電子レンジの中は見えにくく、蓄積された汚れが日々見えていないことがあり、気づいたら汚れは取りづらく掃除が大変になってしまうことがよくあります。しかし、「電子レンジマット」を使用することで、面倒な電子レンジの掃除が各段に楽になります。
電子レンジの庫内に日常からマットを敷いておくことで食べ物の吹きこぼれ、飛び散りなどが庫内に付着することを防いでくれます。マットは簡単に洗えるので、電子レンジの中は常に汚れ知らずで清潔に使えるというメリットがあります。
この記事では、電子レンジマットのメリットや使用時の注意点、おすすめの製品などを紹介していきます。電子レンジの掃除が面倒だと感じる人や、より衛生的に使いたいと感じている人におすすめです。
電子レンジマットとは?
最近は電子レンジの種類の中でも、庫内がフラットタイプの電子レンジが人気です。庫内が広く使いやすいだけでなく、手入れがしやすいといったメリットもあるようです。電子レンジ内は少し暗めなので、汚れをサッとふき取ればキレイになったように見えますが、意外と頑固な汚れが蓄積しています。
油の飛びはね、焦げのこびりつき、吹きこぼしなどが蓄積されて固まってから掃除をするのは大変。これを防ぐ目的として電子レンジマットの使用に注目が集まっているのです。ちなみに電子レンジマットは、レンジ機能でもオーブン機能でも使えるようになっています。
さらに電子レンジマットは、電子レンジの庫内の汚れを防ぐだけでなく、調理時の滑り止め、お菓子作り用マットとしても利用できるものもあります。多岐にわたる使い道がありながら、だいたい値段は1,000~1500円というコスパの良さも魅力です。
電子レンジマットを使うメリット
電子レンジの中は、よくよく見ると結構汚れています。毎日軽く掃除していたつもりでも、油汚れや焦げなどしつこい汚れは取れていないことも。電子レンジの掃除は面倒に感じる人も多く、年末の大掃除などに後回ししがちでは?しかし、そもそも汚れなければ大掃除も不要なのです。
電子レンジマットは、日々の電子レンジの汚れ、焼け焦げ、黒ずみなどを防ぎ、庫内をきれいに保つのはもちろん、調理器具の滑り止めやお菓子作りのマットとしても利用できます。
電子レンジ庫内の汚れを防げる
電子レンジマットの最大の効果は電子レンジ庫内の汚れを防げることです。油跳ねや食品の飛び散りの汚れ、吹きこぼれなどあらゆる汚れを防げます。電子レンジマットは、シリコン製のものが多く、使用しているレンジの庫内サイズに合わせてカットできるため、隙間なくフラットテーブルに敷くことが可能です。
普段からレンジを使用するたびに毎回使敷いておけば、庫内の汚れを軽減できるでしょう。マット自体もサッと洗って干すだけなので、毎日のお手入れも簡単。ゴミも出ないので、エコな使い方でもあります。
電子レンジ庫内の焼け焦げや黒ずみを防止できる
電子レンジ庫内の汚れの中でも、やっかいなのが頑固な焼け焦げや黒ずみ。電子レンジの床部分などに焦げ付いてしまうこともあるでしょう。拭き取りシートなどでも取りにくい汚れは、ついつい後回しにしてしまい、さらに取れにくくなってしまいます。
電子レンジマットは、レンジ機能時はもちろん、オーブン機能時にも使用できるので、高熱時に発生しやすい焼き焦げや黒ずみも防げます。あらかじめレンジマットを敷いておけば、このような頑固な汚れも未然に防ぐことができ、お手入れがかなり楽になります。
調理のすべり止めとしても使える
電子レンジマットは、シリコン製であることが多く、調理器具のすべり止めとしても活用できます。
まな板の下、ボウルの下などに敷けば、調理器具が滑らないので、安定して調理ができます。調理するキッチン台もキズが付かないように守ってくれる存在にもなるのです。
さらに子供の食事でもランチョンマットのように使うことで、食器やコップが落ちにくくなり、さらに食べこぼしの付着も防いでくれます。汚れても水でサッと洗うだけで、お手入れできるので、家事のストレスも大幅に軽減できます。
お菓子作り用マットとしても使える
電子レンジマットは、お菓子作りにも便利です。お菓子を作る工程には練ったり伸ばしたりという作業が多く、小麦粉などの粉状の材料を扱うので、作業台が汚れやすいと言えるでしょう。
この電子レンジマットの上でこねたり伸ばしたりすることで、すべらず安定して調理ができます。また粉がこぼれてしまってもマットの上ならすぐに洗えるので、とても便利。製品によっては、円のサイズや長さの目盛りが記載されているものもあり、成型するときにも役立ちます。
シリコン製でお手入れも簡単
電子レンジマットは、熱に強いシリコン製のものが多く、洗いやすい点が特徴です。汚れたら丸ごと水洗いできるため、お手入れが簡単であり、清潔も保ち続けられます。サッと拭いたり、干したりしておけばすぐに乾燥するのもシリコンのメリットです。
電子レンジマットは、食べ物に関わる場面で使用するので、お手入れが簡単で洗いやすいのはうれしいポイント。場所も取りにくく、使わない時もしまいやすいのもシリコン製の良い点です。
電子レンジに合わせてカットできる
電子レンジマットは多くの場合、シリコンでできているため、家庭で使用しているレンジのサイズに合わせてカットが可能です。どのレンジを使用していても、悩まず気軽に買えるのはうれしいポイント。
電子レンジの庫内ピッタリのサイズに合わせたり、少し小さめにしたり、自分の好みに合わせて調整できます。切って形を変えることもできるのでターンテーブルの電子レンジでも、形に合わせてカットすれば使用が可能です。
おすすめの電子レンジマット
電子レンジマットは、さまざまなメーカーから商品が販売されています。キッチン小物などで有名な山崎実業、カインズなどを始め、今では100円均一などでも手に入るようになりました。
大きく様変わりはしないものの、デザインやコスト、サイズなどで違いがあります。ここでは人気のおすすめ電子レンジマットをピックアップして紹介していきます。
Magicfour 電子レンジマット
Magicfourにも電子レンジマットがあります。シンプルなグレーカラーなのでインテリアを選びません。
電子レンジの庫内汚れ防止として使用するのは持ちろん、食器や調理ボウルの滑り止めマット、子供のキッズパッドとしても活躍します。また、フック穴がついているので、フックに引っ掛けて収納することもできます。
【製品詳細】
- サイズ :約W31×D28.5×H1.0cm
- 素材 本体:シリコーン
- 商品重量: -
- 家庭洗い :手洗い
ほとんどの電子レンジで使用できるサイズ感です。耐熱温度は‐40~230度で、食器洗い乾燥機で洗うことも可能です。
カインズ レンジ汚れ防止マット
カインズは、関東地方を中心に、東日本や東海地方、近畿地方などで展開しているホームセンターです。そのカインズから販売されている電子レンジマットも人気!見た目もスタイリッシュで使いやすく、便利なのに1,000円程度とコスパも最高だとSNSでも話題です。
カインズの電子レンジマットは、お菓子作りのマットとしても使用でき、クッキングシートとして使えるのもうれしいポイント。さらにハサミでカットできるので、レンジのサイズに合わせて調整できます
【製品詳細】
- サイズ:約W42.0×D35.5×H0.7cm
- 素材:シリコーンゴム、ガラスファイバー
- 重量:0.4キログラム
- 家庭洗い:手洗い
耐熱温度は230度で、クッキングシートとしてオーブンでも安心して使えます。シートを使わないのでエコにも貢献できます。他のメーカーと比較しても、若干大きく厚みもある仕様になっています。
ViV シリコーンベーキングマット
ViV シリコーンベーキングマットは、お菓子作りに便利なさまざまなサイズの記載が特徴的です。色もショッキングピンクと淡い黄色の二色展開で見やすく、お子様が1人でクッキーを作ったりする時にもとても役立ちます。
お菓子など調理を中心に考えた電子レンジマットになので、しっかりした素材の質感も特徴です。表面に生地が付きにくいのでこねる、伸ばす作業がとてもしやすいと人気の商品です。
【製品詳細】
- サイズ:約W26.0×D33.0×H0.7cm
- 素材:シリコーン樹脂
- 重量:158g
- 家庭洗い:手洗い
元の目的がベーキングマットであって、電子レンジマットにも活用できるという考え方なので、他のメーカーと比べてもしっかりとした造りが特徴です。もちろんオーブンでも使えるよう、耐熱温度も250度。お菓子作りが好きな人におすすめの電子レンジマットです。
パール金属 オーブン・電子レンジ用プロテクトシート
表も裏も使えるリバーシブルタイプの電子レンジマットで、シンプルな見た目ですが、レンジの汚れ防止に特化した製品です。スケールが付いている表面側は粉などで目詰まりしてもスポンジでさらっと落ちるようになっていて、乾きもかなりい早いのが特徴です。
両面シリコーン加工なのですべりにくく、段差のない薄型仕様で、ハサミで自由にカットできます。
【製品詳細】
- サイズ:約W42.0×D35.0×H0.4
- 本体重量:10g以下
- 材質:ガラス繊維
- 表面加工:シリコーンゴム
- 家庭洗い:手洗い
ターンテーブル付きの電子レンジでも使えるよう、切るための型紙もついてくるので、レンジに合わせてきれいにカットできます。
電子レンジマットを使用する際の注意点
電子レンジの庫内をキレイに保ち、かつ調理の時の滑り止めにも使える便利な電子レンジマットですが、安全に使うためには注意点があります。取り扱い上の注意点は、各商品にも記載されているので、必ず一読してから使うようにしましょう。
ここではシリコン素材の電子レンジマットにおける基本的な注意事項を解説します。
火のそばなどでは溶ける危険がある
シリコンゴムの通常の耐熱温度は180~200度、高耐熱性シリコンゴムは220~250度と比較的熱に強い性質は持っています。しかし火には弱いという特性があり、ガスコンロでは使用できません。
そのため、誤って火に近づけてしまうと溶ける可能性がありますので、火の傍には置かないように注意してください。特にガスコンロ設備があるキッチンでは、ふいに近づけてしまう可能性もあるため。十分に注意しましょう。
食洗機などで洗えない場合もある
シリコン素材の電子レンジマットは、食洗機で洗えるのが一般的ですが、一部商品は食洗機非対応のものもあります。食洗機に対応しているかどうか説明書の記載を必ずチェックしましょう。
ササッと洗える電子レンジマットは、食洗機に入れるまでもないかもしれませんが、普段から食洗機を常用している場合には、注意が必要です。お手入れ方法などの注意点は、それぞれの製品の取り扱い説明の記載を確認し、正しく使用しましょう。
電子レンジマットは色々と使えてとても便利!
電子レンジマットはとても便利、かつ効率的で、価格も安価というコスパがとても良い製品です。電子レンジ内の汚れを防ぐだけでなく、調理器具や食器の滑り止め、お菓子作りのマットなど多岐にわたる使い道もある優れものと言えるでしょう。
電子レンジは軽くふき取りはするものの、油の飛びちりや吹きこぼれなどの汚れが溜まりやすく、気づいたら汚れが落ちづらくなってしまい、掃除が大変になることもあります。そうなる前に、普段から電子レンジマットを利用していれば、汚れが付きにくく掃除のストレスも解消されます。
電子レンジマットは、すぐに洗うことができるので衛生的ですし、しっかりとしたシリコン素材のため長期間使用できます。ただし、取り扱いには中が必要なシーンもあるため、使用する前には説明書を読んで注意点を守って使うようにしましょう。