食洗機はパナソニックとリンナイどっちがいい?機能や違いを比較して解説

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食洗機からお皿を出す子ども

キッチンと一体型になったビルトインタイプの食洗機。キャビネットの中に収まるので見た目もすっきりとして、キッチン周りの作業スペースを確保しやすいですね。

ビルトインタイプの食洗機は海外メーカー製品も多い中で、日本のメーカーではパナソニック、リンナイ、三菱電機が主流です。

今回は、パナソニックとリンナイの食洗機はどちらがいいのか、各メーカーの特長や価格予算、機能性などを比較しながら詳しく解説していきます。

ビルトインタイプとあわせて、卓上タイプについても触れているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事でわかること

  • パナソニックは、ビルトインはスライド式が中心で、卓上食洗機のラインナップも豊富
  • リンナイは、フロントオープン式ビルトイン食洗機を扱う数少ない国内メーカー
  • 設置したい食洗機タイプや容量を中心にメーカーを選ぶのがおすすめ

パナソニックとリンナイの食洗機はどっちがおすすめ?

食洗機からグラスを取り出す手

毎日使う食洗機選びでは、環境やライフスタイルに合った製品を選ぶことが重要です。

国内の食洗機メーカーではパナソニックとリンナイが人気メーカーですが、一体どちらのメーカーを選べば良いのでしょうか。

賃貸と持ち家ではどちらがいいのか、家庭の食器点数に合った容量やビルトイン式の2種類の違いなど、環境や条件別にパナソニックとリンナイの違いを解説していきましょう。

賃貸ならパナソニック

賃貸住宅にお住まいの方は、ビルトインタイプの食洗機だと大がかりな設置工事が必要になってしまうのでほとんど導入できません。

DIYが自由な物件や、オーナーが許可している場合などは例外ですが、ほとんどの住宅では原状回復の義務があるので設置できないでしょう。

賃貸住宅で食洗機を使いたい場合は、パナソニックの卓上型食洗機がおすすめです。大きな設置工事は不要で、キッチンの蛇口に分岐水栓を取り付ける簡単な工事だけで使用できます。

分岐水栓の取り付けが難しい場合は、本体内のタンクに給水するタンク式を使えば、電源を入れるだけでその日からすぐに使い始められます。

卓上タイプの食洗機はリンナイでは取り扱いがないので、賃貸住宅で使う食洗機はパナソニックがおすすめです。

大容量のフロントオープンならリンナイ

フロントオープンとは、手前側に扉を開けて、食器収納カゴを前面に引き出すタイプの食洗機です。

どの角度からでも食器が入れやすい構造で、特殊な形をした調理器具なども入れやすく、洗うものの種類や形状を選ばずに使いやすいので高い人気があります。

棚はスライド式で上下2段構えなので、収納点数が大容量であるのも魅力です。

ミーレやガゲナウといった海外製はフロントオープンが主流で、日本のメーカーでフロントオープンタイプを取り扱っているのはリンナイだけです。

◆フロントオープン式食洗機の特徴は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

スライドオープン式なら条件に合わせて比較検討

フロントオープン式の食洗機は国内メーカーでの取り扱いはリンナイだけですが、スライドオープン式の食洗機はパナソニック、リンナイ、三菱電機でも販売されています。

スライドオープン式は、引き出しタイプのドアを開け、食器を上から入れていくスライド開閉タイプの食洗機です。

立ったまま、予洗いが済んだ食器をスムーズに収納できるので、食器洗いの頻度が高い家庭におすすめです。

各メーカーの設置条件やサイズ、容量、機能を比較して、自分に合ったものを検討できます。

パナソニックのビルトイン食洗機の特徴

食洗機に大皿を入れる様子

パナソニックのビルトイン食洗機は、充実した収納力と省エネ性が魅力です。

食器洗いの頻度が高く、スピーディーかつ効率的に食器洗いをしたい人に向いています。

パナソニックのビルトイン食洗機について詳しく紹介します。

予算

パナソニックのビルトイン食洗機は、設置工事費用込みで、8万円〜25万円程度の価格が予算相場です。

幅45cmのミドルタイプ(浅型)食洗機では、エコ機能のないシンプルなモデルだと、工事費用込みで比較的安く設置可能です。

工事業社や自宅の配管状況によっても工事費用は変わってくるので、事前に何社か見積もりをお願いしてから工事を行うことをおすすめします。

大容量のハイスペックなモデルを購入する場合は、これよりももっと高い費用が掛かります。

スライドオープン式

パナソニックのビルトイン食洗機はスライドオープン式です。フロントオープン式と比較すると収納点数は少ないですが、3〜4人家族分の食器は十分に収納できる容量です。

ラックが2段構えになっているモデルでは、食器の高さや大きさ、点数、大型の調理器具も入れられるように配置を変えられます。

例えば、大物の調理器具を洗う際には2段目をフルフラットにするか、2段目を収納したフルフラップで広く使い、食器点数が多い場合はフラット仕様、コップの点数が多いときはスライド仕様など、柔軟な収納が可能です。

ハイエンドモデルにはタッチオープン機能が搭載されており、扉を2回ノックすることで自動オープンする仕組みです。

液体洗剤の自動投入機能を搭載

引用:パナソニック K9/M9 Plus Series

食洗機では、食洗機専用の洗剤を使う必要があります。一般的な手洗い用の中性洗剤を食洗機に使うと、泡立ちすぎてしまい機械のトラブルや故障に繋がってしまうためです。

パナソニックのビルトインタイプでは、粉末・ジェルボール・タブレットの3種類の洗剤を使えて、洗浄運転時に自動で投入する機能が搭載されています。

ただし自動投入機能は液体洗剤のみに対応しており、ジェルボール洗剤、タブレット型洗剤は非対応です。

ナノイーXやストリーム除菌洗浄で衛生的

パナソニックといえば、空気清浄機でもおなじみのイオン「ナノイー」が有名ですが、食洗機にはナノイーをさらに進化させた「ナノイーX」が搭載されています。

除菌・消臭効果のあるナノイーXで食器を洗うことできれいに仕上がり、食器だけではなく食洗機庫内の衛生環境も良好に保ちます

また、洗浄方式の「ストリーム除菌洗浄」では、50度以上の温水で高圧洗浄し、80度以上の温水でしっかりすすぎ運転することで、99%以上の除菌効果を発揮します。

AIエコナビで節水・節電

引用:パナソニック 9シリーズ

パナソニックの「AIエコナビ」は、搭載されたAIセンサーが食器量・汚れ具合・室温を検知する機能です。センシングによって最適な運転時間や洗い方を自動でコントロールします。

AIエコナビで無駄のない運転を行うことで、洗浄時間の短縮になる上に、節水・節電効果を高められます。

長期的に見たランニングコストを抑えられるだけではなく、環境への配慮にも繋がります。

パナソニックのビルトイン食洗機のおすすめモデル

パナソニックのビルトイン食洗機のおすすめモデル

パナソニックはスライド式のビルトイン食洗機を中心に展開していますが、モデルによって容量や使い心地も異なります。

パナソニックの中でも人気のモデルや、使い勝手のいいおすすめモデルを厳選して紹介していきます。

NP-45KD9AP ディープタイプ

業界初、液体洗剤の自動投入機能を搭載したNP-45KD9AP。

パナソニックのビルトイン食洗機の中でも上級モデルで、高性能な機能をさまざま搭載しています。

スタートボタンを押すだけで、洗剤の投入から運転設定までが自動。食器量や汚れの度合いを見極めて、状態に合わせて最適な洗浄プログラムを実行してくれます。

パナソニックならではのナノイーXや、高圧水流でしっかり除菌をしてくれるストリーム除菌洗浄も搭載。

食器や庫内の除菌やニオイを抑制してくれるので、衛生面に気を遣う人も安心して使用できるでしょう。

ノック2回で自動オープンしてくれるので、手が汚れているときや、庫内の食器量が多く引き出しが重いときも楽々開けられるのもうれしいポイント。

作業効率を上げてくれる便利な機能がたくさん搭載されており、日々の家事をしっかりサポートしてくれるモデルです。

ドア開閉方法引き出し式
食器容量・点数6人分・48点
庫内容積60L
標準総使用水量9L
機能・乾燥機能
・除湿
・ニオイ抑制
・タイマー
・液体洗剤自動投入
運転音38dB
幅×高さ×奥行448mm×853mm×609mm
重量25kg
設置幅45cm

NP-45KS9W ミドルタイプ

NP-45KS9Wは、パナソニックの中でも人気の9シリーズで、全コースの洗浄工程で除菌ができる「ストリーム除菌洗浄」を搭載した、ハイエンドモデル。

庫内の隅々までフルカバーする高密度水流で洗浄する「3Dプラネットアームノズル」で、洗浄力も抜群です。

節水や省エネを自動で叶えてくれる「AIエコナビ」を搭載。室温・食器量・汚れの3つのセンサーで状態を見極め、その都度適切な運転に調整してくれるので、無駄がありません。

運転時間の短縮や水や電気の使用量削減にもつながるので、家事がもっと効率化し、経済的です。

また人の体温とほぼ同じ約35℃の低温排気を実現。湿度も低く排気できるので、運転中もキッチン環境が乱れることがありません。

高性能な機能と使いやすさを両立しており、どんな家庭でも不便なく使える充実したモデルと言えるでしょう。

ドア開閉方法引き出し式
食器容量・点数5人分・40点
庫内容積40L
標準総使用水量9L
機能・乾燥機能
・除菌
・タイマー
運転音36dB
幅×高さ×奥行448mm×453.5mm×606mm
重量21kg
設置幅45cm

NP-60MS8W ワイドタイプ

幅60cmと間口が広く、食器のセットがさらにしやすいNP-60MS8W。

上かごは「ムービングラックプラス」を採用しており、設置する食器や調理器具に合わせて、4パターンの形状に変えられます。

7人分50点を収容できる大容量で、大家族に対応できるのはもちろん、3~4人の家族でも一日分の食器をまとめ洗いできるので便利です。

まフライパンやお鍋などの調理器具も入る大きさなので、食器だけでなく調理器具の洗浄もまとめて1回で済むでしょう。

隅々までしっかり洗浄できる「3Dプラネットアームノズル」を搭載。室温・食器量・汚れを検知するセンサーで、その時に合った洗浄コースを調整してくれる「AIエコナビ」を搭載しているので、細かな設定も必要ありません。

スライド式でこれだけの容量を持つ食洗機は多くありません。容量を重視する人はもちろん、スマートな使い心地なので使い勝手を重視する人も満足できるモデルでしょう。

ドア開閉方法引き出し式
食器容量・点数7人分・50点
庫内容積57L
標準総使用水量12.5L
機能・乾燥機能
・除菌
・タイマー
運転音40dB
幅×高さ×奥行598mm×450mm×627mm
重量25kg
設置幅cm

リンナイのビルトイン食洗機の特徴

ビルトイン型の食洗機

リンナイでは据え置き型食洗機を販売しておらず、ビルトインタイプのみ扱っています。

リンナイのビルトイン食洗機は、フロントオープン式ならではの大容量の収納力と洗浄力が魅力です。

国内メーカーでは、ビルトイン食洗機のオープン方式をフロントオープンとスライドオープンの2種類から選べるのはリンナイだけなので、好みのタイプを選べるメリットもあります。

予算

リンナイのビルトイン食洗機は、設置工事の費用込みで8~28万円が価格の予算相場です。

例えば、幅45cmのスライドオープン式だと、工事費や保証が込みで8万円程度から購入できます。幅45cmのフロントオープン式では、13万円程度から設置が可能です。

高いモデルでは本体価格だけで20万円以上する製品もあります。既存のビルトイン食洗機から買い替えて、取り替え工事を行う場合は、新規取り付けよりも若干工事費用が安い設定です。

選べる二つのオープン方式

引用:リンナイ ビルトイン食洗機

リンナイのビルトイン食洗機は、国内の主流であるスライドオープン式と、海外製品の主流であるフロントオープン式の2種類が販売されています。

スライドオープン式では、引き出しのように食器カゴを出して収納していくので、しゃがんだりかがんだりする際の腰の負担が少なく済みます。

フロントオープン式では、スライドオープン式と比べて収納できる食器点数が多く、どの角度からでも入れやすく、大物の調理器具も楽に入れられます。

リンナイ製のビルトインタイプを求めている場合は、選択できる食洗機タイプが2種類に増えるのがメリットです。

フロントオープン式なら大容量

引用:リンナイ ビルトイン食洗機

海外で主流のフロントオープン式は、手前側に扉を開いて、上下2段の収納カゴに食器類を収納していきます。

食器を入れる順番を考えなくても気兼ねなく収納できて、調理器具などの大物類もしまいやすい設計です。

収納点数が多いたっぷりサイズの大容量で、さまざまな形状の洗い物を収納できます

デメリットとしては、フロントオープン式の場合はキッチンの下部に設置されるので、食器の収納時に体を屈める必要があります。

腰に負担が掛かりやすいので、腰痛持ちの方や妊婦の方には扱いにくい設計です。

プラズマクラスターを搭載

エアコンや空気清浄機でおなじみの「プラズマクラスター」は、シャープが開発した独自の空気浄化技術です。

リンナイの食洗機には、このプラズマクラスターが採用され、イオンの力で除菌・消臭を行います。

せっかくきれいに洗った食器も、そのまま放置していては雑菌が繁殖してしまいますが、乾燥運転時にプラズマクラスターを放出して、次に使うときまでに食器をきれいな状態のまま保管しておけます。

充実したアフターサポート

リンナイのビルトイン食洗機は、購入日から1年間が標準の無料修理保証が付き、BL(ベターリビング)認証がある製品は2年間の無料修理期間が保証されています。

あんしん修理サポートを利用すれば、最長10年まで保証期間の延長が可能です。

無料修理期間が超過してしまった後も、不具合や故障時には有料での修理を受け付けています。

補修用の性能部品を保有する期間は6年間なので、保有期間内であれば交換部品が手に入るので安心です。

故障などによる修理依頼は、365日24時間受け付けている充実したアフターサポート体制です。

リンナイのビルトイン食洗機のおすすめモデル

リンナイのビルトイン食洗機のおすすめモデル

リンナイのビルトイン食洗機は、フロントオープン式とスライドオープン式から選べるのがうれしいポイント。

リンナイの食洗機の中から、人気のモデルを紹介します。

高い洗浄力とシャープのプラズマクラスターを採用した除菌機能を備えたリンナイのビルトイン食洗機は、どんな家庭でも使いやすくおすすめです。

RSW-F402CA

リンナイの魅力とも言えるフロントオープン式のモデル。8人分56点も入る大容量は、フロントオープンならでは。

大きく開き、奥まで手が届きやすいので、大きな食器や調理器具なども、取り出しやすいのもポイントです。

上下のダブルノズルですみずみまでしっかり洗浄。ドアはワンタッチで開閉できるので、慌ただしいシーンでも簡単に操作ができ、便利です。

ソフト排気モードでは、約36℃まで温度を下げて排気をおこなうので、キッチンの温度が高くなることもなく快適。小さなお子様がいる家庭でも安心できる機能です。

スタイリッシュなパネルカラーとフレームも魅力の一つ。スッキリとした生活感をおさえたデザインで、インテリアを重視する人でも満足できるでしょう。

ドア開閉方法フロントオープン式
食器容量・点数8人分・56点
庫内容積66L
標準総使用水量12L
機能・乾燥機能
・タイマー
運転音44dB
幅×高さ×奥行448mm×855mm×564mm
重量30kg
設置幅45cm

RSW-405LPE

自動制御のエコ運転ができ、家計にもやさしいリンナイのハイグレードモデル。

シャープの「プラズマクラスター」を搭載し、乾燥時に放出することで、洗浄後の食器を衛生的に除菌します。

食器の入れやすさを重視した「おかってカゴ」も特徴。フレキシブルに動かせる可動式レールで、食器の形状やサイズに合わせて上手に収納をサポートしてくれます。

上段はフリーラックが付いており、大きな調理器具などを洗うときやプラスチック小物を洗うときなど、洗いたいものに合わせて自由に形を変えられます。

洗浄からすすぎの工程では、銀イオンが溶け出す使用になっており、抗菌作用のある水が食器や庫内を抗菌コート。

食器や庫内をいつでも清潔な状態を保てるので、衛生面を重視する人にもうれしいポイントです。

低ランニングコストで洗える「夜エココース」や重曹を使って洗う「重曹コース」など、多彩なコースを搭載。

使いこなすことで、節約性や使い勝手の良さを向上できる高機能な食洗機と言えるでしょう。

ドア開閉方法引き出し式
食器容量・点数4人分・30点
庫内容積42L
標準総使用水量9L
機能・乾燥機能
・ニオイ抑制
・除菌
・タイマー
・洗剤なし洗浄
運転音40dB
幅×高さ×奥行448mm×450mm×616.5mm
重量19kg
設置幅45cm

RSW-SD401LPA

6人分の食器を一度に洗浄できる深型タイプで、一度にたくさんの食器を洗える「ぎっしりカゴ」を採用したハイグレードモデル。

大容量でたくさんの食器を一度に洗えるのはもちろん、料理に使った調理器具まで一度にまとめて洗えるので、家事の手間も削減できるでしょう。

マルチショットで庫内の隅々まで均一にしっかり洗浄できる「タワーウォッシャー」を搭載し、洗浄力は申し分なし。

乾燥機能は、シャープのプラズマクラスターで除菌ができるので、これを使うだけで食器の除菌が完了できます。

さまざまな洗浄コースを搭載しているほか、庫内洗浄やクリーンキープコースも搭載しており、お手入れも簡単。

手軽に庫内をいつでも清潔に保てるので、掃除の手間や衛生面が気になる人も安心して使い続けられるでしょう。

ドア開閉方法引き出し式
食器容量・点数6人分・47点
庫内容積63L
標準総使用水量9L
機能・乾燥機能
・ニオイ抑制
・除菌
・タイマー
・洗剤なし洗浄
運転音38dB
幅×高さ×奥行448mm×853mm×626mm
重量21.5kg
設置幅45cm

パナソニックの据え置き食洗機の特徴

皿洗いの様子

工事不要で設置できる据え置き型は、初期費用を安く抑えられて、省スペースに設置できる便利な食洗機です。

続いては、ビルトインタイプの設置が難しい、賃貸住宅向けにおすすめの、パナソニックの据え置き食洗機について、特長や魅力を紹介します。

タンク式と分岐水栓から選べる

パナソニックの据え置き食洗機は、給水方式を「タンク式」と「分岐水栓式」の2種類で展開しています。

分岐水栓式は、蛇口の分岐水栓を取り付ける工事が必要ですが、業者に依頼しなくても専用の工具を使って自分で取り付けられる簡単な作業です。

タンク式は食洗機本体のタンクに給水して使えるタイプなので、排水経路さえ抑えられれば、蛇口周りに限らずどこにでも置いて使えます。

◆タンク式・分岐水栓式食洗機の特徴は、それぞれ以下の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

3人から5人分まで洗える容量

パナソニックの据え置き食洗機は、3人分〜5人分までの食器を一度に洗浄できる、家族で使いやすい容量のモデルを多く取り扱っています。

食器カゴが深型のディープタイプと浅型のミドルタイプを取り扱っており、ディープタイプは約6人分もの食器を一度に洗える大容量サイズです。

二世帯で暮らしているご家庭や、食事会を開く機会が多い来客頻度が高い家庭では、洗い物の負担を大幅に減らすことができます。

家族が多いほど食器量が増えて洗い物が大変になりますから、食洗機を導入して家事を少しでも時短しましょう。

ストリーム除菌洗浄で衛生的

パナソニックの食洗機の洗浄方法には、「バイオパワー除菌」と「ストリーム除菌洗浄」が採用されています。

ストリーム除菌洗浄は、50度の温水の高圧洗浄でしっかりと汚れを落とし、80度の高温すすぎで洗いムラなく食器を洗い上げます。

バイオパワー除菌もストリーム除菌洗浄も、どちらも99%の除菌効果が確認されている衛生的な洗浄方法です。

一部モデルを除く、ビルトインタイプのすべての機種に採用されており、据え置き型の食洗機にも取り入れられています。

業界最薄のモデルもある

食洗機の導入で悩むのが、置き場所の問題です。特に賃貸住宅ではキッチンスペースが手狭で、作業スペースも確保しつつ食洗機を設置するには、かなりコンパクトなサイズの製品が必要ですよね。

パナソニックの据え置き型食洗機には、業界最薄の奥行きサイズを誇る、約29cmの薄型モデルがあります。

シンク横やシンク脇にぴったりと収まり、圧迫感を軽減させます。これまで食洗機の設置は難しいと諦めていた家庭でも、置き場所の選択肢が広がります。

設置スペースにやや余裕がない場合でも、販売されている専用の置き台を使うことで、安定した置き場所を確保できますよ。

サブスクで利用できるモデルもある

パナソニックでは、2022年の4月から自社の食洗機をサブスクリプションで利用できるサービスを展開しています。

月額2,570円(税込)から気になる製品をレンタルできるので、食洗機の使い心地を試したい方にもおすすめです。

また、36ヵ月間継続して利用するとレンタル中のモデルが進呈されるシステムになっているので、長く使い続けても損がありません。

月々のレンタル料分を本体価格から引いた残高を支払えば、早期の買い取りもできる便利なサービスです。

◆パナソニックの食洗機レンタルサービスについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。

おすすめのパナソニックの据え置き型食洗機

卓上タイプの食洗機

最後に、パナソニックの据え置き型食洗機から、ファミリー向け・スリムモデル・少人数向けの3つに絞って、おすすめ製品をご紹介します。

パナソニック製の据え置きタイプは、どれも設置しやすいようコンパクトに設計されているので、初めて食洗機を利用するという方にもおすすめです。

使いやすく洗浄力もパワフルで、除菌もしっかり行ってくれるパナソニックの製品を検討してみてはいかがでしょうか。

ファミリータイプ NP-TZ300

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ナノイーXによる除菌効果や、ストリーム除菌による洗浄機能が搭載された、約5人分もの食器40点を一度に洗えるファミリータイプです。

パナソニックの据え置き型では、最もハイスペックな製品なので、大容量かつ高機能のモデルが欲しい方にはおすすめですよ。

センサー部分に軽く触れると、ドアが自動でフルオープンする仕様なので、手が塞がっていても食器の出し入れをスムーズに行えます。

水筒やタンブラーなども洗いやすいようボトルホルダーが設置されており、高圧洗浄によって長筒状の食器もすみずみまできれいにしてくれます。

給水方式分岐水栓式
庫内容量50L
ドア開閉前開き式、タッチオープン
本体サイズ(幅×奥行×高さ)55×34.4×59.8cm
設置サイズ(幅×奥行×高さ)55.5×34.9×65cm
食器点数・容量40点・5人分
大皿サイズ最大27cm
運転音36dB
標準総使用水量11L
最大消費電力1165W/1185W(50Hz/60Hz)
重さ20kg

スリムタイプ NP-TSP1

スリムタイプの「NP-TSP1」は、タンク式・分岐水栓式の2way食洗機です。

2way仕様は、転居などで環境が変わっても長く使い続けられるので便利です。約34cmのスリムな奥行きで、設置場所の選択肢が広がります。

リフトアップ式の開閉ドアを採用し、手前側にスペースがなくても高さを確保できれば開閉をスムーズに行えます。

スリムモデルながらも、約24点の食器が収納できる頼もしいファミリーサイズです。

給水方式タンク式・分岐水栓式
庫内容量36L
ドア開閉リフトアップ式
本体サイズ(幅×奥行×高さ)55×34.1×60cm
設置サイズ(幅×奥行×高さ)56×36.7×72cm
食器点数・容量24点・約4人分
大皿サイズ最大24cm
標準総使用水量9L
最大消費電力1165W/1185W(50Hz/60Hz)
運転音39dB
重さ‎19kg

少人数向けプチ食洗 NP-TCR5

パナソニックの据え置き型の中でも最小モデルなのが、「プチ食洗 NP-TCR5」です。本体サイズは幅47cm・奥行き30cmと、水切りカゴとほとんど同じという驚きのコンパクトサイズです。

手狭なキッチンで設置できるか心配…というご家庭でも、一般的なサイズの水切りカゴが置ける場所なら、パナソニックのプチ食洗を設置できます。コンパクトながら食器点数は18点洗えるので、3人暮らしの家庭でも十分使えるサイズです。

給水方式分岐水栓式
庫内容量24L
ドア開閉前開き式
本体サイズ(幅×奥行×高さ)47×30×46cm
設置サイズ(幅×奥行×高さ)47.5×30.5×52cm
食器点数・容量18点・約3人分
大皿サイズ最大24cm
標準総使用水量9L
最大消費電力665W/685W(50Hz/60Hz)
運転音41dB
重さ12kg

パナソニックかリンナイの食洗機を選ぶなら条件に合わせて要検討

ドアの開いた食洗機

今回は、ビルトイン食洗機で人気の国内メーカー、パナソニックとリンナイではどちらのメーカーを選べば良いのか、各メーカーのメリットや特長、独自機能などを解説してきました。

  • 国内のフロントオープン式はリンナイだけの取り扱い
  • スライドオープン式は両メーカーを比較して検討できる
  • 賃貸住宅向けの据え置き型はパナソニックがおすすめ
  • パナソニックの食洗機サブスクサービスも便利

食器洗いの手間をなくしてくれる食洗機は、子育て中の家庭や共働きの夫婦など、忙しい家庭での自由な時間を捻出してくれる、頼もしい存在です。

少し前までは贅沢家電だと捉えられていましたが、据え置き型食洗機の普及によって、気軽に家庭へ取り入れやすくなりました。

食洗機での洗浄は、家事の時短だけではなく水道代の節約にも繋がります。

使い方やキッチン環境に合った食洗機を選んで、洗い物から解放されましょう!

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