ワインは冷蔵庫で保存していいの?正しい保管方法とおすすめセラーを紹介

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ワインは冷蔵庫で保存することはできますが、ワインの保存方法としてベストとは言えません。ワインはワインセラーで保存するのが一番正しい保管方法です。ワインセラーはもちろんワイン専用の保管機なので、温度・湿度・光などを完璧に管理し、美味しい状態をキープしてくれるものです。

しかしワインセラーを家庭に取り入れるほどワインは飲まないけど、ある程度たしなむという方は、それでもなるべくおいしく保管したいと思うでしょう。ワインセラーを使用しないでも、どの家庭で実践しやすい保管方法があります。ワインは繊細な飲み物であり、周囲の影響によりすぐに劣化、味の変化を起こしてしまいますので、適所かつ正しい保管方法でワインをおいしく保ちましょう。

ワインの適切な保存条件

ワインを適切な保存条件は、温度、湿度、光、振動、におい、この5点にそれぞれ適した条件があります。ワインは繊細な飲み物なので、この5点の適切な条件が整っていないと劣化し、おいしさが失われます。この5点における適切な条件を以下に紹介します。

温度

ワインの種類にかかわらず、一週間以上保管するなら12℃~18℃で保管します。ワインは熟成するお酒であることはご存じかと思いますが、「熟成」という行為には温度管理がもっとも大切です。温度が高すぎても低すぎても品質が劣化し、温度差を感じさせることでおいしさは失われます。一定の温度を保って保管することが重要です。

12℃~18℃を保っている間は、ワインが劣化が少なく、美味しく熟成してくれる適温です。温度変化が大きいと変質するので、温度変化の少ない場所が保管に適しています。

湿度

湿度が高すぎるカビが発生し、湿度が低すぎるとコルクが乾燥して酸素や微生物が侵入しやすくなります。そのため適切な湿度としては、60%から70%くらいが最適です。人間に適した湿度より少し高めの感覚です。

直射日光や蛍光灯などの光は完全にNGです。ワインは暗い場所保管が必須です。光によってワインの多くが化学変化を起こして劣化してしまうからです。

◆振動

振動はワインの熟成が早く進みすぎる原因になります。ワインの劣化の原因となるので、振動が少ない場所に保管します。例えば冷蔵庫は開け閉めによって振動があったり、人が通りやすいキッチンだと人の足の振動が感じられ、劣化が進みますので注意が必要です。

◆におい

ワインのそばににおいの強いものがあると、ワインにそのにおいが移ってしまう可能性があります。そのためワイン独特の良い香りが失われてしまいます。冷蔵庫の中などは特に注意が必要です。冷暗所でも周りの保管物に気を付けましょう。

以上5点が保存の条件ですが、かといって高級なワインやヴィンテージもののワインは、温度や湿度を管理できるワインセラーがないと完璧な保存は難しいでしょう。

ワインは冷蔵庫で保存してもいいの?

冷蔵庫のイメー画像

ワインは冷蔵庫で保存しても良いですが、ワインの保管方法としてはベストではありません。しかしベストであるワインセラーがなければ冷蔵庫保存は次の手になりうるでしょう。

ただし冷蔵庫で保存する時の条件として「野菜室」で保存することがおすすめです。野菜室は、温度・湿度共に冷蔵室よりもやや高めであり、冷蔵庫本体より開け閉めが少なく振動が少ないため、より適しているといえます。また他の食材の臭いが少ないこともベターな理由です。野菜室でのよりよい保存方法は以下の通りです。

  1. キャップシール部分にラップを巻いて輪ゴムで留める(※キャップシールにラップを巻くことでコルクの乾燥を防ぐ)
  2. 新聞紙でワインボトルを何重かにしてくるむ
  3. 冷蔵庫の野菜室に、できれば縦置きで保管する

普通ワインは横向き保管のイメージですが、横置きなのはワインのコルク栓がワインに触れるためコルクを乾かさないで済むからです。今回冷蔵庫野菜室では縦向きにするのはすでにキャップシールの部分をラップで巻き、さらに新聞紙でくるんでいるのでコルクが乾かない対策は充分取られていますので横向きにする必要がありません。

冷蔵庫はワインを保存するにあたり最適な環境とはいえませんので、長期、もしくは一年以上保存することを考えている場合はワインセラーを使用するようにしてください。

開封したワインは、冷蔵庫で保存してもOK。冷蔵庫に入れる時には、ワインにふたをして立てて保存しましょう。冷蔵庫内の匂い移りが心配な際は、ふたをラップでくるんでおくと良いでしょう。1ヶ月程度であれば問題なく、冷蔵庫で保存しても大丈夫です。

ワインセラーがないときの保存方法

ワインセラーがあるとワインの保存方法としてはベストなのですが、ワインセラーがない家ももちろん多いでしょう。ワインセラーがない場合、冷蔵庫の野菜室他、以下のような場所で保存するのがおすすめです。

冷蔵庫の野菜室

前述した通り、ワインを冷蔵庫に保存する際は冷蔵庫の「野菜室」に入れましょう。野菜室は、温度・湿度共に冷蔵室よりも少し高めに設定されているので、冷蔵室に入れるよりはワインの保存に適しています。

その他冷蔵室での保存をするとなると、開閉が多いため振動が起きやすかったり、他の食材の臭いが冷蔵室内でワインに移ってしまったりといった心配があります。しかし、野菜室がない冷蔵庫でどうしても冷蔵室に入れるしかない場合は、コルク部分をラップでまいて輪ゴムで留める、ワインボトル全体を新聞紙でぐるぐるに包むなどの対策をして冷蔵室に入れておきましょう。

床下などの涼しい場所

ワインにとって良い環境を家庭の中で考えてみましょう。温度変化が少なく涼しい場所で考えると床下がおすすめです。温度・湿度の環境として床下は良いのですが、他に入れているものなどがあれば考える必要があります。例えば防虫剤入りの衣類ケースやぬか床などを入れていたとなるとワインにとっては良い環境とは言えなくなります。

床下に入れているもののせいで保管が難しい場合は、断熱効果の高い発泡スチロール製の箱などにワインのボトルを横に寝かせて入れた上で床下に入れるとよいでしょう。

寒すぎない冷暗所

ワインは涼しい場所で保管するのが基本ですが、寒すぎる場所だと長期間の保管で酸のバランスが変化してしまうため味に変化が起こったり、熟成が進まなかったりする可能性があります。涼しい場所が基本ですが、寒すぎない冷暗所に置きましょう。たとえば家庭内の方角で言えば北側の押し入れなどが向いています。

雪国などの寒冷地の住環境では、冷蔵庫の中の温度よりも室温が低くなる箇所もあります。その際は冷蔵庫の野菜室で保管する方が安心です。

ワインを保存するときのポイント

ポイントと書いてある画像

ワインは繊細な飲み物なので、温度・湿度・におい・振動などで味が変わったり劣化したりするということをお話ししました。ここからはワインを保存する時のポイントや重要な点をお伝えしていきます。

一番ベストな保管場所はワインセラー

前述でも何度かお伝えしてきていますが、ワインの保管・保存のベストな場所はワインセラーです。ワインの熟成にとっての大敵である、振動や光を無くし、適切な温度・湿度管理が簡単にできる、ワインのための保管庫なので間違いないです。

ワインセラーは、温度が一定で涼しく高湿度に保たれ、光を遮断し、振動がありません。また周囲に匂いがするものもなく、コルクが乾燥しないよう横に寝かせる作りになっています。これらの環境が、ワインの熟成や味の品質キープに最適なのです。

ワインセラーというとお店にあるような少し大げさなものを想像しますが、小型の数本だけ入る家庭用のワインセラーなども販売されていますので、ワインを飲む機会が多い人はぜひ購入を検討してみましょう。

ワインは熱に弱い

ワインは涼しいところに保存すると言われているだけに、熱にも弱い性質を持っています。熱の影響を受けることで、最も酷い場合には、ワインが膨張して液漏れを起こす危険があります。液漏れまで大事にならなくとも、熱の影響でワインの風味が損なわれることは間違いないでしょう。

例えば熱の影響を半分くらい受けると、最初のワインを作った状態のものとは完全に違うものになってしまい、高級な有名ワインでも味を確かめると偽物かと驚くほどの違いが起きてしまうと言います。安物みたいというレベルではなく「まずい」と言えるほどの味に変化してしまっていますので、熱の影響を受けない場所で保管することも鉄則です。

開封後はなるべく早く飲み切る

どれだけ美味しいワインでも開封した後に時間が経過したものは確実に劣化していきます。飲み頃はワインの種類や保管状態によって異なりますが、開封後は時間をかけず早く飲み切りましょう。 飲み切れず残ったワインは、空気に触れないように専用キャップをすることで、劣化を少しでも遅らせることは可能です。

赤ワイン
赤ワインは酸味が目立ち舌ざわりがキツくなります。約5日程度で飲み切るようにしましょう。長期熟成を前提としたワインでフルボディであれば、時間の経過でまろやかになり飲みやすくなるので、1週間程度は保管しても劣化しません。

白ワイン
白ワインは5日を目安に飲み切ることがおすすめです。辛口の白ワインは酸化すると品質の劣化を感じやすくなり、味もツンとしてしまいます。3~5日程度で飲み切るようにしましょう。甘口の白ワインの場合は、1週間経っても楽しめる人もいます。

すぐ飲むなら冷蔵庫保管も可能

ワインの開封後はその日の内に飲み干すことが一番のおすすめです。開栓したワインは香りが抜け、酸化も進み、徐々に味わいが劣化してしていくものですが、今日明日、3日以内にすぐに飲むと言う場合なら冷蔵庫保管はOK

冷蔵庫でもできれば野菜室がおすすめですし、手間でなければ新聞紙でボトルをくるむ、コルクの部分をラップでくるむなどの策はしておくに越したことはないでしょう。

おすすめのワインセラーや冷蔵庫

ワインセラーと言われると店舗にあるような立派なものが想像されますが、実は家庭用に小ぶりのものが販売されています。ワインはコンビニでも販売されているくらい身近なものです。ワインセラーという名前とはギャップがあるような気もします、が思ったより安価で良いものが手に入ります。以下にお勧めのワインセラーを紹介していきます。

アイリスオーヤマ PWC-251P-B

アイリスオーヤマ PWC-251P-Bは、徹底した温度管理で「8~18℃」の間で温度を決めると常に決めた温度をキープしてくれ、さらに振動の少ないペルチェ方式。静かなので寝室に置いても大丈夫なほどです。

【製品の特徴】

  • ワインに合わせた温度管理ができる
  • 幅約25㎝のコンパクトタイプでラックを外すと大きなボトルも入る
  • 庫内灯付き
  • タッチ式で簡単操作
  • 振動と音が少ない

また冷媒を使用しない、地球に優しい冷却方法というのも珍しい仕様です。

さくら製作所 FURNIEL SAB-50G

さくら製作所 FURNIEL SAB-50Gは、わずかな消費電力でワインの熟成に適した14℃前後を維持できることから、ペルチェ式よりも省エネ性が高いセラーというのが最大の特徴です。ペルチェ式の製品と比較すると、年間で16,000円ほど電気代に差が出るというので驚きです。

製品の特徴

  • 洗練されたワンランク上の高級感があるデザイン
  • 圧倒的に消費電力が抑えられる
  • メーカー保証期間を「5年」に設定し、無償で出張修理可能
  • 『加温ヒーター』で低外気温時も安心

パワフルコンプレッサーや静音なDCファンモーターにより庫内温度の均一化に加え、加温用のヒーターも搭載されているので、長期熟成用のワインセラーとしては充分なスペックなの上に、コンパクトサイズが叶っている製品です。

ルフィエール LW-S12

ルフィエール LW-S12はなんと楽天ワインセラーランキングで1位を獲得したブランド。コンパクトなフォルムで初めてでも気軽に使えるワインセラーという謳い文句が親近感があり評価が高いようです。シンプルで品が良いのでインテリアとしても抜群の支持を得ています。

製品の特徴

  • ブルーLED庫内灯を装備
  • ボトルをしっかりホールドするワイヤー棚
  • タッチパネルで温度設定も簡単
  • 稼動音も比較的静か
  • すっきりシンプルな外観

環境に優しいペルチェ冷却方式の12本収納ワインセラーで、シンプル&スリムなデザインでがおしゃれ。タッチパネルで温度設定も簡単でビギナーにも使いやすい仕様になっています。

冷蔵庫を上手く活用しながらおいしくワインを保管しよう

小型冷蔵庫のイメージ画像

ワインを保管・保存するにはワインセラーが最も適しています。温度・湿度・振動・光の具合により、ワインの品質の劣化や酸化のスピードが変わります。ワインセラーはワイン専用の保管庫なので、それらの条件を満たしており、最適です。

しかしもしワインセラーを家庭で用意できない時には、冷蔵庫をうまく活用してワインを保管することができます。ベストな状態とは言えませんが、長期保存でない限りは冷蔵庫でも保管が可能です。冷蔵庫なら、中でも野菜室がおすすめで、ワインを新聞紙でくるみ、コルク部分をラップでまいて輪ゴムで留めるようにして横にして置いておくと良いでしょう。

ワインを気軽に楽しむため家庭用のスリムでコンパクトなワインセラーも販売されています。価格も手ごろなものもあるので、ワイン好きな方であれば一度検討してみてはいかがでしょうか?

◆海外製の高級冷蔵庫では、ワインセラー付きのモデルも多数販売されています。こちらの記事でご紹介しているので、ぜひご覧ください。

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