iPhoneはHDMIと接続すれば、テレビ画面やパソコンのモニターにiPhone内の画像や動画などを映し出すことができて便利です。
でも、iPhoneとHDMIの接続がうまくいかないということはありませんか?
この記事では、iPhoneの画像や動画などが映らないときの実践的な対策について詳しくお伝えします。
またHDMI接続時の注意点や誤解などについても解説するので、最後まで記事をチェックしてくださいね!
iPhoneとHDMIケーブルを接続する時の問題とは?
iPhoneとHDMIケーブルを接続する際には、以下の問題が起こる可能性があります。それぞれの問題と解決方法について、詳しくご紹介するので参考にして下さい。
iOS16やiOS17などOSバージョンによる接続の問題点
iPhoneとHDMIケーブルを接続しても、画面が映らないというトラブルが起こることがあります。この原因の1つが、iOS16やiOS17などOSバージョンによる接続の問題です。
iPhoneとHDMIケーブルを接続する場合、デバイスのバージョンにケーブルが対応している必要があります。たとえば、iPhoneがiOS17なのに、HDMIケーブルがiOS16の場合は、ミラーリングができません。
この場合の対処法としては、OSに対応するHDMIケーブルを購入するほか、iPhone側をiOS16にダウングレードしてみるということが有効です。iPhoneのOSをダウングレードする方法は、以下の3つがあります。
FinderまたはiTunesを使用してダウングレードする
FinderまたはiTunesを使用してiOSをダウングレードする場合は、パソコンを使用して行います。Macの場合はFinder、Windowsの場合はiTunesを使用して以下の手順でダウングレードを行いましょう。
- iPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続する
- MacならFinder、WindowsならiTunesを開く
- iPhoneのバックアップを取っておく
- MacはOptionキーを押しながら「iPhoneを復元」、WindowsはShiftキーを押しながら、「iPhoneを復元」をクリック
- ダウンロードしたiOSを選択する
- 「復元」をクリックする
- iPhoneをセットアップして復元する
以上の手順で、iOSのダウングレードが完了します。
DFUモードを使用してiOSをダウングレードする
FinderまたはiTunesでiOSのダウングレードができない場合は、DFUモードを使用してiOSをダウングレードしてみましょう。DFUモードでiOSをダウングレードする方法は、以下の通りです。
- iPhoneをMacもしくはPCに接続する
- MacならFinder、WindowsならPCのiTunesを開く
- iPhoneをDFUモードにする
- FinderはOptionキーを押しながら「iPhoneを復元」、iTunesならShiftキーを押しながら「iPhoneを復元」をクリック
- ダウンロードした古いiOSを選択する
- 「開く」をクリック
- 「復元」をクリック
- 復元が完了したら、iPhoneをセットアップする
以上の手順で、DFUモードを使用したダウングレードは完了です。
BuhoRepairを使ってiOSをダウングレードする
BuhoRepairは、iOSをダウングレードするためのツールなので、手軽にダウングレードできます。BuhoRepairでiOSをダウングレードする場合は、以下の手順で行って下さい。
- パソコンにBuhoRepairを無料ダウンロード
- BuhoRepairをインストールして起動する
- 「iOSのアップグレード/ダウングレード」から「ダウングレード」を選択
- 「すぐダウングレード」をクリック
- iPhoneを接続し、「信頼」をクリック
- ダウングレードしたいバージョンを選択する
- 「ダウンロード」をクリックする
- ダウンロード完了後、iOSのダウングレードがスタートする
以上の手順で、BuhoRepairを使用したiOSのダウングレードが完了します。
HDMI接続時の音声しか流れない問題とその対策
iPhoneとHDMIを接続しても、音声しか流れず、映像が映らないということがあります。この原因については、以下の原因が考えられるでしょう。
原因①iOSのアップデート
iPhoneとHDMIを接続しても、音声しか流れず、映像が映らない場合、iOSのアップデートが原因の可能性があります。iOSがアップデートされると、便利な機能が追加される反面、さまざまな不具合が出ることも。
iOSをアップデートした場合の不具合については、そのうちAppleが対応した修正版を提供するので、それを待つのも良いでしょう。また急いでいる場合は、先ほど紹介したiOSのダウングレードを試してみるのもおすすめです。
原因②HDMIアダプタが純正ではない
iPhoneとHDMIを接続するためには、iPhoneのLightningコネクタにLightning Digital AVアダプタを繋ぐ必要があります。このアダプタを純正でないものを使用した場合、思わぬ不具合が出てしまう可能性も。
Appleの純正品はかなり高額なので、安い他社製のものを使用している人も多いかもしれません。ただ純正品でないものは、不具合が起こってしまう可能性も頭の隅に置いておきましょう。Appleの純正品を使用したら不具合がおさまる可能性もあります。
以下の商品が純正です。購入するときは間違えないようにしましょう。
HDMI接続時の音声しか流れない問題の対策
HDMI接続時に映像が映らず、音声しか流れない場合には、以下の対処法を試してみてください。
- iPhoneとデバイスをHDMI接続する
- アプリを起動するなどして動画を再生する
- 音声のみ流れ映像は黒くなったら、そのままiPhoneのホームボタンを押す
- 再度動画に戻ってみる
以上の方法で、映像が映るようになる場合もあります。上記の方法で解決しなかった場合は、先に紹介した2つの対処法を試してみてください。
カーナビとの接続時の特有の問題点
HDMIケーブルを利用すれば、カーナビにiPhoneの動画や画像などを映すことができます。ただ、HDMIケーブルを使用してもiPhoneの動画や画像が映らない場合は、以下の原因が考えられます。
給電用USBをさしていない
カーナビにiPhoneの動画や画像などを映す場合、Lightning - Digital AVアダプタを利用します。Lightning - Digital AVアダプタには、HDMI配線とともに給電用のUSBケーブルを接続しなければなりません。
この給電用のUSBが正しく接続していないと、iPhoneとカーナビをHDMIケーブルで接続しても動画や画像が映らないということが起こってしまいます。
なお、Lightning - Digital AVアダプタの端子はType-Cです。USBケーブルをまだ持っていない人は、以下のようなType-CのUSBケーブルを購入してくださいね。
給電用のUSBの配線先は、自宅の場合は家庭用のコンセントをUSBに変換するアダプタです。ただ車の場合は、家庭用コンセントは使用できません。車内で給電用のUSBを接続する先としては、以下の場所が考えられます。
- カーナビに設置されているUSBポート
- 車両に装備されているUSBポート
- カーチャージャーを利用する
カーチャージャーは、車内に搭載されているシガーソケットをUSBポートにできるアイテムです。USBの配線を確認して問題なかった場合は、以下の対処法を確認してください。
アンペアが少ない可能性
HDMIケーブルを使用してもiPhoneの動画や画像がカーナビに映らない場合は、アンペアが少ない可能性も考えられます。先ほど紹介した給電用のUSBのアンペアが小さい場合、HDMIケーブルを使用してもカーナビに動画や画像が映らないことも。
たとえばカーチャージャーを利用した場合、スマホの充電に特化したカーチャージャーだと、容量が足りないということもあり得ます。給電先としてカーチャージャーを使用する場合は、容量の大きいものを選ぶのがおすすめです。
大容量のカーチャージャーとしては、以下のものがあります。
エレコム(ELECOM) 大容量シガーチャージャー MPA-CCPD10BK
合計の最大出力が57Wという大容量のカーチャージャーです。最大出力45WのType-Cポートと最大出力12WのType-Aポートが搭載されているので、ノートパソコンの急速充電にもおすすめ。カーナビとiPhoneをHDMIケーブルで接続する際の給電用USBとしても十分な容量です。
コネクタ形状 | USB Type-C(TM)(USB-C(TM))ポート×1、USB-Aポート×1 |
定格入力電圧 | DC12V/24V |
外形寸法 | W約37mmxD約64mmxH約37mm(突起部含まず) |
質量 | 約38g |
ベルキン(belkin) PPS 37W搭載デュアルカーチャージャー CCB004btBK
合計で37Wの十分な容量を備えたPPSテクノロジー採用のカーチャージャーです。PPSテクノロジーは、USB PDの拡張規格で、より効率的に充電できるという特徴があります。給電用のUSBポートとしても安心して使え、最大2台のデバイスの同時充電にも対応可能です。
コネクタ形状 | 25W USB-C ポートと 12W USB-A ポートを搭載 |
定格入力電圧 | 12-24V / 4.2A |
外形寸法 | 直径:26mm/1インチ70mm/2.76インチ |
取り付けタイプ | コンセントマウント |
エレコム(ELECOM) 3ポートシガーチャージャー MPA-CCPD06BK
コネクタ形状 | USB Type-C(TM)(USB-C(TM))ポート×1、USB-Aポート(メス)×2 |
定格入力電圧 | DC12V/24V |
外形寸法 | W約30xD約62xH約36mm(突起部含まず) |
質量 | 約29.5g |
Type-Cポートが1つ、Type-Aポートを2つ搭載した合計3ポートのカーチャージャーです。合計3台の機器を同時に充電できる大容量なので、給電用のUSBポートとしてもおすすめ。3つのデバイスを最大出力36Wで充電することが可能です。LEDランプ搭載で、通電状態が分かりやすいメリットもあります。
アダプタが原因の可能性
HDMIケーブルを使用してもiPhoneの動画や画像がカーナビに映らない場合、アダプタが原因の可能性もあります。
iPhoneとHDMIケーブルを接続する際にはApple社製のLightning - Digital AVアダプタを使用しますが、純正でないものを使用した場合、不具合が起きる可能性も。給電先などを確認しても問題なかった場合は、アダプタを見直してみてください。純正は以下の商品です。
映らないときの対策【HDMIケーブルと接続先】
HDMIケーブルとiPhoneを接続しても、動画や画像がデバイスに映らないとき、どのような対策を取れば良いのでしょうか?HDMIケーブルと接続先の問題の対処法を、以下にまとめました。
HDMIケーブルや変換アダプタの選び方
HDMIケーブルとiPhoneを接続しても、動画や画像がデバイスに映らないときは、HDMIケーブルや変換アダプタを見直してみましょう。
HDMIケーブルも変換アダプタも、Apple純正を使用するのがおすすめですが、特に変換アダプタの選び方には気をつけましょう。HDMI変換アダプタを選ぶ時のポイントを以下にまとめました。
純正品・MFi認証品を選ぶ
HDMI変換アダプタを選ぶ際には、純正品・MFi認証品を選ぶようにしましょう。先ほどからも紹介しているように、純正品以外のものでは思わぬ不具合が起こってしまう可能性があります。
特にNetflixやAmazonプライムビデオなどの有料コンテンツを再生する場合は、純正品でないと映らない可能性があります。有料コンテンツは著作権保護されているので、安いケーブルや変換アダプタでは再生できないことも。
純正品が高すぎて選べないという場合は、Appleが動作を保証しているMFi認証を受けた製品を選びましょう。ただ、MFi認証を受けた製品でも、新しく追加されたコンテンツは映らないといった可能性もあります。
iPhoneをHDMIケーブルに繋いで有料コンテンツの再生を行うのなら、やはり純正品を使用するのが安心です。
また実際には認証を受けていないのに「MFi認証」と銘打って販売している変換アダプタもあるので、「MFi認証」製品を購入する場合は、必ずApple社のHPで確認するようにしましょう。
対応機種やOSの互換性を確認する
純正品や「MFi認証」製品なら問題のないことも多いですが、それ以外のHDMIアダプタを購入する場合は、対応機種やOSの互換性を確認しましょう。純正でない製品の場合、iPhoneの古い端末に対応していないことがあります。
また新しいOSに対応していないアダプタも、iPhoneをHDMIケーブルに接続しても映像が映らない原因になることが多いです。OSに対応している変換アダプタなら、OSをダウングレードするという手間が必要ありませんが、対応していないアダプタを使用する場合は、OSのダウングレードが必要なことがあります。
解像度はフルHD対応のものを選ぶ
HDMI変換アダプタを選ぶ際には、解像度はフルHD対応のものを選ぶようにしましょう。Lightning端子を搭載しているiPhoneのビデオ出力時の解像度は、最大1080p(フルHD)までとなっています。
そのため、フルHDの解像度に対応しているHDMI変換アダプタを選んでおけば、最高の解像度で映像を映してくれるので安心です。
変換アダプタには4Kや8K対応のものがありますが、iPhoneのビデオ出力時の解像度がフルHDまでなので、変換アダプタが4Kや8K対応だからといって、フルHD以上の画像が見られるわけではありません。
4Kや8K対応の変換アダプタはフルHD対応のものより高額な場合もあるので、無駄な出費はしないようにしましょう。
耐久性の高いものを選ぶ
HDMI変換アダプタを選ぶ際には、耐久性の高いものを選びましょう。耐久性を確認するためには、接続部分が保護されているかを確認してください。また、折り曲げテストを行ったものであれば、より信頼できます。
ケーブルの素材に何が使用されているのかを確認するのもおすすめ。純銅などを素材として使用しているケーブルなら、耐久性も高くて安心です。
テレビやモニターの設定変更での対策方法
ケーブルの接続が間違っていないのにテレビやモニターにiPhoneの映像や画像が映らない場合は、設定を変えることで映るようになることがあります。トラブルがあったときは、以下の設定を確認してみましょう。
入力ソースがHDMIになっているか確認
iPhoneの映像や画像がテレビやモニターに映らないときは、入力ソースがHDMIになっているかを確認してみてください。テレビやモニターによっては、最初に入力ソースを設定する必要がある場合があります。
iPhoneをHDMIケーブルでテレビやモニターに接続するだけでミラーリングできる製品もありますが、そうでない場合は、製品の取扱説明書を確認してみてください。
画像の解像度を確認する
テレビやモニターの解像度とiPhoneの解像度が違っていると、画面に映像や画像は映りません。もしもiPhoneをHDMIケーブルでテレビやモニターに接続して映像や画像が映らない場合は、解像度を変更してみてください。
解像度が変更できないテレビやモニターもありますが、できる場合は、「画面モード」や「映像出力設定」などで変更できます。「ワイド」「ノーマル」「フル」などの設定がある場合は、全ての設定を試してみて、映るかどうかを確認してみましょう。
接続先のデバイスを許可する
初めてテレビやモニターに接続する場合は、iPhone側に「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示されることがあります。この場合、「信頼する」を選択してください。
「信頼する」を選択しない場合、テレビやモニターにiPhoneの映像や画像が映りません。メッセージが確認できなかった場合は、もう一度、iPhoneをHDMIケーブルで接続し直してみましょう。
その他のトラブルシューティング方法
iPhoneをHDMIケーブルで接続しても、映像や画像が映らなかったり、音だけが出たりするなどのトラブルが発生した場合は、以下の方法を試してみてください。
ケーブルを挿し直してみる
iPhoneをHDMIケーブルで接続してもきちんと映像が映らない場合は、ケーブルを挿し直してみましょう。単に接続が悪かったという場合は、ケーブルを挿し直すだけで、映るようになることもあります。ケーブルを挿し直してみて直らなかった場合は、他の方法も試してみてください。
HDMI端子が複数ある場合は、別の端子に接続してみる
テレビやモニターにHDMI端子が複数ある場合は、別の端子に接続してみることで、トラブルが解決することもあります。端子に埃がたまっていたり、差し込んだ端子の調子が悪かったりした場合、別の端子なら問題がないことも多いです。
もし端子に問題があった場合は、エアダスターなどを使って綺麗に掃除をしてみてください。その後にもう一度差し込んでみれば、映像が映るようになるかもしれません。
テレビやモニターの音量がミュートや小音になっていないか確認する
テレビやモニターにiPhoneをHDMIケーブルで接続しても、音が出ないというトラブルが起こることもあります。この場合、まずテレビやモニターの音量がミュートや小音になっていないかを確認してみましょう。
意外とテレビやモニターがミュートになっていたために音が出なかったということも多いです。テレビやモニターの音量を確認しても問題がない場合は、デバイスなどの問題である可能性もあるでしょう。
オーディオ端子にイヤホンなどが接続されていないか確認する
テレビやモニターのオーディオ端子に、イヤホンやヘッドホンなどが接続されている場合も、映像が映っても音が出ない状態になります。iPhoneをHDMIケーブルで接続し、映像が映っているのに音が出ない場合は、オーディオ端子を確認してみましょう。
テレビやモニターを別の機器に接続してみる
iPhoneをHDMIケーブルで接続しても映像や画像が映らなかったり、音が出ないなどのトラブルの際は、テレビやモニターを別の機器に接続してみましょう。
iPhone以外の機器でテレビやモニターにきちんと接続されれば、問題はiPhoneの側にあることになります。その場合は、iPhoneとテレビやモニターを接続しているケーブルや変換アダプタ、iPhone自身のトラブルを確認してみましょう。
HDMI端子に別のApple製品を接続してみる
iPhoneとHDMIの接続が上手くいかない場合は、HDMI端子に別のアップル製品を接続してみましょう。たとえばiPadやMacなどです。別のアップル製品でHDMIでの接続ができた場合は、iPhoneに問題がある可能性があります。iPhoneの設定などを見直し、もう一度、接続し直してみましょう。
映らないときの対策【iPhone本体】
iPhoneとHDMIを接続しても、iPhoneの映像や画像などが映らない場合は、テレビやモニターに問題がないか確認した後、Phone本体のトラブルも考えてみましょう。iPhone本体に問題がある場合、以下の対応でトラブルが解決することがあります。
iPhoneを再起動する
iPhone側に問題があってHDMIとの接続が上手くいかない場合、iPhoneを再起動することでトラブルが解決することもあるので試してみてください。iPhoneを再起動する際には、まずモニターやテレビ本体とiPhone本体からHDMIアダプターを取り外しましょう。
iPhoneは、機種によって再起動の方法が異なります。iPhoneの機種ごとの再起動の方法は、以下の通りです。
iPhone X・11・12・13以降を再起動する方法
iPhone X・11・12・13以降のiPhoneを再起動するには、以下の手順で行いましょう。
- 音量調節ボタンとサイドボタンを長押しし、電源オフスライダが表示されたら離します。
- 電源オフスライダをドラッグし、iPhoneの電源が切れるまで 30 秒ほど待ちます。
- iPhoneの電源を再び入れるには、右側のサイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しします。
上記の手順でiPhoneを再起動できますが、フリーズした場合は、強制的に再起動させましょう。
iPhone 6・7・8・SE (第2または第3世代) を再起動する方法
iPhone 6・7・8・SE (第2または第3世代) の再起動は、以下の手順で行ってください。
- iPhoneのサイドボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しします。
- スライダをドラッグし、iPhoneの電源が切れるまで 30 秒ほど待ちます。
- iPhoneの電源を再び入れるには、サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しします。
上記の手順で、iPhone 6・7・8・SE (第2または第3世代) の再起動が完了します。
iPhone SE (第1世代)・5以前を再起動する方法
iPhone SE (第1世代)・5以前を再起動するには、以下の手順で行いましょう。
- iPhoneの右上のトップボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しします。
- 電源オフスライダをドラッグし、iPhoneの電源が切れるまで 30 秒ほど待ちます。
- iPhoneの電源を再び入れるには、iPhone右上のトップボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しします。
以上の手順で、iPhone SE (第1世代)・5以前の機種の再起動が完了します。
ケーブルの差込口をきれいに掃除する
iPhoneとHDMIの接続が上手くいかない場合は、ケーブルの差し込み口を綺麗に掃除してみましょう。ケーブルの差し込み口に埃などがたまっていると、接続不良状態になってしまうことがあります。
差し込み口を確認してみて埃などがたまっているようなら、エアダスターで吹き飛ばすか、綿棒などを使って埃を取りましょう。HDMIの差し込み口の掃除におすすめのエアダスターには、以下のものがあります。
サンワサプライ 200-CD017
逆さ噴射が可能なエアダスターです。HDMIやオーディオ端子などの小さな隙間も、さまざまな角度からしっかり噴射でき、綺麗にすることができます。ノンフロンタイプなので、環境に優しいのも嬉しいポイントです。
サイズ | H218mm×直径66mm |
重量 | 228g |
内容量 | 350ml |
主成分 | 炭酸ガス+DME |
サンワサプライ CD-31ECO
地球温暖化係数が1以下という地球にやさしいノンフロンエアダスターです。どんな角度でも液体が漏れない設計になっているので、繊細な電子機器に噴射するのも安心。HDMIやオーディオ端子にも安全に使うことができます。
サイズ | H218mm×直径66mm |
重量 | 228g |
内容量 | 350ml |
主成分 | 炭酸ガス+DME |
エレコム ダストブロワー ECO AD-ECOM
強力噴射で埃を吹き飛ばしてくれるので、HDMI端子やオーディオ端子の掃除に便利です。またノンフロンなので地球にやさしいのも嬉しいポイント。逆さまの状態で噴射しても冷却液がこぼれないので、安心して使えます。
サイズ | H218mm×直径66mm |
重量 | 433g(容器等含む) |
内容量 | 350ml |
主成分 | DME、炭酸ガス |
ナカバヤシ ノンフロンエアダスター2WAYタイプ DGC-JB12
地球温暖化フロンを含まないノンフロンタイプのエアダスターなので、環境に優しいのが嬉しいポイント。逆さで噴射しても液漏れしない安心設計なので、HDMIやオーディオ端子の差し込み口のような繊細な場所の掃除にもピッタリです。
サイズ | W74×D66×H231mm |
重量 | 255g |
内容量 | 390ml |
主成分 | DME(可燃性) |
プラス エアダスター OC-802-2P
地球温暖化係数が1以下の環境にやさしいエアダスターです。HDMI差し込み口などにも使えるノズルが付いているので、小さな差し込み口も綺麗に掃除できます。超強力エアーなので、シュッと一吹きするだけで、埃などを吹き飛ばすことが可能です。
サイズ | 66×216mm |
重量 | 228g |
内容量 | 350ml |
主成分 | DME・炭酸ガス(ノンフロンタイプ) |
iOSをバージョンに最新にアップデートする
iPhoneのiOSを最新バージョンにアップデートすることでも、トラブルを解決することが可能です。iOSが旧バージョンのままだと、HDMIケーブルで適切に接続していても、画面に何も映らないことがあります。
iOSのアップデートは、以下の手順で行ってください。
- iPhoneのホーム画面の「設定」をタップする
- 「一般」をタップする
- 「ソフトウェアアップデート」をタップする
- 「新しいアップデート」の表示があれば「ダウンロードしてインストール」をタップする
- パスワードを入力する
- 「今すぐインストール」をタップする
インストールが完了するとiPhoneは自動的に再起動し、iOSは最新バージョンにアップデートされます。
ただ、アップデートしたことでかえって画面に何も映らなくなってしまうこともあるので、その場合はダウングレードを試してみるか、修正バージョンが公開されるのを待ちましょう。
映したい対象のアプリをアップデートする
iOSのバージョンをアップデートしても、HDMI接続したiPhoneの映像や画面が映らない場合は、映したい対象のアプリのバージョンに問題がある可能性があります。
その場合は、対象のアプリのアップデートを試してみましょう。アプリのアップデートは、アプリから通知されることもありますが、以下の方法で行うこともできます。
- iPhoneのホーム画面にある「App Store」をタップする
- 画面下もしくは画面右上にあるプロフィールアイコンをタップする
- 「もうすぐ行われる自動アップデート」から対象のアプリを選択する
- アップデートをタップする
アップデートが終わったら、もう一度HDMIケーブルとテレビやモニターに繋いで、画面に映像や画像が映るかどうかを確認してみましょう。
AirPlayに自動接続する機能をオフにする
iPhoneの機能には、AirPlayに自動接続する機能があり、これがオンになっていることで不具合が起こっている可能性もあります。AirPlayというのは、ネットワーク経由で音楽や映像をストリーミング再生できるシステムです。
AirPlayが他のストリーミングアプリと機能が重複し、不具合が起こることがあります。そのため、AirPlayに自動接続する機能をオフにすれば、トラブルが解決することがあるのです。
AirPlayに自動接続する機能をオフにするには、以下の手順で行いましょう。
- テレビやモニターに接続しているHDMIアダプタを取り外す
- iPhoneもHDMIアダプタから取り外す
- iPhoneのホーム画面の「設定」をタップする
- 「設定」画面から「一般」をタップする
- 「AirPlayとHandoff」をタップする
- 「自動的にTVへAirPlay」から「しない」をタップする
以上の手続きでAirPlayに自動接続する機能をオフにすることができます。
HDMI接続時の注意点とよくある誤解
HDMI接続時の注意点とよくある誤解を解説しましょう。HDMIを接続する際には、いくつかの注意点があります。またiPhoneをHDMIに接続する際によくある誤解についてもご紹介するので、参考にしてください。
100均のHDMIケーブルの使用についての注意
iPhoneをHDMIに接続する際には、HDMIケーブルを使用します。このHDMIを100均ケーブルにする場合は、以下の点に注意が必要です。
変換ケーブルは純正がおすすめ
100均にはHDMIケーブルは売っていますが、iPhone用のHDMI変換ケーブルは売っていません。iPhone用の変換ケーブルは純正のものの他、家電量販店などで安価なものも販売されていますが、純正がおすすめです。
動画配信アプリによっては、HDMI変換ケーブルが純正でない場合、画面に映像や画像が映らないことがあります。安価でHDMI変換ケーブルを購入しても、映像が映らなければ意味がありません。HDMI変換ケーブルは、純正を利用するようにしましょう。
Appleの純正変換ケーブル・Apple Lightning - Digital AVアダプタの概要は、以下の通りです。
価格 | 7,980円(税込) |
サイズ | 6.7 x 1.7 x 15.5 cm |
対応デバイス | タブレット・スマホ |
コネクタタイプ | Lightning |
Appleの純正変換ケーブル・Apple Lightning - Digital AVアダプタは、iPhoneなど接続した機器の映像や画像を、テレビやモニターなどに最大1080pのHD画質でミラーリングすることができます。HDMI搭載のテレビ、ディスプレイ、プロジェクタで使用可能です。
100均でも100円ではない
100均でHDMIケーブルは販売されていますが、100円ではなく、300円や400円の価格帯で売られているものがほとんどです。ただ100均で販売されているHDMIケーブルは、家電量販店などで売られているものよりはかなり価格がリーズナブル。
品質も、しっかりとした素材が使用されているので、家電量販店などで売られているHDMIケーブルと比べても遜色ありません。ですので、iPhoneをテレビやモニターなどに接続する際には、100均のHDMIケーブルを使用するのも良いでしょう。
おすすめの100均HDMIケーブル
100均の各ショップでは、さまざまなHDMIケーブルが販売されています。iPhoneとテレビやモニターを接続するHDMIケーブルとしておすすめな製品を、以下にまとめました。
ダイソー・HDMIケーブル1.5メートル(330円)
おすすめの100均HDMIケーブル・ダイソー・HDMIケーブル1.5メートル(330円)の概要を以下にまとめました。
価格 | 330円(税込) |
ケーブルの長さ | 1.5メートル |
データ転送速度 | 0.2Gbps |
対象映像 | 4K/60Hz HDR、3D映像 |
ダイソー・HDMIケーブル1.5メートル(300円)は価格が330円(税込)でありながら、4K映像や3D映像にも対応している優れものです。錆びに強い金メッキプラグを採用しているので、耐久性も安心できます。
ダイソー・HDMIケーブル1.5メートル(440円)
おすすめの100均HDMIケーブル・ダイソー・HDMIケーブル1.5メートル(440円)の概要を以下にまとめました。
価格 | 440円(税込) |
ケーブルの長さ | 1.5メートル |
データ転送速度 | 0.2Gbps |
対象映像 | フルハイビジョン・3D映像 |
先に紹介した330円のケーブルとほぼ同じですが、RoHs規格にに対応している点とハイスピード伝送が特徴です。迷った時はこのHDMIケーブルを選ぶのが良いでしょう。1.5メートルでケーブルの長さが足りない場合は、延長コードを使うのもおすすめです。
ダイソー・4K対応 プレミアムHDMIケーブル(2.5m)
おすすめの100均HDMIケーブル・4K対応 プレミアムHDMIケーブル(2.5m)の概要を以下にまとめました。
価格 | 550円(税込) |
ケーブルの長さ | 2.5メートル |
サイズ | 255cm×1cm×2cm |
対象映像 | 4K/60Hz HDR、3D映像 |
長さが2.5メートルあるので、離れた場所にある機器を繋ぐのに便利なHDMIケーブルです。4K・HDRテレビ、BD・DVDレコーダーなどに対応しています。また4K映像や3D映像にも対応しているので、幅広い使い方が可能です。
HDMI接続時のアプリ制限や制約について
HDMI接続しても、著作権保護のためにテレビ出力できないアプリもあります。iPhoneからアプリの映像や動画などをテレビ出力する際には、アプリがテレビ出力に対応しているかどうかを確認しましょう。
Apple Musicなどの音楽アプリも、著作権保護のためにテレビ出力には対応していません。
また動きの速い映像などの場合、iPhoneをHDMIでテレビに接続するとラグが生じることがあります。特にiPhoneのゲームをテレビ画面に映す場合は、ラグでプレイしにくい場合があるので気をつけましょう。
テレビ出力に対応していない動画配信アプリをiPhoneを通じて視聴するなら、AirPlay対応のスマートテレビがおすすめ。AirPlay対応スマートテレビには、以下のものがあります。
SONY・ブラビア KJ-43X80WK
SONY・ブラビア KJ-43X80WKは、iPhoneだけではなくAndroidのスマホの映像や動画をテレビ画面に映し出すことができます。3チューナー搭載なので、2Kと4Kの番組を同時に録画することも可能。Googleアシスタント搭載なので、音声で観たい番組を探すこともできます。
画面サイズ | 43インチ |
ディスプレイの種類 | LED |
ネットワーク | Bluetooth, Wi-Fi, USB, Ethernet, HDMI |
OS | Google TV |
サイズ | 28.8 x 96.4 x 62.9 cm; 10.7 kg |
LG 43UQ8000PJC
LG 43UQ8000PJCは、Apple AirPlay2 / ミラーキャスト搭載なので、iPhoneのミラーリング接続が簡単にできます。またAmazon Alexa/Google アシスタント搭載なので、音量調整やチャンネル変更、電源のOFFなども声で行うことが可能です。
画面サイズ | 43インチ |
ディスプレイの種類 | 液晶 |
ネットワーク | Bluetooth, Wi-Fi, USB, HDMI |
インターネットサービス | Apple |
サイズ | 21.6 x 96.7 x 62.2 cm; 8.9 kg |
レグザ 43M550L
レグザ 43M550Lは、ネット動画の特性に合わせて高画質処理する「ネット動画ビューティーZRII」を搭載しています。テレビ画面からiPhoneのミラーリングも簡単に行えるのも嬉しいポイントです。
画面サイズ | 43インチ |
ディスプレイの種類 | 液晶 |
対応インターネットサービス | Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、Disney+、Net.TV、ABEMA、Hulu、U-NEXT、TVer、dTV、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、DMM.comNetflix、Amazon Prime Video、YouTube、Disney+、Net.TV、ABEMA、Hulu、U-NEXT、TVer、dTV、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、DMM.com |
OS | REGZA OS |
サイズ | 19.6 x 96.2 x 58.4 cm; 9.5 kg |
まとめ
iPhoneとHDMIの接続がうまくいかない場合の対策や注意点などについてご紹介してきました。iPhoneをHDMIケーブルで繋ぐ際には、Lightning - Digital AVアダプタが必要です。
Lightning - Digital AVアダプタは純正のものの他、安価なものも販売されていますが、著作権保護されたコンテンツに対応できない可能性もあるので、純正を使用するのがおすすめ。
iPhoneとHDMIの接続が上手くいかない場合は、まずiPhoneの再起動やアップデートの確認をしてみましょう。さらにテレビやモニターを再起動してみるのもおすすめ。
再起動すると上手くいくこともありますが、もし上手くいかなかった場合は、この記事で紹介したさまざまな方法を試してみてくださいね。