タブレットを使用していると、指では文字が入力しづらかったり細かい作業がしづらかったりすることがあります。また、タブレットが指紋で汚れるストレスを感じる方もいますよね。そんな時に活躍するのが「タブレット用タッチペン」です。
一言でタッチペンと言っても多種多様で、多くのメーカーから様々な性能、デザイン、素材が違うものが販売されています。イラスト製作、ゲーム、文字入力など、使用目的に合った機能が搭載されたペンを選びましょう。
今回の記事では、タッチペンの選び方やタッチペンのおすすめランキングを紹介していくので、ぜひ自分に合ったペンを見つけてみてください。
タブレット用タッチペンの選び方
タブレット操作に便利なタッチペンは、文字を書く、デザイン、ゲーム、イラストなど、使用目的は多岐にわたります。
筆圧感知機能、誤動作を防ぐ機能、ペン先が交換できるタイプなど、自分の用途に合ったものを選択し、今以上にタブレット作業の効率を上げていきましょう。
タッチペンの機能、特徴をいくつかピックアップして紹介します。
使い方に合った種類を選ぶ
タッチペンを選ぶ際に一番重要なのは、使用目的です。使用目的に合ったタッチペンを選ぶことで、タブレット作業が格段にスムーズになります。
タッチペンのペン先の種類をチェックしてみましょう。
イラストを描いたり細かい文字を書くならペン先が細いタイプ
細かい文字を書いたり、イラストを描く時は、ペン先が細いタッチペンがおすすめです。ペン先が固く鉛筆のような形をしていて、書き心地はボールペンに近いです。ペン先の太さも選べるので、繊細な線を描きたいほど細いペン先のものを選択しましょう。
文字やイラストを書く際、ペン先が細いと画面が見やすいメリットもあります。
スワイプ操作が多いゲームにはペン先が太くて丸いタイプ
タブレットをゲームで活用する人は、スワイプが得意な太くて丸いタイプのペン先のものを選びましょう。ペン先がシリコンゴム素材などになっています。
柔らかくて丸く弾力があるので、画面を傷つけることなく操作できます。画面の設置面積が広めで、素材の細かい繊維が確実に電流を伝えるため、タッチの感度が高いのがメリットでしょう。操作の正確性を重要視したいゲームに最適なペン先タイプです。
筆の書き心地に近いペン先が筆のタイプ
タッチペンにはペン先が筆仕様になっているタイプもあります。筆ヘッドと呼ばれ、触り心地は本物の筆より固めですが、筆さながらの滑らかさです。
画面との摩擦が少なく動きもスムーズなため、スクロール操作やイラスト製作に向いている筆先です。使用している最中も筆で書いているような感覚で、ストレスがありません。
イラスト用には、傾き・筆圧感知機能がおすすめ
タッチペンを使ってイラストを描きたい時は、傾き・筆圧感知機能を搭載したものがおすすめです。イラストを描く際、文字とは違って太さの強弱や繊細なタッチなど変化が必要です。その変化を表現できるのが「傾き・筆圧感知機能」にあります。
「傾き機能」は、ペンの傾きを検知する性能があり、ペンの傾きによって線の太さを変えられます。「筆圧感知機能」は、タッチペンが画面に触れる力に合わせて、線の太さを変えられる機能で、強弱の変化を感知します。
傾きや筆圧で線の太さの表現に変化を付けられますので、イラストを描く時に最適なタッチペンと言えるでしょう。
誤動作を防ぐパームリジェクション機能があると便利
タッチペンの機能で、「パームリジェクション」というものがあります。パームリジェクション機能とは、手や腕をタブレット画面に乗せても無効化し、誤反応を起こさない機能のこと。
文字や絵を描く時、通常であれば手首や手のサイドの部分は机につけた状態です。しかし、タブレットに書く際、手を画面上に載せる事でタブレットが反応してうまく書けなくなるのです。
手や腕を感知せず、タッチペンのみ感知してくれるパームリジェクション機能があれば、感覚が紙とペンで書く作業と同じになり快適でしょう。パームリジェクション機能は、使用目的に関わらず搭載しているものを選ぶことをおすすめします。
長時間使うなら連続使用時間が長いものを
タッチペンは、一部電池使用のものがありますが、ほとんどが充電をして使うものです。作業により長時間使う場合、連続使用時間の長いタッチペンを選ぶのがおすすめです。
仕事や作業中にバッテリーが切れてしまうのは、大きなストレスです。タッチペンを長時間使いたいなら、連続使用時間が長いものか、短時間の充電でそれなりに使えるものが良いでしょう。
連続使用時間が長いものは、90分の充電で約20時間使用できるものもあります。5分だけの充電で連続1時間駆動の製品もあります。自分の作業に合った時間使えるものを選びましょう。
コスパ良く使うならペン先が交換できるタイプ
コスパを意識して使うなら、ペン先が交換できるタイプのものがおすすめです。
使っているとペン先は消耗してきますが、使いづらくなればペン先だけ交換できます。ひとつの本体を使い続けて、ペン先だけを購入すれば良いため、購入費用が抑えられます。
自分のタブレットで使えるか、対応機種をチェック
タッチペンを選ぶ上で忘れてはいけないのが、自分のタブレットでタッチペンが使えるかどうかです。どれだけ機能が良くても使えなければ意味がありません。
しかし、近年販売しているタッチペンは、ほとんどのタブレットに対応できます。対応さえしていれば、ソフトをダウンロードする必要もありません。タッチペンの電源をONにするだけですぐに使い始められます。
タッチペンを選ぶ際は、使うつもりのタブレットに対応しているかどうかも確認しておきましょう。
◆おすすめのイラスト向けタブレットはこちらの記事でも紹介しているのでチェックしてみてください。
おすすめのタブレット用タッチペンランキング
タブレット用タッチペンは、大前提としてタブレットの機種に対応しているものを選ぶ必要があります。そのうえで、機能、コスパ、使い心地、サイズ感など自分にとって最適なものを探してみましょう。
手軽にネットで購入できますが、可能であれば店舗で使用感を確かめてから購入することをおすすめします。それでは、おすすめのタブレット用タッチペンのランキングを紹介します。
1位:JAMJAKE タッチペン iPad用ペン
JAMJAKEタッチペンは、細く滑らかなペン先で液晶画面との摩擦がなく画面を傷つけずに使えます。磁気吸着機能が搭載されており、ペンとタブレットが自然にくっつくので、持ち歩きも便利です。
パームリジェクション機能が付いているので、余計な感知もなく、紙とペンで書いているのと同じ感覚でストレスがありません。出張や外回りの仕事の方におすすめの製品です。
サイズ | 24x18.8 x1.8 cm |
重量 | 15 g |
使用時間 | 35分間フル充電で10時間継続使用可能 |
対応デバイス | iPad (第6/7/8/9/10世代)、iPad Pro (第3/4/5/6世代) 、 iPad Pro 11インチ、iPad Air (第3/4/5世代) 、iPad mini (第5/6世代) |
2位:KINGONE スタイラスペン
KINGONEスタイラスペンは、ペンの上部をタップすると電源がつく手軽なスタイルです。ペン先が細く、精密にできていて、文字を書くのも、イラスト描くのもスラスラと快適。
傾き検知機能が搭載されており、繊細な文字から鉛筆で書くような太い線も、自由自在にコントロールが可能です。線の太さが変わるのでアートにも最適なタッチペンです。
サイズ | 18.8x6.2x1.9 cm |
重量 | 60 g |
使用時間 | 10時間 |
対応デバイス | iPad Mini(第5/6世代),iPad Pro 12.9"(第三/四/五/六世代),iPad Pro 11",iPad Air(第三/四/五世代),iPad(第六/七/八/九/十世代) |
3位:KINGONE スタイラスペン
KINGONEスタイラスペンは、極細の筆先です。最初から2種類の筆先の替えが付いてくるのも嬉しいポイント。ペン先が交換できるので、読書時のスムーズなスワイプ、文字や絵を描く繊細なタッチなど使い分けができます。
KINGONEスタイラスペンは、画面とペンが接触した時のカツカツという音がでません。会議、図書館など静かな場面でも邪魔にならず使用できるでしょう。また、本体素材はアルミニウムで軽量なため、手や手首に負担がかかりません。
サイズ | 3x4x1.27cm |
重量 | 40 g |
使用時間 | 不明 |
対応デバイス | Apple、Galaxy、Huawei、Xperia等及びスマホ、iPadやAndroidタブレット(pc)、Kindle、Nintendo Switch、chromebook、電子辞書等の静電容量式タッチパネル |
4位:Apple Pencil
Apple Pencilは、いわゆるApple純正製品です。第一世代から進化した第二世代は、より密なピクセルのレベルで、通信の速さも業界トップレベルを実現しています。iPad Proにマグネットで装着可能で持ち歩きも便利です。
ツールの切り替えはすべてダブルタップのみで簡単なうえ、作業を止めないでスムーズに切り替えができます。
精密さと通信の速さに優れているため、価格は他の商品と比較して高めですが、ブランド力が高いのも魅力的です。
サイズ | 21.2 x 5.6 x 2.5 cm |
重量 | 20.7 g |
使用時間 | 不明 |
対応デバイス | 12.9インチiPad Pro(第3世代、第4世代、第5世代、第6世代)、 11インチiPad Pro(第1世代、第2世代、第3世代、第4世代)、 iPad Air(第4世代、第5世代)、iPad mini(第6世代) |
5位:Viangsタッチペン
Viangsタッチペンは、なんども改良されて開発された製品です。競合の製品を研究し尽くし、さらに消費者からの声を分析して開発したものです。タッチペン販売当初、壊れる、遅い、線切れなど問題が多発したのをすべて解決。耐久性と安定性を持ったまま、コスパにもこだわりを置いています。
パームリジェクションと傾き・誤作動感知機能も搭載され、快適で安定感があり、耐久性を持ったタッチペンとして人気です。
サイズ | 19.1x6.2x1.9 cm |
重量 | 80g |
使用時間 | 12時間 |
対応デバイス | iPad Pro 12.9”第3/4/5/6世代、iPad Pro 11”、iPad Air第4/5世代、iPad mini第6世代 |
6位:MEKO iPad ペンシル
MEKOiPadペンシルは、13分でフル充電完了となる急速充電対応です。急速で充電される上に、連続使用時間も9時間で満足度が高い製品です。10分間放置するとペンシルは自動的にオフになります。
Apple純正品と同様の1.5mmの極細ペン先に高精度なセンサーを搭載しているため、ズレや途切れが生じず正確な作業に繋がります。仕事で利用したい方におすすめです。
サイズ | 18.8x6.4x1.7 cm(梱包) |
重量 | 80 g |
使用時間 | 9時間 |
対応デバイス | iPad (第6/7/8/9/10世代)、iPad Pro 12インチ (第3/4/5/6世代) 、 iPad Pro 11インチ、iPad Air (第3/4/5世代) 、iPad mini (第5/6世代) |
7位:Metapen Surface用タッチペン
MetapenSurface用タッチペンは、最先端のUSB C急速充電を採用しています。フル充電で300時間連続使用できるのに、充電は40分という短時間しかかかりませんので急ぎの時も便利です。
MetapenSurface用タッチペンは、マイクロソフトの公式認定を取得し、最先端の技術を搭載しています。消しゴム機能、右クリック機能などボタン一つで切り替えできる手軽さが嬉しいポイント。勉強、お絵かき、仕事、なんでも使える優れたタッチペンです。
サイズ | 19.1x6.2x1.7cm |
重量 | 12g |
使用時間 | 充電5分で作業8時間 |
対応デバイス | Surface Pro 9/X/8/7+/7/6/5/4/3、Surface Go/Go 2/Go 3、Surface Book/Book 2/Book 3、Surface Laptop/Laptop 2/Laptop 3/Laptop 4/Laptop 5、Surface 3、Surface Studio/Studio 2/Studio 2+ |
8位:全機種対応 スタイラスペン
このスタイラスペンは、初心者向けのタッチペンとして評判です。純正のAppleペンシルと違い、ペアリングも不必要、電源のオンオフもダブルクリックのみという簡単な設定です。
初心者向けとはいえど、ペン先は極細の1mmの精度で、細かな文字や絵を描くのもきれいに仕上がります。滑らかなペン先は液晶画面も傷つけず、摩擦が最小限です。また軽量なので、長時間作業をしても手や手首が疲れないのもプラスポイントです。
サイズ | 20.5x5.2x1.7 cm |
重量 | 30 g |
使用時間 | 30分間フル充電でき、8時間連続使用 |
対応デバイス | iPad全機種 |
9位:aibow タッチペン
aibow タッチペンは、濃密導電ファイバー搭載で、ペンの滑りや感度、反応が良い製品です。ゲーム機にも対応しているため、ゲームで愛用している人が多いです。
摩擦が少なく、操作性も耐久性もあるので、画面を傷つけないでゲームを楽しむことを実現しています。ペン先は交換式で、簡単に交換可能。ペン先だけで購入できるので、長い目でみてコスパも良いでしょう。
サイズ | 18.8x10x1.3cm |
重量 | 50 g |
使用時間 | 不明 |
対応デバイス | 全ての静電容量式タッチパネルの スマートフォン ( スマホ ) & タブレット&Nintendo switch PSVitaなどのゲーム機 |
10位:エレコム タッチペン P-TPSLIMNV
ペン先が4.5mmと細かく、ペン軸も5.5mmで、細かな作業にもってこいの製品です。交換ペン先が2個付いていて1,000円を切るので、コスパ抜群です。クリップが付いているので内ポケットに差したりして持ち運びにも便利でしょう。
仕事で頻繁に使い、消耗品のように使いたい人におすすめの製品です。
サイズ | 18.8x5.9x1.7cm |
重量 | 28g |
使用時間 | 不明 |
対応デバイス | 各種スマートフォン、タブレット |
タッチペンを使うなら保護フィルムもセットで使おう
スマホやSwitch、タブレットなどを購入する時に、保護フィルムが必要か悩みませんか?
結論から言うと、保護フィルムはあった方が良いです。保護フィルムを使用するには、メリット、デメリットの両面がありますが、長く使い続けたいなら活用することをおすすめします。
保護フィルムを使するメリットは以下の通りです。
- 目に優しい
- ディスプレイの傷や破損防止
- 指紋汚れ防止
- 反射防止のぞき見防止
保護フィルムとタッチペンをセットで使うことの一番のメリットは、タブレットに傷をつけず長くきれいを保てることです。
タブレット用保護フィルムを選ぶ時の基準は、以下の通りです。
- 画面サイズに合ったものを選ぶ
- ガラスフィルム、PETフィルムなど素材で選ぶ
- 反射防止、グレアなどタイプで選ぶ
- ブルライトカット、衝撃吸収フィルムなど性能で選ぶ
- 気泡防止など貼りやすさで選ぶ
- 価格で選ぶ
- メーカーで選ぶ
タブレット用タッチペンのよくある質問
タブレット用タッチペンを使用している中で困ったことが発生することがあります。
タッチペンが反応しない、とっさに使えなくなったなどが多いですが、ほとんどの場合故障ではありません。充電したり、パネルの状態をチェックすることで改善します。
使っていたタッチペンが使えないと不便なので、使えない間に代用品になるものや、100均で購入できるタッチペンなどを活用しましょう。タブレット用タッチペンのよくある質問、タッチペンの代用品を紹介します。
タッチペンが反応しないのはなぜ?
タッチペンのよくある質問で一番多いのが「反応しない」という現象です。
タッチペンが反応しない時は、以下のことを確認してください。
- 対応機種の確認
- タッチパネルの感度確認
- タッチペンの充電や電池確認
そもそも、タッチペンがタブレットに対応していない機種だと使用できません。また、タッチパネルの感度が低い、電池容量が少ない場合、反応が鈍くなることがあるので確認をしてみましょう。
以上のことを確認してもなお反応しなければ、不良品や破損の可能性があります。
タッチペンは何かで代用できる?
タッチペンの故障、紛失で使えない時、代用品があれば助かります。タッチペンは、家にある簡単なもので代用品になるものを作れます。ペンの本体部分は、タッチペンと似たようなもの、例えばボールペンや綿棒などでOKです。
綿棒やボールペンのペン先から中央部分までを、アルミホイルで覆うだけでタッチペンの代用品になります。アルミホイルを巻いた後に、テープ類で止めるとアルミホイルは外れません。
感度を良くしたい場合は、テープなどで止めず、自分の指で巻き付けた部分を握ります。そうすることで、指先から電流が伝わってスムーズに使用できます。
ただしずっと継続して使うと、アルミホイルの素材的に液晶画面や保護フィルムを傷つける恐れがあるので、あくまでも代用品として使用してください。
百均にもタッチペンは売っている?
タッチペンは、セリアやキャンドゥ、ダイソーなどの百均でも販売しています。子供のゲームで使用するため百均で購入している人も多くいます。特にゲーム機のSwitchは液晶がタブレットとは違い、押圧感知なので百均のもので不都合を感じません。細かな動きはさておき、ゲームをする分にストレスも感じないでしょう。
しかし、そもそもが100円で販売できるよう作られているタッチペンなので、精密ではありません。使用し続けることで、画面が傷つく可能性、タッチペン自体が破損する可能性があります。少しの傷は気にならない方が、消耗品として使用する分には良いでしょう。
まとめ
タッチペンを用途別で使用することにより、各段に作業がスムーズになりクオリティも上がります。
画面に指紋が付かないので、使用しているタブレットもきれいに保つことができて一石二鳥です。
タブレットが破損したり、傷が付いたりすることで製品寿命が短くなったり、売却時の価値が下がります。タッチペンと合わせて保護フィルムを購入し、破損、汚れ防止をしましょう。