ノートパソコンは持ち運びが簡単なので、カバンに入れっぱなしで収納する機会があまりないのではないでしょうか。
またデスクトップも作業をしたまま机に置いている場合、机が狭くなって作業がしにくくありませんか。
そんなパソコン収納にお困りの方に向けて、収納のコツとアイデア例を紹介します。パソコン収納を固定させて、作業効率UPや部屋の清潔感を保ちましょう。
この記事でわかること
- ノートパソコンやデスクトップパソコンの収納は、見せる収納か隠す収納かをまず考えよう
- ノートパソコンやデスクトップパソコンを収納するためのさまざまなアイテムや方法を紹介
- 専用家具類であれば15,000~50,000円程度、収納アイテムであれば3,000~10,000円程度で購入が可能
パソコンを収納するときのコツ
パソコンの収納を考える際には、あらかじめ考えておきたいポイントがあります。
具体的な方法を考える前に、方向性を検討してみましょう。
しっかり隠して収納したいのか、見える場所でありながらもインテリアの一部のように見せたいのかなどによっても、方法や使用する収納グッズも異なるでしょう。
隠す収納か見せる収納か考える
インテリアに影響したくないなら隠す収納、パソコンのデザインを活かしたいなら見せる収納がおすすめです。
隠す収納は収納道具の下にノートパソコンを隠したり、収納スペースにしまったりといった収納を指します。見せる収納の例は、常にパソコンを出しっぱなしにしている状態の収納方法です。
隠す収納のメリットは、インテリアの邪魔にならないこと。さらに来客時でも扉を閉めてしまえば、散らかった仕事部屋を見られる心配がありません。
ただ隠す収納は、ワンアクションでパソコン作業に取り掛かれなかったり、収納場所や収納道具、仕事部屋を作る手間がかかったりとデメリットもあります。
見せる収納はパソコンのデザインをインテリアの一部として使えるため、デザインを気に入っている人にちょうどいいでしょう。
またワンアクションで使えるため使用頻度が高い人に向いている収納方法です。ただ見せる収納なので、清潔感を保つ工夫が必要になります。
取り出しやすさを考える
パソコン収納を考える時は、使用頻度に応じて取り出すやすさを考えましょう。
取り出しにくい収納方法だと、それだけでモチベーションが下がったり、取り出すためにロスタイムが生まれたりと作業が思ったように進まないかもしれません。
特に毎日パソコンを使用する人は、常にデスク上に置いておく見せる収納や、すぐに取り出せる収納方法がよいでしょう。
インテリアの統一感を考える
見せる収納ではない場合でも、インテリアとの統一感を意識すると居心地がいい部屋づくりができます。
かわいい系のインテリアでまとめている部屋に、急にスタイリッシュなパソコン収納が登場したら異物感を感じるはず。
なんとなく居心地が悪くなったり、気持ちが落ち着かなくなったり、ザワザワする人もいるかもしれません。
例えば、クロスをパソコンに掛けたり、逆にパソコン周辺機器でインテリアの雰囲気をメカニックにまとめたりしてみるなどの方法があります。
デスクトップパソコンの収納アイデア
デスクトップパソコンの収納アイデアには、以下のような方法があり、それぞれ購入にあたっての費用の目安も以下の通りです。
- パソコンキャビネット:15,000~50,000円
- パソコンデスク:約10,000円
- PCワゴン:8,000~10,000円
- キーボードトレイ:3,000~4,000円
- CPUスタンド:約3,000円
それぞれ詳しく見ていきましょう。
パソコンキャビネットを置く
パソコンキャビネットはパソコン周辺機器もまとめて収納でき、扉を閉めれば片付いて見えるキャビネット型のデスクです。
メリット | ・PCを使わない時はスッキリ収納できる ・インテリアを邪魔しない |
デメリット | ・購入費用が高い ・場所を取る |
家具を購入することになるため、部屋が狭いなど、置く場所がない場合にはあまり向いていません。また費用を安く抑えたい場合にも、購入費用がネックになる可能性があります。
しかし、パソコン収納に特化している家具であることから、使い勝手もよく、見えないようにスッキリ収納できるのはメリット。生活がスタートしたばっかりの人や、インテリアを見直そうとしている人に向いています。
パソコンデスクを置く
パソコンデスクは名前の通り、パソコン作業に適したデスクです。作業スペースや仕事部屋を設けている場合には、作業しやすいパソコン用のデスクを用意すると、作業もしやすく収納の幅も広がるでしょう。
メリット | ・専用のPC作業スペースを作れる ・大き目のPCでも収納しやすい ・収納の選択肢が広く、自由にレイアウトできる |
デメリット | ・購入費用が高い ・場所を取る ・見せる収納になりがち |
パソコンデスクは、棚や引き出しが付属していたりと収納の幅が広く、ノートパソコンはもちろん、デスクトップパソコンなど大きいパソコンでもまとめて収納しやすいのがメリット。
さらに関連する道具やプリンターといった機器も一か所にまとめやすく、使い勝手のいい作業スペースを自由に作れるでしょう。
しかし大きい家具であることから、購入費用が一定に必要となる点はデメリット。また見せる収納になりがちで、パソコン類を普段は隠しておきたい人には向いていないかもしれません。
PCワゴンを活用する
PCワゴンは移動可能なパソコン収納です。プリンター等の周辺機器や書類なども一緒にまとめて移動できるため、掃除も楽です。
気分に合わせて場所を変えながら作業したい人におすすめです。
メリット | ・ワゴンごと移動しやすい ・関連する道具もまとめて収納できる ・家具としては比較的安く変える |
デメリット | ・隠す収納が難しい ・収納するものに合わせて商品選びをする必要がある ・収納したい機器が多いとおさまらない可能性がある |
家具でありながら、デスクやキャビネットに比べて安価に購入でき、比較的省スペースでおさまるのがメリット。移動もしやすいので、リビングスペースで作業をする人でも、来客時などには別の部屋に移動させることができるのも便利です。
さまざまな機器をまとめて収納しやすいPCワゴンですが、収納したい機器や道具が増えると1台でおさまらない可能性もあります。
あらかじめ何を収納するのか、サイズは合っているのか、などを入念に確認しておかなければ、うまく収納しきれない恐れがあります。
ワゴンにはさまざまな大きさや仕様があり、高さや収納の幅を調整できるものもあるため、ニーズに合わせて探せば、自分の使い勝手に合ったものが見つかるかもしれません。
キーボードトレイを設置する
キーボードトレイは、デスクに後付けして、キーボードを隠せる収納ツールです。デスクを広々と使いたい人に便利です。
また使わない時はデスク下に閉まっておけるので、清潔感を保ちたい人にも良いでしょう。
メリット | ・安く購入できる ・デスクを広く使用できる |
デメリット | ・サイズが合わないと不便 ・製品によっては不安定 ・設置箇所がごちゃついた印象になる |
デスクがあれば、キーボードトレイ自体は安く購入できるので、手軽に収納を増やす良い方法です。また、デスク周りを広く使えるようになるので、デスクが小さいと悩む人にもおすすめです。
クランプなどで後付けするので、安定感を重要視して商品を選ぶ必要があるでしょう。安定性に欠ける製品を選んだり、設置がうまくいっていなかったりすると、作業が不便になり、外れる危険もあります。
またキーボードのサイズやマウスの可動域を考慮して、それに見合うサイズのものを選ばなければ、むしろ作業しづらくなってしまいます。
どうしても”設置している”感が出てしまうので、スッキリさやインテリアの美しさを求める人には不向きかもしれません。
CPUスタンドを使う
CPUスタンドは、デスクトップ用CPUを浮かせて収納できます。キャスター付きで、机の下に隠しておけるので床掃除も簡単です。
メリット | ・安く購入できる ・移動できるので掃除が楽 ・隠す収納ができる |
デメリット | ・CPU以外の収納はできない |
価格は、数千円程度と安く、手軽に購入できるでしょう。見えない位置に入れておくことができ、レイアウトが変わっても移動しやすいのもメリットです。
CPUスタンドは、デスクトップ用のCPUだけの収納アイテムなので、ディスプレイやプリンターなどその他の機器については、一緒に収納することはできません。
収納の一部として活用するにとどまるアイテムなので、全体的にどうやって収納するのかは別で考える必要があり、場合によっては追加で収納アイテムを増やさなくてはなりません。
ノートパソコンの収納アイデア
ノートパソコンの収納方法とかかる費用の目安は、以下の通りです。
- 立てかけ式ノートパソコンスタンド:約2,500円
- PCバック:500円~5,000円
- ボックス:100円~600円
ノートパソコンは持ち運びが簡単な分、作業をしたまま放置してしまう人も多いのではないでしょうか。
ノートパソコンの収納場所を固定すれば忘れ物を減らせたり、部屋が片づいたりと一石二鳥以上のメリットがあります。1つずつ見ていきましょう。
立てかけ式ノートパソコンスタンドを使う
ノートパソコンを使わないときは垂直に立てられるスタンドなら、狭い作業スペースでも効率的に使えます。
タブレットとPCなど、2つ収納できるスタンドもあり、ガジェット系をまとめて片付けることが可能です。しまいやすく取り出しやすく、使い勝手もいいので、ストレスになることもないでしょう。
PCバッグに入れる
ノートパソコンバッグは持ち運びが便利なので、外出用に持っているという人もいるのではないでしょうか。
価格も比較的リーズナブルで、外の衝撃からパソコンを守れます。また充電コードやメモ、ペンをまとめておけるバッグもあるので、外でノートパソコンを使う人におすすめです。
最近では100均でも購入できたり、女性もファッション感覚で持てるおしゃれなデザインのバックもあったりと、価格やデザインもさまざま。
外出時にサッと持ち出せるのはもちろん、自宅に置いてもスッキリまとまり、クローゼットなどにしまっておくことも可能です。
◆レディース向けパソコンカバンのおすすめ製品は以下の記事で紹介しています。
ボックスにまとめる
無印良品や100均で売られているファイルボックスに収納する方法が、最近流行っています。
シンプルなデザインでスッキリと収納できるので、インテリアにも溶け込みやすいです。またパソコン収納用品の中で、最安値の100円から手に入るので挑戦しやすいでしょう。
ファイルボックスであれば、本棚やカラーボックスなどの収納家具の中にもきれいに収まりやすいのもポイント。
関連する道具や書類などとまとめて収納しておくと便利。書斎など決まった作業スペースをすっきり片付けられるだけでなく、リビングなどの一角にまとめて収納しておき、必要なときに取り出すこともできるでしょう。
DIYでスタンドを作る
自分の住まいにぴったり合う収納グッズが見当たらない場合には、自分で作ってしまうのも一つの手です。事例で、DIYアイデアを紹介していきましょう。
出典:RoomClip
家にあるものを使ってパソコン収納をしている人も多いです。例えば、100均の金網とフックを使ってDIYしたPC収納。吊り下げ式の収納で、壁のデッドスペースを有効活用できています。
100均のアイテムで自作するという低コストで実現できるアイデア。お金をかけたくない人は、まず100均アイテムで何ができるか考えてみるのも良いでしょう。
出典:RoomClip
本棚の隙間にスライドレールを取り付けたパイン材で棚を増設したDIY事例。たっと6㎝の隙間も有効活用できるだけでなく、目隠しもスライドを仕舞うだけで簡単です。
強力粘着テープとスライドレール、パイン材は100均や工務店ですぐに入手できるはずなので、誰でもチャレンジできそうです。
出典:RoomClip
木箱にぴったり収まっているノートパソコン。ノートパソコン収納と聞くと、クッション性のある素材の収納バックに納めるのが一般的です。
木箱の新鮮味溢れる収納ケースはなんとほこり保護も出来るだけでなく、インテリアにも調和してくれます。DIY初心者でも比較的簡単な作業で作れるので、手始めにもちょうどいいでしょう。
ノートパソコン・デスクトップPCの収納方法を考えてみよう
一口にパソコンの収納といっても、その方法は人それぞれ。住まう住居の環境や、どのようなパソコンを使用しているか、またどれくらいの頻度でパソコンを使うのかによっても、適した収納方法は異なります。
また、見せる収納をするか、隠す収納をするかも、ポイント。書斎などがある場合には、あえて見せる収納をしながら、やる気が上がるようなかっこいい作業スペースを作るのもよいでしょう。
反対にお部屋が狭い場合やリビングで作業をする場合には、使わないときにはクローゼットや収納家具にしっかりおさめる見えない収納方法がよいでしょう。
パソコンをしまうための収納グッズはさまざまあります。自身の方法や予算に合わせて、検討してみましょう。
またDIYが得意な人は、自分のパソコンや関連道具にぴったり合う収納グッズを自作するのも手です。
日々使うパソコンの収納はおしゃれさだけでなく、使い勝手も重要。本記事を参考に、使いやすいパソコンの収納方法を考えてみましょう。