映画やドラマ、ゲームなどを大画面で楽しめるプロジェクター。一人暮らし向けのワンルームなどは、テレビを置くと手狭になりがちですが、壁を使ってプロジェクターを設置すれば、部屋を広々使えます。必要なものが揃えば、テレビ放送を観ることも可能です。
今回は、テレビ代わりに使えるプロジェクターについて、基本的な使い方から選び方のポイントを解説していきます。最後に、おすすめのプロジェクター製品も紹介しているので、購入前の参考にしてみてください。
プロジェクターはテレビの代わりに使える?
憧れの大画面テレビには手が届かなくても、大画面のプロジェクターであれば費用面でのハードルが下がりますよね。結論から言えば、プロジェクターはテレビ代わりとして使えます。
しかし、プロジェクターをテレビとして使うには、テレビ番組の放送を受信するための設定や準備が必要です。近年販売されているプロジェクターは、本体だけでVOD動画サービスやYouTubeなどの動画サービスを視聴できるタイプも増えています。
テレビ番組の視聴と併せて、ネット動画の視聴頻度も高い人は、ネット動画に対応したモデルを選んでみましょう。
プロジェクターをテレビとして使用する方法
実際にプロジェクターをテレビとして使用するために、準備する物や接続方法などを確認していきましょう。プロジェクターでテレビ番組を見るには、チューナー接続が必須です。チューナーとの接続方法には以下の2種類があります。
- HDMIケーブルでの有線接続
- アプリなどを使った無線接続
HDMIケーブルを使った有線接続がいちばん手軽ですが、間取りによってはテレビのアンテナ端子に届かず、希望の場所に設置できないケースもあるでしょう。その場合は、配線不要の無線接続がおすすめです。それでは、実際の接続方法について順に解説していきます。
チューナー内蔵のプロジェクターを使う
番組放送を観るには、放送を受信するためのテレビチューナーが必要です。ほとんどのプロジェクターはチューナーが内蔵されていませんが、昨今のニーズに対応して、新しい製品にはチューナー内蔵のモデルが増えてきました。
元からテレビチューナーが内蔵されているプロジェクターを使えば、チューナー接続に悩む必要がありません。もしチューナーを搭載したDVD・BDレコーダーを持っていれば、レコーダーでも代用できます。
ワイヤレスチューナーと無線接続する
プロジェクターとテレビチューナーを内蔵した機器がワイヤレス接続に対応していれば、Wi-Fiで無線接続できます。
チューナー内蔵機器をテレビ用のアンテナ端子に接続したら、プロジェクターをWi-Fiで無線接続しましょう。するとプロジェクターの専用アプリ内から、Wi-Fiを経由して番組放送を視聴できるようになります。
接続までの設定や手間はかかりますが、この方法だとチューナー機器とプロジェクターをケーブル接続せずに使えるので、Wi-Fiが届く範囲であれば、別室へ持ち込んで投影できるのがメリットです。
チューナーやレコーダーと有線接続する
最も簡単かつ手早く接続できる方法は、HDMIケーブルを使った有線接続です。チューナーとプロジェクターを繋ぐだけで接続作業が完了します。
ケーブル接続後にHDMI入力へ切り替えるだけで、番組放送をプロジェクターから投影できます。無線接続と違って面倒な設定作業や手順は不要なので、機械操作や設定に苦手意識を感じる人は有線接続がおすすめです。
接続は手短に済みますが、ケーブルの範囲内にしかプロジェクターを設置できず、投影場所に制限が生じ、別室などへ持ち運べないのがデメリットです。また前提として、HDMI端子に対応したプロジェクターであることが必須条件です。
プロジェクターをテレビとして使うメリット
プロジェクターとチューナーの接続には、チューナー内蔵プロジェクターを使う方法、有線・無線接続の3パターンがあると分かりました。
続いては、プロジェクターをテレビ代わりとして実際に検討している人や、どんな使い心地なのかが気になっている人へ、プロジェクターをテレビとして使うメリットを解説していきます。
迫力のある大画面で映画やドラマを楽しめる
プロジェクターのいちばんのメリットは、リーズナブルなコストで大画面の映像を実現できることでしょう。プロジェクター投影は迫力ある大画面が醍醐味です。
映画やドラマなどのお気に入りの作品を、大画面で楽しむのは憧れる過ごし方ですが、大型テレビは最低でも30万円以上はする高価格で、液晶サイズが大きいほど設置スペースも必要です。費用面や設置場所などから現実的に考えれば、手軽に購入には踏み切れません。
そんな夢を叶えてくれるのが、プロジェクターです。プロジェクターの投影機能は、プロジェクター位置を前後させると画面を大きくできるのが魅力です。テレビの画面サイズは変えられませんが、プロジェクターはどれだけ大画面サイズに投影してもいいですし、反対に小さく投影することもできます。
家のどこででもテレビが見られる
チューナーとプロジェクターを無線で繋げば、家のどこにいてもテレビ番組を視聴できます。リビングだけではなく、寝室にプロジェクターを持ち込んで、1日の終わりにベッドでくつろぎながら番組視聴すれば、疲れが取れてリラックスできそうです。
イチオシの投影方法が、寝室の天井を利用したプロジェクター投影です。ベッドでのんびり寝転がりながら好きな映画を楽しめるのは、まさしく至福の時間だと言えるでしょう。
テレビや台がなくなりスッキリする
テレビを設置するには、テレビ本体だけではなくテレビ台も必要になります。ある程度の大きさがあるテレビでは、台も比例して大きくなりますから部屋の中でも存在感がありますよね。
プロジェクター投影で、室内の壁面をテレビに置き換えれば、テレビ台も不要です。試しにテレビ本体と置き台を別の部屋などに隠してみると、部屋がかなりすっきりするのを体感できるかと思います。
また、アンテナ端子の位置が変えられないので、本当はここにテレビを置きたくないけど仕方がなく…と家具の配置に納得がいかない悩みも、プロジェクターを使えば解決します。
プロジェクターをテレビとして使うデメリット
プロジェクターをテレビとして使うと、大画面を低コストで楽しめたり、部屋がすっきりしたりと多くのメリットがあります。しかし、当然ながらいくらかデメリットとなる面も挙げられます。購入前にデメリット点も把握して、それでも自分に必要かどうかを見極めましょう。
プロジェクターを投影するスペースが必要
プロジェクター投影には、壁や天井などの投影するスペースを確保しなければなりません。いつでも投影できる、露出した平坦な白い壁のスペースが必要です。
家具の配置などで平坦な壁スペースを十分に確保できない場合は、スクリーンを使うと投影スペースを確保できます。ただし壁への投影とは異なり、使用の都度スクリーンを広げたりしまったりしなければならず、少々面倒に感じられるかもしれません。
壁を使ってプロジェクター投影している場合でも、スクリーンを使えばもっと見やすくなります。まずは壁投影から試して、もっと快適な視聴環境を整えたくなったらスクリーンを検討するのもおすすめです。
明るい昼間などにはうまく投影できない
学校や会社など、プロジェクターで投影した映像は、暗い場所で見るというイメージがありますよね。プロジェクターの欠点は、明るい日中の投影に不向きだというところです。特に、周囲が明るい環境で暗い映像を投影するのには向いていません。
日がすっかり落ちた夜の視聴は美しく映りますが、昼間に大画面で投影するには不向きで、遮光カーテンで室内を暗くしても、映像がぼんやりとしてしまいます。
ネットワーク接続の場合に映像が不安定になることがある
有線接続の場合には安定した映像が投影されますが、ネットワークを使った無線接続の場合、接続環境の影響によって映像が不安定になることもあります。
肝心な場面で不安定な映像が流れると、せっかく作品に没入していても、現実へ引き戻されるようにして盛り上がりに欠けてしまいます。ネットワーク接続での投影で映像が安定しない場合は、有線接続への切り替えも検討してみてください。
見るまでの準備に時間がかかる
プロジェクター投影で番組視聴するには、テレビのように電源を付けたらすぐに番組が流れ出す、というわけにはいきません。電源を入れてプロジェクターを起動させ、プロジェクターアプリを操作してから、画面投影…となると、立ち上げてから40秒前後かかることもあります。
電源を付けたままにしていればスムーズに視聴を開始できますが、使わない間はこまめに電源を落としておきたいところ。リモコンひとつでぱっと番組を見始めたい人には、視聴前の一手間が億劫に感じられてしまいそうです。
プロジェクターのテレビ使用がおすすめの人
プロジェクターならではのデメリットは、投影スペースが必要なことや明るい環境に弱いこと、視聴までにタイムラグが生じるといった点でした。これらのデメリット面を踏まえて、プロジェクターでテレビ番組を視聴するのに向いているのはどんな人なのかをまとめてみました。
部屋を完全に暗くできる環境の人
プロジェクター投影時は、室内を暗くしなければ映像を楽しめませんから、仕事などから帰ってきて、夜の時間帯にしか番組を見ないという人にも向いています。
プロジェクターの性能によっては、明るい場所でも観やすい製品がありますが、基本的に明るい日中の投影では、遮光カーテンや遮光ブラインドなど、室内の明るさ対策が必要です。
見たいテレビだけを集中して見るタイプの人
テレビ視聴では、ご飯を食べながら、家事をしながら、作業をしながらなどの「ながら見」をしている人も多いのではないでしょうか。しかし先述したように、プロジェクター投影には暗い環境を整えなければならず、作業をしながらの視聴が困難になることがほとんどです。
裏を返せば、番組視聴時に「ながら見」をせず、暇つぶしにだらだらと番組を見ない、見たいものだけを集中して見るタイプの人には向いていると言えます。
部屋の物を極力減らしたい人
プロジェクターでの番組視聴は、物を多く持たないミニマリストやシンプリストの間でも人気です。テレビをなくせばテレビ台もなくせて、小さなプロジェクターだけに減らせます。
壁のデッドスペースを有効活用すれば、スクリーンを持つ必要もありません。部屋の物を極力減らして、室内をすっきりさせたい人にも、プロジェクターでの番組視聴は向いています。
テレビ代わりに使えるオススメのプロジェクター
プロジェクターをテレビ代わりに使うメリット・デメリットについてお分かりいただけたかと思います。次に、ぜひ購入をおすすめしたいプロジェクター製品をご紹介します。
プロジェクターには、電源が不要でコンパクトなモバイルタイプと、安定した高性能の据え置きタイプがあります。据え置きタイプは設置場所の確保が必要になるものの、モバイルタイプと同じ価格帯でワンランクアップした性能を得られます。高画質で映像を楽しみたい人は、据え置きタイプがおすすめです。
EPSON dreamio EH-TW6250
EPSON(エプソン)のdreamio EH-TW6250は、入力映像の1ピクセルを少しずつずらして重ねていき、スクリーン上での解像度を上げる「ピクセルシフト」を採用。独自の4Kエンハンスメントテクノロジーで、4K相当の繊細な高画質出力を実現しています。
2,800ルーメンの明るさで、昼夜を問わずにくっきりとした鮮明な映像が楽しめます。明るさ優先の「ダイナミック」、VODやゲームコンテンツに適した「ビビッド」、「シネマ」など、映像コンテンツに応じて選択できるカラーモードも魅力です。
前面には10Wスピーカーが内蔵され、プロジェクター本体だけでも広がりのあるサウンドを体感できます。高品質の内蔵スピーカーが搭載されていますが、Bluetooth接続によってBluetoothスピーカーと組み合わせれば、もっと音響にこだわったホームシアター環境を整えられます。
さらに、40万本以上のコンテンツを検索できる「Android TV」を搭載。「Chromecast built-in」を使えば、写真や動画、音楽などのデータを手軽にキャストできるのも便利です。
ホームプロジェクターシリーズのdreamioは、エプソンで公式のレンタルサービスを行っています。プロジェクター購入の前に使い心地を体験したい人は、5日間のレンタルサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
エプソン製品のプロジェクターは、4K対応のハイエンドモデルからリーズナブルなモデルまで揃っているので、さまざまなラインナップから適した製品を見つけやすいのがメリットです。
設置タイプ | 据え置き |
最大輝度 | 2,800ルーメン |
パネルタイプ | 液晶(透過型3LCD) |
アスペクト比 | 16:9 |
パネル画素数 | 1920x1080 |
4K対応 | 4Kエンハンスメントテクノロジー |
HDR対応 | ◯ |
短焦点 | ー |
Wi-Fi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ◯ |
幅×高さ×奥行き | 333x123x275mm |
重量 | 4.1kg |
投影距離:40inchワイド | 1.15~1.89 m |
投影距離:60inchワイド | 1.75~2.85 m |
投影距離:80inchワイド | 2.34~3.81 m |
投影距離:1000inchワイド | 2.94~4.77 m |
EPSON EB-W06
同じくエプソンから、EB-W06の紹介です。使用用途としては業務用が推奨されていますが、家庭用としても使用できます。明るさ3700ルーメンでの投影が可能で、周囲が明るい環境下でも快適な視聴が可能です。
色鮮やかな映像を映し出す「3LCD方式」を採用し、美しい映画の景色などのカラーコンテンツも高い再現力で映し出します。簡単に映像を補正できる「ピタッと補正」や、ゆがみ補正をスライド操作だけで行える「スライド式ヨコ台形補正」など、機能面も優れています。
設置タイプ | ポータブル |
最大輝度 | 3,700ルーメン |
パネルタイプ | 液晶(透過型3LCD) |
アスペクト比 | 16:10 |
パネル画素数 | 1280x800 |
4K対応 | ー |
HDR対応 | ー |
短焦点 | ー |
Wi-Fi | ー |
Bluetooth | ー |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ◯ |
幅×高さ×奥行き | 302x77x234mm |
重量 | 2.5kg |
投影距離:40inch | 1.11~1.34 m |
投影距離:60inch | 1.68~2.02 m |
投影距離:80inch | 2.25~2.7 m |
投影距離:1000inch | 2.81~3.38 m |
EPSON EB-E01
EB-E01も、前述のEB-W06と同じく、ビジネス向けスタンダードモデルのベーシックシリーズです。同シリーズには豊富な解像度のモデルがラインアップされているので、Full HDモデルからXGAまで、適した解像度の製品を選べます。
Full HD対応の製品は、WEBページや表計算シートや図面も広範囲で投影できるので、会議やプレゼンテーション用に購入するのもおすすめです。
設置タイプ | ポータブル |
最大輝度 | 3,300ルーメン |
パネルタイプ | 液晶(透過型3LCD) |
アスペクト比 | 4:3 |
パネル画素数 | 1024x768 |
4K対応 | ー |
HDR対応 | ー |
短焦点 | ー |
Wi-Fi | ー |
Bluetooth | ー |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ◯ |
幅×高さ×奥行き | 302x77x234 mm |
重量 | 2.4kg |
投影距離:40inch | 1.16~1.58 m |
投影距離:60inch | 1.76~2.38 m |
投影距離:80inch | 2.35~3.18 m |
投影距離:1000inch | 2.94~3.98 m |
XGIMI HORIZON Pro
XGIMIのHORIZON Pro4Kは、Android TV 10.0を搭載し、Google アシスタントにも対応したモデルです。最大で300インチにもなる大画面で、美しい4K映像を楽しめます。
明るさは2,200ルーメンに対応しており、日中の部屋でもくっきりとした映像を投影可能です。光センサーによる明るさ検知で、明るい場所でも暗い場所でも、適した見やすい映像にオート調整を行います。
自動補正機能とオートフォーカスで、面倒な操作がなく投影できる点も魅力です。Harman Kardonスピーカーを2基搭載しており、迫力のあるサウンド体験で臨場感もアップします。わずか6秒でスピーディーに起動できるので、ストレスフリーに使えますよ。
設置タイプ | 据え置き |
最大輝度 | 2,200ルーメン |
パネルタイプ | DLP |
アスペクト比 | ー |
パネル画素数 | 3840x2160 |
4K対応 | ◯ |
HDR対応 | ◯ |
短焦点 | ー |
Wi-Fi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ◯ |
幅×高さ×奥行き | 218.4x208.4x136.2 mm |
重量 | 2.9kg |
XGIMI Halo+
XGIMI Halo+は、3Dコンテンツも楽しめる3D対応のポータブルモデルです。ポータブルモデルの中では最高ランクの明るさである、900ANSIルーメンに対応しています。バッテリーは2時間駆動する59Wを搭載し、屋外での投影にも適しています。
Harman/Kardon社の5Wスピーカーで、Hi-Fi音質による幅広い音質体験と、最大200インチの投影サイズで、迫力ある大画面を味わえますよ。
オートフォーカスや台形補正など、4つの自動補正機能を備え、映像の乱れを抑えるフレーム補完技術で、動きが速いゲームプレイも快適です。OSはAndroid TV 10.0を搭載しています。
設置タイプ | ポータブル |
最大輝度 | 900ルーメン |
パネルタイプ | DLP |
アスペクト比 | ー |
パネル画素数 | 1920x1080 |
4K対応 | ー |
HDR対応 | ◯ |
短焦点 | ー |
Wi-Fi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ◯ |
幅×高さ×奥行き | 145x113.5x171.5 mm |
重量 | 1.6kg |
ANKER Nebula Vega Portable D2121N11
モバイルバッテリーで有名なAnkerからは、1回の充電で約3時間も連続再生ができるバッテリーを備えた、高いコストパフォーマンスを持つ「Nebula」シリーズが販売されています。
サイズは500ml缶よりも小さく、コンパクトで持ち運びやすいポータブルモデルです。プロジェクター本体にはフラップが付いていて、三脚を使わなくても最大13度まで投影角度を調整できます。
投影サイズは最大100インチで、天井への投影も可能です。Dolby Digital対応のスピーカーを搭載、高品質の音響を体験できます。「Android TV」を搭載しているので、Amazon Prime Video、Netflix、HuluなどのVODサービスや、YouTubeなどのオンラインコンテンツも手軽に視聴可能です。
設置タイプ | ポータブル |
最大輝度 | 500ルーメン |
パネルタイプ | DLP |
アスペクト比 | 16:9 |
パネル画素数 | 1920x1080 |
4K対応 | ー |
HDR対応 | ◯ |
短焦点 | ー |
Wi-Fi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ◯ |
幅×高さ×奥行き | 192x59x192mm |
重量 | 1.5kg |
投影距離:40inchワイド | 1.06 m |
投影距離:60inchワイド | 1.6 m |
投影距離:80inchワイド | 2.12 m |
投影距離:1000inchワイド | 2.66 m |
popIn Aladdin X2 Plus
Aladdin X2 Plusは、東大発のベンチャー企業「popIn(ポップイン)」の照明と一体型になったプロジェクターモデルです。シーリングライトにプロジェクターとスピーカーが内蔵された設計で、3in1を実現しています。
プロジェクターでの視聴時以外には、通常の照明としても使える便利な製品です。10,000通りの明るさと色から選べる充実した照明機能です。天吊りタイプは設置が難しそうに感じられますが、Aladdin X2 Plusは照明用の引っ掛けシーリングがあればすぐに設置できるので、賃貸住宅などにもおすすめです。
短焦点レンズが採用されているため、4畳の狭い部屋でも60インチまで投影可能。Android OS 9.0も内蔵しているので、VODサービスなどの動画コンテンツも簡単に視聴できます。
設置タイプ | 天吊り |
最大輝度 | 900 ルーメン |
パネルタイプ | DLP |
アスペクト比 | ー |
パネル画素数 | 1920x1080 |
4K対応 | ー |
HDR対応 | ー |
短焦点 | ◯ |
Wi-Fi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ー |
幅×高さ×奥行き | 476x145x476 mm |
重量 | 4.9 kg |
AREA SD-PJHD03 WH
AREA(エアリア)のSD-PJHD03 WHは、最大150インチまでの投影サイズを持つ、コンパクトなポータブルプロジェクターです。本体幅は約20センチと小さいながらも、2,500ルーメンの明るさで映像を美しく投影できます。
光を均等化させる特殊ガラスや補正ガラスを配列して、プロジェクターの本体内部で画像補正を行うことにより、投影レンズへ高画質な映像を伝達しています。
投影レンズには、3枚のガラスレンズに反射防止コーティングを施して映像を拡大。画質劣化を抑えているのも、高画質で投影できる仕組みです。効率的に排熱できるパーティション排熱構造を採用し、長寿命かつ安定性を高めています。
USBデバイスやHDMI入力に対応している他に、Wi-Fi接続によってスマートフォンやタブレット画面を投影することもできます。撮影した動画を視聴したり、写真をスライドして眺めたりと、ラフに楽しめるのが魅力のプロジェクターです。本体カラーは、ホワイトとブラックの2色から選べます。
設置タイプ | ポータブル |
最大輝度 | 2,500ルーメン |
パネルタイプ | ー |
アスペクト比 | ー |
パネル画素数 | 1280x720 |
4K対応 | ー |
HDR対応 | ー |
短焦点 | ー |
Wi-Fi | ◯ |
Bluetooth | ー |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ◯ |
幅×高さ×奥行き | 204x82x153 mm |
重量 | 950g |
BenQ X3100i
台湾に本社を構えるBenQ(ベンキュー)は、PC周辺機器の製造や販売を行うメーカーです。家庭用プロジェクター以外に、業務向けプロジェクターも取り扱っています。
3,300ANSIルーメンの高輝度と4K UHDの解像度を搭載し、臨場感溢れる3Dオーディオと髪の一本まで繊細に再現できる美しいグラフィックと色彩で、存分にゲームの世界観に浸れます。
専用ゲームモードは4種類。映像質感とサウンドにこだわった「RPGモード」、リアルな色味と音声にこだわった「スポーツゲームモード」、強調したディテールとサラウンドサウンドにこだわった「FPSモード」、リアリティのある映像とエンジンと路面の音を強調した「レーシングゲームモード」です。プレイするゲームジャンルに適したモードで、より高度なゲーム体験ができるでしょう。
設置タイプ | 据え置き |
最大輝度 | 3,300ルーメン |
パネルタイプ | DLP |
アスペクト比 | 16:9 |
パネル画素数 | 3840x2160 |
4K対応 | ◯ |
HDR対応 | ◯ |
短焦点 | |
Wi-Fi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ◯ |
幅×高さ×奥行き | 272x213x259.4 mm |
重量 | 6.6 kg |
投影距離:40inchワイド | ー |
投影距離:60inchワイド | 1.528~1.992 m |
投影距離:80inchワイド | 2.037~2.657 m |
投影距離:1000inchワイド | 2.546~3.321 m |
BenQ TK700
BenQ TK700は、スポーツ観戦やゲーミングに特化した4K対応プロジェクターモデルです。
100インチ以上の大画面でも約10億7000万色の色再現が発揮され、最高3,200ANSIルーメンの高輝度で、時間帯を問わずに快適な視聴が可能です。低遅延の応答速度ですばやい動きにも対応し、スピード感あふれる試合模様も集中して観戦できます。
肌や芝の色を美しく再現できる、サッカー観戦に最適な「フットボールモード」以外にも、「スポーツモード」「シネマモード」「ゲームモード」など、さまざまな映像コンテンツに適したモードが充実しています。
スピーカーには、ハリウッドスタジオでも使われる「CinemaMaster Audio Enhancer 技術」と「treVoloスピーカー」を搭載。迫力のあるサウンドで、スタジアムにいるような臨場感を表現。映像体験がより豊かなものになります。縦横の台形補正機能や1.3倍のズーム機能も搭載されているので、部屋の大きさに応じた投影も可能です。
設置タイプ | 据え置き |
最大輝度 | 3,200ルーメン |
パネルタイプ | DLP |
アスペクト比 | 16:9 |
パネル画素数 | 3840x2160 |
4K対応 | ◯ |
HDR対応 | ◯ |
短焦点 | ー |
Wi-Fi | ー |
Bluetooth | ー |
スピーカー搭載 | ◯ |
HDMI端子 | ◯ |
幅×高さ×奥行き | 312x110x246 mm |
重量 | 3.1 kg |
投影距離:40inchワイド | ー |
投影距離:60inchワイド | 1.497~1.939 m |
投影距離:80inchワイド | 1.996~2.586 m |
投影距離:1000inchワイド | 2.495~3.232 m |
テレビ代わりのプロジェクターの選び方
テレビ代わりにプロジェクターを使用するには、機能・性能面に注目して選びましょう。番組放送に適した画質・明るさを持った製品を使えば、視聴がもっと快適になります。
明るさで選ぶ
日中にプロジェクター投影する頻度が高い人は、明るい環境でも見やすい製品を選びましょう。明るさで選ぶには、プロジェクターの明るさを表す「ルーメン(lm)」という数値に注目します。
このルーメンの数値が高いほど、明るい環境下でもくっきりとした見やすい映像を投影できます。明るい室内環境では、3000ルーメン以上に対応したプロジェクターモデルをおすすめします。
ただし、ルーメンの数値が高いと消費電力も高くなるので、消費電力量が気になる人は最低でも800ルーメン以上のものを選ぶのがおすすめです。
解像度で選ぶ
近年のテレビ放送では、フルHDから4K、8K放送まで、高い解像度で番組が作られています。
HD | 1,280×720 |
フルHD | 1,920×1,080 |
4K | 3,840×2,160 |
プロジェクターをテレビ代わりに使う場合、最低でもHD以上の1,280×720画質のプロジェクターを選びましょう。低解像度のプロジェクターで投影すると、せっかくの映像が粗く映ってしまいます。
解像度が高いプロジェクターは価格も高くなりますが、HD・フルHDクラスは6万円台が価格相場です。10万円前後になれば、フルHDで贅沢なホームシアター空間を構築できます。
また、解像度に加えてアスペクト比も重要です。アスペクト比とは映像の「横:縦」の比率のことで、解像度により「4:3」「16:10」に分かれます。
プロジェクターへの入力信号は自動変換されますが、DVDやノートPCなどから投影する場合、アスペクト比16:10の製品だと、映像がきれいに投影されます。
投影距離で選ぶ
プロジェクターは、設置場所から投影場所までの距離で画面の大きさを変えられます。映像を大画面で楽しむには、プロジェクターの設置場所を遠ざけなければなりません。
ワンルームなどで部屋が狭いと、十分な投影距離を確保できずに映像画面が小さくなって残念に感じられますが、短い距離でも大画面映像を映せる「短焦点タイプ」のプロジェクターを選べば問題は解決します。
プロジェクターの一般的な投影可能サイズは、30インチ(縦61cm×横45cm)~300インチ(610cm×横450cm)です。短焦点タイプのプロジェクターは、一般的なプロジェクターの投影可能サイズと異なるので、製品の仕様表にある投影距離を確認しましょう。
投影方式で選ぶ
プロジェクターの投影方式は、「LCD方式」「DLP方式」「LCOS方式」の3種類に分かれます。
家庭用のプロジェクターではLCDの液晶方式が主流で、映像を美しく色鮮やかに投影できるのが特長です。小型のプロジェクターに多いDLP方式は、本体価格が安いメリットがあるものの、色の滲みや虹色のレインボーノイズが生じやすいです。
LCOS方式は上位モデルに搭載されている投影方式で、価格は高くなってしまいますが映像を高画質で楽しめます。
チューナーの有無で選ぶ
家で過ごす時間が増えて、プロジェクターのニーズが高まっている最近では、テレビチューナーが本体に搭載済みのモデルも多く販売され始めています。
プロジェクター自体にチューナーが入っていれば、わざわざテレビアンテナ端子やチューナー機器と接続する必要がなく、プロジェクター単体で番組放送を楽しめます。テレビ番組視聴がメインになりそうな人は、テレビチューナーが搭載されているプロジェクターを探してみてください。
プロジェクターをテレビ代わりに使用することもできる!
この記事では、テレビ代わりに使えるプロジェクターについて、実際に使用するメリットとデメリット、製品選びの際の注意点や選び方を解説してきました。
- テレビアンテナ端子やチューナーと繋げば、番組視聴が可能
- チューナー搭載のプロジェクター製品も登場している
- メリットは迫力の大画面映像を、家のどこでも視聴できること
- デメリットは明るい場所だと見づらく、視聴までに手間がかかる点
- 投影環境は基本的に暗いので、ながら見派には不向き
- 部屋の家具や持ち物を減らしてすっきりさせたい人にもおすすめ
テレビ視聴は夜の時間帯がメインの人や、VODサービスの頻度が高い人、番組や映画などを集中して見るタイプの人には、テレビ代わりにプロジェクターを使うのがおすすめです。
寝室の天井に投影できる投影場所の柔軟さや、テレビ本体や付属するテレビ台を持たずに済む省スペースさも魅力です。おうち時間を充実させるアイテムとして、プロジェクターで映像視聴をグレードアップさせてみてはいかがでしょうか。