ノートパソコンの買い替えや購入で「16GBって必要なの?」と気になっている人は、ぜひ本記事をお読みください。
ネット検索や動画視聴、書類作成がメインの場合には、実は8GBでも十分です。
メモリの容量を決めるときは、パソコンの用途を決めてから選ぶと、ソフトやアプリがサクサク動き、ノーストレスかつ経済的です。
容量別の使用感や使用シーンを具体的に想像できるように案内するので、パソコン選びで迷っている人はぜひお読みください。
思い通りのノートパソコンを選ぶために、メモリ容量以外に押さえたいポイントもまとめてわかります。
ノートパソコンに16GBのメモリはいらない理由
一般的に、パソコンの価格はメモリ容量に比例するので、無駄がないようにぴったりの容量を選ぶとコスパが良いですよ。16GBと比較しながら、8GBで十分な場合を解説します。
メモリ16GBが不要な一般的な使用例
主にプライベートでノートパソコンを使い、簡易的に使う場合には、16GBはいりません。
- ネットサーフィン(ブラウザを同時に10ほど開く)
- 動画のストリーミング再生
- 主にMicrosoft Officeソフトを使って書類作成
- 音楽再生しながら作業
ゲームの場合は、ソフトによって推奨搭載メモリが変わります。やりたいゲームの製品情報で推奨搭載メモリ数をチェックしましょう。
パソコンの買い替えは一般的に3~5年といわれているので、その間に上記のような使い方しかしない場合には、16GBは過剰スペックです。8GBのノートパソコンを検討してみましょう。
メモリ容量とパフォーマンスの関係
ノートパソコンのパフォーマンスは、メモリ容量が多いほど良くなります。CPUの処理速度が上がるためです。
一方で、メモリ不足の場合には、パソコン本来のパフォーマンスを発揮できません。作業中に、フリーズしたり強制終了してしまう、動作が不安定になる、などストレスを感じがちです。
メモリ使用率は「50%」がひとつの目安になります。
一般的に、ノートパソコンが最もパフォーマンスを発揮できるのが、メモリ使用率50%ほどのときです。90%を超過しているとパフォーマンスが低下してしまっている状態です。
パソコンの用途がメモリ容量に見合っていないと、予算がもったいないので、作業に十分なだけのメモリを搭載した機種を選びましょう。
日常的な使用における8GBの十分性
プライベートの簡易的な利用では、8GBのノートパソコンを選ぶのがおすすめです。8GBのノートパソコンの価格目安は、5万円ほどです。
ネットサーフィンを楽しんだり、書類作成に使う、動画のストリーミング再生を楽しむといった使い方には、8GBで十分です。
4GBではどうかというと、現在では画像や動画など比較的大きいデータを扱うのが一般的になっているので、すぐにメモリ不足になる可能性が高くなります。
ウェブ会議や画像編集にはスマートフォンを使うという人もいるでしょう。複数デバイスを組み合わせて使うなら、8GBのノートパソコンでも十分に感じる人は少なくないはずです。
16GBが無駄になる具体的なケース
こんな場合には16GBあっても、メモリが無駄になってしまいます。
「軽いネットサーフィンしかしない」
「主に書類作成や写真や動画の簡易編集に使う」
「ながら聴きやビデオチャットにはスマホやタブレットを使う」
「ビジネス用のパソコンはほかにある」
参考として、16GBが推奨される使い方は、たとえばこんなものです。
- ブラウザを同時に40ほど開く
- テレビ会議しながら同時に書類作成
- 4Kゲーム・VR・仮想デスクトップ
家庭で余暇にノートパソコンを使う場合には、16GBは無駄になるでしょう。
メモリ32GBの必要性とデメリット
32GBのノートパソコンは、最新技術を積極的に使うプロクリエイターやプログラマーも満足するスペックです。価格は高価格帯になります。
メモリ32GBが必要な人の特徴
32GBが必要な人は、ひとことでいえば、プロクリエイターです。
処理速度が高いので、高度な動画編集やプログラミング、AI学習に使用してもサクサク動作します。
推奨スペックが32GB以上のソフトや使用環境を挙げてみましょう。
- 「Adobe Premiere Pro」での4K動画編集
- CG編集(「Adobe Illustrator」と「Photoshop」の同時使用など)
- 仮想デスクトップ
- 3Dモデリングのプレビュー再生(長時間)
- 本格的なAI学習
仕事や学習で、本格的に画像や動画編集を行っていきたい人や、最新のAI学習やプログラミングに使いたい人は、32GBが必要です。
メモリ32GBのデメリットと過剰スペック
ノートパソコンの容量が大きい場合のデメリットは、価格面です。
価格の目安は、16GBが10万円前後〜用意できるのに対し、32GBだと15万円前後~です。
メモリの搭載量が多いノートパソコンは、メモリ以外のCPUやストレージも釣り合うようにハイスペックになるので、本体価格が上がります。
仮にスペックが過剰であったとしても、作業が妨げられるといった不具合は出ません。
ですが、3~5年で買い換えることを考えると、容量が多すぎるノートパソコンの購入はもったいなく感じます。
32GBの使用場面と16GBとの違い
32GBと16GBについて、こなせる作業や使用感の違いを案内します。
動画編集
8Kや4Kといった高解像度の動画編集をしたい場合には、32GBが必要です。
一方で、フルHDの動画編集なら16GBで行えます。
同時作業
PhotoshopとIllustratorを同時に使ってグラフィック編集する場合には、32GBが必要です。
一方で、同時作業といってもWordやExcelを同時に使う場合には16GBで十分です。
ゲームプレイ
ゲーム実況の動画配信をする場合には、ゲームソフト以外のアプリを同時処理するため、32GBが必要です。
一方で、プレイだけであれば、最新のゲームでは、16GBあれば問題なく動作することが多いですが、32GBだとよりサクサク動きます。
高精細なグラフィックの最新ゲームは、膨大なデータ処理を必要とするため、メモリが多い方が動作が安定します。
メモリ容量に余裕があると、ストレージへのアクセスが減って負荷が下がるため、重いデータ処理をする場合には32GBが向いています。
メモリ32GBが無駄になる場合
32GBが無駄になる場合は、こんなケースです。
「主に書類作成やフルHDの動画編集に使う」
「AI学習など先端領域でパソコンを使う予定がない」
「ゲームは楽しむものの実況配信はしない」
8Kの動画編集やAI学習など、最新の技術に対応できるのが32GBです。軽い動画編集や書類作成であれば、もっと容量の小さいノートパソコンで十分です。
メモリ16GBが必要な場合と選び方
16GBのノートパソコンは、ゲーマーやクリエイターにおすすめです。具体的なシーンや選び方を案内します。
ゲームやクリエイティブ作業でのメモリ16GBの必要性
16GBは、高精細の最新ゲームをプレイしたり、クリエイティブ作業をしたい人にとって必要な容量です。
Linuxを使用したり、AndroidやiOS開発でシュミレーターを起動するプログラマーにとっても、16GBは必要です。
推奨スペックに満たない容量のパソコンでソフトを使用した場合、「動作するものの時間がかかり過ぎてしまう」「ゲームのスコアが変わってしまう」などの現象が起こってしまいます。
一方で、単体ではそれほどメモリ容量を消費しないソフトであっても、複数立ち上げて同時に使用する場合には、それだけメモリを消費します。
複数アプリを立ち上げて使用するクリエイターやビジネスマンは、16GBを選びましょう。
メモリ16GBが必要なソフトウェアとその理由
16GBを推奨としているソフトを挙げると、ゲームでは最新「FinalFantasy(16)」、クリエイティブでは「Adobe Premiere Pro」があります。
美しさを追求した高精細のグラフィックを表示させたり、迫力あるサウンド表現のためには、膨大なデータを処理するので16GB必要です。
メモリ16GBの選び方とおすすめの機種
マルチタスクも快適にこなせる16GBのノートパソコンの選び方とおすすめ機種をピックアップします。
選び方
パソコンの性能を決めるのは、「CPU」「メモリ」「ストレージ」の3つです。表を参考に選んでください。
CPUは、パソコンの頭脳的役割で、数字が上がるほど高性能になりサクサク動作します。
一般的には、Core i 5やRyzen 5がおすすめです。
CPU | Core i 3 Ryzen 3 | Core i 5 Ryzen 5 | Core i 7 Ryzen 7 | Core i 9 Ryzen 9 |
推奨 | インターネット検索 Office書類作成 動画視聴 | 複数アプリの同時使用 (テレビ会議など) | 動画編集 3Dゲーム | 4K動画編集 3Dモデリング |
ストレージは、データの保管スペースで、HDDとSSDがありますが、SSDが主流です。
一般的には、512GBがおすすめです。
ストレージ容量 | 256GB | 512GB | 1TB |
推奨 | Office書類 | 写真や動画 | 4K動画 写真のバックアップ |
◆ストレージが足りなくなったら外付けする方法もあり、こちらの記事で詳しく解説しています。
おすすめ機種
16GBのノートパソコンの中から、おすすめの2機種を紹介します。
HP 15s-fq 15.6インチ
家庭用でも仕事用でも活躍するスペックを備えているノートパソコンです。複数アプリを立ち上げて同時作業するけれど、特別重たいソフトや動画は扱わない人におすすめです。
OS | Windows 11 Home |
CPU | Core i5 |
ストレージ容量 | 512GB |
画面サイズ | 15.6インチ |
重さ | 1.6kg |
富士通 FMV LIFEBOOK WAA/J1
スペックに対してコスパのよいノートパソコンなので、家庭使いにもおすすめです。CPUの性能が高いので、3Dゲームのプレイにも十分対応します。
OS | Windows 11 Home |
CPU | Ryzen 7 |
ストレージ容量 | 512GB |
画面サイズ | 15.6インチ |
重さ | 2kg |
16GBを選ぶ際の注意点
ノートパソコンの使い勝手に影響する3つのポイントを紹介します。メモリやCPU以外の要素もチェックしましょう。
バッテリー駆動時間
持ち運びが多い場合は、バッテリーの駆動時間が20時間以上あると安心です。
ノートパソコンだと、バッテリーの駆動時間の平均は、5~10時間です。
コンパクトで軽量なタイプや安価なタイプでは短い傾向にあるので注意しましょう。
インターフェース
軽量モデルや安価なモデルは、USBの端子やSDカードスロットなどの機能が少ない傾向にあるので、事前に確認しておきましょう。
ノートパソコンのサイズの主流は、15インチで、重さは2.0kgほどです。一方、軽量モデルは、14インチ以下で、持ち運びしたい場合におすすめです。
◆おすすめの軽量ノートパソコンについては、こちらの記事で豊富に紹介しています。
スピーカー・カメラ・マイクの性能
割安モデルのなかには、スピーカーやカメラの性能がそれほど良くないものもあります。動画やゲームを迫力あるサウンドで楽しみたい場合には、スピーカーの性能にこだわりのある機種を選ぶようにしましょう。
◆内蔵カメラよりも性能のよい外付けカメラの選び方は、こちらの記事で詳しくわかります。
メモリ8GB vs 16GBの体感と用途
「8GBでよいか、それとも16GBにしておこうか」と迷ってしまう人に、使用感の違いを紹介します。
メモリ8GBで十分な作業とその限界
8GBで十分な作業は、「ウェブサイトの閲覧」「ストリーミング動画再生」「Office書類作成」で、おおむね短時間のパソコン使用で済む場合です。
たとえば、家庭で「YouTubeを見ながらネットショッピングを楽しむ」といった使い方には、8GBが向いています。
一方で、動画編集や最新ゲームプレイ、テレビ会議を含む長時間の使用の場合には、8GBでは少なすぎます。16GBにしておきましょう。
メモリ16GBが効果を発揮する具体的なシーン
メモリ16GBがパワーを発揮するのは、たとえばこんなシーンです。
- テレビ会議をしながら書類作成
- 「FinalFantasy(16)」などの最新ゲームをプレイ
- 「Adobe Premiere Pro」などを使った高精細の動画編集
- プログラミング開発
16GBは、複数ソフトを利用しながら、よりクリエイティブな作業をするときに、操作性の良さを実感できるスペックです。
8GBと16GBの体感の違い
よくある使い方の場合の、8GBと16GBの体感の違いを紹介します。
ウェブ検索を一日中する
調べものなどでたくさんのブラウザを立ち上げ、長時間使用する場合には、8GBでは動作が重くなってしまうことがあります。16GBであれば、同様の使い方でもサクサク動作します。
ブラウザは、ウィンドウやタブを閉じたとしても、一定度のメモリ消費したままになってしまうためです。また、ブラウザはメモリを多く消費する性質があります。
長時間起動しっぱなしにする
1回の使用が短時間で、使用後にはシャットダウンするなら、8GBでも快適に動作するでしょう。
一方で、使用後にスリープ状態(メモリを消費したまま電源を落とす機能)にして翌日以降に作業を再開する習慣の人には16GBが向いています。8GBだと次第に動作が重くなってしまいます。
ウェブ検索や書類作成が短時間だったり、使用ごとにシャットダウンする習慣がある人には8GBを不足に感じることはないでしょう。
一方で、スリープ状態で使いたい人、よりクリエイティブな作業をする人は、16GBを選ぶと快適さを実感できるでしょう。
日常使用における8GBのメリット
8GBは、家庭で気軽に使うのにちょうど良く、価格も5万円ほどから安価なモデルを選べます。
「スマホやタブレットでは画面が小さすぎる」「書類作成がしにくい」と感じるなら、8GBのノートパソコンを使うと、メリットを実感できます。
3年ほどで買い換える際にも、気軽にモデルチェンジできるでしょう。
メモリオーバースペックを避ける方法
メモリの容量が多いパソコンは高価なため、購入してから後悔するのは避けたいものです。ちょうど良い容量を見つけるポイントと、役立つ増設の方法について紹介します。
メモリの適切な選び方
メモリを適切に選ぶには、まず、パソコンの用途を見極めましょう。そのために、使用予定のソフトやアプリの情報を確認し、パソコンの推奨スペックを調べます。
また、現在使っているパソコンがあれば、普段のメモリ使用量がどのくらいか、確認しましょう。
Windowsの場合
「Ctrl + Shift + Esc」キーを同時に押して、タスクマネジャーを起動し、パフォーマンスの項目を確認する。
Macの場合
「Appleメニュー」→「このMacについて」→「概要」から確認する。
メモリ容量の見極めポイント
必要なメモリ容量を見極める際には、メモリに余裕を持たせておくことも大事なポイントです。
メモリ使用率は「50%」がひとつの目安となります。
メモリ使用率が100%にならなければ快適に動作するかというと、そうではありません。
さらに、作業に使うアプリやソフト以外にも、パソコンの起動とともに立ち上がるセキュリティソフトもあるので、その分も考慮しておきましょう。
メモリは、容量ギリギリを使い切るイメージではなく、余裕を持たせて選ぶようにしましょう。
将来的なメモリ増設の可能性
購入後にメモリ不足になった場合には、メモリ増設という手段もあります。
パソコンのなかには、後からメモリを増設できる機種もあります。一般的なデスクトップパソコンは、個人でも比較的かんたんにメモリ増設できます。
ただ、小型のボディに複雑にパーツを組み込むノートパソコンの多くは、メモリ増設できない機種が多くなっているので注意が必要です。
購入時にチェックすべきポイント
将来的にメモリ増設ができるかどうかは、購入前によくチェックしてください。
ノートパソコンや小型のパソコンはメモリ増設できない機種が多くなっています。また、Macは購入時にメモリ容量が決定され、将来的に増設することはできません。
さらに、メモリ増設の内容については、5つの点を確認しましょう。
- 増設できるかどうか。
- どのくらいの容量を増設できるか。
- 何枚のメモリを増設できるか(スロット数)。
- メモリのメーカー、種類、規格、速度。
- セルフで増設できるか、メーカーに依頼する必要があるか。
ノートパソコンのメモリに関するよくある質問
メモリ容量の使用率を確認する方法や、メモリ増設のやり方を解説します。
メモリ容量の確認方法と注意点
現在使っているパソコンのメモリ容量や使用率はかんたんに確認できます。メモリ増設の際の3つの注意点も押さえておきましょう。
メモリ容量の確認方法
「現状のメモリ容量」と「規定スロット数」を確認しましょう。
現状のメモリ容量の確認方法
いま現在使っているパソコンでメモリをどのくらい使っているか、を調べる方法は以下の通りです。
Windowsの場合
「Ctrl + Shift + Esc」キーを同時に押して、タスクマネジャーを起動し、パフォーマンスの項目を確認する。
Macの場合
「Appleメニュー」→「このMacについて」→「概要」から確認する。
規定スロット数の確認方法
メモリ容量を確認した同じ画面上に、「スロットの使用:2/4」などの表記があります。
「スロットの使用:2/4」の場合、「4本あるメモリスロットのうち、2本が使用済み」ということを示しています。
一方で、たとえば「スロットの使用:2/2」と表記されている場合は、スロットに空きがないことを示しています。
メモリ増設時の注意点
メモリを増設するにあたって、3つの点に注意してください。
メモリの互換性
メモリには種類や規格があるので、ノートパソコン本体のメモリスロットに対応したメモリを選びましょう。パソコンの仕様書で確認できます。
増設するメモリは、間違えて用意してしまうと差し込めないので、事前によく確認しましょう。
◆パソコンのメモリ増設について、さらに詳しくはこちらの記事で紹介しています。
メモリのチャンネル数
ノートパソコンに搭載するメモリの枚数のことを「チャンネル数」と表現します。
メモリ1枚なら「シングルチャンネル」、2枚なら「デュアルチャンネル」、2枚以上のことを「マルチチャンネル」と呼びます。
メモリは、同じ容量でも、複数枚を組み合わせて使う方が、処理能力が上がります。
増設する場合も、同じ規格・同じ容量のメモリを複数枚で増設するようにしましょう。
「Ctrl + Shift + Esc」キーを同時に押して(Macの場合は「Appleメニュー」→「このMacについて」→「概要」)、ノートパソコンの規定スロット数を確認し、搭載できるチャンネル数を確認しましょう。
メーカー保証
メモリ増設をすると、メーカー保証対象外になる場合も多いので注意してください。機種によって異なるため、仕様書やカスタマーセンターで確認しましょう。
メモリを交換すると、ノートパソコンが正常に動作しなくなってしまう場合もあるので、取り外したメモリは、必ず保管しておいてください。
以上の3つの点を押さえた上で、メモリ増設するかどうか、決定すると後悔がありません。
メモリ増設のタイミングと手順
メモリ増設にあたっては、必要事項を確認し、増設するメモリを購入しておきましょう。
増設作業は、パソコンをシャットダウンしてから行います。精密機器の扱いになるため、静電気に気をつけましょう。
用意するもの
増設用のメモリ、ドライバー、静電気防止グッズ(手袋など)
一般的な方法は以下の通りです。
- パソコンをシャットダウンする。
- パソコン本体のケースを開ける。
- 空きスロットに用意したメモリを差し込む。
または
メモリを取り出し、代わりに用意したメモリを挿し込む(空きスロットがない場合)。 - パソコンを起動する。
メモリ増設が可能な機種であれば、作業自体は素人でもでき、数分で終わります。
メモリ不足によるパフォーマンス低下の解消法
メモリが不足すると、パソコンのパフォーマンスが落ちるほか、使用中のソフトが強制終了することもあります。すぐにできる解消法を知っておきましょう。
不要なソフトをアンインストールする
長期間使っていないアプリは、アンインストールすると、その分のメモリを解放することができます。
Windowsの場合は、コントロールパネルの「アプリ」から、Macの場合は、アプリケーションフォルダから、不要なアプリを選んで削除してください。
ソフトやタブを閉じる
同時に開いているソフトやブラウザのタブを閉じると、メモリを解放できます。
作業中にいつの間にか開いたままになっていることはよくあり、使っていなくてもメモリを消費しているので、閉じましょう。
動作中のソフトは、以下の手順で確認することもできます。
Windowsの場合
「Alt + Ctrl +Delete 」キーを同時に押してタスクマネジャーを起動させる。
Macの場合
「Command (⌘) + Option+ Esc」キーを同時に押す。
どれもかんたんにできるものばかりなので、パソコン作業中に、ときたま気をつけるようにしてみてください。
メモリ選びに迷ったときの判断基準
ノートパソコンのメモリ選びに迷ったときは、まずはパソコンの用途を確認しましょう。
次の買い替えまでのおおむね3年間に、使いたいソフトやアプリが増えないかも想像してみてください。また、ソフト自体がアップデートすると、メモリ消費量が増えるケースもよくあります。
一方で、スマートフォンやタブレット、手持ちのパソコンなどと併用することを考えると、ノートパソコンのメモリ容量は、それほど必要でない場合もあります。
一度書き出してみて総合的に判断しましょう。
まとめ
家庭で気軽に使いたい場合には、ノートパソコンは16GBいらないので、もっと安価なモデルから選べます。
主な使用用途が、「ウェブサイトの閲覧」「ストリーミング動画再生」「Office書類作成」なら16GBはいりません。
メモリ容量に悩んだときは、使いたいアプリやほかのデバイスとの組み合わせを具体的に想像すると、選びやすくなります。
用途やこだわりポイントを見極めて、コストパフォーマンスに優れたお気に入りを見つけてください。