引っ越し先で電気がつかない?原因の切り分けと今すぐできる対処

引っ越し先で電気がつかないと、あせってしまいますよね。
でも、電気がつかない原因の多くは、落ち着いて切り分ければ自分で対処できます。
この記事では、電気がつかない主な原因を4つに分けて、それぞれの確認・対処法を大手電力会社・送配電会社の公式情報をもとに解説します。
- 電気がつかない主な4つの原因
- 使用開始の申込ができているかの確認
- ブレーカーの正しい入れ方の順番
- 漏電が疑われるときの対処
- 近所も停電しているときの連絡先の目安
電気がつかない主な4つの原因
引っ越し先で電気がつかないとき、主な原因は次の4つです。
上から順に確認していくと、切り分けがしやすくなります。
- ① 電気の使用開始の申込がまだ(手続きをしていない)
- ② 分電盤のブレーカーが「切」になっている
- ③ どこかで漏電している
- ④ 自分の家だけでなく近所もエリアで停電している
原因1使用開始の申込をしたか
まず確認したいのが、電気の使用開始の手続きです。
電気を使うには、お客さま自身が電力会社(小売電気事業者)へ電気の使用開始の申込みをする必要があります(出典:北海道電力ネットワーク)。
この申込がまだだと、ブレーカーを入れても電気は使えません。
まだ手続きをしていない場合は、電気の使用開始・開通の手続きを参考に、早めに申し込みましょう。
なお、スマートメーターが設置済みの場合、送電は送配電会社の遠隔操作で行われるため、原則として立会いは不要です。
ただし、エリアや時期、旧型メーターのままの場合などは現地作業が必要なこともあるため、詳しくは契約する小売電気事業者や管轄の送配電会社に確認してください。
原因2ブレーカーを確認する
使用開始の申込が済んでいるのに電気がつかないときは、分電盤のブレーカーを確認します。
家全体が消えている場合の入れ方の順番は次のとおりです(出典:中国電力ネットワーク)。
分電盤の右側に並んだ小さなブレーカー(配線用遮断器)をすべて「切」にします。
中央にある漏電しゃ断器(漏電ブレーカー)を「入」にします。
先ほど切った安全ブレーカーを、一つずつ「入」に戻していきます。
家の一部だけが消えている場合は、切れている安全ブレーカーを確認し、電気が切れる直前に使っていた家電のプラグを抜いてから、そのブレーカーを「入」にします。
また、スマートメーターの世帯では、屋内にサービスブレーカー(アンペアブレーカー)がないことがあります。
この場合、契約容量以上の電気を使うとスマートメーター内のブレーカーが自動で「切」となって一時的に停電し、約10秒後に自動で「入」に戻ります(出典:中部電力パワーグリッド)。
この場合は少し待ってから、使う家電を減らして様子を見ましょう。契約容量の考え方は契約アンペア・kVA・契約容量とは?で解説しています。
原因3漏電が疑われるとき
漏電しゃ断器を入れ直しても、特定の回路(安全ブレーカー)を「入」にした瞬間に再び落ちてしまう場合は、その回路で漏電している可能性があります。
中部電力パワーグリッドは「漏電遮断器が切れていたらどこかで漏電しています」「漏電は火災にもつながるので、電気工事店へ相談」と説明しています(出典:中部電力パワーグリッド)。
この場合は、原因と思われる回路のブレーカーは「切」のままにして、電気工事店や管轄の送配電事業者に相談してください。
原因4近所も停電しているとき
自分の家だけでなく、近所の家も一緒に電気が消えている場合は、送配電の設備側の故障などによるエリアの停電の可能性があります。
まずは各エリアの送配電会社が公表している停電情報を確認しましょう。
九州電力送配電は「ブレーカー等を操作しても停電が解消されない場合や、操作がよくわからない場合等は、最寄の配電事業所(コールセンター)へご連絡ください」としています(出典:九州電力送配電)。
連絡先や受付時間はエリアの送配電会社によって異なるため、お住まいの地域の送配電会社の公式サイトで確認してください。
どこに連絡すればいい?窓口の使い分け
4つを確認しても解決しないときは、連絡先を間違えないことが大切です。
電気の窓口は「契約のこと」と「設備のこと」で分かれています。
原因1のように、申込が済んでいるか、いつから使えるかといった契約に関することは、契約する小売電気事業者が窓口です。
一方、原因4の停電や、メーター・引込線といった設備に関することは、その地域の送配電会社が担当します。
原因3の漏電で、どの回路が原因かを調べたり屋内の配線を直したりする場合は、電気工事店に依頼することになります。
賃貸にお住まいで、分電盤の場所が分からない、共用部の設備が関係していそうだというときは、管理会社や大家さんにも確認してください。
入居前に前の入居者の解約が済んでいないなど、建物側の事情が絡むこともあります。
どこに連絡すべきか迷ったときは、まず契約する小売電気事業者に電話するのが無難です。
設備側の話であれば、送配電会社の連絡先を案内してもらえることが多いためです。
連絡の前に、契約者名・住所・お客さま番号(分かれば供給地点特定番号)を手元に用意しておくと、やり取りがスムーズに進みます。
電気がつかないときにあわせて読みたい記事
- 電気の使用開始・開通の手続き(申込がまだの方はこちら)
- スマートメーターとは?役割・交換の費用・立会い
- 契約アンペア・kVA・契約容量とは?
よくある質問
まとめ
引っ越し先で電気がつかないときは、①使用開始の申込 → ②ブレーカー → ③漏電 → ④エリアの停電の順に切り分けるのが基本です。
多くは、使用開始の手続きかブレーカーの確認で解決します。
漏電が疑われるときや近所も停電しているときは、無理をせず電気工事店や管轄の送配電会社に相談しましょう。
使用開始の手続きがまだの場合は、早めに申し込むことが大切です。
電気の手続き・契約の相談なら
「使用開始の手続きを急ぎたい」「今の電気の契約が合っているか知りたい」という方は、電気手続き受付センターにお気軽にご相談ください。
お住まいのエリアやご希望に合わせた電気の契約・切り替えの手続きを、まとめてサポートします。