毎日の快適な睡眠は、健康や生活にとって欠かせません。中でもマットレスの厚さは、睡眠の質に大きく影響を与えます。マットレスの厚さは幅広く、8センチから30センチ程度までさまざまな種類が市場に存在しています。
厚みの違いによって、寝心地や体への支え具合も異なるため、自分に合ったマットレスを選ぶことが重要です。では、一体どのくらいの厚さが理想的なのでしょうか。マットレス選びで重要なポイントは、自分の寝姿勢や体のサイズに合ったものを選ぶことです。
この記事では、マットレスの厚さの平均や理想の厚み、さらにおすすめの製品をご紹介しています。ぜひこの記事を参考にして、理想的なマットレスを見つけてください。一緒にリラックスした眠りを手に入れるためのヒントを探っていきましょう。
マットレスの厚みとその違い
マットレスの厚みは素材によって異なります。一般的なマットレスの素材にはスプリング、ウレタン、低反発、高反発などがあります。スプリングは弾力性が高く、通気性も良いので、厚みがあるほど快適さが増しますが、厚すぎると重くなって移動や掃除に不便です。
ウレタンは軽くて柔らかいので薄めでも寝心地が良いですが、薄すぎると沈み込みやすく、体圧分散やサポート力が低下してしまいます。低反発素材は、形状が変わってフィット感が高いのですが、温度変化に弱く冬は硬くなりやすいデメリットがあります。
高反発は低反発よりも弾力性が高く沈み込みにくいので、厚みが少なくても快適ですが、高すぎると寝返りがしにくくなってしまいます。
ベッドフレームに敷く場合は、フレームの高さや構造に合わせて厚みを選びます。床に敷く場合は、薄すぎると床の冷たさや底付き感が出てしまうので、厚めのものを選ぶのがおすすめです。
各素材における平均的・理想的なマットレスの厚さ
マットレスを買い替えたいけど、理想的なマットレスの厚さってどのくらい？
自分の好みの厚さが分からないから、平均的な厚みの目安も知りたいな。
一般的なマットレス素材から、ウレタン・ファイバー・コイルマットレスの厚みについて紹介します。
ウレタンには低反発や高反発などの種類がありますが、平均的な厚さは約10センチです。柔らかくて体にフィットしやすいので、厚さが薄くても快適に眠れます。厚さが薄すぎると、床の硬さを感じたり寝返りがしにくくなったりする場合があるので、理想的な厚さは12センチ以上です。
ファイバーは、綿やポリエステルなどの繊維で作られたマットレスです。平均的な厚さは約15センチで、通気性や保温性に優れているため、一年中快適に眠れます。理想的な厚さは18センチ以下だと言われています。
金属のばねで作られたコイルマットレスは、平均的な厚さは約20センチです。弾力性や耐久性に優れており、体重や姿勢に応じて適切な支持力でサポートします。厚さが薄すぎるとコイルの感触が気になったり、体圧分散が悪くなったりする場合があるため、理想的な厚さは22センチ以上です。
マットレスの厚みの種類と特長
マットレスの厚みは、寝具選びにおいて重要な要素であり、快適な睡眠環境を作り出すうえで大きな影響を与えます。それぞれの厚みにはメリットやデメリットがあり、個々に合った適切な選択が必要です。
薄いマットレスの特長は、コンパクトで取り扱いが容易で、価格が比較的安価な場合が多く、予算を抑えたい方にも適しています。しかし腰痛や体圧分散の問題が生じる可能性があります。
厚めのマットレスは、その厚みにより優れたサポート性と体圧分散性があります。背骨の自然なカーブを保つので横向き寝の方にも適していて、耐久性が高く長期間使用できます。
厚さ3～5センチ（マットレストッパー）
マットレストッパーとは、既存のマットレスの上に敷く薄いマットレスのことで、柔らかさや保温性などを調整する目的で使われます。厚みは一般的に3～5センチ程度です。
マットレストッパーは種類や素材が豊富で、好みに合わせて選べます。価格が安いため購入しやすく、寝心地や快適さを手軽に向上さられるのもメリットです。洗濯や交換がしやすいのでアレルギーやダニ対策としても有効で、既存のマットレスの寿命も延ばせます。軽量で持ち運びや収納がしやすいのもおすすめポイントです。
デメリットとしては、厚みが薄いためマットレストッパー1枚では十分なクッション性やサポート力が得られない点が挙げられます。また、既存のマットレスとサイズが合っていないと、ズレや隙間が生じて十分なサポート力を発揮できません。
【マットレストッパーがおすすめな人】
- 寝心地を向上させたい
- 既存のマットレスに組み合わせて使いたい
- 体圧分散や保温性などの機能性を求める
- マットレスの寿命を延ばしたい
- アレルギー対策や清潔さを重視する
- 予算に合わせて選びたい
厚さ5～10センチ
厚さが5センチ以下のマットレスは、薄型マットレスと呼ばれます。このタイプはコンパクトで軽量なので、収納や持ち運びがしやすいメリットがあります。床に近い寝姿勢を好む人にとっては、硬めで安定感のある寝心地で快適です。
デメリットとしては、体圧分散やクッション性が低いため、体に負担がかかりやすい点が挙げられます。特に横向き寝や仰向け寝をする人には、肩や腰などの圧迫部分に痛みを感じる可能性が高くなってしまうのです。
【厚さ5～10センチのマットレスがおすすめな人】
- 軽量で持ち運びやすいマットレスを探している
- 硬めの寝心地が好き
- 体圧分散や保温性にこだわらない
- 一時的に使用する予定
- 予算が限られている
厚さ10～19センチ
暑さが10～19センチのマットレスは、体圧分散や姿勢保持にも優れています。薄すぎず厚すぎないバランスが取れており、寝心地や耐久性が高いです。厚さ10～19センチのマットレスは体の凹凸に合わせて沈み込み、背骨や骨盤の位置が正しく保たれ、筋肉や神経の緊張が緩和されます。
ポケットコイルやボンネルコイルなどの素材を使っている場合は、体にフィットして適度な弾力性や通気性があります。重量があるため持ち運びや収納がしにくく、価格がやや高いというデメリットがあります。
【厚さ10～19センチのマットレスがおすすめな人】
- 背中や腰に痛みを感じる
- 寝返りが多い
- マットレスに弾力性や反発力を求める
- 引っ越し頻度が多い
厚さ20～29センチ
厚みは25～29センチのマットレスは、厚型と呼ばれることが多く、ポケットコイルやボンネルコイルなどの素材が使われます。クッション性や耐久性に特に優れており、寝心地が柔らかく快適です。厚型なので床に直接敷いて使えるメリットもあります。
体重が重い人は、薄いマットレスだと沈み込みすぎて快適さが損なわれるので、体重が重い人にも適しています。一方のデメリットとしては、重量が重くて持ち運びや収納がしにくいという点です。通気性が低く、湿気や汗でカビやダニが発生しやすいという問題もあります。
【厚さ20～29センチのマットレスがおすすめな人】
- 体重が重い、寝返りが多い
- 姿勢が悪い人や腰痛を持っている
- 冷え性や関節痛などの体調に悩んでいる
- 中硬度から高硬度のしっかりとした寝心地が欲しい
厚さ30センチ以上
厚さ30センチ以上のマットレスは、低反発や高反発などの素材を組み合わせたり、コイルやエアーなどの構造を採用したりと複数の層から構成されています。これにより、柔らかさや硬さ、通気性や耐久性などの機能を調整しているのです。
体重が重い人や体型が大きい人でも体をしっかりと支えられるため、沈み込みすぎず快適に眠れます。厚みがあることで耐久性が高くなり、長期的に使用できるメリットもあります。層ごとに交換やクリーニングができる製品や、保証期間やアフターサービスも充実の内容です。
デメリットは、高品質な素材や構造を使用しているために価格が高いことです。安価なマットレスと比べると、数万円から数十万円もの差が出ることがあります。サイズも大きく重量も重いため、送料や設置費用もかかります。
【厚さ30センチ以上のマットレスがおすすめな人】
- 体に負担をかけたくない
- 体重が重い
- 冬場に寒くて寝つきが悪い
- 腰痛や肩こりなどの慢性症状を持っている
- 充実した保証やアフターサービスが欲しい
- 寝室をラグジュアリーな雰囲気にしたい
自分に向いているマットレスの厚さの選び方
自分に向いているマットレスの厚さを選ぶには、体のサイズや寝姿勢に合わせた適切な厚みを見つけることがポイントです。
マットレスの素材にはさまざまなものがありますが、素材によって硬さや耐久性などが異なります。硬めの寝心地が好きな方もいれば、柔らかめが好きな方もいますので、自分の好みの硬さ・柔らかさによって素材を選ぶのもいいでしょう。
マットレスの厚さ選びは、最終的には自分の体との相性と好みですが、厚みを選ぶ指針となる項目がいくつかあります。以下を参考に、自分に合うマットレスを選んでみてください。
マットレスの素材
自分に合ったマットレスの厚さを選ぶには、素材にも考慮しましょう。マットレスの素材には、以下のような種類があります。
スプリング
金属製のスプリングが入っているマットレスで、弾力性や通気性が高いです。寝返りや動きによって音が出ることもあります。スプリングマットレスの厚さは、一般的に15センチから30センチ程度です。
ポケットコイル
個々のコイルが独立して動くマットレスで、体圧分散や耐久性が高いです。ポケットコイルマットレスの厚さは、一般的に20センチから40センチ程度で、コイルの数や硬さによって変わりますが、厚すぎると重くなり、薄すぎるとコイルが感じられます。
メモリーフォーム
体温や体圧に反応して形を変えるマットレスで、フィット感や保温性が高いですが、通気性が低く暑く感じることもあります。反発力が低いため、寝返りや起き上がりに苦労することもあります。厚さは一般的に5センチから15センチ程度で、薄すぎると効果が感じられず、厚すぎると沈み込みすぎます。
ラテックス
天然または合成のラテックスで作られたマットレスで、弾力性や通気性が高いです。抗菌や防ダニなどの効果もありますが、重量が重く価格も高価です。ラテックスマットレスの厚さは、一般的に10センチから20センチ程度です。
寝心地による好み
マットレスの寝心地は、人によって好みが異なります。まずは自分の寝姿勢を知ることが大切です。寝姿勢はマットレスの硬さや柔らかさに影響します。仰向けや横向きで寝る人は、身体の曲線に沿って支えてくれる柔らかいマットレスがおすすめです。
柔らかいマットレスは、腰や肩などの圧迫感を和らげてくれます。うつ伏せで寝る人には、身体が沈み込みすぎない硬めのマットレスがおすすめです。背骨や首の位置を正しく保ってくれます。
使用用途や使用方法
マットレスは基本的にベッドフレームに置いて使用するのが前提ですが、中にはロフトなどの高さの都合から床に直置きをして使用する人もいるかと思います。
マットレスを床に直接敷いて使いたい場合には、床は硬くて冷たいので、厚めのマットレスを選んだほうが良いでしょう。最低でも10センチ以上のマットレスがおすすめです。
ベッドフレームやボックススプリングに敷く場合は、厚さ5～10センチの厚さでも問題なく使えるでしょう。二段ベッドやロフトベッドに敷く場合は高さが限られているので、マットレスの厚さは厚さ5～10センチ程度の薄型を選ぶのがおすすめです。
耐久年数・使用年数
マットレスの耐久年数や使用年数は、一般的にマットレスの厚さが薄いほど、耐久年数が短くなります。薄いマットレスは体重や寝返りによる圧力に弱く、劣化しやすいからです。逆に、厚いマットレスは耐久年数が長くなりますが、重くて持ち運びや掃除が大変です。
使用年数が長くなるとマットレスの表面が凹んだり硬くなったりするので、一般的には5年から10年程度で新しいマットレスに交換することが推奨されています。
ラテックス素材の高級マットレスは耐久性に優れているので10年以上使用しても快適な状態で使い続けられることがあります。
7～15センチ｜マットレスの厚さ別おすすめのメーカー
マットレスの厚さは、自分の体型や好みに合わせて最適な厚さを見つけるのが大切です。ここからは、マットレスの厚さ別におすすめのメーカーや商品を紹介します。まずは一般的な厚みである、厚さ7～15センチのマットレス製品からおすすめのものをご紹介しましょう。
厚さ7～15センチのマットレスは、どのメーカーも軽量かつコンパクトなデザインにこだわりながら、十分な寝心地を追求しています。シンプルながらも高品質な製品が多いので、一人暮らしやコンパクトな寝室でも快適です。
西川Air（ウレタン）
日本の老舗寝具メーカーである西川が開発した西川Airのマットレスは、高密度のウレタンフォームを使用しており、体圧分散や通気性に優れています。マットレスの硬さや高さを自由に調整できる空気圧調整機能では、空気圧を上げると硬くなり、下げると柔らかくなります。
頭部や腰部など、個人の好みや体型に合わせてマットレスの一部分だけを調整することも可能です。マットレスの表面には、空気を通す微細な穴がたくさん開いています。これにより内部の空気が循環して、湿気や熱を逃がしやすくします。また、保温性の高い素材が採用され、冬は暖かく夏は涼しく寝られます。
マットレスの素材は摩擦や圧力に強く、長く使っても劣化しにくいです。抗菌・防臭・防ダニ・防カビなどの加工が施されていて、衛生面でも安心です。
モットン（高反発）
モットンは、日本人の腰にあわせて作られたマットレスです。自然な寝返りをサポートするための体圧分散力と反発力に優れています。累計販売数は10万個超を超えており、腰痛で悩んでいる人にはぜひ試してほしいマットレスです。
各体重別に体圧分散測定を行なったデータに基づき、ソフト（140N）、レギュラー（170N）ハード（280N）の3種類の硬さのマットレスが展開されています。ソフトは45kg以下の人に、レギュラーは46kg～80㎏の人に、ハードは81㎏以上の人におすすめの硬さで、それぞれ体重別に適した指針が打ち出されています。
モットンは日本国内で製造されているため、品質管理も徹底されている安心・安全の国内メーカーである点もおすすめポイントです。
15～20センチ｜マットレスの厚さ別おすすめのメーカー
厚みが15～20センチのマットレスは薄めでコンパクトなので、収納や移動がしやすいというメリットがあります。一般的に低反発や高反発の素材が多く使われており、寝心地が柔らかく身体にフィットするのが特徴です。
素材や形状によっては持ち運びやすいため、陰干しなどのお手入れもしやすく、力の弱い人でも扱える重量です。しかし、同じ厚さでもメーカーによって品質や価格が異なります。まずは15～20センチの厚さから、おすすめのマットレスメーカーをご紹介しましょう。
エアウィーブ（ファイバー）
エアウィーブは、エアファイバーという極細繊維を空気を編むようにして織りなす独自の高密度ファイバーを使用したマットレスが人気です。通気性や耐久性に優れ、蒸れにくく、眠りを妨げないのが魅力です。
体圧分散や寝姿勢のサポートも抜群で、日本のトップアスリートが愛用していたり、有名ホテルに採用されていたりと、高品質と信頼性が高く評価されています。
エアウィーブはサイズや硬さなどのオプションが豊富で、自分に合ったマットレスを選べるのもポイントです。エアウィーブの公式オンラインストアから購入できて、製品には30日間のトライアル保証も付帯しています。
雲のやすらぎ（ウレタン）
雲のやすらぎは、まるで雲の上に寝そべっているような寝心地を謳ったマットレス製品です。高密度のウレタンフォームを使用したマットレスで、寝心地が柔らかくて快適です。
ウレタンフォームは体圧を分散させて体にフィットするので、腰や肩などの負担を軽減します。雲のやすらぎは厚さやサイズが豊富に揃っているので、好みや部屋の大きさに合わせて選べるのが魅力です。
日本製で品質が保証されており、長く使える耐久性もあって安心して使用できます。マットレス製品には60〜100日間の返金保証が付いている製品があり、気になる製品があれば挑戦しやすいのもポイントです。
20～29センチ｜マットレスの厚さ別おすすめのメーカー
厚さ20～29センチのマットレスは、快適な寝心地と体への適切なサポートをしてくれる人気の厚みです。底付き感がほとんどないので、床に直置きをして使用しても問題ない寝心地と言えます。
ロフトがある間取りの場合、ロフト上を就寝スペースとして使用する人が多いですが、厚さ20～29センチなら天井までの圧迫感も少なく、底付き感のない安定の寝心地です。続いては、厚さ20～29センチのマットレスから特におすすめの国内外メーカーをご紹介しましょう。
日本ベッド（コイル）
日本ベッドは、国内で最も歴史のあるベッドメーカーのひとつで、高品質なコイルマットレスを製造しています。日本ベッドのコイルマットレスは、「フレックスアセンブリ」という独特の方法でスプリングユニットを造り上げています。
フレックスアセンブリとは、横向き時の体を均等に受け止められるユニット成形の技を指す名称です。ポケットコイルをまとめるときに、上・下面だけを不織布の帯でつないでいく独自の方法で、快適な寝心地を生み出すための日本ベッドの要となる技術です。
日本ベッドのコイルマットレスは、さまざまな硬さやサイズが選べるので、自分に合ったものを見つけることができます。また、耐久性や衛生面にも配慮されており、長く使えることが魅力です。
フランスベッド（コイル）
フランスベッドは、厳しい品質管理のもとで国内で唯一フランスベッドだけが生産している、高密度連続スプリングマットレスが特長です。1本の鋼線が繋がって設計されたマットレスは、ソフト層・支持層・クッション層からなる独自の3層構造です。
吸湿と発散性に優れたソフト層、体圧を分散させて安定した寝心地を保つ支持層、揺れや振動を吸収して支えるクッション層から快適な寝心地が実現されています。
ボンネルコイルやポケットコイルマットレスも販売されており、厚みは3cm〜25cm以上までと幅広いラインナップです。日本を代表するホテルをはじめとする国内の多くのホテルで採用されており、もてなしのプロの目線から選ばれた高品質が魅力のメーカーです。
東京ベッド（コイル）
東京ベッドは、海外製品のマットレスを日本人の体形や日本の気候に合わせて改良してきた歴史を持つ、国内メーカーで最初にポケットスプリングを採用した老舗ブランドです。
東京ベッドのポケットスプリングは、熱処理を施すことによって粘り強くしなやかな構造を生み出しています。巻き密度の高いコイルを使用して、スプリングの良さを最大限に活かした耐久性が魅力です。
すべてのモデルで600個以上ものスプリングを使用していて、スプリングの接着は三点止めを採用して、さらに耐久性を備えています。東京ベッドの製品は千葉県柏市の自社工場にて、ベテランの職人によってひとつひとつ丁寧な手作業で仕上げられており、安心して購入できるブランドです。
NELL（コイル）
NELL（ネル）のマットレスは、約102Kgの力で10万回もの圧力をかける試験をクリアしており、へたりやたわみ、破れや落ち込み、コイルの折れ・外れといった異常のない、高い耐久性を証明しています。製品には10年間の耐久保証が付けられている、高品質が約束された信頼のメーカーです。
また、NELLのマットレスには一般的なマットレスの約2倍もの密度の高いコイルを使用しているので、体の曲線にあわせて反発し、適切に寝姿勢をサポートします。
日々寄せられるユーザーの声から、常に製品のアップデートへ取り組み、マットレスや生地、枕などの睡眠のプロフェッショナルとのとの共同開発を進めて製品が開発されているので、高品質と高い機能性が実現しているのです。
エマ・スリープ（コイル）
エマ・スリープはドイツ発のマットレスブランドで、ドイツのフランクフルトにある独自の睡眠研究所で、製品開発やドイツの厳しい基準をクリアするための管理が徹底されています。
研究所には睡眠科学者、神経科学者、プロダクトデザイナーなど、それぞれのプロフェッショナルが集い、製品の性能や耐久性を追求しています。 製品には購入から100日間のお試し期間が付いており、万が一合わないと感じた場合には、無料で引き取りと全額返金の保証付きです。
プレミアム製品は3層のウレタンフォームとポケットコイル層で造られたマットレスで、24cmの厚みによって底つき感がなく快眠できます。0年間の品質保証も付いているので、高級マットレスを求めている人におすすめです。
IKEA（コイル）
北欧家具メーカーとして有名なIKEA（イケア）からも、コイルマットレスが販売されています。快適な睡眠をサポートするために、体圧分散や通気性に優れた構造です。コイルの数や硬さ、サイズなど、さまざまなオプションから自分に合ったものを選択できるので、体に適した製品を購入できます。
同じIKEAのベッドフレームを揃えて使うと、インテリアにも統一感が生まれますね。品質と価格のバランスが良く、コストパフォーマンス面に優れ、長く使える耐久性もあります。予算に限りがある人や、北欧ブランドが好きな人にはおすすめです。
コアラマットレス（ウレタン）
コアラマットレスは、オーストラリア発の高品質なウレタンフォームを使用したマットレスで、近年人気が急上昇しているメーカーです。
ウレタンフォームは体圧分散に優れており、さらにコアラマットレスは環境にも配慮しており、商品の製造には再生可能でリサイクルされた材料を使用しており、サステナビリティへ積極的に取り組んでいるメーカーです。
WWF（世界自然保護基金）と提携して、製品の売り上げの一部をコアラなどの絶滅危惧種に指定されている野生動物の保護団体へと寄付しています。注文から最短日での配達や120日間のお試し期間が設けられるなど、スピーディーかつ保証期間の長さも魅力です。
テンピュール（低反発）
TEMPUR（テンピュール）は、NASAの公式認定を受けた世界唯一のマットレスメーカーです。製品には電動リクライニングベッドや、ピロー、クッションなどの展開もあり、世界90カ国以上のユーザーに愛用されています。
テンピュールのマットレスは、体温や重さに応じて形状を変えるので、個人に合わせたサポートが可能です。耐久性や通気性にも優れており、長く使えます。
テンピュールのマットレスは、さまざまなサイズや硬さがありますので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。テンピュールのマットレスは、高品質な睡眠を求める方におすすめです。
マニフレックス（高反発）
マニフレックス（magniflex）はイタリア発のマットレスブランドで、創業60年以上の世界最大の寝具メーカーです。国内のプロスポーツ選手も愛用しています。
マニフレックス独自開発の高反発フォーム「エリオセル」は、スプリングやプラスチックを使用しない高反発素材で、適度な反発力から体をしっかり支えて体圧を分散します。
体への負担が最も少ない理想的な寝姿勢である立った状態と同じ姿勢を保って、快適な睡眠を実現しているのです。エリオセルはオープンセル分子構造を採用しており、通気性に非常に優れた一年中蒸れにくく快適な寝心地です。
30センチ以上｜マットレスの厚さ別おすすめのメーカー
厚さ30センチ以上のマットレスは、高級な価格帯に分類される製品がほとんどです。一流ホテルで採用されていたり、体が資本であるスポーツ選手が愛用していたりと、最高の寝心地と快適性を求める人に強い人気があります。
厚さ30センチ以上では、コイル仕様のマットレス製品が多く占めています。コイルマットレスは高い寝心地と体へのサポートを追求する人にはぴったりな製品です。高級な価格帯ではありますが、毎日の眠りに悩んでいる人はぜひ30センチ以上のマットレスを検討して、理想の睡眠を手に入れてくださいね。
シモンズ（コイル）
シモンズ（Simmons）は、世界中で愛されている高級マットレスブランドです。シモンズのベッドは、独自技術で作り上げたポケットコイルマットレスが特長で、各コイルが独立して睡眠中の体をしっかりと支えます。理想的な寝姿勢を保ち、毎朝気持ちよく目覚められるマットレスです。
シモンズは常に睡眠科学を研究開発に取り入れてきたメーカーで、ノンレム睡眠とレム睡眠のメカニズムや、ベッドの素材や機能が睡眠の質に関わるかを科学的に究明しながら商品開発を進めています。最新の科学と技術力から生み出される、品質や信頼性が抜群のマットレスメーカーです。
シーリー（コイル）
シーリー（Sealy）は、アメリカで最も歴史のあるマットレスブランドで、米国でのシェア率はNo.1、累計で世界60カ国以上のユーザーに愛用されているグローバルブランドです。世界の一流ホテルにもシーリーのマットレスが選ばれ、体重も体型も異なるユーザーが利用するホテルで採用される高い信頼を持っています。
独自技術の「プレッシャーリリーフ・インレー」は、荷重に応じた反発力とサポート力、そして不快な圧点を取り除いて体圧分散させるという2つを両立させた、シーリー独自の構造です。
整形外科医との連携し、科学・理学・機械工学などの専門家達と共に研究や開発へ取り組んでいます。数百以上に及ぶ特許を保有している、最先端の科学や医療面からアプローチしている高級メーカーです。
サータ（コイル）
サータ（Serta）は、日本の気候や住環境に合った製品を作るために、改良を重ねきたメーカーです。厳しい審査をくぐり抜けたサータの製品は、一流ホテルのスイートルームなどでも多く採用されています。高品質にこだわり、耐久性や通気性も高く、長く使えるのも魅力です。
サータのポケットコイルマットレスは、弾力が違うコイルを細かく配置していて、詰め物素材との組み合わせによって絶妙にコントロールされた寝心地が特長です。さまざまなサイズや硬さ、デザインがありますので、自分に合ったものを選べます。
全国各地にショールームか、プロショップの「サータスリープサイト」から、実際の寝心地や質感を確認できます。
マットレスの厚みを考える際の注意点
厚み30センチ以上のマットレスは確かに寝心地が最高ですが、手の届きにくい価格帯である点や、ワンルームなどに置くと空間を圧迫してしまう点がデメリットです。
マットレスの厚みを選ぶ際には、単に厚ければ良いというわけでもなく、寝姿勢や体重、体型、好みなどによって適した厚みが異なります。毎日使うマットレスは快適な寝心地はもちろんのこと、長期間使い続けられる耐久性や扱いやすいさなども考慮しておきたいところでです。
今使っているベッドフレームがあれば、フレームとの相性も考えなければなりません。続いては、マットレスの厚みを考える際の要素として抑えておきたい注意点を解説しましょう。
お手入れのしやすさを考える
マットレスには取り外し可能なカバー付きの製品があり、カバーを取り外して洗濯機で丸洗いできるものだといつでも清潔に保てます。汗や皮脂汚れ、埃などが付着する寝具は、定期的なお手入れが重要です。
通気性の高いマットレスは湿気を逃がし、カビや臭いの発生を防ぎます。特に夏場や湿度の高い地域では通気性が重要です。不快な臭いを抑えて衛生的な状態を保てます。
また、マットレスが厚すぎると、重くて持ち運びや掃除が大変になります。通気性が悪くなり、湿気やダニが発生しやすくなるのも注意点です。一方で厚みが薄すぎると、体圧分散ができず身体に負担がかかって、寝心地が悪くなります。
ベッドフレームとのサイズの兼ね合いを考える
マットレス選びの注意点として、ベッドフレームとのサイズの兼ね合いがあります。ベッドフレームが低い場合は、マットレスの厚みが高すぎると寝返りがしにくくなったり、部屋を圧迫する可能性があります。
ベッドフレームが高い場合は、マットレスが薄すぎると寝起きがしにくくなったり、ベッドの安定感がなくなったりする可能性があります。
また、ベッドフレームの幅からマットレスがはみ出してしまうと、マットレスがずれやすくなったりベッドカバーが余ってしまったりと不便です。マットレスの厚みや大きさを考える際には、ベッドフレームとのサイズの兼ね合いを考慮しましょう。
メーカー保証もチェックしておく
マットレスは長期間にわたって使用するものですが、使用方法や環境によっては、形状が損なわれたり性能が低下したりします。購入前には、マットレスのメーカー保証をチェックしておくことが重要です。
メーカー保証とは、万が一マットレスに不具合が発生した場合に、メーカーが無償で修理や交換を行なってくれるサービスです。保証期間や内容はメーカーによって異なりますが、一般的には5年から10年程度です。
メーカー保証があると、マットレスの厚みや性能が維持されるだけでなく、万が一のトラブルにも対応してもらえるため安心して使用できます。
マットレスの適した厚さは使用用途や素材によって変わる！
この記事では、マットレスの平均的な厚さや理想の厚みについてご紹介してきました。マットレスの適切な厚さは、寝心地や体への負担に直結します。
- マットレスの厚みは、寝心地、通気性、保温性、耐久性などに影響する
- スプリングマットレスはコイルの数や硬さによって寝心地が変わる
- 低反発・高反発マットレスは素材の密度や硬さで寝心地が変わる
- 自分の体重や身長に応じて適切なサイズを選ぶ
- 45kg以下の人には柔らかいマットレスがおすすめ
- 46kg～80㎏の人には通常の硬さのマットレスがおすすめ
- 81㎏以上の人にはハードタイプのマットレスがおすすめ
- 背中や腰の問題を抱える人には厚いマットレスが望ましい
快適な睡眠環境や健康面に気を配りたい場合は、約15〜25センチの厚みが快適です。特に、腰痛などの悩みがある人は、厚みのあるマットレスを選択しましょう。体重が重い場合は、厚めかつ硬めの寝心地のマットレスが適していますし、高身長の人はマットレスの長さにも注意が必要です。
個人の好みや健康状態、予算などによっても適した厚みは異なるため一概には言えませんが、できれば購入前に店頭で試し寝をしてみるのがおすすめです。ここでご紹介した素材や厚みの目安に基づいて、自分に最適なマットレスの厚さを探してみてください。
