マットレスの干し方は?正しい干し方や便利なお手入れ道具を紹介

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マットレスは通常の布団より重量がかなりあるため、干すことも一苦労です。しかし寝具は皮脂汚れ、寝汗などが原因で湿気過多になりやすく、カビやダニが繁殖しやすいものです。寝具はお手入れをしないと不衛生になり、それが健康被害にもつながってしまうかもしれません。

マットレスは、多くの場合、熱に弱いという性質があるため、基本的に日陰で風を通して乾燥させることが推奨されています。しかしマットレスは重たくて大きいので、干すのも一苦労。便利なお手入れ道具なども活用しながら、清潔な状態を保つようにしましょう。

今回の記事では、マットレスの正しい干し方や干す頻度、マットレスを清潔に保つための便利な道具などを紹介していきます。正しいマットレスのケア方法を理解し、衛生的なマットレスを保つことで、快適な睡眠環境を整えましょう。

マットレスは干すべき?

寝具は定期的に干さないと、カビやダニの温床になり得ます。サイズの大きいマットレスはお手入れが大変ですが、定期的に干すなどして、ケアしなくてはなりません。頻繁にマットレスを干すことは難しくても、カバーを定期的に取り換えて、洗浄することでも、十分お手入れが可能です。

マットレスを干さなければ、どのような事態が起こってしまうのでしょうか。

ダニやカビが発生してしまう

マットレスも定期的に干すなどの手入れをしなければ、他の寝具と同様にダニやカビが発生してしまいます。カビは、だいたい室温が20℃~30℃の温度、湿度70%の環境下で増殖すると言われています。マットレスであっても布団であっても、寝汗などでカビが生えやすいのは同条件と言えるでしょう。

マットレスに寝汗が染み込むと湿気がたまり、ダニやカビが発生・増殖すると人体に影響を与えかねません。気管支にもダメージが及んでしまうこともあるため、早めに対策をとっていきましょう。

マットレスの劣化が早まる

マットレスは目に見えない部分で経年劣化が進んでいます。購入時より柔らかく弾力が少なくなることが、寿命が近づいているサインであると言えます。 マットレスの劣化は、スプリングタイプより高反発ウレタンタイプに起こりやすい現象です。

さらにマットレスは、湿気や水分に弱いという性質があるため、適度に干して乾かさないと劣化を早めるリスクがあります。特にウレタンマットレスは湿気による影響が出やすく、傷みによって形が変形してしまうこともあります。

マットレスの形が変形してしまうと、睡眠中の態勢が不便になり、健康にも影響が出かねません。マットレスを置いてある部屋も風を通し、さらに適度に干すことを心がけて、湿気から守ることが劣化を遅らせるポイントです。

マットレスを干す適切な頻度

マットレスを干す適切な頻度は、素材によって異なります。ウレタン素材は、湿気に弱いので3日に一度は干すようにしましょう。

ボンネルコイルやポケット素材の場合は、2週間に一度くらいの頻度がおすすめです。ただし、素材によっては重くて移動させたり立てかけたりするのが大変なものもありますよね。その際は、雑誌を重ねたものや大きくしっかりした箱のようなものでマットレスを浮かせましょう。そしてその隙間から風を送り込むだけでも、ある程度乾燥できます。

マットレスを干すのは乾燥させるためであり、湿気を逃がすためです。しかし、マットレスは大きく、干すのも重労働になるので、頻度を下げたい場合には、普段からマットレスの上にベッドパットを敷いておくことも一つの手です。

毎晩の寝汗や湿気をシーツとベッドパットで吸湿してくれるので、マットレスへの影響を軽減してくれる役割を果たします。シーツとベッドマットはすぐに洗えるので3日に一度のペースで洗うことをおすすめします。

マットレスの正しい干し方

マットレスを干す際には、適切な干し方を意識することが重要です。誤った干し方をしてしまうと、マットレスが劣化してしまったり、十分に乾燥できず、不衛生になってしまったり、逆効果になることもあります。

正しいケア方法を理解して、定期的にお手入れをおこないましょう。

カバーがあれば外す

マットレスにカバーがあるのであれば必ず外してから干すようにしましょう。カバーを外して干すことで中材を効果的に乾燥できます。側生地は目には見えませんが、フケなどの皮脂汚れやほこりなどが付着しているので、洗濯機で単独で洗うことがおすすめです。

マットレスに普段からカバーをしていることで、皮脂や汗を吸収してくれるので、マットレスの汚れ防止にもつながります。マットレスの湿度が上がりにくく、カビやダニの発生も避けられるため、マットレスカバーを使用することは衛生上とても有効です。

しかしそのカバーを洗わず不衛生にしていると、カバー自体の湿気でカビやダニの発生につながり、マットレスにもそれが移ってしまいます。洗いにくいマットレスをなるべく汚さないためにも、3、4日に一度カバーを洗濯するようにしましょう。

風通しのいい場所で陰干しする

マットレスは天日干しではなく、風通しの良い場所に運んで、陰干しするのが基本です。多くのマットレスは、熱や湿気に弱い性質を持っており、天日干しによって劣化してしまう恐れがあります。

風通しの良い日陰に立てかけて陰干しするか、日陰で扇風機を当てるなどして乾燥させましょう。陰干しをするなら、湿気の少ない時期にできるだけ長時間干すことがおすすめです。

外の日陰に置けない場合には、風通しのが良く、日に当たりにくい室内で干すことも有効です。扇風機やサーキュレーターを使用して、空気の循環を良くすることで、十分に乾燥させることができます。

壁に立てかけて扇風機に当てる

マットレスを乾燥させるときには、基本的に壁に立てかけましょう。普段床や壁に接している面にも、十分に風を通すことが重要です。通常通り、底面が下になっていると、十分な乾燥ができず、カビやダニが発生する原因にもなります。普段なかなか風を通せない面を開放して、空気に触れさせるよう意識しましょう。

もしスペースがなくて完全に立たせることができなければ、低めのテーブルに立てかけたり、すのこに乗せたりすることでも、底面に空間を作れるのでおすすめです。さらにそこに扇風機を当てることで、より効率的に乾燥させることが可能です。

天日干しをしない

マットレスは、基本的に天日干しをしてはいけません。素材によって日陰で乾かす、扇風機を当てるなど、適したお手入れ方法が異なる場合もあるため、まずはマットレスの素材を一度確認してから、お手入れをおこないましょう。

マットレスは基本的に熱に弱い性質があります。ウレタン、ファイバー、ラテックスの素材などは天日干しをせず、窓の近くなどなるべく風通しの良い場所において日陰で乾燥させるようにしましょう。

もしマットレスの取り扱い説明に天日干しがOKと記載があっても1~2時間程度の短い時間に留め、なるべく早く片付けましょう。熱に当たる時間が長ければ長いほど劣化につながるので注意してください。

マットレスのお手入れに便利な道具

マットレスを干すのは2週間に一度だとしても、日ごろからなるべくきれいな状態をキープしておきたいもの。日ごろから衛生的な状態を保つためには、マットレスをなるべく乾燥させることが重要です。

この乾燥させた状態をサポートしてくれる便利グッズがあります。日頃からこのような便利グッズや家電を活用しながら、マットレスのケアをおこなうのがよいでしょう。

布団用除湿シート

マットレスの上に、除湿用シートを敷いておくことで、日頃の寝汗といった湿気を吸収してくれます。一枚のシートになっているため、お手入れも簡単。比較的安価で手軽にマットレスをケアできるので、どんなご家庭にもおすすめです。

西川の除湿シートはシリカゲル入りで、湿気をみるみる吸収してくれるので、マットの上だけでなくクローゼットやタンスなどでも利用できる優れものです。

  • 消臭力:シリカゲルの消臭効果で寝具の汗のにおいや皮脂の臭いなども吸収
  • 簡単お手入れ:交換が必要な時期に色が変わることで知らせてくれる吸湿センターがついているのでお手入れ時期がわかりやすい
  • 繰り返しの使用可能:センサーの色が変わったら天日干しし、しっかり乾燥すれば繰り返し使えるので無駄がない

タンスなどでも使えるように掛けられるハンガー付きで、どこでも使える無駄のない除湿シートです。

シリカゲル入りなのはもちろん、さらには竹炭が含まれており、脱臭効果にも非常に優れています。干すタイミングがわかりやすいセンサーも付いており、繰り返し使用が可能。使い勝手も良く、機能も高い除湿シートです。

  • 手軽に使える:布団の下、マットの下に一枚引くだけで湿気と匂いが取れる
  • 消臭効果が強い:竹炭配合でシリカゲルのみのシートよりもさらに高い消臭効果

竹炭とシリカゲルの効果で、臭いも湿気も同時に対策できます。金額も比較的安価で、湿気の気になる場所どこにでも使える便利なシートです。

布団乾燥機

布団に特化した乾燥機を使用することで、効率的に寝具の湿気を取り除き、衛生的な状態を保つことができます。短時間で温風を布団にいき渡らせ、ダニを死滅させてくれる便利な家電です。また寝具をあたためたり、ふわっと心地よい肌触りに整えられたりといった、布団乾燥機ならではのメリットもあります。お手入れだけでなく、より快適な寝具に整えたい家庭におすすめです。

アイリスオーヤマの布団乾燥機は、従来製品の機能をさらにパワーアップ。パワーが強化されたことはもちろん、立体フラップの部分が長くなっており、使い勝手も改善されています。

  • ハイパワー:DCブラシレスモーターを採用したことでハイパワーに進化し、1回80分でダニの死滅が可能。
  • 長い左右の立体フラップ:長いフラップによりふとんの隅々まで温風が届く
  • ターボモード搭載:風量がアップし、乾燥時間最短3分半のスピード暖めが可能

しっかりと乾燥させてくれる夏モードや、乾燥と同時に布団のあたためもおこなってくれる冬モードなど、季節やシーンに合わせた4つのモードが搭載されています。

シャープの布団乾燥機プラズマクラスター7000は、シャープならではのプラズマクラスターの力と温風の力のダブルパワーで、大きなサイズの布団でもダニ対策ができると評判です。

  • においブロック:布団や洗えない枕などのにおいを消臭
  • Wダニ対策:温風によりふとんをあたためて乾燥させるダニ対策とプラズマクラスターでダニのフンや死がいといった付着アレル物質の作用を抑制
  • マルチな使い勝手:布団乾燥以外にも、消臭や空気清浄など一年中使用できる多彩なモードを搭載

大きなマットレスでもダブルのパワーでダニを退治してくれる優れもの。その他にも部屋干しやくつの消臭・乾燥などにも活用できる点も大きなメリットです。「布団乾燥の用途だけでは、なんだかもったいない」と感じる人にもおすすめです。

布団クリーナー

布団専用のクリーナーは、吸引力も高く、細かなダニや毛などもしっかり吸収し、効率的に寝具のお手入れができます。さらにUVで除菌までできるものも。ササッと定期的にお手入れができ、クリーンな睡眠環境をいつでも簡単に整えられます。

布団クリーナーといえば「レイコップ」。高性能な吸引機能とUVで、寝具を隅々までしっかりケアできます。温風機能を用いてダニが繁殖しづらい清潔な寝具環境を整えることが可能です。

  • 温風機能搭載:約60c°の温風、 ドライエアブロー搭載
  • 99%除菌:「UV」+「たたき」+「吸引」で99.9%の除菌とウイルス除去が可能
  • アクティブパンチブラシ:毎分28,800回のたたき回数でハウスダスト除去


従来品からさらに進化し、 約35%の軽量化を実現しています。温風機能で寝具の湿度を取り除き、 細かなハウスダストもしっかり吸引してくれる高機能な優れものです。

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最も多くのハウスダストを取り除く布団クリーナーといわれているのが、ダイソンの布団クリーナーです。強力な吸引力で寝具のダニもしっかり吸い込んでくれます。

  • 強力な吸引力:特許技術のダイソンデジタルモーターV7は、毎分最大110,000回転する吸引力
  • 豊富なツールの付属:6つの付属ツールがあるので家中の様々な場所の掃除が可能

従来のモデルより充電継続時間が長くなり、運転音も低減されてさらに使いやすくなったモデルです。

定期的にマットレスを干して衛生的に使用しよう

マットレスは布団などの寝具よりも、かなり重たいので干すのも大変ではありますが、定期的にケアをしなければ、湿気によりカビやダニの温床となり、人体に健康被害をもたらす危険性があります。また、マットレス自体の劣化も早まってしまうでしょう。湿気がたまるとすぐにダニやカビの発生・増殖に繋がるだけでなく、素材によっては形が変形してしまうこともあり得ます。

マットレスを干す際は、天日干しを避け、日陰に立てて扇風機を当てるなどの乾かし方がよいでしょう。布団乾燥機などを活用しながら乾かすこともできます。

さらに日頃から除菌シートを敷いたり、布団クリーナーでお手入れをしたりすることで、頻繁にマットレスを干さなくても衛生的な状態を保ちやすくなります。このような便利なグッズも活用しながらマットレスをケアすることがおすすめです。衛生的な寝具で快適な睡眠、健康な毎日を送れるよう、マットレスは定期的にお手入れをおこないましょう。

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