルターに水を含ませる仕組み上、雑菌が繁殖しやすい環境になりがちです。水を含んだフィルターは、常に湿った状態が続くため、カビや細菌の温床となる可能性があります。
フィルターの交換やお手入れを怠って、水垢やほこりが蓄積すると、雑菌の繁殖を促進してしまいます。また、タンク内の水の交換が不十分な場合も、水質が悪化して雑菌が増殖しやすくなります。
対策としては、定期的なフィルターの洗浄や交換がポイントです。多くの製品では、2週間から1か月に1回程度のフィルター交換が推奨されています。タンクの水は毎日新しいものに交換し、タンク内も定期的に洗浄しましょう。
抗菌加工されたフィルターを採用している製品もありますが、これも定期的なメンテナンスが欠かせません。加湿器を使用しない期間は、フィルターを十分に乾燥させて保管することも大切です。
稼働音が大きく感じることがある
気化式加湿器は、ファンを使って空気を送り込む仕組みのため、一定の稼働音が発生します。とくに就寝時や静かな環境では、ファンの音が気になりやすいかもしれません。壁際や家具の近くに置くと、音が反響して大きく感じられることもあります。
通常運転時の稼働音は、図書館程度の音量値である30dB程度と静かです。しかし、強運転モードでは普通の会話程度の音量である50dBを超えることもあります。
フィルターの目詰まりや汚れも稼働音が大きくなる原因です。定期的なフィルターの清掃や交換をおこなうことで、ある程度は音をおさえられます。
最新のモデルでは静音設計モデルが増えており、音をおさえた製品が多く登場しています。就寝時の使用やコンパクトな部屋での使用を考えており、運転音が気になりそうな人は静音タイプを選ぶといいでしょう。
そのほかの加湿方式


気化式について詳しくわかったよ!ほかにはどんな加湿方式があるの?
加湿器には気化式以外にもいくつかの方式があり、それぞれに特徴があります。用途や好みに応じて最適な方式を選ぶことが大切です。以下の表で、主な加湿方式の特徴を比較してみましょう。
加湿方式 | 仕組み | メリット | デメリット | 月間電気代(8時間/日使用) |
---|---|---|---|---|
気化式 | フィルターに風を当てて水を蒸発 | ・過加湿になりにくい ・電気代が安い ・やけどの心配なし | ・加湿速度が遅い ・フィルター交換が必要 ・稼働音がある | 約100~300円 |
超音波式 | 超音波振動で水を霧状にする | ・静音性が高い ・電気代が安い ・コンパクト | ・白い粉が出やすい ・床が濡れる ・水漏れの可能性 | 約100~250円 |
スチーム式 | 水を沸騰させて蒸気を出す | ・加湿力が強い ・清潔 ・冬場に暖かい | ・電気代が高い ・やけどの危険 ・音がうるさい | 約1,500~2,000円 |
ハイブリッド式 | 気化+温風や超音波など | ・加湿力が安定 ・清潔 ・加湿効率がいい | ・価格が高い ・構造が複雑 ・電気代がやや高い | 約300~800円 |
気化式加湿器は、ほかの方式と比べて安全性が高く、ランニングコストもおさえられます。ただし、加湿スピードを重視する場合や、広い空間での使う場合は、気化式以外の加湿方式も検討してみましょう。
選ぶうえでは、使用する部屋の広さや用途、必要な加湿量などを考慮し、自分のライフスタイルに合った方式を選ぶことがおすすめです。季節や使用環境によっても最適な方式は異なってきますので、それらの要素も考慮に入れてみましょう。
◆加湿器の種類や違い、メリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
気化式加湿器の選び方


電気代の目安を見た感じでも、気化式は安く済んでいいね。
気化式の加湿器を購入する前に、まずは気化式の性質やメリット、選び方のコツについて知っておきましょう。事前に予備知識を入れておくことで、納得のいく購入ができますよ。
ここからは何を基準において気化式の加湿器を選ぶべきなのか、各項目を詳しく解説していきます。
◆加湿器の詳しい選び方については、こちらの記事も参考にしてください。
使用シーンと対応畳数
気化式加湿器を選ぶ際には使用シーンに合わせて最適な製品を探してみましょう。対応畳数とは、加湿器が効果的に加湿できる広さの目安で、気化式の一般的な対応畳数は木造和室の場合で6畳から12畳程度です。
対応畳数はあくまで目安であり、部屋の形や家具の配置、換気状況などによっても変わります。したがって、気化式加湿器を選ぶ際には、自分の部屋の状況を考慮して、余裕を持った対応畳数のものを選びましょう。
寝室で使う場合は、静音性や自動停止機能があるものを選ぶと便利です。リビングで使う場合は、デザイン性にすぐれたものや大容量タンクの製品を選びましょう。
タンクの容量
タンク容量は加湿器選びにおいて欠かせないポイントです。一般的な気化式加湿器のタンク容量は2~5Lの範囲で、使用環境に応じて選択する必要があります。
大容量タンクは給水の手間が少なく、長時間の連続運転ができる反面、重量も増えるため、設置場所や使い勝手を考慮する必要があります。
小容量タンクは持ち運びが簡単で、狭いスペースにも設置しやすいのがメリットです。ただし、給水頻度は増えるため、在宅時間の長さや使用時間を考慮して選びましょう。一般的な目安として、1日8時間の使用で給水が必要にならない程度の容量を選ぶと便利です。
タンク容量と合わせて、加湿能力も重要な選択基準です。部屋の広さや乾燥具合に応じた加湿量が得られる製品を選ぶことで、快適な湿度環境を維持できます。
お手入れのしやすさ
気化式の加湿器を選ぶときには、お手入れのしやすさにも注目しましょう。以下のポイントに注目すると、手入れが簡単な製品を判断しやすいでしょう。
お手入れしやすい加湿器のポイント
- 長寿命のフィルターが採用されている
- フィルターの取り外しや洗浄が簡単
- 水タンクが広口で洗いやすい
- 抗菌加工施されている
フィルターは素材や使用頻度によって異なりますが、一般的には3か月から半年程度が寿命の目安です。そしてお手入れの手間を減らすために、フィルターを本体から簡単に取り外せるものを選ぶといいでしょう。
フィルターの洗浄は水洗いできるものがおすすめです。水洗いできるものは汚れをしっかり落とせます。自分のお手入れスタイルや頻度に合ったものを選びましょう。
水タンクの洗浄のしやすさは、口の大きさや形状によって異なります。口が大きいほど、手を入れて洗えるため汚れを落としやすいでといえるるでしょう。
◆加湿器に付着したしつこいカルキ汚れの落とし方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
静音性
気化式加湿器の静音性を考えるうえで、指標となるのがdB(デシベル)値です。一般的に、気化式加湿器の運転音は30~50dBの範囲に収まっています。
dB(デシベル)値 | 音の大きさの目安 |
---|---|
20dB | 木の葉のそよぐ音 |
30dB | 図書館内の音量 |
40dB | 静かな住宅地の夜 |
50dB | 一般的な会話レベル |
気化式加湿器で「静音」とされる基準は35dB以下とされており、多くの製品がこの範囲での運転音におさえています。とくに就寝時用の「夜間モード」では、25~30dB程度まで音をおさえられる製品も増えてきました。
設置場所によっても体感的な音の大きさは変化します。壁際や狭い場所に置くと音が反響しやすくなるため、なるべく開放的な場所に設置しましょう。本体の吹き出し口を壁に向けると音が反響しやすくなることにも注意が必要です。
そのほかの機能
気化式加湿器には、タイマー機能やアロマ対応、チャイルドロックなどの便利な機能が備わっているものがあります。タイマー機能は、設定した時間に自動的に加湿器をオン・オフできる機能です。就寝前や出勤前に加湿器をセットしておくと便利で、電気代の節約にもなります。
機能 | 概要 |
---|---|
運転管理 | 入/切タイマー:設定時間後に運転開始/停止 エコモード:電力消費をおさえた運転 自動運転:自動で加湿量を調整 |
安全面 | チャイルドロック:誤操作防止 転倒防止スイッチ:倒れた際に自動停止 空運転防止:水切れ時の自動停止 |
便利機能 | アロマ対応:アロマ・エッセンシャルオイルを楽しめる LEDライト:イルミネーションなどの視覚演出 リモコン操作:離れた場所からの操作 スマートフォン連携:遠隔操作 |
メンテナンス面 | フィルター交換お知らせ:交換時期を通知 タンク洗浄時期通知:定期清掃時期を通知 給水お知らせ:水不足時に警告 |
アロマ対応は、加湿器にアロマオイルを入れて香りを楽しむ機能です。加湿と併せてリラックス効果が期待できます。ただし、加湿器によっては非対応の製品もあるので注意してください。
チャイルドロックは子どもやペットがいる家庭におすすめの機能です。操作パネルをロックできるので、誤操作や水がこぼれるリスクを減らせます。こうした便利な機能は製品によって搭載が異なるため、購入前に自分のほしい機能が備わっているか確認しておきましょう。
据え置きタイプ|おすすめの気化式加湿器

気化式加湿器は安全性が高く電気代もおさえられる一方で、サイズが大きめなものが多いため、設置場所や機種選びに迷ってしまいますよね。
続いては、リビングやベッドルームなど、据え置きでの使用に適した気化式加湿器を紹介します。高い加湿性能と使い勝手のよさを兼ね備えた機種を、機能や特徴とともに解説していきます。
パナソニック FE-KXY07
パナソニックの「FE-KXY07」は、独自のナノイー技術を搭載した気化式加湿器です。微細な水粒子が空気中の水分を保持するため、肌のうるおいをサポートしながら、室内を快適な湿度に保ちます。プレハブ洋室約19畳まで対応しており、広いリビングでの使用に適しています。
静音性にもすぐれており、「静かモード」では運転音が15dB以下までおさえられるため、就寝時でも運転音が気にならず使用できるでしょう。湿度センサーを搭載しており、室内の状況に応じて自動で加湿量を調整します。
DCモーターを採用した省エネ設計のヒーターレス方式で、長時間使用しても電気代が控えめです。フィルター清潔モードを備えており、運転停止時でも清潔な状態を維持できます。省エネと清潔さを重視する人におすすめです。
適用畳数 | 木造12畳・プレハブ19畳 |
タンク容量 | 4.2 L |
加湿量/h | 800 mL |
連続加湿時間 | 約6時間 |
最小運転音 | 15 dB |
機能 | 切タイマー(2・4・6・8時間) 自動運転 除菌 DCモーター チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 37.5cm × 37.5cm × 18.6cm |
重さ | 5.2 kg |
バルミューダ Rain ERN-1100SD
バルミューダの「Rain ERN-1100SD」は、自然の原理を利用した気化式加湿器で、乾燥した空気を酵素プレフィルターを通して清潔な空気に変えます。クラシックで先進的なデザインと使い勝手のよさが魅力的です。
複雑なボタン操作は不要で、有機ELディスプレイからメニュー選択や設定変更をおこなえます。給水時には水量表示に切り替わり、通常時には風量表示として機能します。
運転モードはオートとマニュアルの2つで、オートモードでは50〜60%の設定湿度を保ちつつ運転し、マニュアルモードでは5段階の風量設定が可能です。1時間ごとに運転のオン・オフを自由に設定できるので、不在時の自動停止や帰宅前の運転開始も自動設定できます。
適用畳数 | プレハブ17 畳 |
タンク容量 | 4.2 L |
加湿量/h | 600 mL |
連続加湿時間 | - |
最小運転音 | 6 dB |
機能 | タイマー(1〜24時間) 自動運転 除菌 チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 35cm × 37.4cm × 35cm |
重さ | 5.7 kg |
SwitchBot SwitchBot W3902300
SwitchBotの「SwitchBot W3902300」は、スマートホーム機能を搭載した気化式加湿器です。4.5Lの大容量タンクを備え、最大700ml/hの加湿能力で19畳のリビングを約28分でムラなく加湿できます。
スマートフォンアプリを使った遠隔操作が可能で、外出先からでも湿度管理ができる点が特徴です。AlexaやGoogle Assistantとの連携により、音声操作にも対応しているため、手がふさがっているときでも便利に操作できます。
衛生面では7つの抗菌技術を採用し、加湿器内部の雑菌繁殖を抑制しています。動作音は18dB以下と静かで、「おやすみモード」を使えば就寝時でも気にならない音量です。
湿度センサーにより室内環境を自動で検知し、設定した湿度に応じて運転を調整します。給水口が広く設計されているため、水の補充も簡単です。IoT機能と清潔機能を両立させた加湿器がほしい人におすすめです。
適用畳数 | 木造12畳・プレハブ19畳 |
タンク容量 | 4.5 L |
加湿量/h | 700 mL |
連続加湿時間 | 強:6時間 中:9時間 弱:13時間 静か:22.5時間 |
最小運転音 | 18 dB |
機能 | 切タイマー(2・4・6時間) チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 38cm × 40.25cm × 20cm |
重さ | 5.8 kg |
シロカ SD-E151
シロカの「SD-E151」は、最大加湿量850ml/hの高性能気化式加湿器です。本体前後に配置された2つの吸気口とダブルフィルターにより、効率よく加湿をおこないます。4段階の加湿モードを備え、使用環境に応じて最適な運転を選べます。
静音性にも配慮されており、DCモーターの採用により運転音をおさえた設計です。静音モードでは23dBと、木の葉が触れ合う程度の静かさで稼働します。
湿度管理機能として、60%に保つ「おまかせモード」と50%に保つ「ひかえめモード」を搭載しています。衛生面では、給水トレーと加湿フィルターに抗菌加工が施されており、清潔な加湿をおこなえます。
ヒーターレス設計のため、1ヶ月の電気代は約223円と経済的です。4.7Lの大容量タンクにより、最大約23.5時間の連続運転が可能で、頻繁な給水の手間も軽減されています。フィルターの交換目安は約1年で、メンテナンスの負担も少なく済みます。
適用畳数 | 木造13.5畳・プレハブ22畳 |
タンク容量 | 4.7 L |
加湿量/h | 850 mL |
連続加湿時間 | 23.5時間 |
最小運転音 | 23 dB |
機能 | 自動運転 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 34cm × 32.8cm × 29.5cm |
重さ | 3.2 kg |
アイリスオーヤマ HDF-1000
アイリスオーヤマの「HDF-1000」は、プレハブ洋室約25畳までに対応する高性能な気化式加湿器です。最大加湿量は900ml/hと力強く、広いリビングやオフィスでの使用に適しています。
消費電力はターボモード時でも39Wと低く、長時間使用でも電気代の負担が少ないため節約にも効果的です。静音設計により運転音は35dBにおさえられ、夜間でも快適に使用できます。
湿度センサーを内蔵しており、室内の状況に応じて自動で加湿量を調整できます。加湿モードは3段階から選択でき、シーンに応じた細やかな調整が可能です。
ダブルタンク方式を採用しており、給水作業が簡単なうえ、タンクの取り外しや清掃もしやすい設計。本体の分解も簡単で、定期的なメンテナンスをおこないやすい点も魅力です。
デジタル表示により現在の湿度が一目でわかり、操作性にもすぐれています。広い空間での使用を考えている人におすすめです。
適用畳数 | 木造15畳・プレハブ25畳 |
タンク容量 | 7 L |
加湿量/h | 900 mL |
連続加湿時間 | ターボ:約8時間 弱・静音:約23時間 |
最小運転音 | 35 dB |
機能 | 切タイマー(2・4・6・8時間) 自動運転 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 304x734x264 mm |
重さ | 10.2 kg |
コイズミ KHM-5512
コイズミの「KHM-5512」は、加湿能力が約550ml/hと高く、部屋全体をすばやくうるおします。回転数を制御して加湿運転するモードや、ヒーターを使わないでエコに加湿運転するモードなど、さまざまな設定が選択できます。
湿度を一定に保つために、湿度が55%を下回らないよう自動で加湿量をコントロールする機能も搭載。約9時間にわたって連続運転が可能で、夜間の使用がメインの人や長時間の加湿したい人におすすめです。
気化式の加湿方式は熱い蒸気を発生させず、子どもやペットがいても安全に使用できます。給水のたびにタンクを取り出す必要のない上部給水機能も便利です。
適用畳数 | - |
タンク容量 | 6.5 L |
加湿量/h | 550 mL |
連続加湿時間 | 強:約9時間 |
最小運転音 | - |
機能 | 切タイマー(2・4・6時間) |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 26.5cm × 49.2cm × 29cm |
重さ | 5.3 kg |
Stadler Form Stadler Form Karl
Stadler Formの「Karl」は、デザイン性と機能性を両立させた気化式加湿器です。テキスタイルカバーをまとった洗練されたデザインは、インテリアとしても魅力的です。
Wi-Fi機能を搭載しており、スマートフォンアプリから遠隔操作が可能です。設定した湿度に応じて自動的に運転を調整し、過剰な湿気を防ぐ機能も備えています。
運転音は最小27dBと静かで、就寝時の使用も快適です。上部から給水できる設計により、日々の水補給も簡単におこなえます。
フィルターには100%ノンプラスチックのエコフィルターが採用され、カルキの飛散も防ぎます。4段階の加湿スピード調整機能により、季節や時間帯に応じた細やかな調整が可能です。
布製のカバーは洗濯できるため、清潔な状態を保てます。デザイン性の高い加湿器を探している人や、スマート機能での操作を重視する人におすすめです。
適用畳数 | 木造10畳・プレハブ17畳 |
タンク容量 | 4.7 L |
加湿量/h | 620 mL |
連続加湿時間 | - |
最小運転音 | 27 dB |
機能 | - |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 27cm × 30.4cm × 19.2cm |
重さ | 2.5 kg |
温風気化(ハイブリッド)式|おすすめの気化式加湿器

送風の気化式と、ヒーター加湿する温風気化式を組み合わせたハイブリッド式の加湿器は、両方のメリットを組み合わせて効率的な湿度調整をおこなえます。
ここからは、ハイブリッド式加湿器のおすすめ製品を紹介します。加湿器の導入を検討中の人や、新しいモデルを探している人は、ぜひ下記の製品を比較検討して、選ぶ際の参考にしてみてください。
◆ハイブリッド式加湿器のおすすめ製品については、こちらの記事でも紹介しています。
ダイニチ ダイニチプラス HD-LX1224
ダイニチの「ダイニチプラス HD-LX1224」は、プレハブ洋室33畳まで対応する大容量の加熱気化式加湿器です。最大加湿量1300mL/hの高い加湿能力を持っています。加熱と気化を組み合わせたハイブリッド方式で、効率的な加湿をおこなえます。
スマートリモコン対応により、スマートフォンやタブレットから遠隔操作が可能です。帰宅前に加湿を開始したり、外出先から運転状況を確認したりできるため、常に快適な湿度環境を保てます。
湿度設定は3段階から選べて、好みの湿度を維持できます。標準や静音、エコやのど・肌モードの4つの運転モードを搭載し、シーンに応じた運転が可能です。静音モードでは就寝時も気にならない音量で運転します。
清潔面では半透明の使い捨てカバーを採用し、お手入れが簡単です。フィルターには抗菌加工が施されており、雑菌の繁殖を抑制します。広い部屋での使用や、スマート機能による快適な加湿環境を求める人におすすめです。
適用畳数 | 木造20畳・プレハブ33畳 |
タンク容量 | 7 L |
加湿量/h | 1300 mL |
連続加湿時間 | 標準・のど・肌:5.8時間 静音:8.8時間 おやすみ快適:10時間 eco:11.7時間 |
最小運転音 | 13 dB |
機能 | 入切タイマー(2・4・6・8時間) 自動運転 チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 39cm × 40.5cm × 24.5cm |
重さ | 6.4 kg |
ダイニチ ダイニチプラス HD-RXT524
ダイニチの「ダイニチプラス HD-RXT524」は、業界トップクラスの静音性を誇る気化式加湿器です。最小運転音13dBというすぐれた静音性で、就寝時でも気にならない静かさを保ちます。
湿度は50%から70%の範囲で5%刻みの細かい設定が可能です。運転開始時には加湿量を約15%アップさせるターボ機能を搭載し、すばやく快適な湿度に到達。デジタル表示で現在の湿度が1%刻みで確認できて、直感的な操作が可能です。
就寝時には自動で静音運転に切り替わる「おやすみ加湿」機能も搭載しており、快適な睡眠環境をととのえられます。
本体カラーにはショコラブラウンやサンドホワイトなどのカラーバリエーションがあり、インテリアに合わせて選べます。
適用畳数 | 木造8.5畳・プレハブ14畳 |
タンク容量 | 5 L |
加湿量/h | 570 mL |
連続加湿時間 | 標準・のど・肌:10時間 静音:12.5時間 おやすみ快適:10時間 eco:13.5時間 |
最小運転音 | 13 dB |
機能 | 切タイマー(2・4・6・8時間) 自動運転 チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 37.5cm × 37.5cm × 17.5cm |
重さ | 4.6 kg |
シャープ HV-R75
シャープの「HV-R75」は、独自のプラズマクラスター技術を搭載した、気化式と加熱式のハイブリッド式加湿器です。プラズマクラスター7000によって、加湿をしながら空気中の浮遊ウイルスやカビ菌を抑制します。
給水方式は上部給水と取り外し給水の2とおりから選択可能です。湿度センサーが室内の状況を感知し、最適な加湿量を自動で調整します。おやすみモードを使えば、夜間も静かな運転音で快適です。
湿度を自動コントロールし、快適な室内環境を維持してくれます。フィルターや水タンクは簡単に取り外せて、掃除しやすい設計です。
Ag+イオンカートリッジにより給水タンク内を清潔に保つので、衛生面でも安心です。空気清浄効果と加湿を両立させたい人や、冬場の乾燥対策として効果的な加湿を求める人に向いています。
適用畳数 | 木造12.5畳・プレハブ21畳 |
タンク容量 | 4 L |
加湿量/h | 750 mL |
連続加湿時間 | 強:5.3時間 静音:19時間 |
最小運転音 | 23 dB |
機能 | 切タイマー 自動運転 除菌 チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 27.2cm × 45.5cm × 22cm |
重さ | 5.2 kg |
アイリスオーヤマ HVH-500R1
アイリスオーヤマの「HVH-500R1」は、温風気化式と自然気化式の2つの加湿方式を搭載したハイブリッド加湿器です。使用シーンに応じて加湿方式を切り替えられます。
温風気化式では暖めた風でフィルターの水を気化させ、自然気化式では室温の風で気化させることで、状況に応じた最適な加湿をおこなえます。
運転音は40dB以下におさえられ、静音性にもすぐれた設計です。「おやすみモード」ではLED表示が消灯し、夜間使用でも気になりません。
「フィルター交換お知らせ機能」により、適切なメンテナンス時期がわかる点も便利です。2つの加湿方式を効率よく使い分けたい人や、省エネと快適性の両立を求める人におすすめです。
適用畳数 | 木造8.5畳・プレハブ14畳 |
タンク容量 | 5 L |
加湿量/h | 500 mL |
連続加湿時間 | 約10時間 |
最小運転音 | - |
機能 | 切タイマー(2・4・8時間) 自動運転 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 37.5cm × 37.6cm × 20.8cm |
重さ | 5.4 kg |
三菱重工 roomist SHK70XR
三菱重工の「roomist SHK70XR」は、温度と湿度を同時に感知するダブルセンサーを搭載したハイブリッド式加湿器です。
加熱気化式と気化式を組み合わせることで、湿度が低いときは迅速な加湿をおこない、設定湿度に達すると自動的に気化式に切り替わります。電気代の無駄をおさえながら効率的な加湿が可能です。
プラズマW除菌機能により加湿器内部の水を除菌し、清潔に加湿できる点もメリットです。エコ運転モードでは、湿度が高いときにヒーターをオフにして気化式で運転することで、消費電力をおさえます。
通常運転時280Wの消費電力は、エコ運転時は16W~19Wまで低減し、4.5Lのタンク容量で約6時間以上の連続運転が可能です。
ビーバーエアコンとの連動運転にも対応しており、温度と湿度を最適にコントロールできます。液晶パネルで現在の湿度や設定値が見やすく表示され、操作も簡単です。
適用畳数 | 木造12畳・プレハブ19畳 |
タンク容量 | 4.5 L |
加湿量/h | 700 mL |
連続加湿時間 | 約6時間以上 |
最小運転音 | 18 dB |
機能 | 切タイマー(2・4時間) 入タイマー(6・8時間) 自動運転 除菌 チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 38.5cm × 37cm × 19.8cm |
重さ | 5.2 kg |
コロナ UF-HV124R
コロナの「UF-HV124R」は、最大加湿量1350ml/hの高性能ハイブリッド式加湿器です。加熱と気化を組み合わせた方式により、広いリビングでもすばやく加湿します。
独自の「くるくるまわるロータリー加湿フィルター」を採用し、フィルターが定期的に回転することで、効率的な加湿をおこないながらカビの発生も抑制。さらに、深紫外線(UV-C)LEDを搭載し、フィルター表面の菌の繁殖を防ぎます。
運転停止時にはフィルターが水平になる「セルフドライ機能」により、カビの繁殖を効果的に抑制します。DCモーターの採用により、高い静音性と低消費電力での運転も魅力です。
本体は簡単に分解できて、フィルターや水タンクの清掃もしやすい設計です。広い空間での使用や、衛生面を重視する人におすすめの製品です。
適用畳数 | 20畳・プレハブ33畳 |
タンク容量 | 7.2 L |
加湿量/h | 1350 mL |
連続加湿時間 | 約6時間 |
最小運転音 | 12 dB |
機能 | 除菌 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 42.2cm × 49cm × 24.5cm |
重さ | 7.3 kg |
スリーアップ GRANLUXE CL-T2269WH
スリーアップの「GRANLUXE CL-T2269WH」は、気化式とヒーターを組み合わせたハイブリッド型加湿器です。上部給水式を採用しており、本体を移動させることなく簡単に水を補充できます。
のど・肌モード、パワフルモード、静音モードの3つの運転モードを搭載し、使用シーンに応じて最適な加湿方法を選べます。
衛生面にはとくに配慮がされており、抗菌カートリッジを採用することで清潔な加湿をおこなえます。湿度は40%から75%の範囲で自動コントロール可能です。最大加湿量は500mL/hで、中型の部屋でも効果的に加湿できます。
静音モードでは運転音をおさえており、寝室やオフィスなど静かな環境でも快適です。リモコン操作にも対応し、離れた場所からでも簡単に設定を変更できます。1~9時間のオフタイマー機能も搭載しており、就寝時や外出時にも便利です。
適用畳数 | 木造8.5畳・プレハブ14畳 |
タンク容量 | 5 L |
加湿量/h | 500 mL |
連続加湿時間 | パワフル:8.5時間 静音:60時間 |
最小運転音 | - |
機能 | 入切タイマー(1~9時間) 自動運転 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 36cm × 33.5cm × 17cm |
重さ | 3.6 kg |
モダンデコ AND・DECO dyk01
モダンデコの「AND・DECO dyk01」は、600ml/hを超えるパワフルな加湿能力を持つハイブリッド式加湿器です。省エネ性能にすぐれ、最小消費電力はわずか3Wと経済的です。
0.01umの超微細ミストを生成する技術により、クリーンな加湿を実現。6段階の加湿量調整で細やかな湿度管理が可能です。5.5Lの大容量タンクにより、最大約50時間の連続運転ができ、頻繁な給水の手間を軽減できます。
上部からの給水が可能で、タンクの取り外しも簡単におこなえる使いやすい設計になっています。リモコンが付属しており、離れた場所からでも操作がしやすく、使い勝手がいいのも特徴です。
静音設計により運転音は約29dBにおさえられ、寝室やオフィスでの使用も快適です。湿度センサーを搭載し、設定した湿度に自動で調整する機能を備えています。長時間運転を必要とする人や、静かな環境での使用を考えている人におすすめです。
適用畳数 | 木造8.5畳・プレハブ14畳 |
タンク容量 | 5.5 L |
加湿量/h | 600 mL |
連続加湿時間 | 弱:50時間 |
最小運転音 | 29 dB |
機能 | 入切タイマー(1~12時間) 自動動運転 DCモーター チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 31.2cm × 29.2cm × 21.2cm |
重さ | 3.55 kg |
小型・コンパクトタイプ|おすすめの気化式加湿器

スペースの節約に貢献する小型サイズの気化式加湿器は、限られたスペースの設置にも最適で、寝室などのパーソナルスペースでも圧迫感がなく置けるコンパクトなサイズ感が魅力です。
しかし小型の加湿器は雑貨店などでも販売されていて、多くの製品が存在するためどれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。続いては小型・コンパクトな気化式加湿器のなかから、おすすめのモデルを紹介します。
ダイニチ ダイニチプラス HD-N324
ダイニチの「ダイニチプラス HD-N324」は、最小運転音13dBの静音性が魅力のコンパクトな気化式加湿器です。就寝時にも快適な「おやすみ加湿」機能を搭載し、最初の1時間は最小音で運転したのち、静音モードでの自動運転に切り替わります。
湿度は3段階で設定でき、室内環境に応じて自動で運転モードを切り替えることで、電力消費をおさえながら加湿します。タンク内には抗菌加工が施されており、雑菌の繁殖を防ぐ清潔設計です。
デジタル表示で現在の湿度を1%刻みで確認でき、操作がわかりやすいのも特徴です。エコモーターを採用することで、運転音をおさえながら消費電力も最小限におさえています。
省エネ性能が高く、長期間の使用でも電気代の心配が少ない点もポイント。静かな環境での使用を考えている人や、省エネ性能を重視する人におすすめの製品です。
適用畳数 | 木造5畳・プレハブ8畳 |
タンク容量 | 2.4 L |
加湿量/h | 300 mL |
連続加湿時間 | 標準・のど・肌:8時間 静音・おやすみ:10時間 eco:11.4時間 |
最小運転音 | 13 dB |
機能 | 切タイマー(2・4・6・8時間) 自動運転 除菌 チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 32.2cm × 32.5cm × 16.5cm |
重さ | 3.4 kg |
ダイニチ ダイニチプラス HD-RX324
ダイニチの「ダイニチプラス HD-RX324」は、湿度設定が50%から70%までの5%刻みの細かい調整が可能な加湿器です。自動運転機能により快適な湿度を保ちます。静音運転モードを備えており、夜間の使用にも最適です。
eco運転モードを搭載し、電力消費をおさえながら必要な湿度を維持できます。タンクは広口設計で給水やお手入れが簡単におこなえ、フラットタイプのトレイも清掃がしやすい設計です。
ハイブリッド式を採用しており、湿度が低いときには温風気化式ですばやい加湿をおこないます。水粒子が細かいため、部屋全体に均一に広がり、効果的な加湿が可能です。運転モードは4つを搭載し、使用シーンに応じて選べます。
コンパクトなデザインながら充実した機能を備え、寝室やリビングなどさまざまな場所で使いやすい製品です。ショコラブラウンやサンドホワイトなどのカラーバリエーションもあり、インテリアに合わせて選べます。
適用畳数 | 木造5畳・プレハブ8畳 |
タンク容量 | 3.2 L |
加湿量/h | 350 mL |
連続加湿時間 | 標準・のど・肌:10.7時間 静音:12.8時間 おやすみ快適:10時間 eco:20時間 |
最小運転音 | 13 dB |
機能 | 切タイマー(2・4・6・8時間) 自動運転 除菌 チャイルドロック |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 32.5cm × 32.5cm × 15cm |
重さ | 3.3 kg |
シャープ HV-R30
シャープの「HV-R30」は、プラズマクラスター7000技術を搭載した気化式加湿器です。空気中の浮遊カビ菌やウイルスを抑制しながら加湿をおこなえます。温度と湿度のWセンサーにより、室内環境を自動で調整し、最適な加湿量を維持します。
運転音が静かな「おやすみモード」を搭載し、夜間の使用も快適です。自動運転機能により、必要なときだけ加湿をおこない、電力の無駄をおさえられます。DCモーターの採用により、低消費電力での運転を実現し、湿度を55~65%の範囲で自動制御します。
お手入れ面では、本体の分解が簡単で、タンクやトレイの洗浄がしやすい設計です。Ag+イオンカートリッジにより、給水タンク内の水を清潔に保てます。プレミアムホワイトのカラーは、どんなインテリアにも調和しやすいデザインです。
衛生面と使いやすさを重視する人や、空気清浄効果と加湿機能を1台で済ませたい人におすすめの製品です。
適用畳数 | 木造5畳・プレハブ8畳 |
タンク容量 | 2.4 L |
加湿量/h | 290 mL |
連続加湿時間 | 強:8.2時間 静音:16時間 |
最小運転音 | 22 dB |
機能 | 切タイマー(2・4時間) 自動運転 除菌 DCモーター |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 32.2cm × 31.6cm × 15.9cm |
重さ | 2.8 kg |
イモタニ リフレア RZ-2504
イモタニの「リフレア RZ-2504」は、アロマ機能を搭載した気化式加湿器です。自然な加湿により過剰な湿気を防ぎ、家具や壁がぬれる心配がありません。
部屋の湿度に応じて必要な加湿量を自動で調整する機能を備え、快適な室内環境を維持できます。静音設計を採用しており、寝室やオフィスなど静かな環境でも気にならない運転音です。コードレス設計により、部屋のどこにでも手軽に設置できます。
湿度センサーが内蔵されており、室内の状況に応じて自動で加湿量を調整可能です。タンクが満水の状態で約8時間の連続運転が可能で、就寝時も安心して使用できます。
水溶性タイプのアロマオイルを使用できる専用トレーを備えており、加湿しながら好みの香りを楽しめます。
適用畳数 | - |
タンク容量 | 0.58 L |
加湿量/h | - |
連続加湿時間 | - |
最小運転音 | - |
機能 | アロマ |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 11cm × 21.6cm × 11cm |
重さ | 0.304 kg |
ペーパー(自然気化)式|おすすめの気化式加湿器

自然気化式の加湿器は、電力を使わずに加湿できるエコな選択肢として注目されている加湿方式です。水が自然蒸発する原理を採用し、水が気化しやすいフィルターに水を入れて加湿をおこないます。
室内全体の加湿量としては不足しますが、卓上や自分の周りの加湿時に最適で、加湿しすぎる心配がありません。
ペーパータイプの自然気化式加湿器はかわいいデザインが多く、加湿アイテムとしてはもちろん、卓上を楽しく彩る役割もあるといえるでしょう。続いては、自然気化式の加湿器からおすすめ製品を紹介します。
ミクニ ミスティプランツ
ミクニの「ミスティプランツ」は、電気を必要としない自然気化式の加湿器です。観葉植物のような見た目で、インテリアとしても楽しめる点が特徴です。水を注ぐだけで自然に加湿をおこなうため、電気代がかからず環境にもやさしい設計です。
フィルターには抗菌・防カビ加工が施されており、フィルターは洗って繰り返し使用できます。自然蒸発量はコップ1杯の水の10倍以上という高い加湿能力を持ち、電気を使わないため、音を出さずに加湿が可能です。
オフィスデスクや静かな場所での使用に最適で、集中を妨げることもありません。水を注ぐだけのシンプルな使用方法で、デザイン性の高さから、ただの加湿器としてだけでなく、インテリアとしても空間を楽しく演出できます。
電気を使わないエコな加湿方式で、静かな環境での使用や、環境にやさしい加湿方法を求める人におすすめです。
適用畳数 | - |
タンク容量 | - |
加湿量/h | - |
連続加湿時間 | 10~11時間(80cc) |
機能 | 抗菌・防カビフィルター |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 8cm × 23cm × 7cm |
重さ | 0.1 kg |
ミクニ ミスティクラフトフラワーズ
ミクニの「ミスティクラフトフラワーズ」は、花の形をした自然気化式加湿器です。電気を使わずに加湿をおこなえるエコな設計で、観葉植物のように水を与えるだけで使用できます。
折り紙のような美しいデザインのフィルターは、お好みの花瓶や容器で使用でき、部屋のインテリアとしても楽しめます。
加湿能力は通常のコップ1杯の水の自然蒸発量の最大20倍以上です。フィルターには抗菌・防カビ加工が施されており、清潔な加湿がおこなえます。フィルターの交換目安は3~6ヶ月と長く、メンテナンスの手間も少なめです。
水の量に応じて花の形が変化する独特の設計により、給水のタイミングが一目でわかります。電気を使用しないため、運転音がまったくなく、夜間や静かな環境でも快適です。
自然な加湿方式で安心して使用でき、インテリアとしても空間を素敵に演出できます。シンプルな構造で故障の心配も少なく、長く愛用できる製品です。
適用畳数 | - |
タンク容量 | - |
加湿量/h | - |
連続加湿時間 | 9時間(150cc) |
機能 | 抗菌・防カビフィルター |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 16cm × 24cm × 16cm |
重さ | 0.011 kg |
野杁製作所 自然気化式加湿器 北欧の森Forest
野杁製作所の「北欧の森Forest」は、森で遊ぶ鹿やウサギのペーパーアートがおしゃれな自然気化式のペーパー加湿器です。専用のボトルに水を補充すれば、コップ1杯の自然蒸発量の約30倍もの加湿がおこなえるので、周囲の湿度を簡単に調節できます。
オフィスやデスク、ベッドサイドや子ども部屋など、場所を選ばずにさまざまなシーンで利用でき、電気を使わないため電気代も節約できます。ウォーターボトルは300mlも水を補充できるため、給水回数も多くありません。
ウォーターボトルに水を注ぐときの気泡が上がる視覚的な楽しみも魅力的です。シートは抗菌カビ処理が施されており、カビや細菌の繁殖を防ぎます。特殊な樹脂繊維を使用することで、水を表面に保持しやすくし、空気中により水分を多く蒸散させる効率的な仕組みです。
適用畳数 | - |
タンク容量 | 0.3 L |
加湿量/h | - |
連続加湿時間 | - |
機能 | 抗菌・防カビフィルター |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 27cm × 19cm × 6.5cm |
重さ | 0.18 kg |
気化式加湿器は部屋に合ったサイズと性能を吟味して選ぶのがおすすめ

この記事では、冬場の乾燥対策に欠かせない気化式の加湿器について、選び方のポイントやおすすめ製品を紹介してきました。
- 気化式は水の吸収力が高いフィルターに水を供給しファンで空気を送り込む加湿方法
- 水タンクの容量や運転時間も重要な要素
- 清潔な加湿をおこなうために、お手入れのしやすさにも注目
- 長時間運転ができる加湿器は就寝中や長時間の使用時に便利
- 就寝時には稼働音が静かな静音性の高い製品がおすすめ
- ハイブリッド式は使用状況に応じて加湿方式を切り替えられるエコな選択肢
湿度が不足すると、肌の乾燥や喉の痛み、静電気の発生など、さまざまな不快な問題が生じます。とくに就寝中はこまめに水分を補給できないため、起床すると喉の痛みやがらつきを感じやすくなります。
乾燥はウイルスの活発化にも繋がるので、感染症の予防対策としても加湿は効果的です。気化式加湿器選びでは部屋に合ったサイズと性能を吟味し、使用状況やシーンに適した製品を手に入れましょう。
◆そのほかの加湿方式のおすすめ加湿器は、以下の記事で詳しく解説しています。