PC周辺機器として便利なもののひとつに「サブモニター」があります。サブモニターが1つあれば別画面を表示でき、資料を見ながらズーム会議ができ効率的です。
サブモニターの中で重宝されているのが、小さいサイズのサブモニターです。持ち歩きができたり、移動先でも使えるので、評判は上々のようです。
今回の記事では、サブモニターの選び方、価格、おすすめの商品を紹介するので、自分に合ったサブモニターを見つけてください。
持ち運びもできる小さいサブモニターを導入しよう
サブモニターを持つメリットは、別の2つの画面を同時に見れることです。仕事なら、資料を見ながらズーム会議ができたり、その資料を他の人に共有することもできます。ゲームなら、コメントをチェックしながらプレイが可能でしょう。
サブモニターがあると便利だけど、嵩張らない小型タイプが欲しいという時に、小さいサブモニターがあります。
小型のサブモニターは、サイズ展開が多少ありますが、タブレットくらいの大きさで15インチ前後です。15インチほどあれば、充分見やすいうえに、持ち運びもらくちんです。サイズが小さくなると画面が見づらいですが、持ち運びが楽で、大きくなると画面は見やすいですが持ち歩きに多少嵩張ります。
自分が使う用途に合わせたサイズ感を考えて小さいサブモニターを選ぶと良いでしょう。
小さめのサブモニターはどれくらいのサイズ?
サブモニターはサイズ展開が豊富です。
TVモニター位のサイズからPCモニターサイズ、小さいものではスマホサイズのものまであります。サブモニターの用途、机のサイズ、使う場所などを考慮して選ぶことが重要です。
自分が何を重視してモニターを選ぶのか、明確にしておきましょう。
持ち運び重視なら13インチ前後
小さめのサブモニターで持ち運びを重視するなら13インチ前後がおすすめです。13インチなら画面は見づらくはなく、バッグに入る大きさです。
サイズ的には、A4用紙よりも少し小さく、重さは600g前後で負担になりません。
小型モニターは軽量のものが多いですが、超軽量のものもありますのでチェックしてみてください。
携帯性と見やすさを備えた15インチがおすすめ
持ち運びをしたいけど、どちらかといえば見やすさが重要という人なら、15インチがおすすめです。
15、16インチだと、持ち運びもできますが重さと大きさが少し気になります。しかし、資料など細かい文字を見るには15インチあると安心です。外出先で資料を見る、またはお客様などに見せることがあるなら15、16インチにしましょう。
15インチは、大きさにすると、B4用紙より少し大きく、重さは約1kg前後です。
◆PCモニターのサイズについてはこちらの記事で詳しく解説しているのでチェックしてみましょう。
小さいサブモニターの選び方
小型サブモニターとは言えども、決して安価ではないので選ぶのに失敗したくないですよね。小さいサブモニターを選ぶ際は、ポイントを押さえておくと間違った選び方をしないで済みます。
大事なポイントは、サイズ、接続方法、解像度のチェックと、タッチパネル、VESA規格、バッテリー内臓に対応しているかどうかなどです。
選び方の詳細を解説するので、自分に合ったものを明確にしていきましょう。
接続方法はHDMIかUSB Type-Cが主流
モニターをどのデバイスに接続するかにより、方法が違うので対応しているものを選択しましょう。
現在の接続方法のほとんどは、HDMIかUSB Type-Cが主流です。ゲーム機と接続するならHDMIに対応しているモニター、タブレットに接続するならUSB Type-Cに対応しているものが良いでしょう。
小型モニターは接続したいデバイスによって接続方法が違うので、目的に合った接続方法に対応しているものを選びましょう。
フルHDか4K、解像度をチェック
解像度は、画面の点の数で、点が多いと滑らかな画像になります。解像度が大きいと高画質になりますが、文字や画像表示自体が小さくなります。イラストやデザインをするなら画質重視ですが、一般的な仕事であれば解像度にこだわる必要はありません。
自分の使い方に合ったものを選びましょう。
一般的なテレビと同等のフルHD
仕事で小型モニターを使用するなら、フルHDを選びましょう。ほとんどのパソコンがフルHDに対応しています。
フルHDは1920×1080の解像度で、一般的なテレビと同等なので充分です。
画質を重視するなら4K
画質を重視したいなら、4Kのような高解像度のモニターを選択すると良いでしょう。
デザイン、イラスト製作、動画編集などでサブモニターを使うなら画質が重要です。
4Kなどの高解像度モニターを使うなら、必ずパソコン側の解像度のチェックが必要です。パソコン側の最大解像度がフルHDだと、モニター側の表示もフルHDになってしまいます。
4Kのモニターを購入する前にパソコン側が4Kの対応をしているか確認しておきましょう。
スマホのように操作できる「タッチパネル対応」
小さいサブモニターを選ぶ上で、サブモニターをスマホと繋ぐなら、タッチパネル対応のものをおすすめします。
タッチパネル対応であれば、画面モニターを触ることで直感的操作が可能になるので、スマホと同じ操作ができます。
マウスを使うこともないため、デスクを広々と使える点もメリットでしょう。
モニターアームに固定するなら「VESA規格対応」
小型のモニターをモニターアームに固定して繋ぐなら「VESA規格対応」のものを選びましょう。
モニターとモニターアームの規格が一緒でないと取り付けできないので、事前に両方の規格の確認をしておくことが必要です。
また、小型モニターにはもともと自立スタンドが付いています。スタンドには角度が固定のもの、調節できるものがあります。持ち運びや、様々な場所で使うのであれば、角度調節できるスタンドを選択すると良いでしょう。
電源がない場所で使うなら「バッテリー内蔵」
小型モニターを主に持ち運びで使う方は、バッテリー内蔵のモニターがおすすめです。
家や会社で使う場合は電源が必ずありますが、持ち出して使う場合、電源がない場所もあります。バッテリー内蔵型のモニターならあらかじめ充電さえしておけば、電源のない場所でも使えます。
バッテリー内蔵型ではないモニターは、AC電源かUSBを使うことになります。しかし、持ち運びができる小型モニターのメリットが薄れてしまうでしょう。
バッテリー内蔵型の注意点は、重量が少し重くなること。重さを確認してから購入しましょう。
小さいサブモニターの価格相場は2万円前後
サブモニターは、大きさ、解像度、機能などにより商品展開が多いため、価格幅も広いです。モニターの価格が高くなるのは、機能の豊富さ、解像度の高さです。
相場は、約2万円前後です。安いと1万円以下、高いと10万円以上のものがあります。その中でも一番売れているのが、2万円台のものなのです。
13型から15型の小型モニターは、2万5千円あれば、充分に満足するものに出会えるでしょう。つい、安価なものに手を出しがちですが、低品質や不具合に繋がりかねません。相場、もしくは相場以上のものを選択するようにしましょう。
近年販売されているサブモニターは解像度が高いです。2万円以下でもフルHD搭載がほとんどです。しかし、さらに解像度をUPして、4Kを取り入れたいとなると4万円前後を見ておいた方が良いでしょう。画質にこだわりがなければフルHDで充分満足できます。
おすすめの小さいサブモニター
同時に2つの画面を表示でき、他の人に画面を共有できるサブモニターはとても便利です。
さらに小型モニターは、持ち歩きも可能で、どこでもすぐに使えます。小型モニターが1台あれば、仕事、ゲーム、デザイン、イラスト編集にも重宝するでしょう。
おすすめの小型モニターを紹介していきますので、自分に合いそうなものを見つけてください。
boway モバイルモニター
薄型な15.6モバイルディスプレイです。発色が鮮やかできれいですが、長時間見ていても疲れない作りになっています。2msの超高速応答時間で、動画や写真もスムーズに再生や切り替えができます。
モニターにはスピーカーを内蔵されています。スピーカーの効果で、ゲームや映像体験の臨場感を感じられるでしょう。
画面サイズ | 15.6 インチ |
本体サイズ | 25 x 38 x 5 cm; 1.45 kg |
解像度 | 1920 x 1080 |
入出力端子 | Type-Cケーブル |
cocopar モバイルモニター
cocopar モバイルモニターは、下部以外の周囲のフレームが5mmでパネル面が広いモバイルモニターです。画面が見やすく、広い画面で作業ができるのが特徴的!薄さが9mm、アルミ合金製で重量68gなので、鞄に入れても嵩張らず持ち運びがラクチンです。
Type-Cケーブル一本のみで接続可能で、複雑な配線の手間が必要ないのも嬉しいポイントですね。
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 36.2×22.4×0.5cm |
解像度 | 1920×1080 |
入出力端子 | Type-Cケーブル |
EVICIV モバイルモニター
EVICIV モバイルモニターは、VESA規格対応で、壁掛けやアームに取り付け可能です。IPS液晶パネルで上下178°、左右178°の広い範囲で一定の視認性が得られるため、どの角度からみても映像がきれいです。
HDR表示対応なので、PS4のゲームなども美しい色彩描写になり、臨場感あふれる映像を楽しむことができるでしょう。
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 10x350 x220mm |
解像度 | 1920x1080 |
入出力端子 | USBType-C、標準HDMI |
IODATA モバイルモニター
IODATA モバイルモニターは、軽量でスリムなうえ、スタンド一体型なのでどんな場所でもマルチディスプレイ環境を作れます。
使用後はスタンドを畳めばコンパクトになり、鞄に入れて持ち運んでも嵩張りません。
株式会社BCNの「BCN AWARD 2023(全国大手家電量販店の2022年1月~12月の実売データ集計)」において、「液晶ディスプレイ部門」でトップシェアを7年連続で獲得している信頼性のある製品です。
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 22. x35.5 x 1.4cm |
解像度 | 1920x1080 |
入出力端子 | USBType-C |
ROADOM モバイルモニター
ROADOMモバイルモニターの特徴は、幅広い互換性と多様な接続方法です。
USB-CポートとMini-HDMIポートが揃っていて、PC、Macbook、電話、PS4/5、Nintendo Switch などほとんどの機器との互換性があります。スピーカーを別で用意する必要がなく、内蔵のデュアルスピーカーで、高品質の音声が楽しめます。
映画や動画、ゲームなど臨場感あふれるエンタメを楽しめます。
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 36.8 ×22×0.9 cm |
解像度 | 1920x1080 |
入出力端子 | USBType-C |
サブモニターと一緒に揃えたいアイテム
サブモニターを使う場合、一緒に揃えると作業効率が圧倒的に上がるアイテムがあります。
サブモニターの使い方によって、HDMIケーブル(標準・ミニ)、HDMI変換アダプター、モニターアームがあることで、さらに便利になります。
それぞれのアイテムがどのようなものなのか、解説します。
HDMIケーブル(標準・ミニ)
サブモニターをパソコンなどに繋げる時に必要なケーブルです。
HDMIケーブルは、汎用性の高い端子で、ゲーム機、パソコン、テレビなど多くの機器に搭載されています。1本あれば、音声も映像も送信可能です。
標準、ミニなど種類を持っておくと、どんな機器にも繋げることができます。種類は、HDMI、mini HDMI、micro HDMIがありますのでチェックしておきましょう。
ただし、4K映像を見る場合は、プレミアムハイスピードHDMI2.0など対応モデルが必要です。
繋げたい機器の対応バージョンを確認してから購入しましょう。
◆おすすめのHDMIケーブルはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
HDMI変換アダプター
基本的に、サブモニター側、モニターを繋げる側、それぞれの端子が合えばOKです。しかしその場合、揃えたケーブルが必要になります。そこで、「HDMI変換アダプター」を1つ購入しておくと、自在に変換できるので便利でしょう。
以下で紹介している2点は、幅広い互換性があり、ほぼ全てのMini HDMIデバイスに適用するので、活用してみてください。
モニターアーム
自宅でサブモニターを使う時、モニターアームがあると便利です。小型のサブモニターは、自立するスタンドが付いている製品がほとんどですが、角度調整ができないことがあります。
モニターアームがあれば、自由自在に角度や高さの調整ができるので便利です。さらに、机や作業する場所が狭くても設置できるため場所を取りません。
また、作業する時の姿勢は、使う機器によって変わってきます。その都度モニターアームで調節することにより、疲れない姿勢で仕事や作業をできるのも嬉しいポイントです。
◆おすすめのモニターアームについては以下の記事で詳しくご紹介しています。
合わせてチェックしてみてください。
まとめ
サブモニターは、在宅ワークが主流の今、必需品です。オンライン会議をしながらサブモニターで資料を確認したり、その資料を共有することも可能です。
さらに、モニターが小型だと、持ち運びにも便利です。外回りの急なプレゼン、移動中の仕事などにも対応ができます。
小型のサブモニターは、2万円台で購入可能なので、一台持っておくと効率化が図れること間違いなしです。