スマホやパソコンから動画視聴ができる無料動画配信サービスYouTube。
動画を見るだけでなく、自身が配信者となってクリエイターとして活動することも可能です。
小学生のなりたい職業ランキングにも入るほど人気のあるYouTuberは、高額な広告収入を得られることから副業としても人気があり、動画編集スキルの需要も高まっています。
しかし、「自分もYouTuberとして活動してみたいけど、動画編集をどうやったらいいか分からず、どんなパソコンが必要なのかも分からない」と考えていませんか?
そこで本記事では、YouTubeなど動画編集に必要なパソコンスペックについて、分かりやすく解説していきます。
動画編集におすすめの編集ソフトや、おすすめのパソコンについても合わせて記載。
動画編集は慣れれば自身のスキルとして仕事を取っていくことも可能で、その需要は年々増えています。
これからYouTuberになりたい場合や、YouTubeに限らず動画編集の副業をしたい場合は、ぜひ本記事の内容を参考に購入を検討してみてください。
この記事でわかること
- YouTube動画などを編集するために必要なスペック
- 動画編集もスムーズにおこなえるおすすめパソコンをデスクトップ・ノートPC別に紹介
- 動画編集に使えるおすすめ編集ソフトをWindows・Mac別に紹介
Youtubeなどの動画編集に必要なパソコンとは?
まずはYouTubeなどの動画編集に必要なモノについて解説していきます。
今回は動画編集をメインに解説するので、カメラ・マイク・照明・ジンバルなどの撮影機材については除外。
最低限必要なモノは「パソコン」と「動画編集ソフト」です。
本項ではパソコンの必要スペックについてひとつずつ解説していきます。
これからパソコンを購入する場合や、現在使っているパソコンが動画編集に適しているかを確認したい場合に参考にしてみてください。
動画編集に必要なパソコンのスペック
まずはYouTubeの動画編集に必要なパソコンスペックを記載します。
目安としては以下の通りです。
- CPU:Corei5~Corei7 もしくはRyzen5~Ryzen7
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 500GB~1TB
- グラフィックボード:GTX 1650もしくはGTX 1660
上記内容だと、YouTubeで収入を得る際にはおすすめのフルHD画質の動画編集に対応できるスペックです。
それ以上の4K画質の動画編集となると、さらにハイスペックなパソコンが必要となります。
それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。
CPU
CPUは「パソコンの頭脳」と呼べる部分で、処理能力の高さが左右される部分です。
とても大事なパーツなので、性能のいいものを選びましょう。
あまり性能がよくないものを使うと、編集する際に動作がカクついたりしてストレスが溜まるだけでなく、最悪フリーズして編集自体ができません。
Corei5以上の高い処理能力を持つCPUの利用がおすすめです。
しかしながら、Corei9などの高すぎるスペックも、よほど高画質な動画編集でも無ければオーバースペックとなります。
Corei5~Corei7程度で検討していきましょう。
メモリ
メモリは、パソコンが処理を行う作業用デスクのような役割を持っており、メモリが少ないと作業効率が悪くなり動作が重くなったりします。
動画編集をする際は、最低でも8GBは必要です。
メモリは多いに越したことはないので、8GB以上あるとより効率よく作業ができます。
例えば16GBあれば、複数のソフトを起動して編集することが可能です。
32GB以上になると、4Kなどの高画質の画像処理も、重くならずに行えます。
また、長時間作業する際もメモリは必要になるため、32GBあると安心して作業できます。
最低でも8GB、できれば16〜32GBを選びましょう。
ストレージ
ストレージはデータを保管する役割があり、HDDとSSDの2種類があります。
処理に時間がかかるが、データをたくさん保存できるのがHDD。
処理にかかる時間は速いが、容量が少なめなのがSSD。
編集した動画を書き出す際には、高速なSSDの方がおすすめです。
容量は多ければ多い程良いですが、SSDは高額なのでHDDとの併用も検討しましょう。
SSDの500GB以上が望ましいですが、予算が厳しければ動画書き出し用にSSDの256GBと、外付けなどで1TB程のHDD容量を備えておけば安心して利用できます。
◆以下の記事ではおすすめのSSDとHDDをご紹介しています。気になる人はぜひチェックしてくださいね。
グラフィックボード
最後にグラフィックボード(ビデオカード)についてです。
グラフィックボードは動画・映像処理を効率的に行うために必要なパーツで、性能が良くなると動画の書き出しや映像としてプレビューする際の処理速度が高まりより快適な作業が可能になります。
動画編集ソフトによっても左右される部分ですが、NVIDIA社製のGerforce(GTX○○という商品表示)が主流でおすすめ。
GTX 1650もしくはGTX 1660を選んでおけば無難です。
上記の優先度としては、作業内容によって多少変わるものの「CPU>メモリ>ストレージ>GPU」の順番で重要性が高くなります。
◆CPUの選び方については、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひご覧ください。
動画編集に必要な解像度
YouTube動画編集においては解像度も重要です。
現在の画質は以下の5つが主流です。
種類 | 解像度 |
---|---|
SD | 720×480 |
HD | 1280×720 |
フルHD | 1920×1080 |
4K | 3840×2160 |
8K | 7680×4320 |
数値は画素数を表しており、数字が多いほど鮮明で綺麗な画質になるものの、編集などの処理に高いスペックが要求されます。
最も一般的なのはフルHD画質で、Blu-ray程度の画質でYouTube動画においてもよく使われる画質になります。
そのため、フルHD画質を編集できるスペックのパソコンがあると手堅く動画編集が可能。
前述のPCスペックであれば問題なく対応できるでしょう。
また、モニターもフルHD画質に対応している必要があります。
最近では4K画質の投稿も増えてきましたが、環境によっては読み込みに時間がかかってしまいます。
画質に強いこだわりがない場合は、フルHD画質で十分でしょう。
動画編集に必要なモニター(画面)サイズ
YouTubeの動画編集においては、パソコンのモニター画面のサイズも重要です。
おすすめのサイズは24インチ~27インチ程度です。
モニターの大きさは作業領域の大きさなので、あまりに小さいと作業効率も悪くなります。
ただし大きければいいということでも無く、あまりに大きいと作業効率が逆に悪くなるので、扱い易いサイズの製品を選ぶようにしましょう。
サイズ以外だと、ノングレア(非光沢)のモニターを選ぶことで目に優しく長時間作業しやすくなります。
また、モニターを2~4つ程度並べて複数利用することで、編集画面を作業ごとに割り当ててできるので効率が良くなります。
特に1枚と2枚では大きく作業効率が変わってくるので、大画面を1枚よりも24インチを2枚並べるなどする方が使いやすいかもしれません。
デスクトップ|Youtubeなどの動画編集におすすめなパソコン
YouTubeなどの動画編集におすすめの、デスクトップパソコンをご紹介します。
デスクトップパソコンは何か不具合があっても、パーツを交換できるというメリットがあります。
また、今回ご紹介するタワー型は、モニターやキーボードは好きなモデルを選べるので、作業環境を自分好みにできるのも魅力のひとつ。
自宅で集中して作業したい場合や、作業環境をカスタマイズしたい人は、ぜひタワー型のデスクトップパソコンを検討してみてください。
マウスコンピューター G-Tune DG
CPUはインテルCore i7-13700F、GPUはGeForce RTX 4070を搭載。
最新の「Wi-Fi6E」に対応している無線LANを標準搭載しているため、従来よりも通信効率が向上しています。
接続端末が複数ある環境でも、画像や映像の読み込みや保存を高速で行えます。
ゲーミングソフトではありますが、高速で処理できることから、動画編集にもぴったりの1台です。
ゲームもスムーズにプレイできるので、動画編集とゲーム、どちらも利用する場合におすすめです。
Dell Inspiron スモール デスクトップ
第13世代のインテルCoreプロセッサー搭載しており、あらゆるタスクを簡単にこなせます。
メモリは最大64GBまで増設可能なので、メモリ不足になる心配もなく、高画質の画像処理もスムーズに行えます。
本体はどんなスペースにも収まるようなコンパクトな設計。
HDMIとDispiayPortを利用して、他のモニターに簡単に接続することも可能です。
前面と背面には8個のUSBポートが搭載しており、周辺機器をまとめて接続できます。
標準メモリは8GB、メモリはSSDの256GBを搭載。
コンパクトでハイスペックなデスクトップパソコンをお探しの場合におすすめです。
Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen2
コンテンツ作成やデータクランチなどを快適にこなせる、AMD Ryzen 7 Proプロセッサーを搭載しています。
ストレージは高速なSSDを搭載することも可能です。
また、セキュリティ強化によってメモリを暗号化。データをしっかり保護してくれます。
最大3台まで外部ディスプレイへの出力が可能で、前面のUSBType-Cポートで外部デバイスへの給電や高速データ転送も可能。
ストレージはSSDの512GBと、高速処理に優れています。
アメリカ国防総省規定の耐久性テストにもクリアしているのも魅力のひとつ。
耐久性の高いデスクトップパソコンをお探しの人におすすめの1台です。
NEC LAVIE Direct DT
NECが発売するゲーミングデスクトップパソコンです。
高速で処理できる第13世代インテルCoreプロセッサーを搭載しています。
さまざまな作業やアプリの処理に優れた「Pコア」と、OSのバックグラウンドタスクなどの処理に適した「Eコア」の2種類のコアを内蔵。
この2種類のコアによって、どんな作業もスムーズに行うことができます。
オンラインゲームのプレイはもちろん、高画質な画像や映像の編集も高速で処理できます。
さらに、最大4台までのマルチディスプレイに対応しているので、複数台のモニターを同時に動かすことも可能ですよ。
人気ノートPC|Youtubeなどの動画編集におすすめなパソコン
動画編集におすすめのノートPCをご紹介します。
ノートPCは、何と言っても持ち運びができるのが魅力的。
しかしながらノートPCは種類が豊富なので、自分に合ったモデルを選ぶのは難しいですよね。
「価格が高いほど高性能」とお考えの人もいるかもしれませんが、最近では低価格でも高性能なノートPCもたくさん発売されています。
ノートPCでも十分な動画編集はできるので、自分に合った1台を見つけましょう。
Lenovo ThinkBook 14 Gen 6
AMD Radeon グラフィックスを内蔵していて、負荷のかかる作業も軽々とこなします。
大容量のSSDメモリを搭載することも可能で、大容量のファイルの読み込みも高速で行うことができます。
また、電源ボタンには指紋センサーを搭載。
素早く安全にログインすることができ、システムを保護してくれます。セキュリティ面も安心ですね。
F9スマートキーには、頻繁に使うアプリを登録できるので、編集アプリやYouTubeを登録しておけば、簡単にアクセスできます。
HP HP 15
タッチ機能付きIPSパネルを採用しています。画面をスマホのようにタッチして操作できるので、難しい操作が苦手ない人におすすめ。
小さな文字を拡大したりスクロールしたり、自由自在に動かせます。
モバイルアプリを使用すれば、スマホとパソコン間でデータ転送を簡単に行えます。
軽量で排熱に優れたアルミニウム素材も嬉しいポイント。また、バックライトキーボードを採用しているので、薄暗い飛行機やカフェでも操作がしやすいですよ。
パソコン初心者でも使いやすいノートPCです。
Dell Inspiron 15
搭載しているインテル Core i5-1135G7は、動画視聴や動画編集、デザイン制作にぴったりのCPUです。
あまりにも負荷がかかると性能が低下してしまうことがあるので、その点は注意しましょう。
ノートPC用の冷却クーラーを導入するのもいいでしょう。
また、高速リフレッシュレートパネルを採用しており、画面のスクロールやカーソルの動きがスムーズなのが特徴。
1秒間に行われる画像更新は120回と、通常の2倍。動画視聴も快適です。
急速充電機能で、1時間最大80%まで充電できるのも魅力です。急なバッテリー不足にもすぐに対応できますよ。
Macbook Pro
iPhoneでおなじみのAppleが発売しているノートPCです。
同じくAppleが発売しているMacBookAirがありますが、処理能力はMacBookProの方が高いです。
複数のアプリを素早く起動、処理できるので、動画編集にはMacBookProがおすすめ。
Liquid Retina XDR ディスプレイで、どの角度から見ても色が変わらず、高コントラストのきれいな映像を楽しめます。
画面焼けがおきにくいのもポイント。画面サイズは14.2インチです。
高速処理が得意なSSDを搭載し、メモリの容量は16GB。
また、最大18時間駆動するバッテリーを搭載しているので、長時間編集する際も安心です。
ASUS ROG Strix G16
最新の第14世代インテルCPUを搭載しています。処理能力の高さと、その速さが特徴。
さらに、CPUの性能を限界まで発揮できる「MUXスイッチ」を採用。
ゲームによっては30%以上のフレームレートの向上を実現しています。
バッテーリー消費が気になる際はMUXスイッチをオフにしておけば、バッテリー駆動時間を延ばすことができます。
独自の冷却機能で、ハードウェアの性能も最大限引き出すことが可能。
ゲーム実況者や、とにかく素早い処理能力を求めている場合におすすめです。
富士通 FMV LIFEBOOK AH53/H2
搭載CPUは、AMD製の中でも上位クラスの Ryzen 7 7730U。非常に高速なので、動画編集もスムーズに行えます。
同時に複数のアプリを起動しても、動作に影響はありません。
メモリは16GB、ストレージは512GB SSDと、容量も十分あります。
バッテリーの駆動時間は10時間。外出先で使用する際も、10時間の駆動時間があれば安心ですよね。
ブライトブラックやメタリックブルーなどの、おしゃれなカラーバリエーションも魅力的です。
デザインにこだわりがある人にもおすすめです。
NEC LAVIE N14 Slim
A4ファイル並みのコンパクトサイズのノートPCです。
14インチのパソコンでも、薄くて丈夫なボディを実現しています。
ロングバッテリーモード搭載で、節電しながら長時間使用可能。
高速な描画性能可能なAMD Ryzenを搭載しているので、ストレスなく作業できます。
また、どの角度から見ても写真や動画の美しさを忠実に再現する「IPS液晶」を採用。外出先で作業する際も、画面が見やすいのは嬉しいポイント。
電源ボタンに指紋認証センサーを搭載しているので、セキュリティ面も安心です。
マイクロソフト Surface Laptop Studio
画面にタッチして操作ができるので、直感で操作が可能です。
ペンを使用して紙に描く感覚で使ったり、シーンに合わせてスクリーンモードに切り替えたりできます。
iPadのように使えるので、パソコン操作が苦手な人でも使いこなせるでしょう。
CPUはCore i5 11300Hで、ノートPCの中では非常に優れています。GPUはlris Xe グラフィックスを搭載。
デスクトップパソコンに負けない性能の高さが魅力です。イラストなどを描いて編集する人におすすめのノートPCです。
軽量ノートPC|Youtubeなどの動画編集におすすめなパソコン
最後に、ノートPCの中でも特に軽量の1kg以下のモデルをご紹介します。
コンパクトなので鞄にも入れやすく、女性でも簡単に持ち運びができます。
見た目がスタイリッシュなのも軽量ノートPCならではの特徴なので、デザイン性にこだわりがある人にもおすすめです。
動画編集に必要な性能を十分に備えているモデルはたくさんあるので、パソコンの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
HP Pavilion Aero 13
重さは約957gで、HPの他のモデルと比較しても300g程軽くなっています。
薄型軽量ですが、天面耐圧試験で300Kgの負荷もクリアしているため、持ち運びの際も安心です。
ディスプレイを開けるとキーボードに傾斜がつく設計なので、タイピングが快適です。
高速PCle SSD搭載で、起動にかかる時間はわずか10秒程度。Wi-Fi6で高速、安定、省電力のネットワークを楽しめます。
高いグラフィックス性能と省電力性を兼ね揃えたAMD Ryzen 7000シリーズを搭載しています。
性能の高さはもちろん、使いやすさにこだわっている軽量ノートPCです。
Dynabook dynabook GZ/HW
部品やコネクタ配置最適化して、軽量化を追求。オニキスブルーが約875g、パールホワイトが約879gです。
バッテリーの駆動時間が長いのが特徴で、約24時間使用可能。出張先や移動中も、バッテーリー消費を気にせず動画編集を行えます。
独自の技術「エンパワーテクノロジー」を採用し、CPUの性能を最大限引き出すことに成功。4K動画の編集もスムーズに行えます。
また、シャッター付きwebカメラ搭載で、プライバシーを保護できます。サインインは顔認証なので、パスワード漏えいのリスクも軽減。
外出先でも安心して使うことができる軽量ノートPCです。
富士通 FMV LIFEBOOK UH90/H1
縦横比16:10の大画面14.0型ワイド液晶を採用しているので、コンパクトでも編集がしやすくなっています。重さはわずか689gと持ち運びやすい軽量なモデルです。
バッテリー駆動時間は最大29.5時間なので、電源アダプターを持ち歩かなくても作業することができます。
キーボードは約19mmのフルサイズを搭載。キートップは指にフィットしやすい形状で、長時間使用する際も疲れにくくなっています。
電源ボタンに指紋センサーが搭載しているので、ログインも簡単です。外出先でマスクをつけていてもログインできますよ。
長時間作業したい人や、外出先で作業することが多い人におすすめです。
Dynabook dynabook RZ/MW
第13世代インテルCoreプロセッサー「Pシリーズ」は、高性能と省電力を両立しています。
動画編集など重い作業をする際も、高速で処理が可能。4K動画の編集もスムーズに行えます。
約940gのコンパクトサイズですが、メモリは16GB、ストレージはSSDの512GBと、容量も十分備えています。
ブルーライトを低減する「Low blue light液晶」を採用しているため、目の負担が気になる人におすすめです。
高色純度・広視野角液晶なので、場所を選ばず作業しやすいのもポイントです。
マウスコンピューター DAIV Z4
ボディに軽量なマグネシウム合金を使用することで、重さを975gまで抑えることに成功。
バッテリー駆動時間は約11時間、持ち運びのしやすさと利便性を両立しています。
本体にはSDカードスロットを搭載しているので、外出先で撮影した写真をそのまま編集に使用できます。
メモリは最大64GBまでカスタマイズ可能。読み込みが遅くなる心配もありません。
最大2.4Gbpsの高速無線LANを搭載しており、画像の読み込みも高速で行えます。
電波の影響を受けにくいWi-Fi6Eを搭載しているので、どんな場所でも安定して作業できるのもポイントです。
Youtubeなどの動画編集におすすめなソフト
YouTubeの動画編集におすすめの動画編集ソフトを解説します。
いずれも動画編集ソフトとしては有名な製品ばかりです。
それぞれのソフトには特徴があるので、簡単に解説していきます。
また、一部ソフトは機能制限された状態なら無償で使えるので、切り取りとテロップくらいしか使わないのであれば予算と相談して選ぶのもおすすめです。
WindowsとMacで使えるソフト
WindowsとMac、どちらにも対応しているソフトをご紹介します。
無料で試せるものから、プロ向けの本格的なソフトまで勢ぞろい。
YouTubeなどの動画編集をどうやってしようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
PowerDirector 365
YouTubeの動画編集ソフトとして最も有名な製品のひとつが「PowerDirector 365」です。
デザインテンプレートが多数用意されているため、初心者からプロまで幅広く使いやすいのがメリット。
グリーンバックの合成や、動画内の人物を追従するモーショントラッキング機能など細かく、高度な機能も搭載されています。
さまざまな機能を備えていますが、画面はシンプルな設計となっているので直感的に操作がしやすいのもポイント。
チュートリアルも充実しているので、動画編集初心者も安心して使えるでしょう。
30日間の無料体験版もあるので、どれを買うか迷った場合はPowerDirector 365がおすすめです。
購入形式 | サブスクリプション |
料金 | 月額:2,180円 年額:8,980円 |
Lightworks
出典:Lightworks
Lightworksはプロのクリエイター向けの動画編集ソフトです。
ハリウッドなどの映像編集でも使用されるプロ向き製品のため、動画編集初心者には少し難しい可能性があるかもしれません。
基本的な機能のみで十分という人は、無料版がおすすめです。
エフェクト機能は100種類以上、音量調整やテロップ追加はもちろん、カラー補正や合成加工が簡単にできるなど、動画編集に必要な機能を備えています。
無料版は一部機能制限がありますが、YouTubeでは一般的な1280×720pサイズの書き出しができるので、YouTubeの動画編集には問題なく活用できます。
英語なので日本人にはやや使いにくいかもしれませんが、言語が気にならない人にはおすすめです。
購入形式 | ライセンス購入 |
料金 | 無料版:無料 月額ラインセンス版:13.99ドル(約2,012円) 年間ライセンス版:139.99ドル(約20,128円) 買い切りライセンス版:199.99ドル(約28,755円) |
Adobe Premiere Pro
出典:adobe
Adobe Premiere Proは、Adobe製の動画編集ソフトで、プロの動画編集者も使用しているプロ向けのソフトとなっています。
YouTuberのヒカルさんやフィッシャーズさんなども使用しており、YouTuberとして活動するならAdobe Premiere Proを選んでもよいでしょう。
カラー補正や多彩なエフェクトなど細かな表現が可能で、まさにプロ向きといった仕様です。
月々プランと年間プランがありますが、長く使う予定がある場合は、年間プランの一括払いが一番お得です。
初心者は慣れるまでにやや時間を要する印象なので、これから動画編集で稼いでいきたいと考えている人に向いた製品と言えるでしょう。
購入形式 | サブスクリプション |
料金 | 月々プラン(毎月払い)4,980円 年間プラン(毎月払い)3,280円 年間プラン(一括払い)34,680円 |
Davinci Resolve
Davinci Resolveは無料版と有料版の2つの料金体系が特徴の動画編集ソフトです。書き出し、カット編集、モーショングラフィックなど、無料版でも十分な機能が備わっています。
有料版は、無料版の機能に加えてノイズ除去やレンズの歪曲機能など、高度な機能も多数搭載されています。一般的な動画編集であれば無料版で十分でしょう。
4Kの動画編集や長時間の動画編集をする場合は、有料版を使用してみるのもおすすめです。
ただし、日本語化に難があり、慣れないと使いにくいというデメリットもあります。動画編集ソフトとしては十分使えるので、ぜひ一度無料版を使用してみてください。
購入形式 | 買い切り型 |
料金 | 46,980円 |
Macのみで使えるソフト
ここからは、Macのみで使えるソフトをご紹介します。iPhoneやiPadでも操作できるので、パソコンがない人にもおすすめです。
プロのYouTuberも利用しているソフトで、細かい編集も可能なので、以下、ご紹介するソフトを併用するのもおすすめです。
iMovie
出典:iMovie
iMovieはiOS搭載のデバイス(iPhoneなど)に標準搭載されている無料の動画編集ソフトです。無料なので機能自体はシンプルですが、切り取りやテロップ等は問題無く入れることが可能です。
難しい知識は不要で、動画編集初心者でも簡単に操作できるのが魅力。iPhoneやiPadでも操作できるので、外出先からすぐに編集を行いたい場合に便利なソフトなっています。
しかしながら、テロップの位置が動かせない、音楽は1つまでしか重ねることができないなどの制限もいくつかあります。
より視聴者を楽しませる動画編集を望むのであれば、他のソフトと併用するのがおすすめです。
購入形式 | 標準搭載 |
料金 | 無料 |
Youtubeなどの動画編集をするパソコンはスペックが重要!
本記事ではYouTubeなどの動画編集に最適なパソコンについて解説しました。
ポイントとしては以下の通りです。
- パソコンスペックは動画編集に適したモノを選ぶ
- モニターの解像度やサイズ感も効率的な作業に重要
- 動画編集ソフトは機能がさまざまなので用途に応じて選ぶ
動画編集は一見難しそうですが、簡単な切り取り編集程度なら少し慣れれば意外と簡単に行うことができます。
一方で、凝った編集や演出を加えようとすると、それなりの技術や機材のスペックも求められ奥深さがあるのが特徴です。
これから動画編集を始めようと考えているなら、まずはある程度のスペックのパソコンやモニターを用意し取り組んでみましょう。
どのパソコンを購入すればいいか迷ったときは、ぜひ本記事でご紹介した製品を参考に検討してみてください。