大学生一人暮らしの食費はいくら?1か月の平均や自炊・外食の節約術も紹介

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これから大学生になり一人暮らしを始める方は期待と不安で胸いっぱいでしょう。初めて親元を離れて生活をすることで、お金の管理の仕方が自然と身に付くとても良い機会でもあります。

一人暮らしの仕送り、バイト代などの収入から家賃などの固定費を引いて残った金額で食費や生活費を賄うことになりますので、工夫は必須です。そのためにはまず今現在の収支を把握するために家計簿をつける事もおすすめです。

今回の記事では、大学生の一人暮らしの食費や生活費の相場、費用をおさえる節約術などを紹介していきます。記事を読んでぜひこの機会に自身の収支を見直してみましょう。

大学生の1か月あたりの平均食費は24,680円

大学生の一人暮らしにかかる一般的な費用に関しては、「第 57 回学生生活実態調査 概要報告全国大学生活協同組合連合会の資料」で調査されています。

この資料によると、大学生の1ヶ月あたりの平均食費は、24,680円、単純計算で1ヶ月を31日で計算するなら1日あた796円、さらに一食あたりは265円という算出になります。一食が265円とは辛い・・と考えがちですが、例えば夜は飲食店のバイトでまかないがあるとすれば1日2食で済みますので1食398円となります。逆に友人などの付き合いで外食をした日があると、一気に数千円を使ってしまうのでこの平均では厳しくなってくるでしょう。

この金額を想定すると手軽なコンビニ食を毎食利用できる金額ではありませんので、自炊は必須ということになります。お昼は自炊で弁当を作る、値段設定が安い学食を利用する、実家から食材の仕送りをもらう、飲食店のバイトで賄いを利用するなど工夫も必要になってくるでしょう。

この平均食費24,680円という金額は、あくまでも平均なので男女で大きな差が見られたり、地域差もあったりするので、誰にでもあてはまるかと言われるとそうとも限りません。女性の場合は、男性に比べると自炊する人が多いと言え、食費を安くおさえやすい傾向があります。一方、男性は外食が多く、食事量も女性に比べると多いので、1回の外食代も高くついてしまう可能性が考えられます。実際に、34歳以下の単身世帯の平均食費で、男性と比べると、女性の食費は約10,000円安いという結果もあります。

また地域差という点では、やはり関東をはじめ大阪、福岡の主要都市の食費は高い傾向がありますす。それは単純に物価が高いからであり、家賃や生活費も大都市はどうしても地方より高くなりがちです。しかし、その分アルバイトの時給も高いので、しっかりアルバイトで稼ぐというのも重要になるでしょう。

大学生一人暮らしの妥当な食費とは?

大学生一人暮らしでは、それぞれのライフスタイルによってかなり食費が変わってきます。週5日で飲食店バイトをしている人、全食事を自炊にして昼も弁当にしている人、毎食コンビニ食にしている人、毎週飲み会をしている人などによって食費はかなり差が出ます。

そんな個々で差が出る中で、大学生一人暮らしの妥当な食費とはいくらなのか見ていきましょう。

大学生一人暮らしにかかる平均費用

全国大学生協連の調査から、大学生一人暮らしにかかる平均費用は月々12万円前後と言われています。地域や個々のライフスタイルの差はありつつも、大学生の一人暮らしにかかる費用の内訳としては以下の通りです。

家賃、水道光熱費約55,000円
食費約25,000円
交通費約3,000円
娯楽費約15,000円
消耗品費約7,000円
勉学費約3,000円
通信費約5,000円

これらを総合すると平均約120,000円前後となります。そして、仕送りの平均金額は約70,000円と言われており、約25,000円前後をアルバイトで捻出しているということです。アルバイトをしてたくさん稼ぐことはできますが、勉強の時間が取れなくなってしまうのは本末転倒ですので注意が必要です。

理想の食費の割合は収入の20%

一般的に食費の理想の割合は、収入の20%と言われています。生活費が120,000円と考えて、仕送りとバイトの稼ぎで120,000円の収入があるなら、金額にして食費は24,000円ということになります。この金額が、理想です。前項の調査でも、大学生の1か月あたりの平均食費は24,680円とありましたが、大体このような収入と食費が大学生の一般と言えるでしょう。

これ以安くおさえられれば、それに越したことはありませんが、食費を娯楽費や他の費用に回したいからといって無理に食費を削減すると、今度は健康に問題が発生する恐れもあります。反対に食費がオーバーしすぎることで、勉学費用や払うべきものの支払いができなくなるリスクもあり得ます。

食費の理想の割合は一人暮らしや大学生ではなくても「収入の20%」を目安にすると良いので、まずはこれを念頭に置き、妥当な金額であるかを都度判断するようにしましょう。

外食費によって食費は上がりがち

食費で一番金額がかさむのは外食費です。外食をすると、どうしても一人1,000円前後になってしまうことが多いでしょう。友人との付き合いなどで、飲み会に行けば一食3,000~5,000円程度かかってしまうことも。一食あたり265円で考えてみると、この金額内で食事ができる飲食店は限りなく少ないのがわかります。

しかし、疲れているときは外食に頼りたくなりますし、友達との付き合いをおろそかにしたくないという気持ちもあるでしょう。飲み会や外食の回数や予算をある程度決めておき、その他の日は残った金額でやりくりすることを考えるとうまくコントロールできるかもしれません。

あまり節約しすぎると疲れてしまったり、楽しく生活できなくなったりしてしまいます。全体的な費用もきちんと把握し、できる節約を上手く取り入れながら、生活費を調整するとよいでしょう。

外食編|大学生一人暮らしの食費をおさえる節約術

大学生一人暮らしで食費を抑えたいけれども、自炊は不得意、自炊する時間がないというような理由で、どうしても外食が中心となる生活であれば、なんとか外食内容を工夫して食費を節約してみましょう。

以下では、外食の中でも食費を節約できる方法を紹介していきます。

飲み物はできる限り持参する

食事をするときに、飲み物は必須です。さらに一日の中での水分補給も大事なので飲み物を我慢することはよくありません。しかし、自販機のペットボトルを一度購入すれば約150円前後かかり、一日数回購入しただけでも数百円利用してしまうことになります。たかが数百円と思われがちですが、毎日のこととなると、結構な金額になってしまいます。

しかし、家でお茶をつくる習慣を身につけて、タンブラーや水筒でできるだけ持参することで、自動販売機やコンビニで飲み物を購入する分を節約できます。水筒やタンブラーは、コーヒーや紅茶など様々な飲み物を入れることが可能ですし、温かいものも冷たいものも入れることが可能です。季節を問わず好きな飲み物を持参できるので、うまく活用するとよいでしょう。

お惣菜やお弁当はスーパーで買う

お惣菜やお弁当を購入する時、つい便利なコンビニで買ってしまいがちですが、できればスーパーを利用しましょう。スーパーで購入するほうが確実に安く、そして栄養のバランスもとることができます。さらに嬉しいのはスーパーなら弁当も総菜もかなりの種類があるので毎日に飽きることもないのです。

夜ごはんでスーパーを利用する時などは、夕方から始まるタイムセールに合わせると、弁当やお惣菜をさらに安く購入できます。なかなか値下げされにくいコンビニに比べ、スーパーでは必ずといっていいほど、閉店間近になれば値下げされます。購入時間帯も工夫することで、食費の節約が可能です。

学割やクーポンを活用する

飲食店によって学割やクーポンがあります。特にスマホアプリでは、さまざまなクーポンがあるのでとても便利に活用できます。飲食店クーポン専用のアプリなどは、無料でインストールできますので、よく利用するお店があればぜひチェックしてみましょう。

大学の周辺には飲食店が多いですが、そのような大学周辺の飲食店では、ほとんどが大学生に合わせた安い値段設定だったり、学割を使えるようになっていたりと、学生に優しいサービスが多く見られます。そのようなお店を利用するだけでも、かなり節約に繋がります。

まかないが出る飲食店でバイトする

自炊以外で節約の大きなポイントとなるのが、アルバイトのまかないです。飲食店のアルバイトをすると「まかない付き」という条件があるお店がありますす。まかないは、無料またはかなり安い値段で食事を提供してもらえることです。

夜にかけてアルバイトに入れば、夕食を浮かせられます。またお休みの土日に昼から夜までアルバイトをすると、昼と夜の2食がまかないで食べられますのでかなりお得になります。アルバイトでお金を稼ぎながら、食費もおさえられて一石二鳥の方法です。

まかないの多くはボリュームも多いので満足度も高く、しっかり栄養も摂取できるのでとても有効な方法です。温かいできたてを食べられるのも魅力の一つ。食費を削減したい人は、まかないに注目してアルバイト探しをすることもおすすめです。

自炊編|大学生一人暮らしの食費をおさえる節約術

大学生の一人暮らしの食費をおさえる最も有効な方法として自炊がありますが、この自炊の中でもさらに節約できる方法があります。自炊をするということは買い物に行く必要もあり、作る時間や手間も増えるので、効率的にこなす工夫が必要です。

ここからは、自炊で意識したい節約方法を紹介していきます。

■自炊のコツについては、以下の記事で詳しく紹介しています。自炊が苦手という方は、こちらの記事もご参考ください。

ネットスーパーなどを活用してまとめ買いする

スーパーへわざわざ行かなくても、ネットスーパーで効率的に買い物ができます。野菜やお肉など日持ちが短いものは別としても、賞味期限の長いものや調味料などはネットスーパーで買うとお得です。さらに頻度高く使用するものなら、まとめ買いをすることでさらにお得に購入することができます。

そしてネットスーパーの良い点は、購入することでポイントが加算され、次回の購入で使うことができたり、高い頻度でセールが開催されていたりと、金銭面でもお得なポイントがたくさんあります。わざわざお店に出向く必要もなく、時間も削減できます。

安くて腹持ちのいい食材を使う

自炊する時には安くて腹持ちの良い食材を使うことを意識しておきましょう。栄養素で言えば「食物繊維」や「タンパク質」が多く含まれているものは腹持ちが良いとされています。例えば、チーズ、ゆで卵、豆類、海藻類、バナナ、蕎麦などが腹持ちの良い食材です。ごはんも白米から玄米に変えるだけで、腹持ちが良くなります。

その他、和菓子も腹持ちが良いので、おすすめです。和菓子の中でも大福やみたらし団子などの餅系の和菓子を小腹が空いたときに食べるというのも、ひとつのアイデアです。

冷凍保存や作り置きをする

自炊の際に作りすぎたり、食べきれなかったりした食品は、冷凍保存を有効に活用しましょう。さらに賞味期限が近いものは調理してしまって作り置きにしておくことで、調理の時短にもつながります。

まとめ買いをして一日かけて作り置きを作っておくことで、金額的にも時間的にも節約できるのです。特に冷凍保存は有効です。食パンや野菜などを購入しても、賞味期限・消費期限内に一人で食べきれない場合がありますが、冷凍しておけば日持ちしますの安心して食べることができます。

食費以外の費用を見直す必要もあるかも

食費は節約することができる要素がたくさん詰まっています。しかし食費というのは健康に直結しますので、節約ばかりを意識するのも危険です。節約を生活費全体で考えて、食費以外の部分で見直す必要もあると言えるでしょう。

例えば、

  • スマホを格安に変えて通信費を安くする
  • 娯楽時間を削ってまかない付きのアルバイトをする
  • 車や電車を使う距離を健康と節約を兼ねて歩くことにする
  • 家賃の安いところに引っ越す、または寮に入る
  • 無駄なサブスクを切る
  • シェアハウスを利用する

など、その他の費用面で削減できる部分を探してみましょう。

さらに、大事なことは自分の現在の収支をきちんと記録しておくことです。いわゆる家計簿をつけて収支管理をするのですが、この管理をするだけで無駄な買い物が一目でわかり、早く改善にも取り掛かれます。

家計簿をつけることがめんどくさいと言う人は、家計簿アプリを使ってみましょう。レシートをスキャンするだけのものや、クレジットカードからそのまま家計簿を作成してくれるものなど、簡単に管理できる家計簿がありますので活用して、収支管理をしてみましょう。

また、国内でシェアハウスをお探しの方は下記メディアをご確認ください。

参考: シェアハウス検索サイト『シェアシェア

参考: シェアハウスを全国から探せるポータルサイト『シェアハウスチンタイ

■一人暮らしの節約術については、以下の記事で詳しく解説しています。

食費だけでなく一人暮らしにおける費用を見直してみよう

一人暮らしは、自由な時間が増えることで無駄使いも増えてしまいます。しかし大学生にもなれば、将来のための貯金もしていきたいところ。まず家計簿アプリなどを活用して、自身の現在の収支をチェックしていくことで無駄使いを省きましょう。

中でも食費は、ライフスタイルによって大きな最が生じる費用項目です。自炊をうまく活用することで、まずは大きく食費をおさえることが可能です。外食でもクーポンを活用したり、まかない付きのバイトにチャレンジしたりなど、工夫によっては費用をおさえられます。自分の生活と照らし合わせて、どのような工夫ができるのか考えてみましょう。

とはいえ大学生は勉学が本業であり、健康維持も大切なので無理な節約をせず、できる範囲で節約しながら、生活費の調整を試みるのがよいでしょう。お金のことを気にしすぎて、生活や健康を乱すことにならないように気を付けましょう。

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