一人暮らしの新生活では、ソファを置くかどうか悩みどころです。コンパクトなワンルームにソファーを置くと空間が圧迫されてしまい、快適さが損なわれてしまいます。
この記事では、ソファを置くことによるデメリットや、ソファの代わりとして使える代替家具についてご紹介していきます。最後におすすめの代替製品も提案しているので、限られたスペースでもおしゃれでリラックスできる空間を作りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
一人暮らしにソファがいらない理由
一人暮らしの場合、限られたスペースを最大限に活用したいと考えることが多いですよね。ソファは大きくかさばるため、部屋の広さを制限してしまう可能性があるためです。
ソファっはあったら便利だけど、一人暮らしには必要かな？
部屋が狭くなるし、購入費用も高いよね。
一人暮らしでは予算を有効に使いたいもの。ソファが必要ないと分かれば、貴重な資金を他の必須な家具や生活費などに回せます。
まずは、一人暮らしの生活でソファが必要かを検証していきましょう。不要な理由として以下のような内容が挙げられます。自分の生活にソファが必要かどうかを判断してみてください。
部屋が狭くなる
一人暮らしにおいてソファがいらない理由として、部屋が狭くなるという点が挙げられます。新しく始まる一人暮らしでは、ワンルームなどのコンパクトな間取りで生活していることが多いです。
限られたスペースを最大限に活用しなければならない中、ソファはかなりのスペースを占有します。部屋の中心的な存在となってしまうと、ソファの占有面積が大きな制約となって、動線や家具の配置に制約をもたらします。部屋が狭くなると空間が圧迫されて窮屈に感じ、開放感も損なわれてしまうのです。
購入費用が高い
一人暮らしにソファがいらない理由には、購入費用の高さも挙げられます。ソファは家具の中でも比較的高価なアイテムです。良質なものを選ぶとなると、さらに費用がかさむこともあります。
限られた予算の一人暮らしでは、生活必需品ではないソファに多額の費用をかけることに躊躇する方も多いでしょう。一人暮らしのスタート時には、購入費用の高さを考慮して、他の必要な家具や生活費などに予算を割くほうが経済的にも賢明です。
意外にあまり使わない
意外にあまり使わないというのも、ソファがいらない理由のひとつです。ソファを買うときには、テレビを見たり本を読んだり、友人を招いてくつろいだりするイメージがありますが、実際の使用頻度を考えると必ずしも必要ではありません。
外出が多い場合、実際に座ってくつろぐ時間は限られます。仕事や趣味に没頭する時間や外出先で過ごす時間が長いほど、ソファで過ごす時間は少なくなるため必要性が薄れてきます。最初は欲しいと思っても、時間が経つにつれて使わなくなることも考えられます。
掃除の手間が増える
ソファがいらない理由に、掃除の手間が増える点も挙げられます。ソファの表面やクッションの隙間には埃やゴミが溜まりやすいので、定期的な掃除が必要です。
食べこぼしによるシミや汚れも付きやすく、掃除が行き届かないと不衛生な状態となり、アレルギーやニオイの原因を作ります。ソファ下の部分にもゴミが溜まりやすく、脚の高さによっては掃除機のヘッド部分が入らないこともあります。
ソファがないと掃除機やモップでスムーズに掃除ができて、掃除へのハードルが下がり、作業効率が上がります。掃除が苦手な人は購入前にきちんと検討しておきましょう。
引っ越しの手間が増える
ソファは大きくて重たいため、引っ越しの際には運び出す作業が非常に大変です。頻繁に転居がある人や会社での異動などがある場合、ソファを持たないことで引っ越し時の手間を減らせます。
荷物が少なく引っ越し作業を自分一人で行なえる場合には、ソファを持たないことにより自分一人で運び出せる家具の範囲が増え、引っ越し費用を大きく抑えられるメリットもあります。
引っ越し先の部屋の配置やサイズによって収まらないという心配もありませんし、処分の手間や費用が掛かることもありません。自分の荷物や家具を極力減らして身軽に暮らしたい人には、あえてソファを持たない選択がおすすめです。
ソファ代わりに使える一人暮らしにおすすめの家具
家を空ける時間も多いし、ソファがなくても問題なさそうだな！
ちょっとくつろぎたいときに、ソファ代わりになる家具はあるかな？
続いては、一人暮らしをする際にソファ代わりに使える便利な家具をご紹介します。代表的なものにはデイベッドやソファベッドがあります。昼間はソファとして使い、夜はベッドとして使えるので、省スペースで機能的な役割を果たしてくれます。
使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できる三つ折りマットレスや、ベッド用の背もたれクッションなども便利です。スペースを有効に使いつつ、自分のくつろぎの場を作りましょう。
デイベッド・ソファベッド
デイベッドやソファベッドのメリットは多機能性です。昼間はソファとして使い、就寝時にはベッドとして兼用できるので、コンパクトなスペースでも圧迫感がなく有効活用できます。
デイベッドやソファベッドは座り心地も快適です。背もたれの高さ調節や角度調節など、快適に使えるよう設計されています。クッション性が高いので、快適な睡眠もしっかりサポートしてくれます。
さまざまなデザインやカラーがあるため、自分の好みやインテリアに合わせて選べるのも魅力です。友人や家族などが泊まりに来たときの、来客時のベッドとしても便利です。
ネルコンシェルジュ 木製伸長式すのこベッド
SIONの木製伸長式すのこベッドは、伸長式の丈夫なすのこ素材で作られたすのこベッドです。フレームの床部分をスライドさせるだけで、簡単にソファーとベッドの切り替えを行なえます。
ふっくらとしたボリュームのある布団を購入すれば 、就寝時には布団として使い、ソファーとして使う際には背もたれ部分へ折り曲げて使用できます。通気性の良い天然木のすのこ素材なので蒸れにくく、オールシーズン使用できるのも魅力です。
ネルコンシェルジュ ソファベッド ヴィンテージ調木製脚付き
ネルコンシェルジュのヴィンテージ調木製脚付きソファベッドは、落ち着きのあるヴィンテージデザインが魅力のソファベッドです。日中は3人まで座れるソファーとして使用できて、背もたれをフルフラットにすれば就寝時にベッドとして使えます。
背もたれの角度は 3段階で調節できるので、ソファーとして使う際には好みの角度に調節可能です。背中部分に当てたり枕として使ったりできる同素材のクッションが2つ付いています。 カラーは全部で6種類あり、レッド・アイボリー・ダークブラウン・グリーン・ネイビー・ブラウンから好みの色を選べます。
三つ折りマットレス
三つ折りマットレスのメリットは、折りたたむことでコンパクトなサイズになる収納性です。就寝時には広げてマットレスとして使用し、 起床してからは 折りたたんでおくことで部屋のスペースを広々と使えます。 畳んだままで使用すればソファや座椅子代わりにもなります。
軽量で持ち運びがしやすいため、部屋間の移動や転居時の持ち運びにも便利です。据え置きタイプのマットレスとは違い、女性でも簡単に持ち運べます。
据え置きタイプのマットレスと比較すると、三つ折りマットレスは安く購入できるため、一人暮らしの準備として必要な家具や家電類の購入費用を抑えられる メリットもあります。
アイリスオーヤマ 4WAYSソファマットレス SMTB4-S
アイリスオーヤマの4WAYSソファマットレス SMTB4-S は、ライフスタイルに合わせて4タイプの形状に変形できるのが魅力の製品です。
折りたたまずに全て広げるとフラットな マットレスとして、端だけたためば枕付きのマットレスとして、折りたためばコンパクトなソファやカウチとして、部屋の広さや置き場所に合わせた柔軟な使い方が可能です。
マットレスの厚さは約12cmと厚めに設計されているので、就寝時に体の底付き感がありません。カバーは洗濯ネットに入れて家庭用の洗濯機で洗えるので、いつでも清潔に使えます。全体の重さは約6.8kgと軽量なので、女性でも手軽に扱える点が魅力です。
ベッド用背もたれクッション
ソファ代わりに使える家具として、ベッド用の背もたれクッションもおすすめです。ベッドに座ってリラックスしたいときに、壁際やベッドのヘッドボードの手前などに置くことで背中や腰を支えてくれるので、読書やテレビ視聴、スマホ操作などが快適に行なえます。
ベッド用背もたれクッションには、さまざまな素材やサイズ、デザインがあるので、自分の好みやベッドの大きさに合わせて選ぶことが大切です。低反発ウレタンは柔らかくフィット感がありますが、高反発ウレタンは硬く安定感があります。枕代わりとして使いやすい形状や座椅子としても使える製品もあります。
FLHSLY 三角パッド
FLHSLYのベッド用背もたれは、高さ約60cm×奥行き約30cmのしっかりしたサイズ感で、快適なリラックスタイムを提供してくれます。外側のクッションカバーはフランネル素材で作られているので心地よい肌触りです。
中素材には高品質なスポンジを使用しているので反発性があり、背中を安定して支えてくれます。カバーは取り外しが可能で、 サイド 部分にはポケットが付いているので、テレビのリモコンを収納したり、スマートフォンの置き場所として使ったりできて便利です。
ベルメゾン カバーリングウォールクッション
ベルメゾンのカバーリングウォールクッションは、台形型で安定感のあるデザインが魅力のクッションです。 クッション本体の幅は、50cm・90cmの2種類から選べます。カバーにはコットンやレーヨンなどの混合素材を使用しています。
取り外して手洗いできるので衛生面でも安心です。中素材には粉砕ウレタンチップとポリエステル綿を使用しています。厚みのある設計なので、ソファのようにふかふかとしてしっかりした背もたれ感が魅力です。
カバーの底部分には面テープがついていて、同製品を複数連結することも可能です。カラー展開は ベージュ・チャコールブラウン・イエローグリーンの3色から選べます。違うカラーを組み合わせて連結させてもおしゃれです。
ビーズクッション
クッション形状を体にフィットしやすく、自在に変えられるのがメリットのビーズクッションは、一度座ったらなかなか立ち上がれない快適さから「人をダメにするクッション」として話題にもなりました。
浅く座ったり深く座ったり、寝転ぶような形にしたり、自分の好みや体の状態に合わせて調整できます。リラックスしたい時には背もたれを作り、床に座るときにはフラットな形状にするなど、くつろぎスタイルに合わせて使用できます。
ビーズクッションは軽量なので移動しやすく、室内の使いたい場所へ簡単に持ち運べます。快適な座り心地と柔軟性の高い使い方を求める人におすすめです。
無印良品 体にフィットするソファ
無印良品の体にフィットするソファは、人間工学に基づいて開発された特殊なクッションが特徴で、体の形や重さに合わせて自然に沈み込みます。
横向きで座ると柔らかい面が上側に来て、腰までしっかり包み込んで最適な姿勢を保てます。縦置きで座れば、ソファーが横へ広がって体が深く沈み込むので、昼寝や休憩時に最適です。
専用カバーは、デニム素材、生成り、ブラウン、グレーなどの全6種類が展開されているので、インテリアに合わせて選びやすいです。 クッションサイズには大小の2種類があり、小さいサイズは足置きや子どもの使用におすすめです。クッションのカバーは取り外して洗濯できて清潔に保てます。
FLYMEe bubba 1seater
FLYMEe bubba 1seaterは、頒布生地を使ったカジュアルな雰囲気が魅力のビーズクッションです。背もたれ部分と座面部分が立体的に設計されています。
ソファーとしての形状が常に保たれ、一人掛けのパーソナルソファのような安定感の高い座り心地で、クッションとソファのいいとこどりをしたビーズクッションです。裏面には移動時に便利なロープハンドルがついており、本体も軽量設計なので女性1人の力でも簡単に移動させられます。
パイピングとして施されたリネンステッチがカジュアルな雰囲気で、カントリーなインテリアになじみやすいおしゃれなデザインです。カラーバリエーションは、ストライプ・ネイビー・ブラウンの3色から選べます。
座椅子
旅館などでおなじみの座椅子はレトロなアイテムにも思えますが、近年ではおしゃれなデザインの製品が多く販売されています。背もたれを複数の角度に調整できて、フルフラットにしておけば壁に立てかけてすっきりと収納できます。
しっかりとした背もたれがついており、腰や背中を適切にサポートして長時間座っていても疲れにくく、快適な姿勢をキープできます。先ほど紹介したビーズクッションよりも軽いので、移動や配置変更も簡単です。
座椅子の中には、より快適に使うために肘置きがついたものや、リモコン類などの小物をしまっておけるポケットが付いた製品、 飲み物をしまっておけるドリンクホルダーがついている製品も登場しています。カバーの素材やカラーバリエーションも豊富です。
アイリスオーヤマ 広座面ポケットコイル座椅子 PCC-700
アイリスオーヤマの広座面ポケットコイル座椅子 PCC-700 は、高身長の人でも安定して使える高めに設計された背もたれがポイントです。 椅子の隅々までふっくらとした綿が詰まっているので体をしっかりと支えます。
座面には一般的なソファーやマットレスにも使われるポケットコイルを配置しており、耐圧分散効果が高く、長時間座っていても体への負担が少ないのが特徴です。
使用しているポケットコイルは低反発のウレタンチップで包まれており、弾力性やフィット感を高めています。リクライニング機能は42段階もあり、個人の好みの角度に設定できる機能性の高さが魅力です。
一人暮らしにソファはいらない！他の物で代用も可能
一人暮らしの生活でソファを置くことによるデメリットについてご紹介してきました。ソファは必ずしも必須な家具ではありません。部屋の狭さや引っ越しの手間、高額な購入費用など、さまざまな理由から代替案を検討する価値は大いにあります。
- 一人暮らしのコンパクトな間取りではソファはスペースを取る
- 購入費用が高いのでその分を他の必要な費用に回せる
- 仕事や外出などで在宅時間が短いと使う頻度が少ない
- ソファの隙間はゴミが溜まりやすく掃除が大変
- 引っ越し時に1人では運び出せず手間がかかる
一人暮らしでは ワンルームなどのコンパクトな間取りに住んでいる場合がほとんどです。 そこにソファがあると部屋に圧迫感が生じたり、家具などの配置に縛りが発生したり、生活動線が塞がれたりします。
部屋を広々と 使って開放感のある空間作りをしたい人は、ベッド兼用できるソファベッドや、折りたたんで収納できる三つ折りタイプ、 ビーズクッションなどを選ぶのも賢い選択です。くつろげるスペースを作れるアイテムはソファだけに限りません。代替案も検討して、自分好みの快適な空間を作り上げてみましょう。
