引っ越しの費用相場はどれくらい？料金の仕組みや安くおさえるコツを解説

引っ越しをする際に、引っ越し業者に依頼をする人は多いですよね。ですが、実際にどれくらいの費用がかかるのか知らない人も多いのではないでしょうか。引っ越しの費用は、荷物の量や引っ越しをする時期、移動距離によって変動します。人それぞれ相場は異なりますが、大体の目安を知っておきたいですよね。

そこで今回は、引っ越しの費用の相場を詳しくご紹介します。さらに、引っ越し料金の仕組みや、費用を安くおさえるコツも一緒にご紹介します。これから引っ越す予定がある人はぜひ参考にしてみてください。

一般的な引っ越しの費用相場

それでは早速、引っ越しにかかる費用の相場をご紹介します。引っ越しの費用の相場は、家族の人数や引っ越し業者の忙しさによって異なります。人数ごとの費用の目安を、繁忙期と閑散期に分けてご紹介するので、参考にしてみてください。

繁忙期の場合

引っ越し業者の繁忙期は、3～4月と9月です。この時期は進学や就職に向けて引っ越しをする人が多いため、引っ越し料金が高く設定されています。さらに、引っ越し料金は荷物の量が多ければ多いほど高くなるため、家族が多いと荷物も多くなり、費用が高くなってしまうでしょう。移動距離によっても料金はことなりますが、全距離の平均費用は以下を参考にしてみてください。。

一人暮らしで繁忙期に引っ越す場合の相場は5～7万円、二人暮らしの場合は約10万円、三人以上の家族の場合は12万円以上が目安になります。五人以上の家族の場合は、荷物の量が多くなってしまうため、料金が高いですね。移動距離によっては15～20万円する場合もあるでしょう。繁忙期は通常料金よりも高いので、一人暮らしの場合も家族で引っ越す場合も、予算を多めにみておきましょう。

閑散期の場合

5～2月は引っ越す人が比較的少ない閑散期です。この時期は少しでも利用客を集めるために、引っ越し料金が安く設定されています。距離によって料金は異なりますが、全距離の平均費用は以下を参考にしてみてください。

一人暮らしで閑散期に引っ越す場合の相場は4～6万円、二人暮らしの場合は約7万円、三人以上の家族の場合は9万円以上が目安になります。三人以上の家族でも、閑散期なら10～15万円前後に抑えることができるかもしれませんね。家族が多い場合、繁忙期と比べると4～5万円安くなっています。ただし、移動距離が長いとその分費用が上乗せされるので、移動距離が長い場合は予算を多めに見ておいてくださいね。

引っ越し時にかかる費用の内訳

引っ越しの際に具体的にどのような費用が発生しているのか気になりますよね。ここでは、引っ越しにかかる費用の内訳をご紹介します。どのような費用が発生しているのか理解しておくことで、費用を抑えるポイントにもつながりますよ。あらかじめ確認しておきましょう。

基本的な運賃

基本的な運賃は、一般的に時間制運賃と距離制運賃の2種類があります。時間制運賃は作業時間を基準にした料金を算出するもので、移動距離が100キロを超えると追加料金が発生します。距離制運賃は、基礎時間の4時間または8時間の設定時間を超過するごとに追加料金が発生する仕組みです。時間制運賃も距離制運賃もトラックの大きさによって料金が異なります。

また、深夜や早朝、休日に引っ越しを依頼した場合は、割増料金がかかります。基礎運賃の基準は国土交通省で定められているため、業者によって大きく変動することはないですが、10%の割増・割引は業者側で決めることができます。そのため、割増料金の有無によって差額ができるでしょう。費用を抑えるには、割増料金がかからない日時を選ぶことが重要ですよ。

作業における実費

作業における実費は、人件費やトラックのガソリン代、梱包資材費など、引っ越し作業でかかる費用のことです。有料道路を使用した場合は、その交通費用も実費に含まれます。引っ越し業者によっては、休日か平日かによって人件費が異なります。平日は12,000円なのが、休日は14,000円になるなど、休日の方が数千円高く設定されている場合があるので、注意しましょう。

梱包資材は一定数までは無料で、超過した分は有料になる場合があります。無料の範囲はプランによって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。引っ越し料金が安くても、梱包資材費が高いということもありますよ。

また、ピアノなどエレベーターに乗せられないものは、クレーン車などで窓から搬入する場合があります。特殊車両を使用すると、1～2万円程の追加料金がかかります。決して安い金額ではないですが、安全に運ぶためには特殊車両の検討もしてみてください。

オプションサービス料金

引っ越し業者によって、さまざまなオプションサービスがあります。一般的な引っ越し作業以外のことをお手伝いしてくれるサービスで、ハウスクリーニングやエアコンの取り外しなどを行ってくれます。このようなオプションサービスを利用した場合は、その分の費用がかかります。

オプションサービスの内容や料金は引っ越し業者によって異なりますが、一般的には1つのオプションサービスにつき5,000円～5万円程度でしょう。ただし、オプションサービスをいくつも利用すると、かなりの出費になってしまうでしょう。例えば、1つ1万円のオプションサービスを5つ利用すれば、オプションサービス料金だけで5万円になっていまいます。オプションサービスは利用しなければ費用はかからないため、本当に必要なサービスのみ利用しましょう。

引っ越し費用が変動するポイント

引っ越し費用は移動距離や日時、引っ越しをする季節によって変動します。どんなときに費用が変動するのか理解しておくことで、費用を抑えることにもつながりますよ。今回は費用が変動するポイントを5つに分けてご紹介するので、参考にしてみてください。

引っ越しする移動距離

引っ越し費用は移動距離によって異なります。距離が遠くなるほど基本運賃と実費がかかるため、費用が高くなってしまいます。一人暮らしで引っ越しをする場合の距離別の費用は、以下を参考にしてみてください。

上記を参考にすると、距離が遠いほど費用が高くなっているのがわかりますね。15キロ未満と500キロ以上とでは、倍の金額になっています。家族で引っ越す場合は荷物が多い分、さらに費用がかかるでしょう。遠くに引っ越す人はその分費用がかかるので、あらかじめ予算を多めに見ておくと安心ですよ。

引っ越しの時期・季節

引っ越し業者は繁忙期と閑散期があります。3～4月は就職や進学のために引っ越す人が多く、1年の中で最も忙しくなる時期です。9月は中間決算期のため、転勤者が増えます。3～4月ほどではないですが、9月も引っ越しが多い繁忙期です。一方、引っ越しシーズンを終えた5～2月は、閑散期です。

繁忙期か閑散期によって、引っ越しの費用は大きく変動します。繁忙期は料金が高く設定されているため、通常よりも引っ越しにかかる費用が高くなってしまいます。就職や進学に向けて引っ越す場合は仕方がないですが、引っ越しの時期を自分で決められる場合は、閑散期に引っ越すのがおすすめです。

特に家族で引っ越す場合、繁忙期と閑散期では3～5万円以上、差額が生じるでしょう。急ぎでない場合は、ぜひ閑散期を狙ってみてください。また、年末年始は引っ越しをする人が少ないため、料金が安く設定されていることが多いですよ。少しでも費用を抑えたい人は年末年始の料金をチェックしましょう。

引っ越しをおこなう日時

繁忙期と閑散期ほどではないですが、引っ越しは休日よりも平日の方が安く設定されています。平日と休日の差額は平均1,000円～2,000円程と、そこまで差はありません。一人暮らしの場合は数百円しか変わらないこともあります。一方、家族で引っ越す場合は荷物が多いため、休日だと数千円高くなってしまうでしょう。

また、平日と休日の料金は基本的にはそこまで差額が出ることはないですが、祝日に県外など遠くに引っ越す場合は費用が高くなる可能性があります。遠くに引っ越す場合、祝日の連休を利用して引っ越す人が多いでしょう。引っ越し業者が忙しくなってしまうので、余裕をつくるために費用が少し高くなっていることがあります。

数千円なので気にならない人も多いかもしれませんが、少しでも費用を抑えたい人は平日に引っ越しを依頼しましょう。

引っ越しをおこなう荷物の量

引っ越しの料金は、荷物の量によって変動します。荷物の量によっては最大10万円程の差が出ることもあります。なぜ荷物の量で引っ越し料金が変わるかというと、トラックのサイズや作業員の人数が変わるからです。

荷物が少なければトラックは1台だけで済み、作業員も2～3人だけなので、実費や人件費がそこまでかかりません。ですが、荷物が多いとトラックと作業員が増えるため、実費と人件費が通常よりも高くなってしまいます。

不要な荷物はあらかじめ処分しておけば、その分引っ越しの費用をおさえることができるでしょう。ただし、費用を大きくおさえるためには、トラック1台分の荷物を減らす必要があります。2～3個の小さい荷物を処分してもあまり意味がないので、注意してください。

選ぶ引っ越しプラン

引っ越しの料金は、プランによって大きく変動します。プランの内容は引っ越し業者によってさまざまですが、一般的には以下の3つのプランに分けられます。

• 荷造りから荷ほどきすべてまで業者におこなってもらうプラン
• 荷造りと荷ほどきは自分でおこなうプラン
• 荷ほどきのみ自分でおこなうプラン

荷造りから荷ほどきまで全て業者にまかせるプランは、費用が高くなってしまいます。費用をおさえたい人は、荷造りや荷解きは自分でおこないましょう。

また、一人暮らしの場合は、「単身パック」がおすすめです。単身パックは決められたサイズのコンテナに荷物を詰めるため、料金が安く設定されています。一人暮らしなど、荷物が少ない人はぜひチェックしておきたいプランです。プランは引っ越し業者によって異なるので、どんなプランがあるのか、相談してみてください。

引っ越しの費用を安くおさえるコツ

引っ越しの費用の内訳や相場をご紹介してきました。引っ越しは費用が高いイメージがありますが、工夫次第では費用をおさえることが可能です。ここでは、引っ越しの費用を安くおさえるコツを8つに分けてご紹介します。これから引っ越しをする人は、ぜひ参考にしてみてください。

安い時期・日時に引っ越しをおこなう

引っ越し業者は3～4月と9月が繁忙期、5～2月が閑散期です。繁忙期は就職や進学のために引っ越す人が多く、依頼者が多いため、料金が高く設定されています。引っ越しの時期を自由に決められる人は、料金が安く設定されている閑散期に引っ越しましょう。

繁忙期と閑散期では数万円の差額があるため、引っ越しの時期を変えるだけでも数万円安くおさえることが可能です。繁忙期と閑散期の一人暮らしの引っ越しにかかる費用の違いは、以下を参考にしてみてください。

上記を参考にすると、繁忙期と閑散期では最大約1万円の差額があるのがわかりますね。あくまで一人暮らしの場合の平均なので、荷物が多くなる家族で引っ越す場合は、もっと差額がでるでしょう。逆に言えば、閑散期に引っ越しをすれば、よりお得に引っ越しができるということですね。

ただし、就職や進学のために引っ越す場合は、引っ越しの時期を変えるのは難しいでしょう。そんなときは、休日を避けて平日に引っ越しをおこなってください。数千円ではありますが、平日の方が料金が安く設定されています。閑散期や平日に引っ越しをおこなうことで、引っ越しの費用を数千円から最大数万円安く抑えることができますよ。

大安などの縁起が良い日を避ける

大安は六曜のうち、最も縁起がいいとされる日です。結婚式などのお祝い事は大安を選ぶ人が多いですよね。引っ越しもおめでたいことなので、大安にする人が多いでしょう。ですが、大安は引っ越しが集中しやすいため、料金が通常よりも高くなっていることがあります。一人暮らしの場合は1,500円程、家族で引っ越す場合は5,000円程費用が変わります。また、大安が祝日の場合はより費用が高くなるので、注意しましょう。

本当は大安がいいけど費用を抑えたいという人は、大安の次に良いとされる「友引」を狙ってみてください。引っ越しの料金が高く設定されていることはほとんどなく、縁起も良い日なので、おすすめですよ。どうしても大安がいい！というこだわりがなければ、大安を避けた日を引っ越しの日に選んでくださいね。

1か月以上前に業者を手配する

引っ越しの依頼は、早ければ早いほど費用をおさえることができます。一般的に引っ越し希望日の3か月前から予約ができるため、1～3か月前に予約をしておきましょう。早めに依頼をしておけば、料金が安い日を選ぶことができます。引っ越し希望日の数日前に予約をする場合、料金が安い日は埋まってしまっているでしょう。また、希望日ぎりぎりだと割引きが受けられないケースもあります。

さらに、希望日まで余裕があれば、訪問見積もりでどれくらいの費用がかかるのか把握しておくことができます。より正確な見積もりが出されるので、思ったよりも高い…なんてことがないですよ。引っ越しが決まったら早めに業者に依頼することで、引っ越しの費用をおさえることができますよ。

引っ越す前に不用品は処分して荷物を減らす

引っ越しの費用は荷物の量で変動するとお話ししました。荷物の量が多いと、トラックの台数や作業員の数が増えて、料金が高くなってしまいます。例えば、軽トラック1台分の荷物であれば料金の目安は5万円程ですが、1.5tトラック～2tショートトラックになると料金の目安は7万円まで上がります。

荷物が多くなればなるほど料金が高くなってしまいますね。引っ越しの費用を抑えるためには。引っ越す前に不用品を処分して、荷物を減らしましょう。特に家族で引っ越す場合は、荷物の量が多いと思います。家族みんなが不用品を処分すれば、数万円安くおさえることができるかもしれません。引っ越すまでに処分してくださいね。

相見積を取って業者を比較する

相見積とは、複数の業者に同じ内容の見積もりを依頼することです。1つの引っ越し業者に見積もりをだしてもらっても、それが安いのか高いのかわからないですよね。複数の引っ越し業者に見積もりをだしてもらうことで、どの業者が安いのか比較ができます。

また、相見積ということをあらかじめ伝えることで、安く見積もりを出してくれるでしょう。自分の会社を選んでもらうために、他の業者の見積もりよりも安くしてくれるからです。相見積ならではの割引ですね。

マナーとしては、あらかじめ相見積もりだということを伝え、断る場合は電話でお伝えしましょう。相見積自体はマナー違反にならないので、マナーを守りながら活用しましょう。

荷造り・荷ほどきなどは自分でおこなう

引っ越し業者に依頼する場合、いくつかのプランから選ぶことができます。荷造りから荷ほどきまですべて業者にお任せするプランもありますが、それだと費用が高くなってしまいます。引っ越し業者に依頼する場合も、荷造りと荷ほどきは自分でおこないましょう。

荷造りは荷物をダンボールなどにまとめておくことで、荷ほどきはダンボールなどにまとめられた荷物を開封して片付ける作業です。少しでも楽に作業するには、ダンボールにあらかじめ何が入っているか書いておき、部屋ごとに荷物をまとめておきます。荷ほどきはすぐに使うものから開封していけば、部屋が散らかるのを防げるでしょう。また、大きな荷物から荷ほどきすれば、部屋のレイアウトをイメージしやすいですよ。

荷造りや荷ほどきは手間はかかりますが、費用を安くおさえることができます。大型家具や家電以外は、自分で荷造り・荷ほどきしましょう。

オプションサービスを最小限におさえる

引っ越し業者によって、さまざまなオプションサービスがあります。例えば、エアコンの取り外し、テレビやアンテナの配線、ハウスクリーニングなど、引っ越し作業とは別におこなってくれるサービスです。

これらは数千円～数万円の費用がかかるため、利用するオプションサービスは最小限にするのがおすすめです。例えば1万円のオプションサービスを5つ利用した場合、それだけで5万円プラスになってしまいます。どうしても必要なオプションサービスの場合は仕方ないですが、自分でできるものはなるべく自分でおこなうようにしましょう。

どんな内容のオプションサービスがあるかは業者によって異なるため、あらかじめ確認してみてください。

大型家具は転居先で購入する

家族で引っ越す場合は、大型家具を一緒に運ぶ必要がありますが、一人暮らしの場合は大型家具を転居先で購入するという方法があります。引っ越しの料金は荷物の量が多いほど高くなってしまうので、大型家具があるとその分料金は高くなってしまいます。

ですが、転居先で大型家具を購入すれば、大型家具の分の引っ越し費用はかかりません。実家から一人暮らしを始める人は、引っ越しの日に合わせて家具を購入しましょう。大型家具は購入先の業者が自宅まで運んでくれ、設置までしてくれます。自分で設置する必要もないので、安心してくださいね。

引っ越しの費用をおさえるためには、大型家具を購入するタイミングが重要です。引っ越しの日にあわせて、転居先に届くようにしましょう。

引っ越し業者を選ぶ際のポイント

引っ越し業者に依頼をしようと思っても、全国にたくさんの引っ越し業者があるため、どの業者に依頼をすればいいのかわからないですよね。

ここでは、引っ越し業者を選ぶポイントを4つに分けてご紹介します。自分に合った引っ越し業者を選ぶためにも、参考にしてみてください。

価格だけでなくサービスや口コミも比較する

どの引っ越し業者にしようか悩んだとき、まずは価格で比較する人が多いでしょう。引っ越しの費用を抑えるためには大事なことですが、価格だけで決めてしまうと、サービス内容があまりよくなかったり、作業員の態度が悪かったりする可能性があります。せっかくの楽しい引っ越しなのに、嫌な思いをするのは嫌ですよね。このようなことを避けるために、価格はもちろんですが、口コミも確認しておきましょう。

見積もりのときや作業のときの対応はどうか、丁寧に作業してくれるかなど、口コミを見ればすぐにわかりますよ。接客態度がいい引っ越し業者は気持ちが良いだけではなく、値下げをしてくれる可能性も高いですよ。作業を丁寧にしてくれる引っ越し業者は、壁や家具に傷がついてしまう心配が少ないため、安心して作業を依頼できるでしょう。

また、どんなサービスがあるのかも事前に確認しておくと安心ですよ。大型家具の解体はしてくれるか、ダンボールは無料か有料か、作業員の人数はどれくらいかなど、サービス内容を比較して、自分に合った引っ越し業者を選びましょう。

大手と中小の特徴やメリット・デメリットを理解しておく

引っ越し業者は国内に3,000社以上あり、その中には大手の引っ越し業者と中小の引っ越し業者の2種類があります。大手の引っ越し業者は全国に支店があるため、どの地域からの引っ越しにも対応してくれます。遠くに引っ越す場合は、JR貨物やチャーター便を利用して引っ越しが可能です。ダンボール無料など、サービスが充実していることが多いのも大手の引っ越し業者の魅力です。ただし、費用は比較的高いというデメリットがあります。

一方、中小の引っ越し業者は引っ越しのエリアが限られていますが、引っ越しの費用は比較的安いです。近くに引っ越す場合は、中小の引っ越し業者に依頼した方が安く済むでしょう。ですが、サービスの質や作業員の技術は大手の方が上です。大手の引っ越し業者はスタッフの教育に力を入れているため、あえて難しい構造の家で講習を行っています。そのため、基本的に技術力が高く、安心して作業を依頼できます。

費用をおさえること重視の人は、中小の引っ越し業者に依頼をするのがおすすめです。多少費用が高くても、サービスの質や作業員の技術重視の人は、大手の引っ越し業者に依頼しましょう。

一括見積もりサイトで相見積をとると便利

複数の引っ越し業者に見積もりを出してもらうとなると、手間と時間がかかりますよね。そんなときは、一括見積もりサイトで相見積をとるのがおすすめです。一括見積もりサイトは1回の手続きで複数の引っ越し業者の料金を比較ができ、その中から安い業者を選ぶことができます。簡単に相見積がとれる便利なサイトですよ。

中には電話対応する必要がなく、各業者からメールで見積もりが届くサイトもあります。忙しい人にとっては嬉しい仕様ですよね。連携業者は100社以上ありますが、見積もりを出してもらいたい業者は自分で選ぶことができるので、より自分に合った引っ越し業者を見つけることができるでしょう。

また、複数の引っ越し業者に見積もりを出してもらうと、断りの連絡もたくさんしなければなりません。ですが、一括見積もりサイトによっては、断りの連絡を代行してくれるサービスがあります。ネットで簡単に手続きができるので、これから見積もりを出してもらう人は、ぜひ一括見積もりサイトを利用してみてください。

必要な人はオプションサービスの内容もチェック

引っ越しのオプションサービスは、エアコンの取り外しや不用品処分、ハウスクリーニングやテレビやアンテナの配線があります。オプションサービスは1つにつき数千円～数万円かかるので、必要な場合のみ依頼しましょう。

「これは絶対に依頼したい！」というオプションサービスが決まっている人は、引っ越し業者を選ぶ段階で、そのオプションサービスがあるか確認してみてください。引っ越し業者を決めてから、必要なオプションサービスがないとなっては困りますよね。特に中小の引っ越し業者に依頼する場合は、必要なオプションサービスがない可能性があります。忘れずに確認しましょう。

また、料金はどれくらいかも一緒に確認しましょう。エアコンの取り付けも、引っ越し業者によって5,000円や1万円など、料金がことなります。どのオプションサービスも引っ越し業者によって料金は異なるので、なるべく安いところを選んでくださいね。

引っ越し費用の相場や仕組みを理解して賢く節約しよう

引っ越しの費用の相場や、料金の仕組み、費用を安くおさえるコツをご紹介しました。ポイントは以下の通りです。

• 引っ越しの費用の相場は、一人暮らしか家族か、繁忙期か閑散期かによって異なる
• 引っ越しの費用を安くおさえるためには、荷造りや荷ほどきは自分でおこなう、閑散期に引っ越す、不用品を処分しておくなどのコツがある
• 引っ越し業者を選ぶ際は、口コミを比較したりオプションサービスの内容をチェックしたりしておくと、より自分に合った業者を選べる

引っ越しの費用は荷物の量、移動距離、時期によって異なります。少しでも費用をおさえるためには、料金の仕組みを理解して、さまざまな工夫をする必要があります。今回ご紹介したように、閑散期に引っ越したり、荷物の量を減らしたりすれば、費用を抑えることができますよ。

引っ越す際は今回ご紹介した内容を参考にして、引っ越しの費用を安くおさえてみてください。引っ越しの費用をおさえて、より楽しい新生活をスタートさせてくださいね。