新居で洗濯機を置こうとしたら「排水エルボがない」と気づいたときは、まず排水口のタイプを確かめ、入居時からなかったなら管理会社に連絡するのが先です。確認する順番は次の3つです。
※本記事の情報は2026年10月時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
- ①排水口のタイプ…防水パンや排水トラップ(におい止めの部品)が付いた排水口なら、エルボでホースとつなぐのが前提です。床に穴だけが開いているタイプなら、排水ホースを直接差し込む方法もあります
- ②入居時からなかったか…建物の設備として付いているはずの部品なら、管理会社や大家さんが手配してくれることがあります
- ③自分で買うなら口径を測る…排水口と排水ホースの口径に合うものを選びます。エルボ単体は数百円から、排水トラップ付きでも千円台から手に入ります
エルボがないまま排水トラップ付きの排水口に排水ホースを差し込むと、隙間からの水漏れや、ホースが抜けての水浸し、下水のにおいの原因になります。
穴だけの排水口に差し込む場合も、洗濯機メーカーの据付説明書どおりに、抜けないようしっかり差し込むことが条件です。
この記事では、排水口のタイプ別の対処、エルボの選び方と買える場所、取り付け手順、水漏れしたときの対処と管理会社への連絡のしかたを紹介します。ホースを直接差し込む手順は洗濯機排水ホースの差し込み方ガイドでも詳しく解説しています。
エルボとは何か?

エルボは、排水口付近に使われるL字型の部品で、ホースの連結をスムーズにする役割があります。肘に似ている形状のために英語の「elbow」から名付けられました。
エルボの機能と重要性
エルボは、洗濯機の排水ホースと床面の排水口を接続する部品で、L字型のパイプ状です。素材は、プラスチックまたはゴム製です。
防水パンや排水トラップのある賃貸物件では、多くの場合、設備として付いています。排水口に直接、排水ホースを取り付けようとすると、床面に対して垂直に排水ホースを差し込まなければなりません。すると、排水ホースに無理がかかって破損や劣化が起きやすくなります。
そこで、排水ホースと排水口の間にL字型のエルボを付け加えることで、無理がかからなくなるのです。排水口の場所は、家庭ごとに異なりますが、主に2箇所です。
- 「防水パン」に付いている排水口
- 床そのものに空いている排水口
各タイプの排水口には、合うエルボが付属されていて、賃貸なら、基本的には建物の付属品です。
ですが、床そのものに空いている排水口(2.)の場合は、元々エルボなしのタイプもあります。賃貸マンションなどでは、防水パンが設置されていることが多く、防水パンの排水トラップにはふつうエルボがセットになっています。
防水パンとは、洗濯機の下に置くプラスチック製の受け皿で、漏水および振動・騒音対策として使われているものです。防水パンがない部屋の置き方は洗濯機の防水パンがない場合の設置方法で解説しています。
また、近年の物件の排水口の特徴は、「排水トラップ」が設置されていることです。排水トラップには、エルボが付属しているのがふつうです。
排水トラップ
悪臭や異物・虫などが配管から上がってこないようにするパーツで、排水口の下側に取り付けられています。排水管の途中に一定の水が溜まるように設計されていて、下水が干上がって悪臭が漂ったり、虫が排水口から逆侵入してくるのを防いでいます。
一方で、築年数が比較的古い物件の場合には、床そのものに空いている排水口が多くなり、エルボ不要で直接、排水ホースを繋ぐタイプも多くあるでしょう。
エルボは必ず必要か?
エルボなしでも洗濯機の排水はできるので、必須というわけではありません。ただ、エルボを取り付けられる排水口でエルボを使わない場合、洗濯機の使用中に、水漏れが起こりやすくなる恐れがあります。また、下水の悪臭が上がりやすくなるので、注意が必要です。
物件によるものの、エルボは本来、入居の段階で物件の排水口部分に備え付けられているはずのケースが多いです。ですので、賃貸マンションなどに引っ越してきた際にエルボがない場合には、まずは管理会社や大家さんに問い合わせましょう。
エルボは、洗濯機の付属品と間違われやすいパーツのために、以前の住人が持って行ってしまっている可能性があります。その場合は、管理会社が手配してくれることも期待できます。時間が経ってからでは遅いので、気づいたらすぐに管理会社へ連絡しましょう。
一方で、穴だけの排水口には、排水ホースを直接差し込む方法もあります。日立の洗濯機の据付説明書でも、「排水ホースを排水口に差し込む場合」の手順が用意されています。
| 排水口のタイプ | エルボ | エルボがないときの対処 |
|---|---|---|
| 防水パン付き(排水トラップあり) | 必要(トラップとホースをつなぐ部品) | 管理会社に連絡。自分で買うなら防水パン・トラップの型番に合うエルボを選ぶ |
| 床の排水口に排水トラップあり | 必要 | トラップの口径に合うエルボを用意する |
| 床に穴だけ(トラップなし) | なくても差し込める | ホース先端のホースピースを付け、抜けないよう深く差し込む。におい対策にトラップ付きエルボを付ける方法もある |
日立の据付説明書では、排水口に差し込むときの注意として、ホース先端にホースピースが付いていること、ホースを折れ曲がらないように差し込むこと、先端が排水口の底でふさがれていないこと、排水の力や振動で抜けないようしっかり差し込むことを挙げています。排水配管の位置を確認しないで差し込むと、水漏れの原因になるとも書かれています。
まずは、もともとの排水口のタイプを見極めることが必要です。判別できかねる場合にも管理会社へ問い合わせましょう。
賃貸物件でのエルボがないことが招く問題点
エルボを使わなくても、排水口へ排水ホースを繋ぐこと自体は可能ですが、排水周りのトラブルが起こりやすくなるので、注意が必要です。エルボなしの場合、排水口と排水ホースの間に隙間ができやすくなります。すると、周囲に水が飛び散り、フロアや壁紙が劣化してしまったり、カビなどの被害が出る恐れがあります。
また、水圧で排水ホースが暴れて外れてしまうと大規模な水漏れにつながってしまいます。さらに、長期間使っているうちに排水管が詰まってしまうと、構造上、フロアへ水漏れが拡がりやすいので、注意が必要です。洗濯機置き場に、防水パンがあったり、排水トラップが付いているタイプの排水口では、基本的には、付属のエルボを使うのが前提になっています。
エルボが見つからず、とりあえず排水口へ排水ホースを直接つなぐ場合には、排水口とホースの隙間を配管用のパテでふさいでおくと、においや虫の侵入の対策になります。耐水性のパテを選んでください。ただし、パテは隙間をふさぐためのもので、ホースの抜け止めにはなりません。ホースは奥までしっかり差し込み、早めにエルボを用意しましょう。
洗濯機の排水口が穴だけ?エルボなしで洗濯機を設置するリスク

床面に排水口の穴だけがあるタイプの排水口は、比較的古いタイプなので、排水トラップの仕組みも導入されていないケースが多くなります。2つのリスクを見ていきましょう。
排水の悪臭が上がってくる
穴だけのタイプの排水口では、構造上どうしても下水の悪臭が上がってしまいやすくなっています。排水トラップがないので、中の下水が干上がりやすく、悪臭が出やすくなってしまっているからです。排水口からの悪臭を遮るものがないので、どうしても不衛生になりがちです。
上がってきた悪臭が洗濯物につく
排水口からの悪臭が上がってきてしまい、臭いが洗濯物に移ってしまうと、せっかくの洗濯も台無しです。穴だけの排水口用に開発された、排水トラップを備えたエルボも発売されています。サイズと仕様をよく確認して、取り入れられないか検討してみるのも手です。
トラップ付きのエルボを選ぶときは、次の点を確認します。
- 排水管の太さ(呼び径)と管の種類(VP管・VU管など)に対応しているか
- 床にビスで固定するタイプか(賃貸では穴あけ前に管理会社へ相談)
- 化粧カバーを外した状態で、排水管にトラップの筒が収まるか
サイズが合わないと、取り付けても隙間から水やにおいが漏れてしまいます。迷ったら、化粧カバーを外した排水口の写真を撮って売り場で相談するとよいでしょう。
排水エルボの買い方・選び方

エルボをすぐに手に入れたいときには、購入するのが手っ取り早い方法です。サイズや仕様を誤って選んでしまうと、無駄になってしまうので、ポイントを確認しておきましょう。
エルボの金額はいくらくらい?
エルボは安価な部品です。楽天市場での販売価格の一例(2026年10月時点)は次のとおりです。
| タイプ | 価格の目安 | 向いている排水口 |
|---|---|---|
| エルボ単体(防水パン用・排水トラップ用) | 400〜700円台ほど | 防水パンや排水トラップが付いている排水口 |
| 排水トラップ付きエルボ(床直接取り付け) | 1,400円前後から | 床に穴だけが開いている排水口 |
値段の差は、におい止めの排水トラップを含むかどうかです。購入前には、口径だけでなく、排水トラップが排水口に収まるかも確認しておきましょう。防水パン用のエルボは、防水パンのメーカー純正品を選ぶと形が合いやすくなります。安いからと口径を確かめずに買うと、差し込めない・ゆるくて抜けるといった失敗につながり、結局買い直すことになります。
サイズの合ったものを選ぶ
エルボは、L字型になっている2つの接続口それぞれのサイズを確認して選びます。自宅にある「排水口」と「洗濯機の排水ホース」の口径を確認し、サイズが合うエルボを購入しましょう。洗濯機や防水パンの型番がわかれば、合致するエルボの判別がしやすくなります。本体の側面などに記載されているので確認してください。
穴だけの排水口の場合、排水パイプ(排水口)の内径を採寸する際には、化粧カバーを外してから行います。化粧カバーは、留め具が見当たらなければ、力を入れるだけで外れます。化粧カバーを外すと、排水パイプが見えるので、その内径を採寸してください。
希望の種類のものを選ぶ
エルボはさまざまなタイプが発売されているので、自宅の排水口に合った製品を選ぶ必要があります。賃貸マンションなどで防水パンに付いてるエルボは最も単純な形状で、接続もかんたんにできます。プラスチック製が最も一般的ですが、留め具がクリップ型や結束バンド型などさまざまな種類があります。
- 防水パン用…防水パンの排水トラップに差し込む形。防水パンの型番で選ぶ
- 排水トラップ接続用…床の排水トラップに差し込み、反対側に排水ホースをつなぐ形
- トラップ付き…穴だけの排水口に、におい止めごと取り付ける形
口径のサイズが合ったなかから選んでください。今使っている排水ホースの先端(ホースピース)の外径と、排水トラップ側の差し込み口の内径を測っておくと、売り場やネット通販で迷わずに選べます。
一方で、穴だけの排水口の場合、設置にあたって床にビスなどの穴を開ける必要があるときもあります。必ず、事前に管理会社へ相談してから、行ってください。
排水エルボはどこに売ってる?
排水エルボは、Amazonや楽天市場などのネット通販のほか、家電量販店やホームセンターの水まわり部品売り場でも購入できます。店頭で買うときは、外したホースピースや、防水パン・排水トラップの型番を控えて持っていくと選び間違いを防げます。
洗濯機と排水エルボの取り付け方法

洗濯機の設置方法とエルボの取り付け方法を確認していきましょう。引越業者などへ依頼すると別途料金が発生してしまいますが、ステップがわかれば素人でも作業できます。
1. アース線を取り付ける
洗濯機には、アース線が付いています。アース線は、緑色と黄色の細い線で、感電を防ぐ役割があります。必ず、コンセントを抜いた状態で作業しましょう。
- アース線のカバーを開ける
- 取り付け部分にアース線の銅線を挿入
- ネジを締め、カバーを閉じる
アース線のカバーは、マイナスドライバーを使うとかんたんに外れます。内部は、ネジ式またはワンタッチ式の2種類が主流です。アース線は、先端の被覆をニッパーで剥いで、銅線を剥き出しにします。剥ぐ長さは、アース端子のカバーなどに書かれている目安に合わせてください。
ネジ式の場合には、プラスドライバーを使ってネジを弛め、銅線を絡ませてから締め直します。ワンタッチ式の場合は、銅線を穴に差し込んで、カバーを閉じてください。
2. 排水ホースを取り付ける
エルボに洗濯機の排水ホースを取り付けます。奥まで差し込み、排水ホースに付属しているホースクリップで接続部分を繋ぎましょう。ネジをきつく締めてください。取り付けができたら、エルボを排水口に取り付けます。ねじ込むように差し入れてください。排水ホースは折れ曲がらないようにし、排水ホースの高さは15cm以下、全長は2m以下にします(日立の据付説明書の条件。機種ごとの条件は各メーカーの説明書で確認してください)。
3. 給水ホースを取り付ける
蛇口と洗濯機を繋ぐため、給水ホースを取り付けます。
蛇口側
給水ホースの先端の突起を押して引き下げながら、カチッと音がするまで蛇口に差し込みます。
4つネジナットが必要なタイプは、プラスドライバーを使い、4つネジナットを蛇口の先端に付けてから、同様に繋ぎます。
洗濯機側
給水ホースの先端にナット(留め具)が付いているので、洗濯機本体の接続部分にねじ込んで、締めてください。
ナットは締めたら、軽く引っ張ってみて、取れないか確認しておきましょう。取れてしまうと、漏水してしまいます。
4. 試運転をする
試運転をしてみて、水漏れなどの異常がないか確認してください。とくにエルボと排水口、エルボと排水ホースのつなぎ目は、排水中に手で触れて濡れていないかを見ておくと安心です。排水がうまく流れない、水がたまるといった症状が出たときは洗濯機の水が溜まるときの原因と対処法も参考にしてください。
DIYと専門家による修理、どちらがおすすめか
エルボの取り付けは比較的かんたんな作業なのでDIYでも対応できます。一般的に、防水パンがあるタイプは、サイズを間違えなければ、用意したエルボを差し込むだけで取り付けできるので、さほど手間がかかりません。一方で、排水口が床に空いているケースでは、難しく感じるかもしれません。
エルボを選ぶときに、排水ホースの内径サイズを間違ってしまったり、取り付けられる排水口のタイプを誤ってしまうと、購入したエルボが合わず、費用がかさんでしまうこともあります。
はじめから専門家に見てもらえれば、安心ですね。
もともとエルボが付属しているはずの建物なのに入居時になかった場合には、管理会社へ問い合わせてみてください。業者が必要な場合も、入居者の費用負担なしで手配してくれる可能性があります。
また、自分で手配する場合にも、なんらかの工事を伴う作業が発生する場合には、賃貸人へ許可を得る必要があります。勝手に進めることはせず、まずは管理会社へ連絡して、相談するようにしましょう。
漏水防止と緊急時の対応策

万一、漏水してしまったときの対処法と、日ごろできる対策を確認しておきましょう。
漏水時の応急処置方法
洗濯機からの水漏れが発生したら、まずは「洗濯機を運転停止」し、洗濯機の「電源プラグをコンセントから抜いて」「水道の蛇口を閉める」ようにしましょう。床に広がった水は、床下に沁み込まないようにすぐに、タオルで拭き取ってください。
それでも水漏れが止まらない場合は、水道の故障の可能性もあるので、水道の元栓を閉める必要があります。水道の元栓の場所は、マンションなどの集合住宅ではドアの外の扉の中、一戸建てではドア付近の地面に埋まっている量水器の中です。元栓は、時計回りに回すと閉められます。
水漏れ箇所が特定できたら、状態を確認し、場合によっては修理や補修を行います。
- エルボ
エルボの接続部分が緩んでしまい、水漏れが発生することはよくあります。エルボのネジや補強テープの状態を確認してください。
- ホース
排水ホースや給水ホース自体に破損がないか、確認しましょう。
次に、接続部分のナットやネジに緩みがないかや、部品などに破損がないか、調べます。
また、ホース内部がホコリなどで目詰まりを起こしていないか、確認してください。
- 洗濯機
洗濯機本体で詰まりが発生しやすい場所は、「洗剤ケース」や「ゴミ取りフィルター」です。洗濯槽の中に凝固した洗剤や、糸くずなどのホコリが溜まっていると、水漏れの原因になります。
- 排水口
排水口にゴミが溜まってしまい、排水できなくなっている場合があります。
持ち込んだ洗濯機側の損傷が原因であれば、入居者側で対処する必要がありますが、水道や排水口の状態など建物側に由来する原因であれば、管理会社側の対応になる可能性があります(詳しくは後述)。まずは管理会社へ連絡、相談するようにしてください。
漏水防止のための定期的なメンテナンス
漏水を防ぐためには、日ごろのお手入れが欠かせません。
洗濯機の掃除
洗濯機は1~2ヶ月に1回を目途に掃除しましょう。詰まりが発生しやすい「洗剤ケース」や「ゴミ取りフィルター」を中心とした掃除が有効です。パーツは、取り外して水洗いし、付け置き洗いすると安心です。◆洗濯機のお手入れ方法や気になるニオイ対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ホースの掃除
排水ホースの内部には糸くずや汚れがたまりやすいので、定期的にお手入れしましょう。日立の据付説明書でも、排水口・排水トラップに糸くずなどがたまると排水不良やにおいの原因になるとして、据え付け前の掃除と、トラップ内の定期的な清掃を勧めています。ホースにひび割れや硬化が見られたら交換を検討しましょう。
◆洗濯機のホースのお手入れや交換方法の詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。
洗濯機は、使用時以外は給水元の蛇口を閉めておき、洗濯物の容量を守って使用するようにしましょう。
賃貸契約と洗濯機設置:管理会社とのコミュニケーション

賃貸物件では、なんらかの不具合や水漏れトラブルが発生した場合は、自力で解決しようとせずに、管理会社へ連絡を入れましょう。水回りのトラブルは、自室のほか、階下の家庭やご近所にも影響範囲が及ぶ可能性があるため、特に慎重に進める必要があります。素人が判断せずに、プロの手を借りましょう。
賃貸契約で確認すべき洗濯機設置関連の事項
賃貸借契約書では、洗濯機の設置に関しては、「修繕」に関する事項を確認しましょう。洗濯機周りで発生する損傷については、大きくは、大家さん側が補償するケースと、借り手が補償しなければならないケースに分かれます。一般的には、水道の給水管の老朽化や蛇口の経年劣化など、建物に附属する設備が原因で水漏れが発生した場合には、大家さんの費用で修理を行います。管理会社や大家さんに修繕義務があるためです。
一方で、持ち込んだ洗濯機の故障やメンテナンス不足で水漏れが起こり、床の凹みが発生したり、傷みが発生してしまった場合には、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。また、漏水で階下の住居に損害を与えてしまった場合など、大がかりなケースでは、自己負担の範囲であっても、「火災保険」に付帯の「個人賠償責任保険」でカバーできる場合もあります。
賃貸借契約を結ぶ際には、火災保険に加入することが一般的なので、あせらずによく確認してみましょう。賃貸借契約書には、賃貸物件の床面積や構造のほか、水回りを含む設備情報も記載されています。契約前の内見時には、賃貸借契約書の「記載内容」と「実際の物件の状態」に相違がないか確認しておきましょう。
また、部屋の状態を確認する「入居時チェックリスト」を管理会社へ提出することもあります。提出前に必ずコピーを残しておきましょう。不具合箇所は写真や動画に収めておくと、後々の交渉に役立つことがあります。
- 賃貸借契約書では設備情報と修繕に関する事項を確認。
- 火災保険の内容を確認。
- 入居直後や設置前の状態をよくチェックし、撮影。
管理会社との交渉術と事前の準備
万一、漏水などの事態が起きてしまった場合には、すみやかに管理会社へ連絡してください。早朝や深夜の場合にも連絡がつく24時間対応のコールセンターが設けられている場合もあります。水漏れ箇所の応急処置をしたら、すぐに管理会社へ連絡しましょう。
管理会社と交渉するにあたっては、漏水の状態や特定した原因箇所を写真や動画に収めておき、事実関係を共有できるようにしておきましょう。
- 漏水が発生した日時
- 漏水の状態と影響先
- 原因箇所
管理会社へ連絡しないまま進めた結果、本来必要のない費用を負担しなければならなくなったり、近隣トラブルに発展してしまうこともあります。まずは、管理会社との連絡をスムーズに取ってください。
まとめ

賃貸物件での入居時にエルボがなく、洗濯機の設置に困ったときは、まずは、管理会社へすぐに連絡しましょう。エルボなしで排水することは可能ですが、排水トラブルが起きてしまうと、自己負担で原状復帰しなければならないケースも出てきます。
エルボをすぐに入手したい場合には、ネット通販やホームセンターで購入できます。「排水口」と「洗濯機の排水ホース」の口径を測り、サイズの合った製品を選ぶことが重要です。賃貸借契約書では、設備(修繕を含む)のうちどこまでが管理会社(賃貸人)側になるのか、賃借人側になるのか、を確認しておきましょう。
入居時の状態やトラブル発生時の状態は、記録しておき、管理会社との交渉の際に提示しましょう。
内見の時点で、エルボがあるかどうか確認しておくと安心です。水のトラブルは、住みやすさにも影響が大きいですし、物件へのダメージも大きいので、適切に対策して快適に新生活を迎えてください。














