狭い部屋はアイデアひとつでおしゃれな空間にすることが可能です。ナチュラルコーデの部屋、北欧風のおしゃれルーム、モダンなかっこいい部屋など、狭い部屋でも自分好みの空間にしたいですよね。
今回の記事では、狭い部屋をおしゃれに見せるためのポイントや注意点を紹介していきます。使えそうなアイデアをGETしてぜひ素敵な部屋づくりに役立ててください。
まずは部屋全体の雰囲気を決めよう
狭い部屋をおしゃれにしたい!と考えたとき、家具の配置や種類など細かいところを決める前に、まず大枠の「雰囲気」を決めることが大切です。
部屋のテイストをどのようにしたいか、全体の理想図を描いてから色味、素材などを決めていくと全体の統一感を出すことができておしゃれな部屋が出来上がります。
好みのテイストを選ぶ
まずはアバウトでもよいので好みのテイストを一つに絞りましょう。例えば、白黒基調のシックなモダンルーム、高級マンションのモデルルーム風、定番の北欧風、優しさあふれるカントリー調などをイメージしてみてください。
Instagramやピンタレストなど具体的に写真が掲載されている媒体を参考にするのもおすすめです。毎日過ごす自分の部屋なので、自分の好きなテイストを取り入れることで生活が今以上に豊かに感じられるようになります。
インテリアの色味を揃える
全体のテイストが決まったら、具体的に色味を揃えていきましょう。色味を揃えることで部屋全体にまとまりが感じられ、統一感が出ます。例えばカントリー調の部屋を目指すのであれば、茶色、ベージュを中心として似た系統の色で統一感を出していきます。
色は増やし過ぎるとごちゃごちゃして見えるので、3色程度にとどめておきましょう。ベースのカラーを決め、そこにアクセントとなる色を1~2色入れるイメージです。
TVや冷蔵庫などの大物家電はなかなか色を揃えるのは難しいのですが、狭い部屋だとカントリー調の雰囲気に黒ベースのTVや冷蔵庫だとイメージが一気に損なわれてしまいます。その場合は周辺にインテリアや飾り物を置くと緩和してくれるでしょう。
家具の素材を揃える
家具の素材を揃えることで、全体の統一感が出しやすくなります。カントリー調や北欧風であれば茶色やベージュ基調で木のぬくもりを感じられるような素材がおすすめです。テーブルも無機質なアルミタイプよりも木でできた背の低めなテーブルが合うでしょう。
レトロ感やインダストリアルな雰囲気なら、鉄やアルミ、スチール製のアイテムも似合います。
家具の素材でも統一感を意識し、木製のもので揃える、布製のものでコーディネートするなど、なるべく同調のもので揃えていくと良いでしょう。
狭い部屋をおしゃれにするポイント
一人暮らしの狭い部屋だと、おしゃれにしようと思ってもごちゃごちゃ感が出たり圧迫感があったりとなかなか難しいものです。狭い部屋で上手におしゃれ感を演出するにはいくつかのポイントがあるので紹介していきます。
背の低い家具で圧迫感を減らす
狭い部屋は圧迫感を感じやすいですが、工夫次第で広く見せることも解放感を醸し出すことも可能です。部屋をなるべく広く解放的に見せるには、家具の背がなるべく低い物を選びましょう。
背の低い家具を置くことで中間部、上部に空間が空き、部屋を広く見せられます。例えばダイニングテーブルは使わずローテーブルを使う、ベッドでなくマットレスにするなどの工夫が定番です。
確かに低い家具を使うことで天井への距離ができるから圧迫感を感じないでいられるね!
高さのある家具が欲しい場合は、一か所に集中させることと高さのある家具の色を統一することで圧迫感を軽減させられます。
◆おすすめのダイニングテーブルや椅子やこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。
中心になるアイテムから決めていく
狭い部屋をおしゃれにするには、まず中心になるアイテムから好きなテイストで決めていくことがポイントです。
中心になるアイテムは、ベッドやテーブルなどサイズの大きなものです。狭い部屋の中で存在感が大きいベッド、テーブルなどのテイストが決まると、部屋全体のイメージが固まってきます。
◆一人暮らしの部屋におすすめのベッドはこちらの記事を参考にしてみてください。
収納スペースを活用する
狭い部屋の場合は収納スペースも限られるので、スペースの使い方が重要です。収納スペースをうまく活用することで、部屋を広く見せたり、余計なものを見せないことも可能です。
収納家具でスッキリ見せる
クローゼット、押入れなどの収納スペースが少ない場合は、収納家具を取り入れてみましょう。家具の中に物を収納することで、見せたくないもの、テイストと違うものを隠せます。
床に置くものが多ければ多いほど雑然として部屋を狭く感じさせてしまうので、使わないアイテムはしまっておくことが大切です。
壁面収納で床上のスペースを確保
壁面収納は部屋の場所を取らず、大きな家具ではないので存在感も主張してきません。床上のスペースが確保できるので、収納スペースに困った場合に便利です。
例えばアウトドアテイストな部屋が希望なら、壁面収納にキャップやキャンプ用具を飾ることでおしゃれ感と収納を一石二鳥で叶えることができます。
壁面収納を選ぶ際は、線が細いものを選ぶことで主張感がさらに減少します。
照明にこだわる
照明はインテリアの一部です。照明にはスポットライトやフロアスタンドライトなど、さまざまな種類があるので、部屋のテイストに合わせることが大切です。
また、電球の種類はLED、蛍光灯、白熱電球などがあり、ライトの色味も電球色や昼白色などさまざまです。電球の種類次第で、部屋の雰囲気づくり、部屋を広く見せてくれるコーディネートも可能です。
間接照明で奥行きを出す
「間接照明」というのは、壁などに光を反射させることによって「間接的に」部屋の空間を照らす役割のある照明です。間接照明は影を作り出して奥行きを演出してくれるので狭い部屋を広く見せる効果があります。
間接照明ってそのまま置くのではなくて照らす場所が大事なんだね!反射を使って広く見せることができるなんて知らなかった!
間接照明はフットライト、スポットライトなど種類もさまざまです。調光できるものもあり一日の中で使い分けることも可能。
また、デザインもスタイリッシュなもの、白黒のモダンテイスト、北欧風のウッド調など、好みのものをチョイスできます。
デザイン性の高いライトを使う
照明は光としての機能だけでなく、インテリアの一部として部屋を彩ってくれます。照明の存在感は大きいので、照明のデザインによって部屋の雰囲気は変わります。
一般的なシーリングライト以外にも、部屋を広く見せられるダウンライトや、おしゃれな演出ができるスポットライトなど、種類はさまざまです。あえて電球を全見せしている物もあります。
海外製の照明もデザイン性が高いものが揃っていて素敵ですよ。
おしゃれな狭い部屋を作る際の注意点
おしゃれ感にこだわり過ぎてしまい、使いづらい導線になってしまったり過ごしづらい家になってしまうと本末転倒です。快適に生活できて、さらにおしゃれに過ごせる部屋を作るにはいくつかの注意点があるので解説していきます。
余白スペースを作る
部屋がせまいとどうしても物を詰め込みがちになります。しかし快適かつおしゃれな部屋には「余白」が大切です。現代、ミニマリストという言葉も流行していますが、物を少なくしてシンプルなおしゃれ生活をしている人が増えています。
圧迫感なくすっきりした部屋に見せるには、視線が抜けるように物を配置することがポイント。部屋に物を置きすぎず、余白を作っておくことです。
さらに飾り棚などをおしゃれに使いたいときも、詰め込みすぎず余白を作ることでおしゃれ感が倍増しますのでやってみてください。家具のレイアウトひとつで部屋の広さや雰囲気が一変します。
生活導線を確保する
部屋が狭い場合、生活導線を確保することは必須です。おしゃれな部屋でも住み心地の悪い部屋は安らぐことができません。そのため、生活導線を考えたレイアウトや家具配置が重要になってきます。
まず人の歩く導線を確保し自分でシュミレーションをしておくことで生活がぐっと快適になります。リビングテーブルも真中に置くよりテレビ側や壁側に寄せてしまったり、折り畳み式のテーブルを活用することで一気に空間が広がります。
リビング、キッチン、窓辺など、自分の行動範囲の導線を実際に歩いてみて家具が邪魔にならない配置を考えましょう。
重たい色味は避ける
インテリアの選択をする上でおすすめなのは、重たい色味を避けてなるべく白など明るめの色を選ぶことです。明るい色は部屋を広く開放的に見せてくれる効果があります。
明るい色のほうがパッと見の印象で全体が明るく見えますよね?そのため家の壁の色でベースに使われるのは白色の壁なのです。暗めの色はかっこよさやスタイリッシュさは演出できますが、圧迫感を生み出します。
全体的に暗めのおしゃれな空間にしたいなら、壁、布団カバー、カーテンなどで差し色として明るい色を一ヵ所取り入れるだけでも抜け感が演出できて広く感じられます。
狭い部屋でもおしゃれにできる!
狭い部屋だからおしゃれな部屋にできないということはなく、狭い部屋だからこそコンパクトにおしゃれが演出できると考えられます。そのためにはまとまりのあるレイアウトや広く見える工夫が必要です。
しかしおしゃれだけに気を取られ生活しづらい部屋になってしまうと本末転倒なので、生活導線の確保、インテリアの配置、広く見せるための色使いなども考えながら空間を作っていきましょう。
狭い部屋はデメリットにとられがちですが、コンパクトで使いやすくさらに掃除の手間が省けるなどのメリットもたくさんあります。ぜひ狭い部屋を上手にコーディネートして自分好みのおしゃれ空間を作り出しましょう。
インテリアをまるっとコーディネートをしてくれる会社も
それでも「自分でやるのはちょっと難しい」と思う方はインテリアコーディネート会社をみてみるのもいいでしょう。インテリアコーディネート会社Praemio は家具の設置から手配まで全部をお任せできる東京のインテリアコーディネート会社です。
狭い部屋だし、一人暮らしだしな、と思う方にとっては25,000円のプランから依頼ができます。
お値段高めな家具やカーテンなどの購入を検討していてお部屋に合うかどうか不安な方や、今の部屋をもっとおしゃれにするにはどうしたら、と思う方にとってオンラインでの相談も可能です。気軽に聞いてみるのも一つの手かもしれません。