「引越し業者の選び方がわからない」と困っていませんか?
引越し業者を選ぶ際は、いくつかの業者から見積もりをとることが重要です。希望に沿った良い業者を選ぶためのコツや注意点もあります。
この記事では、引越し業者の選び方や相見積もりのとり方、引越し業者が決まってからの流れを詳しく紹介します。
記事を読むことで、引越し業者選びの不安点や疑問が解消されるはずですので、業者選びでお困りの方はぜひ参考にしてください。
複数の引越し業者への見積もり依頼
引越しをする際は、いくつかの業者へ見積もり依頼を出すようにしましょう。
引越し業者の公式サイトや引越し業者の比較サイトなどに載っている料金はあくまでも目安のため、実際の料金は業者の人にみてもらわないとわかりません。
特に、インターネット上に掲載されている見積もり料金は高めに設定されているケースが多いです。そのため、実際に荷物量を確認し見積もりをとってもらうことでより安く引越しができます。
また、相見積もりをとれば業者による料金やサービス内容の比較が可能です。自分にあった業者やお得な業者がどこなのかみえてきます。
ここでは、複数の業者へ見積もり依頼を出す時のポイントや注意点を解説します。
引越しの詳細を明確にする
引越し業者へ見積もりを依頼する際は、まず自身で引越しの詳細を明確にしましょう。
明らかにしておくべきなのは、運ぶ家具の種類や大きさ、段ボールに詰める荷物の量、移動距離などです。それらによって、トラックの台数やサイズ、作業員の人数、作業時間が決まります。
また、引越し先と現在の自宅の周辺環境の確認も必要です。玄関から全ての荷物が出し入れできるのか、家の前の道路の道幅はトラックが入れる大きさなのかなどを業者に伝える必要があるためです。特に2階以上のベランダからしか出し入れできないような大きな家具がある場合、クレーンでの移動が必要になり追加料金が発生するため注意してください。
引越しの詳細をあらかじめ明確にしておけば、業者への見積もり依頼がスムーズに進みます。
一人暮らしと家族の引越し:選ぶべき業者の違い
一人暮らしの方と、家族で引越す方で選ぶべき業者は異なります。
一人暮らしの場合、単身パックの料金がお得な業者を選びましょう。一人暮らしの場合、荷物量が少なく引越し作業も簡単な場合が多いので、なるべくオプションをつけずに自身で荷造りを進めるのがおすすめです。
一方、家族で引越す方は、サービスの手厚さと料金のバランスをみて業者を決めましょう。
引越しの荷物量は、一人暮らしの場合で段ボールおよそ10〜15枚であるのに対し、4人家族の場合はおよそ50〜80枚の段ボールが必要だと言われています。洗濯機や冷蔵庫などの家具のサイズも家族で使っているものは大型である場合が多いです。人数が多い場合、荷造りなどの作業がかなり大変になるのです。
引越し業者には、荷造りを手伝ってくれるサポートがある場合が多いです。作業が大変になることの多い家族利用の場合、オプション内容や料金を比較し、両者のバランスを考えて業者を選ぶようにしましょう。
引越し業者選定の際に重要な見積もりのポイント
ここからは、引越し業者を選ぶとき、重要な見積もりのポイントを解説します。
抑えておきたいのが、引越し費用は何によって決まるのかについてです。
引越しの費用は以下の3点により決定します。
- 人数
- 距離(同じ都道府県か県外か)
- 時期
まず、当然のことですが、引越しの人数が多いほど荷物量が増えるため、料金は高くなります。同じ都道府県内の引越し料金の目安は、単身の場合3.5万円〜5.5万円、2名〜3名の場合5.5万円〜8.5万円、4名以上の場合10万円〜18万円です。1人増えるごとに、2万円ほど変わる計算になります。
つぎに抑えておきたいのが、現在住んでいる場所から引越し先までの距離です。同じ都道府県内での引越しなのか、違う都道府県への引越しなのかによって料金が大きく変わります。距離の長い引越しはトラック運転手の人件費が多く必要ですし、高速を利用する場合はその料金も追加で必要になるためです。県外や高速を利用する引越しの場合は、追加で2万円〜5万円必要になると考えておきましょう。
また、時期によっても引越し費用が変わります。1〜4月は引越しの繁忙期です。繁忙期の引越しは5〜12月の閑散期と比べて、大体1.5〜3万円ほど料金が高くなります。
距離別の見積もり料金相場
距離や時期による引越し料金の違いは、引越しの計画を考える際には重要なポイントです。距離別の引越し料金の相場を詳細に解説します。
画像では距離と家族構成を基準にした料金の一般的な相場を示しています。引越し料金は、単身か家族か、そして引越しをする距離が近いのか遠いのかによって、大きく異なってきます。
具体的には、単身者の短距離引越しの場合、相場は約3.5万円から5.5万円とされています。この範囲内で、荷物の量やサービスの充実度に応じて、多少の前後が考えられます。長距離での引越しでは、5.5万円から8.5万円が相場となっており、距離が長くなるにつれて、トラックの燃料費や人件費の増加が料金に反映されていきます。
引越し者の人数が増えると、当然ながら荷物の量も増え、それに伴い料金も上昇します。例えば、夫婦2人の短距離引越しの場合は5.5万円から8.5万円、長距離引越しで8万円から15万円が目安とされています。そして、4人家族では短距離で10万円から18万円、長距離で15万円から22万円となっており、人数が多ければ多いほど、料金は高くなる傾向にあります。
引越し料金は閑散期と繁忙期で変わることも重要なポイントです。通常、繁忙期は新学期や新年度の開始に合わせて多くの人が移動する春や、秋に位置しており、この時期は引越し業者の需要が高まり、結果として料金も高騰します。閑散期はこれらの期間を外れた時期で、相場は比較的安価になります。
引越し業者のサービスは、梱包や荷解きなど多岐にわたるため、これらのサービスをどれだけ利用するかによっても最終的な料金は変動します。さらに、自分で梱包をするか、プロに任せるかといった選択も料金に影響を及ぼします。そのため、正確な見積もりを得るためには、引越しを計画している時期とサービス内容の両方を業者に伝えることが不可欠です。
複数の引越し業者から見積もりを取り、サービス内容やオプション、キャンペーンなどを比較検討しましょう。また、繁忙期を避けて閑散期に引越しを行うことで、コストを抑えることが可能です。予算を把握し、時間をかけて検討することで、最適な引越しプランを見つけることができます。
新生活を迎えるにあたり、引越しは避けては通れない道です。しかしながら、閑散期と繁忙期の料金の違いを理解し、それに応じた適切な計画を立てることで、スムーズにそして経済的に引越しが実現できます。適切な時期とサービスを選択し、新しい門出を安心して踏み出しましょう。
引越し料金が上がってしまう理由
引越しの費用は、荷物の量や移動距離、引越しの時期、そして居住先の種類など、様々な要因によって変動します。これらの項目が引越し費用にどの程度の影響を及ぼすかについて解説します。
まず、荷物の量に関しては、大きい荷物が多い場合、特に自転車やベッドなどの大型のアイテムが含まれると、追加で2万円から3万円の費用がかかることがあります。これは、大型の荷物を運ぶために特別な梱包材が必要だったり、大型トラックを用意したりする必要があるためです。
次に、移動距離ですが、県外への引越しや高速道路を利用する場合には、2万円から5万円の追加費用が見込まれます。距離が長ければ長いほど、燃料費や高速道路の通行料、ドライバーの宿泊費などが加算されるためです。
引越しの時期も費用に大きく影響します。特に1月から4月の間は、新学期や新年度の始まりに伴い、引越し需要が高まるため、1.5万円から3万円の繁忙期手当が加算されることが一般的です。この時期は引越し業者も忙しく、価格が高騰しやすいのです。
最後に、マンションの設備、特にタワーマンションに引越す場合は、2万円から4万円の追加費用が発生する可能性があります。これは、タワーマンションの場合、エレベーターの使用制限や搬入経路の複雑さなど、特別な配慮が必要となるためです。
以上のように、引越しの費用は多岐にわたる要因によって決まります。計画的に引越しを進めることで、予想外の費用を抑えることが可能になります。
見積もり時の注意点と質問リスト
引越しの見積もり時にはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
見積もりの際の注意点は以下のとおりです。
- 3~5社の相見積もりをとる
- はじめから値切り交渉をしすぎない
- 部屋、収納の中も片付けておく
- 見られたくない荷物を隠す
相見積もりをとると料金やサービスを比較できるので、必ず何社かに見積もり依頼を出すようにしましょう。
見積もりの際に注意すべきなのが値切り交渉の仕方です。いきなり値切り交渉をすると業者も荷物量がわからないので値下げに同意してくれない場合が多いです。そのため、値段の交渉については、相手が荷物量をチェックして見積もり金額を出した後に行うようにしましょう。
また、引越し業者は荷物の量をなるべく正確に把握するために、各部屋の荷物量を見るのはもちろん、クローゼットの中まで確認することもあります。そのため、事前に部屋を整理しておけば、荷物量チェックの際に正確な量を把握してもらえるので、料金が安くなりやすいです。また、見られたくない荷物がある場合は、クローゼットの奥や業者が入る可能性の低いお風呂場やトイレに隠しておきましょう。
引越し業者が見積もりに来る際は、以下の質問をしましょう。
- こちららが行う作業内容(荷造り、梱包、輸送準備)
- オプション料の確認
- 全て運べるか
荷造りはこちらで行うのか、オプションをつけて業者に頼むのかなど、引越しにあたって必要な準備のどこまでをこちらが行うのかは必ず確認しましょう。家電の梱包は業者が引き受けるケースが多いですが、冷蔵庫のコンセントを前日の夜に抜いておく必要があるなどいくつか注意点があるので確認が必要です。
また、植物や貴金属類など特殊な荷物については運んでもらえない場合もあるので、輸送可能か聞いておきましょう。
費用とサービス内容の比較
引越し業者は、費用とサービス内容のバランスを考えて決めることが大切です。
安さだけで業者を決めると、サポートや輸送の丁寧さに欠ける業者を選んでしまい、家具を傷つけられたり自身で行うべき作業量が増えたりして、引越しが大変になることもあります。反対にサービスの良さだけで業者を決めると、引越し費用が予算をオーバーしてしまうことがあります。
ここでは、費用とサービスの具体的な比較方法を紹介するので、引越し業者を選ぶ際に参考にしてくださいね。
引越し一括見積もりサービスの活用
引越しを予定している際、費用とサービスのバランスを見極める上で有効な手段が引越し一括見積もりサービスを活用することです。このサービスを活用することで、複数の引越し業者から一度に見積もりを取得でき、費用とサービス内容を手軽に比較することが可能になります。
引越し一括見積もりサービスの最大のメリットは、時間と労力の節約です。個々の引越し業者に直接連絡を取り、見積もりを依頼する作業は非常に手間がかかります。しかし、一括見積もりサービスを利用すれば、必要な情報を一度入力するだけで、複数の業者から見積もりを受け取ることができます。これにより、効率的に費用とサービスの比較検討が行えます。
さらに、引越し一括見積もりサービスは、競争原理を利用しています。多くの業者が自社の見積もりを提出するため、自然と価格競争が生まれ、よりリーズナブルな見積もりを提出してくる傾向があります。これにより、コストパフォーマンスの高い引越し業者を見つけやすくなります。
注意点は、一括見積もりサービスに問い合わせをした瞬間から複数社から一気に電話がかかってくるので時間がある時に行うようにしましょう。
複数社からの見積もりを通じて、引越し業者の提供するサービスの質についても詳細に把握することができます。例えば、梱包材の提供、家具の組み立て・設置サービス、保険でのカバー範囲など、費用だけでなくサービス内容の違いも明確になります。
一括見積もりサービスを利用する際には、見積もりに含まれるサービスの内容をしっかりと確認し、追加費用が発生しないように注意が必要です。また、見積もりを比較する際には、価格だけでなく、サービスの質、業者の評判、対応の速さなども総合的に評価することが大切です。
見積もりの比較基準:コスト、サービス内容、付加価値サービス
見積もりを比較するときは、コスト、サービス内容、付加価値サービスの3つを比較してください。
コストとは、引越しで必要な全体の費用の見積もりです。同じサービス内容でも、業者によって費用が1〜5万円ほど変わる場合があります。そのため、業者を選ぶ際は、必ず相見積もりをとってサービス内容と料金を比較することが大切です。
また、受けられるサービスの手厚さは業者によって大きく異なります。壁や床の保護をきちんと行ってくれるのか、ハンガーのままかけられる衣類ボックスなど便利な梱包材を用意してくれるかなどを確認するようにしましょう。
付加価値サービスとして、仕事や家事で忙しく、引越しの作業時間が多く取れない方向けにダンボールへの荷造りを業者にお任せできるサービスなどもあります。
自身が支払える予算と、求めるサービスやサポート内容を比較して業者を選びましょう。
距離別の見積もり料金相場
距離によって引越し費用は大きく変わります。ここでは、距離別の相場を抑えておきましょう。
距離別の見積もり料金の相場は、単身の場合、同都道府県内への引越しで3.5万円〜5.5万円、県外への引越しで5.5万円〜8.5万円です。2名〜3名の場合、同都道府県内への引越しは5.5万円〜8.5万円、県外への引越しで8万円〜15万円。4名以上になると、同都道府県内への引越しは10万円〜18万円、県外への引越しで15万円〜22万円となります。1月〜4月の繁忙期になると、さらに1.5万円〜3万円高くなります。
また、県外への移動の際に高速を利用する場合は、2万円〜5万円追加で費用がかかることもあるので注意しましょう。
値引き交渉のテクニックとタイミング
「値引き交渉」と聞くと難しそうと思われる方もいるのですがそんなことはありません。ほとんどの場合、きちんと交渉すれば引越し業者はある程度の値引きに応じてくれます。
値引き交渉のテクニックとして、相見積もりをとり他社の金額を提示すると成功しやすくなります。1社目で安い金額を提示されたとしても、2社目3社目でどんどん安くなることがあるので1社目で即決しないことが大切です。
また、相見積もりをとるスケジュールとして、最後に本命の業者へ依頼するようにしましょう。相見積もりで大体の相場を確認した上で値引き金額を提示できますし、他社の見積もり金額の提示により交渉を進めやすいためです。
値引きを言い出すタイミングは、荷物量や引越し先までの距離などの条件を確認し、見積もり金額を出してもらった後にしましょう。業者が引越しの詳細を把握した後だと値引きに応じてもらいやすくなります。
値引き交渉をすれば、少なくとも5,000円は安くなるケースが多いです。中には5万円以上安くなったという方もいますので、見積もりの際は値段を安くできないか業者に相談してみましょう。
追加料金やオプションの確認
引越しの際の追加料金やオプション内容は業者によって異なります。
たとえば、引越しに伴う不用品の処分や買取は引き受けている業者とそうではない業者があります。対して、荷造りや荷解き、洗濯機やテレビ、エアコンなどの設置はオプション料を支払えばほとんどの業者が引き受けてくれます。
また、ペット、植物、ピアノなど特殊なものの配送は引越し業者によって対応が異なります。
細かい追加料金やオプションの設定については業者ごとに違いがあるため、見積もりの際に確認するようにしましょう。
引越し業者の最終選定
相見積もりをとり、各業者の料金やサービス内容を確認できたら引越し業者を最終選定します。しかし、「最終的に結局どの業者を選べばいいかわからない」と思う方も多いですよね。
ここでは、引越し業者を選ぶ基準についての独自アンケート結果や、引越し業者の最終的な選定方法を紹介します。
相見積もりをとった複数の引越し業者から、実際に依頼する1社に絞るまでの具体的な方法がわかる内容となっているのでぜひ参考にしてくださいね。
引越し業者を選ぶ基準は?アンケート結果の発表
まず、引越し業者を選ぶ基準についてアンケートをとった結果を発表します。結果は以下のとおりです。
引越し業者を選ぶ基準で最も多かったのは、「価格」です。「価格」と答えた人は39%と、約4割もの方が価格で引越し業者を選んでいることがわかりました。
続いて、「不動産会社のおすすめ」が15%で2位、「接客の対応」が14%で3位に続きました。不動産会社と提携している引越し業者は多く、紹介を利用すると何%か割引されるケースがあります。また、訪問や電話相談時の接客対応の良さを大切にする人も一定の割合でいるようですね。
そのほかには、「安心感・知名度 (9%) 」や「サービスの多さ (7%)」などの業者の規模感 、「一度利用したことがあるから (6%) 」や「家族・知人からの紹介 (4%) 」などの以前の利用経験など、何かしらの安心材料のある業者を選ぶ方も一定数いることがわかりました。
最終選定基準:信頼性、評判、対応の良さ
依頼する引越し業者を最終的に判断する際は料金だけでなく、信頼性、評判、対応のよさなどをみることも大切です。
信頼性でいうと、大手企業はやはり安心感があります。大手企業は引越しのマニュアルがしっかりしていますし、トラブル時の対応もきちんとしている企業が多い印象です。
評判の良さも引越し業者を決める上では重要です。身近に引越しをした人がいる場合どの業者を利用したか聞いてみたり、インターネット上のレビューを見たりすれば、その業者についてある程度わかります。
また、見積もり時や電話相談時の対応もみておくと良いでしょう。見積もり時に対応が悪い業者は実際に荷物を運ぶ際も同じような対応をされる可能性が高いので注意が必要です。
最終判断の際は、これらの信頼性、評判、対応のよさなども考慮して安心して任せられる業者を選びましょう。
信頼できるレビューと評価サイトの選び方
引越し業者を決めるときは、業者の口コミやレビューなどの評価をインターネットで確認しましょう。
評価サイトは大手のサイトを参考にするのがおすすめです。大手サイトはレビュー数が多いのでさまざまな人の体験を参考にできます。おすすめのサイトは、引越しの一括見積もりにも対応している大手サイトの「引越し侍」です。レビュー数が多いですし、気になった業者があれば見積もり依頼を出すこともできます。
評価を読み解くポイントと業者の信頼度チェック
では、ネット上のレビュー評価はどのようにチェックするべきなのでしょうか。
大手企業のレビューは数が多すぎて全て確認しきれなかったり、サイトに載っている星はいくつ以上だと安心できるのかわからなかったりしますよね。
具体的な基準としては、星5つで評価をするサイトであれば、星4以上の業者だと安心できるでしょう。
レビューに関しては、サイト上部に表示されているものや、「参考になった人の数」などが多いものが信頼性が高いと考えられます。
また、値段、サービス、見積もり時の対応など、いくつかの項目別に口コミ評価がされているサイトもあります。重視する部分がある場合、その項目部分を重点的にチェックすると良いでしょう。
ネガティブなレビューをどう捉えるか
引越し業者のレビューには、「家具に傷がついてしまった」、「見積もりの対応が遅かった」などのネガティブなものもあります。
ネガティブな口コミを見ると依頼を躊躇してしまうこともあるでしょう。
しかし、レビューにはネガティブな口コミもつきものです。一般的に、サービスに満足した人よりも、嫌な思いをしてしまった人の方が口コミを書く傾向にあるので、レビューサイトでの評価は悪いものに偏りやすい側面もあります。
ネガティブなレビューを参考にする際は、自分が譲れない点を決めておくことが重要です。値段、サービス内容、オプション内容、対応のよさ、などのうちどの点を重視するか決めておけば、ある程度のネガティブなレビューも受け入れやすくなります。
契約前の最終チェックポイント
契約前に最終的にチェックするべきポイントは、サービスと価格のバランスです。
業者別に受けられるサービスをリストアップし、価格も並べて比較しましょう。
エアコンの取り外しや不用品処分のオプション料、梱包材の種類などは業者によって異なります。受けられるサービス内容と価格を見比べると、どの業者が本当に自身に合っているのかみえてきます。
自身の希望に沿った業者を選ぶためにも、相見積もりをした全ての業者のサービスと価格を比べてみましょう。
引越し業者が決まったら
引越し業者が決まった後もやるべきことはいくつかあります。
特に、相見積もりをとっている場合は決めた業者以外に断りの電話を入れる必要があるので忘れないように注意が必要です。また、契約をする際にチェックするポイントもあります。
引越し業者を決定した後にやるべきことや注意点を抑え、スムーズに引越しを依頼できるようにしましょう。
予約の確定と契約の締結
引越し業者が決まったら、引越し日を決定します。引越しの際はトラックや作業員を確保する必要があるので予約が必須です。
引越し予約の時間枠は、「午前便」、「午後便」、時間指定のない「フリー便」の3つがあります。料金は、「午前便」が高く、「午後便」が安い傾向にあります。一番安いのは業者が自由に時間を指定できる「フリー便」です。
また、業者を決めたら本契約を交わす必要があります。
契約は、引越し日の1ヶ月前から遅くとも2週間前に交わすのが目安です。トラックや作業員を早めに抑えておけるので、見積もりをとったら数日後には契約をするのが良いでしょう。
相見積もりの断り方とマナー
相見積もりをした場合、契約する業者以外には断りを入れる必要があります。
依頼の意志がないことを連絡しないと、営業担当者から何度も電話がかかってくることも多いので、電話を入れておいた方が良いです。
とはいえ、一度顔を合わせて話をした方へ断りの電話は入れにくいと感じる方もいますよね。その場合、営業担当者や支社へ電話するのではなく、引越し会社の代表電話にキャンセルの電話をかけるのがおすすめです。大手の引越し業者にはコールセンター専門の職員が出る代表電話がありますので、そちらに電話をかけるとキャンセルがスムーズに進むことが多いです。
また、「見積もりをとった後にキャンセルするとキャンセル料がかかるのでは?」と心配する方がいるのですが、キャンセル料は発生しないので安心してくださいね。
引越し業者とのコミュニケーションのコツ
引越しが決まり電話を入れたら、引越し当日まで業者とコミュニケーションをとる場面はほとんどありません。荷物の梱包方法や当日の動きなどについてわからない点があった時に電話で確認する程度です。
引越し当日は作業員とコミュニケーションをとりながら作業を進めます。荷物をどの部屋へ運ぶのかや、壊れやすいものの取り扱い法を伝えるなどします。
また、引越し当日の作業員への謝礼(チップ)や食べ物・飲み物などの提供を気にする人もいるのですが、原則必要ありません。たとえば、大手引越し会社のサカイやアーク引越しセンターでは公式サイトにてチップや心付けは必要ないと明言しています。
トラブル時の対処法と業者との交渉術
引越しの際はトラブルが起きるケースもあります。
よくあるのが、家具に傷がつく、壊れてしまうなどのケースです。また、作業当日のスタッフの対応が悪かったり、作業員の連携不足で荷物の運び出しに時間がかかってしまい不満につながるケースもあります。
特に注意が必要なのが、家具や家に傷がついてしまった場合です。
引越し業者により家具に傷がついたり家電が故障したりした場合は、弁償を求める必要があります。そのような場合は早めに引越し業者に話をして対処してもらいましょう。
また、引越し前の家具や家の写真があると万が一傷がついてしまった場合スムーズに弁償をしてくれることが多いので、大事な家具や移動に使う廊下の壁などは必ず写真を撮っておいてください。
まとめ
この記事では、引越し業者の選び方や相見積もりの取り方、引越し業者が決まってからの流れを紹介しました。
引越し業者の相見積もりをとれば、自身の求めるサービス、価格帯でサービスを提供する業者がどこなのかわかります。また、見積もりの際に他の業者の値段を提示できるので値下げ交渉もスムーズに進みやすくなります。
引越し業者を選ぶ際は、ぜひ本記事で紹介した方法を参考にし、複数の業者へ見積もり依頼を出してみましょう。