お部屋で大画面の迫力を楽しめるプロジェクターですが、「専用の設置スペースがあった方がいい気がする」「機器周りのごちゃつきが気になる」そんな風に思っていませんか?
プロジェクター専用の設置台があれば、便利な上に周辺機器もスタイリッシュにまとめられます。でも、いかにも「業務用」の見た目だと、テンションが上がりませんよね。
本記事では、お部屋がおしゃれに見えて機能面にも満足できるプロジェクタースタンドの選び方を解説します。厳選商品も3つ紹介しているので、スグ決めたいという人も迷わず選べます。
便利でおしゃれなプロジェクタースタンドを手に入れれば、お部屋が快適になってリラックスタイムがより楽しみになりますよ。ぜひ、お読みください。
プロジェクタースタンドのメリット
まずは、プロジェクタースタンドのメリットをみていきましょう。
スタンドには、機能面だけでなく、選び方次第で、お部屋の生活感をなくしたり、こなれ感を演出できる製品も出ています。
インテリアとの調和
自宅に置くならスタンド式を選ぶと、ほかの家具とも調和しやすく、おしゃれ感を演出できます。
プロジェクター台のバリエーションとしては、卓上式、三脚式、カート式、ネジ式などさまざまありますが、これらのタイプは自宅のインテリアには馴染みにくいです。オフィスなど職場で使うような業務用のタイプが多くなっています。
自宅のお部屋に置くなら、スタンド式で、スタイリッシュな細身のデザインがおすすめです。
ソファ横やベッドサイドにもスッキリ置けて、ほかの家具との相性も良く、空間にすんなり溶け込みます。
スタンド式なら、今あるリビングや寝室環境を邪魔せずに置けるので、他のタイプよりも買って後悔することが少ないはずです。
インテリアに馴染みにくかったり、会社の業務で使うようなプロジェクター台を選んでしまうと、設置してから後悔してしまいます。リラックスタイムを過ごすお部屋を素敵に演出できるプロジェクタースタンドを選びましょう。
空間の有効活用
プロジェクターをテーブルやデスクに置くと、場所が占有されてしまいますし、飲み物をこぼしたりもしやすい場所なので不安ですよね。また、精密機械で重量もあるプロジェクターを頻繁に手で持って移動させるのは、うっかり落下のリスクもあって心配です。
スタンドがあれば、これまで使えていなかった縦の空間を有効活用して、プロジェクターを浮かせて置けます。スタイリッシュにデザインされたスタンドでも、プロジェクター本体だけでなくリモコンなどの周辺機器を収納したり吊るすこともできるタイプもあります。さらには、連携させるパソコンの操作台も備えているタイプもあります。
機器周りにありがちなごちゃつきの原因は、プロジェクターのケーブルによるところも大きいものです。そこで、ケーブルをスタンド内部に収められるタイプを選べば、スッキリした印象を保てます。
プロジェクタースタンドは、お部屋のデッドスペースになっている空間を有効活用して機器類を収め、かつスタイリッシュに見せられるので、生活感が出がちなお部屋のお助けアイテムともいえます。
おしゃれなプロジェクタースタンドの選び方
おしゃれなプロジェクタースタンドは、どんなポイントに気をつけて選べば良いのでしょうか?3つのポイントから解説します。
デザイン性をチェック
お部屋に置くプロジェクタースタンドは、まずは、デザイン面がモノを言います。
お部屋に置いてもいまいちパッとしない業務用っぽいデザインのスタンドを選んでしまうと、後悔することになります。
お部屋のインテリアに馴染みやすいデザインには3つのポイントがあります。
- 細身
- 壁の色やほかの家具と同系色
- 省スペースの収納
細身
自宅に置くスタンドはスタイリッシュな細身のスタンド式だと、主張が出過ぎず、インテリアに馴染みやすくなります。ポールの細いミニマルで無駄のないデザインのスタンドを選びましょう。
コンパクトな部屋に置いても圧迫感を感じさせずに、広々した空間に見せられます。
壁の色やほかの家具と同系色
ブラックやホワイトのモノトーンなら、白い壁が多い日本の物件や、ほかの家具とも相性がよく、浮き立ちません。自宅環境には雑多な生活用品が多くなりがちですので、カラーを抑えてミニマルに見せるのがポイントです。
ブラックとホワイトは、お部屋のテイスト別に、たとえばこんな風に選んでみましょう。
ブラック | ヴィンテージテイスト インダストリアルテイスト ミッドセンチュリーテイスト アジアンテイスト |
ホワイト | ナチュラルテイスト 北欧テイスト フレンチテイスト カントリーテイスト |
ザックリと、ダークカラーで金属や革素材が目立つメンズライクなお部屋ならブラックを、天然木の風合いや布素材でまとめた女性的なお部屋ならホワイトを選ぶのがおすすめです。
省スペースの収納
収納はあると便利ですが、大きすぎると圧迫感が出てしまいます。
自宅環境では、プロジェクタースタンドの収納はたっぷりと大がかりなものよりも、あくまでさりげない方が良いでしょう。
余計なスペースを取らないように、ポール部分に小さな収納テーブルやフックを備えているタイプがおすすめです。
ここまではおすすめのデザインとしてスタンド式を紹介してきましたが、プロジェクター台にはスタンド式以外にもさまざまなタイプがあります。スタンド式以外のタイプは、自宅のお部屋で使うのに向かないのでしょうか、気になる点をみておきましょう。
卓上式
卓上式は、高棚に設置して使うと、高い位置から投影可能ですが、ちょうどよい場所に棚があるとも限りません。だからといって、デスクやテーブルに置いてしまうと、場所を取ってしまい、ダイニングテーブルではプロジェクターに食べこぼしなどがかかってしまうリスクもあります。自宅環境によって向く場合と向かない場合があるといえます。
三脚式
三脚式は、安定して置けますが、足元にかけて広がる構造なので設置スペースを取ります。折り畳んで収納しておける点はメリットで、外出への持ち運びにも向いています。ですが、インテリアに馴染みにくく、デザイン面でもおしゃれさに欠けます。足を引っ掛けてしまいやすい構造でもあるので、生活スペースとなる室内に置いておくにはあまり向いていません。
カート式
カート式は、キャスター付きで収納スペースが大きく、パソコンやタブレット、取扱説明書といった重要書類や関連パーツを一緒に片付けられて便利です。ですが、大きいので自宅環境を選びます。デザイン面でも、オフィスや病院にあるような業務式のイメージが強くなって、リラックスしたいお部屋にあると残念に感じがちでしょう。
ネジ式
天井か壁面にネジで取り付けて使えますが、コンクリート専用ドリル歯と電動ドリルが必要で、取り付け面に穴が開いてしまいます。そのため、特に賃貸物件などでは取り入れるハードルが高くなります。模様替えをしたくなったり、プロジェクターを使う部屋を変えたくなったりして、場所を変えなければならなくなると不便です。
便利なプロジェクター台を自宅でおしゃれに取り入れたい場合には、スタンド式を選びましょう。コンパクトに収まって、お部屋のスペースのどこにでも置きやすいタイプを選ぶのがおすすめです。
機能面をチェック
機能面でチェックしておきたいのは、次のポイントです。
- サイズ
- 兌換性
- 排熱
サイズ
まずは、手持ちのプロジェクターの本体幅と奥行きを確認しましょう。
プロジェクターは、台の天板部に設置しますので、事前に確認するポイントは、「天板部の幅と奥行き」が「プロジェクターの本体幅と奥行き」よりも大きいかどうかです。
また、想定の設置スペースについて、スタンドの足元の台部分のサイズが収まるかもチェックしておきましょう。スタンド式なら大抵コンパクトなので、40㎝四方ほどを目安としておけば、収められることが多いでしょう。
兌換性
プロジェクタースタンドのなかには、特定のプロジェクター以外には取り付けできないタイプもあります。たとえば、ネジ式でプロジェクターを取り付けるスタンドには、適合するプロジェクターでないと取り付けられません。手持ちのプロジェクターにも使えるのか、チェックしてから購入しましょう。プロジェクターが故障してしまったときに別の製品に買い換えても使えるかどうか、という観点でも事前に確認しておくと安心です。
排熱
プロジェクターは、電化製品なので、使用中は熱を発しています。熱くなりすぎないように、プロジェクターには排熱ファンも付いていますが、より熱を逃しやすい環境にしておけば、故障のリスクを減らせます。プロジェクター底が接する面積を減らせると、排熱に役立ちます。スタンドは、プロジェクターの収納部分の底面積が床やテーブルに置くよりも小さく済みますし、ネジ式で取り付けるタイプもあって、排熱しやすい構造です。
プロジェクタースタンドの設計はシンプルなので、複雑な知識は要りませんが、買ってから後悔しないように、事前に知っておくと役立ちます。
高さが調節できるかチェック
最後に、プロジェクタースタンドには、高さ調整できるものを選びましょう。
プロジェクターを購入したけれど、ありもののテーブルや家具では高さ調整がうまくいかずに困ってしまうというパターンはよくあります。
キレイに投影するためには、一般的に、プロジェクターはスクリーンになる面と直角に置きます。スクリーンからの距離や高さの調整が大切になりますが、うまくいっていないと、映像が台形に歪んでしまったりします。
プロジェクターのなかには台形補正機能を備えている製品もありますが、大きくずれている場合にはプロジェクターそのものの高さ調整が必要です。そんな時、スタンドに高さ調整機能があると、あれこれ動かさなくて済むのでラクに感じます。
主にリビングで使うけれど、たまには寝室でも使いたい、などプロジェクターの設置場所を移動して使う場合にも、高さ調整機能があると1台で便利に使えます。
スタンドで自在に高さ調整できれば、投影がラクラクできて、使用環境を変えたとしても毎回ストレスがありません。
おすすめのプロジェクタースタンド
お部屋のインテリアに馴染みやすく、機能面でも優れていておすすめのプロジェクタースタンドを3つ厳選して紹介します。お手持ちのプロジェクターに適合すれば、スグに決めてしまえます。ぜひ検討してみてください。
山崎実業: towerプロジェクタースタンド
天板が収納付きになっていて便利に使えるプロジェクタースタンドですが、インテリアにも馴染みやすいミニマルで無駄のないデザインです。
収納付きの天板には、プロジェクターとリモコン類を同時に収納でき、さらに、天板上のスペースも活用できます。パソコンを置いて操作可能なので、周辺機器があっても使いやすい設計です。
ケーブルは支柱の内部に通せるので、すっきりした見た目を保ちます。
フックも付いているので、ポータブルスピーカーを吊り下げたり、余ったケーブルも収納できます。
高さは、約77~120cmで、無段階で調節できます。
山崎実業の「tower(タワー)」シリーズは、ベーシックカラー展開。ほかのアイテムともライン使いできて、お部屋に統一感を持たせられるので、新居や新生活でこれからアイテムを揃えていきたい人にもおすすめです。
カラー | ブラック、ホワイト |
サイズ | 幅 35cm × 奥行 35cm ×高さ 77~120cm |
本体重量 | 約5.1kg |
耐荷重 | 天板部1.5kg、収納部1.5kg |
DRAW A LINE: Move Rod
キャスター付きのスタンドをベースとして、テーブルやトレイ、フックなどのアクセサリーを自由にカスタマイズできる製品です。
ライフスタイルに合わせてオリジナルにアレンジでき、ブラックとホワイトから選べるのもうれしいポイントです。
プロジェクタースタンドとして活用するには、スタンドにテーブルを追加しましょう。
テーブルはどんなインテリアに馴染みやすい天然木製で直径23cm、スタンドに取り付けるネジ部分もおしゃれな真鍮製でアクセントポイントになっています。
高さは約97.1cmあって、自由な高さにテーブルを取り付けられます。
お好みでフックやトレイを追加すれば、自分だけのオリジナルプロジェクタースタンドを作れます。下段のベースプレートやフックに観葉植物を飾れば、こなれ感も演出できておしゃれです。
キャスター式なので、お部屋を移動させる時や、掃除で動かす際にも便利です。
「DRAW A LINE(ドローアライン)」シリーズは、「一本の線からはじまる新しい暮らし」をテーマに展開していて、デザイン性の高さはオリガミ付きです。GOOD DESIGN賞など多数の受賞経験を持つクリエイティブユニットが担当しています。
選べば、クリエイターが住むようなおしゃれな部屋作りができるでしょう。
(スタンド部分)
カラー | ブラック、ホワイト |
サイズ | 幅 40cm × 奥行 40cm ×高さ 97.1cm |
本体重量 | 約3.65kg |
耐荷重 | 6kg |
Dangbei: プロジェクター スタンド
プロジェクター本体のデザイン評価も高いDangbei社が発売しているスタンドです。1/4インチネジ穴付きのプロジェクターに対応していて他社の製品とも兌換性があり、幅広いプロジェクターに使えます。
雲台部分は360度回転するので、壁以外にも天井をスクリーンにしたい場合にも対応しています。手に取りやすい価格面でも優秀な製品です。
スタンドの高さは、3本のロッドの組み合わせ次第で、47.5、87、122cmの3パターンに調整できます。
さらに、プロジェクターのワイヤーをスタンド内部に通せるので、すっきりした見た目を保ち、機能性は高くてもお部屋のインテリアの印象を損ないません。
Dangbei社は、GOOD DESIGN賞など数々の受賞歴を誇るプロジェクターの発売元で、デザイン面にもこだわる製品開発をしています。
プロジェクター設置の目的専用に設計されていて、抜群の使いやすさを求める人におすすめの製品です。
カラー | ブラック |
サイズ | 幅 40cm × 奥行 40cm ×高さ 97.1cm(最長) |
本体重量 | 約5.57kg |
耐荷重 | 5kg |
いかがでしたか?3つの製品は、スッキリとしたデザインでさりげなくお部屋に置けます。どれもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
プロジェクターの設置台としては、さまざまなタイプの製品がありますが、自宅環境にはスタンド式がおすすめです。お部屋のインテリアに馴染むようにデザインされたスタイリッシュなスタンドを見つけましょう。
プロジェクター専用ではないスタンドでも使えますが、選ぶときにチェックしておきたいのは3つの機能です。
- サイズ
- 兌換性
- 排熱
記事内で紹介した商品以外のスタンドを選ぶ場合にも、3つのポイントに気を付ければ、インテリアに馴染みやすいスタンドを手に入れられます。
- 細身
- 壁の色やほかの家具と同系色
- 省スペースの収納
ぜひ、お気に入りのプロジェクタースタンドを見つけて、大画面での映画鑑賞やゲームのホームエンターテイメントを、快適に楽しんでください。おうち時間が愛しくなるように、プロジェクタースタンドもインテリアに統一感を持たせられるアイテムを選びましょう。