エアコンを使うときに気になるのが、エアコンの風を直接受けることです。朝起きて頭痛、体が重いという症状は、エアコンの風が直接体にあたり冷えることが原因の可能性があります。
エアコンの風が体に直接当たらないようにするためには「エアコンの風よけ」を活用してみましょう。この記事では、エアコンの風よけの効果やおすすめの製品などを紹介します。風よけを取り入れて、快適にエアコンを使いましょう。
エアコンの風よけの効果は?付けたほうがいい?
エアコンの風よけには、主に以下のような効果があります。
- 風の直撃を避けて冷えや乾燥から守る
- 部屋の温度が均一になりやすい
それぞれ詳細を説明します。
風の直撃を避けて冷えや乾燥から守る
エアコンに風よけを付けることで、体に直接冷たい風をあてないようにコントロールできるのが大きなメリットです。エアコンの風が直接当たるのが苦手な人も多いですよね。
エアコンの冷たい風が体に直接当たり続けることで、体が芯から冷えてしまい自律神経を乱し体調不良に繋がります。また寝ている間に、のどの乾燥も引き起こします。
◆エアコンとベッドの位置関係については、こちらの記事でも解説しているので参考にしてください。
部屋の温度が均一になりやすい
エアコンに風よけを付けることで、冷気が一点に集中せず部屋全体に行き渡り、温度を均一にしてくれます。広い部屋だとエアコンをつけていても温度にムラを感じます。しかし、風よけを活用することで風が全体に広がり生き渡るので過ごしやすい体感温度になるでしょう。
エアコンの風よけの選び方
エアコンの風よけは主に、ウイング型とプロペラ型があり、それぞれの特徴や価格、使い方や効果も違いがあります。そのほかにも取り付け方法や、吹き出し口の形状、付属機能などを基準に、家庭にマッチしているものを探しましょう。
エアコンに合った形状で選ぶ
エアコンの風よけはウイング型かプロペラ型のどちらかで選択します。
ウィング型:家庭用のスタンダードなタイプ
ウイング型は、家庭用のスタンダードなタイプで、吹き出し口周辺にカバーする形で設置するタイプです。ウイング型は壁掛け、天井埋め込み、床置きなど、どのタイプのエアコンにも対応しさらに価格帯も3,000円以下なのですぐに取り入れられるでしょう。
プロペラ型:オフィスなどの埋め込み型に付けるタイプ
プロペラ型の風よけは基本的に天井の埋め込みエアコンに使用されるので、職場などで活用されているケースが多いです。プロペラ型のファンで広い室内の空気を均一にしてくれます。価格としては20,000円前後でウイング型より高めですが、広い範囲で効率的に温度調整ができます。
取り付け方で選ぶ
次にエアコンの風よけの取り付け方で選ぶ方法を紹介します。基本的には両面テープで接着するタイプか吊り下げタイプの2種類から選択することになります。
両面テープタイプ
両面テープタイプはとても簡単です。ほとんどのエアコンはこの両面テープ取り付けに対応しています。両面テープなら後で剥がすこともできるため、賃貸物件でも壁に傷がつかないので安心して使えます。
ネックとしては、テープのため風力により落下する可能性がゼロではない点です。しかし落下防止のストラップなどが付いている製品もあります。
吊り下げタイプ
吊り下げタイプの取り付けも両面テープほどではないですが簡単です。吊り下げタイプに関しても傷がつかないので、賃貸でも安心して使用できます。さらにエアコンに引っ掛けて使うので落下しないのが利点です。
エアコンの幅が対応していないと取り付けができないので、サイズをチェックしておきましょう。
吹き出し口のサイズに合った大きさを選ぶ
エアコンの風よけはエアコンの吹き出し口のサイズと合わせる必要があります。合わなくても取り付けができる場合はありますが、効果が半減してしまいます。本来拡散される風が一点集中となり風よけがある意味を成しません。
ただし、風よけの中には伸縮可能な製品もあります。サイズの自信がない場合は伸縮機能付きにしておけば心配ありません。
細かく調節するなら角度調整できるものがおすすめ
エアコンの風よけを選ぶ時は、角度が調整できるものがおすすめです。部屋にいる時や寝るときは大体定位置が決まっていると思います。そこに風が直接当たらないように角度調整をしておくと快適に過ごせます。
冷たい空気は下に降りて、暖かい空気は上に向かうので、その性質に合わせて角度調整しておくと部屋全体を快適な温度に保てるでしょう。
カビ対策には結露防止機能をチェック
エアコンの風が風よけにあたると結露が発生しカビができやすい環境になります。風よけにカビが生えると、カビ菌が風に乗って部屋全体に広がることになるので健康被害の恐れが出てくるのです。
カビ対策には、「結露防止機能」がついている商品がおすすめです。結露防止機能が付いていなければ定期的に手入れが必要となります。
◆カビや嫌な臭いを防ぐために、エアコンの掃除は定期的に行いましょう。
おすすめのエアコンの風よけ10選
たくさんのエアコンの風よけが各メーカーから販売されていますが、それぞれに特徴や機能、価格なども違います。おすすめの商品を詳しく紹介していきます。
Veoyads エアコン風よけカバー
Veoyads エアコン風よけカバーは、180°回転可能。リモコン一つで「上」「下」だけでなく、「左」「中」「右」にも風向きを変えられます。時間帯や部屋の角度に合わせて、快適な風向き角度を実現できます。
- デザインがきれいなので部屋の雰囲気を邪魔しない
- リモコンで180°自由に角度を変えられる
- 60-95cmまで伸縮可能で、国内ほとんどのエアコンに対応している
伊勢籐 エアコン風よけカバー
伊勢藤のエアコン風よけカバーは見た目がシンプルで取り外しも楽々。掃除がしやすい素材なので常に清潔を保ち、きれいな空気を部屋に送り込んでくれます。また2,000円程度という安価なのも嬉しいポイントです。
- 取り付け取り外しがとても簡単
- シンプルな作りと素材なので掃除が楽
- 夏・冬、冷房・暖房でどちらも使用可能
エアーウィング Smart Pro ホワイト AW17-04-01
ほとんどのエアコンに設置可能な製品です。一般家庭用、オフィスや店舗などの天井埋め込みエアコン、置き型タイプ、システム空調、どの形式でも対応できるので付け替えて使用することも可能です。不快な直風を避けて肌の乾燥や冷えから守ります。
- エアーウィングシリーズは日本製で安心
- 様々なタイプのエアコンに付け替え設置可能
- 部屋の温度のムラを起こさず、いち早く一定の快適温度にできる
RASISUS エアコン風よけ 壁掛け式
見た目がハイテクで作りも頑丈なので地震の時でも落下しないほどの設計です。暑すぎ、冷え過ぎというムラを排除し部屋の中の温度を一定に保ち快適な空間をいち早く作ります。また、オールシーズン対応しているのでコスパ的にも良いでしょう。
- 最大90cm伸縮できるのでどんなエアコンにも対応
- 穴あけやテープ不要で賃貸物件にも使用可能
- 掛けるだけのタイプなので設置が簡単
Moecat Life エアコン風よけカバー 壁掛け式
見た目がかわいいアニマルの風よけで、お子様がいる家庭でも大人気。機械の存在感をなくし部屋が癒しの空間になります。さらに空気を循環させることで温度ムラの解消をし、子供たちも快眠が得られ健康的な毎日を維持できます。
- 連結アームと組み合わせると角度の調整が可能
- エアコンにブラケットをかけるだけの簡単設置
- 冷暖房どちらも対応で一年中使用可能
こんなかわいい風よけがあるなんて!子供部屋のエアコンにつけたら子供も喜びそう!
Revave エアコン風よけ 壁掛け式
Revave エアコン風よけ 壁掛け式は、60cmから94.5cmまで幅を調節できるためどんなエアコンにでも対応可能です。全体的にスリムなので景観を損ないません。本体がブラインド式構造なので風力や流れで結露しづらい設計となっているので、清潔をずっと保てます。
- 180度角度調整可能でエネルギーの節約を実現
- 穴あけ不要、ぶら下げるだけで取り付けができる簡単仕様
- 他には見ないブラインド式構造で結露を防止し清潔な風を送風
SCIVEI エアコン風よけカバー
SCIVEI エアコン風よけカバーはシンプルなデザインと機能でどんなエアコンにでも取り付け可能、見栄えも損ないません。本体幅が124㎝まで伸縮調整が可能なので、エアコンの買い替えがあっても使い続けられるカバーです。
- 夏も冬もオールシーズン対応
- オクスフォード材質で本体の結露、部屋の湿気を防止
- 穴あけ不要のぶら下げ式で壁に穴をあけなくてOK
ダイアン・サービス ダイアン エアーウィング かぜよけ
ダイアン・サービス ダイアン エアーウィング かぜよけは、ワンタッチ取り付けで簡単、さまざまなエアコンに対応します。空気を効率的に循環させ温度をムラを防ぐことで、部屋の快適さと同時に光熱費の削減にもつながります。
- ネジ、穴あけ不要で壁を傷めず簡単取り付け
- 本体ウィング180度可動で角度調整可能
- 夏も冬もオールシーズン対応で1年中使えるので無駄がない
メディア21 エアコン 風よけ エアーウィング スリム
エアコンの風よけを初めて作った国内メーカーがメディア21で、このエアーウィングが商標登録されました。300万台以上売り上げた実績が安心感につながる製品です。安心と信頼の日本製にこだわって開発されています。
- 横幅最大70cmまで伸縮可能なのでほとんどのエアコンに対応可能
- 日本製、風よけの開発企業の信頼感、安心感がある
- 結露防止機能付きでいつでも清潔な風の送風
CVGLOBAL エアコン風よけカバー
CVGLOBAL エアコン風よけカバーは、工事不要でホックをひっかけるだけの簡単設置。エアコン本体も壁も傷つけないので賃貸でも安心して使用できます。冷暖房ともに対応しているので一年中活用可能で、無駄なく部屋を快適空間にしてくれます。
- 180度調整、上下自由に調整可能で好きなところに送風できる
- ABS素材活用で嫌な臭いを排除
- 防風により分散された風が部屋全体に広がることで室温が均一になる
エアコンの風よけは自作できる?
結論を先に言うと、エアコンの風よけを自作することは可能です。ちなみに風よけは100円均一の商品を使って作ることもできますので、安い金額で部屋を快適にすることが可能です。
もし100円均一で作成するなら、プラスチックボード、クリアファイル、布などを活用して風よけを作ることができます。例えばプラスチックボードを使った手順を紹介してみます。
- プラスチックボードを100円均一で購入
- エアコン送風口に合わせた大きさにカットする
- 10mm幅に7:3で切れ目を入れていく
- Lの形に折り曲げる
- 内側にテープを張って折れないように補強
- 両端クリップを送風口の隙間に取り付け、プラスチックボードのL字部分にクリップをつけて設置する
ほんの30分もあれば完成してしまうのでトライしてみても良いかもしれません。
サーキュレーターを使った風よけの方法も
エアコンの冷気や暖気を部屋に行き渡らせるには、サーキュレーターも効果的です。サーキュレーターは、複数の羽根を回転し送風するのは扇風機と同じですが、空気を循環させるためのアイテムなので風量が強めです。
さらに扇風機と違う特徴として、左右の首振りは基本で上下の首振り、360度回転する製品もあって、より空気の循環をスピードアップしてくれます。
そのため、冷房や暖房をつけて、さらに追加でサーキュレーターを回すことにより、いち早く部屋の中が均一な温度で保たれるのです。また、冷暖房の風量を1段階下げてサーキュレーターと併用することによって、空気の循環の効率化にプラスして光熱費の削減にも繋がります。
サーキュレーターは扇風機と違って人の体に直接あてて涼しくするためのものではなく、部屋全体を涼しくするために活用するものなので、配置を考えなければいけません。より効率的にエアコンの風を広めるために、エアコンの吹き出し口に向けてサーキュレーターを置き稼働させましょう。
◆以下の記事で、サーキュレーターの効果的な置き方について解説しています。参考にしてみてください。
◆また、以下の記事でおすすめのサーキュレーターを紹介しています。参考にしてみてください。
エアコンの風よけで空調をコントロールしよう!
エアコンの風よけを使用することで、快適な室温をより広い範囲でキープすることができます。また風よけで直接人間の体に風が当たらないようにすることで、風による不快感もなくなり快適に過ごせるでしょう。
さらに風よけがあれば全体を効率的に冷やせるので、温度を1度あげ、風力も1段階下げることで光熱費の削減にも繋がるので一石二鳥です。
エアコンの風よけはコスト的にも2,000円内でおさまるものも多く、工夫すれば自作も可能です。安価で快適な空間を作り出せるので、エアコンの風が気になる人は風よけを取り入れてみましょう。